支持体へのツールの迅速な組み立てのための装置
ツールの支持体へのツールの迅速な組み立てのための装置であって、上記支持体に取り付けられて貫通孔部(10)を有するボア(14)内に配置されたボルト(15)と、マンドレル(12)と、を備え、マンドレル(12)は、ツールに取り付けられて上記貫通孔部(10)内に配置され、上記ボルトと接触する。ツールとその支持体との間の結合部において、装置は、ホゾ部(11)及びホゾ穴部(13)の組からなるセンタリング及びロック手段を備え、組は、マンドレル(12)に垂直に延在してこれにより組立体のT字状の構造体を形成し、構造体は、ツールに高い剛性を付与する。上記組立装置は、特にアクチュエータまたはプライヤ、すなわちフラスコ、ボトルまたは同様のものの梱包のための機会に使用されるツールのようなツールに適している。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プッシャ、クランプまたは他のタイプのものからなるツールにおけるこれら支持体への迅速な組み立てのための装置に関する。
【背景技術】
【0002】
これらツールは、例えば箱、ボトル、フラスコなどのタイプからなる物体を移動させるために使用される機械のようなさまざまな機械で遭遇され、これらは、ツールが単純な箱のプッシャの場合において移送アームで構成され、またはツールがフラスコ、ボトルまたは同様のものを取り扱うためのクランプを必要とする場合において程度の差があるが複雑な把持ヘッドで構成される支持体と関連する。
【0003】
このタイプの装置は、例えば例えばフラスコ、ボトルまたは同様のものを箱詰めするための機械で遭遇し、ツールは、異なる形式の製品が箱詰めされることを考慮すると頻繁に変更されなければならない。
【0004】
一定のツールであってダンボールケースタイプのパッケージを傾けるために使用されるツールは、ホイールがコンベアの両側に配置されたスターホイールの形式をなす。また、装置に応じて、ツールは、各ツールが1つのタイプのケースに適した状態で比較的頻繁に変更される。
【0005】
現在の構成において、ツールは、機械的強度の要請を満足させるため、特にネジを用いてその支持体に組み立てられる。特に、ツールは、例えばフラスコまたはボトルのような比較的大きく重い物体を扱う場合に、通常かなりの張出部分を有する。
【0006】
最も広く使用されている組立方法は、ネジを用いた組み立てであり、これは、効果的かつ頑丈な組立方法であるが、その形状が少なからず変化しうる複数のタイプの箱及び/またはパッケージを扱いそうな装置で使用される場合に実用的でない。特に、ツールの変更を実行するために必要な時間は、特にクランプの場合において比較的長い。
【0007】
一方で次第に速くなる取扱速度によって、他方で当該ツールに付与される増え続ける力によって発生したストレスは、常に上述した装置以外のいかなる装置を破損しかつ受け入れない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、さまざまな、たとえ大きなサイズにおいても、ツールであって箱詰装置の場合のように速い取扱速度及び相当な力を受けるツールについての精度及び信頼性を調節することを可能とする組立構造体を提供することである。
【0009】
本発明のさらなる目的は、フラスコ、ボトル、箱またはパッケージからなる相対的に異なる構成を処理する装置の柔軟性を改善することである。
【0010】
他の目的は、これらツール変更動作を簡略化することであり、ツール変更動作は、本発明の結果、レンチ、クランプまたは他のツールのようなツールの補助なく実行され、結果として上記ツール変更を実行するために必要な時間を著しく低減する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
したがって、本発明は、ツールの目的に適したツールの適切な支持体への取り付け及び適切な支持体からの取り外しのための組立装置に関し、組立装置は、各ツールについて、一方で、上記支持体において、貫通孔部を有するボアに配置されたボルトと、ツールにおいて、上記貫通孔部に収容されて上記ボルトと接触するマンドレルと、を備え、他方で、ツール及びその支持体との間の結合部において、ホゾ穴部−ホゾ部のタイプの配置からなるセンタリング及び固定化手段であって、配置が上記マンドレルと垂直に延在し、マンドレルと共にT字状の組立構造体を形成するセンタリング及び固定化手段、を備える。
【0012】
本発明の好ましい装置において、ホゾ穴部−ホゾ部のタイプの形式にあるセンタリング及び固定化手段は、V字状部分を有し、V字部は、マンドレルの突出部分の高さのオーダーからなる長さにわたって上記マンドレルの両側においてマンドレルと垂直に延在し、組立体の剛性を確実にする。
【0013】
さらに本発明において、ホゾ穴部−ホゾ部の形状のセンタリング手段におけるV字の角度は、40から60°の間、好ましくは50°のオーダーである。
【0014】
本発明の他の装置において、ボルトは、シリンダ状の本体部の形状をなし、本体部の一端部は、上記ボルトを非作動とするボタンの形状をなし、本体部の他端部は、伸縮スプリングを有し、上記ボルトを作動ロック位置に保持し、ボルトは、上記本体部の2つの端部間において例えば取付部分と接触する平面部で構成されるインデックス手段を備え、取付部分は、バイオネットの形状をなし、取付部分の一部は、平面部と接触し、取付部分の端部は、上記ボルトの上記伸縮スプリングについての支持面として機能する。
【0015】
別の形態において、バイオネットの形状をなす取付部分は、タブであって取付部分の中心部分から、特に取付部分のフランジ部であって取付部分をシースに取り付けるために使用されるフランジ部から取られたタブと共に形成され、タブは、ボルトに配置された平面部と接触することによってインデックス部材として機能し、さらに、タブは、受面として機能し、ボルトの端部に配置された肩部と接触しながら、伸縮スプリングを支持して上記ボルトを保持し、伸縮スプリングは、任意のタイプのツールに直接配置されることが可能な装置の完全に独立した項目を有することを可能とする。
【0016】
さらに本発明において、ボルトは、支持体のボアに収容され、マンドレルの貫通孔部の軸の法線に対する角度は、0から10°の範囲にわたって延在し、好ましくは5°であり、この角度は、上記マンドレルを引っ張ってツールをツールの支持体にクランプすることを目的とした方向に方向付けられている。
【0017】
さらに本発明において、組立装置は、各ツールについて、支持体及びツール自体の間に介在された2つの部分で構成され、2つの部分は、適切な方法で支持体に組み立てられ、2つの部分の一方について、上記支持体に固定されるシースであってシースがボルト及び垂直な孔部を備えて上記ボルトと接触する組立体のマンドレルに適合するシースの形状をなし、2つの部分の他方について、ブロックの形状をなし、ツールと関連付けられ、ブロックは、上記組立体のマンドレルを備え、上記シース及び上記ブロックの隣接する面は、マンドレルと共にT字状の組立構造体を形成しながら、上記マンドレルに垂直に延在するホゾ穴部−ホゾ部のタイプの配置で構成されるセンタリング及び組立手段を備える。
【0018】
本発明の他の装置において、組立体のマンドレルは、支持体のブロックにおけるマンドレルの位置の調節を可能とするように取り付けられ、必要に応じて上記支持体及びシースの間に生じそうである遊びを定めることが可能であり、支持体のブロックは、上記組立体のマンドレルのセンタリング及び案内のための垂直ボアを備え、垂直ボアは、上記ボアよりも小さい直径を有するネジ立部によって延在され、上記ネジ立部の長さよりも大きい長さにわたって上記マンドレルの底端部に設けられたネジ部と接触し、上記マンドレルのネジ部は、上記支持体のブロックの底部において上記マンドレルをロックするナットと接触する。
【0019】
さらに本発明において、ケースタイプのパッケージを傾けることに使用されるスターホイールタイプのツールについて、組立装置は、上記スターホイールの軸に対して対照的に端部間かつ頭の先から爪先(head-to-toe)まで配置された2つのシースからなるシースであって、半スターホイールが取り付けられる2つのブロックに適合するシースを備え、ブロックは、対応するシースのボルトと接触するそれらのマンドレルによってロックされている。
【0020】
