説明

撮像装置及びその制御方法、並びにプログラム及び記憶媒体

【課題】パノラマ撮像中に2つのモード変換が起こらず良好なパノラマ画像を撮像することができる撮像装置を提供する。
【解決手段】本発明の撮像装置は、被写体からの撮像光を、赤外線カットフィルタを介して撮像素子に入射させて撮像する通常モード及び被写体からの撮像光を、赤外線カットフィルタを介さずに撮像素子に入射させて撮像する暗視モードを有する。そして、パノラマ画像を生成するために撮像手段により撮像された複数の撮像画像を撮像するパノラマ画像撮像手段と、通常モードと前記暗視モードを切り替えるための時刻を設定する撮像モード切り替え時刻設定手段とを備える。また、撮像モード切り替え時刻設定手段により設定された時刻になったら通常モードと暗視モードを切り替える撮像モード切り替え手段を備え、撮像モード切り替え手段は、パノラマ画像撮像手段の動作状態に応じて、モード切り替えを制御する。各手段は、制御部111がその機能を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、監視用カメラ等に使用して好適な撮像装置に係り、特にパノラマ撮像時において良好な撮像装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、監視カメラ等の撮像装置において、日中の屋外等、被写体が明るい場合に行う撮像モード(以下、通常モード)と、夜中の屋外等、被写体が暗い場合に行う撮像モード(以下、暗視モード)とがある。
【0003】
通常モード時は、カメラの赤外線カットフィルタを用いて赤外光をカットし、色のひずみを抑えて、カラー映像で撮像を行う。暗視モードの際は、被写体が暗いので赤外線カットフィルタ外して赤外線撮像を行う。この際、画像処理を行うとき、色信号を削除しモノクロ映像として処理するため、明瞭な画像が得られる。
【0004】
通常モードと暗視モードの撮像モード切り替えは、設定された切り替え時刻と撮像時刻とを比較することにより行うものが一般的である。また、照度センサを用いて被写体照度を検出し、被写体の照度の値と赤外線カットフィルタ切り替え判定閾値とを比較して、比較結果に応じて自動で通常モードと暗視モードを切り替える撮像装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
【0005】
更に、従来の監視カメラ等の撮像装置において、パノラマ撮像機能を備えたものがある。即ち、パノラマ撮像機能は、広い視野の被写体を対象にした画像を得る場合に、カメラを動かしながら画角の範囲で分割して撮像し、複数の画像(分割画像)を得て、後にそれら分割画像をつなぎ合わせて広い視野を再現するものである。
【特許文献1】特開2000−224469号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、パノラマ撮像中に被写体の照射高度や撮像時刻の変化等により、パノラマ画像合成用の撮像画像の中に違ったモード(通常モードと暗視モード)での画像が混ざってしまうという問題が生じることがあった。
【0007】
つまり、一部の撮像画像は通常モードで撮像されカラー画像であるのに対し、一部の画像は暗視モードで撮像されモノクロ画像であり、パノラマ合成をした際にカラーとモノクロが混ざったパノラマ画像が得られてしまうといった問題があった。
【0008】
本発明の目的は、パノラマ撮像中に2つのモード変換が起こらず良好なパノラマ画像を撮像することができる撮像装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、請求項1記載の撮像装置は、被写体からの撮像光を、赤外線カットフィルタを介して撮像素子に入射させて撮像する通常モード及び被写体からの撮像光を、赤外線カットフィルタを介さずに撮像素子に入射させて撮像する暗視モードを有する撮像装置において、パノラマ画像を生成するために撮像手段により撮像された複数の撮像画像を撮像するパノラマ画像撮像手段と、前記通常モードと前記暗視モードを切り替えるための時刻を設定する撮像モード切り替え時刻設定手段と、前記撮像モード切り替え時刻設定手段により設定された時刻になったら前記通常モードと前記暗視モードを切り替える撮像モード切り替え手段とを備え、前記撮像モード切り替え手段は、前記パノラマ画像撮像手段の動作状態に応じて、前記モード切り替えを制御することを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の撮像装置は、被写体からの撮像光を、赤外線カットフィルタを介して撮像素子に入射させて撮像する通常モード及び被写体からの撮像光を、赤外線カットフィルタを介さずに撮像素子に入射させて撮像する暗視モードを有する撮像装置において、パノラマ画像を生成するために撮像手段により撮像された複数の撮像画像を撮像するパノラマ画像撮像手段と、被写体の照度を検出する被写体照度検出手段と、前記被写体照度検出手段によって得られた検出結果に応じて前記通常モードと前記暗視モードを切り替える撮像モード切り替え手段とを備え、前記撮像モード切り替え手段は、前記パノラマ画像撮像手段の動作状態に応じて、前記モード切り替えを制御することを特徴とする。
