説明

情報記録再生装置

【課題】
大容量のハードディスク装置が搭載されたビデオカメラの場合、記録した映像音声情報の数がハードディスク装置にたくさん溜まり、ユーザーが映像音声情報を管理するのが大変である。ユーザーがハードディスク装置内の映像音声情報を整理しようとした時に、ダビングがまだ実施されていない映像音声情報をダビング済みであると勘違いしてハードディスク装置内から削除してしまう可能性がある。
【解決手段】映像音声情報のダビングを実施したとき、その映像音声情報に対してダビング実施済みであることをビデオカメラ内部のメモリやハードディスク装置などに記憶しておくことで、誤ってダビング未済みの映像音声情報をユーザーが削除しようとした場合、ユーザーに通知する方法がある。これにより、ユーザーがダビング済みだと勘違いしてハードディスク装置から削除してしまうことを回避できるので、ユーザーに対して使い勝手の向上した情報記録再生装置を提供できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報記録再生装置に関する。特に複数の記録媒体に情報を記録する情報記録再生装置に係る。
【背景技術】
【0002】
本技術分野の背景技術として、例えば、特開2002-50155号公報、特開2005-182864号公報がある。
【0003】
特開2002-50155号公報には、「[課題] カセット型磁気テープ記録媒体に対する記録再生のみならず、ハードディスクの記録再生をカセット型磁気テープと同じ記録再生用の装填部を利用して行うことのできる記録再生装置を提供する。[解決手段] カセット型磁気テープ記録媒体5の装填部4と、該装填部4に装填されたカセット型磁気テープ記録媒体5の磁気テープ8に対して記録又は再生を行う磁気テープ用記録再生手段Jとを備え、ハードディスク12をケース7に内装して構成されるカセット型ハードディスク記録媒体6を装填部4に挿脱自在に構成し、装填部4に装填されたカセット型ハードディスク記録媒体6用の記録手段HK及び/又は再生手段HSを備える。」と記載されている(要約参照)。
【0004】
特開2005-182864号公報には、「[課題]記憶装置の大きなサイズの映像データを読み出して残容量の少ない記録媒体に書き込む際、元データのサイズが書き込み先の記録媒体の残容量より大きいと、記録媒体の残容量に入るよう映像データのサイズを自動的に分割して書き込み可能とする。[解決手段]DVD18の残容量に比してHDD16のコピー元の大きなサイズのデータをDVD18にコピーする際に、残容量が記録されているDVD18から残容量を検出し、コピー元データをDVD18の残容量に入るサイズに分割して、DVD18にコピーする。その際、HDD16のコピー元データを分割コピーする毎に、コピー済みを示す分割情報をコピー元データに対応させて対応関係テーブルとして作成しておく。そして、次回コピー時、前回の分割コピーに続くデータ部分を別の記録媒体にコピーする際に、前回の分割情報の位置からコピー元データを分割しコピーする。」と記載されている(要約参照)。
【0005】
【特許文献1】特開2002-50155号公報
【特許文献2】特開2005-182864号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
民生用ビデオカメラの記録メディアは、ハードディスク装置、DVDを搭載したレコーダの急速な普及を背景に、miniDVからDVDにメディアチェンジが進んでいる。DVDビデオカメラが普及する中で、ハードディスク装置の記録容量も年々増加しており、映像音声情報の記録媒体としてハードディスク装置を採用したビデオカメラも製品化されている。ハードディスク装置装置を搭載するビデオカメラについては、特許文献1に記載されている。ハードディスク装置は、DVDと比較して記録容量が大きいため、長時間のカメラ記録ができるという長所がある。一方、ハードディスク装置はカメラ本体に内蔵するのが一般的である。そのため、DVDカメラとは異なり、記録したデータを持ち運ぶことは容易でない。また、ハードディスク装置は、大容量であると言っても、その容量は有限であるため、全容量を記録してしまった場合には、不要な映像音声情報を削除しない限り、新たな映像音声情報を記録することはできない。