説明

構造板

【課題】 足元を確実に照明できるとともに、軽量化および高剛性化を両立できる構造板を提供すること。
【解決手段】 構造板1は、板状の基材11と、この基材11の一方の面に形成された複数の略中空の凸部12と、を有する中間部材21、22を一対備える。中間部材21、22は、凸部12同士が当接するように略平行に配置される。構造板1は、一対の中間部材21、22の間隙を照明する照明装置30をさらに備え、中間部材21は、光透過性を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、いわゆるハニカム構造を有する構造板に関し、例えば、自動車、鉄道、飛行機等の車両や建築物の内装に用いられる構造板に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、オフィスビルの床構造として、フリーアクセスフロアが知られている。フリーアクセスフロアは、コンクリート床面上にグリッド状に配置された複数の支柱と、この支柱に四隅で支持される複数の平板矩形状のパネル材と、で構成される(例えば、特許文献1参照)。
この床材は、軽量コンクリート、スチール、プラスチック等で形成されるむく材であり、この床材の表面には、カーペット、ビニールタイル、フローリング等の仕上材が敷設される。そして、この床材の表面は、天井に設けられた蛍光灯やランプにより照明される。
このパネル材とコンクリート床面との間には、ネットワーク、電源、電話等のケーブルが配置される。
このフリーアクセスフロアによれば、美観を損ねることなく、OA機器やデスクの配置を容易に変更できる。
【特許文献1】特開平5−272227号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、上述の床構造に用いられるパネル材を自動車、鉄道などの車両に応用しようとすると、むく材であるパネル材の重量が大きいため、燃費が著しく低下する、という課題があった。一方で、燃費の低下を防止するため、パネル材を薄くすると、今度は車両の剛性を確保できない、という課題があった。
また、天井からの照明では、人影で乗客の足元が暗くなってしまい、例えば、床面に落とした物を探すことが困難になる場合があった。また、夜間では、外部からの照明がほとんどないので、このような問題が顕著となっていた。
【0004】
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、足元を確実に照明できるとともに、軽量化および高剛性化を両立できる構造板を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、具体的には以下のようなものを提供する。
【0006】
(1) 板状の基材と、この基材の一方の面に形成された複数の略中空の凸部と、を有する中間部材を一対備え、前記中間部材は、前記凸部同士が当接するように略平行に配置される構造板であって、前記一対の中間部材の間隙を照明する照明装置をさらに備え、前記一対の中間部材のうち少なくとも一方は、光透過性を有する構造板。
【0007】
(1)の発明によれば、各中間部材において基材と凸部とでいわゆるハニカム構造を形成して軽量化を実現し、さらに、このハニカム構造の中間部材を組み合わせてより剛性を高めたので、構造板の軽量化および高剛性化の両方を実現できる。
【0008】
また、照明装置の光は、光透過性を有する中間部材を透過して、構造板の外部に射出される。よって、例えば、構造板を車両の床材として用いると、天井に照明装置を設けた場合に比べて、足元を確実に照明できる。
さらに、照明装置から射出された光は、凸部により屈折、反射されて散乱した後、基材を透過して、構造板の外部に飛び出す。そのため、構造板の美観が向上し、意匠性を高めることができる。
【0009】
(2) 前記一対の中間部材のうち少なくとも一方は、凹凸状のコア部材の表面を平板状の表層部材で覆うことにより形成される(1)に記載の構造板。
この発明によれば、コア部材の凹部と表層部材とで気密性の高い空間を形成できるので、外力に対する強度や断熱性を向上できる。
【0010】
(3) 前記コア部材は、軽量高剛性プラスチックからなり、前記表層部材は、パンチングメタルからなる(2)に記載の構造板。
(3)の発明によれば、表層部材をパンチングメタルで形成したので、構造板の耐衝撃性や耐摩擦性を向上できる。
【0011】
