説明

動作支援装置

【課題】使用者の動作支援を行う場合に、使用者の望む方向および力で安全に動作支援することができる。
【解決手段】使用者の一方の手に装着可能で指部12と中手部13を有する手袋状の装着部材11と、装着部材11の手背側に指部の先端と中手部との間に懸架される伸縮自在な手背側アクチュエータ5と、装着部材の手掌側に指部の先端と中手部との間に懸架される伸縮自在な手掌側アクチュエータ6とを備え、手掌側アクチュエータ6は、指部の先端手背側から指部両側部28を通って前記指部の手掌側に配置され、指部の各関節相当位置での間隔が異なるように前記指部12に沿って中手部13まで配置された2つのワイヤーで構成されたワイヤー部21と、前記ワイヤー部21と連結し前記中手部に設けられたゴム人工筋19とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴム人工筋肉を備えたアクチュエータを用いて、人体の手指等の動作を支援する動作支援装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、運動機能に障害を持つ患者に対して、手足、胴または首等の各部の筋力を回復させるための、各種訓練装置が開発されている。また、体力がなくなったお年寄りの日常動作を支援したり、介護者の肉体的負担を軽減したりするために、歩行支援装置、階段昇降用リフト装置または抱きかかえ用リフト装置等の各種装置が、筋力を補助する目的で各種開発されている。
【0003】
これらの装置において、使用者が装着することによって、自らの筋力を補助するための技術が、例えば、特開2001−286519号公報(特許文献1)、または、特開2001−276101号公報(特許文献2)に提案されている。
【0004】
特許文献1に記載の装置は、使用者の関節部分に曲げ方向の補助力を付与するアクチュエータと、このアクチュエータの動きを制御する制御手段と、アクチュエータの両側に取り付けられた一対の装着部とを有する。この技術によれば、アクチュエータを動作させることによって、関節の屈曲および伸展の動作支援を行うことができた。
【0005】
特許文献2に記載の装置は、可撓性を有し、円筒状の、使用者の関節部を包み込んで密着する装着部と、この装着部の外周に一体化されたアクチュエータとを有する。この技術によっても、アクチュエータを動作させることにより、装着部を曲げて、関節の屈曲および伸展の動作支援をすることができた。
【0006】
また、特開2006−294号公報(特許文献3)には、使用者の手に装着するパワーアシスト装置及びパワーアシストグローブが開示されている。この装置は、流体需要部に流体が供給されて内部圧力が増加すると湾曲するチューブ状のアクチュエータと、アクチュエータを関節に合わせて装着するための装着部を備えた構成であり、アクチュエータ内に流体を充填することでアクチュエータを変形させて関節を屈伸させるものである。
【特許文献1】特開2001−286519号公報
【特許文献2】特開2001−276101号公報
【特許文献3】特開2006−294号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、これらの従来技術においては、使用者の関節の屈曲および伸展の支援をする場合に、制御手段によって指示された、または、あらかじめ定められた方向および力でしか動作支援ができなかった。このため、使用者が望む方向と異なる方向に動作支援してしまったような場合や、使用者が望む力とは異なる力、たとえば強すぎる力で動作支援したような場合には、使用者の筋肉や関節を痛めてしまったり、逆に力が弱すぎる場合には、筋力を補助する効果が低下してしまったりする可能性があった。
【0008】
また、特許文献3に記載のパワーアシスト装置及びパワーアシストグローブは、1つの関節に対して一方向にのみ動作を支援するように構成されており、屈曲と伸展といった互いに異なる動きの支援を行うことができないという問題があった。さらに、パワーアシストグローブにより指の関節を屈曲させる場合、関節が非常に小さいものであるため、例えば、捩れの方向にアクチュエータが動作すると、指の関節を痛めるという問題があった。
【0009】
本発明は、これらの課題に鑑みてなされたもので、使用者の動作支援を行う場合に、使用者の望む方向および力で安全に動作支援することが可能な動作支援装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成の動作支援装置を提供する。
【0011】
本発明の第1態様によれば、使用者の一方の手に装着可能で指部と中手部を有する手袋状の装着部材と、
前記装着部材の手背側に指部の先端と中手部との間に懸架される伸縮自在な手背側アクチュエータと、
前記装着部材の手掌側に指部の先端と中手部との間に懸架される伸縮自在な手掌側アクチュエータとを備え、
