説明

粉粒状物の散布装置

【課題】粉粒状物散布装置において、主・副タンクのうち特に副タンクの構成を工夫し、異種混入の恐れをなくし、構成の簡素化を図る。
【解決手段】粉・粒状物を収容するタンク10の下方に繰出装置11を設け、この繰出装置11からの粉・粒状物を噴管13,14に導き散布する粉粒状物の散布装置において、前記収容タンク10を主タンク10Aとこの主タンク10Aに対して着脱自在に設ける副タンク10Bとによって構成し、主タンク10Aの下方には該主タンク10Aからの粉・粒状物を受けて繰出する主繰出ロール20Aと前記副タンク10Bからの粉・粒状物を受けて繰出する副繰出ロール20Bとを同軸芯に設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、タンクに収容された肥料・薬剤等の粉粒体を繰出装置で繰り出し、圃場に散布する粉粒状物の散布装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、肥料等の収容タンク内に仕切りを設け、タンク内を区分し、下方の繰出装置との関係によって種類の異なる粉粒体の肥料等を散布する形態がある(特許文献1)。
また、異なる粉粒体を収容するためのタンクを複数設ける構成がある(特許文献2)。
【特許文献1】特許第3043577号公報
【特許文献2】特開平7−203731号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、前記特許文献1に記載された従来の構成は、タンク内へ肥料等を補充するとき仕切りを越えて所定区分外に投入する恐れがある。また、特許文献2に記載された従来の構成は繰出装置を各別に設ける必要があるため構成が複雑でコストアップを惹き起こす。
【課題を解決するための手段】
【0004】
請求項1に記載の発明は、粉・粒状物を収容するタンク10の下方に繰出装置11を設け、この繰出装置11からの粉・粒状物を噴管13,14に導き散布する粉粒状物の散布装置において、前記収容タンク10を主タンク10A(10C,10E)とこの主タンク10A(10C,10E)に対して着脱自在に設ける副タンク10B(10D,10F)とによって構成し、主タンク10A(10C,10E)の下方には該主タンク10A(10C,10E)からの粉・粒状物を受けて繰出する主繰出ロール20A(20C,20E)と前記副タンク10B(10D,10F)からの粉・粒状物を受けて繰出する副繰出ロール20B(20D,20F)とを同軸芯に設けてなる粉・粒状物散布装置の構成とする。
【0005】
上記のように構成すると、主タンク10A(10C,10E)の粉・粒状物は主繰出ロール20A(20C,20E)から繰出され、主タンク10A(10C,10E)に装着された副タンク10B(10D,10F)の粉・粒状物は副繰出ロール20B(20D,20F)から繰出される。これら主・副繰出ロール20A(20C,20E),20B(20D,20F)は予め同軸芯に設けるものであるから、駆動モータ25等これら主・副繰出ロール20A(20C,20E),20B(20D,20F)の駆動構成を単一に設定でき、各別に構成した従来技術に対してコストダウンが図れる。
【発明の効果】
【0006】
請求項1に記載の発明は、収容タンク10を主タンク10A(10C,10E)とこの主タンク10A(10C,10E)に対して着脱自在に設ける副タンク10B(10D,10F)とによって構成するものであるから、副タンク10Bには、主タンク10Aから外した状態で粉・粒状物を投入することができ、高所での微妙な投入作業を回避できる。
【0007】
また主・副繰出ロール20A(20C,20E),20B(20D,20F)は予め同軸芯に設けるものであるから、これら主・副繰出ロール20A(20C,20E),20B(20D,20F)の駆動構成を単一に設定でき、各別に構成した従来技術に対してコストダウンが図れる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、図面に基づいてこの発明の実施態様について説明する。
まず、図1と図2に示すように、粉粒状物散布装置1は、乗用管理機2の後部に装着される。前部にエンジン3を搭載し、エンジン回転を適宜に変速して前後車輪4,5を伝動する乗用管理機2機体の後部には、タンク10を装着する。上記粉粒状物散布装置1は、該タンク10、繰出装置11、送風装置12、第1噴管13、第2噴管14、制御部15等からなる。