本発明の他の装置において、クランプタイプのツールについて、これらクランプの作動位置には、ゴムタイプの材料で形成されたスキッドが設けられ、スキッドは、平行六面体形状をなし、その背面に少なくとも1つのシリンダ状の差込口であって上記クランプに設けられた孔部を貫通することが可能な差込口を備え、差込口には、上記クランプの背面で停止する受面として機能する外側厚肉部が設けられている。
【0021】
しかし、本発明は、以下の説明の補助及び示される添付の図面の補助によって詳述される。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】フラスコ、ボトル及び同様の種類の他の製品の取り扱いのためのクランプの種類のツールであって本発明における組立装置に取り付けられたツールを示す概略図であり、ツールは、図示しない取扱ヘッドの調節可能なキャリアアームに固定されている概略図である。
【図2】図1に示されるツールの1つの構成部材を示す分解図である。
【図3】非作動位置にある迅速な組立装置を示す横断面図であり、ボルトがその作動位置にあり、ブロック状の部分に組立マンドレルが備えられており、マンドレルが非取付位置で表されていることを明確に示す横断面図である。
【図4】ロック解除の間またはブロック状の部分及びマンドレルのシース状部分への取り付けの間における組立装置を示す横断面図であり、ボルトは、操作者によって非作動位置で保持されている横断面図である。
【図5】同様に作動ロック位置にある組立装置を示す横断面図である。
【図6】ブロック並びにマンドレル及びそのロックナットを示す横断面図であり、組立体全体が分解して示されてそのブロック内でマンドレルを調節するための手段を示す横断面図である。
【図7】マンドレルの孔部の軸の法線に対して角度を形成するボルトを有するシースを示す図である。
【図8】図7のボルトを単独で示す側面図である。
【図9】図8に示されたボルトを示す上面図である。
【図10】別の実施形態のボルト及びシースへの取り付けを示す図である。
【図11】ボルトの位置をインデックスしかつ上記ボルトをシースに固定することを可能とするバイオネット状の部分を示す斜視図である。
【図12】ボルトを単独で示す図であり、ボルトが図10に示すシースに取り付けられている図である。
【図13】ボルトを示す上面図である。
【図14】コンベアと平行に設けられてダンボールケースのタイプのパッケージを90°傾けるスターホイールシステムを示す図であって、スターホイールを外方、すなわち半分のスターホイールをロック解除するためのボタンにアクセスする側から示す図である。
【図15】本発明における組立装置と接触するスターホイールシステムを部分的に示す斜視図である。
【図16】例えば比較的柔軟なクリームまたは他の製品のような特有の製品を把持するため、ゴムタイプの材料で形成されたスキッドであってキャップに配置されて魚尾状の端部によって取り扱われるスキッドが備えられたクランプを単独かつ図1よりも大きい寸法で示す図である。
【図17】図16に示されたクランプに設けられたスキッドを示す斜視図であってさらに大きい寸法で示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
図1に示されるツールは、例えばフラスコ(2)を把持するように構成された一対のクランプ(1)を備える。
【0024】
これらクランプ(1)の各構成部材は、図示しない取扱ヘッドに固定されたアーム(3)によって支持されており、アーム(3)は、互いに対して移動されてフラスコ(2)が把持されまたは開放されることを可能とする。
【0025】
各クランプ(1)と対応するアーム(3)との間の結合部は、平坦な組立装置(4)を用いて形成される。
【0026】
この迅速な組立装置(4)は、例えばアーム(3)に固定される固定部分と、クランプ(1)を支持する互換性部分と、で構成される。
【0027】
固定部分は、本明細書の以降でシース(5)と称され、互換性部分は、ブロック(6)と称される。
【0028】
U字部分プレート(7)は、図示しない把持ヘッドのシース(5)及びアーム(3)の間の結合を形成する。クランプ(1)のような各ツールは、ネジまたは他の要素によってそのブロック(6)に組み立てられる。
【0029】
シース(5)は、ボルトシステム(8)を備えており、それ自体のボルトは、以下で詳述され、プレート(7)に対する突出部として現れるボタン(9)であって各クランプの構成部材を取り付けまたは取り外しすることに関与する操作者に当然にアクセス可能なボタン(9)を用いて操作される。
【0030】
図2に詳細に示されるように、迅速なツールの構成部材の組立装置(4)は、プレート(7)に固定されるシース状の部分(5)と、ブロック状の互換性部分(6)と、で構成される。
【0031】
シース(5)は、垂直な中央の孔部(10)と、その底面に全体を覆って延在するホゾ部(11)と、を備える。
【0032】
ブロック(6)は、シース(5)の孔部(10)と接触する取付式のマンドレル(12)と、ホゾ穴部(13)であってその形状がホゾ部(11)の形状と適合して互いに嵌合するホゾ穴部(13)と、を備える。
【0033】
互いに対する2つの部分、すなわちシース(5)及び支持ブロック(6)からなる組立体のセンタリング及び剛性は、特定の特徴としてのV字状部分を用いたホゾ穴部(13)−ホゾ部(11)タイプの組立体によって達成されており、装置の軸に対するV字状部分の角度は、40°及び60°の間である50°のオーダーからなる。
【0034】
このV字部分は、マンドレル(12)の両側においてマンドレル(12)に対して垂直に延在しており、全長にわたってV字部分は、上記マンドレル(12)の突出部分の高さのオーダーであり、組立体の良好な剛性を確保する。
【0035】
上記組立手段、すなわちマンドレル(12)とホゾ穴部−ホゾ部の組立体とは、組立装置(4)に大きな剛性をもたらすT字状を有する。
【0036】
また、シース(5)は、シリンダ状のボア(14)を備え、実際のボルト(15)を適合させる。このボア(14)は、マンドレル(12)の孔部(10)に対して垂直であり、その軸は、孔部(10)の軸と交差する。
【0037】
ボルト(15)は、シース(5)を貫通するシリンダ状の本体部の形状を有する。これは、シース(5)に対するその位置をインデックスすることを可能とする平面部(16)を備え、平面部(16)は、上記シース(5)の内面に取り付けられる部分(17)と接触する。この部分(17)は、バイオネット(bayonet)の形状を有し、ボルト(15)に構成された平面部(16)と接触する平坦な水平面(18)を有し、同様に、部分(17)は、ボルト(15)の軸に垂直であり上記ボルト(15)のためと上記ボルト(15)を作動ロック位置に保持するスプリング(20)のためとの受面(abutment)として機能する端面(19)を備える。
【0038】
また、このボルト(15)は、軸が同一面にある異なる直径の2つのボアを有する垂直孔部(21)であってマンドレル(12)の通過及びロックのための垂直孔部(21)を備え、2つのボアは、直径がマンドレル(12)の頂端部の直径よりも十分に大きいボアと、直径が明らかに小さく上記マンドレル(12)に構成された溝部(22)の直径と対応するボアと、である。
【0039】
首状をなす溝部(22)は、ボルトの平面部(16)と接触してマンドレル(12)を固定する肩部(23)を形成する。
【0040】
内側において、ボルト(15)は、図3に示すようにボルト(15)を作動ロック位置に保持するスプリング(20)と接触し、スプリング(20)は、バイオネット形状の部分(17)の垂直な端面(19)を押圧する。外側において、ボルト(15)は、第1の実施形態において、そのボア(14)内に保持されており、ボア(14)の直径は、上記ボルトの本体部の直径よりも小さいがボタン(9)の直径よりも十分に大きく、ボルト(15)の通過及び操作者によるボルト(15)の動作が可能となっている。ボルト(15)の本体部とボタン(9)との間の肩部(25)は、プレート(7)と接触して上記ボルトをシース(5)におけるボルトの筐体内に保持する。別の実施形態は、図10から図13を参照しながら、以下で説明される。
【0041】
図4に示されるように、ボタン(9)を押圧することによって、操作者は、マンドレル(12)を開放する効果を奏するバイオネット形状の部分(17)に向けてボルト(15)を押す。開放操作おいて、シース(5)内におけるマンドレル(12)の取り付けは、その端部における円錐部の存在によってより容易とされる。
