説明

作業機

【課題】本発明は、旋回に係る操作性を大幅に高めることができる作業機を提供することを課題とする。
【解決手段】作業機としての耕耘機10は、機体11にエンジン12を備え、このエンジン12から耕耘爪32に駆動力を断接するクラッチ51を備え、機体11に、クラッチ51が接続されているとのクラッチスイッチ52の情報を受け、デフロック機構61がロック状態であるというデフロックスイッチ66の情報を受けたときにエンジン12の回転速度を高速になるように制御する制御部84を備えている。クラッチ51が接続され、且つ、デフロック機構61がロック状態であるという情報を受けたときにエンジン12の回転速度を高速になるように制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業部をエンジンの動力によって駆動する型式の作業機に関する。
【背景技術】
【0002】
機体に作業部を備え、この作業部をエンジンの動力によって駆動する型式の作業機が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2001−269015公報(図1)
【0003】
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図7は従来の技術の基本構成を説明する図であり、作業機としての耕耘機100には、機体101と、この機体101に搭載したエンジン102と、このエンジン102の動力を断接するクラッチ部103と、このクラッチ部103に連結軸104を介して連結した耕耘軸106と、この耕耘軸106に取り付けた作業部としての耕耘爪105と、を備えている。110は耕耘深さを設定する抵抗棒である。
【0004】
作業者は、後方から操作ハンドル107に設けたグリップ108をつかみ、クラッチ部103を断接するクラッチレバー109をオンの状態にしつつ後方から連れ歩いて耕耘作業を行う。
【0005】
ところで、特許文献1の耕耘機100では、直進しながら耕耘作業を行い、いわゆる、枕地と呼ばれる田畑の端部で180°旋回し、再度耕耘作業に入る。
旋回時において、作業者は、最初に、機体101の後部を持ち上げて耕耘爪105の一部を土壌から浮かせるとともにエンジン回転速度を下げる。次いで、機体101を旋回させる。最後に、機体101の後部を下げて耕耘爪105を土壌に押し当て、エンジン回転速度を上げる操作を行う。この場合に、作業者は、上記一連の操作を短時間で行わなければならないので、旋回に係る操作は煩雑なものとなる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、旋回に係る操作性を大幅に高めることができる作業機を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に係る発明は、所定の低速と、この低速より回転速度が高い高速に回転速度を設定することができるエンジンで、機体に設けた左右の車輪および作業部を駆動するとともに、作業者が前記機体の後方から連れ歩く型式の作業機において、この作業機は、エンジンの動力を左右の車輪へ伝達する第1駆動系に、デファレンシャル機構を備えるとともに、このデファレンシャル機構をロック状態にするデフロック機構を備え、且つ、このデフロック機構にデフロック機構がロック状態またはアンロック状態であることを検出するデフロックスイッチを備え、エンジンの動力を作業部へ伝達する第2駆動系に、動力を断接するクラッチを備え、このクラッチにクラッチの断接状態を検出するクラッチスイッチを備え、クラッチが接続されているとのクラッチスイッチの情報を受け、デフロック機構がロック状態であるというデフロックスイッチの情報を受けたときにエンジンの回転速度を高速になるように制御し、クラッチが切断されているとのクラッチスイッチの情報を受け、若しくは、デフロック機構がアンロック状態であるというデフロックスイッチの情報を受けたときにエンジンの回転速度を低速になるように制御する制御部を備え、ていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
請求項1に係る発明では、作業機には、デフロック機構がアンロック状態であるというデフロックスイッチの情報を受けたときにエンジンの回転速度を低速になるように制御する制御部が備えられている。
【0009】
デフロック機構がアンロック状態であるという情報を受けたときに、エンジンの回転速度を低速にすることができる。
従来、作業機を旋回させる場合には、機体の後部を持ち上げて機体を傾け、エンジン回転速度調整レバーを操作して、エンジンの回転速度を下げる。そして、機体を旋回させる。機体を旋回させた後、機体の後部を下げ、作業部としての耕耘爪を土壌に押し当て、エンジンの回転速度を上げるという一連の操作を短時間で行う必要があった。かかる操作は煩雑なものであった。
【0010】
この点、本発明では、デフロック機構がアンロック状態であるという情報を受けたときに、旋回時であると判断するようにした。旋回時に、デフロック機構がアンロック状態であるというデフロックスイッチの情報を受けて、制御部は、エンジンの回転速度を低速にする指令を行う。
