説明

建設機械の表示装置

【課題】注意などに関するメッセージのうち、建設機械の作業に関して重要なメッセージを再表示して、その内容を確認することができるようにする。
【解決手段】
表示用コントローラ10には予め、再表示するメッセージが登録された再現メッセージ登録部11を有する。ECU20のメッセージ記憶部22に記憶されたメッセージを表示装置1に表示する際、再現メッセージ登録部11に登録されたメッセージと一致するメッセージは、計時部14にて計時された日付、時刻と共に再現メッセージ記憶部13に記憶される。切換スイッチ15の操作によりメッセージ再表示モードにすると、再現メッセージ記憶部13に記憶されたメッセージが日付、時刻と共に表示装置1に表示される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建設機械の表示装置に関し、より詳細には、建設機械を取り扱い中に表示されるメッセージを表示する表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
建設機械には、作業の状態を確認するため、燃料センサ、エンジン冷却水温センサ等の各種のセンサが設けられ、それらセンサの検出値を視認性良く表示するためにメータ形式やグラフ形式等で表示する表示装置が備えられている。
このような建設機械の表示装置においては、通常、表示装置に表示される情報が大量であるために、異常が生じたときには、運転者に異常を報知するために表示装置を異常表示画面に切換える。
【0003】
このような異常を報知する建設機械の表示装置において、複数の異常が同時に発生した場合は、各異常に関する表示画面を所定時間毎に、順次、切換えたり、通常の作業状態を表示する通常表示と異常表示画面とを、所定時間毎に切換えて表示したりする方法が知られている。通常、建設機械の運転者は、操作する操作部材が大変多く、表示装置の表示画面の切換え操作を行うのは困難な場合があるので、このようにすることにより、異常等の発見の遅れをなくすことが可能となる(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−301953号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
建設機械により作業を行う場合に、異常状態を表示する他にも、運転者に注意を促すメッセージを表示する。
このメッセージは、早期に対応を図らないと、以降の作業に大きな支障をきたす重要なメッセージも含まれており、基本的には、運転者は見逃すことはできない。
しかし、建設機械による作業においては、運転者は、常時、表示装置に表示された画面を監視しながら作業を進めている訳ではなく、地形の状態や周囲状況等を、直接、目視により確認しながら作業をする必要があり、メッセージを確認できないことがある。あるいは、もっと単純に、汗を拭いたり、脇見をしたり、うっかりしたりしてメッセージを見逃すこともある。
異常な状態が継続する場合には、その状態が再度表示されることになるが、特に、注意等のメッセージにおいては再度報知されることが無いので、早期の対応を図ることができず、以降の作業に支障をきたすことがあった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明の建設機械の表示装置は、稼動状態に基づいて表示すべきメッセージを記憶するメッセージ記憶部と、再表示すべきメッセージが登録された再現メッセージ登録部と、メッセージ記憶部に記憶されたメッセージが稼動状態に応じて表示された表示時刻を計時する時刻計測手段と、稼動状態に応じて表示されたメッセージの中から再表示すべきメッセージであるか否かを判断する判断手段と、判断手段により再表示すべきメッセージであると判断されると、稼動状態に応じて表示されたメッセージを表示時刻と共に再現メッセージとして記憶する再現メッセージ記憶部と、再現メッセージ記憶部に記憶された再現メッセージを表示時刻と共に表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
この発明の建設機械の表示装置によれば、建設機械の稼動状態に応じて表示されたメッセージが、そのメッセージが表示された時刻と共に再表示させることができるので、たとえ、そのメッセージを見落としたとしてもメッセージの内容と、そのメッセージが表示されるに至った原因の発生時刻を確認することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の建設機械の表示装置の一実施の形態を示すブロック回路図。