【0009】
前記タンク10は、左右に長い平面視方形を呈する主タンク10Aと、該主タンク10Aに形成する凹部10a,10aに嵌入して固定しうる副タンク10B,10Bとからなり、このうち上記主タンク10Aの下部を左右一対のホッパ部10b,10bに形成している。そして各ホッパ部10b,10bの下部に繰出装置11,11を構成している。
【0010】
繰出装置11は複数形態のロール20をロール駆動軸21に構成するもので、繰出凹部を同じ容量として周方向に複数形成した主繰出ロール20A、該主繰出ロール20Aよりも短く且つ凹部深さを浅く形成した副繰出ロール20Bを1組とし、ロール駆動軸21に装着する構成である。
【0011】
上記主繰出ロール20Aは、前記ホッパ10bの排出部にのぞみこの排出部長さに見合う長さに構成され、同じく副繰出ロール20Bは副タンク10Bの排出部にのぞみこの排出部長さに見合う長さに構成される。
【0012】
左右一対のロール駆動軸21,21はこれ等と直交するモータ連動軸23にベベルギヤ24群によって連動される構成である。モータ連動軸23は、駆動手段としてのロール駆動モータ25のモータ駆動軸26にカップリング27で連結されるものである。なおロール駆動モータ25は後述のように散布量の大・小設定に基づき正・逆転切り替え連動する構成の場合もある。
【0013】
また、前記モータ連動軸23と左右の各ロール駆動軸21,21との間には、クラッチ手段28L,28Rを備え、モータ連動軸23の回転を左側のロール駆動軸21へ伝達し又は非駆動の状態に切換え、該モータ連動軸23の回転を右側のロール駆動軸21へ伝達し又は非駆動の状態に切換できる構成とし、該クラッチ手段28L,28Rは、運転席近傍の左・右ブーム散布レバー29L,29Rによって各別に操作できる構成としている。
【0014】
前記一対の繰出装置11,11の下方には前側が互いに内向きに延長され夫々同じ形状に形成された通気筒30,30をのぞませ、該通気筒30,30の連設部は送風装置12を備えた送風筒31に連通されている。そして通気筒30,30の下流側他端は第1噴管13に連通接続される構成である。
【0015】
上記送風装置12は、乗用管理機2のPTO軸32に電磁クラッチ12bを介して連動する送風ファン12aによって構成され、その噴風は前記送風筒31を経由して通気筒30に入り繰出粒状物を気流に乗せて移送し第1噴管13に至る構成である。この送風筒31の途中には風量調節弁33を備え、風量調節レバー34によって軸回りに回動調節できる構成としている。
【0016】
前記左右各第1噴管13には夫々蛇腹管40を介して屈曲自在に第2噴管14を接続する。即ち、蛇腹管40の先端に筒体42を設け、該筒体42はアーム体43を介して縦支軸44周りに回動自在に構成され、該アーム体43と機枠側との間に電動式の伸縮シリンダ45を介在し、電動モータ46の正転による伸び出しによって第2噴管14を作業姿勢となるよう横向きに拡げ、逆転による短縮によって第2噴管14を機体に沿う状態に収納する構成である。
【0017】
上記筒体42には横支軸47を設け、第2噴管14はこの支軸47を介して連結されていて、上記収納姿勢への動きのほか、横支軸47周りに回動させることによって上下に回動しうる構成となり、垂直の収納姿勢と水平の作業姿勢とに姿勢切り替えできるもので、手元図外の操作レバーの操作に基づき左側又は右側の第2噴管14L,14Rを垂直姿勢(非作業姿勢)又は水平姿勢(作業姿勢)に切り替えることができる。49L,49Rは第2噴管14Lまたは14Rを連動操作するための牽引ロープである。
【0018】
前記第2噴管14には所定間隔毎に所定口径の噴口50,50…を形成している。
前記副タンク10B,10Bについて、所定の狭幅に形成されていて、前側壁は垂直に形成し後側壁は垂直部と傾斜部とで形成し傾斜部によって下方側ほど断面積が徐々に小となるよう形成されている。そして上面には蓋51を設ける。
【0019】
上記副タンク10B,10Bは、主タンク10Aの後面に形成した凹部10a,10aに嵌入して固定される構成であり、この状態で下面の排出口が前記繰出装置11の副繰出ロール20bにのぞむ位置に設けられる。副タンク10Bが凹部10aに嵌入する状態で適宜の固定手段で前後方向の抜け止めを施すことによって不測の脱落を防止する。例えば、図4(C)に示すように副タンク10Bの背面にブラケット53を固着し、該ブラケット53を繰出装置11の上面に着脱自在に締付け固定するものである。
