説明

超音波モータ

【課題】構成が簡素で、容易に組み立てることができる超音波モータを提供すること。
【解決手段】超音波モータ10は、圧電素子13と保持部材15と駆動子17とによって1つのユニットとして組み立てられる振動子11と、駆動子17と接触し、駆動子17から駆動力を伝達されて、楕円振動発生面の平面方向に直交する方向における軸である回転軸17aを中心軸として、駆動する駆動するロータ19と、振動子11を位置決めする位置決め溝33を有し、振動子11を収容するケース部材31と、ケース部材31に収容された駆動子17をロータ19に向けて押圧する押圧部材37と、ロータ19を回転可能に支持するロータ支持部材であるベアリング73とを具備する。またロータ19を貫通し、ロータ19の回転中心となる中心軸(回転軸)17aと、駆動子17とが、一体的に成型されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばデジタルカメラの手振れ補正ユニットやAFレンズ等のアクチュエータとして用いられている回転型の超音波モータに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、電磁型モータに代わる新しいモータとして、超音波モータが注目されている。超音波モータは、圧電素子などの振動子の振動を利用する。超音波モータは、従来の電磁型モータと比較して、ギアなしで低回転高トルクが得られる点、保持力が大きい点、高分解能である点、静粛性に富む点、磁気的ノイズを発生せず、また、磁気的ノイズの影響を受けない点等の利点を有している。
【0003】
このような超音波モータは、例えば特許文献1に開示されている。この超音波モータでは、振動子は、互いに重ね合わさっている複数の板状の圧電素子と、圧電素子を上下両側から挟み込む弾性体と、圧電素子の上側に配設されている弾性体の表面に貼り付けられている被駆動体である耐磨耗材とから構成されている。この耐磨耗材には、ロータが押圧されている。
【0004】
この超音波モータにおいて、振動子は、縦振動と捻り振動とを同時に励起し、これら2つの振動から楕円振動を発生する。楕円振動は、耐磨耗材に伝達され、耐磨耗材を介してロータを回転させる。
【0005】
また上記とは異なる超音波モータにおいて、振動子は、圧電素子と、圧電素子を保持する保持部材と、圧電素子に配設される駆動子とから構成されている。駆動子には、ロータが直接当接している。そのため電圧が圧電素子に印加すると、縦振動と捻り振動とが励起し、楕円振動が発生し、この楕円振動は駆動子を介して被駆動体であるロータに直接伝達し、ロータが摩擦駆動する。
このような超音波モータにおいて、主要な構成部材がパッケージされ、ユニットとして構成されることが、超音波モータの汎用性と、超音波モータの特性の安定化とをもたらす。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平9−117168号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述した特許文献1に開示されている超音波モータにおいて、振動子には圧電素子と弾性体とが必要となる、縦振動と捻り振動とが励起するために弾性体が圧電素子を挟み込む際に、弾性体を斜めにカットする必要がある、弾性体の一部に溝を配設する必要がある、といったように、超音波モータ(振動子)の構成が複雑になってしまう虞が生じる。
【0008】
またこの超音波モータでは、振動子を貫通する軸と、振動子に配設される摩擦部材とが別部材となっているために、超音波モータの組立が困難になる虞が生じる。
【0009】
本発明は、これらの事情に鑑みてなされたものであり、構成が簡素で、容易に組み立てることができる超音波モータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は目的を達成するために、中心軸に垂直な断面が長方形状の長さ比率を有し、電圧に応動して縦振動と捻り振動とを励起し、前記縦振動と前記捻り振動とから楕円振動を発生する圧電素子と、前記捻り振動の節の位置にて前記圧電素子を保持する保持部材と、前記圧電素子の楕円振動発生面に配設される駆動子と、前記圧電素子と前記保持部材と前記駆動子とによって1つのユニットとして組み立てられる振動子と、前記駆動子と接触し、前記駆動子から駆動力を伝達されて、前記楕円振動発生面の平面方向に直交する方向における軸を中心に駆動する中空形状のロータと、前記振動子を位置決めする位置決め溝を有し、前記振動子を収容するケース部材と、前記ケース部材に収容された前記振動子を前記ロータに向けて押圧する押圧部材と、前記ケース部材に配設され、前記ロータを回転可能に支持するロータ支持部材と、を具備し、前記ロータを貫通し、前記ロータの回転中心となる中心軸と、前記駆動子とが、一体的に成型されていることを特徴とする超音波モータを提供する。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、構成が簡素で、容易に組み立てることができる超音波モータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】図1は、本発明の第1の実施形態に係る超音波モータの斜視図である。