前記手掌側アクチュエータは、前記指部の先端手背側から指部両側部を通って前記指部の手掌側に配置され、指部の各関節相当位置での間隔が異なるように前記指部に沿って中手部まで配置された2つのワイヤーで構成されたワイヤー部と、前記ワイヤー部と連結し前記中手部に設けられたゴム人工筋とを備えることを特徴とする、動作支援装置を提供する。
【0012】
本発明の第2態様によれば、前記ワイヤー部は、前記指部の各関節相当位置での間隔が、前記指部の先端関節の相当位置で狭く、他の関節相当位置では前記指部の先端側から広狭の繰り返しとなるように設けられていることを特徴とする第1態様の動作支援装置を提供する。
【0013】
本発明の第3態様によれば、前記装着部材の指部は、5指独立に構成されており、
前記手背側アクチュエータ及び手掌側アクチュエータは、各指部に対応して設けられていることを特徴とする、第1又は第2態様の動作支援装置を提供する。
【0014】
本発明の第4態様によれば、前記動作支援装置は、
装着された使用者の他方の手の指に沿って配置され指の屈曲を検出する曲げセンサを備えたセンサユニットと、
前記センサユニットが検知した指の屈伸に基づいて、前記手背側アクチュエータ及び手掌側アクチュエータの動作制御を行う制御ユニットを備えたことを特徴とする、第1から第3態様のいずれか1つの動作支援装置を提供する。
【0015】
本発明の第5態様によれば、前記制御ユニットは、前記センサユニットが検知した指の屈伸の動作と同じ動作を行うように前記手背側アクチュエータ及び手掌側アクチュエータの動作制御を行うことを特徴とする請求項4に記載の動作支援装置。
【0016】
本発明の第6態様によれば、さらに、前記手背側アクチュエータ及び手掌側アクチュエータに空気を供給する空気圧源を備え、
前記手背側アクチュエータ及び手掌側アクチュエータが空気圧式ゴム人工筋で構成され、
前記制御ユニットは、前記空気圧式ゴム人工筋の空気圧を制御することにより、手背側アクチュエータ及び手掌側アクチュエータを動作させることを特徴とする第4又は第5態様の動作支援装置を提供する。
【0017】
本発明の第7態様によれば、さらに、前記指部の先端に発光器を備え、
前記制御ユニットは、前記センサユニットの検出に連動して前記発光器を発光させることを特徴とする、第4から第6態様のいずれか1つの動作支援装置を提供する。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、装着部材の指部に設けられている手掌側アクチュエータのワイヤー部を各関節相当位置で広狭を繰り返し行うことで、関節ごとにワイヤー部のワイヤーが三角形状に配置される。したがって、ゴム人工筋の収縮により直線的に引っ張られたワイヤー部に対して、使用者の指の関節に隣り合う2つの部位を、指部の幅方向側方から中央へあるいは中央から側方へ幅方向にぶれることなく、指の延在方向すなわちワイヤー部の延在方向に沿って、ぶれなく引っ張ることができる。したがって、比較的小さな外力でも損傷しやすい指の関節に無理な方向の力を及ぼすことなく、本来の指関節の屈曲方向に力を作用させることができる。よって、指関節の損傷を防止することができる。
【0019】
また、指の屈伸を検出する曲げセンサを有するセンサユニットを健常側に装着することにより、当該健常側の手指の屈伸を検出して制御ユニットにより手背側アクチュエータ及び手掌側アクチュエータの動作制御を行うことにより、麻痺側の筋肉に無意識のうちに筋力を発生させることができる。したがって、麻痺側の手指の神経ネットワークをも増強させ、リハビリ器具として効果である。
【0020】
また、手背側アクチュエータ及び手掌側アクチュエータに用いられるゴム人工筋を高圧空気源を用いて圧力により動作制御することにより、アクチュエータに加えられる付勢力を柔らかくし、手指にかかる負担を小さくすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明の一実施形態に係る動作支援装置について、図面を参照しながら説明する。
【0022】
図1は、本発明の動作支援装置の実施形態にかかるパワーアシストグローブの構成を示す図である。図1に示したように、パワーアシストグローブ1は、センサユニット3、アクチュエータユニット2および制御ユニット4を備える。センサユニット3とアクチュエータユニット2は、使用者Mの両手にそれぞれ装着される。本実施形態では、使用者の左手にアクチュエータユニット2が、使用者の右手にセンサユニット3が装着されているが、それぞれ逆の手に装着するように構成されていてもよい。
【0023】
このような構成とすることにより、パワーアシストグローブ1は、制御ユニット4が、センサユニット3に取り付けられたセンサ7によって装着された方の手指の動きを検知して、その動きを支援するように他方の対応する手指をアクチュエータユニット2のアクチュエータ5,6によって動作させることができる。
【0024】