【0042】
組立装置(4)は、ボルト(15)の復帰によって、特に図5に示すようにマンドレル(12)に形成された溝部(22)と接触するロック孔部(21)によって保持スプリング(20)によって及ぼされる圧力の影響の下で作動位置にロックされる。
【0043】
ボルト(15)の取り付けを容易にしかつ組立体の遊びを低減するため、上記ボルトは、図7及び図8を参照しながら以下で詳述されるように、わずかに傾いている。
【0044】
組立体の遊びは、まず図6に示されるようにブロック(6)に向けて調整可能に取り付けられたマンドレル(12)を用いて調整される。
【0045】
ブロック(6)は、マンドレル(12)を収容する垂直ボア(26)を備え、マンドレルは、案内部として機能する上記ボア(26)にスライド取り付けされている。このボア(26)は、ネジ立部(tapping)(27)まで延在されており、ネジ立部(27)の直径は、上記ボア(26)の直径よりも小さく、ネジ立部(27)は、上記マンドレル(12)の下端部に構成されたネジ部(28)と接触し、ネジ部(28)の長さは、上記ネジ立部(27)の長さよりも明らかに長く、ブロック(6)の下方に突出し、上記ブロック(6)に対する上記マンドレル(12)の調整をロックするするナット(29)が取り付けられることを可能とする。
【0046】
図7におけるボルト(15’)と共に示されるシース(5)は、ボア(14’)を備えており、ボア(14’)の軸は、この図に示されていないマンドレル(12)が収容される孔部(10)の軸(10’)の法線に対して5°のオーダーの角度Aを形成する。
【0047】
ボルト(15’)に構成された平面部(16’)の平面は、その部分について孔部(10)の軸(10’)と垂直である。その結果、ボルト(15’)がその作動ロック位置に移動すると、平面部(16’)は、軸(10’)上でわずかに移動し、それは、一種の角部を形成し、それは、マンドレル(12)の肩部(23)を用いてマンドレル(12)に一定の静止摩擦を及ぼす。
【0048】
ボア(14)の軸が孔部(10)の軸(10’)の法線に対して形成する角度Aは、実際には0°から約10°を示す。これは、可逆性の現象を防止するには比較的小さい。
【0049】
図8は、図7のボルト(15’)を示す。このボルト(15’)は、上記のように一様にシリンダ形状の本体部を有する。一端部は、操作ボタン(9)を備え、他端部は、スプリング(20)のための筐体(30)を備える。
【0050】
平面部(16’)は、ボルト(15’)の軸に対して例えば5°のオーダーの角度を形成し、それは、孔部(10)の軸(10’)に垂直かつマンドレル(12)の通過のためにボルトに構成された孔部(21)の軸に垂直である。
【0051】
図9は、上記から分かるように、マンドレル(12)が通過する孔部(21)を示しており、孔部(21)は、2つの軸、マンドレル(12)の挿入を可能とする孔部に対応する軸(31)と、上記マンドレル(12)の溝部(22)を収容することを可能とする孔部に対応する軸(32)と、を備える。
【0052】
図10は、組立装置の別の実施形態を示しており、組立装置は、図14及び図15を参照しながら以下で説明されるように、すべてのタイプのツールに容易に適用される独立型の組立体を有することが可能である。
【0053】
この組立装置は、変更されていないブロック(6)であってそのマンドレル(12)が備えられたブロック(6)と、ボルト(15”)が改良された部分(17”)と接触するシース(5)と、を備え、部分(17”)は、複数の機能、すなわち上述のインデックス機能と上記シース(5)に対して上記ボルト(15”)を保持する一般的な機能とを有する。
【0054】
このバイオネット形状の部分(17”)は、切断され折り曲げられる金属シートプレートから形成され、部分(17”)は、図10及び図11に示すように、上記プレートの中央部分におけるU字状の切欠によって得られるタブ(37)の形状を有する独自の配置を備える。
【0055】
このタブ(37)は、部分(17”)のフランジ部(38)の延長部分、すなわち、部分(17”)のシース(5)との組み立てに使用されるフランジ部に配置されており、それは、図3から図5において示された部分(17)の面(18)で示され、ボルト(15”)のインデックスのために使用される。
【0056】
部分(17”)は、タブ(37)の切欠が見られるフランジ部(39)を保持しており、フランジ部(39)は、組み立てフランジ部(38)とフランジ部(49)との間の結合部を形成し、フランジ部(40)は、スプリング(20)についての支持面として機能しかつボルト(15)が完全に押し込まれたときにボルト(15)の受面として機能する。
【0057】
フランジ部(40)の内面は、スプリング(20)についての支持面として機能し、図10に示されるようにスプリング(20)のセンタリングのための柱部(41)を備える。
【0058】
図10、図12及び図13に示されたボルト(15”)は、上述のように、シリンダ形状を有し、ボルト(15”)は、そのインデックスのための平面部(16”)を有し、平面部(16”)は、操作ボタン(9)と伸縮スプリング(20)の近傍に位置する受面(42)との間に延在する。
【0059】
この組立装置は、多くの用途、特に図14に示されるケースの形式をなすパッケージのような製品を取り扱うためにツールを変更する必要がある装置に適している。
【0060】
図14に示すツールは、コンベア(51)に到達するパッケージ(50)を傾け、パッケージ(50)は、傾けられた後に同一のコンベア上で例えばパレットに載せることを目的として図示しない組分ステーションに続けられる。
【0061】
スターホイール(52)は、コンベア(51)の両側に設置され、各ホイールは、半月状をなす2つの部分(52a)、(52b)からなり、これら2つの部分は、組立システムを用いてシャフト(53)に互いに結合されている。
【0062】
この組立システムは、シース(5’)として機能する中央部分を備える特有の機構であってホイール(52)のシャフト(53)を中心としかつシャフト(53)に取り付けられた特有の機構を有し、シース(5’)は、実際には端部間かつ頭の先から爪先まで配置された2つのシース(5a)、(5b)からなる。
【0063】
各シース(5a)、(5b)は、ブロック(6a)、(6b)それぞれに適合し、ツールは、ブロック(6a)、(6b)、特にスターホイール(52)の半月状の各部分(52a)、(52b)に取り付けられる。
【0064】
図14は、組立装置の外観図であり、半月部(52a、52b)のロック解除が可能なボタン(9)を示す。
【0065】
図15は、半月部(52a、52b)、すなわち所定位置にある半月部(52a)がシャフト(53)にロックされる一方、半月部(52b)がそのシース(5b)から分解されている半月部(52a、52b)を部分的に示している。
【0066】
各半月部(52a、52b)は、ブロック(6a、6b)それぞれに固定されており、ネジ(54)のような適当な手段によって取り付けられている。
【0067】
各ブロック(6a、6b)は、上で詳細に説明されたようなマンドレル(12)を備えており、組立体全体は、対応するシース(5a、5b)と接触している。
【0068】
この図15において、多機能部分(17”)は、ボルト(15”)をインデックスすることと、ボルト(15”)がシース(5’)に取り付けたままとすることと、上記ボルト(15”)の伸縮スプリングであってスプリングが図15において視認されていない伸縮スプリングの支持面を形成することと、の機能を有することが分かる。
【0069】
半月部(52a、52b)は、取り扱われる各タイプのパッケージ(50)に適したポリエチレンの種類の熱可塑性材料で形成されている。
【0070】
図16は、図1のツールのクランプ(1)における特有の配置を示している。これらクランプ(1)は、クランプ−摩擦サイクルを受ける消耗部品を形成する。
【0071】
これらは、作用面(active surface)が適切な材料で被覆された単に切断されたシートの金属プレートの形状を有する。しかし、これらクランプの接触面は、極めて迅速に劣化しており、クランプ全体を交換するよりはむしろ上記接触面を形成するこの脆弱な部分を容易に交換することが可能であることは、注目に値する。
【0072】
図16で提案されている配置は、ゴムタイプの材料で形成されたスキッド(60)で構成されており、このスキッドは、クランプ(1)の作動部分に単に配置された平行六面体の形状を有している。