【0011】
請求項14記載の撮像装置の制御方法は、被写体からの撮像光を、赤外線カットフィルタを介して撮像素子に入射させて撮像する通常モード及び被写体からの撮像光を、赤外線カットフィルタを介さずに撮像素子に入射させて撮像する暗視モードを有する撮像装置の制御方法において、パノラマ画像を生成するために撮像手段により撮像された複数の撮像画像を撮像するパノラマ画像撮像ステップと、前記通常モードと前記暗視モードを切り替えるための時刻を設定する撮像モード切り替え時刻設定ステップと、前記撮像モード切り替え時刻設定ステップにより設定された時刻になったら前記通常モードと前記暗視モードを切り替える撮像モード切り替えステップとを備え、前記撮像モード切り替えステップは、前記パノラマ画像の撮像の状態に応じて、前記モード切り替えを制御することを特徴とする。
【0012】
請求項15記載の撮像装置の制御方法は、被写体からの撮像光を、赤外線カットフィルタを介して撮像素子に入射させて撮像する通常モード及び被写体からの撮像光を、赤外線カットフィルタを介さずに撮像素子に入射させて撮像する暗視モードを有する撮像装置の制御方法において、撮像手段により撮像された複数の撮像画像である単位画像を張り合わせて撮像範囲全体を撮像するパノラマ画像撮像ステップと、被写体照度を検出する被写体照度検出ステップと、前記被写体照度検出ステップによって得られた検出結果に応じて前記通常モードと前記暗視モードを切り替える撮像モード切り替えステップとを備え、前記撮像モード切り替えステップは、前記パノラマ画像の撮像の状態に応じて、前記モード切り替えを制御することを特徴とする。
【0013】
請求項16記載のプログラムは、被写体からの撮像光を、赤外線カットフィルタを介して撮像素子に入射させて撮像する通常モード及び被写体からの撮像光を、赤外線カットフィルタを介さずに撮像素子に入射させて撮像する暗視モードを有する撮像装置の制御方法をコンピュータで実行するためのプログラムにおいて、前記撮像装置の制御方法は、パノラマ画像を生成するために撮像手段により撮像された複数の撮像画像を撮像するパノラマ画像撮像ステップと、前記通常モードと前記暗視モードを切り替えるための時刻を設定する撮像モード切り替え時刻設定ステップと、前記撮像モード切り替え時刻設定ステップにより設定された時刻になったら前記通常モードと前記暗視モードを切り替える撮像モード切り替えステップとを備え、前記撮像モード切り替えステップは、前記パノラマ画像の撮像の状態に応じて、前記モード切り替えを制御することを特徴とする。
【0014】
請求項17記載のプログラムは、被写体からの撮像光を、赤外線カットフィルタを介して撮像素子に入射させて撮像する通常モード及び被写体からの撮像光を、赤外線カットフィルタを介さずに撮像素子に入射させて撮像する暗視モードを有する撮像装置の制御方法をコンピュータで実行するためのプログラムにおいて、前記撮像装置の制御方法は、パノラマ画像を生成するために撮像手段により撮像された複数の撮像画像を撮像するパノラマ画像撮像ステップと、被写体照度を検出する被写体照度検出ステップと、前記被写体照度検出ステップによって得られた検出結果に応じて前記通常モードと前記暗視モードを切り替える撮像モード切り替えステップとを備え、前記撮像モード切り替えステップは、前記パノラマ画像の撮像の状態に応じて、前記モード切り替えを制御することを特徴とする。
【0015】
請求項18記載のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体は、請求項16記載のプログラムを格納する。
【0016】
請求項19記載のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体は、請求項17記載のプログラムを格納する。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、通常モードと暗視モードの2つの撮像モードを有する撮像装置にあって、パノラマ撮像中に2つのモード変換が起こらず良好なパノラマ画像を撮像することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0019】
図1は、本発明の実施の形態に係る撮像装置のブロック構成図である。
【0020】
図1に示す撮像装置は、以下の構成要素を備える。
【0021】
レンズ101は、光学系部品の1つであり、被写体から入射された光を集光する。絞り
102は、絞り制御部113からの制御を受けて、レンズ101から入射される入射光量を調整する。
【0022】
赤外線カットフィルタ103は、撮像素子104が反応する赤外域の光線を光学的に遮り、人間の眼が感じる波長域に合わせるフィルタである。撮像素子104は、受光した光学像を光電変換して電気信号として出力することができる。また、可視光外の赤外領域に対しても感度がある。