アクチュエータユニット2のアクチュエータは、手背側(いわゆる手の甲)に設けられる手背側アクチュエータ5と手掌側(いわゆる手のひら)に設けられる手掌側アクチュエータ6であり、後述するように、それぞれの付勢力を打ち消す方向に付勢力を与える。
【0025】
このような構成とすることにより、パワーアシストグローブ1を用いれば、左右半身が麻痺したような使用者にとって、有効なリハビリを行うことができる。例えば、使用者の左腕が麻痺しているような場合、センサユニット3を麻痺してない健常な側の腕(右腕)に取り付け、アクチュエータユニット2を麻痺している側の腕(左腕)に取り付ける。
【0026】
このような構成とすれば、使用者は、自らの健常な方の手指を動かすことで、制御ユニット4がセンサユニット3を通して自らの健常な手指の動きを検知し、その動きにもとづいて、アクチュエータユニット2によって、麻痺した側の対応する手指の筋肉の動作を支援することができる。すなわち、使用者は、パワーアシストグローブ1を用いて、健常な側の手指を見ながら、自らの両手の指を同じように動かそうとすることにより、回復のイメージを持ちながら、意欲を持って自らの麻痺した側の腕を動かしてリハビリすることができ、麻痺した神経ネットワークの再構築のためのリハビリとなる。このようなリハビリは、作業療法士等からの補助を受けることなく、使用者自らが、比較的長時間リハビリを行うことができるので、回復に要する時間を短縮することができ、半身麻痺の者に対して大変有効であることが、例えば、文献1(「脳にマラカスの雨が降る」、栗本慎一郎著、光文社刊、2000年6月26日発売)および文献2(「Constrained−induced movement therapyにより上肢機能が改善した脳卒中方麻痺の一例」、Jpn J Rehabil Med、Vol40,No12,2003)に示されている。
【0027】
図2は、図1のパワーアシストグローブのセンサユニットの構成を示す外観図であり、右手に装着した状態を示している。
【0028】
センサユニット3は、上記のように健常な方の手指に装着する手袋状の部材であるセンサ側装着部31を備える。手袋状のセンサ側装着部31は、五指独立に構成された指部32と、指部を除いたいわゆる手の本体部分に相当する中手部33とで構成される。
【0029】
それぞれの指部32には、手背側いわゆる手の甲側に指部の延在方向に沿って設けられた長板状の曲げセンサ34が設けられている。センサ7としての曲げセンサ34は、外力によってその形状が湾曲した場合に、その曲がりの程度を検出するセンサである。各指部32の手背側に設けられた曲げセンサ34は、指部の全ての関節(IP関節(DIP関節、PIP関節)、MP関節)に相当する部分をまたぐように設けられており、センサカバー35によってセンサ側装着部31に固定されている。したがって、センサユニット3を装着した使用者が、手指の屈伸運動を行うと、手指の動きに応じてセンサ側装着部31の指部32及び中手部33が変形し、これに伴い、センサ側装着部31に取り付けられている曲げセンサ34が湾曲する。曲げセンサ34からの出力信号は、ケーブル36を介して出力され、制御ユニット4に送信される。
【0030】
図3Aから図3Cは、指部を伸ばした状態にある図1のパワーアシストグローブのアクチュエータユニット3の構成を示す図であり、図3Aは、手背側から見た図、図3Bは手掌側から見た図、図3Cは側方から見た図をそれぞれ示している。
【0031】
図4A及び図4Bは、装着部11の全ての指部12を曲げた状態にあるアクチュエータユニット3を示しており、図4Aは手背側から見た図、図4Bは手掌側から見た図である。
【0032】
図3Aから図3Cに示したように、アクチュエータユニット2は、上記のように麻痺側の手指Hに装着する手袋状の部材である。アクチュエータユニット2は、手袋状のアクチュエータ側装着部11(以下、単に装着部と表記した場合は、アクチュエータ側装着部11を意味する。)と、アクチュエータ側装着部11の手背側に設けられた手背側アクチュエータ5及びアクチュエータ側装着部11の手掌側に設けられた手掌側アクチュエータ6を備えている。
【0033】
アクチュエータ側装着部11は、5指独立に構成され使用者の指を収容する指部12と、指部を除いたいわゆる手の本体部分を収容する中手部13及び、後述する手背側アクチュエータ5及び手掌側アクチュエータ6の一部又は全部を被覆し隠蔽する被覆部材14,15,16,17とで構成される。
【0034】
手背側アクチュエータ5及び手掌側アクチュエータ6は、それぞれ、各指部に対応して各5本の空気圧式ゴム人工筋18,19を備えている。これらのゴム人工筋は、各指部12に対して、一対として配置されており、指部に屈伸方向双方の動きを付与するための部材である。ゴム人工筋18およびゴム人工筋19は、互いの生ずる力を打ち消すことができるような位置(以下、このような位置を「拮抗する位置」と記す)に配置されている。
【0035】
