説明

分配器システム

【課題】アッテネータの制御量を受信セット本体から重畳して送られてきた制御信号によって制御することができるが、アッテネータを制御する制御信号しか重畳することができず、増幅回路の電源を供給することができず、仮に制御信号とともに電源をも重畳して送った場合には、制御信号とともに重畳した電源電圧も同じく変化してしまうため、増幅回路の電源電圧が変化することにより増幅ゲインや歪特性が変化してしまうという課題があった。
【解決手段】分配ユニットの出力端子それぞれに対し、アッテネータの制御を行うための制御信号を出力するマイコンと、増幅回路を駆動するための電源を出力する電源部とを備えた受信システムから、一方にはアッテネータの制御を行うための制御信号を、もう一方には増幅回路を駆動するための電源を別々に重畳して供給する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、CATV放送、地上波放送、BS放送対応のセットトップボックスやテレビなどを代表とする放送受信機の分配器を搭載した受信装置および、分配機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の分配器システムでは、アッテネータや増幅回路を備えたものである場合には複数本で構成される接続ケーブルを使用してアッテネータの制御信号や増幅回路の電源供給をおこなっていたが、それを廃止し入力端子、出力端子を介して制御信号を送る例として、車載用FM受信システム装置がある(例えば特許文献1参照)。図3は前記特許文献1に記載された制御信号を入力端子、出力端子を介して制御信号を送る装置を示すものである。
【0003】
図3において、アンテナアンプ502と受信セット本体504は、お互いに出力端子503と入力端子505とが結合ケーブル517によって接続されている。アンテナで受信した信号がアンテナアンプ502の入力端子501に入力されアッテネータ507、増幅回路508、コンデンサ509を通り出力端子503に信号出力され、受信セット本体504の入力端子505に入力された信号は、増幅回路513および検波回路515によって信号レベルが検波され、その検波信号は制御回路516に入力され適正な信号に制御されたのち、受信セット本体504のチョークコイル511、入力端子505を通って、アンテナアンプ502の出力端子503へと送られ、アンテナアンプ502内のアッテネータ507の抑圧量を制御する信号が重畳され送られていた。
【特許文献1】特開平5−22174号公報(第3頁、第1図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記従来の構成では、アッテネータの制御量を受信セット本体から重畳して送られてきた制御信号によって制御することができるが、アッテネータを制御する制御信号しか重畳することができず、増幅回路の電源を供給することができないという課題があった。仮に制御信号とともに電源をも重畳して送ることを試みた場合にも、制御信号とともに重畳した電源電圧も同じく変化してしまうため、増幅回路の電源電圧が変化することにより増幅ゲインや歪特性が変化してしまうという課題があった。
【0005】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、アッテネータの制御信号とともに増幅回路の電源を供給することができ、制御信号とは独立して増幅回路の電源供給ができ、電源電圧も変化しないことから、アッテネータの適切な制御を行うことができると同時に、安定した良好な増幅ゲイン、歪特性を確保した増幅回路の動作を行うことができる分配器システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記従来の課題を解決するために、本発明の分配器システムは、分配ユニットの出力端子それぞれに対し、アッテネータの制御を行うための制御信号を出力するマイコンと、増幅回路を駆動するための電源を出力する電源部とを備えた受信システムから、一方には分配ユニット内に備えたアッテネータの制御を行うための制御信号を、もう一方には分配ユニット内に備えた増幅回路を駆動するための電源を別々に重畳して供給することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
以上のように、本発明の分配器システムは、複数本で構成される接続ケーブルを用いることなく、アッテネータの制御信号とともに増幅回路の電源を供給することができ、制御信号とは独立して増幅回路の電源供給ができ、電源電圧も変化しないことから、アッテネータの適切な制御を行うことができると同時に、安定した良好な増幅ゲイン、歪特性を確保した増幅回路の動作を行うことができる分配器システムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0009】