【0023】
CDS(相関2重サンプリング)105は、撮像素子104から出力される電気信号に含まれるノイズ及び誤差の発生源となる成分を除去する。AGC( Automatic Gain Control)106は、入力信号レベルが変化しても出力信号レベルが一定になるよう、増幅器の利得を可変制御して、好適な信号レベルに利得調整をする。ADC( Analog Digital Converter)107は、AGC106から来るアナルグ信号をデジタル信号に変換する。
【0024】
信号処理部108は、制御部111により制御され、ADC107から受信されるデジタル信号から、所望のデジタルカラー画像信号を得る。そして、撮像光の明るさ、及び撮像光の3原色の赤信号R、緑色信号G及び青色信号Bの色信号を得ることができる。
【0025】
DAC( Digital Analog Converter)109は、信号処理部108より受信するデジタル信号をアナログ信号に変換し、映像信号出力端子に供給する。タイミングジェネレータ110は、CDS105、AGC106、ADC107及び信号処理部108に所定のタイミング信号を供給して、同期を取らせる。
【0026】
制御部111は、赤外線カットフィルタ制御部112の制御、絞り制御部113の制御、タイミングジェネレータ110のタイミング信号生成の制御、信号処理部108の制御等を行う。また、撮像モード切り替えのための判断や、パノラマ合成のための画像のつなぎ合わせも行う。
【0027】
赤外線カットフィルタ制御部112は、制御部111から受信する制御コマンドに応じて、赤外線カットフィルタ103の出し入れを行う。絞り制御部113は、制御部111から受信する制御コマンドに応じて絞り102を調節し、入射光量を調節する。
【0028】
カメラ部114はレンズ101、絞り102、赤外線カットフィルタ103及び撮像素子104を含んだものであり、被写体より入射される撮像光を電気信号に変換するまでのブロックである。
【0029】
カメラ駆動部115は、制御部111からの駆動制御コマンドに応じてカメラ部114を動かし、撮像方向を変える。例えばパン、チルトの2軸につき撮像方向を自在に変更するための回転台を駆動する。
【0030】
図2は、図1の撮像装置におけるパノラマ画像撮像の方法を説明する図である。パノラマ撮像は、広い視野の被写体を対象にした画像を得る場合に、カメラを動かしながら画角の範囲で分割して撮像し、複数の画像(分割画像)を得て、後にそれら分割画像をつなぎ合わせて広い視野を再現するものである。
【0031】
図2において、黒枠で示される外枠がパノラマ画像である。また、パノラマ画像内にある長方形は撮像装置が撮像可能範囲内の撮像画角を示している。パノラマ画像を撮像する際は、撮像方向を水平方向及び垂直方向へ撮像画角間隔で移動させながら撮像することによりパノラマ画像が得られる。
【0032】
例えば、撮像可能サイズが任意の撮像画角で撮像することにより得られる1つの撮像画像(以下、撮像単位画像)のサイズのM×N枚の撮像単位画像をつなぎ合わせることにより撮像可能範囲全体を撮像したパノラマ画像を得ることができる。
【0033】
つまり、撮像可能範囲内の各撮像単位画像を(M,N) で表すと、一番左上の画像(1, 1)から水平方向に(1,2) → (1, 3) → ‥ の順に撮像画角単位で撮像する。そして、右端の撮像単位画像(1, N)にきたら、垂直方向に一段移動し、二段目左端から上段と同様に(2, 1) → (2, 2) → ‥ → (2, N) と撮像し、最下段であるM段目の(M,N) まで撮像を行い、画像合成する。
【0034】
このことにより、撮像可能範囲全体のパノラマ画像を得ることができる。尚、撮像単位画像の撮像順は上記に制限されるものではなく、例えば、一番右下、(M,N)から始めてもよいし、(1,1)から垂直方向に(1,1)→(2,1)→ ‥ の順に進んでもよい。または、ランダムに撮像部分を移動して、撮像単位画像を撮像してもよい。
【0035】
制御部111からのコマンドにより、カメラ駆動部115がカメラ部114をパン、チルトすることにより撮像方向を移動させる。カメラ部114の駆動は、制御部111がカメラ駆動部115を制御することにより行われるが、制御部111が撮像方向を計算して、カメラ駆動部115を制御してもよい。また、外部制御装置を介して撮像画像方向情報を受信して、それに応じて制御部111がカメラ駆動部115を制御してカメラ部114を駆動してもよい。
【0036】
図3は、時刻による撮像モード切り替え機能付きの図1の撮像装置によって実行されるパノラマ撮像処理の手順を示すフローチャートである。
【0037】
本処理は、図1における制御部111によって実行される。
【0038】
まず、パノラマ撮像が開始されると、制御部111から任意の撮像開始位置への移動コマンドがカメラ駆動部115に発行され、カメラ駆動部115は受け取った位置情報を元にカメラ部114を移動させる(ステップS101)。
【0039】