【図2】図1に図示された建設機械におけるメッセージ記憶部に記憶されたメッセージの内容。
【図3】図1に図示された建設機械における再現メッセージ登録部に登録されたメッセージの内容。
【図4】メッセージ再表示モードにおいて、図1に図示された建設機械の表示装置の画面に表示される表示内容。
【図5】本発明の建設機械の表示装置における一実施の形態としての処理フロー。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の建設機械の表示装置の一実施の形態を図面と共に説明する。
図1は、本発明の表示装置を備えた、建設機械100のブロック回路図である。
本発明の建設機械の一実施の形態として、エンジンから排気される排気ガスを浄化するDPF(Diesel Particulate Filter)53が装着された排気浄化部50を備えた建設機械100として説明する。
建設機械100は、表示用コントローラ10と、排気浄化部50と、排気浄化部50の再生化を制御するECU(電子制御装置)20とを含んでいる。
【0010】
排気浄化部50は、加熱器51と、酸化触媒52と、DPF53とを有する。
加熱器51は、エンジン31から排気される排気ガスの未燃成分をH2とCoに改質する。酸化触媒52は、白金やパラジウム等の触媒による酸化作用によって、排気ガスに含まれる軽油、H2、Co等の未燃成分を燃焼する。
【0011】
DPF53は、例えば、コジェライトのようなセラミックスからなる多孔質のハニカム構造であり、多孔質薄壁によって格子状に流路が形成される。各流路の入口と出口は、交互に目封じされており、DPF53に流入した排気ガスに含まれる粒子状物質(以下、PM)は、多孔質薄壁の内側表面で捕集される。これにより、エンジン31から排出された排気ガスが濾過され、PMが除去された排気ガスが排気浄化部50の外部に排出される。
【0012】
DPF53に捕集されたPMは、燃焼可能である。そこで、捕集された排気ガスのPMが多量になると、PMを燃焼してDPF53を再生化する。DPF53を再生するには、一般的には、エンジン31の負荷を大きくし、エンジン31から排気される排気ガスの温度を高温にしてPMを燃焼する方法がとられる。
【0013】
DPF53の上流側と酸化触媒52との間には、DPF53の上流側における圧力PFを検出する圧力検出器61および排気ガスの温度TFを測定する温度センサ63が配置されている。また、DPF53の下流側には、DPF53の下流側における圧力PRを検出する圧力検出器62が配置されている。
圧力検出器61により検出される圧力PF、温度センサ63により検出される温度TF、および圧力検出器62により検出される圧力PRはECU20に入力される。
また、エンジン31には、エンジン回転数NEを検出するエンジン回転数検出器64が装着されており、エンジン回転数NEは、ECU20に入力される。
【0014】
ECU20は、CPU、ROM、RAM等を含むものであり、演算部40に演算の指令を行う。演算部はECU20に内蔵されていてもよい。
温度センサ63から入力される温度TFが、PMの燃焼温度未満である場合、ECU20は、演算部40に圧力検出器61から入力される圧力PFと圧力検出器62から入力される圧力PRとの圧力差ΔPを演算する指令を行う。排気浄化部50の温度TFがPMの燃焼温度未満である場合には、DPF53の再生化が行われておらず、DPF53はPMで目詰まりをしている状態である。そこで、ECU20は、この圧力差ΔPが所定値を超えたと判断すると、エンジン31の負荷が増大されるよう指令する。この場合、図示はしないが、ECU20内には圧力差ΔPに対応する負荷の増大分は、予め、テーブルとして、あるいは、所定の計算式としてROM等により記憶されている。
【0015】
また、ECU20は、表示装置1に表示する表示画像を形成するイメージ画像形成部21とメッセージ記憶部22とを有する。
イメージ画像形成部21は、燃料残量やエンジン水温等の建設機械の各種稼動情報をメータ形式、グラフ形式等の所定の表示様式で表示するための画像を形成する。
【0016】
メッセージ記憶部22には、建設機械100の状態を示すメッセージがテキスト形式で記憶されている。