このような背景の中、ハードディスク装置とDVDドライブの2つ記録媒体を搭載するビデオカメラが製品化されている。このビデオカメラでは、ハードディスク装置の記録容量の大きさとDVDの持ち運びと保存の容易さという、両者の長所を最大限に活かすことができる。このとき、ハードディスク装置に記録した映像音声情報をDVDにダビングする機能を持たせると、例えばビデオカメラ本体だけで簡単に映像音声情報をハードディスク装置からDVDにダビングすることが可能であるため、ユーザーにとって使い勝手が良い。複数の記録媒体に情報を記録する情報記録再生装置として、例えば特許文献2がある。特許文献2には、第一の記録媒体からから第二の記録媒体にデータをコピーする機能を有する情報記録再生装置が開示されている。
【0007】
ところで、大容量のハードディスク装置が搭載されたビデオカメラの場合、記録した映像音声情報の数がハードディスク装置にたくさん記録され、ユーザーはその全ての映像音声情報を管理することが大変である。この時前述したハードディスク装置とDVDドライブの2つを搭載するビデオカメラであれば、一般にユーザーは保存のためにハードディスク装置に記録した映像音声情報をDVDにダビングする。しかしながら、DVDドライブが搭載されていてダビングが容易になったとしても、ユーザーはハードディスク装置内のどの映像音声情報がダビング済みであるのかを覚えておく必要がある。ユーザーがハードディスク装置内の映像音声情報を整理しようとした時に、ダビングがまだ実施されていない映像音声情報をダビング済みであると勘違いしてハードディスク装置内から削除してしまう可能性がある。記録した映像音声情報はユーザーにとっては二度と復元できない重要な映像音声情報であり、誤って削除されてしまう可能性があるということは重要な問題である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、例えば、映像音声情報のダビングを実施した際に、その映像音声情報に対してダビング実施済みであることをビデオカメラ内部のメモリやハードディスク装置などに記憶しておくことで、誤ってダビング未済みの映像音声情報をユーザーが削除しようとした場合、ユーザーに通知する方法がある。
【発明の効果】
【0009】
上記手段によれば、例えば、ユーザーがダビング済みだと勘違いしてハードディスク装置から削除してしまうことを回避できるので、ユーザーに対して使い勝手の向上した情報記録再生装置を提供できる。上記以外の課題・手段・効果は、後述する実施例によって明らかにされる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、実施例について、図面を用いて説明する。
【実施例1】
【0011】
実施例としてDVD等の光ディスクドライブとハードディスク装置を同時に搭載した情報記録再生装置について説明する。
【0012】
また、本発明において、ダビングはハードディスク装置から光ディスク記録媒体へ映像音声情報を複写することを例に説明する。ただし、本発明の適用範囲はダビング元がハードディスク装置でダビング先の光ディスク記録媒体であることに限定されるものではなく、ダビング元とダビング先の記録媒体は情報を記録できるその他のメモリやストレージなどにも適用可能である。
【0013】
図1は、情報記録再生装置のブロック図である。情報記録再生装置は、入力された映像情報と音声情報を、光ディスク記録媒体またはハードディスク装置に記録することが可能であり、前記記録した情報を再生することが可能である。なお、映像情報や音声情報を記録する際には、各記録媒体で定められた規格に従って記録し、再生を行うことができる。ハードディスク装置は、情報記録再生装置に内蔵されていても良いし、着脱式でも良い。着脱式であれば、ハードディスク装置に記録されたデータを持ち運ぶことができるため、データを他の機器に移すことも容易である。また、ハードディスク装置のかわりに、半導体メモリ等でも同様の効果が得られる。本実施例では、内蔵型のハードディスク装置を使用した場合について説明する。ここで、DVDの種類は、特に限定されるものではない。DVD-RAM、DVD-R、DVD-RW、DVD+R、DVD+RWなどの各規格に準拠したすべてのディスクについて適用可能である。また、DVDに限定せず、例えば大容量の光ディスク記録媒体であるBD(Blu-ray Disc)やHD-DVDでも適用可能である。本実施例では情報記録再生装置の一例として撮像素子を有する情報記録再生装置を例に説明する。ただし、本発明の適用範囲は撮像素子を有する情報記録再生装置に限定されるものではなく、撮像素子を有さない据え置き型のレコーダや携帯音楽端末などにも適用可能である。