【0020】
主タンク10Aには、左右に幅広の蓋52を設けている。なお、この蓋52は、副タンク10B,10Bのための凹部10a,10a間に進入して形成され、蓋52取り外し時の開口面積の拡大を図って肥料等の投入を容易化している。
【0021】
上記のように構成された粉・粒状物散布装置1の主タンク10Aには容量が大であるため主として粒状肥料を投入しておき、小容量の副タンク10B,10Bには粉状薬剤を対象として投入する。各部の駆動によって主繰出ロール20Aから繰出される粒状肥料及び副繰出ロール20Bから繰出される粉状薬剤は噴口50,50…から圃場に散布されるものである。
【0022】
主タンク10Aと副タンク10Bとを独立的に設ける構成であるから、収容物同士が混ざりあうことがなく、然も繰出装置11の繰出ロールは、主繰出ロール20Aと副繰出ロール20Bとが単一のロール駆動軸21に設けられるから、駆動手段を各別に構成しなくともよく簡素化、コストダウンが図れる。なお、図例では、ロール駆動軸21は一定方向に回転する構成で、主タンク10Aからの粉・粒状物、及び副タンク10Bからの粉・粒状物を同時散布させる構成としたが、ロール駆動軸21と主繰出ロール20A又は副繰出ロール20Bとの間にワンウェイクラッチ(図示せず)を設けると共に、ロール駆動モータ25は正・逆転切換自在に構成すると、例えば該モータ25を正転するときは主・副繰出ロール20A,20B共に繰出し状態となり、逆転するときは、ワンウェイクラッチの存在側の繰出ロール20A又は20Bの回転が停止して所定の一方側ロールのみから繰出し状態となって、ロール駆動モータ25の回転方向の選択設定によって使用状態を選択できる。
【0023】
図5には第2実施例を示す。この例における副タンク10Dは主タンク10Cの後部中央に形成する凹部10cに嵌入される構成である。背面視において上部の垂直部分と下部の左右二股分岐部から形成されており、タンク10D蓋は単一の蓋51に形成されている。このように構成すると、左右に別々の場合に比較して単一の蓋51を外してその開口部から粉・粒状物を投入することによって略左右に均等に投入でき、投入操作が容易となる。繰出装置11の構成は前記第1実施例と略同様に構成されるもので、副タンク10Dからの粉・粒状物は該副タンク10D下方にのぞませて設ける副繰出ロール20Dから繰出される構成であり、主タンク10Cからの粉・粒状物は主繰出ロール20Cから繰出されるものである。
【0024】
図6には第3実施例を示す。この例における副タンク10Fは、主タンク10Eの内部に装着される構成である。即ち蓋51を備えた副タンク10Fを主タンク10Eの内部において、その後部壁に沿わせて固定締め付け具55をもって固定する構成である。繰出装置11の構成は前記第1、第2実施例と略同様に構成されるもので、副タンク10Fからの粉・粒状物は該副タンク10F下方にのぞませて設ける副繰出ロール20Fから繰出される構成であり、主タンク10Eからの粉・粒状物は主繰出ロール20Eから繰出されるものである。特に第3実施例のように構成すると、第1、2実施例のような副タンク取り付け用の凹部を形成する必要がなく構成を簡単化できる。また、副タンク10Fの側壁に残量センサ56を装着しておき、その後該副タンク10Fを主タンク10E内に位置させて固定することができる。なお、図例の残量センサ56は表裏に検出部を備えるもので、表面側の検出部56aで主タンク10Eの粉・粒状物の有無を検出し、裏面側の検出部56bで副タンク10Fの粉・粒状物の有無を検出する構成である。
【0025】
図7は、前記タンク10A,10B内の残量検出方法について示すものである。図7に示すように、副タンク10B,10Bの背面に縦に長く透明窓38Bを、傾斜部に透明窓39Bを設け、目盛を付して内容物量の投入量あるいは残量などの確認が出来る構成としている。また、主タンク10A側にはその側面に同じく垂直面に透明窓38Aを、傾斜部に透明窓39Aを設けると共に目盛を付して内容物量の投入量あるいは残量が確認ができる構成としている。
【0026】