【0073】
このスキッド(60)は、クランプの構造体と接触するその面において少なくとも1つのシリンダ状の差込口(61)を備え、この差込口には、円錐台形状をなす外側厚肉部(62)であって受面としてかつ上記スキッドをクランプ(1)にロックするための部材として機能する外側厚肉部(62)が備えられている。
【0074】
差込口(61)は、この図で示されていない適切な孔部を介してクランプのシート金属を貫通し、この孔部は、上記差込口の直径を有する。
【0075】
スキッド(60)が摩耗または損傷した場合には、これら差し込み口(61)は、容易に切断されて上記スキッドを迅速に交換することを可能とする。
【符号の説明】
【0076】
1 クランプ、5,5’,5a、5b シース,部分、6,6a,6b ブロック,支持ブロック,互換性部分、9 ボタン、10 貫通孔部,孔部、10’ 軸、11 ホゾ部、12 マンドレル、13 ホゾ穴部、14,14’ ボア、15,15’,15” ボルト、16,16’,16” 平面部、17,17” 取付部分、20 伸縮スプリング,保持スプリング,スプリング、26 垂直ボア,ボア、27 ネジ立部、28 ネジ部、29 ナット、37 取付部分,タブ、42 肩部、50 パッケージ、52 ホイール,スターホイール、52a,52b 半月部,半スターホイール、60 スキッド、61 差込口、62 外側厚肉部
【図1−2】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プッシャ、クランプまたは他のタイプのものからなるツールにおけるこれら支持体への迅速な組み立てのための装置に関する。
【背景技術】
【0002】
これらツールは、例えば箱、ボトル、フラスコなどのタイプからなる物体を移動させるために使用される機械のようなさまざまな機械で遭遇され、これらは、ツールが単純な箱のプッシャの場合において移送アームで構成され、またはツールがフラスコ、ボトルまたは同様のものを取り扱うためのクランプを必要とする場合において程度の差があるが複雑な把持ヘッドで構成される支持体と関連する。
【0003】
このタイプの装置は、例えば例えばフラスコ、ボトルまたは同様のものを箱詰めするための機械で遭遇し、ツールは、異なる形式の製品が箱詰めされることを考慮すると頻繁に変更されなければならない。
【0004】
一定のツールであってダンボールケースタイプのパッケージを傾けるために使用されるツールは、ホイールがコンベアの両側に配置されたスターホイールの形式をなす。また、装置に応じて、ツールは、各ツールが1つのタイプのケースに適した状態で比較的頻繁に変更される。
【0005】
現在の構成において、ツールは、機械的強度の要請を満足させるため、特にネジを用いてその支持体に組み立てられる。特に、ツールは、例えばフラスコまたはボトルのような比較的大きく重い物体を扱う場合に、通常かなりの張出部分を有する。
【0006】
最も広く使用されている組立方法は、ネジを用いた組み立てであり、これは、効果的かつ頑丈な組立方法であるが、その形状が少なからず変化しうる複数のタイプの箱及び/またはパッケージを扱いそうな装置で使用される場合に実用的でない。特に、ツールの変更を実行するために必要な時間は、特にクランプの場合において比較的長い。
【0007】
一方で次第に速くなる取扱速度によって、他方で当該ツールに付与される増え続ける力によって発生したストレスは、常に上述した装置以外のいかなる装置を破損しかつ受け入れない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、さまざまな、たとえ大きなサイズにおいても、ツールであって箱詰装置の場合のように速い取扱速度及び相当な力を受けるツールについての精度及び信頼性を調節することを可能とする組立構造体を提供することである。
【0009】
本発明のさらなる目的は、フラスコ、ボトル、箱またはパッケージからなる相対的に異なる構成を処理する装置の柔軟性を改善することである。
【0010】
他の目的は、これらツール変更動作を簡略化することであり、ツール変更動作は、本発明の結果、レンチ、クランプまたは他のツールのようなツールの補助なく実行され、結果として上記ツール変更を実行するために必要な時間を著しく低減する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
したがって、本発明は、ツールの目的に適したツールの適切な支持体への取り付け及び適切な支持体からの取り外しのための組立装置に関し、組立装置は、各ツールについて、一方で、上記支持体において、貫通孔部を有するボアに配置されたボルトと、ツールにおいて、上記貫通孔部に収容されて上記ボルトと接触するマンドレルと、を備え、他方で、ツール及びその支持体との間の結合部において、ホゾ穴部−ホゾ部のタイプの配置からなるセンタリング及び固定化手段であって、配置が上記マンドレルと垂直に延在し、マンドレルと共にT字状の組立構造体を形成するセンタリング及び固定化手段、を備える。
【0012】
本発明の好ましい装置において、ホゾ穴部−ホゾ部のタイプの形式にあるセンタリング及び固定化手段は、V字状部分を有し、V字部は、マンドレルの突出部分の高さのオーダーからなる長さにわたって上記マンドレルの両側においてマンドレルと垂直に延在し、組立体の剛性を確実にする。
【0013】
さらに本発明において、ホゾ穴部−ホゾ部の形状のセンタリング手段におけるV字の角度は、40から60°の間、好ましくは50°のオーダーである。
【0014】
本発明の他の装置において、ボルトは、シリンダ状の本体部の形状をなし、本体部の一端部は、上記ボルトを非作動とするボタンの形状をなし、本体部の他端部は、伸縮スプリングを有し、上記ボルトを作動ロック位置に保持し、ボルトは、上記本体部の2つの端部間において例えば取付部分と接触する平面部で構成されるインデックス手段を備え、取付部分は、バイオネットの形状をなし、取付部分の一部は、平面部と接触し、取付部分の端部は、上記ボルトの上記伸縮スプリングについての支持面として機能する。
【0015】
別の形態において、バイオネットの形状をなす取付部分は、タブであって取付部分の中心部分から、特に取付部分のフランジ部であって取付部分をシースに取り付けるために使用されるフランジ部から取られたタブと共に形成され、タブは、ボルトに配置された平面部と接触することによってインデックス部材として機能し、さらに、タブは、受面として機能し、ボルトの端部に配置された肩部と接触しながら、伸縮スプリングを支持して上記ボルトを保持し、伸縮スプリングは、任意のタイプのツールに直接配置されることが可能な装置の完全に独立した項目を有することを可能とする。
【0016】
さらに本発明において、ボルトは、支持体のボアに収容され、マンドレルの貫通孔部の軸の法線に対する角度は、0から10°の範囲にわたって延在し、好ましくは5°であり、この角度は、上記マンドレルを引っ張ってツールをツールの支持体にクランプすることを目的とした方向に方向付けられている。
【0017】
さらに本発明において、組立装置は、各ツールについて、支持体及びツール自体の間に介在された2つの部分で構成され、2つの部分は、適切な方法で支持体に組み立てられ、2つの部分の一方について、上記支持体に固定されるシースであってシースがボルト及び垂直な孔部を備えて上記ボルトと接触する組立体のマンドレルに適合するシースの形状をなし、2つの部分の他方について、ブロックの形状をなし、ツールと関連付けられ、ブロックは、上記組立体のマンドレルを備え、上記シース及び上記ブロックの隣接する面は、マンドレルと共にT字状の組立構造体を形成しながら、上記マンドレルに垂直に延在するホゾ穴部−ホゾ部のタイプの配置で構成されるセンタリング及び組立手段を備える。
【0018】
本発明の他の装置において、組立体のマンドレルは、支持体のブロックにおけるマンドレルの位置の調節を可能とするように取り付けられ、必要に応じて上記支持体及びシースの間に生じそうである遊びを定めることが可能であり、支持体のブロックは、上記組立体のマンドレルのセンタリング及び案内のための垂直ボアを備え、垂直ボアは、上記ボアよりも小さい直径を有するネジ立部によって延在され、上記ネジ立部の長さよりも大きい長さにわたって上記マンドレルの底端部に設けられたネジ部と接触し、上記マンドレルのネジ部は、上記支持体のブロックの底部において上記マンドレルをロックするナットと接触する。