ゴム人工筋18,19としては、図6に示すように、例えばマッキベン型の空気圧式ゴム人工筋とも呼ばれる、空気弁を有するシリンダ部とスリーブ部とを有するマッキベン型の空気圧アクチュエータを用いることができる。マッキベン型の空気圧アクチュエータを用いた場合には、エアチューブ20に設けられている図示しない空気弁を開放して、高圧空気源からの圧力空気によりシリンダ部を加圧して膨張させて、網状に構成されたスリーブ部51の作用によって、アクチュエータの全長が短くなる方向に力が作用する。シリンダ部内に充填される空気の圧力を調整することにより、アクチュエータの縮小の度合いを調整することができる。一方、シリンダ部を減圧するとシリンダ部の膨張が解除され、アクチュエータが元の長さに戻ることができる。ただしこの場合、アクチュエータの伸び方向には、力が作用することはない。
【0036】
ゴム人工筋18,19の両端には、ゴム人工筋の伸縮の動作を外部に伝えるための接続部材52が設けられており、この接続部材52に後述するアクチュエータユニット3の所定部分を連結させてアクチュエータユニット3を駆動させる。
【0037】
上記のように、ゴム人工筋18およびゴム人工筋19は、拮抗する位置に設けられているため、空気圧式ゴム人工筋を用いた場合の手指の屈伸双方向の動きを5指独立の手指部12にそれぞれ付与することができる。また、ゴム人工筋18およびゴム人工筋19は、本来の長さに対して短くなる方向にのみ力が作用するため、一方のゴム人工筋が短くなる場合、他方のゴム人工筋は、一方のゴム人工筋に引っ張られて長く伸ばされることとなる。したがって、他方のゴム人工筋が本来の長さ以上に伸ばされることはなく、一方のゴム人工筋が過剰に短くなったとしても、2つのゴム人工筋の長さのバランスにより、手指部の変形を所定範囲内に抑えることができる。
【0038】
したがって、例えば、アクチュエータとしてモータなどを使用し、1つのアクチュエータで手指の伸縮双方向に付勢力を付与する構成を採用した場合、モータなどの誤動作により手指の関節を本来の動きに対して無理な方向や力で駆動させることが問題となることがあるが、本実施形態の構成によれば、このような問題が発生することがない。
【0039】
次に、手背側アクチュエータ5及び手掌側アクチュエータ6の装着部11への取り付け構造について説明する。なお、上記のように手背側アクチュエータ5及び手掌側アクチュエータ6は、5指独立の指部12にそれぞれ対応して設けられている。したがって、装着部11、手背側アクチュエータ5及び手掌側アクチュエータ6を構成する各部材について、各指の構成を区別するときは、各部材の符号に親指はa、人差し指はb、中指はc、薬指はd、小指はeの枝番を付すこととする。
【0040】
図5Aは、アクチュエータユニットの中指の部分でのアクチュエータの構成を示す図、図5Bは、手背側アクチュエータのゴム人工筋の取り付け構造を示す図、図5Cは、手掌側アクチュエータのゴム人工筋の取り付け構造を示す図、図5Dは、中指の部分での手掌側アクチュエータのワイヤー部の取り付け構造を示す図である。
【0041】
まず、手背側アクチュエータの取り付け構造について説明する。図5A及び図5Bに示すように、手背側アクチュエータ5を構成するゴム人工筋18は、装着部の手背側の面に、装着部11の指部12の先端被覆部材17と中手部13との間を懸架するように取り付けられている。
【0042】
先端被覆部材17は、装着部11の指部12先端を覆うように設けられている樹脂などで構成されたキャップ状の部材であり、装着部11の指部12に対して、手背側に厚みを持たせて構成され、ゴム人工筋18を挿入して固定できるようになっている。先端被覆部材17の先端部には、それぞれLEDで構成された発光部29が設けられており、後述するように、制御ユニット4からの動作信号により、発光する。
【0043】
手背側アクチュエータ5に用いられているゴム人工筋18は、各指部12に沿って設けられ、一端が先端被覆部材17の内側に、他端が中手部13の手背側表面に固定されており中間部分は装着部11に固定されていない。各ゴム人工筋18の自然長(シリンダ部の内部圧力が大気圧である状態)は、指部12を最大限に屈曲させたとき、指部手背側表面に沿わせて配置できるような長さとすることが好ましい。したがって、装着部11の初期形状、すなわち、人間の手に力を加えないときの形状である各指が手掌側に若干曲がった形状であるときは、手背側アクチュエータ5のゴム人工筋18は、その中間部が装着部11の手背側表面から浮き上がるように配置される。
【0044】
手背側アクチュエータ5のゴム人工筋18は、その中手側に位置する端部が手背側被覆部材16によって被覆され、接続部及びエアチューブ20が外部に露出することがない。
【0045】
以上のようにゴム人工筋18が配置された手背側アクチュエータ5によれば、ゴム人工筋18のシリンダ部に圧縮空気を充填することでゴム人工筋18を収縮させて、指を曲げた状態から伸ばした状態に動作支援することができる。
【0046】