次に、パノラマ用の単位画像撮像のための制御コマンドが制御部111からカメラ部114、信号処理部108等に送られ、単位画像撮像が行われ、撮像された単位画像が制御部111に一時記録される(ステップS102)(パノラマ画像撮像手段)。
【0040】
次に、撮像後、設定されている撮像モード切り替え時刻と現在の時刻とを比較して(ステップS103)(撮像モード切り替え時刻設定手段)、現在の時刻が撮像モード切り替え時刻を過ぎていたら、撮像モードを切り替える。
【0041】
このとき、通常モードから暗視モードへの切り替えなら、制御部111からのコマンドで赤外線カットフィルタ103を外す。また、暗視モードから通常モードへの切り替えなら赤外線カットフィルタ103を挿入する(ステップS104)(撮像モード切り替え手段)。
【0042】
パノラマ画像の撮像中は、撮像モード切り替え手段は、通常モードと暗視モードを切り替えることを禁止し、パノラマ画像撮像手段は、パノラマ画像の撮像の開始時の撮像モードでパノラマ画像撮像する。
【0043】
次に、この一連の動作(ステップS101〜ステップS104)をパノラマ画像に必要な全単位画像に対して行い(ステップS105)、全画撮像が終了すると、画像をつなぎ合わせてパノラマ画像を作成する(ステップS106)。そして、本処理を終了する。
【0044】
図4は、パノラマ撮像の動作状態に応じて時刻による撮像モード切り替え機能をオフに(禁止)した図1の撮像装置によって実行されるパノラマ撮像処理の手順を示すフローチャートである。
【0045】
本処理は、図1における制御部111によって実行される。
【0046】
図4において、まず、パノラマ撮像が開始され、パノラマ画像の撮像中になると設定時刻と現在時刻を用いた撮像モード自動切り替えの機能をオフする(ステップS201)。次に、制御部111から任意の撮像開始位置への移動コマンドがカメラ駆動部115に発行され、カメラ駆動部115は受け取った位置情報を元にカメラ部114を移動させる(ステップS202)。
【0047】
次に、パノラマ用の単位画像撮像のための制御コマンドが制御部111からカメラ部114、信号処理部108等に送られ、単位画像撮像が行われ、撮像された単位画像が制御部111に一時記録される(ステップS203)。
【0048】
次に、この一連の動作(ステップS202〜ステップS203)をパノラマ画像に必要な全単位画像に対して行い(ステップS204)、全画撮像が終了すると、画像をつなぎ合わせてパノラマ画像を作成する(ステップS205)。パノラマ画像作成後、オフされていた時刻を用いた自動撮像モード切り替えの機能をオンに戻す(ステップS206)。そして、本処理を終了する。
【0049】
図5は、被写体の照度に応じた撮像モード切り替え機能付きの図1の撮像装置によって実行されるパノラマ撮像処理の手順を示すフローチャートである。
【0050】
本処理は、図1における制御部111によって実行される。
【0051】
図5において、まず、パノラマ撮像が開始されると、制御部111から任意の撮像開始位置への移動コマンドがカメラ駆動部115に発行され、カメラ駆動部115は受け取った位置情報を元にカメラ部114を移動させる(ステップS301)。
【0052】
次に、信号処理部108で得られる明るさ及び色情報から被写体照度検出を行い(ステップS302)(被写体照度検出手段)、検出結果の照度と設定されている撮像モード切り替えのための照度閾値とを比較する(ステップS303)。そして、比較結果に応じて撮像モードを自動で切り替える(ステップS304)。
【0053】
このとき、通常モードから暗視モードへの切り替えなら制御部111からのコマンドで赤外線カットフィルタ103を外す。また、暗視モードから通常モードへの切り替えなら赤外線カットフィルタ103を挿入する。また、照度の検出では得られる映像信号データから検出するだけに限らず、照度検出用のセンサを別途実装して検出してもよい。
【0054】
次に、設定された撮像モードで、パノラマ画像用の単位画像撮像を行い、単位画像が制御部111に一時記録される(ステップS305)。上記一連の動作(ステップS301〜ステップS305)をパノラマ画像に必要な全単位画像に対して行い(ステップS306)、全画撮像が終了すると、画像をつなぎ合わせてパノラマ画像を作成する(ステップS307)。そして、本処理を終了する。
【0055】
図6は、パノラマ撮像中、被写体の照度に応じた撮像モード切り替え機能をオフにした図1の撮像装置によって実行されるパノラマ撮像処理の手順を示すフローチャートである。
【0056】
本処理は、図1における制御部111によって実行される。
【0057】
図6において、まず、パノラマ撮像が開始されると、照度を用いた撮像モード自動切り替えの機能をオフする(ステップS401)。次に、制御部111から任意の撮像開始位置への移動コマンドがカメラ駆動部115に発行され、カメラ駆動部115は受け取った位置情報を元にカメラ部114を移動させる(ステップS402)。
【0058】