図2は、メッセージ記憶部22に記憶されたメッセージの内容の一例を示す。
「正常に終了しました」は、排気浄化部50において、DPF53の上流側の温度TFがPMの燃焼温度以上となり、DPF53の再生化が正常に終了した場合に、表示装置1において表示される内容である。
「再生が中断されました」は、DPF53の上流側の温度TFがPMの燃焼温度未満に低下したにも拘わらず、例えば、圧力検出器61から入力される圧力PFと圧力検出器62から入力される圧力PRとの圧力差ΔPが所定値以上である場合等、再生処理が中断された場合に表示装置1において表示される内容である。
「設定完了」は、例えば、計時部14の時刻修正等の時刻設定が完了した場合等に、表示装置1において表示される内容である。
【0017】
表示用コントローラ10は、再現メッセージ登録部11と、比較部12と、再現メッセージ記憶部13と、計時部14とを有している。
再現メッセージ登録部11には、表示装置1に表示されるメッセージのうち、見落とすと重要な弊害が生じるメッセージであり、必ず、留意しなければならない重大なメッセージが登録されている。図3は、再現メッセージ登録部11に登録されたメッセージの内容の一例を示す。
図3と図2を対比すると、図3、すなわち、再現メッセージ登録部11には、図2、すなわち、メッセージ記憶部22に記憶されている「設定完了」のメッセージが登録されていない。
【0018】
すなわち、「正常に終了しました」および「再生が中断されました」のメッセージは、運転者が必ず留意すべきメッセージである。これに対し、時刻設定が完了した際に表示装置1に表示される「設定完了」のメッセージは、上記2つのメッセージ程の重要性はない。
そこで、本発明の建設機械の表示装置では、「正常に終了しました」および「再生が中断されました」のメッセージが表示装置1において表示された場合、これらのメッセージが表示された日付、時刻を計時する計時部14で計時された日付、時刻と共に再現メッセージ記憶部13に記憶させ、再度、表示することが可能となっている。
【0019】
建設機械100は、通常表示モードと、メッセージ再表示モードの切換えを行うための切換スイッチ15を有しており、この切換スイッチ15を操作すると、表示用コントローラ10から、モード選択部16に切換信号が送出され、通常表示モードからメッセージ再表示モードへの切換がなされる。
メッセージ再表示モードでは、表示装置1に、再現メッセージ記憶部13に記憶されているメッセージが、通常モードの状態で表示装置1に表示された日付、時刻と共に表示される。
【0020】
図4は、メッセージ再表示モードにおいて、表示装置1に表示される画面の一例を示す。
表示装置1には、メッセージが表示された日付、時刻およびメッセージの内容が表示されるため、運転者は、仮にメッセージを見落としていた場合でも、その内容を確認することができる。
【0021】
図5は、本発明の建設機械の表示装置における関連動作の一実施の形態を示す処理フローである。この処理フローは、表示用コントローラ10およびECU20内の制御プログラムにより実行される。
以下、図5を参照して本発明の処理フローの一実施の形態を説明する。
エンジン31のスタートキーをオンし、図示しない表示装置1の電源スイッチをオンすると、表示装置1に、建設機械100の作業状態を示す通常の画像が表示される(ステップS1)。通常表示の画像は、ECU20のイメージ画像形成部21により作成され、モード選択部16を介して表示装置1にて表示される。
なお、モード選択部16のモード切換は、後述する如く、切換スイッチ15の操作により行われるものであるが、初期状態では、通常表示モードにイニシャライズされるものとする。
【0022】
ステップS1における通常の表示画面を表示中、建設機械100の作業状態に対応して、メッセージ記憶部22に記憶されているメッセージのいずれかを表示すべき状態になると、ECU20は、そのメッセージをモード選択部16に送出し、表示装置1にて表示させる(ステップS2)。このとき、そのメッセージは表示用コントローラ10の比較部12にも送出される。
【0023】
次に、ステップS3に進み、比較部12において、メッセージ記憶部22から送出されたメッセージと再現メッセージ登録部11に登録されているメッセージとが一致するか否か判断される。
判断結果が肯定されれば、ステップS4に進み、否定されればステップS8に進む。
【0024】
