説明

スイッチング電源

【課題】 コストと大型化を抑制して、およそ400v〜600vの高電圧に対応することができるスイッチング電源を提供すること。
【解決手段】 スイッチ素子TR1の上流側に高電圧の入力を行い、スイッチ素子TR1の制御されたスイッチング駆動により、スイッチ素子TR1の下流側に安定した低電圧の出力を行うスイッチング電源1において、スイッチ素子TR1の制御端子に両端電圧を高電圧に応じた高い電位差に設定されたカップリングコンデンサC3を介する構成にした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スイッチング電源の技術分野に属する。
【背景技術】
【0002】
従来では、スイッチングトランジスタのオン時間を監視するスイッチングトランジスタ監視制御部と、その監視結果に基づきスイッチング電源用制御回路と外部電源との接続部に設けられたスイッチのオン/オフ制御を行う電源制御回路を用いている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2007−306716号公報(第2−5頁、全図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来のスイッチング電源にあっては、例えば電気自動車やハイブリッド車の高電圧バッテリを高電圧側として用いると、その高電圧は400v〜600vになるため、これに耐えることができる部品に変更することになり、高コスト、大型化してしまうという問題があった。
入手容易な電子部品の多くは商用電源(AC100V)を基本に設計されているため、高電圧では、部品の選択枝が極端に少なくなり、高価で大型化することを説明として加えておく。
【0004】
本発明は、上記問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、コストと大型化を抑制して、およそ400v〜600vの高電圧に対応することができるスイッチング電源を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、本発明では、スイッチ素子の上流側に高電圧の入力を行い、前記スイッチ素子の制御されたスイッチング駆動により、前記スイッチ素子の下流側に安定した低電圧の出力を行うスイッチング電源において、前記スイッチ素子の制御端子に両端電圧を高電圧に応じた高い電位差に設定されたカップリングコンデンサを介する構成にした、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
よって、本発明にあっては、コストと大型化を抑制して、およそ400v〜600vの高電圧に対応することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明のスイッチング電源を実現する実施の形態を、請求項1,2,3に係る発明に対応する実施例1と、請求項4,5に係る発明に対応する実施例2に基づいて説明する。
【実施例1】
【0008】
まず、構成を説明する。
図1は実施例1のスイッチング電源の構成を示す回路図である。
実施例1のスイッチング電源1は、制御回路2、出力電圧検出抵抗3、ゲート駆動回路4、起動回路5、入力端子6、出力端子7を備えている。
制御回路2は、スイッチング制御部IC2、抵抗R6、R7、R9、R10、コンデンサC7〜C10、ダイオードD4を備え、出力電圧検出抵抗3からの検出値に応じて、ゲート駆動回路4への指令出力を行う。
なお、スイッチング制御部IC2は、低電圧出力電圧が発生していない起動時には起動回路5からの供給電圧を端子sp_VからVcc端子に入力し、低電圧出力電圧が出力されるとダイオードD4を介してVcc端子に入力する。また、スイッチング制御部IC2は、その各端子に自身が動作するための供給電圧、入力信号、出力信号、基準電圧、グランド端子等の必要な接続を行う。
【0009】
出力電圧検出抵抗3は、抵抗R2、R5を備え、低電圧出力を抵抗R2、R5で分圧して、分圧値を検出値として制御回路2へ出力する。
ゲート駆動回路4は、トランジスタTR2、TR3、抵抗R3、R4、ダイオードD3を備え、制御回路2からの指令に従って、トランジスタTR1のゲート駆動信号を出力する。
トランジスタTR2は2つのトランジスタのエミッタを共通の出力とする構成で、プッシュプル動作を行う。
トランジスタTR3は、トランジスタTR2を駆動するためのオンオフ動作を制御回路2からの出力により行う。
【0010】
起動回路5は、起動制御部IC1、コンデンサC5、C6を備える。
起動制御部IC1は、制御回路2のスイッチング制御部IC2や、ゲート駆動回路4の起動時の電源供給を行う。
入力端子6は、高電圧が入力される端子である。
出力端子7は、低電圧が出力される端子である。
【0011】
さらに、高電圧入力はインダクタンスL1を介して、低電圧出力となるようにし、インダクタンスL1の上流側には、スイッチ素子TR1のソース、ドレイン間を介するように設ける。
