説明

複合型耕耘装置

【課題】 複数の農作業を同時に行うことができ、農作業装置の交換を容易に行える複合型の耕耘装置を提供する。
【解決手段】 走行機体に装着され耕耘作業を行う本体装置10と、この本体装置10の後部側に着脱自在な農作業装置20Aとを含む複合型耕耘装置であって、前記本体装置10が前記農作業装置20Aを支持する支持板16を備えると共に、該支持板には受け部17,18が形成されており、前記農作業装置20Aは前記受け部17、18と係合する係合部31,32を備えている。この複合型耕耘装置は、本体装置の受け部に農作業装置の係合部を係合させるという簡単な構造であるので農作業装置を容易に交換できる。よって、セットする農作業装置を複数準備しておくことで種々の農作業を同時に行える複合型耕耘装置となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、圃場で耕耘作業と共に他の農作業を行うことができる複合型の耕耘装置に関する。より詳細には、耕耘装置を本体装置として、他の農作業を行うことができる農作業装置を付加した複合型耕耘装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、例えばロータリ耕耘装置とチゼル式耕耘装置とを組合せた複合型の耕耘装置が提案されている。このような複合型の耕耘装置は、チゼル式耕耘装置で深耕しながらロータリ耕耘作業を同時に行えるので効率よく圃場を耕すことができる。ところで、近年、農作業装置についても他の産業分野での装置と同様に所要エネルギを低減することが求められており、この種の複合型農作業装置についても同様にエネルギを低減することが望まれるようになっている。
【0003】
そこで、例えば特許文献1では図8に示す耕耘時での所要エネルギの低減を図った複合型の耕耘装置100を提案している。図8(A)では上下方向を進行方向、左右方向を装置の幅方向として耕耘装置100を示している。また、同(B)は(A)において矢印X方向へ見た耕耘装置100を示している。この複合型耕耘装置100は、ロータリ耕耘装置110とチゼル式耕耘装置120とを垂直方向に並列に、かつチゼル式耕耘装置120の作用部のほとんどがロータリ耕耘装置110のロータリ爪111の回転半径または垂直下方に位置するように配置している。この複合型の耕耘装置100は、特に未耕起土壌を粗起こしをする際にエネルギを低減しながら耕耘作業を行うことができるように開発されたものである。
【0004】
【特許文献1】特開2003−125604号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
図8(A)で示すように、特許文献1の複合型の耕耘装置100はチゼル式耕耘装置120の直刃部121は所定間隔で配設されているロータリ爪111のほぼ中間位置に配置されており、直刃部121の先端にはウイング122が設けられている。このような構造は前述したように未耕起土壌を粗起こしする作業には適しているが、細土耕を行うのには適していない。よって、細土耕を行う場合には作用部が適した位置にあるチゼル式装置に変更して作業を行うことが必要となる。しかしながら、特許文献1の複合型耕耘装置100は、チゼル式耕耘装置120がロータリ耕耘装置110に組込まれて固定されているので、チゼル式耕耘装置120を容易に取外すことができない。
【0006】
そのために特許文献1の複合型の耕耘装置100は長時間を掛けてチゼル式耕耘装置120を他のタイプに交換するか、細土耕用の耕耘装置を別に準備することが必要となってしまう。よって、作業に長時間を要し、コストが上昇するという問題が発生する。また、圃場での農作業には耕耘作業以外にも播種作業、施肥作業等の他の作業がある。異なる農作業を行う都度にトラクタ等の走行機体に専用の装置を付替えることは面倒であり、時間の無駄となる。しかし、従来の耕耘作業と他の複数の農作業を同時に行うことができる複合型の耕耘装置については、簡単に脱着できうるものが少なく、対象となる作業が限られていた。
【0007】