また、図6におけるタンク10E,10Fにおいて、残量センサ56を静電容量型検出手段によって構成し、内部投入量又は残量を検出できる内容量検出センサに構成し、その検出信号を後記制御部15に出力する構成としている。内容量検出センサ56Aは主タンク10Eの内容量を検出する構成とし、内容量検出センサ56Bは副タンク10Fの内容量を検出する構成としている。
【0027】
次いで上記構成の粒状散布装置1の制御部15について説明する。制御部15は、施肥コントローラ15A,モータコントローラ15B、及び本機コントローラ15Cを夫々接続して備え(図8)、このうち施肥コントローラ15Aは、施肥や除草剤散布に必要なデータ、例えば前記ロール駆動モータ24のモータ回転パルス、左・右ブーム散布レバー48L,48Rによる選択情報、送風ファン12aの駆動情報、前記タンク10に設ける残量センサ56a,56b検出信号等を入力する一方、モータコントローラ15Bへモータ回転出力パルス信号、モータ回転方向切替信号等を出力する。
【0028】
上記本機コントローラ15Cは車速を検出する手段からの車速データを施肥コントローラ15Aに送信する構成である。
また、施肥コントローラ15Aは、液晶表示部54を備える操作パネル55に配設するスイッチ類の情報を入力する。該操作パネル55における液晶表示部54の近傍には、自動スイッチ57、散布設定スイッチ58、増・減スイッチ59U,59D、累計リセットスイッチ60を配設し、これらの操作スイッチ信号は施肥コントローラ15Aに入力される構成である。なお、液晶表示部54の表示内容は、施肥量設定値、比重値、施肥累計値、投入量、補正値を夫々表示でき、表示切換スイッチ61のオン操作で順次切換表示すべく出力される。
【0029】
上記表示切換スイッチ61を操作して投入量表示に切換えた一例を図10に示す。液晶表示部54には、タンクの区別、投入量、及び作業モードが表示される構成としている。即ち主タンク10Eを「大」、副タンク10Fを「小」と表記し、投入量は前記内容量検出センサ56A,56Bの検出信号を変換して表示する。
【0030】
施肥コントローラ15Aは、異なる制御モードが組み込まれている。即ち、自動モード、手動モード、非常運転モードなどである。
自動モードは、単位面積当たりの施肥量が一定になるよう、施肥量設定値および車速に対応して繰出装置11のロールを駆動する前記モータコントローラ15Bにモータ回転出力パルス(ロール駆動モータ回転信号)を出力する構成である。また、手動モードは、車速に関係なく所定の繰出量で散布する構成で、自動スイッチ57をオンするごとにモード変更する構成で、図10にこれら自動モードと手動モードの表示がなされるよう構成している。
【0031】
そして、前記液晶表示部54には、本機のキースイッチONと共に常に投入量を表示し、自動モードで車速を検出する作業開始によって残量表示に切り替わる。このように構成すると、初期投入量表示と残量表示との表示機能を必要とせず、パネル監視も容易となる。また、同様に主タンク10Eを「大」表示、副タンク10Fを「小」表記することによって、表示を簡単化している。なお、主タンク10Eであるか、副タンク10Fであるかの選択設定は、前記ロール駆動モータ25の正・逆転切換によるものである。すなわち、前記のように、ロール駆動モータ25を正転するときは主・副タンク10E,10Fに各対応する主・副繰出ロール20E,20Fを共に繰出し状態となり、逆転するときは、ワンウェイクラッチの存在側の繰出ロール20E又は20Fの回転が停止して所定の一方側ロールのみが繰出し状態となって、ロール駆動モータ25の回転方向の選択設定によって使用状態を選択できる構成とすることによる。
【0032】
図11のフローチャートに基づき作用を説明すると、肥料散布作業開始前、機体停止中に自動スイッチ57をオンして現在設定の施肥量を表示させ、当該作業に見合う施肥量であるか否か確認し、相違するときは増スイッチ59U又は減スイッチ59Dにて変更設定する(S1)。
【0033】