そして、スイッチ素子TR1のゲートを、カップリングコンデンサC3を介してゲート駆動回路4の出力に接続する。
【0012】
またさらに、スイッチ素子TR1のゲートとカップリングコンデンサC3の間と高電圧入力側にバイアス抵抗R1とダイオードD1を並列に接続するよう設ける。そして、カップリングコンデンサC3とバイアス抵抗R1で構成される時定数がゲート駆動回路4からの駆動パルス幅よりも大きく約170倍に設定する(図4参照)。
さらに、制御回路2からゲート駆動回路4への出力ラインには、抵抗R11を介するようにし、グランドとの間に抵抗R12を設ける。
また、低電圧出力ラインには、電圧リップルを平滑するために、グランドとの間にコンデンサC1、C2を設ける。
【0013】
次に、作用を説明する。
[高電圧へのコストを抑制した対応作用]
図2はゲート駆動回路のA点、B点、カップリングコンデンサの両端のゲート駆動波形の図である。図3はゲート駆動回路のA点、B点のゲート駆動波形、低電圧出力波形の図である。図4はパルス幅設定を示す表図である。
【0014】
実施例1のスイッチング電源では、入力端子6より高電圧電源が接続されると、バイアス抵抗R1を介してカップリングコンデンサC3に電荷が注入され、カップリングコンデンサC3に接続されたPチャネル構成のスイッチ素子TR1のゲート電位がソース電位と同一となる。
すなわち電源投入時にはスイッチ素子TR1はオフ状態になり、下流(低電圧出力)に高電圧は印加されない。
【0015】
また、電源投入時直後は起動回路5からの起動電源が供給されていないため、スイッチング制御部IC2の制御出力(PWM信号)からは、スイッチ素子TR1をオフさせる値(ローレベル)が出力される。
【0016】
起動回路5が動作後、出力電圧検出抵抗3(抵抗R2、R5)により分圧された出力電圧は、スイッチング制御部IC2のエラーアンプに入力され、スイッチング制御部IC2の内部の基準電圧と比較される。
分圧値は、低電圧出力を示すので、内部基準電圧との差により、低電圧出力が所定の範囲の値で定常的に出力されるように、スイッチング制御部IC2のOUT端子からオンオフ制御信号が出力される。
電源投入後初期には低電圧出力が0Vであるため、その比較結果はスイッチ素子TR1をオンさせる制御出力(PWM信号)がスイッチング制御部IC2から出力される。
【0017】
そのため、ゲート駆動回路4のトランジスタTR2の出力は0Vとなり、カップリングコンデンサC3の両端電圧が保持されたままスイッチ素子TR1のゲート電圧を引き下げる。
【0018】
実施例1では、カップリングコンデンサC3とバイアス抵抗R1とで構成される時定数を、ゲート駆動回路4からの駆動パルス最大幅よりも大きく設定しているため(約170倍)、ゲート駆動回路4からのパルス幅では、カップリングコンデンサC3の両端電圧は変化せずに335Vのままとなる(図1のB点−A点の電圧波形である図2(c)参照)。
【0019】
そして、ゲート駆動回路4からの0V基準の15V振幅パルス信号レベルを335V基準の15V振幅にレベルシフトした電圧波形がスイッチ素子TR1のゲート電圧に印加される(図1のB点の電圧波形である図2(a)参照)。その結果、スイッチ素子TR1はオン状態へと移行する。この一連の動作がPWM周期(実施例では100kHz)ごとに繰り返され、図3に示すように低電圧側の出力が所定値を出力するよう立上り、維持されることになる。
【0020】
このように、実施例1のスイッチング電源では、カップリングコンデンサC3とスイッチ素子TR1が高電圧対応部品となるが、他の高電圧側部品を15V対応部品にすることができるため、低コスト、小型化を維持することになる。
【0021】
次に、効果を説明する。
実施例1のスイッチング電源にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
【0022】
(1)スイッチ素子TR1の上流側に高電圧の入力を行い、スイッチ素子TR1の制御されたスイッチング駆動により、スイッチ素子TR1の下流側に安定した低電圧の出力を行うスイッチング電源1において、スイッチ素子TR1の制御端子に両端電圧を高電圧に応じた高い電位差に設定されたカップリングコンデンサC3を介する構成にしたため、コストと大型化を抑制して、およそ400v〜600vの高電圧に対応することができる。
【0023】
(2)上記(1)において、カップリングコンデンサC3へ高電圧の入力側から充電を行うバイアス抵抗R1を設け、バイアス抵抗R1とカップリングコンデンサC3で構成する時定数が、スイッチ素子TR1を駆動するパルス幅の制御上取り得る最大幅より大きく設定されているため、スイッチ素子TR1の制御パルスでは、カップリングコンデンサC3の両端電圧が変化しないようにして、高い電位差(実施例1では335V程度、必要に応じてこれより高い電圧を設定する)を維持し、他の構成部品が高い電圧に対応した部品でなくてよいようにして、コストと大型化を抑制して、およそ400v〜600vの高電圧に対応することができる。