【0019】
さらに本発明において、ケースタイプのパッケージを傾けることに使用されるスターホイールタイプのツールについて、組立装置は、上記スターホイールの軸に対して対照的に端部間かつ頭の先から爪先(head-to-toe)まで配置された2つのシースからなるシースであって、半スターホイールが取り付けられる2つのブロックに適合するシースを備え、ブロックは、対応するシースのボルトと接触するそれらのマンドレルによってロックされている。
【0020】
本発明の他の装置において、クランプタイプのツールについて、これらクランプの作動位置には、ゴムタイプの材料で形成されたスキッドが設けられ、スキッドは、平行六面体形状をなし、その背面に少なくとも1つのシリンダ状の差込口であって上記クランプに設けられた孔部を貫通することが可能な差込口を備え、差込口には、上記クランプの背面で停止する受面として機能する外側厚肉部が設けられている。
【0021】
しかし、本発明は、以下の説明の補助及び示される添付の図面の補助によって詳述される。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】フラスコ、ボトル及び同様の種類の他の製品の取り扱いのためのクランプの種類のツールであって本発明における組立装置に取り付けられたツールを示す概略図であり、ツールは、図示しない取扱ヘッドの調節可能なキャリアアームに固定されている概略図である。
【図2】図1に示されるツールの1つの構成部材を示す分解図である。
【図3】非作動位置にある迅速な組立装置を示す横断面図であり、ボルトがその作動位置にあり、ブロック状の部分に組立マンドレルが備えられており、マンドレルが非取付位置で表されていることを明確に示す横断面図である。
【図4】ロック解除の間またはブロック状の部分及びマンドレルのシース状部分への取り付けの間における組立装置を示す横断面図であり、ボルトは、操作者によって非作動位置で保持されている横断面図である。
【図5】同様に作動ロック位置にある組立装置を示す横断面図である。
【図6】ブロック並びにマンドレル及びそのロックナットを示す横断面図であり、組立体全体が分解して示されてそのブロック内でマンドレルを調節するための手段を示す横断面図である。
【図7】マンドレルの孔部の軸の法線に対して角度を形成するボルトを有するシースを示す図である。
【図8】図7のボルトを単独で示す側面図である。
【図9】図8に示されたボルトを示す上面図である。
【図10】別の実施形態のボルト及びシースへの取り付けを示す図である。
【図11】ボルトの位置をインデックスしかつ上記ボルトをシースに固定することを可能とするバイオネット状の部分を示す斜視図である。
【図12】ボルトを単独で示す図であり、ボルトが図10に示すシースに取り付けられている図である。
【図13】ボルトを示す上面図である。
【図14】コンベアと平行に設けられてダンボールケースのタイプのパッケージを90°傾けるスターホイールシステムを示す図であって、スターホイールを外方、すなわち半分のスターホイールをロック解除するためのボタンにアクセスする側から示す図である。
【図15】本発明における組立装置と接触するスターホイールシステムを部分的に示す斜視図である。
【図16】例えば比較的柔軟なクリームまたは他の製品のような特有の製品を把持するため、ゴムタイプの材料で形成されたスキッドであってキャップに配置されて魚尾状の端部によって取り扱われるスキッドが備えられたクランプを単独かつ図1よりも大きい寸法で示す図である。
【図17】図16に示されたクランプに設けられたスキッドを示す斜視図であってさらに大きい寸法で示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
図1に示されるツールは、例えばフラスコ(2)を把持するように構成された一対のクランプ(1)を備える。
【0024】
これらクランプ(1)の各構成部材は、図示しない取扱ヘッドに固定されたアーム(3)によって支持されており、アーム(3)は、互いに対して移動されてフラスコ(2)が把持されまたは開放されることを可能とする。
【0025】
各クランプ(1)と対応するアーム(3)との間の結合部は、平坦な組立装置(4)を用いて形成される。
【0026】
この迅速な組立装置(4)は、例えばアーム(3)に固定される固定部分と、クランプ(1)を支持する互換性部分と、で構成される。
【0027】
固定部分は、本明細書の以降でシース(5)と称され、互換性部分は、ブロック(6)と称される。
【0028】
U字部分プレート(7)は、図示しない把持ヘッドのシース(5)及びアーム(3)の間の結合を形成する。クランプ(1)のような各ツールは、ネジまたは他の要素によってそのブロック(6)に組み立てられる。
【0029】
シース(5)は、ボルトシステム(8)を備えており、それ自体のボルトは、以下で詳述され、プレート(7)に対する突出部として現れるボタン(9)であって各クランプの構成部材を取り付けまたは取り外しすることに関与する操作者に当然にアクセス可能なボタン(9)を用いて操作される。
【0030】
図2に詳細に示されるように、迅速なツールの構成部材の組立装置(4)は、プレート(7)に固定されるシース状の部分(5)と、ブロック状の互換性部分(6)と、で構成される。
【0031】
シース(5)は、垂直な中央の孔部(10)と、その底面に全体を覆って延在するホゾ部(11)と、を備える。
【0032】
ブロック(6)は、シース(5)の孔部(10)と接触する取付式のマンドレル(12)と、ホゾ穴部(13)であってその形状がホゾ部(11)の形状と適合して互いに嵌合するホゾ穴部(13)と、を備える。
【0033】
互いに対する2つの部分、すなわちシース(5)及び支持ブロック(6)からなる組立体のセンタリング及び剛性は、特定の特徴としてのV字状部分を用いたホゾ穴部(13)−ホゾ部(11)タイプの組立体によって達成されており、装置の軸に対するV字状部分の角度は、40°及び60°の間である50°のオーダーからなる。
【0034】
このV字部分は、マンドレル(12)の両側においてマンドレル(12)に対して垂直に延在しており、全長にわたってV字部分は、上記マンドレル(12)の突出部分の高さのオーダーであり、組立体の良好な剛性を確保する。
【0035】
上記組立手段、すなわちマンドレル(12)とホゾ穴部−ホゾ部の組立体とは、組立装置(4)に大きな剛性をもたらすT字状を有する。
【0036】
また、シース(5)は、シリンダ状のボア(14)を備え、実際のボルト(15)を適合させる。このボア(14)は、マンドレル(12)の孔部(10)に対して垂直であり、その軸は、孔部(10)の軸と交差する。
【0037】
ボルト(15)は、シース(5)を貫通するシリンダ状の本体部の形状を有する。これは、シース(5)に対するその位置をインデックスすることを可能とする平面部(16)を備え、平面部(16)は、上記シース(5)の内面に取り付けられる部分(17)と接触する。この部分(17)は、バイオネット(bayonet)の形状を有し、ボルト(15)に構成された平面部(16)と接触する平坦な水平面(18)を有し、同様に、部分(17)は、ボルト(15)の軸に垂直であり上記ボルト(15)のためと上記ボルト(15)を作動ロック位置に保持するスプリング(20)のためとの受面(abutment)として機能する端面(19)を備える。
【0038】
また、このボルト(15)は、軸が同一面にある異なる直径の2つのボアを有する垂直孔部(21)であってマンドレル(12)の通過及びロックのための垂直孔部(21)を備え、2つのボアは、直径がマンドレル(12)の頂端部の直径よりも十分に大きいボアと、直径が明らかに小さく上記マンドレル(12)に構成された溝部(22)の直径と対応するボアと、である。
【0039】
首状をなす溝部(22)は、ボルトの平面部(16)と接触してマンドレル(12)を固定する肩部(23)を形成する。
【0040】
内側において、ボルト(15)は、図3に示すようにボルト(15)を作動ロック位置に保持するスプリング(20)と接触し、スプリング(20)は、バイオネット形状の部分(17)の垂直な端面(19)を押圧する。外側において、ボルト(15)は、第1の実施形態において、そのボア(14)内に保持されており、ボア(14)の直径は、上記ボルトの本体部の直径よりも小さいがボタン(9)の直径よりも十分に大きく、ボルト(15)の通過及び操作者によるボルト(15)の動作が可能となっている。ボルト(15)の本体部とボタン(9)との間の肩部(25)は、プレート(7)と接触して上記ボルトをシース(5)におけるボルトの筐体内に保持する。別の実施形態は、図10から図13を参照しながら、以下で説明される。