【0011】
そうすれば、旋回時において、作業者は、エンジン回転速度調整レバーを操作して、エンジンの回転速度を下げる操作を行う必要はない。
旋回時に、エンジンの回転速度を下げる操作が不要になる。つまり、旋回時における操作が減ることになるので、旋回に係る操作性を大幅に高めることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る作業機の左側面図、図2は本発明に係る作業機の平面図である。以下、図1〜図2を参照して説明を行う。
作業機としての耕耘機10は、機体11と、この機体11に搭載される動力源としてのエンジン12と、機体11の下部に設けエンジン12によって駆動される左右の車輪13、13と、機体11の後方に配置され耕耘作業を行うロータリ耕耘部14と、機体11の後部から斜め後上方に延びており、その後端部に作業者が運転時に把持するグリップ部15を有する操作ハンドル16と、を備えており、作業者が機体11の後方から連れ歩く型式の耕耘機10である。
【0013】
操作ハンドル16は、機体11の斜め後上方に延びている左右の傾斜部17L、17Rと、これら左右の傾斜部17L、17Rの間に水平に掛け渡し作業者がつかむグリップ部15を含む水平部18とからなる。
【0014】
操作ハンドル16において、右の傾斜部17Rに、且つ、水平部18に近い側に、後述するデフロックレバー22が取り付けられ、このデフロックレバー22の後方に、エンジン12の回転速度を調整するエンジン回転速度調整レバー23が取り付けられ、このエンジン回転速度調整レバー23の後方に、エンジン12の動力を作業部としての耕耘爪32に断接するクラッチ本体24に作用するクラッチレバー25が取り付けられており、好ましい操作性が確保されている。
【0015】
操作ハンドル16は、機体11との結合部に支点26を有し、図想像線で示されるように、作業者の体格などに合わせて揺動可能に設けられており、グリップ部15の高さを調整することができる。
【0016】
また、ロータリ耕耘部14は、耕耘軸31とこの耕耘軸31に取り付けた作業部としての耕耘爪32と、この耕耘爪32の上方を覆う耕耘カバー33と、この耕耘カバー33の後部にヒンジ部34を介して揺動自在に下げた耕耘爪32の下方を覆うリヤガード35と、を備えている。耕耘爪32とは、耕耘軸31に装着して土壌を耕起、土塊を粉砕する刃である。
【0017】
図中、38は変速レバーである。この変速レバー38は、左右の車輪13、13を駆動する後述の第1駆動系41の構成要素として変速機42から斜め後上方に、作業者が操作可能な範囲に延設されている。
なお、本実施例において、作業部としての耕耘爪32は、機体の後方に配置されているが、機体の前方、機体の左右側方あるいは機体の下方に配置することは差し支えない。
【0018】
図3は本発明に係る作業機に設けたクラッチ操作部の説明図および作用図であり、水平幅方向に延びている操作ハンドル16のグリップ部15の近傍に、クラッチの構成要素としてのクラッチ本体(図1の符号24)を断接するクラッチレバー25が揺動可能に設けられ、このクラッチレバー25に近接してクラッチ本体24が接続されたことを検出するクラッチスイッチ52が設けられている。クラッチスイッチ52は、クラッチの断接状態を検出するものである。
【0019】
クラッチスイッチ52は、操作ハンドル16に、クラッチブラケット53を介して取り付けられている。クラッチスイッチ52には、リミットスイッチが利用されている。
【0020】
クラッチレバー25は、軸部54と、この軸部54に揺動可能に取り付けクラッチの断接レバーとしてのレバー部55と、軸部54に設けレバー部55をグリップ部15から離す方向に付勢するばね部56と、からなる。
【0021】
図中実線で示されているレバー部55の位置は、クラッチが遮断されている状態(OFF)のときの位置であり、クラッチスイッチ52の検出部52sにレバー部55が接触している。
【0022】
図中、2点鎖線で示されているレバー部55の位置は、クラッチ(図1の符号51)が接続されている状態(ON)のときの位置であり、作業者の操作によりレバー部55がグリップ部15に引きつけられている。このとき、クラッチスイッチ52の検出部52sからレバー部55は離間している。図中、58はレバー部55に取り付けられ検出部52sに当接する板状のストライカーである。
【0023】
図4は本発明に係る作業機に設けたデフロックレバーの側面図および作用図であり、デフロック機構61は、デフロックレバー22を有する。
デフロックレバー22は、操作ハンドル16の右の傾斜部17Rに取り付けたデフロックブラケット62と、このデフロックブラケット62に軸63を介して揺動可能に取り付け側面視コ字状を呈するレバー64と、このレバー64の下端部に取り付けたストライカー65によって押圧可能に配置され、デフロック機構61がロック状態またはアンロック状態であることを検出するデフロックスイッチ66と、を備えている。図中、67は作業者からロック状態またはデフロック状態を視認し易くする表示プレートである。