次に手掌側アクチュエータ6の取り付け構造について説明する。図5A、図5C及び図5Dに示すように、手掌側アクチュエータ6は、装着部の手掌背側の面に、装着部11の指部12の先端から中手部13に沿って設けられたワイヤー部21と、前記ワイヤー部21に接続されたゴム人工筋19とを備えている。
【0047】
ワイヤー部は、一本のワイヤーを中間部分で折り曲げて環状としたワイヤーで構成されている。中間部分で折り曲げられた端部を構成する2本のワイヤーは、指部の手背側表面から指部先端の両側部28を通って指部の手掌側に巻き回される。ワイヤー部21は、指部12手掌側表面の各関節相当位置に設けられたガイド部材22,23,24及び、中手部手掌側表面に設けられたガイド部材25によりガイドされる。また、指部12に設けられているガイド部材22,23,24は、各関節相当位置での間隔が異なるように広狭を繰り返すように設けられる。なお、中手部のガイド部材25の間隔は広狭を繰り返すように設けられていなくてもよい。
【0048】
具体的には、親指指部12aのIP関節(図示なし)及び他の指の指部のDIP関節61相当位置に設けられている第1ガイド22は、指部幅方向中央位置に1箇所設けられ、巻き回されたワイヤー部を挿通する。また、親指指部12aのMP関節(図示なし)及び他の指の指部12のPIP関節62相当位置に設けられている第2ガイド23は、指部幅方向に離れて設けられ、2本のワイヤーをそれぞれ挿通する。また、親指指部12aの中手指関節(図示なし)及び他の指の指部12のMP関節63相当位置に設けられている第3ガイド24は、指部幅方向中央位置に1箇所設けられ、巻き回された2本のワイヤーを挿通する。
【0049】
中手部に設けられているガイドは、第3ガイドを挿通したワイヤー間の間隔を異ならせることなく、ゴム人工筋19へ案内する。
【0050】
このように、指部12に設けられているガイド部の広狭を繰り返し行うことで、関節ごとにワイヤー部のワイヤーが三角形状に配置される。したがって、ゴム人工筋19の収縮により直線的に引っ張られたワイヤー部21に対して、使用者の指Fの関節を挟む2つの部位を図5Dの矢印に示すように、側方から中央へあるいは中央から側方へ幅方向にぶれることなく、指の延在方向すなわちワイヤー部21の延在方向に沿って、ぶれなく引っ張ることができる。したがって、比較的小さな外力でも損傷しやすい指の関節に無理な方向の力を及ぼすことなく、本来の指関節の屈曲方向に力を作用させることができる。よって、指関節の損傷を防止することができる。
【0051】
なお、親指指部12aについては、図5Cに示すように、ワイヤー部21aは、中手部13において小指側へ巻き回されるように案内される。これは、人間の親指は、MP関節において指の延在方向に曲がるように構成されておらず、小指の方向に曲がるように構成されているためであり、親指のワイヤー部のみをかかる配置とすることにより、人間の親指関節の自然な動作を実現することができる。
【0052】
手掌側アクチュエータ6に用いられているゴム人工筋19及びワイヤー部21は、その合計の自然長(シリンダ部の内部圧力が大気圧である状態)は、指部12を最大限に親展させたとき、指部手掌側表面に沿うような長さとすることが好ましい。したがって、装着部11の初期形状、すなわち、人間の手に力を加えないときの形状である各指が手掌側に若干曲がった形状であるときは、手背側アクチュエータ5のゴム人工筋19あるいはワイヤー部21には若干の余長が存在する。
【0053】
手掌側アクチュエータ6のワイヤー部21は、指部被覆部材14によって被覆され、外部からワイヤー部に接触できないように構成されている。また、中手部13では、手掌側被覆部材15によってワイヤー部21及びゴム人工筋19がそれぞれ被覆され、ワイヤー部21、ゴム人工筋19及びエアチューブ20が外部に露出しないように構成されている。
【0054】
以上のようにワイヤー部21及びゴム人工筋19が配置された手掌側アクチュエータ6によれば、ゴム人工筋19のシリンダ部に圧縮空気を充填することでゴム人工筋19を収縮させて、ワイヤー部を幅方向にぶれなく引っ張ることにより、指を伸ばした状態から曲げた状態に動作支援することができる。
【0055】
次に、パワーアシストグローブ1の動作制御について説明する。図8は、本発明の第1の実施の形態におけるパワーアシストグローブ1の機能ブロック図である。図8に示したように、パワーアシストグローブ1において、センサユニット3の曲げセンサ34(34a〜34e)は、それぞれ制御ユニット4に接続されている。また、制御ユニット4は、曲げセンサ34それぞれの出力を検知して、使用者がいかなる動きをしようとしているのかを判定し、その結果にもとづいて、空気圧源8に接続されたゴム人工筋18,19に対応するそれぞれの空気弁を開閉制御して空気圧を変化させることにより、アクチュエータユニット2のゴム人工筋18,19それぞれを動作させ、使用者の所望の部位に対して、所望の方向および所望の力で動作支援を行うことができる。
【0056】