【0041】
図4に示されるように、ボタン(9)を押圧することによって、操作者は、マンドレル(12)を開放する効果を奏するバイオネット形状の部分(17)に向けてボルト(15)を押す。開放操作おいて、シース(5)内におけるマンドレル(12)の取り付けは、その端部における円錐部の存在によってより容易とされる。
【0042】
組立装置(4)は、ボルト(15)の復帰によって、特に図5に示すようにマンドレル(12)に形成された溝部(22)と接触するロック孔部(21)によって保持スプリング(20)によって及ぼされる圧力の影響の下で作動位置にロックされる。
【0043】
ボルト(15)の取り付けを容易にしかつ組立体の遊びを低減するため、上記ボルトは、図7及び図8を参照しながら以下で詳述されるように、わずかに傾いている。
【0044】
組立体の遊びは、まず図6に示されるようにブロック(6)に向けて調整可能に取り付けられたマンドレル(12)を用いて調整される。
【0045】
ブロック(6)は、マンドレル(12)を収容する垂直ボア(26)を備え、マンドレルは、案内部として機能する上記ボア(26)にスライド取り付けされている。このボア(26)は、ネジ立部(tapping)(27)まで延在されており、ネジ立部(27)の直径は、上記ボア(26)の直径よりも小さく、ネジ立部(27)は、上記マンドレル(12)の下端部に構成されたネジ部(28)と接触し、ネジ部(28)の長さは、上記ネジ立部(27)の長さよりも明らかに長く、ブロック(6)の下方に突出し、上記ブロック(6)に対する上記マンドレル(12)の調整をロックするするナット(29)が取り付けられることを可能とする。
【0046】
図7におけるボルト(15’)と共に示されるシース(5)は、ボア(14’)を備えており、ボア(14’)の軸は、この図に示されていないマンドレル(12)が収容される孔部(10)の軸(10’)の法線に対して5°のオーダーの角度Aを形成する。
【0047】
ボルト(15’)に構成された平面部(16’)の平面は、その部分について孔部(10)の軸(10’)と垂直である。その結果、ボルト(15’)がその作動ロック位置に移動すると、平面部(16’)は、軸(10’)上でわずかに移動し、それは、一種の角部を形成し、それは、マンドレル(12)の肩部(23)を用いてマンドレル(12)に一定の静止摩擦を及ぼす。
【0048】
ボア(14)の軸が孔部(10)の軸(10’)の法線に対して形成する角度Aは、実際には0°から約10°を示す。これは、可逆性の現象を防止するには比較的小さい。
【0049】
図8は、図7のボルト(15’)を示す。このボルト(15’)は、上記のように一様にシリンダ形状の本体部を有する。一端部は、操作ボタン(9)を備え、他端部は、スプリング(20)のための筐体(30)を備える。
【0050】
平面部(16’)は、ボルト(15’)の軸に対して例えば5°のオーダーの角度を形成し、それは、孔部(10)の軸(10’)に垂直かつマンドレル(12)の通過のためにボルトに構成された孔部(21)の軸に垂直である。
【0051】
図9は、上記から分かるように、マンドレル(12)が通過する孔部(21)を示しており、孔部(21)は、2つの軸、マンドレル(12)の挿入を可能とする孔部に対応する軸(31)と、上記マンドレル(12)の溝部(22)を収容することを可能とする孔部に対応する軸(32)と、を備える。
【0052】
図10は、組立装置の別の実施形態を示しており、組立装置は、図14及び図15を参照しながら以下で説明されるように、すべてのタイプのツールに容易に適用される独立型の組立体を有することが可能である。
【0053】
この組立装置は、変更されていないブロック(6)であってそのマンドレル(12)が備えられたブロック(6)と、ボルト(15”)が改良された部分(17”)と接触するシース(5)と、を備え、部分(17”)は、複数の機能、すなわち上述のインデックス機能と上記シース(5)に対して上記ボルト(15”)を保持する一般的な機能とを有する。
【0054】
このバイオネット形状の部分(17”)は、切断され折り曲げられる金属シートプレートから形成され、部分(17”)は、図10及び図11に示すように、上記プレートの中央部分におけるU字状の切欠によって得られるタブ(37)の形状を有する独自の配置を備える。
【0055】
このタブ(37)は、部分(17”)のフランジ部(38)の延長部分、すなわち、部分(17”)のシース(5)との組み立てに使用されるフランジ部に配置されており、それは、図3から図5において示された部分(17)の面(18)で示され、ボルト(15”)のインデックスのために使用される。
【0056】
部分(17”)は、タブ(37)の切欠が見られるフランジ部(39)を保持しており、フランジ部(39)は、組み立てフランジ部(38)とフランジ部(49)との間の結合部を形成し、フランジ部(40)は、スプリング(20)についての支持面として機能しかつボルト(15)が完全に押し込まれたときにボルト(15)の受面として機能する。
【0057】
フランジ部(40)の内面は、スプリング(20)についての支持面として機能し、図10に示されるようにスプリング(20)のセンタリングのための柱部(41)を備える。
【0058】
図10、図12及び図13に示されたボルト(15”)は、上述のように、シリンダ形状を有し、ボルト(15”)は、そのインデックスのための平面部(16”)を有し、平面部(16”)は、操作ボタン(9)と伸縮スプリング(20)の近傍に位置する受面(42)との間に延在する。
【0059】
この組立装置は、多くの用途、特に図14に示されるケースの形式をなすパッケージのような製品を取り扱うためにツールを変更する必要がある装置に適している。
【0060】
図14に示すツールは、コンベア(51)に到達するパッケージ(50)を傾け、パッケージ(50)は、傾けられた後に同一のコンベア上で例えばパレットに載せることを目的として図示しない組分ステーションに続けられる。
【0061】
スターホイール(52)は、コンベア(51)の両側に設置され、各ホイールは、半月状をなす2つの部分(52a)、(52b)からなり、これら2つの部分は、組立システムを用いてシャフト(53)に互いに結合されている。
【0062】
この組立システムは、シース(5’)として機能する中央部分を備える特有の機構であってホイール(52)のシャフト(53)を中心としかつシャフト(53)に取り付けられた特有の機構を有し、シース(5’)は、実際には端部間かつ頭の先から爪先まで配置された2つのシース(5a)、(5b)からなる。
【0063】
各シース(5a)、(5b)は、ブロック(6a)、(6b)それぞれに適合し、ツールは、ブロック(6a)、(6b)、特にスターホイール(52)の半月状の各部分(52a)、(52b)に取り付けられる。
【0064】
図14は、組立装置の外観図であり、半月部(52a、52b)のロック解除が可能なボタン(9)を示す。
【0065】
図15は、半月部(52a、52b)、すなわち所定位置にある半月部(52a)がシャフト(53)にロックされる一方、半月部(52b)がそのシース(5b)から分解されている半月部(52a、52b)を部分的に示している。
【0066】
各半月部(52a、52b)は、ブロック(6a、6b)それぞれに固定されており、ネジ(54)のような適当な手段によって取り付けられている。
【0067】
各ブロック(6a、6b)は、上で詳細に説明されたようなマンドレル(12)を備えており、組立体全体は、対応するシース(5a、5b)と接触している。
【0068】
この図15において、多機能部分(17”)は、ボルト(15”)をインデックスすることと、ボルト(15”)がシース(5’)に取り付けたままとすることと、上記ボルト(15”)の伸縮スプリングであってスプリングが図15において視認されていない伸縮スプリングの支持面を形成することと、の機能を有することが分かる。
【0069】
半月部(52a、52b)は、取り扱われる各タイプのパッケージ(50)に適したポリエチレンの種類の熱可塑性材料で形成されている。
【0070】