(実施の形態1)
図1に本発明の実施の形態1における分配器システムのブロック図を示す。図1において、分配器システムは大きく分けて分配ユニット11と受信システム12とにより構成される。
【0010】
アンテナで受信した放送電波を入力する入力端子21と、分配した信号を出力する出力端子A22と、出力端子B23とを備えた分配ユニット11は、入力された信号レベルを抑制するアッテネータ101と、アッテネータ101からの出力信号を増幅する増幅回路102と、増幅回路102から出力された信号を分配する分配回路103と、分配回路103で分配後の信号の直流成分をカットするためのコンデンサ104とコンデンサ105と、駆動電源、或いは、制御信号の直流成分のみを増幅回路102、アッテネータ101に通過供給させるためのチョークコイル106とチョークコイル107とで構成される。
【0011】
また、受信システム12は、分配ユニット11の出力端子A22からの出力信号を入力する入力端子A24を備えたチューナーユニットA26と、分配ユニット11の出力端子B23からの出力信号を入力する入力端子B25を備えたチューナーユニットB27と、分配ユニット11内のアッテネータ101を制御するための制御信号を出力するマイコン28と、分配ユニット11内の増幅回路102を駆動するための電源を供給する電源部29とで構成される。
【0012】
さらに、チューナーユニットA26は、入力端子A24と、電源部29から入力した駆動電源の直流成分のみを通過させるチョークコイル108と、入力端子A24から入力した信号の直流成分をカットするコンデンサ110と、信号増幅を行う増幅回路112と、受信した信号を選局/信号処理するチューナー部114とで構成され、チューナーユニットB27は、入力端子B25と、マイコン28から入力した制御信号の直流成分のみを通過させるチョークコイル109と、入力端子B25から入力した信号の直流成分をカットするコンデンサ111と、信号増幅を行う増幅回路113と、受信した信号を選局/信号処理するチューナー部115とで構成される。
【0013】
ここで、分配ユニット11の出力端子A22と受信システム12に備えたチューナーユニットA26の入力端子A24とは、結合ケーブルで接続される場合もあれば、端子おのおのがプラグ、ジャックの構造になっており端子同士が直接接続される場合もあることは問わず、お互いに電気的に接続されるものとする。同じく、分配ユニット11の出力端子B23と受信システム12に備えたチューナーユニットB27の入力端子B25とは、結合ケーブルで接続される場合もあれば、端子おのおのがプラグ、ジャックの構造になっており端子同士が直接接続される場合もあることは問わず、お互いに電気的に接続されるものとする。以上のブロックで、分配器システムが構成される。
【0014】
以上のように構成された分配器システムについて、図1を用いて動作を説明する。まず、アンテナで受信した放送電波は、分配ユニット11の入力端子21より入力され、アッテネータ101を通り増幅回路102に入力され信号増幅される。このとき、アッテネータ101は後で述べる制御信号によって制御され、アンテナで受信した放送電波のレベルが強い場合にはアッテネータ101の機能を有効にし、増幅回路102に入力される信号レベルを減衰させ、アンテナで受信した放送電波のレベルが適正もしくは弱い場合にはアッテネータ101の機能を無効にし、増幅回路102に入力される信号レベルを減衰させないように制御されるものとする。
【0015】
そして、増幅回路102で増幅された信号は分配回路103に入力されて2分配されおのおのの出力はコンデンサ104およびコンデンサ105を通過し、出力端子A22および出力端子B23に出力される。出力端子A22および出力端子B23に出力された信号は、分配ユニット11と接続された受信システム12内のチューナーユニットA26およびチューナーユニットB27のおのおのの入力端子である入力端子A24および入力端子B25に入力される。入力端子A24に入力された信号はチューナーユニットA26においてコンデンサ110を通過して増幅回路112にて信号増幅され、チューナー部114に入力されて選局/信号処理される。また、入力端子B25に入力された信号はチューナーユニットB27においてコンデンサ111を通過して増幅回路113にて信号増幅され、チューナー部115に入力されて選局/信号処理される。以上の流れにより、アンテナで受信した信号が選局/信号処理される。
【0016】