(4) 前記コア部材は、軽量高剛性プラスチックからなり、前記表層部材は、プラスチックからなる(2)に記載の構造板。
(4)の発明によれば、コア部材を軽量高剛性プラスチックで形成し、表層部材をプラスチックで形成したので、構造板を軽量化できる。
【0012】
(5) 前記コア部材は、軽量高剛性プラスチックからなり、前記表層部材は、ガラスからなる(2)に記載の構造板。
(5)の発明によれば、表層部材をガラスで形成したので、透明度を確保でき、構造板の発光輝度を向上できる。
【0013】
(6) 前記照明装置は、発光色、発光輝度、発光時間、および発光間隔のうち少なくとも1つを変化させることにより、所定の情報を報知する(1)から(5)のいずれかに記載の構造板。
【0014】
(6)の発明によれば、例えば、構造板を建築物の床材として用いた場合、火災時に非常口の位置や避難方向を確実に報知できる。すなわち、火災が発生すると、この火災で発生する煙は天井に沿って移動するため、居室や廊下にいる人々が誘導灯を視認できない。よって、人々は床面を這って非常口に向かうことになる。このとき、照明装置の発光色、発光輝度、発光時間、発光間隔を変化させて、非常口の位置や避難方向を報知することにより、人々を非常口に的確に誘導できる。
【0015】
また、例えば、構造板を鉄道車両の床材として用いた場合、乗客に車両の運行に関する情報を報知できる。すなわち、発光色、発光輝度、発光時間、発光間隔を変化させて、加速、減速、停車等の車両の挙動を報知することにより、乗客に適切な姿勢をとるように促すことができる。また、停車駅毎に乗降扉を表示することにより、乗客を円滑に乗降させることができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、各中間部材において基材と凸部とでいわゆるハニカム構造を形成して軽量化を実現し、さらに、このハニカム構造の中間部材を組み合わせてより剛性を高めたので、構造板の軽量化および高剛性化を両立できる。
また、照明装置の光は、光透過性を有する中間部材を透過して、構造板の外部に射出される。よって、例えば、構造板を車両の床材として用いると、天井に照明装置を設けた場合に比べて、足元を確実に照明できる。
さらに、照明装置から射出された光は、凸部により屈折、反射されて散乱した後、基材を透過して、構造板の外部に飛び出す。そのため、構造板の美観が向上し、意匠性を高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形態の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る構造板としてのハニカム構造板1が適用された鉄道車両60の車内の斜視図である。
鉄道車両60の車内には、両壁面61に沿って所定間隔おきに乗降扉62が設けられており、この乗降扉62の間には、ベンチシート63が設けられている。この鉄道車両60の床面64は、複数のハニカム構造板1で構成される。
【0018】
図2は、本発明の第1実施形態に係る構造板としてのハニカム構造板1の分解斜視図である。図3は、ハニカム構造板1の断面図である。
ハニカム構造板1は、互いに略平行に配置された一対の中間部材21、22と、この一対の中間部材21、22の間隙を照明する照明装置30と、を備える。
【0019】
中間部材21、22は、それぞれ、板状の基材11と、これら基材11の一方の面に形成された複数の略中空の凸部12と、を有する。中間部材21、22は、凸部12同士が当接するように略平行に配置されている。
【0020】
ここで、中間部材21、22は、具体的には、凹凸状のコア部材13の表面を平板状の表層部材14で覆うことにより形成される。
すなわち、コア部材13には、複数の凹部131が形成されている。凹部131は、略円筒状の壁部132と、この壁部132の先端を塞ぐ円形の底部133と、で構成される。この凹部131は、表層部材14の反対側に突出しており、上述の凸部12に相当する。一方、表層部材14は、気密性を有している。この表層部材14で、コア部材13の凹部131を覆うことにより、凹部131を密閉して、気密性の高い空間を形成する。
【0021】
中間部材21、22の凹部131は、互いに対応した位置に形成されている。つまり、中間部材21の凹部131の中心は、中間部材22の凹部131の中心と一致している。凹部131の底部133の先端面は、互いに当接し、接着または融着により固定されている。
【0022】