図16は、図1のツールのクランプ(1)における特有の配置を示している。これらクランプ(1)は、クランプ−摩擦サイクルを受ける消耗部品を形成する。
【0071】
これらは、作用面(active surface)が適切な材料で被覆された単に切断されたシートの金属プレートの形状を有する。しかし、これらクランプの接触面は、極めて迅速に劣化しており、クランプ全体を交換するよりはむしろ上記接触面を形成するこの脆弱な部分を容易に交換することが可能であることは、注目に値する。
【0072】
図16で提案されている配置は、ゴムタイプの材料で形成されたスキッド(60)で構成されており、このスキッドは、クランプ(1)の作動部分に単に配置された平行六面体の形状を有している。
【0073】
このスキッド(60)は、クランプの構造体と接触するその面において少なくとも1つのシリンダ状の差込口(61)を備え、この差込口には、円錐台形状をなす外側厚肉部(62)であって受面としてかつ上記スキッドをクランプ(1)にロックするための部材として機能する外側厚肉部(62)が備えられている。
【0074】
差込口(61)は、この図で示されていない適切な孔部を介してクランプのシート金属を貫通し、この孔部は、上記差込口の直径を有する。
【0075】
スキッド(60)が摩耗または損傷した場合には、これら差し込み口(61)は、容易に切断されて上記スキッドを迅速に交換することを可能とする。
【符号の説明】
【0076】
1 クランプ、5,5’,5a、5b シース,部分、6,6a,6b ブロック,支持ブロック,互換性部分、9 ボタン、10 貫通孔部,孔部、10’ 軸、11 ホゾ部、12 マンドレル、13 ホゾ穴部、14,14’ ボア、15,15’,15” ボルト、16,16’,16” 平面部、17,17” 取付部分、20 伸縮スプリング,保持スプリング,スプリング、26 垂直ボア,ボア、27 ネジ立部、28 ネジ部、29 ナット、37 取付部分,タブ、42 肩部、50 パッケージ、52 ホイール,スターホイール、52a,52b 半月部,半スターホイール、60 スキッド、61 差込口、62 外側厚肉部
【図1−2】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ツールの目的に適した当該ツールの適切な支持体への/支持体からの迅速な取り付け及び取り外しのための組立装置であって、
当該組立装置は、各前記ツールについて、
一方で、前記支持体において、貫通孔部(10)を有するボア(14、14’)に配置されたボルト(15、15’、15”)と、実際の前記ツールにおいて、前記貫通孔部(10)に収容されて前記ボルトと接触するマンドレル(12)と、
を備え、
他方で、前記ツール及びその前記支持体との間の結合部において、ホゾ穴部(13)−ホゾ部(11)のタイプの配置からなるセンタリング及び固定化手段であって、配置が前記マンドレル(12)と垂直に延在し、前記マンドレル(12)と共にT字状の組立構造体を形成するセンタリング及び固定化手段、
を備えることを特徴とする組立装置。
【請求項2】
前記ホゾ穴部(13)−前記ホゾ部(11)のタイプの形式にある前記センタリング及び固定化手段は、V字状部分を有し、
V字部は、前記マンドレル(12)の突出部分の高さのオーダーからなる長さにわたって前記マンドレル(12)の両側において前記マンドレル(12)と垂直に延在し、組立体の剛性を確実にすることを特徴とする請求項1に記載の組立装置。
【請求項3】
前記ホゾ穴部(13)−前記ホゾ部(11)の形状の前記センタリング手段における前記V字の角度は、40から60°の間、好ましくは50°のオーダーであることを特徴とする請求項2に記載の組立装置。
【請求項4】
前記ボルト(15、15’、15”)は、シリンダ状の本体部の形状をなし、
前記本体部の一端部は、前記ボルトを非作動とするボタン(9)の形状をなし、
前記本体部の他端部は、伸縮スプリング(20)を有し、前記ボルトを作動ロック位置に保持し、
前記ボルト(15、15’、15”)は、前記本体部の2つの前記端部間において例えば取付部分(17、37)と接触する平面部(16、16’、16”)で構成されるインデックス手段を備え、
前記取付部分は、バイオネットの形状をなし、
前記取付部分の一部は、前記平面部と接触し、
前記取付部分の端部は、前記ボルト(15、15’、15”)の前記伸縮スプリング(20)についての支持面として機能することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の組立装置。
【請求項5】
バイオネットの形状をなす前記取付部分(17”)は、タブ(37)であって当該取付部分の中心部分から取られたタブ(37)と共に形成され、
前記タブ(37)は、前記ボルト(15、15’、15”)に配置された前記平面部(16、16’、16”)と接触することによってインデックス部材として機能し、
さらに、前記タブ(37)は、受面として機能し、前記ボルトの前記端部に配置された肩部(42)と接触しながら、前記伸縮スプリング(20)を支持して前記ボルトを保持することを特徴とする請求項4に記載の組立装置。
【請求項6】
前記ボルト(15、15’)は、前記支持体のボア(14、14’)に収容され、
前記マンドレル(12)の前記貫通孔部(10)の軸(10’)の法線に対する角度は、0から10°の範囲にわたって延在し、好ましくは5°であり、
前記角度は、前記マンドレル(12)を引っ張って前記ツールを当該ツールの支持体にクランプすることを目的とした方向に方向付けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の組立装置。
【請求項7】
当該組立装置は、各前記ツールについて、前記支持体及び前記ツール自体の間に介在された2つの部分で構成され、
2つの前記部分は、適切な方法で前記支持体に組み立てられ、
2つの当該部分の一方について、前記ボルト(15、15’、15”)及び前記貫通孔部(10)を備えて前記ボルトと接触する前記マンドレル(12)に適合するシース(5、5’)の形状をなし、
2つの当該部分の他方について、ブロック(6、6a、6b)の形状をなし、前記ツールと関連付けられ、
前記ブロック(6、6a、6b)は、前記マンドレル(12)を備え、
前記シース(5、5’)及び前記ブロック(6、6a、6b)の隣接する面は、前記マンドレル(12)と共にT字状の組立構造体を形成しながら、前記マンドレル(12)に垂直に延在する前記ホゾ穴部(13)−前記ホゾ部(11)のタイプの配置で構成される前記センタリング及び組立手段を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の組立装置。
【請求項8】
当該組立装置は、前記ブロック(6)において垂直方向で調節可能に取り付けられて前記マンドレル(12)のロックの後に前記ブロック(6)及び前記シース(5)の間の遊びを定める前記マンドレル(12)を備え、
前記ブロック(6)は、前記マンドレル(12)の底端部に配置されたネジ部(28)と接触しながら、前記マンドレル(12)の案内のための垂直ボア(26)であって当該垂直ボア(26)よりも小さい直径を有するネジ立部(27)によって延長される垂直ボア(26)を備え、
前記ネジ部(28)は、ナット(29)と接触して前記マンドレルをロックすることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の組立装置。
【請求項9】
段ボールまたは他の材料で形成されたパッケージ(50)を傾けるトルクによって使用されるスターホイール(52)の種類からなり、
当該組立装置は、前記スターホイール(52)の軸(53)に対して対照的に端部間かつ頭の先から爪先まで配置された2つのシース(5a、5b)からなる二重のシース(5’)であって、半スターホイール(52a、52b)が取り付けられる2つのブロック(6a、6b)に適合する二重のシース(5’)を備え、
前記ブロック(6a、6b)は、対応する前記シース(5a、5b)の前記ボルト(15、15’、15”)と接触するそれらの前記マンドレルによってロックされていることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の組立装置。
【請求項10】
当該組立装置は、クランプタイプの前記ツールについて、これら前記クランプ(1)の前記作動位置においてゴムタイプの材料で形成されたスキッド(60)を備え、