【0024】
レバー64の中間部にレバー64の揺動中心としての軸63が設けられ、レバー64の上端部に作業者が握る握り部71が設けられ、レバー64の下端部に左右の車輪13、13に駆動力を伝達するデファレンシャル機構(後述する図5の符号72)に延びているワイヤ73が連結されている。
【0025】
図中実線で示されているレバー64の位置は、旋回時の位置であって、デフロック機構61がアンロック状態であるときの位置であり、デフロックスイッチ66の検出部66sからレバー64は離間している。このとき、旋回などを行わせることができる。
【0026】
図中、2点鎖線で示されているレバー64の位置は、耕耘時の位置であって、クラッチ本体が、接続されている状態(ON)のときの位置であり、ワイヤ引張荷重の支点越えによって、レバー64が前端部に保持される。このとき、機体11に耕耘などを行わせることができる。
【0027】
図5は本発明に係る作業機の構成を説明するブロック図であり、作業機としての耕耘機10を構成する機体11に、エンジン12が設けられ、このエンジン12により駆動され田畑を耕耘する作業部としての耕耘爪32が設けられるとともに、エンジン12から左右の車輪13、13および耕耘爪32に向け駆動力を伝達する駆動系21が設けられている。
駆動系21は、エンジンの動力を左右の車輪13、13へ伝達する第1駆動系41と、エンジン12の動力を作業部としての耕耘爪32に伝達する第2駆動系75とからなる。
【0028】
第1駆動系41には、デファレンシャル機構72を備えるとともに、このデファレンシャル機構72をロック状態にするデフロック機構61を備え、且つ、このデフロック機構61にデフロック機構61がロック状態またはアンロック状態であることを検出するデフロックスイッチ66を備えている。
【0029】
第2駆動系75には、エンジン12の動力を作業部としての耕耘爪32に伝達する駆動系21に動力を断接するクラッチ51を備えている。前述したように、クラッチ51には、クラッチ51の断接状態を検出するクラッチスイッチ52が備えられている。
【0030】
クラッチ51は、クラッチ本体24と、このクラッチ本体24から延びているケーブルワイヤ50と、このケーブルワイヤ50に接続するクラッチレバー25とを主要な構成要素とする。
【0031】
クラッチ本体24は、エンジン12と耕耘爪32の間に介在され、その上流側にエンジン12の出力軸12Jと、このエンジン12の出力軸12Jに、耕耘爪32を含む耕耘軸31に駆動力を伝達する伝達軸76が連結されている。エンジン12、クラッチ51、伝達軸76および耕耘軸31は、第2駆動系75に含まれている。
【0032】
エンジン12には、その出力軸12Jの回転速度を検出するエンジン回転センサ81、供給する燃料の量を調整するスロットル弁82、およびこのスロットル弁82の開き量を調整するスロットル弁制御モータ83を備えている。
【0033】
また、機体11に、クラッチ51が接続されているとのクラッチスイッチ52の情報を受け、デフロック機構61がロック状態であるというデフロックスイッチ66の情報を受けたときにエンジン12の回転速度を高速になるように制御する制御部84が設けられている。なお、制御部84をエンジン12に設けることは差し支えない。
図中、85は制御部84とスロットル弁制御モータ83の間に介在させたドライバ、86はスロットルの実際の開度を検出するスロットル開度センサである。
【0034】
すなわち、機体11に搭載したエンジン12は、制御部84から指令を受けたスロットル弁制御モータ83によって、所定の低速と、この低速より回転速度が高い高速に回転速度を設定するようにした。
【0035】
図6は本発明に係る作業機の動作フロー図であり、図1〜図5に基づき説明を行う。
STXXは、ステップ番号を示す。
以下説明において、エンジン12が始動されたという前提で説明する。エンジン12が始動されると、すぐにこのフローは開始される。
ST01〜ST03において、作業機(耕耘機10)は直進で、且つ、耕耘作業をする場合のフローが示されている。
ST01でクラッチレバー25が引かれているか否かを判断する。クラッチ51がオン(ON)であれば、耕耘爪32が回転し、ST02に進む。
ST03でデフロック機構61がロック状態にあるとのデフロックスイッチ66の情報を受け、エンジン12は高速で回転する(ST03)。
【0036】
以下、作業機(耕耘機10)が旋回する場合のフローを説明する。
ST01でクラッチ51が接続されていないとのクラッチスイッチ52の情報を受けたとき(クラッチオフのとき)、エンジン12は低速(Ni)で回転する(ST04)。
【0037】
また、デフロック機構61がアンロック状態であるとのデフロックスイッチ66の情報を受けたとき(デフロックスイッチ66がオフのとき)は、後述するように、旋回時であると判断し、エンジン12は低速(Ni)で回転する(ST04)。以上で、エンジン回転数制御の1サイクルが終了する。