【0014】
図1において、100は情報記録再生装置である。101はシステム全体を制御するシステム制御部である。102は撮像素子であり、被写体を撮像し、撮像情報を光電変換する。103は光ディスク記録媒体装填部であり、光ディスク記録媒体113について挿脱自在に装填できる。104は映像入出力端子であり、105の映像圧縮伸張部において圧縮・伸張されたデジタル映像信号の入出力を行う。106は音声入出力端子であり、107の音声圧縮伸張部において圧縮・伸張されたデジタル音声信号の入出力を行う。110は多重/分離部であり、映像圧縮伸張部105および音声圧縮伸張部107からそれぞれ出力される映像圧縮データと音声圧縮データを多重化してストリームデータを生成し、あるいはストリームデータを映像圧縮データと音声圧縮データに分離して、それぞれのデータを映像圧縮伸張部105および音声圧縮伸張部107に入力する。108は光ディスク記録媒体用ドライバ部であり、システム制御部101を介して多重/分離部110が生成したストリームデータや各種の情報ファイルを所定の形式で光ディスク記録媒体110に書き込み、あるいは光ディスク記録媒体110に記録されているストリームデータや各種の情報ファイルを読み出す。
【0015】
111はハードディスク装置用ドライバ部であり、システム制御部101を介して多重/分離部110が生成したストリームデータや各種の情報ファイルを所定の形式でハードディスク装置112に書き込み、あるいはハードディスク装置112に記録されているストリームデータや各種の情報ファイルを読み出す。電源部116は、装置を駆動するための電池や交流電源といった情報記録再生装置を駆動する電源を供給する。ここで、映像圧縮伸張部105、音声圧縮伸張部107、多重/分離部110、光ディスク記録媒体用ドライバ部108、ハードディスク装置用ドライバ部111は、回路としてハードウエア的に動作を実行する構成にしても良いし、システム制御部101にプログラムとして記憶し、ソフトウェア的に処理を実行する構成としても良い。光ディスク記録媒体113およびハードディスク装置112には、映像情報や音声情報といったAVデータをデジタル的に情報量圧縮したファイルや、それらのAVデータの管理情報などが主に記録されている。109は通信部であり、情報処理装置などの他の機器との通信処理を行う。114は通信入出力端子である。115はモニタ部であり、情報記録再生装置100の動作メニュー、または撮像素子102で入力される映像情報、または光ディスク記録媒体やハードディスク装置に記録された映像情報などを表示する。
【0016】
図2は映像音声情報の管理情報の項目と情報の例である。
管理情報210とは、情報記録再生装置で記録した映像音声情報、いわゆるシーン毎の情報である。管理情報には、記録した日付時刻情報、プログラム、映像音声情報のタイトル情報が含まれる。またダビングに関する情報として、ダビングフラグ、ダビング日付時刻情報、ダビング回数情報が含まれる。
【0017】
シーン番号200は、記録した映像音声情報の通し番号である。映像音声情報を記録するたびに新規に番号が付与される。記録日付時刻201は、映像音声情報を記録した際に記憶される情報である。シーンタイトル202は、映像音声情報を記録した後にユーザーが管理情報を編集することで記憶されるタイトル情報である。ダビングフラグ203は、ハードディスク装置から光ディスク記録媒体へダビングを実施したことを記憶する情報である。ダビング回数204は、ダビングを実施した回数を記憶する情報である。最初にダビングした日付時刻205は、その映像音声情報のダビングを最初に実施した時の日付時刻情報を記憶する情報である。
【0018】
図3はダビング時の処理フローである。