前記スキッドは、平行六面体形状をなし、その背面に少なくとも1つのシリンダ状の差込口(61)であって前記クランプに設けられた孔部を貫通することが可能な差込口(61)を備え、
前記差込口(61)には、前記クランプの背面で停止する受面として機能する外側厚肉部(62)が設けられていることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の組立装置。
【請求項1】
ツールの目的に適した当該ツールの適切な支持体への/支持体からの迅速な取り付け及び取り外しのための組立装置であって、
当該組立装置は、各前記ツールについて、
一方で、前記支持体において、貫通孔部(10)を有するボア(14、14’)に配置されたボルト(15、15’、15”)と、実際の前記ツールにおいて、前記貫通孔部(10)に収容されて前記ボルトと接触するマンドレル(12)と、
を備え、
他方で、前記ツール及びその前記支持体との間の結合部において、ホゾ穴部(13)−ホゾ部(11)のタイプの配置からなるセンタリング及び固定化手段であって、配置が前記マンドレル(12)と垂直に延在し、前記マンドレル(12)と共にT字状の組立構造体を形成するセンタリング及び固定化手段、
を備えることを特徴とする組立装置。
【請求項2】
前記ホゾ穴部(13)−前記ホゾ部(11)のタイプの形式にある前記センタリング及び固定化手段は、V字状部分を有し、
V字部は、前記マンドレル(12)の突出部分の高さのオーダーからなる長さにわたって前記マンドレル(12)の両側において前記マンドレル(12)と垂直に延在し、組立体の剛性を確実にすることを特徴とする請求項1に記載の組立装置。
【請求項3】
前記ホゾ穴部(13)−前記ホゾ部(11)の形状の前記センタリング手段における前記V字の角度は、40から60°の間、好ましくは50°のオーダーであることを特徴とする請求項2に記載の組立装置。
【請求項4】
前記ボルト(15、15’、15”)は、シリンダ状の本体部の形状をなし、
前記本体部の一端部は、前記ボルトを非作動とするボタン(9)の形状をなし、
前記本体部の他端部は、伸縮スプリング(20)を有し、前記ボルトを作動ロック位置に保持し、
前記ボルト(15、15’、15”)は、前記本体部の2つの前記端部間において例えば取付部分(17、37)と接触する平面部(16、16’、16”)で構成されるインデックス手段を備え、
前記取付部分は、バイオネットの形状をなし、
前記取付部分の一部は、前記平面部と接触し、
前記取付部分の端部は、前記ボルト(15、15’、15”)の前記伸縮スプリング(20)についての支持面として機能することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の組立装置。
【請求項5】
バイオネットの形状をなす前記取付部分(17”)は、タブ(37)であって当該取付部分の中心部分から取られたタブ(37)と共に形成され、
前記タブ(37)は、前記ボルト(15、15’、15”)に配置された前記平面部(16、16’、16”)と接触することによってインデックス部材として機能し、
さらに、前記タブ(37)は、受面として機能し、前記ボルトの前記端部に配置された肩部(42)と接触しながら、前記伸縮スプリング(20)を支持して前記ボルトを保持することを特徴とする請求項4に記載の組立装置。
【請求項6】
前記ボルト(15、15’)は、前記支持体のボア(14、14’)に収容され、
前記マンドレル(12)の前記貫通孔部(10)の軸(10’)の法線に対する角度は、0から10°の範囲にわたって延在し、好ましくは5°であり、
前記角度は、前記マンドレル(12)を引っ張って前記ツールを当該ツールの支持体にクランプすることを目的とした方向に方向付けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の組立装置。
【請求項7】
当該組立装置は、各前記ツールについて、前記支持体及び前記ツール自体の間に介在された2つの部分で構成され、
2つの前記部分は、適切な方法で前記支持体に組み立てられ、
2つの当該部分の一方について、前記ボルト(15、15’、15”)及び前記貫通孔部(10)を備えて前記ボルトと接触する前記マンドレル(12)に適合するシース(5、5’)の形状をなし、
2つの当該部分の他方について、ブロック(6、6a、6b)の形状をなし、前記ツールと関連付けられ、
前記ブロック(6、6a、6b)は、前記マンドレル(12)を備え、
前記シース(5、5’)及び前記ブロック(6、6a、6b)の隣接する面は、前記マンドレル(12)と共にT字状の組立構造体を形成しながら、前記マンドレル(12)に垂直に延在する前記ホゾ穴部(13)−前記ホゾ部(11)のタイプの配置で構成される前記センタリング及び組立手段を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の組立装置。
【請求項8】
当該組立装置は、前記ブロック(6)において垂直方向で調節可能に取り付けられて前記マンドレル(12)のロックの後に前記ブロック(6)及び前記シース(5)の間の遊びを定める前記マンドレル(12)を備え、
前記ブロック(6)は、前記マンドレル(12)の底端部に配置されたネジ部(28)と接触しながら、前記マンドレル(12)の案内のための垂直ボア(26)であって当該垂直ボア(26)よりも小さい直径を有するネジ立部(27)によって延長される垂直ボア(26)を備え、
前記ネジ部(28)は、ナット(29)と接触して前記マンドレルをロックすることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の組立装置。
【請求項9】
段ボールまたは他の材料で形成されたパッケージ(50)を傾けるトルクによって使用されるスターホイール(52)の種類からなり、
当該組立装置は、前記スターホイール(52)の軸(53)に対して対照的に端部間かつ頭の先から爪先まで配置された2つのシース(5a、5b)からなる二重のシース(5’)であって、半スターホイール(52a、52b)が取り付けられる2つのブロック(6a、6b)に適合する二重のシース(5’)を備え、
前記ブロック(6a、6b)は、対応する前記シース(5a、5b)の前記ボルト(15、15’、15”)と接触するそれらの前記マンドレルによってロックされていることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の組立装置。
【請求項10】
当該組立装置は、クランプタイプの前記ツールについて、これら前記クランプ(1)の前記作動位置においてゴムタイプの材料で形成されたスキッド(60)を備え、
前記スキッドは、平行六面体形状をなし、その背面に少なくとも1つのシリンダ状の差込口(61)であって前記クランプに設けられた孔部を貫通することが可能な差込口(61)を備え、
前記差込口(61)には、前記クランプの背面で停止する受面として機能する外側厚肉部(62)が設けられていることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の組立装置。
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【公表番号】特表2009−544476(P2009−544476A)
【公表日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−520015(P2009−520015)
【出願日】平成19年7月20日(2007.7.20)
【国際出願番号】PCT/FR2007/001248
【国際公開番号】WO2008/009828
【国際公開日】平成20年1月24日(2008.1.24)
【出願人】(506100093)シデル・パーティシペーションズ (72)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年7月20日(2007.7.20)
【国際出願番号】PCT/FR2007/001248
【国際公開番号】WO2008/009828
【国際公開日】平成20年1月24日(2008.1.24)
【出願人】(506100093)シデル・パーティシペーションズ (72)
【Fターム(参考)】
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