【0038】
すなわち、本発明に係る作業機としての耕耘機10に、クラッチ51が接続されているとのクラッチスイッチ52の情報を受け、若しくは、デフロック機構61がアンロック状態であるというデフロックスイッチ66の情報を受けたときにエンジン12の回転速度を低速になるように制御する制御部84を備えている。旋回時には、必ず、デフロック機構61をアンロック状態にする操作が伴っていることを利用して、エンジン12の回転速度を低速にするようにした。
【0039】
デフロック機構61をアンロック状態にする操作を実施し、デフロック機構61がアンロック状態であるという情報を受けたときに、エンジン12の回転速度を低速にすることができる。
【0040】
従来、作業機を旋回させる場合には、機体の後部を持ち上げて機体を傾け、エンジン回転速度調整レバーを操作して、エンジンの回転速度を下げる。そして、機体を旋回させる。機体を旋回させた後、機体の後部を下げ、作業部としての耕耘爪を土壌に押し当て、エンジンの回転速度を上げるという一連の操作を短時間で行う必要があった。
【0041】
この点、本発明では、デフロック機構61がアンロック状態であるという情報を受けたときに、旋回時であると判断するようにした。旋回時に、デフロック機構61がアンロック状態であるというデフロックスイッチ66の情報を受けて、制御部84は、エンジン12の回転速度を低速にする指令を行う。
【0042】
そうすれば、旋回時において、作業者は、エンジン回転速度調整レバー23を操作して、エンジン12の回転速度を下げる操作を行う必要はない。
旋回時に、エンジン12の回転速度を下げる操作が不要になる。つまり、旋回時における操作が減ることになるので、旋回に係る操作性を大幅に高めることが可能となる。
尚、本実施例において、作業機は、耕耘機であるが、耕耘機に限定されず、芝刈り機、除雪機など他の作業機に適用することは差し支えない。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明は、デファレンシャル機構と、このデファレンシャル機構をロック状態にするデフロック機構と、を備えている作業機に好適である。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明に係る作業機の左側面図である。
【図2】本発明に係る作業機の平面図である。
【図3】本発明に係る作業機に設けたクラッチ操作部の説明図および作用図である。
【図4】本発明に係る作業機に設けたデフロックレバーの側面図および作用図である。
【図5】本発明に係る作業機の構成を説明するブロック図である。
【図6】本発明に係る作業機の動作フロー図である。
【図7】従来の技術の基本構成を説明する図である。
【符号の説明】
【0045】
10…耕耘機、11…機体、12…エンジン、13…車輪、32…耕耘爪、41…第1駆動系、51…クラッチ、52…クラッチスイッチ、61…デフロック機構、66…デフロックスイッチ、72…デファレンシャル機構、75…第2駆動系、84…制御部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の低速と、この低速より回転速度が高い高速に回転速度を設定することができるエンジンで、機体に設けた左右の車輪および作業部を駆動するとともに、作業者が前記機体の後方から連れ歩く型式の作業機において、
この作業機は、前記エンジンの動力を前記左右の車輪へ伝達する第1駆動系に、デファレンシャル機構を備えるとともに、このデファレンシャル機構をロック状態にするデフロック機構を備え、且つ、このデフロック機構にデフロック機構がロック状態またはアンロック状態であることを検出するデフロックスイッチを備え、
前記エンジンの動力を前記作業部へ伝達する第2駆動系に、前記動力を断接するクラッチを備え、このクラッチにクラッチの断接状態を検出するクラッチスイッチを備え、
前記クラッチが接続されているとの前記クラッチスイッチの情報を受け、前記デフロック機構がロック状態であるという前記デフロックスイッチの情報を受けたときに前記エンジンの回転速度を前記高速になるように制御し、
前記クラッチが切断されているとの前記クラッチスイッチの情報を受け、若しくは、前記デフロック機構がアンロック状態であるという前記デフロックスイッチの情報を受けたときに前記エンジンの回転速度を前記低速になるように制御する制御部を備え、
ていることを特徴とする作業機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−296932(P2009−296932A)
【公開日】平成21年12月24日(2009.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−154703(P2008−154703)
【出願日】平成20年6月12日(2008.6.12)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】