次に、パノラマ用の単位画像撮像のための制御コマンドが制御部111からカメラ部114、信号処理部108等に送られ、単位画像撮像が行われ、撮像された単位画像が制御部111に一時記録される(ステップS403)。
【0059】
次に、この一連の動作(ステップS402〜ステップS403)をパノラマ画像に必要な全単位画像に対して行い(ステップS404)、全画撮像が終了すると、画像をつなぎ合わせてパノラマ画像を作成する(ステップS405)。パノラマ画像作成後、オフされていた照度を用いた自動撮像モード切り替えの機能をオンに戻す(ステップS406)。そして、本処理を終了する。
【0060】
図7は、被写体の照度に応じて撮像モードを切り替え、撮像された単位画像数が多かった撮像モード(多数派モード)でパノラマ撮像を再度開始する機能付きの図1のパノラマ撮像装置によって実行されるパノラマ撮像処理の手順を示すフローチャートである。
【0061】
本処理は、図1における制御部111によって実行される。
【0062】
図7において、まず、パノラマ撮像が開始されると、制御部111から任意の撮像開始位置への移動コマンドがカメラ駆動部115に発行され、カメラ駆動部115は受け取った位置情報を元にカメラ部114を移動させる(ステップS501)。
【0063】
次に、信号処理部108で得られる明るさ及び色情報から被写体の照度を検出し(ステップS502)、検出した照度と設定されている撮像モード切り替えのための照度閾値とを比較する(ステップS503)。そして、比較結果に応じて撮像モードを自動で切り替える(ステップS504)。
【0064】
このとき、通常モードから暗視モードへの切り替えなら制御部111からのコマンドで赤外線カットフィルタ103を外す。また、暗視モードから通常モードへの切り替えなら赤外線カットフィルタ103を挿入する。また、照度の検出では得られる映像信号データから検出するだけに限らず、照度検出用のセンサを別途実装して検出してもよい。
【0065】
次に、設定された撮像モードで、パノラマ画像用の単位画像撮像を行い、単位画像が制御部111に一時記録される(ステップS505)。上記一連の動作(ステップS501〜ステップS505)をパノラマ画像に必要な全単位画像に対して行う(ステップS506)。以下、ステップS501〜ステップS505までの処理を、照度による自動撮像モード切り替え機能付パノラマ撮像処理とする。
【0066】
次に、パノラマ画像中の全単位画像が1つのモードで撮像されたものか、2種以上のモードで撮像されたものかを判断する(ステップS507)。そして、1つのモードで撮像されたものである際は、全単位画像を1つにつなぎ合わせてパノラマ画像を作成する(ステップS508)。
【0067】
2種以上のモードで撮像されたものであった際は、通常モードで撮像された単位画像と暗視モードで撮像された単位画像数を比較する(ステップS509)(モード画像数比較手段)。そして、通常モードで撮像された枚数が多ければ撮像モードを通常モードにする(ステップS510)(単位画像部指定手段)。暗視モードで撮像された枚数が多ければ暗視モードに撮像モードを設定する(ステップS511)。
【0068】
次に、設定されたモードに対して照度結果に応じて自動で撮像モードを切り替える機能をオフにし(ステップS512)、再度パノラマ撮像画像開始を行う(ステップS513)。パノラマ画像作成後、オフにしていた自動撮像モード切り替え機能をオンに戻す(ステップS514)。そして、本処理を終了する。
【0069】
本実施の形態では、モード画像数比較手段による比較結果が通常モードと暗視モードで同一であった際は、再度、パノラマ画像撮像を開始し、モード画像数比較手段による比較結果に差が出るまで繰り返し、多数派モードを決定する。また、単位画像部指定手段により指定された単位画像部においては、モード画像数比較手段によるモード画像数比較を停止する。
【0070】
図8は、被写体の照度に応じて撮像モードを切り替え、撮像された単位画像数が少なかった撮像モード(少数派モード)の単位画像を、多かった撮像モード(多数派モード)に切り替える機能付きの図1のパノラマ撮像装置によって実行されるパノラマ撮像処理の手順を示すフローチャートである。
【0071】
本処理は、図1における制御部111によって実行される。
【0072】
図8において、まず、図7同様に、照度による自動撮像モード切り替え機能付パノラマ撮像処理を行う(ステップS601)。次に、パノラマ画像中の全単位画像が1つのモードで撮像されたものか、2種以上のモードで撮像されたものかを判断する(ステップS602)。
【0073】
1つのモードで撮像されたものである際は、全単位画像を1つにつなぎ合わせてパノラマ画像を作成する(ステップS603)。2種以上のモードで撮像されたものであった際は、通常モードで撮像された単位画像と暗視モードで撮像された単位画像数を比較する(ステップS604)。
【0074】
通常モードで撮像された枚数が少なければ撮像モードを通常モードにし(ステップS605)、暗視モードで撮像された枚数が少なければ暗視モードに撮像モードを設定する(ステップS606)。