【図2】図2は、超音波モータの正面図である。
【図3】図3は、超音波モータの上面図である。
【図4】図4は、図3の4―4線における超音波モータの断面図である。
【図5】図5は、図3の5―5線における超音波モータの断面図である。
【図6】図6は、図5に示す超音波モータの斜視図である。
【図7】図7は、図6の矩形7におけるユニットを含む超音波モータ上部の拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1乃至図6を参照して第1の実施形態について説明する。
図3と図4とに示すように、超音波モータ10は、超音波モータ10の主要な構成部材である振動子11を有している。
図3と図4とに示すように、振動子11は、電圧に応動して、振動子11の回転軸方向に伸縮する縦振動と振動子11の回転軸を捩れ軸とする捻り振動とを励起し、これら2つの振動から楕円振動を発生する圧電素子13と、圧電素子13の捻り振動の節の位置にて圧電素子13を保持する圧電素子保持部材(以下、保持部材15)と、圧電素子13の楕円振動発生面の一面に配設される駆動子17とを有している。
【0014】
図5と図6とに示すように、圧電素子13は、中心軸に垂直な断面が長方形状の長さ比率を有する。圧電素子13の上面13aは、縦振動と捻り振動とによって楕円振動が発生する圧電素子13の楕円振動発生面となる。
【0015】
保持部材15は、コ字(凹)形状を有し、圧電素子13の捻り振動の節の位置にそれぞれ嵌め込まれ、例えば接着剤などによってこの節の位置にて固着されている。
【0016】
駆動子17は、楕円振動発生面に配設されており、例えば接着剤などによって固着されている。
【0017】
図5と図6とに示すように、保持部材15と駆動子17とは上述したように圧電素子13に固着されるため、振動子11は圧電素子13と保持部材15と駆動子17とによって1つのユニットとして組み立てられる。1つのユニットとして組み立てられた振動子11は、後述するケース部材31によってパッケージ(内包)される。
【0018】
また駆動子17は、後述するロータ19と接触し、ロータ19を駆動させる駆動力をロータ19に伝達する。この駆動子17には、図6と図7とに示すように回転軸17aが一体的に成型されている。回転軸17aは、駆動子17の中心に配設され、ロータ19の回転中心となる。また回転軸17aは、ロータ19を貫通しており、ロータ19に当接する駆動子17の接触面17cに対して直角に立設されている。
【0019】
この回転軸17aには、先端部71aが駆動子17の基端部17bに当接しないように圧入部材であるベアリング71が圧入される。ベアリング71は、中空の凸形状を有しており、回転軸17aに圧入される圧入部材となる。詳細については後述するが、ベアリング71にはロータ19とギア75とが圧入され、ロータ19にはベアリング73が圧入される。そのため回転軸17aは、ベアリング71と、ベアリング71に圧入されるロータ19とギア75と、ロータ19に圧入されるベアリング73との位置決め部(中心軸)となる。
【0020】
また駆動子17は、接触面17cにて被駆動体であるロータ19と接触しており、ロータ19を駆動させる駆動力をロータ19に伝達する。
【0021】
このロータ19は、上述したように、駆動子17と接触し、駆動子17から駆動(回転)力を伝達されて、楕円振動発生面の平面方向に直交する方向(Z軸方向)における軸である回転軸17aを中心(回転)軸として、駆動(回転)する。
【0022】
ロータ19は、中空の凸形形状を有している。つまりロータ19は開口部19aを有しており、この開口部19aの周りは隆起している。図7に示すように、ロータ19の開口部19aには、ロータ19の中心軸である上述した回転軸17aが貫通している。開口部19aの直径は回転軸17aの直径よりも大きく、ロータ19と回転軸17aとの間には空間部19dが形成される。この空間部19dには、上述したように回転軸17aに圧入されるベアリング71が配設されている。
【0023】
ベアリング71には、ロータ19と同様に中空の凸形状を有しているギア75が圧入される。ギア75が圧入されているベアリング71が回転軸17aに圧入された際に、ギア75は、ロータ19の先端部19fと接触し、ロータ19と共に回転する。このときベアリング71は、ギア75を回転可能に支持するギア支持部材となる。
【0024】
またギア75は、図示しない外部の装置と噛み合っており、ロータ19から伝達された駆動力を図示しない外部の装置に伝達し、装置を駆動する。
またギア75は、ベアリング71に圧入される際、ベアリング71のフランジ部71bに当接し、抜けを防止される。またギア75は、ベアリング71の先端部71aが駆動子17に当接しないように、所望の厚みを有している。
【0025】
またロータ19の先端部19fには、ロータ19と同様に中空の凸形状を有しているベアリング73が圧入される。言い換えるとベアリング73の開口部73aには、ロータ19の先端部19fが圧入する。
【0026】