【0024】
(3)上記(1)または(2)において、低電圧出力の値を検出する出力電圧検出抵抗3と、低電圧出力の検出値に基づいて、スイッチ素子TR1の制御指令を出力する制御回路2と、制御回路2の制御指令に従って、スイッチ素子TR1の駆動信号を出力するゲート駆動回路4と、高電圧入力を用いて、制御回路2及びゲート駆動回路4を起動させるための電源供給を行う起動回路5を備え、カップリングコンデンサC3は、ゲート駆動回路4の出力とスイッチ素子TR1のゲートの間に設けられたため、カップリングコンデンサC3が高電圧な電位差を維持したまま、制御パルス駆動を行なうため、他の回路構成部品が高電圧に対応せずに済むことにより、コストと大型化を抑制して、およそ400v〜600vの高電圧に対応することができる。
【実施例2】
【0025】
実施例2は、高電圧電源電圧が低電圧側に漏れるのを防止した例である。
構成を説明する。
図5は実施例2のスイッチング電源の構成を示す回路図である。
実施例2では、スイッチ素子TR1、バイアス抵抗R1の上流側に漏れ防止回路8を設けている。
漏れ防止回路8は、ダイオードD5、抵抗R13、R14、コンデンサC4、トランジスタTR4を備えている。
【0026】
トランジスタTR4は、スイッチ素子TR1のゲート端子とカップリングコンデンサC3の間と高電圧側ラインを接続するように設けられたバイアス抵抗R1と並列に、エミッタ端子を高電圧側ラインへ接続し、コレクタ端子をバイアス抵抗R1の下流側に接続する。
そして、ベースは、上流側から抵抗R14、R13の順に直列に配置された下流に接続する。さらに、抵抗R14、R13の中間は、コンデンサC4を介してグランドに接続する。抵抗R14には、並列にダイオードD5を設ける。ダイオードD5はカソードを上流側とする。
【0027】
作用を説明する。
[高電圧電源電圧の低電圧側への漏れを防止する作用]
図6は実施例2のスイッチング電源における高電圧入力波形、B点のゲート駆動パルスの電圧波形、低電圧側の出力電圧波形のタイムチャートである。図7は漏れ防止回路8を設けない場合のスイッチング電源における高電圧入力波形、B点のゲート駆動パルスの電圧波形、低電圧側の出力電圧波形のタイムチャートである。
【0028】
実施例2のスイッチング電源1において、入力端子6から高電圧電源が接続されると、バイアス抵抗R1を介して、カップリングコンデンサC3に電荷が注入される。そして、カップリングコンデンサC3に接続されたPチャネル構成のスイッチ素子TR1のゲート電位がソース電位と同一となる前に、スイッチ素子TR1のソースが高くなってしまうために、図7(c)に示すように、高電圧(図7では80V程度)が低電圧出力に漏れ出してしまう。
【0029】
これは、高電圧電源電圧の電圧上昇率が高いために発生する。言い換えると、立上りが早いために発生する。
実施例2では、漏れ防止回路8において、スイッチ素子TR1のゲート電位の上昇を遅らせているバイアス抵抗R1にトランジスタTR4を導通させる。これにより、バイパス(短絡)させて、スイッチ素子TR1のゲート電位をソース電位の上昇に遅れること無く上昇させている。
【0030】
入力端子6より供給される高電圧電源の電圧上昇が大きい場合には、抵抗R14を介してコンデンサC4に電荷が注入され、PNP接続構成のバイパス用のトランジスタTR4のベース電位を上昇させる。これにより、スイッチ素子TR1のゲート電位がソース電位と同一となる前に、スイッチ素子TR1のソースが高くなってしまうことが防止され、低電圧側への漏れが防止される(図6参照)。しかし、抵抗R14とコンデンサC4で構成される時定数が大きいため(遅れ要素)、コンデンサC4に電荷が注入され電位が上昇するのに時間がかかる。
【0031】
その遅れ時間の間は、バイパス用のトランジスタTR4のベース電圧がエミッタ電圧よりも低いため、トランジスタTR4のエミッタ、コレクタ(図5のB点)は導通しバイアス抵抗R1の両端を短絡させ、スイッチ素子TR1のゲート電位を速やかに上昇させる。
なお、ダイオードD5は、高電圧電源が急速に電圧降下した場合にトランジスタTR4のベース電位がエミッタ電位を超えることを防ぐ保護を行う。
【0032】
次に、効果を説明する。
実施例2のスイッチング電源にあっては、実施例1の(1),(2)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(4)上記(2)において、高電圧入力の電圧上昇率が大きい場合にのみバイアス抵抗R1をバイパスさせる漏れ防止回路8を設けたため、高電圧側の電圧上昇率が大きい場合に、変動分を吸収するようにして安定した低電圧出力を行うことができる。
【0033】
(5)上記(4)において、漏れ防止回路8は、バイアス抵抗R1と並列にコレクタ、エミッタを接続したトランジスタTR4と、高電圧入力側からトランジスタTR4のベースへ接続するよう直列配置で設けられた抵抗R14及び抵抗R13と、抵抗R14と抵抗R13の中間とグランドの間に設けられたコンデンサC4と、抵抗R14と並列に配置されたダイオードD5を備えたため、変動分をコンデンサC4へ引き込むようにして吸収し、安定した低電圧出力を行うことができる。