ステップS4では、計時部14からメッセージが表示されたときの日付および時刻が読み出される。
次に、ステップS5に進み、再現メッセージ登録部11に登録されているメッセージと共に、そのときの日付および時刻がそのメッセージに対応付けて再現メッセージ記憶部13に記憶される。
【0025】
次に、ステップS6に進み、再現メッセージ記憶部13に登録されてから所定時間、例えば、1日または1週間が経過したか否かが判断される。
判断結果が肯定されるとステップS7に進み、否定されるとステップS8に進む。
【0026】
ステップS7では、再現メッセージ記憶部13に登録されたメッセージのうち、所定時間経過したメッセージが消去される。これは、再表示されるメッセージの数があまり多くなると、見落としたメッセージであるか否か判断に時間が掛かったり、旧いメッセージを直近のメッセージと誤解したりする確率が大きくなるので、その対応として行う処理である。
【0027】
ステップS3において否定された場合、ステップS6において否定された場合またはステップS7が終了した後は、ステップS8において、メッセージ再表示モードであるか否か判断される。
ここで、切換スイッチ15が操作されて、モード選択部16がメッセージ再表示モードに設定されている場合にはステップS9に進み、モード選択部16が通常表示モードに設定されている場合にはステップS10に進む。
【0028】
ステップS9では、再現メッセージ記憶部13に記憶されているメッセージと、このメッセージが表示装置1に表示されたときの日付および時刻とが読み出され、図4に図示されているように、表示装置1に表示される。この表示は、切換スイッチ15が操作され、メッセージ再表示モードから通常表示モードに切換えられるまで継続する。この場合、メッセージの表示は、再現メッセージ記憶部13に記憶されているすべてのメッセージを1画面に表示してもよいし、スクロール表示してもよいし、あるいは、1画面毎にメッセージを1つずつ所定時間あるいはキー操作により送り表示するようにしてもよい。
【0029】
ステップS10では、電源スイッチが操作され、オフとなったか否かが判断され、オフされていなければ、ステップS1に戻り、オフされていれば終了する。
【0030】
以上説明した通り、本発明の建設機械の表示装置によれば、再現メッセージ記憶部に記憶された再現メッセージの内容をそのメッセージが表示装置1に表示された時点の時刻と共に再表示することが可能となる。このため、表示された時刻に基づいて、見逃したメッセージであるのか否かについても判断することが可能であり、見逃したメッセージであれば、直ちに、対応することにより、以降の作業への支障を確実に防止することができる。
また、このように、メッセージを見逃したように思えたとき、あるいは、一見はしたけれど、メッセージの内容を再確認したいときなど、直ちに、メッセージを計時された時刻と共に再表示させることができるため、運転者の安心感が高まる結果、建設機械による作業に対する信頼性が増大するという効果も期待できる。
【0031】
また、再表示するメッセージは、表示装置1に表示されるメッセージのすべてではなく、建設機械による作業において重要であるメッセージのみである。このため、表示が見難くなったり、判断に時間が掛かったり、誤解したりするようなことを防止することができ、効率的に確認をすることができる。
【0032】
なお、上記一実施の形態においては、メッセージ記憶部22から送出されたメッセージと再現メッセージ登録部11に登録されているメッセージとが一致した場合に、そのメッセージをそのメッセージが表示装置1に表示された時刻と共に再現メッセージ記憶部13に記憶する方法で説明した。
しかし、メッセージ記憶部22から送出されたメッセージを、すべて時刻と共に再現メッセージ記憶部13に記憶し、メッセージ再表示モードにおいて、再現メッセージ記憶部13に記録されたメッセージのうち、再現メッセージ登録部11に記憶されているメッセージと一致するメッセージのみを表示するようにしてもよい。
【0033】
上記一実施の形態では、排気浄化に関するメッセージを表示する場合で説明した。
しかし、本発明の建設機械の表示装置は、排気浄化に関するメッセージを表示する場合に限られるものではなく、建設機械の表示装置に表示する種々のメッセージに対して適用することができる。