そこで、本発明の目的は、複数の農作業を同時に行うことができ、農作業装置の交換を容易に行える複合型の耕耘装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的は、走行機体に装着され耕耘作業を行う本体装置と、該本体装置の後部側に着脱自在な農作業装置とを含む複合型耕耘装置であって、前記本体装置が前記農作業装置を支持する支持板を備えると共に、該支持板には受け部が形成されており、前記農作業装置は前記受け部と係合する係合部を備えている複合型耕耘装置によって達成される。
【0009】
本発明によると、本体装置の支持板の受け部に農作業装置が着脱自在にセットされて複合型耕耘装置が形成されている。本体装置の後部側の受け部に農作業装置を係合させるという簡単な構造であるので農作業装置を容易に交換できる。よって、セットする農作業装置を複数準備しておくことで種々の農作業を同時に行える複合型耕耘装置を提供できる。
【0010】
そして、前記支持板は、前記受け部に係合した前記係合部の離脱を防止する離脱防止手段を備えている構造を採用するのが好ましい。このように離脱防止手段を備えれば、装着後にあって農作業装置が本体装置から脱落することを防止できる。前記受け部が前記支持板の所定位置に形成した凹部であり、前記係合部が前記農作業装置に設けた突起部であるという構造を採用することができる。
【0011】
また、前記本体装置がロータリ耕耘装置であり、前記農作業装置がチゼル式耕耘装置、リアカバーを備えるチゼル式耕耘装置、リアカバー装置、播種装置、施肥装置及び土壌消毒装置から選択されるいずれか1とすることができる。
【0012】
なお、前記チゼル式耕耘装置及び前記リアカバーを備えるチゼル式耕耘装置には、直刃部の配置位置が異なる複数のタイプを含んでいてもよいし、また、前記チゼル式耕耘装置及びリアカバーを備えるチゼル式耕耘装置には、直刃部にウイングを有するタイプと、直刃部にウイングを有しないタイプとを含んでいてもよい。
【発明の効果】
【0013】
以上説明したように、本発明によると、簡複数の農作業を同時に行うことができ、農作業装置の交換を容易に行える複合型の耕耘装置を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。以下で示す複合型耕耘装置は、トラクタ等の走行機体に搭載または牽引されながら複数の農作業を行うことができるように設計されたものである。この複合型耕耘装置はロータリ耕耘装置を本体装置として、この本体装置に他の農作業装置が着脱自在に取付けられる構造である。なお、この複合型耕耘装置は、図8で示した従来の耕耘装置と同様に、所定幅のロータリ耕耘装置を本体装置としている。以下では図8(B)と同様に、複合型耕耘装置を側面から見た構成を示して説明する。
【0015】
図1及び図2は、ロータリ耕耘装置10にチゼル式耕耘装置20Aを取付けた複合型耕耘装置1について示した図である。図1(A)は、複合型耕耘装置1を側部から見た構成を示しており、同(B)はロータリ耕耘装置10のロータリ爪11と、チゼル式耕耘装置20Aの直刃部21Aとの配置関係について示している。また、図2は、ロータリ耕耘装置10にチゼル式耕耘装置20Aをセットして複合型耕耘装置1を形成する様子を示した図である。
【0016】
複合型耕耘装置1は、不図示のトラクタ等の走行機体により搭載または牽引され図1(A)で示す矢印Y方向へ進行しながら耕耘作業を行う。この複合型耕耘装置1はロータリ耕耘装置10が本体装置となっており、ロータリ耕耘装置10にチゼル式耕耘装置20Aが取付けられることで、ロータリ耕耘及びチゼルによる耕耘が可能となる。ロータリ耕耘装置10は幅方向での両側端に一対のフレーム15を備えており、このフレーム15間にロータリ爪軸12が支持されている。このロータリ爪軸12には、幅方向で所定間隔をもってロータリ爪11が配置されている(図8(A)参照)。
【0017】
装置の両側に配置される各フレーム15から後方に向けて支持板16が延在している。図2で示すように、この支持板16はチゼル式耕耘装置20Aを支持するために形成されている。支持板16の所定位置には受け部として2箇所の凹部17、18が形成されている。
【0018】