【0075】
次に、設定されたモードに対して照度結果に応じて自動で撮像モードを切り替える機能をオフにして(ステップS607)、単位画像撮像枚数の少なかった撮像モードで撮像された各単位画像だけを順に撮像する(ステップS608)。
【0076】
次に、最初に撮像しておいた単位画像と、撮像し直した単位画像をパノラマ画像用に1つにつなぎ合わせてパノラマ画像を作成する(ステップS609)。パノラマ画像作成後、自撮像モード切り替え機能をオンにする(ステップS610)。そして、本処理を終了する。
【0077】
また、図7及び図8において、単位画像の撮像枚数が通常モードと暗視モードとで同一の枚数になることが考えられる。このときは、予め設定しておいた撮像モードでモード固定してパノラマ撮像をしてもいいし、再度、照度による自動撮像モード機能付パノラマ撮像処理を行い、通常モードと暗視モードでの単位画像の撮像枚数に差が出るまで繰り返してもよい。
【0078】
また、照度による自動撮像モード機能付パノラマ撮像処理を行う際に、予めいくつかの単位画像部分を指定しておいて、指定された単位画像部においてはモード画像数比較を行わない処理をしてもよい。このような処理をすることにより、パノラマ画像撮像時おいて、照明等の常に明るい単位撮像画像を考慮することができる。
【0079】
本発明の実施の形態は、パノラマ撮像機能、自動撮像モード切り替え機能をカメラ本体に搭載した制御部111で行った。しかし、この場合に限らず、例えば、カメラと接続された制御装置からのコマンドを元に、パノラマ画像のための撮像位置制御やパノラマ画像合成等を行ってもよい。
【0080】
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによって達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現する制御プログラムのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。
【0081】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード(モジュール)自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0082】
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、次のものを用いることができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等である。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
【0083】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0084】
更に、前述した実施形態の機能が以下の処理によって実現される場合も本発明に含まれる。即ち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う場合である。
【図面の簡単な説明】
【0085】
【図1】本発明の実施の形態に係る撮像装置のブロック構成図である。
【図2】図1の撮像装置におけるパノラマ画像撮像の方法を説明する図である。
【図3】時刻による撮像モード切り替え機能付きの図1の撮像装置によって実行されるパノラマ撮像処理の手順を示すフローチャートである。
【図4】時刻による撮像モード切り替え機能をオフにした図1の撮像装置によって実行されるパノラマ撮像処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】被写体の照度に応じた撮像モード切り替え機能付きの図1の撮像装置によって実行されるパノラマ撮像処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】パノラマ撮像中、被写体の照度に応じた撮像モード切り替え機能をオフにした図1の撮像装置によって実行されるパノラマ撮像処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】被写体の照度に応じて撮像モードを切り替え、撮像された単位画像数が多かった撮像モードでパノラマ撮像を再度行う機能付きの図1のパノラマ撮像装置によって実行されるパノラマ撮像処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】被写体の照度に応じて撮像モードを切り替え、撮像された単位画像数が少なかった撮像モードの単位画像を、多かった撮像モードに切り替える機能付きの図1のパノラマ撮像装置によって実行されるパノラマ撮像処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0086】
101 レンズ
102 絞り
103 赤外線カットフィルタ