例えば、建設機械において、取り付けるアタッチメントに応じて、油圧ポンプの容量の設定を切換える操作があるが、このような操作に関連するメッセージを表示する場合に、本発明の建設機械の表示装置を適用することができる。
【0034】
上記一実施の形態では、メッセージ記憶部22に登録されたメッセージは、所定時間経過後に消去することとした。
しかし、メッセージ記憶部22に登録されたメッセージは、所定の件数に達したら、旧いメッセージから順に消去するようにしてもよい。
【0035】
上記一実施の形態では、メッセージと共にこのメッセージが表示された日付、時刻を表示するものであった。しかし、再現メッセージ記憶部13には、一日分のメッセージを記憶させてもよく、その場合には、時刻のみを表示し、日付は表示しなくてもよい。
【0036】
上記一実施の形態では、メッセージ記憶部22と再現メッセージ登録部11に記憶されているメッセージの比較をメッセージに内容で行うようにしたが、メッセージをコードで比較するようにしてもよい。その他、本発明の建設機械の表示装置は、発明の趣旨の範囲内において、種々、変形することが可能であり、要は、稼動状態に基づいて表示すべきメッセージを記憶するメッセージ記憶部と、再表示すべきメッセージが登録された再現メッセージ登録部と、メッセージ記憶部に記憶されたメッセージが稼動状態に応じて表示された表示時刻を計時する時刻計測手段と、稼動状態に応じて表示されたメッセージの中から再表示すべきメッセージであるか否かを判断する判断手段と、判断手段により再表示すべきメッセージであると判断されると、稼動状態に応じて表示されたメッセージを表示時刻と共に再現メッセージとして記憶する再現メッセージ記憶部と、再現メッセージ記憶部に記憶された再現メッセージを表示時刻と共に表示する表示手段と、を備えたものであればよい。
【符号の説明】
【0037】
1 表示装置
10 表示用コントローラ
11 再現メッセージ登録部
12 比較部
13 再現メッセージ記憶部
14 計時部
15 切換スイッチ
16 モード選択部
20 ECU
21 イメージ画像形成部
22 メッセージ記憶部
50 排気浄化部
100 建設機械






【特許請求の範囲】
【請求項1】
稼動状態に基づいて表示すべきメッセージを記憶するメッセージ記憶部と、再表示すべきメッセージが登録された再現メッセージ登録部と、
前記メッセージ記憶部に記憶されたメッセージが稼動状態に応じて表示された表示時刻を計時する時刻計測手段と、
前記稼動状態に応じて表示されたメッセージの中から再表示すべきメッセージであるか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により再表示すべきメッセージであると判断されると、前記稼動状態に応じて表示されたメッセージを表示時刻と共に再現メッセージとして記憶する再現メッセージ記憶部と、
前記再現メッセージ記憶部に記憶された前記再現メッセージを表示時刻と共に表示する表示手段と、
を備えたことを特徴とする建設機械の表示装置。
【請求項2】
請求項1に記載の建設機械の表示装置において、前記判断手段による判断は、前記メッセージ記憶部に記憶されたメッセージを前記表示手段に表示する処理と並行して行われることを特徴とする建設機械の表示装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の建設機械の表示装置において、さらに、前記再現メッセージを前記時刻計測手段により計時された時刻と共に表示するメッセージ再表示モードと、通常の稼動状態に応じたメッセージを表示する通常表示モードとを選択する選択手段を備えたことを特徴とする建設機械の表示装置。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項に記載の建設機械の表示装置において、前記再現メッセージ登録部に登録されたメッセージには、排気ガス浄化装置の再生化の処理結果が含まれていることを特徴とする建設機械の表示装置。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−155061(P2012−155061A)
【公開日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−12781(P2011−12781)
【出願日】平成23年1月25日(2011.1.25)
【出願人】(000005522)日立建機株式会社 (2,611)
【Fターム(参考)】