情報記録再生装置を用いて映像音声情報をハードディスク装置に記録した場合、ハードディスク装置に記録した映像音声情報を光ディスク記録媒体にダビングすると、その映像音声情報の管理情報210にダビングフラグ203をフラグオンにする。ダビングフラグ203は、ダビング済みか否かを判断できるフラグであり、フラグオンの場合、ダビング済みであることを表す。
【0019】
また、ダビングフラグ203をフラグオンにする際、ダビングを実施した日付、時間を管理情報の最初にダビングした日付、時刻情報205に記録する。
【0020】
また、ダビングを実施した映像音声情報がすでにダビング済みであった場合、ダビング回数をインクリメントし、ダビングを実施した回数を記憶する。ダビング日付、時刻情報は、最初にダビングした情報を記録する。
【0021】
ステップ300では、管理情報を取得する。ステップ301では、ダビングフラグ203の状態をチェックする。
【0022】
ダビングフラグがオンであればステップ304へ進む。ダビングフラグがオフであれば、ステップ302へ進む。ステップ302では、ダビングフラグをオンにする。ステップ303では、ダビング日時を現在日時に設定する。ステップ304では、ダビング回数をインクリメントする。ステップ305では、ダビングを開始する。
【0023】
図4はダビングした映像音声情報を区別するサムネイル表示画面である。
情報記録再生装置に付属する液晶画面などのモニタ部115の画面に記録した映像音声情報の映像音声情報をサムネイル表示させる時に、ダビング済みの映像音声情報であることがわかるようにサムネイルの表示枠の色や形を変化させる。または、サムネイル画像内にダビング済みを知らせるマークを表示する。またダビング回数を表示することも可能である。サムネイル表示画面400は、記録済みの映像音声情報のサムネイル一覧を表示する画面である。映像音声情報のサムネイル画像401は、各映像音声情報のサムネイル画像である。カーソル402は、現在選択している映像音声情報を表す。ダビングマーク403は、ダビング済みであることを示す。
【0024】
図5は、サムネイル表示の処理フローを示す。
情報記録再生装置に付属する液晶画面などのモニタ部115に表示される操作メニューや情報記録再生装置の本体ボタンの操作で、表示するサムネイルをダビング済みの映像音声情報のみとすることを可能とする。反対にダビングしていない映像音声情報のみサムネイルを表示することを可能とする。この操作により、サムネイルを表示を選択すると図5の処理フローが実行される。ステップ500では、記録している映像音声情報が存在しているかを順番に検索する。存在していなければ、処理を終了させる。記録映像音声情報が存在していれば、ステップ501に進む。ステップ501では、映像音声情報のサムネイル画像を表示させ、ステップ502へ進む。ステップ502では、ステップ501で表示した映像音声情報の管理情報を参照し、ダビング済み情報を取得し、ステップ503へ進む。ステップ503では、ダビング済みか否かを判断する。ダビングされていなければ、ステップ500へ戻り、次の映像音声情報に関する処理に進む。ダビング済みであれば、ステップ504へ進む。ステップ504では、サムネイル画像にダビング済みマークを表示し、ステップ500へ戻り、次の映像音声情報に関する処理に進む。
【0025】
図6はダビング済み映像音声情報をダビングしない処理フローである。
ハードディスク装置に記録される映像音声情報全てを光ディスク記録媒体にダビングする際、すでにダビング済みの映像音声情報はダビングしない。ステップ600では、記録映像音声情報が存在するかを判断する。記録映像音声情報がなければ処理を終了する。記録映像音声情報があれば、ステップ601へ進む。ステップ601では、その記録映像音声情報の管理情報を取得し、ダビングフラグを取得する。ステップ602では、取得したダビングフラグを参照し、ダビング済みか否かを判断する。ダビング済みであれば、ダビング処理は不要であると判断し、次の映像音声情報へ処理を移すために、ステップ600へ戻る。ダビングがされていなければ、ステップ603へ進む。ステップ603では、ダビング処理を実施する。ダビング処理が終了すれば、次の映像音声情報へ処理を移すために、ステップ600へ戻る。