次に、チゼル式耕耘装置20Aについて説明する。チゼル式耕耘装置20Aは幅方向に一対の側板25を有している。この一対の側板25は、ロータリ耕耘装置10側のフレーム15の間隔より少し狭い間隔をもって配置されている。側板25は幅方向に配置した角パイプ26の両端面に固定されている。チゼルの直刃部21Aの基端部が、コ字状のボルト27を用いてこの角パイプ26にナット28で固定されている。角パイプ26には、幅方向に所定間隔をもって複数の直刃部が同様に固定されている。さらに、側板25の間には補強用に小さな角パイプ29が上記角パイプ26と同様に配置されている。
【0019】
そして、側板25の表面には係合部として幅方向において外側に突出する突起部31、32が設けられている。これら突起部31、32は、前述したロータリ耕耘装置10の凹部17、18に係合するように形成されている。すなわち、図2で示すように、チゼル式耕耘装置20Aの側板25から外側に突出する突起部31、32を、ロータリ耕耘装置10の凹部17、18に係合させてセットすることにより、図1で示している複合型耕耘装置1が形成される。
【0020】
上記のようにロータリ耕耘装置10側のフレーム15の所定位置には2個の凹部17、18が形成されている。この凹部17、18にチゼル式耕耘装置20Aの突起部31、32を係合させることで、本体側となるロータリ耕耘装置10の所定位置にチゼル式耕耘装置20Aを正確にセットできる。なお、図2で示すように、凹部18側にはロック爪19が設けられている。このロック爪19は支軸19aを中心に回動する。このロック爪19は離脱防止手段として機能して凹部18で支持した突起部32が離脱しないように上側から押える。
【0021】
上記チゼル式耕耘装置20Aはリアカバー装置40を備えたタイプである。リアカバー装置40は後部側を覆うように設けたリアカバー41が有しており、このリアカバー41の後端部にはバネ42による付勢力が加えられている。リアカバー41は内側には所定空間が形成されている。このようなリアカバー装置付きのチゼル式耕耘装置20Aは、耕耘後の土壌を一定に整えることができる。
【0022】
以上のように複合型耕耘装置1は、ロータリ耕耘装置10の後部側にチゼル式耕耘装置20Aが着脱自在に装着されている。特に、ロータリ耕耘装置10側に設けた支持板16の凹部17,18に、チゼル式耕耘装置20Aの側板25に設けた突起部31、32を係合させるという簡単な構造である。よって、従来装置のように交換作業に時間を要することなく、チゼル式耕耘装置20Aを簡単に着脱作業できる。そして、他の農作業装置にもチゼル式耕耘装置20Aと同様の突起部を設けておけばロータリ耕耘装置10に簡単にセットでき、所望の農作業をロータリ耕耘と同時に行えるようになる。
【0023】
さらに、上記チゼル式耕耘装置20Aの直刃部21Aの配設位置は従来とは異なっている。この点について図1(B)を参照して説明する。複合型耕耘装置1はチゼル式耕耘装置を簡単にセットできる。よって、タイプの異なるチゼル式耕耘装置を複数準備しておけば、目的に応じたチゼル式耕耘装置をセットして使用できる。
【0024】
よって、図8で示す従来装置のように、ロータリ爪の垂直下方であってロータリ爪の間に直刃部を配置するチゼル式耕耘装置を予め準備しておくことで、同様に未耕起土壌を粗起こしする耕耘作業を行える。ところで、図8で示すようにロータリ爪の間にチゼルの直刃部を配置すると、ロータリ爪で耕耘した土が直刃部に当って再切断されるので土を細かくできる。また、直刃部に当った土が前方に押出されてロータリ爪に耕耘される状態となるのでこの点でも土を細かくできる。その一方で、上記のように土が持ち回り状態となるのでエネルギ効率が落ちる。そこで、図1(B)では、粗越こしを行う際にあまり土を細かくせず、より確実にエネルギ消費を抑制できるように直刃部を配置した場合の例を示している。この図1(B)で示す配置では、直刃部21Aがロータリ爪11の基端に対向するように配置されているので上記のように持ち回り状態とならない。よって、土が必要以上に細かくなることを抑制し、エネルギ効率を高めて粗起こしの耕耘作業を行うことができる。
【0025】