ここで、中間部材21、22のコア部材13は、光透過性を有する軽量高剛性プラスチックからなり、表層部材14は、光透過性を有するプラスチックからなる。
【0023】
照明装置30は、中間部材21、22の間隙に沿って設けられた複数のLED31と、このLED31の発光輝度、発光時間、発光間隔等を制御する制御装置32とで構成される。
LED31は、例えば、赤色LED、青色LED、白色LEDで構成される。LED31から射出された光は、コア部材13および表層部材14を透過して、ハニカム構造板1の外部に射出される。
【0024】
制御装置32は、LED31の中から所定の発光色のLEDを選択し、この選択したLED発光輝度、発光時間、発光間隔を制御して、乗客に車両の運行に関する情報を報知する。
具体的には、床面64を構成する全てのハニカム構造板1を発光させて、加速、減速、停車等の鉄道車両60の挙動を床面64全体で報知する。また、床面64のうち乗降扉62の前に位置する部分を床面64Aとし、次の停車駅で開閉する乗降扉62に対応する床面64Aのみを発光させて、停車駅毎に開閉する乗降扉62を表示する。
【0025】
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)各中間部材21、22において、基材11と凸部12とでハニカム構造を形成して軽量化を実現し、さらに、このハニカム構造の中間部材21、22を組み合わせてより剛性を高めたので、ハニカム構造板1の高剛性化および軽量化を両立できる。
また、照明装置30の光は、光透過性を有する中間部材21を透過して、ハニカム構造板1の外部に射出される。よって、ハニカム構造板1を鉄道車両60の床材として用いると、天井に照明装置を設けた場合に比べて、乗客の足元を確実に照明できる。
さらに、照明装置30から射出された光は、凸部12により屈折、反射されて散乱した後、基材11を透過して、ハニカム構造板1の外部に飛び出す。そのため、ハニカム構造板1の美観が向上し、意匠性を高めることができる。
【0026】
(2)中間部材21を、凹凸状のコア部材13の表面を平板状の表層部材14で覆うことにより形成したので、コア部材13の凹部131と表層部材14とで気密性の高い空間を複数形成でき、外力に対する強度や断熱性を向上できる。
【0027】
(3)コア部材13を軽量高剛性プラスチックで形成し、表層部材14をプラスチックで形成したので、ハニカム構造板1を軽量化できる。
【0028】
(4)照明装置30の発光色、発光輝度、発光時間、および発光間隔を変化させることにより、加速、減速、停車等の鉄道車両60の挙動を床面64全体で報知したので、乗客に適切な姿勢をとるように促すことができる。また、次の停車駅で開閉する乗降扉62に対応する床面64Aを発光させて、停車駅毎に開閉する乗降扉62を表示したので、乗客を円滑に乗降させることができる。
【0029】
なお、本実施形態では、表層部材14をプラスチックで形成したが、これに限らず、ガラスで形成してもよい。
このようにしても、上述した(1)、(2)、(4)に加え、以下のような効果がある。
(5)表層部材14をガラスで形成したので、透明度を確保でき、ハニカム構造板1の発光輝度を向上できる。
【0030】
〔第2実施形態〕
図4は、上述のハニカム構造板1が適用された本発明の第2実施形態に係る建築物の廊下71の斜視図である。
本実施形態では、ハニカム構造板1が建築物の廊下71に適用されている点が、第1実施形態と異なる。
すなわち、建築物の廊下71は、複数のハニカム構造板1で構成されている。また、照明装置30は、火災時に乗客に非常口の位置や避難方向を報知する。すなわち、火災が発生すると、図4中の矢印Aの方向に向かって、順番にハニカム構造板1を点灯させることにより、矢印Aの方向に非常口が位置することや、矢印Aの方向が避難方向であることを報知する。
【0031】
本実施形態によれば、上述した(1)、(2)、(3)、(4)に加え、以下のような効果がある。
(6)照明装置30の発光輝度、発光時間、および発光間隔を変化させて、矢印Aの方向にアニメートすることにより、非常口の位置や避難方向を報知する。これにより、人々を非常口に的確に誘導できる。
【0032】
〔第3実施形態〕
図5は、本発明の第3実施形態に係るハニカム構造板1Bの断面図である。
本実施形態では、中間部材21Bの表層部材14Bの構造が第1、第2実施形態と異なる。