そして、キースイッチ70をオンしてエンジン起動するが、このキースイッチ63の操作に基づいて液晶表示部54はタンク内の投入量表示に切り替わる(S2)。キースイッチ63操作に基づき、手動スイッチ71の操作がない限り散布モードは自動モードが選択され(S3)、車速センサ信号を入力する。この車速センサの入力信号の状態が車速有りとして機体が動き出したと判定されるときには(S6)、液晶表示部54は、タンク内の残量表示に切り替わる(S7)。ここで、主タンク10E、副タンク10Fのいずれのタンク残量を採用するかは、繰出ロールモータ25の正転又は逆転連動によるもので、つまり、散布量が大で主タンク10Eの肥料を散布するときは、該主タンク10Eの残量センサの検出結果が採用される。一方、散布量が小で副タンク10Fの薬剤を散布するときは、該副タンク10Fの残量センサの検出結果が採用される。
【0034】
繰出モータ25は上記の判定結果に基づいて正転又は逆転連動し、かつ車速に応じて繰出ロール20E又は20Fを回転制御する(S8〜S11)。
一方、前記ステップ5の手動スイッチ64で手動モード選択が行われた場合、手動モードに移行する(S12)。ここで、液晶表示部54には、投入量表示が行われ(S13)、散布スイッチ72のオン操作を待って作業が開始されると共に、液晶表示は残量表示に切り替わる(S14、S15)。なお、設定散布量の大小によって繰出ロールモータ25の正転、逆転が選択される点は自動モードにおける場合と同様であるが、散布量は一定で、車速による制御は行われない(S16〜S19)。
【0035】
自動、手動いずれかのモードにおける作業を終えたいときは、散布スイッチ65をオフすると、繰出ロールモータ25は停止し、ブロアは回転停止する(S20〜S22)。最後にキースイッチ70をオフしてエンジンを停止する(S23)。
【0036】
そして、自動モードにおける液晶表示部54における残量表示は、ステップ7で残量表示に切換えてから(S7)、上記キースイッチ63オフまでの間(図中A)で実行される。したがって、機体移動中は残量検出を継続するから、確実に残量を確認できる。また、手動モードにおいても同様に、散布スイッチ65がオフになっても、残量表示を行い、キースイッチ63オフまでの間(図中B)継続する。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】粉・粒状施肥装置を装着した乗用管理機の平面図
【図2】粉・粒状施肥装置を装着した乗用管理機の背面図
【図3】粉・粒状施肥装置の繰出装置の平面図
【図4】タンク部平面図(A)、その背面図(B)、一部分離した側面図(C)
【図5】別実施例を示すタンク部平面図(A)、その背面図(B)
【図6】更に別実施例を示すタンク部平面図(A)、その一部断面した背面図(B)、その側断面図(C)
【図7】残量確認目盛付きタンクの平面図(A)、その背面図(B)、一部分離した側面図(C)
【図8】コントローラ接続一例を示す概要図
【図9】操作パネル部平面図
【図10】表示部の平面図
【図11】フローチャート
【符号の説明】
【0038】
10 タンク
10A,10C,10E 主タンク
10B,10D,10F 副タンク
11,11 繰出装置
12 送風装置
13,13,14,14 墳管
20A,20C,20E 主繰出ロール
20B,20D,20F 副繰出ロール
21,21 ロール駆動軸
25 繰出ロール駆動モータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
粉・粒状物を収容するタンク(10)の下方に繰出装置(11)を設け、この繰出装置(11)からの粉・粒状物を噴管(13,14)に導き散布する粉粒状物の散布装置において、前記収容タンク(10)を主タンク(10A,10C,10E)とこの主タンク(10A,10C,10E)に対して着脱自在に設ける副タンク(10B)とによって構成し、主タンク(10A,10C,10E)の下方には該主タンク(10A,10C,10E)からの粉・粒状物を受けて繰出する主繰出ロール(20A,20C,20E)と前記副タンク(10B,10D,10F)からの粉・粒状物を受けて繰出する副繰出ロール(20B,20D,20F)とを同軸芯に設けてなる粉・粒状物散布装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2008−295390(P2008−295390A)
【公開日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−146287(P2007−146287)
【出願日】平成19年5月31日(2007.5.31)
【出願人】(000000125)井関農機株式会社 (3,813)
【Fターム(参考)】