ベアリング73は、駆動子17からの駆動力を無駄なくロータ19に伝達するために、ロータ19を駆動子17の接触面17cに向けて押圧し、ロータ19を回転可能に支持するロータ支持部材である。またこのベアリング73は、ロータ19を駆動子17の接触面17cに押し付け、圧電素子13が押圧部材37の押圧力によって後述するケース部材31から抜き出ることを防止する抜き出し防止部にもなる。このようなベアリング73は、後述する締結部材77によってケース部材31に収容される。
【0027】
図2と図5と図6とに示すように、圧電素子13と保持部材15とは、円筒形状を有するケース部材31に収容される。つまりケース部材31は、上述したように、1つのユニットとして組み立てられた振動子11(圧電素子13と保持部材15)をパッケージ(内包・収容)する。
【0028】
また図4乃至図6に示すように、ケース部材31は、振動子11を位置決めする位置決め溝33を有している。位置決め溝33は、コ字(凹)形状を有している。位置決め溝33は、保持部材15が引っ掛かる窪み33aを有している。位置決め溝33は、ケース部材31の長手軸方向に沿って配設され、保持部材15が摺動可能な長溝である。位置決め溝33は、保持部材15に対応する位置に配設され、保持部材15に合わせて2箇所配設されている。保持部材15が位置決め溝33に案内されて位置決め溝33を摺動し窪み33aに引っ掛かって位置決めされることで、圧電素子13を含む振動子11のX軸方向とY軸方向との位置決めがなされ、振動子11は位置決めされた状態でケース部材31に内包される。つまりケース部材31は、保持部材15と位置決め溝33と窪み33aを介して圧電素子13(振動子11)をX軸方向とY軸方向とにおいて位置決め保持している。
【0029】
また図5と図6とに示すように、ケース部材31は、底面にコ字(凹)形状の溝部35を有している。溝部35には、ケース部材31に収容された圧電素子13の底面13bに接触し、圧電素子13を介して駆動子17(接触面17c、振動子11)をロータ19に向けて押圧する押圧部材37が配設されている。押圧部材37は、例えばコイルバネや板ばねなどである。
【0030】
図1乃至図4に示すように、ケース部材31の上面31aの縁31bには、上述したベアリング73が例えばネジ等の締結部材77によって締結される。ベアリング73は、ロータ19を覆う蓋となる。ベアリング73の外形は、ケース部材31の外形と略同一である。ベアリング73の開口部73aには、回転軸17aとベアリング71とベアリング73とが挿通する。また開口部73aには、ロータ19の先端部19fとギア75の先端部75aとが配設される。
【0031】
ベアリング73が締結部材77によって縁31bに締結されロータ19を覆った際、上述した押圧部材37が所望の量撓むことで、押圧力が発生し、圧電素子13が保持部材15を介して位置決め溝33に沿って押圧され、駆動子17がロータ19に押圧される。
【0032】
またベアリング73は、締結部材77によってケース部材31の上面31aの縁31bに締結された際、上述したようにロータ19を駆動子17に向って押し付けて、駆動子17からの駆動力が無駄なくロータ19に伝達する。
【0033】
次に本実施形態における超音波モータ10の組立方法について説明する。
押圧部材37は、溝部35に配設される。
保持部材15は圧電素子13の捻り振動の節の位置に例えば接着剤などによって固着され、駆動子17は楕円振動発生面(上面13a)に例えば接着剤などによって固着される。これにより振動子11は1つのユニットとして組み立てられる。そして振動子11が保持部材15を介して位置決め溝33を摺動し位置決めされることで、振動子11のX軸方向とY軸方向との位置決めがなされ、振動子11は位置決めされた状態でケース部材31によってパッケージ(内包)される。
このとき押圧部材37は、圧電素子13の底面13bに接触する。
【0034】
ベアリング71は、ギア75に圧入される。このときギア75は、フランジ部71bに当接し、ギア75の抜けを防止される。
ベアリング73は、ロータ19の先端部19fに圧入される。
またロータ19は、先端部19fがギア75の先端部75aに当接するように、ベアリング71に圧入される。
【0035】
これによりベアリング71とベアリング73とロータ19とギア75とによって、ユニット80が組み立てられる。
【0036】
ユニット80において、ベアリング71は、回転軸17aに圧入される。このときベアリング71とロータ19とギア75とベアリング73とは、回転軸17aによって位置決めされる。
【0037】
そしてロータ19は、駆動子17の接触面17cに接触する。またベアリング73は、締結部材77によってケース部材31の上面31aの縁31bに締結される。これによりロータ19は、駆動子17に向けて押圧され駆動子17の接触面17cと所定の押圧力で強固に当接する。
【0038】
またベアリング71が回転軸17aに圧入されると同時に、押圧部材37は圧電素子13を介して駆動子17をロータ19に向けて押圧する。これにより駆動子17はロータ19に向けて押圧され、駆動子17の接触面17cはロータ19と当接する。
【0039】
このように駆動子17とロータ19、ロータ19とギア75とが当接した状態となる。