すなわち、表層部材14Bは、複数の孔141が形成されたパンチングメタルで形成されている。この表層部材14Bの孔141は、コア部材13の凹部131同士の間に位置しており、これにより、表層部材14Bで凹部131を密閉している。
【0033】
本実施形態によれば、上述した(1)、(2)、(4)、(6)に加え、以下のような効果がある。
(7)中間部材21Bの表層部材14Bをパンチングメタルで形成したので、構造板1Bの耐衝撃性や耐摩擦性を向上できる。
【0034】
〔第4実施形態〕
図6は、本発明の第4実施形態に係るハニカム構造板1Cの断面図である。
本実施形態では、中間部材21C、22Cの凹部131Cの形状が、第1、第2実施形態と異なる。
すなわち、中間部材21C、22Cのコア部材13Cにおいて、凹部131Cは、先端に向かうに従って細くなる略円錐状の壁部132Cと、この壁部132Cの先端を塞ぐ円形の底部133Cと、で構成される。
このようにしても、本実施形態によれば、上述した(1)〜(6)と同様の効果がある。
【0035】
〔第5実施形態〕
図7は、本発明の第5実施形態に係るハニカム構造板1Dの断面図である。
本実施形態では、中間部材21D、22Dの凹部131Dの形状が、第1、第2実施形態と異なる。
すなわち、中間部材21D、22Dのコア部材13Dにおいて、凹部131Dは、略円筒状の壁部132Dと、この壁部132Dの先端を塞ぐ半球状の底部133Dと、で構成される。
このようにしても、本実施形態によれば、上述した(1)〜(6)と同様の効果がある。
【0036】
〔第6実施形態〕
図8は、本発明の第6実施形態に係るハニカム構造板1Eの断面図である。
本実施形態では、中間部材21E、22Eの凹部131Eの形状、中間部材21Eのコア部材13Eにサブ凸部15が設けられている点、および、中間部材22Eに表層部材が設けられていない点が、第1、第2実施形態と異なる。
【0037】
すなわち、中間部材21E、22Eのコア部材13Eにおいて、凹部131Eは、先端に向かうに従って細くなる略円錐状の壁部132Eと、この壁部132Eの先端を塞ぐ円形の底部133Eと、で構成される。
ここで、中間部材21Eの凹部131Eは、中間部材22Eの凹部131Eよりも大きく形成されている。具体的には、凹部131Eの底部133Eの直径は、L1であり、凹部131Eの底部133Eの直径は、L1よりも小さいL2である。
【0038】
また、中間部材21Eのコア部材13Eには、サブ凸部15が設けられている。このサブ凸部15は、コア部材13Eの互いに隣り合う凹部131Eの間に設けられている。サブ凸部15は、中間部材22Eの基材11に向かって延びる円筒形であり、その直径はL2よりも小さいL3である。
【0039】
また、中間部材22Eには表層部材が設けられておらず、コア部材13Eが露出している。これにより、中間部材22Eによる吸音効果が向上する。
このようにしても、本実施形態によれば、上述した(1)〜(6)と同様の効果がある。
【0040】
上述したハニカム構造板1Eの動作は、以下のようになる。
ハニカム構造板1Eに外部から衝撃が加わると、まず、互いに当接し合っている凹部131Eが変形して、衝撃力を吸収する。その後、さらに変形が進むと、サブ凸部15の先端が中間部材22Eのコア部材13Eに当接し、さらに衝撃を吸収する。
【0041】
本実施形態では、サブ凸部15の直径をL2よりも小さいL3としたので、中間部材21Eのコア部材13Eの互いに隣り合う凹部131の間にサブ凸部15を効率的よく配置できる。
また、中間部材22Eの凹部131Eの底部133Eの直径を、L1よりも小さいL2としたので、ハニカム構造板1Eに外部から衝撃が加わっても、中間部材22Eの凹部131Eが変形し易くなり、衝撃吸収効果が高まる。
このようにしても、本実施形態によれば、上述した(1)〜(6)と同様の効果がある。
【0042】
〔第7実施形態〕
図9は、本発明の第7実施形態に係るハニカム構造板1Fの断面図である。
本実施形態では、中間部材22Fの構造が、第6実施形態と異なる。
すなわち、中間部材22Fのコア部材13Fにおいて、凹部131Fの形状は、第6実施形態における凹部131Eと同一であるが、間隔は凹部131Eの2倍となっている。その結果、中間部材21Eの一部の凹部131Eのみが、中間部材22Fの凹部131Fに当接し、中間部材21Eの残る凹部131Eは、第6実施形態におけるサブ凸部15と同様の機能を果たす。
このようにしても、本実施形態によれば、上述した(1)〜(6)と同様の効果がある。
【0043】
〔第8実施形態〕