次に、分配ユニット11内のアッテネータ101の制御信号および増幅回路102の駆動用電源供給について説明する。アッテネータ101は、アンテナで受信した放送電波を増幅する増幅回路102の前段に配置し、アンテナで受信した放送電波のレベルが強い場合にはアッテネータ101の機能を有効にし、増幅回路102に入力される信号レベルを減衰させ、アンテナで受信した放送電波のレベルが適正もしくは弱い場合にはアッテネータ101の機能を無効にし、増幅回路102に入力される信号レベルを減衰させないように制御する。このため、ユーザーの操作指示を受けたマイコン28はその制御信号をチューナーユニットB27内の直流成分のみを通過させるために配置したチョークコイル109を介して入力端子B25から出力する。コンデンサ111は、この制御信号が増幅回路113に影響を与えないように配置するものとする。
【0017】
入力端子B25から出力された制御信号は、分配ユニット11の出力端子B23を介して入力され、直流成分のみを通過させるために配置したチョークコイル107を通過してアッテネータ101に入力され、アッテネータの減衰を制御する。なお、アッテネータ101は、減衰させるか否かを切り替えるタイプの場合もあれば、減衰量をアナログ的に可変できるタイプの場合でもあることは言うまでもない。また、その際の制御信号もON/OFFする2値の制御信号の場合もあれば、電圧値を制御情報とする制御信号の場合もある。
【0018】
一方、分配ユニット11内の増幅回路102の駆動用電源は、受信システム12内の電源部29より、チューナーユニットA26内の直流成分のみを通過させるために配置したチョークコイル108を介して入力端子A24から出力し、分配ユニット11の出力端子A22を介して入力され、直流成分のみを通過させるために配置したチョークコイル106を通過して増幅回路102に供給される。なお、コンデンサ110はコンデンサ111と同様に、電源部29から供給された直流電源が増幅回路112に影響を与えないように配置するものとする。
【0019】
以上により、マイコン28からのアッテネータ101を制御するための制御信号と、電源部29から供給する増幅回路102の駆動用電源とを、それぞれ別々の入力端子および出力端子を介して供給することによりおのおのの信号同士が影響し合うことなく制御でき、電源供給することが実現できる。
【0020】
(実施の形態2)
図2に本発明の実施の形態2における分配器システムのブロック図を示す。図2において、分配器システムは大きく分けて分配ユニット11と受信システム12とにより構成される。
【0021】
BSアンテナで受信した放送電波を入力する入力端子21と、分配した信号を出力する出力端子A22と、出力端子B23とを備えた分配ユニット11は、直流成分をカットするコンデンサ116と、コンデンサ116を通過した信号を増幅する増幅回路102と、増幅回路102から出力された信号を分配する分配回路103と、分配回路103で分配後の信号の直流成分をカットするためのコンデンサ104とコンデンサ105と、駆動電源の直流成分のみを増幅回路102、入力端子21に通過供給させるためのチョークコイル106とチョークコイル107とで構成される。
【0022】
また、受信システム12は、分配ユニット11の出力端子A22からの出力信号を入力する入力端子A24を備えたチューナーユニットA26と、分配ユニット11の出力端子B23からの出力信号を入力する入力端子B25を備えたチューナーユニットB27と、分配ユニット11の入力端子21に接続されたBSアンテナへ電源供給するための電源部B31と、電源部B31の出力をオン/オフするためのスイッチ回路30と、スイッチ回路30の制御するマイコン28と、分配ユニット11内の増幅回路102を駆動するための電源を供給する電源部A29とで構成される。
【0023】
さらに、チューナーユニットA26は、入力端子A24と、電源部A29から入力した駆動電源の直流成分のみを通過させるチョークコイル108と、入力端子A24から入力した信号の直流成分をカットするコンデンサ110と、信号増幅を行う増幅回路112と、受信した信号を選局/信号処理するチューナー部114とで構成され、チューナーユニットB27は、入力端子B25と、電源部B31から入力した駆動電源の直流成分のみを通過させるチョークコイル109と、入力端子B25から入力した信号の直流成分をカットするコンデンサ111と、信号増幅を行う増幅回路113と、受信した信号を選局/信号処理するチューナー部115とで構成される。
【0024】
ここで、分配ユニット11の出力端子A22と受信システム12に備えたチューナーユニットA26の入力端子A24とは、結合ケーブルで接続される場合もあれば、端子おのおのがプラグ、ジャックの構造になっており端子同士が直接接続される場合もあることは問わず、お互いに電気的に接続されるものとする。同じく、分配ユニット11の出力端子B23と受信システム12に備えたチューナーユニットB27の入力端子B25とは、結合ケーブルで接続される場合もあれば、端子おのおのがプラグ、ジャックの構造になっており端子同士が直接接続される場合もあることは問わず、お互いに電気的に接続されるものとする。以上のブロックで、分配器システムが構成される。