また、バイアス抵抗R1とカップリングコンデンサC3によって構成される時定数を小さくすることなく、高電圧電源の変動に対応することができる。
【0034】
以上、本発明のスイッチング電源を実施例1、実施例2に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
【0035】
例えば、実施例1及び実施例2のスイッチング電源は、電気自動車やハイブリッド自動車において、高電圧の2次電池により、低電圧の装置、例えば電動コンプレッサ等を駆動する電源に適している。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】実施例1のスイッチング電源の構成を示す回路図である。
【図2】ゲート駆動回路のA点、B点、カップリングコンデンサの両端のゲート駆動波形の図である。
【図3】ゲート駆動回路のA点、B点のゲート駆動波形、低電圧出力波形の図である。
【図4】パルス幅設定を示す表図である。
【図5】実施例2のスイッチング電源の構成を示す回路図である。
【図6】実施例2のスイッチング電源における高電圧入力波形、B点のゲート駆動パルスの電圧波形、低電圧側の出力電圧波形のタイムチャートである。
【図7】漏れ防止回路を設けない場合のスイッチング電源における高電圧入力波形、B点のゲート駆動パルスの電圧波形、低電圧側の出力電圧波形のタイムチャートである。
【符号の説明】
【0037】
1 スイッチング電源
2 制御回路
3 出力電圧検出抵抗
4 ゲート駆動回路
5 起動回路
6 入力端子
7 出力端子
8 漏れ防止回路
C3 カップリングコンデンサ
IC1 起動制御部
IC2 スイッチング制御部
R1 バイアス抵抗
C1、C2、C4〜C10 コンデンサ
R2〜R7、R9、R10、R12〜R14 抵抗
R8、R11 欠番
L1 インダクタンス
TR1 スイッチ素子
TR2〜TR4 トランジスタ
D1〜D5 ダイオード

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スイッチ素子の上流側に高電圧の入力を行い、前記スイッチ素子の制御されたスイッチング駆動により、前記スイッチ素子の下流側に安定した低電圧の出力を行うスイッチング電源において、
前記スイッチ素子の制御端子に両端電圧を高電圧に応じた高い電位差に設定されたカップリングコンデンサを介する構成にした、
ことを特徴とするスイッチング電源。
【請求項2】
請求項1に記載のスイッチング電源において、
前記カップリングコンデンサへ高電圧の入力側から充電を行うバイアス抵抗を設け、前記バイアス抵抗と前記カップリングコンデンサで構成する時定数が、前記スイッチ素子を駆動するパルス幅の制御上取り得る最大幅より大きく設定されている、
ことを特徴とするスイッチング電源。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のスイッチング電源において、
低電圧出力の値を検出する出力電圧検出手段と、
低電圧出力の検出値に基づいて、前記スイッチ素子の制御指令を出力する制御手段と、
前記制御手段の制御指令に従って、前記スイッチ素子の駆動信号を出力するスイッチ素子駆動手段と、
高電圧入力を用いて、前記制御手段及び前記スイッチ素子駆動手段を起動させるための電源供給を行う起動手段と、
を備え、
前記カップリングコンデンサは、前記スイッチ素子駆動手段と前記スイッチ素子の制御端子の間に設けられた、
ことを特徴とするスイッチング電源。
【請求項4】
請求項2に記載のスイッチング電源において、
高電圧入力の電圧上昇率が大きい場合にのみ前記バイアス抵抗をバイパスさせる漏れ防止手段を設けた、
ことを特徴とするスイッチング電源。
【請求項5】
請求項4に記載のスイッチング電源において、
前記漏れ防止手段は、
前記バイアス抵抗と並列にコレクタ、エミッタを接続したトランジスタと、
高電圧入力側から前記トランジスタのベースへ接続するよう直列配置で設けられた第1抵抗及び第2抵抗と、
前記第1抵抗と第2抵抗の中間とグランドの間に設けられたコンデンサと、
前記第1抵抗と並列に配置されたダイオードと、
を備えたことを特徴とするスイッチング電源。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−291058(P2009−291058A)
【公開日】平成21年12月10日(2009.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−144195(P2008−144195)
【出願日】平成20年6月2日(2008.6.2)
【出願人】(000004765)カルソニックカンセイ株式会社 (3,404)
【Fターム(参考)】