次に、パワーアシストグローブ1による使用者の動作支援方法についてさらに詳細に説明する。図7は、パワーアシストグローブ1が使用者の動作支援を行う際の動作ステップを示すフローチャートである。
【0057】
まず、図6に示したように、パワーアシストグローブ1の制御ユニット4が、曲げセンサ34からの出力検知を開始する(#1)。
【0058】
ステップS2において、制御ユニット4が曲げセンサ34からの出力を検知した場合には、制御ユニット4は、その出力から、使用者がどの手指をどのような方向に動作させようとしているのかを判定する(#2)。曲げセンサ34は、伸展状態、中間状態、曲げ状態の3つのレベルでその形状変化を検出することができ、それぞれの形状に応じた出力信号を出力している。制御ユニット4は、どの曲げセンサがどのような形状を示す出力信号を出力しているかを検出することにより、使用者がどの手指をどのような方向に動作させようとしているのかを判定することができる。
【0059】
次に、制御ユニット4は、前述のように、形状を検出した曲げセンサ34に対応する指部12に付されているゴム人工筋18,19の空気弁を開閉制御することによって、ゴム人工筋18,19それぞれに所望の動作をさせる(#3)。そして、制御ユニット4は、ステップS2に戻り、再度曲げセンサ34の検知を開始する。
【0060】
例えば、ステップ#2において、制御ユニット4が、曲げセンサ34の出力を検知して、使用者が「指関節の屈曲」をしようとしていると判定した場合には、制御ユニット4は、手背側ゴム人工筋18および手掌側ゴム人工筋19の空気弁を制御して、それぞれのシリンダ内部の圧力を調整することにより、手掌側ゴム人工筋19を伸縮させて引っ張り方向の付勢力を付与するとともに、手背側ゴム人工筋18の付勢力を解除することにより、使用者の指関節の屈曲を補助する力を加えることができる。
【0061】
図9は、本発明の第1の実施の形態におけるパワーアシストグローブ1の制御ユニット4の機能について説明するための図である。図9においては、一例として、上側に指を伸展状態から曲げ状態に動作させるときの使用者の指の動きについてのグラフを示し、下側に、そのときに曲げセンサ34が検出する曲げレベルの大きさについてのグラフを示す。横軸に時間tをとって示している。
【0062】
例えば、指の屈曲に伴い曲げセンサ34の変形が開始される。時刻T1において曲げセンサ34が所定の閾値を超えて曲げレベル1から曲げレベル2へ変化したとき、その出力信号を発信する。制御ユニット4はこの出力信号を検出すると、ゴム人工筋18およびゴム人工筋19それぞれのシリンダ部の圧力が所定値となるように空気弁を制御する。これによって、使用者の特定の指に対して、収縮方向の付勢力P2を付与することができる。なお、制御ユニット4は、ある特定の指が曲げられていることを検出した場合、その特定の指に対応するアクチュエータユニット2の発光部29のLEDを発光させるように制御することもできる。
【0063】
ここで、制御ユニット4は、センサ34によって検出された力が所定の閾値を超えたタイミング(時刻T1)と、必ずしも同時にゴム人工筋18,19の圧力制御を開始する必要はない。ゴム人工筋18,19の圧力制御を開始するタイミングに、多少の遅れが生じた方が、使用者のリハビリに好結果を与える場合もあるので、この遅れ量を調整可能としておくことが望ましい。例えば、この遅れ量を調整するためのスイッチやダイヤル等の調整部を制御ユニット4に設けておき、調整部を使用者に操作させることによって、使用者のリハビリにもっとも効果を奏するように状態で動作支援することが可能となる。
【0064】
なお、各曲げセンサの曲げレベル(大きい方が曲がりの程度が大きい。)と、手背側アクチュエータ5のゴム人工筋18及び手掌側アクチュエータ6のゴム人工筋19に対して設定される圧力レベルは、下記の表1の通りである。ここで、圧力レベルは、数字が大きくなるほど高圧であることを示し、圧力レベル1は、バルブが開放され、シリンダ内が大気圧とほぼ等しい状態であることを示している。
【0065】
【表1】

【0066】
すなわち、パワーアシストグローブの電源OFFの状態では、手掌側及び手背側のアクチュエータの圧力レベルは共に1であり、アクチュエータユニット2には、アクチュエータの付勢力が加わらない。このため、アクチュエータユニット2の装着が容易である。そして、使用者がアクチュエータユニット2及びセンサユニット3を装着し、電源を入れると、そのセンサ曲げレベルに応じて手掌側及び手背側のアクチュエータに圧縮空気が送り込まれ、アクチュエータによる付勢力が作用する。センサ曲げレベル1のときは、ほぼ指が伸びている状態(初期形状)であり、このとき、手背側のアクチュエータは圧力レベル3であり、手掌側アクチュエータの圧力レベルは1(付勢力が作用しない)となっている。すなわち、手背側のアクチュエータにより、指部は伸ばす方向に引っ張られ、手掌側アクチュエータにより指部の伸ばし量に規制がかけられる。
【0067】