図10は、本発明の第8実施形態に係るハニカム構造板1Gの断面図である。
本実施形態では、中間部材22Gの構造が、第6実施形態と異なる。
すなわち、中間部材22Gのコア部材13Gにおいて、凹部131Gは、略円筒状の壁部132Gと、この壁部132Gの先端を塞ぐ半球状の底部133Gと、で構成される。また、中間部材22Gの凹部131Gの形状の間隔は、第6実施形態における凹部131Eの2倍となっている。その結果、中間部材21Eの一部の凹部131Eのみが、中間部材22Gの凹部131Gに当接し、中間部材21Eの残る凹部131Eは、第6実施形態におけるサブ凸部15と同様の機能を果たす。
このようにしても、本実施形態によれば、上述した(1)〜(6)と同様の効果がある。
【0044】
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、上述した各実施形態では、ハニカム構造板1〜1Gを鉄道車両60や建築物の廊下71に適用したが、これに限らず、自動車や船舶の床材に適用してもよい。また、床材に限らず、天井材に適用してもよい。
また、上述した各実施形態では、凹部131〜131Gを平面視で円形状としたが、これに限らず、多角形状としてもよい。
また、上述した各実施形態では、中間部材21〜21Eの凹部131〜131Eの中心と中間部材22〜22Gの凹部131〜131Gの中心とを一致させたが、これに限らず、多少ずれていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の第1実施形態に係る構造板が適用された鉄道車両の車内の斜視図である。
【図2】前記実施形態に係る構造板の分解斜視図である。
【図3】前記実施形態に係る構造板の断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る構造板が適用された建築物の廊下の斜視図である。
【図5】本発明の第3実施形態に係る構造板の断面図である。
【図6】本発明の第4実施形態に係る構造板の断面図である。
【図7】本発明の第5実施形態に係る構造板の断面図である。
【図8】本発明の第6実施形態に係る構造板の断面図である。
【図9】本発明の第7実施形態に係る構造板の断面図である。
【図10】本発明の第8実施形態に係る構造板の断面図である。
【符号の説明】
【0046】
1、1B、1C、1D、1E、1F、1G ハニカム構造板(構造板)
11 基材
12 凸部
13、13C、13D、13E、13F、13G コア部材
14、14B 表層部材
21、21B、21C、21D、21E 中間部材
22、22C、22D、22E、22F、22G 中間部材
30 照明装置
131、131C、131D、131E、131F、131G 凹部




【特許請求の範囲】
【請求項1】
板状の基材と、この基材の一方の面に形成された複数の略中空の凸部と、を有する中間部材を一対備え、
前記中間部材は、前記凸部同士が当接するように略平行に配置される構造板であって、
前記一対の中間部材の間隙を照明する照明装置をさらに備え、
前記一対の中間部材のうち少なくとも一方は、光透過性を有する構造板。
【請求項2】
前記一対の中間部材のうち少なくとも一方は、凹凸状のコア部材の表面を平板状の表層部材で覆うことにより形成される請求項1に記載の構造板。
【請求項3】
前記コア部材は、軽量高剛性プラスチックからなり、
前記表層部材は、パンチングメタルからなる請求項2に記載の構造板。
【請求項4】
前記コア部材は、軽量高剛性プラスチックからなり、
前記表層部材は、プラスチックからなる請求項2に記載の構造板。
【請求項5】
前記コア部材は、軽量高剛性プラスチックからなり、
前記表層部材は、ガラスからなる請求項2に記載の構造板。
【請求項6】
前記照明装置は、発光色、発光輝度、発光時間、および発光間隔のうち少なくとも1つを変化させることにより、所定の情報を報知する請求項1から5のいずれかに記載の構造板。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−256003(P2006−256003A)
【公開日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−74671(P2005−74671)
【出願日】平成17年3月16日(2005.3.16)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】