【0026】
図7はダビング済み映像音声情報削除の処理フローである。
ハードディスク装置に記録される映像音声情報のうちダビング済みの映像音声情報を全て一括削除する。ステップ700では、記録映像音声情報が存在するかを判断する。記録映像音声情報がなければ処理を終了する。記録映像音声情報があれば、ステップ701へ進む。ステップ701では、その記録映像音声情報の管理情報を取得し、ダビングフラグを取得する。ステップ702では、取得したダビングフラグを参照し、ダビング済みか否かを判断する。ダビングされていなければ、映像音声情報削除はしないと判断し、次の映像音声情報へ処理を移すために、ステップ700へ戻る。ダビングがされていなければ、ステップ703へ進む。ステップ703では、映像音声情報削除を実施する。映像音声情報削除処理が終了すれば、次の映像音声情報へ処理を移すために、ステップ700へ戻る。
【0027】
図8はダビング済み映像音声情報削除の時のお知らせ画面である。
ハードディスク装置に記録される全ての映像音声情報を削除、またはユーザーが複数の映像音声情報を選択して削除という処理を実行するとき、削除の対象となる映像音声情報うちダビングしていない映像音声情報が含まれていた場合、ユーザーに知らせる。知らせる手段は、ダイアログウィンドウのように、情報記録再生装置のモニタ部115の画面にメッセージを表示する。
【0028】
図9は映像音声情報を記録中しているときのダビング済み映像音声情報を自動削除する処理フローを示す。
ハードディスク装置に記録中、そのハードディスク装置の残量が少なくなってくると、ダビング済みの映像音声情報を自動的に削除して記録可能な容量を確保する。映像音声情報削除は映像情報の記録と同時に実行される。また、管理情報を参照し、ダビングした日付が古い映像音声情報から削除する。自動で映像音声情報を削除するとき記録中の画面に映像音声情報削除をユーザーに対して知らせる機能を持つ。またどの映像音声情報を削除するのか知らせる。
【0029】
ステップ900では、現在、情報記録再生装置が記録モードによる記録中か否かを判断し、記録中でない場合は、処理を終了する。記録中であれば、ステップ901に進む。ステップ901では、ハードディスク装置に記録可能な残容量を取得し、ステップ902へ進む。ステップ902では、ハードディスク装置の記録可能な残容量が閾値以上か否かを判断し、閾値以上であればダビング済み映像音声情報削除不要と判断し、ステップ900へ戻る。閾値よりも少なければ、ダビング済み映像音声情報を削除する必要があると判断し、ステップ903へ進む。ステップ903では、管理情報を検索し、ダビング済み映像音声情報を探す。ステップ904では、ダビング済み映像音声情報があるか否かを判断し、ダビング済み映像音声情報がない場合、処理を終了する。ダビング済み映像音声情報がある場合、ステップ905へ進む。ステップ905では、ダビング済み映像音声情報の中で最もダビングした日付時刻が古い映像音声情報を検索する。ステップ906では、検索した映像音声情報を削除し、ステップ900へ戻る。
【0030】
図10はダビング済み映像音声情報を自動削除している時の画面表示を示す。
記録中の画面表示1000では、ハードディスク装置の残容量などの情報が表示されている。ハードディスク装置算容量が少なくなるとダビング済み映像音声情報を削除する。その時、画面1001では、削除中であることをユーザーに知らせるために表示する。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】情報記録再生装置のブロック図
【図2】映像音声情報の管理情報の項目と情報の例
【図3】ダビング時の処理フロー
【図4】ダビングした映像音声情報を区別するサムネイル表示画面
【図5】サムネイル表示の処理フロー
【図6】ダビング済み映像音声情報をダビングしない処理フロー
【図7】ダビング済み映像音声情報削除の処理フロー
【図8】ダビング済み映像音声情報削除の時のお知らせ画面
【図9】ダビング済み映像音声情報の自動削除の処理フロー
【図10】ダビング済み映像音声情報を自動削除している時の画面表示
【符号の説明】
【0032】