次に、図3及び図4を参照して、異なるタイプのチゼル式耕耘装置20Bをロータリ耕耘装置10に取付けた場合について説明する。図3(A)は上記ロータリ耕耘装置10にチゼル式耕耘装置20Bを取付けた場合の複合型耕耘装置1について示した図である。また、同(B)はロータリ耕耘装置10のロータリ爪11と、チゼル式耕耘装置20Bの直刃部21Bの配置関係について示した図である。図4は、ロータリ耕耘装置10にチゼル式耕耘装置20Bをセットする様子を示した図である。
【0026】
ここで示すチゼル式耕耘装置20Bは、直刃部21Bのみでありチゼル式耕耘装置20Aのようにウイング22が形成されていない。また、このチゼル式耕耘装置20Bの直刃部21Bはチゼル式耕耘装置20Aの直刃部21Aより作用位置が上方となり、図3(B)で示すようにロータリ爪11の先端部に対向するように直刃部21Bが配置されている。このようなチゼル式耕耘装置20Bをロータリ耕耘装置10にセットするとエネルギ消費を抑制しながら、効率よく細土に耕耘することができる。
【0027】
図4に示すように、このチゼル式耕耘装置20Bも側板25に設けた突起部31、32を、ロータリ耕耘装置10側に設けた支持板16の凹部17,18に係合するだけで簡単にセットできる。また、このチゼル式耕耘装置20Bもリアカバー装置40を備えたタイプであり、耕耘後の土壌を一定に整えることができる。
【0028】
上記ではリアカバー装置40が一体に設けられたチゼル式耕耘装置20A、20Bを例示したが、チゼル式耕耘装置はリアカバー装置を備えていないものでもよい。図5は、リアカバー装置を備えていないタイプのチゼル式耕耘装置20C、20Dを示している。(A)はチゼル式耕耘装置20Aからリアカバー装置を除いたタイプ、(B)はチゼル式耕耘装置20Bからリアカバー装置を除いたタイプである。このように異なるタイプのチゼル式耕耘装置を準備しておけば、最適なチゼル式耕耘装置をロータリ耕耘装置10にセットして必要な耕耘作業を効率良く行える。
【0029】
ロータリ耕耘装置10にセットされる農作業装置は上記のようにチゼル式耕耘装置に限るものではない。従来のロータリ耕耘装置で後部にリアカバーを一体に備えたものがあるが取外しが困難であった。リアカバーは耕耘後の土を整えるので農作業装置の1つと見ることができる。また、通常のロータリ耕耘を行ったときに用いるリアカバーと、チゼルを用いて牽引耕耘を行ったときのリアカバーでは内部空間の大きさが異なる。そこで、ロータリ耕耘装置10に着脱できる農作業装置としてリアカバー装置を準備しておくことが好ましい。
【0030】
図6及び図7を参照して、リアカバー装置50をロータリ耕耘装置10に取付けた場合について説明する。図6は上記ロータリ耕耘装置10にリアカバー装置50を取付けた場合の複合型耕耘装置1について示した図である。図7は、ロータリ耕耘装置10にリアカバー装置50をセットする様子を示した図である。
【0031】
ここで示すリアカバー装置50は、ロータリ耕耘に適したリアカバー41が設定されている。このようなリアカバー装置50をロータリ耕耘装置10にセットするとエネルギ効率良く耕耘しながら土を整えることができる。図7示すように、このリアカバー装置50も側板25に設けた突起部31、32を、ロータリ耕耘装置10側に設けた支持板16の凹部17,18に係合させて簡単に装着できる。
【0032】
以上説明した複合型耕耘装置1は、本体装置となるロータリ耕耘装置10に対して、チゼル式耕耘装置等の他の農作業装置をセットできるので複数の農作業を同時に行うことができる。そして、農作業装置はロータリ耕耘装置10に対して簡単に着脱できるので短時間で交換作業を行え、農作業の障害になることもない。上記複合型耕耘装置1を使用すると、例えば水田の粗起こしを行い、その後に細土耕の耕耘作業を行うなどように耕耘作業が異なる場合に効率よく作業を行える。具体的には図1で示した形態で水田の粗起こしを行い、その後に図3で示した形態で細土耕の耕耘作業を行うと所要エネルギを抑制しながら、効率良く農作業作業を行える。
【0033】
上記実施例では、農作業装置として複数のチゼル式耕耘装置とリアカバー装置を例示したが、これに限るものではない。例えば、ロータリ耕耘装置10にセットする播種装置、施肥装置、土壌消毒装置などを準備して、複合型耕耘装置1でさらに他の農作業も行えるように構成してもよい。