また、センサ曲げレベルが大きくなるにつれて、手背側アクチュエータは圧力が減少し、手掌側アクチュエータの圧力が大きくなる。これに伴い、手掌側アクチュエータが短くなりワイヤー部により指部が引っ張られて曲げる方向に付勢力を作用させるとともに、手背側アクチュエータにより指部の曲げ量に規制がかけられる。
【0068】
このように、パワーアシストグローブ1は、手背側ゴム人工筋18および手掌側ゴム人工筋19を同時に収縮及び解放させることにより、使用者の手指関節の動作をよりスムーズに行うことができる。また、手背側ゴム人工筋18および手掌側ゴム人工筋19は、収縮方向にのみ付勢力が及ぶ一方、拮抗する側のゴム人工筋が過剰な変形を防止するように機能するため、手指の関節を本来の動きに対して無理な方向や力で駆動させることがない。例えば、手指を伸ばそうとする場合、手背側ゴム人工筋18が収縮して指を伸ばす向きに付勢力を発揮する一方、手掌側ゴム人工筋19が所定の長さ以上に伸びないため、手背側ゴム人工筋18の収縮により手指を過剰に伸ばそうとすることはできなくなる。
【0069】
以上のように、使用者は、センサユニットを装着している自らの健常な方の手指を動かすことで、制御ユニット4がセンサユニット3を通して自らの健常な手指の動きを検知し、その動きにもとづいて、アクチュエータユニット2によって、麻痺した側の手指の対応する筋肉の動作を支援することができる。すなわち、使用者は、パワーアシストグローブ1を用いて、健常な側の手指を見ながら、自らの両手の指を同じように動かそうとすることにより、回復のイメージを持ちながら、意欲を持って自らの麻痺した側の腕を動かしてリハビリすることができる。
【0070】
なお、上記のように発光部29の発光のタイミングを曲げセンサ34による曲げを検出した場合とする以外に、他のタイミングで発光させるようにしてもよい。例えば、動作のリハビリをするために動作させる対象である指に設けられた発光部29を発光させ、その発光を合図として指のリハビリを行わせるようにしてもよい。
【0071】
また、パワーアシストグローブ1においては、アクチュエータとして、柔らかい空気圧式のゴム人工筋を使用しているので、使用者が痛みを感じにくいという効果がある。
【0072】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。
【0073】
例えば、アクチュエータユニット2及びセンサユニット3の装着部は、5指独立で構成されているが、必ずしも5指独立でなくてもよい。例えば、ミトンのように親指と残りの指を分けるような構成としてもよい。
【0074】
パワーアシストグローブ1においては、健常な側の腕にセンサユニット3を装着し、麻痺した側の腕にアクチュエータユニット2を装着した例を示したが、本発明はこの例に限定されない。例えば、前述の構成に加えて、さらに、麻痺した側の腕にもセンサを装着して、制御ユニット4が麻痺した側の腕の筋肉の動きを検知することによって、使用者の筋力の回復度合いを測定することも可能である。
【0075】
さらにこのとき、制御ユニット4は、使用者の筋力の回復度合いを測定して、その結果に応じて、動作支援する量を変化させる(例えば、筋力が回復するほど、支援量を減らす)ことにより、より効果的なリハビリが可能である。
【0076】
また、センサユニット3の装着される側の腕に、グリップ等を握らせておいて、グリップに圧力センサ等を設けることにより、使用者の握力を検知して、その握力の変化によって、安全スイッチが働くような構成としておけば(例えば、握力が低下した場合には、安全スイッチを働かせて、装置をオフにする)、安全性に優れた構成が実現できるとともに、力のこもった状態の腕の方が、手指の形状のセンシングがしやすいので、より効果的なリハビリが可能となる。
【0077】
また、上記実施形態では、曲げセンサ34は、3段階に曲げレベルを検出するように構成されているが、これに限定されるものではなく、多段階又は無段階に検出するようにしてもよい。なお、曲げセンサ34の検出段数に応じて、手背側ゴム人工筋18および手掌側ゴム人工筋19の圧力レベルの調整段数を多くすることが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【0078】
【図1】本発明の動作支援装置の実施形態にかかるパワーアシストグローブの構成を示す図である。
【図2】図1のパワーアシストグローブのセンサユニットの構成を示す外観図であり、右手に装着した状態を示している
【図3A】指部を伸ばした状態にある図1のパワーアシストグローブのアクチュエータユニットを手背側から見た構成図である。
【図3B】図3Aのアクチュエータユニットを手掌側から見た構成図である。
【図3C】図3Aのアクチュエータユニットを側方から見た構成図である。
【図4A】指部を曲げた状態にある図1のパワーアシストグローブのアクチュエータユニットを手背側から見た構成図である。
【図4B】図4Aのアクチュエータユニットを側方から見た構成図である。