100…情報記録再生装置、101…システム制御部、102…撮像素子、103…光ディスク記録媒体装填部、104…映像入出力端子、105…映像圧縮伸張部、106…音声入出力端子、107…音声圧縮伸張部、108…光ディスク記録媒体用ドライバ部、109…通信部、110…多重/分離部、111…ハードディスク装置用ドライバ部、112…ハードディスク装置、113…光ディスク記録媒体、114…通信入出力端子、115…モニタ、116…電源部、200…シーン番号、201…記録日付時刻、202…シーンタイトル、203…ダビングフラグ、204…ダビング回数、205…最初にダビングした日付時刻、210…管理情報、300〜305…図3の処理フロー内容、400…サムネイル表示画面、401…映像音声情報のサムネイル画像、402…カーソル、403…ダビングマーク、500〜504…図5の処理フロー内容、600〜603…図6の処理フロー内容、700〜703…図7の処理フロー内容、900〜905…図9の処理フロー内容、1000…記録中の画面表示、1001…削除中画面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の記録媒体を搭載して当該記録媒体に映像音声情報を記録する情報記録再生装置であって、
撮像素子と、
前記撮像素子からの映像情報を記録媒体に記録する記録手段と、
前記記録手段に記録された映像情報を再生する再生手段と、
一方の記録媒体から他方の記録媒体に映像音声情報を複写する複写手段と、
を有し、
前記複写手段により映像音声情報を複写したことを複写元の記録媒体に記憶することを特徴とする情報記録再生装置。
【請求項2】
請求項1の情報記録再生装置であって、
記録媒体に記録した映像音声情報を画面に一覧表示させるとき、
その映像音声情報が前記複写手段により複写済みの映像音声情報である場合、
複写済みであることをわかるように一覧表示することを特徴とした情報記録再生装置。
【請求項3】
請求項1の情報記録再生装置であって、
前記複写手段により一方の記録媒体に記録した映像音声情報の全てを他方の記録媒体に複写するとき、
複写元の記録媒体に記録された映像音声情報のうち前記複写手段により複写済みの映像音声情報は複写しないことを特徴とした情報記録再生装置。
【請求項4】
請求項1の情報記録再生装置であって、
複写元の記録媒体に記録された映像音声情報のうち前記複写手段により複写済みの映像音声情報の全てを削除するとき、
ユーザーが映像音声情報を選択することなく削除の対象となる映像音声情報を削除することを特徴とした情報記録再生装置。
【請求項5】
請求項1の情報記録再生装置であって、
記録媒体に記録された映像音声情報を削除するとき、
削除の対象となる映像音声情報うち複写されていない映像音声情報があった場合、ユーザーに削除する事に対する確認を求めることを特徴とした情報記録再生装置。
【請求項6】
請求項1の情報記録再生装置であって、
記録媒体に映像音声情報を記録中であるとき、
当該記録媒体の記録容量の残量が少なくなった場合、
前記複写手段により複写済みの映像音声情報を削除することを特徴とした情報記録再生装置。
【請求項7】
請求項6の情報記録再生装置であって、
映像音声情報を削除するとき、
前記複写手段により複写済みの映像音声情報のうち複写した日時が最も古い映像音声情報から削除することを特徴とした情報記録再生装置。
【請求項8】
請求項6の情報記録再生装置であって、
前記複写手段により複写済みの映像音声情報を削除するとき、
情報記録再生装置の表示画面に映像音声情報を削除していることをユーザーに対して知らせることを特徴とした情報記録再生装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate


【公開番号】特開2008−171484(P2008−171484A)
【公開日】平成20年7月24日(2008.7.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−1918(P2007−1918)
【出願日】平成19年1月10日(2007.1.10)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】