【0025】
以上のように構成された分配器システムについて、図2を用いて動作を説明する。まず、BSアンテナで受信した放送電波は、分配ユニット11の入力端子21より入力され、コンデンサ116を通り増幅回路102に入力され信号増幅される。
【0026】
そして、増幅回路102で増幅された信号は分配回路103に入力されて2分配されおのおのの出力はコンデンサ104およびコンデンサ105を通過し、出力端子A22および出力端子B23に出力される。出力端子A22および出力端子B23に出力された信号は、分配ユニット11と接続された受信システム12内のチューナーユニットA26およびチューナーユニットB27のおのおのの入力端子である入力端子A24および入力端子B25に入力される。入力端子A24に入力された信号はチューナーユニットA26においてコンデンサ110を通過して増幅回路112にて信号増幅され、チューナー部114に入力されて選局/信号処理される。また、入力端子B25に入力された信号はチューナーユニットB27においてコンデンサ111を通過して増幅回路113にて信号増幅され、チューナー部115に入力されて選局/信号処理される。以上の流れにより、アンテナで受信した信号が選局/信号処理される。
【0027】
次に、分配ユニット11を介して入力端子21に接続されたBSアンテナへの電源供給および、増幅回路102の駆動用電源供給について説明する。分配ユニット11の入力端子21に接続されるBSアンテナは、通常アンテナのコンバータ部を駆動するための電源供給(通常、+15V)する必要があり、この電源供給を受信システム12にて生成し分配ユニット11を介して供給する。受信システム12内の電源部Bにてアンテナのコンバータ部を駆動するための電源を生成し、スイッチ回路30を通したのちにチューナーユニットB27内の直流成分のみを通過させるために配置したチョークコイル109を介して入力端子B25から出力する。コンデンサ111は、電源部B31から供給されスイッチ回路30を通ってきた直流電源が増幅回路113に影響を与えないように配置するものとする。
【0028】
入力端子B25から出力した直流電源は、分配ユニット11の出力端子B23を介して入力され、直流成分のみを通過させるために配置したチョークコイル107を通過して入力端子21を介し、入力端子21に接続されたBSアンテナのコンバータ部へと電源供給される。なお、コンデンサ116は、出力端子B23を介して入力され、チョークコイル107を通過してきた直流電源が増幅回路102に影響を与えないように配置するものとする。また、BSアンテナのコンバータ部を駆動するための電源供給は、個別受信環境の場合など受信システム12より供給する必要がある場合には、ユーザー操作の指示によりマイコン28より出力する制御信号によりスイッチ回路30をオンして電源部B31からの直流電源を通過させるが、マンションや集合住宅等の共同受信システムの環境においては、ブースター等からコンバータ部を駆動する電源が供給されるため、分配ユニット11の入力端子21から直流電源供給を停止させる必要があり、その場合にはユーザー操作の指示によりマイコン28より出力する制御信号によりスイッチ回路30をオフして電源部B31からの直流電源を阻止し、最終的に入力端子21に直流電源を出力しないようにする。
【0029】
一方、分配ユニット11内の増幅回路102の駆動用電源は、受信システム12内の電源部A29より、チューナーユニットA26内の直流成分のみを通過させるために配置したチョークコイル108を介して入力端子A24から出力し、分配ユニット11の出力端子A22を介して入力され、直流成分のみを通過させるために配置したチョークコイル106を通過して増幅回路102に供給される。なお、コンデンサ110はコンデンサ111と同様に、電源部A29から供給された直流電源が増幅回路112に影響を与えないように配置するものとする。
【0030】
以上により、電源部B31から供給する入力端子21に接続されたBSアンテナのコンバータ部を駆動するための駆動用電源(+15V)と、電源部A29から供給する増幅回路102の駆動用電源とを、それぞれ別々の入力端子および出力端子を介して供給することによりおのおのの信号同士が影響し合うことなく異なった電源電圧を供給することが実現できる。
【0031】
(実施の形態3)
実施の形態3について、実施の形態2の説明に用いた図2を用いて説明する。分配ユニット11と受信システム12とをそれぞれの入力端子と出力端子を接続する際に、誤って接続する(出力端子A22と入力端子B25と接続し、出力端子B23と入力端子A24とを接続してしまう)場合があり、その場合、電源部B31で生成されたアンテナのコンバータ部の駆動用電源が、出力端子A22を介してチョークコイル106を通過して増幅回路102に印加される。一方、電源部A29で生成された増幅回路102の駆動用電源が、出力端子B23を介してチョークコイル107を通過して入力端子21に接続されたアンテナのコンバータ部へ印加されることになる。