【図5A】アクチュエータユニットの中指の部分でのアクチュエータの構成を示す図である。
【図5B】手背側アクチュエータのゴム人工筋の取り付け構造を示す図である。
【図5C】手掌側アクチュエータのゴム人工筋の取り付け構造を示す図である。
【図5D】中指の部分での手掌側アクチュエータのワイヤー部の取り付け構造を示す図である。
【図6】図1のパワーアシストグローブに用いられる空気圧式ゴム人工筋の外観構成を示す図である。
【図7】パワーアシストグローブが使用者の動作支援を行う際の動作ステップを示すフローチャートである。
【図8】本発明の第1の実施の形態におけるパワーアシストグローブ1の機能ブロック図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態におけるパワーアシストグローブ1の制御ユニットの機能について説明するための図である。
【符号の説明】
【0079】
1 パワーアシストグローブ
2 アクチュエータユニット
3 センサユニット
4 制御ユニット
5 手背側アクチュエータ
6 手掌側アクチュエータ
7 センサ
8 空気圧源
11 アクチュエータ側装着部
12 指部
13 中手部
14 指部被覆部材
15 手掌側被覆部材
16 手背側被覆部材
17 先端被覆部材
18 手背側ゴム人工筋
19 手掌側ゴム人工筋
20 エアチューブ
21 ワイヤー部
22,23,24 指部ガイド部材
25 中手部ガイド部材
29 発光部
31 センサ側装着部
32 指部
33 中手部
34 曲げセンサ
35 センサカバー
36 ケーブル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者の一方の手に装着可能で指部と中手部を有する手袋状の装着部材と、
前記装着部材の手背側に指部の先端と中手部との間に懸架される伸縮自在な手背側アクチュエータと、
前記装着部材の手掌側に指部の先端と中手部との間に懸架される伸縮自在な手掌側アクチュエータとを備え、
前記手掌側アクチュエータは、前記指部の先端手背側から指部両側部を通って前記指部の手掌側に配置され、指部の各関節相当位置での間隔が異なるように前記指部に沿って中手部まで配置された2つのワイヤーで構成されたワイヤー部と、前記ワイヤー部と連結し前記中手部に設けられたゴム人工筋とを備えることを特徴とする、動作支援装置。
【請求項2】
前記ワイヤー部は、前記指部の各関節相当位置での間隔が、前記指部の先端関節の相当位置で狭く、他の関節相当位置では前記指部の先端側から広狭の繰り返しとなるように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の動作支援装置。
【請求項3】
前記装着部材の指部は、5指独立に構成されており、
前記手背側アクチュエータ及び手掌側アクチュエータは、各指部に対応して設けられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の動作支援装置。
【請求項4】
前記動作支援装置は、
装着された使用者の他方の手の指に沿って配置され指の屈曲を検出する曲げセンサを備えたセンサユニットと、
前記センサユニットが検知した指の屈伸に基づいて、前記手背側アクチュエータ及び手掌側アクチュエータの動作制御を行う制御ユニットを備えたことを特徴とする、請求項1から3のいずれか1つに記載の動作支援装置。
【請求項5】
前記制御ユニットは、前記センサユニットが検知した指の屈伸の動作と同じ動作を行うように前記手背側アクチュエータ及び手掌側アクチュエータの動作制御を行うことを特徴とする請求項4に記載の動作支援装置。
【請求項6】
さらに、前記手背側アクチュエータ及び手掌側アクチュエータに空気を供給する空気圧源を備え、
前記手背側アクチュエータ及び手掌側アクチュエータが空気圧式ゴム人工筋で構成され、
前記制御ユニットは、前記空気圧式ゴム人工筋の空気圧を制御することにより、手背側アクチュエータ及び手掌側アクチュエータを動作させることを特徴とする請求項4又は5に記載の動作支援装置。
【請求項7】
さらに、前記指部の先端に発光器を備え、
前記制御ユニットは、前記センサユニットの検出に連動して前記発光器を発光させることを特徴とする、請求項4から6のいずれか1つに記載の動作支援装置。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図5D】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2009−112578(P2009−112578A)
【公開日】平成21年5月28日(2009.5.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−289813(P2007−289813)
【出願日】平成19年11月7日(2007.11.7)
【出願人】(507368685)アクティブリンク株式会社 (1)
【Fターム(参考)】