104 撮像素子
105 CDS(相関2重サンプリング)
106 AGC
107 ADC
108 信号処理部(映像信号処理部)
109 DAC
110 タイミングジェネレータ
111 制御部
112 赤外線カットフィルタ制御部
113 絞り制御部
114 カメラ部
115 カメラ駆動部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被写体からの撮像光を、赤外線カットフィルタを介して撮像素子に入射させて撮像する通常モード及び被写体からの撮像光を、赤外線カットフィルタを介さずに撮像素子に入射させて撮像する暗視モードを有する撮像装置において、
パノラマ画像を生成するために撮像手段により撮像された複数の撮像画像を撮像するパノラマ画像撮像手段と、
前記通常モードと前記暗視モードを切り替えるための時刻を設定する撮像モード切り替え時刻設定手段と、
前記撮像モード切り替え時刻設定手段により設定された時刻になったら前記通常モードと前記暗視モードを切り替える撮像モード切り替え手段と、を備え、
前記撮像モード切り替え手段は、前記パノラマ画像撮像手段の動作状態に応じて、前記モード切り替えを制御することを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
パノラマ画像の撮像中に前記撮像モード切り替え時刻設定手段によって設定された時刻になった場合は、前記撮像モード切り替え手段は、前記パノラマ画像撮像が終了してから前記通常モードと暗視モードを切り替えることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項3】
被写体からの撮像光を、赤外線カットフィルタを介して撮像素子に入射させて撮像する通常モード及び被写体からの撮像光を、赤外線カットフィルタを介さずに撮像素子に入射させて撮像する暗視モードを有する撮像装置において、
パノラマ画像を生成するために撮像手段により撮像された複数の撮像画像を撮像するパノラマ画像撮像手段と、
被写体の照度を検出する被写体照度検出手段と、
前記被写体照度検出手段によって得られた検出結果に応じて前記通常モードと前記暗視モードを切り替える撮像モード切り替え手段と、を備え、
前記撮像モード切り替え手段は、前記パノラマ画像撮像手段の動作状態に応じて、前記モード切り替えを制御することを特徴とする撮像装置。
【請求項4】
パノラマ画像の撮像中は、前記撮像モード切り替え手段は、前記通常モードと暗視モードを切り替えることを禁止し、前記パノラマ画像撮像手段は、パノラマ画像の撮像の開始時の撮像モードでパノラマ画像撮像することを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
【請求項5】
パノラマ画像撮像の終了の後、前記通常モードで撮像された単位画像数と前記暗視モードで撮像された単位画像数を比較するモード画像数比較手段を備え、
前記モード画像数比較手段により比較された結果に応じて、単位画像数の多かったモードである多数派モードでパノラマ画像撮像を再度開始し、再度開始されたパノラマ画像の撮像中は前記通常モードと暗視モードを切り替えることを禁止して、多数派モードでパノラマ画像撮像を終了することを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
【請求項6】
パノラマ画像撮像の終了の後、前記通常モードで撮像された単位画像数と前記暗視モードで撮像された単位画像数を比較するモード画像数比較手段を備え、
前記モード画像数比較手段により比較された結果に応じて、単位画像数の少なかったモードである少数派モードで撮像された単位画像部分だけを、再度、前記多数派モードで撮像し、パノラマ画像撮像を終了することを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
【請求項7】
前記モード画像数比較手段による比較結果が前記通常モードと暗視モードで同一であった際は、予め設定されている撮像モードを前記多数派モードとすることを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
【請求項8】
前記モード画像数比較手段による比較結果が前記通常モードと暗視モードで同一であった際は、予め設定されている撮像モードを前記少数派モードとすることを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
【請求項9】
前記モード画像数比較手段による比較結果が前記通常モードと前記暗視モードで同一であった際は、再度、パノラマ画像撮像を開始し、前記モード画像数比較手段による比較結果に差が出るまで繰り返し、前記多数派モードを決定することを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
【請求項10】