【0040】
またベアリング73は、圧電素子13が押圧部材37の押圧力によってケース部材31から抜き出ることを防止する。
【0041】
この状態で電圧が図示しないフレキを介して圧電素子13に印加されると、圧電素子13は、縦振動と捻れ振動とを励起し、駆動子17により駆動力がロータ19に伝達され、ロータ19と共にギア75が回転する。
【0042】
そしてギア75は、図示しない外部の装置へ駆動力を伝達する。
【0043】
このように本実施形態では、振動子11を圧電素子13と保持部材15と駆動子17とによって1つのユニットとして組み立てることができ、弾性体を不要にでき、捩れ振動の周波数調整を行うために、縦振動と捩れ振動とを励起する一般的な超音波モータに配設されている溝部を不要にできるため、超音波モータ10(振動子11)の構成を簡素にすることができる。
【0044】
また本実施形態では、駆動子17と回転軸17aとを一体成型しているために、駆動子17と回転軸17aの位置との精度を向上させることができる。また本実施形態では、回転軸17aによって、ベアリング71とロータ19とギア75とベアリング73とを位置決めすることができる。また本実施形態では、駆動子17の接触面17cに対して回転軸17aを直角にしているために、駆動子17とロータ19との位置精度を容易に向上させることができる。またこれらにより本実施形態では、超音波モータ10の特性を安定でき、超音波モータ10の組立後の調整作業を減らすことができ、超音波モータ10を容易に組み立てることができる。
【0045】
また本実施形態では、駆動子17と回転軸17aとを一体成型しているので、ベアリング71を回転軸17aに圧入すると同時に、ベアリング71に圧入されているロータ19を駆動子17に接触することができる。このように本実施形態では、超音波モータ10を容易に組み立てることができる。
【0046】
また本実施形態では、ベアリング71をギア75に圧入し、ベアリング73をロータ19に圧入し、ロータ19の先端部19fがギア75の先端部75aに当接するようにベアリング71をロータ19に圧入し、ベアリング71を回転軸17aに圧入することで、超音波モータ10を容易に組み立てることができる。
【0047】
また本実施形態では、フランジ部71bによって、ギア75の抜けを防止でき、ベアリング71が回転軸17aに圧入される際、ギア75をロータ19に押し付け、ギア75とロータ19とを当接させることができる。また本実施形態では、締結部材77によって締結されるベアリング73によって、ロータ19を駆動子17に向けて押圧でき、ロータ19を駆動子17の接触面17cと当接させることができる。これにより本実施形態では、楕円振動を駆動子17とロータ19とギア75とを介して図示しない外部の装置で伝達でき、図示しない外部の装置を駆動させることができ、超音波モータ10を無駄なく駆動させることができる。
【0048】
また本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。
【符号の説明】
【0049】
10…超音波モータ、11…振動子、13…圧電素子、13a…上面、13b…底面、13c…側面、15…保持部材、17…駆動子、17a…回転軸、17b…基端部、17c…接触面、19…ロータ、19a…開口部、19d…空間部、19f…先端部、31…ケース部材、31a…上面、31b…縁、33…溝、33a…窪み、35…溝部、37…押圧部材、71…ベアリング、71a…先端部、71b…フランジ部、73…ベアリング、73a…開口部、75…ギア、75a…先端部、77…締結部材、80…ユニット。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
中心軸に垂直な断面が長方形状の長さ比率を有し、電圧に応動して縦振動と捻り振動とを励起し、前記縦振動と前記捻り振動とから楕円振動を発生する圧電素子と、
前記捻り振動の節の位置にて前記圧電素子を保持する保持部材と、
前記圧電素子の楕円振動発生面に配設される駆動子と、
前記圧電素子と前記保持部材と前記駆動子とによって1つのユニットとして組み立てられる振動子と、
前記駆動子と接触し、前記駆動子から駆動力を伝達されて、前記楕円振動発生面の平面方向に直交する方向における軸を中心に駆動する中空形状のロータと、
前記振動子を位置決めする位置決め溝を有し、前記振動子を収容するケース部材と、
前記ケース部材に収容された前記振動子を前記ロータに向けて押圧する押圧部材と、
前記ケース部材に配設され、前記ロータを回転可能に支持するロータ支持部材と、
を具備し、
前記ロータを貫通し、前記ロータの回転中心となる中心軸と、前記駆動子とが、一体的に成型されていることを特徴とする超音波モータ。
【請求項2】
前記回転軸は、前記ロータに当接する前記駆動子の接触面に対して直角に立設されていることを特徴とする請求項1に記載の超音波モータ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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