【0034】
以上、本発明の好ましい一実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】ロータリ耕耘装置にチゼル式耕耘装置を取付けた複合型耕耘装置について示した図であり、(A)は複合型耕耘装置を側部から見た構成を示した図、(B)は同装置のロータリ爪とチゼル式耕耘装置の直刃部との配置関係について示した図である。
【図2】ロータリ耕耘装置にチゼル式耕耘装置をセットして複合型耕耘装置を形成する様子を示した図である。
【図3】ロータリ耕耘装置に他のタイプのチゼル式耕耘装置を取付けた複合型耕耘装置について示した図であり、(A)は複合型耕耘装置を側部から見た構成を示した図、(B)は同装置のロータリ爪とチゼル式耕耘装置の直刃部との配置関係について示した図である。
【図4】ロータリ耕耘装置に他のタイプのチゼル式耕耘装置をセットする様子を示した図である。
【図5】リアカバー装置を備えていないタイプのチゼル式耕耘装置について示した図であり、(A)は図2で示すチゼル式耕耘装置からリアカバー装置を除いたタイプ、(B)は図4で示すチゼル式耕耘装置からリアカバー装置を除いたタイプについて示した図である。
【図6】ロータリ耕耘装置にリアカバー装置を取付けた場合の複合型耕耘装置について示した図である。
【図7】ロータリ耕耘装置にリアカバー装置をセットする様子を示した図である。
【図8】従来の複合型の耕耘装置について示した図である。
【符号の説明】
【0036】
1 複合型耕耘装置
10 ロータリ耕耘装置(本体装置)
11 ロータリ爪
12 ロータリ爪軸
17、18 凹部(受け部)
20A〜20D チゼル式耕耘装置
21 直刃部
22 ウイング
31、32 突起部(係合部)
40 リアカバー装置
50 リアカバー装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
走行機体に装着され耕耘作業を行う本体装置と、該本体装置の後部側に着脱自在な農作業装置とを含む複合型耕耘装置であって、
前記本体装置が前記農作業装置を支持する支持板を備えると共に、該支持板には受け部が形成されており、
前記農作業装置は前記受け部と係合する係合部を備えていることを特徴とする複合型耕耘装置。
【請求項2】
前記支持板は、前記受け部に係合した前記係合部の離脱を防止する離脱防止手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の複合型耕耘装置。
【請求項3】
前記受け部が前記支持板の所定位置に形成した凹部であり、前記係合部が前記農作業装置に設けた突起部であることを特徴とする請求項1又は2に記載の複合型耕耘装置。
【請求項4】
前記本体装置がロータリ耕耘装置であり、前記農作業装置がチゼル式耕耘装置、リアカバーを備えるチゼル式耕耘装置、リアカバー装置、播種装置、施肥装置及び土壌消毒装置から選択されるいずれか1つであることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の複合型耕耘装置。
【請求項5】
前記チゼル式耕耘装置及び前記リアカバーを備えるチゼル式耕耘装置には、直刃部の配置位置が異なる複数のタイプを含むことを特徴とする請求項4に記載の複合型耕耘装置。
【請求項6】
前記チゼル式耕耘装置及びリアカバーを備えるチゼル式耕耘装置には、直刃部にウイングを有するタイプと、直刃部にウイングを有しないタイプとを含むことを特徴とする請求項4に記載の複合型耕耘装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2006−204231(P2006−204231A)
【公開日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−22954(P2005−22954)
【出願日】平成17年1月31日(2005.1.31)
【出願人】(501203344)独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 (827)
【Fターム(参考)】