【0032】
正常なシステムの動作には反するが、製造上の組み立ての際等で、おのおのの回路に規定外の電圧が印加され破壊しないように、電源部A29の電圧をアンテナのコンバータ部の駆動用電源の電圧(通常+15V)にし、増幅回路102の駆動用電源の電圧をもアンテナのコンバータ部の駆動用電源の電圧(通常+15V)と同じ電圧で駆動できるようにする。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明の分配器システムは、複数本で構成される接続ケーブルを用いることなく、アッテネータの制御信号とともに増幅回路の電源を供給することができ、制御信号とは独立して増幅回路の電源供給ができ、電源電圧も変化しないことから、アッテネータの適切な制御を行うことができると同時に、安定した良好な増幅ゲイン、歪特性を確保した増幅回路の動作を行うことができる分配器システムを提供することができ、CATV放送、地上デジタル放送対応のセットトップボックスやテレビなどを代表とする放送受信機のデュアルチューナーを搭載した受信装置の分配器システムとして有用である。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の実施の形態1による分配器システムのブロック図
【図2】本発明の実施の形態2及び3による分配器システムのブロック図
【図3】従来技術による分配器システムのブロック図
【符号の説明】
【0035】
11 分配ユニット
12 受信システム
21 入力端子
22 出力端子A
23 出力端子B
24 入力端子A
25 入力端子B
26 チューナーユニットA
27 チューナーユニットB
28 マイコン
29 電源部、電源部A
30 スイッチ回路
31 電源部B
101 アッテネータ
102 増幅回路
103 分配回路
104 コンデンサ
105 コンデンサ
106 チョークコイル
107 チョークコイル
108 チョークコイル
109 チョークコイル
110 コンデンサ
111 コンデンサ
112 増幅回路
113 増幅回路
114 チューナー部
115 チューナー部
116 コンデンサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アンテナで受信した信号を入力する入力端子と、前記入力端子が入力した信号を抑制するアッテネータと、前記アッテネータが抑制した信号を増幅する増幅回路と、前記増幅回路が増幅した信号を複数に分配する分配回路と、前記分配回路が分配した複数の信号を出力する複数の出力端子とを備えた分配ユニットと、
前記複数の出力端子が出力した信号を入力する複数の入力端子をもったチューナーユニットと、前記チューナーユニットの入力端子を介して前記分配ユニットの前記増幅回路の駆動電源を出力する電源部と、前記チューナーユニットの他の入力端子を介して前記分配ユニットの前記アッテネータの制御信号を出力するマイコンとを備えた受信システムと、
を具備したことを特徴とする分配器システム。
【請求項2】
BSアンテナで受信した信号を入力する入力端子と、前記入力端子が入力した信号を抑制するアッテネータと、前記アッテネータが抑制した信号を増幅する増幅回路と、前記増幅回路が増幅した信号を複数に分配する分配回路と、前記分配回路が分配した複数の信号を出力する複数の出力端子とを備えた分配ユニットと、
前記複数の出力端子が出力した信号を入力する複数の入力端子をもったチューナーユニットと、前記チューナーユニットの入力端子を介して前記分配ユニットの前記増幅回路の駆動電源を出力する第1の電源部と、前記チューナーユニットの他の入力端子を介して前記分配ユニットの前記入力端子経由で前記BSアンテナの駆動電源を出力する第2の電源部と、前記第2の電源部の電源供給を制御するスイッチ回路およびマイコンとを備えた受信システムと、
を具備したことを特徴とする分配器システム。
【請求項3】
前記第1の電源部と第2の電源部の供給電圧が同じ電圧であることを特徴とする請求項2記載の分配器システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−193540(P2008−193540A)
【公開日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−27508(P2007−27508)
【出願日】平成19年2月7日(2007.2.7)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】