前記モード画像数比較手段による比較結果が前記通常モードと前記暗視モードで同一であった際は、再度、パノラマ画像撮像を開始し、前記モード画像数比較手段による比較結果に差が出るまで繰り返し、前記少数派モードを決定することを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
【請求項11】
単位画像部を指定する単位画像部を指定する単位画像部指定手段を備え、
前記単位画像部指定手段により指定された単位画像部においては、前記モード画像数比較手段によるモード画像数比較を停止することを特徴とする請求項5または請求項6記載の撮像装置。
【請求項12】
前記被写体照度検出手段は、信号処理部で得られる明るさ及び色情報から被写体の照度を検出することを特徴とする請求項3乃至請求項11のいずれかに記載の撮像装置。
【請求項13】
前記被写体照度検出手段は、照度センサにより被写体の照度を検出することを特徴とする請求項3乃至請求項11のいずれかに記載の撮像装置。
【請求項14】
被写体からの撮像光を、赤外線カットフィルタを介して撮像素子に入射させて撮像する通常モード及び被写体からの撮像光を、赤外線カットフィルタを介さずに撮像素子に入射させて撮像する暗視モードを有する撮像装置の制御方法において、
パノラマ画像を生成するために撮像手段により撮像された複数の撮像画像を撮像するパノラマ画像撮像ステップと、
前記通常モードと前記暗視モードを切り替えるための時刻を設定する撮像モード切り替え時刻設定ステップと、
前記撮像モード切り替え時刻設定ステップにより設定された時刻になったら前記通常モードと前記暗視モードを切り替える撮像モード切り替えステップと、を備え、
前記撮像モード切り替えステップは、前記パノラマ画像の撮像の状態に応じて、前記モード切り替えを制御することを特徴とする撮像装置の制御方法。
【請求項15】
被写体からの撮像光を、赤外線カットフィルタを介して撮像素子に入射させて撮像する通常モード及び被写体からの撮像光を、赤外線カットフィルタを介さずに撮像素子に入射させて撮像する暗視モードを有する撮像装置の制御方法において、
パノラマ画像を生成するために撮像手段により撮像された複数の撮像画像を撮像するパノラマ画像撮像ステップと、
被写体照度を検出する被写体照度検出ステップと、
前記被写体照度検出ステップによって得られた検出結果に応じて前記通常モードと前記暗視モードを切り替える撮像モード切り替えステップと、を備え、
前記撮像モード切り替えステップは、前記パノラマ画像の撮像の状態に応じて、前記モード切り替えを制御することを特徴とする撮像装置の制御方法。
【請求項16】
被写体からの撮像光を、赤外線カットフィルタを介して撮像素子に入射させて撮像する通常モード及び被写体からの撮像光を、赤外線カットフィルタを介さずに撮像素子に入射させて撮像する暗視モードを有する撮像装置の制御方法をコンピュータで実行するためのプログラムにおいて、
前記撮像装置の制御方法は、
パノラマ画像を生成するために撮像手段により撮像された複数の撮像画像を撮像するパノラマ画像撮像ステップと、
前記通常モードと前記暗視モードを切り替えるための時刻を設定する撮像モード切り替え時刻設定ステップと、
前記撮像モード切り替え時刻設定ステップにより設定された時刻になったら前記通常モードと前記暗視モードを切り替える撮像モード切り替えステップとを備え、
前記撮像モード切り替えステップは、前記パノラマ画像の撮像の状態に応じて、前記モード切り替えを制御することを特徴とするプログラム。
【請求項17】
被写体からの撮像光を、赤外線カットフィルタを介して撮像素子に入射させて撮像する通常モード及び被写体からの撮像光を、赤外線カットフィルタを介さずに撮像素子に入射させて撮像する暗視モードを有する撮像装置の制御方法をコンピュータで実行するためのプログラムにおいて、
前記撮像装置の制御方法は、
パノラマ画像を生成するために撮像手段により撮像された複数の撮像画像を撮像するパノラマ画像撮像ステップと、
被写体照度を検出する被写体照度検出ステップと、
前記被写体照度検出ステップによって得られた検出結果に応じて前記通常モードと前記暗視モードを切り替える撮像モード切り替えステップとを備え、
前記撮像モード切り替えステップは、前記パノラマ画像の撮像の状態に応じて、前記モード切り替えを制御することを特徴とするプログラム。
【請求項18】
請求項16記載のプログラムを格納するコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
【請求項19】
請求項17記載のプログラムを格納するコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−219241(P2008−219241A)
【公開日】平成20年9月18日(2008.9.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−51258(P2007−51258)
【出願日】平成19年3月1日(2007.3.1)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】