説明

車両用前照灯

【課題】複雑な制御回路を必要とすることなく、また、光束利用率を低減させることなく且つ簡易な構造で、配光パターンを変更することのできる車両用前照灯を提供する。
【解決手段】車両用前照灯1は、光源2と、光源2からの光を反射させる往復揺動可能なミラー31と、光源2から出射されミラー31で反射された反射光を車両前方へ反射させるリフレクタ4と、ミラー31の揺動範囲を制御可能な制御部5と、を備える。制御部5は、ミラー31の揺動範囲を変更することにより、当該ミラー31の揺動に伴ってリフレクタ4の反射面40上で反射光が移動する範囲を変更させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用前照灯に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、自動車用ヘッドライトなどの車両用前照灯においては、配光パターンを変更可能な可変配光型のものが開発されている。この種の車両用前照灯としては、光源からの光の遮光パターンを変化させるものや複数の光源の発光パターンを変化させるものが多く提案されているが、前者は光束利用率を低減させてしまい、後者は構造的に簡便でないために、何れも好ましくない。
【0003】
そこで、例えば特許文献1に記載の車両用前照灯では、往復運動可能なミラーを設け、このミラーの周期運動に光源のON/OFF制御を組み合わせることで照度分布(配光パターン)の変更を実現している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−006109号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載の車両用前照灯では、ミラーの位置検出や光源のON/OFF切替えに精密な制御が要求され、複雑な制御回路を必要とするために、コストや信頼性の面で好ましくない。
【0006】
本発明は、上記事情を鑑みてなされたもので、複雑な制御回路を必要とすることなく、また、光束利用率を低減させることなく且つ簡易な構造で、配光パターンを変更することのできる車両用前照灯の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両用前照灯において、
光源と、
前記光源からの光を反射させる往復揺動可能なミラーと、
前記光源から出射され前記ミラーで反射された反射光を車両前方へ反射させるリフレクタと、
前記ミラーの揺動範囲を制御可能な制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記ミラーの揺動範囲を変更することにより、当該ミラーの揺動に伴って前記リフレクタの反射面上で前記反射光が移動する範囲を変更させることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用前照灯において、
前記リフレクタの反射面は、当該反射面上で前記反射光が移動する方向に沿って複数の反射領域に分割されており、
前記制御部は、前記ミラーの揺動範囲を変更することにより、前記反射光が移動する前記反射領域の組合せを変更させることを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の車両用前照灯において、
前記ミラーは、正弦波周期で揺動し、
前記リフレクタの反射面は、前記反射光が移動する方向の中央側の部分ほど車両前方の左右側方へ前記反射光を反射させるように形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、制御部がミラーの揺動範囲を変更することにより、当該ミラーの揺動に伴ってリフレクタの反射面上でミラーからの反射光が移動する範囲を変更することができ、ひいては配光パターンを変更することができる。つまり、ミラーの揺動幅を変更するだけで配光パターンを変更することができるので、ミラーの位置検出や光源のON/OFF切替えに精密な制御を要した従来と異なり、複雑な制御回路を不要とすることができる。また、光を遮光する必要がないので光束利用率を低減させることもなく、複数の光源を要せず単一の光源で足りるので簡易な構造とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】実施形態における車両用前照灯の概略構成を示す概念図である。
【図2】実施形態におけるリフレクタの正面図である。
【図3】ミラーの揺動パターンを示す図である。
【図4】実施形態における車両用前照灯が形成する配光パターンを示す図である。
【図5】実施形態の第1の変形例におけるリフレクタの正面図である。
【図6】実施形態の第1の変形例における車両用前照灯が形成する配光パターンを示す図である。
【図7】実施形態の第2の変形例におけるリフレクタの正面図である。
【図8】実施形態の第2の変形例における車両用前照灯が形成する配光パターンを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
【0013】
図1は、本実施形態における車両用前照灯1の概略構成を示す概念図である。
この図に示すように、車両用前照灯1は、光源2と、ミラーデバイス3と、リフレクタ4と、制御部5とを備えており、光源2から出射させミラーデバイス3で反射させた光をリフレクタ4で更に反射させて車両前方へ照射し、所定の配光パターンを形成するものである。
【0014】
光源2は、ミラーデバイス3に設けられた後述のミラー31へ向けて光を出射するものである。この光源2は、直進性を有する光を出射するものであればよく、発光ダイオードやレーザーダイオードとしてもよいし、電球や放電灯などの光を集光可能な光源ユニットとしてもよい。
【0015】
ミラーデバイス3は、光源2からの光を反射させるミラー31を往復揺動可能に支持している。具体的には、ミラーデバイス3は、ミラー31が正弦波周期で揺動するように当該ミラー31を支持しており、このようなミラーデバイス3としては、例えば特開2010−006109号公報に記載のアクチュエータなど、従来より公知のものを適用することができる。なお、ミラー31の揺動周波数は、特に限定はされないが、車両用前照灯1からの照射光のフリッカー(ちらつき)を抑制する観点から、60Hz以上であるのが好ましい。また、このミラー31の揺動周波数は、小さい駆動力でミラー31が揺動可能なように、共振周波数近傍の値であるのが好ましい。
【0016】
図2は、リフレクタ4の正面図である。
図1及び図2に示すように、リフレクタ4は、ミラー31の揺動に伴って当該ミラー31からの反射光が往復移動する方向に沿って長尺に形成されている。リフレクタ4の前面は反射面40となっており、この反射面40でミラー31からの反射光を車両前方へ反射させる。反射面40は、リフレクタ4の長尺方向に沿って複数の反射領域に分割されており、本実施形態では、中央の第1反射領域41と、その両側の2つの第2反射領域42,42と、更にその両側の2つの第3反射領域43,43とに分割されている。
【0017】
これら第1反射領域41〜第3反射領域43は、ミラー31の揺動に伴って反射面40上を移動する反射光を主に上下方向へ拡散させつつ車両前方へ反射させて所定の配光パターンを形成する。具体的には、第1反射領域41が、左右へ拡散されたすれ違いビーム拡散部LB1を形成し、第2反射領域42,42が、中央に集光されたすれ違いビーム第1集光部LB2を形成し、第3反射領域43,43が、すれ違いビーム第1集光部LB2よりも更に中央に集光されたすれ違いビーム第2集光部LB3を形成する(図4(a),(b)参照)。このように、反射面40は、リフレクタ4の長尺方向の中央側の部分(反射領域)ほど車両前方の左右側方へ光を反射させるように形成されている。また、第1反射領域41〜第3反射領域43のそれぞれにおいても、リフレクタ4の長尺方向に沿って反射面40の中央側の部分ほど車両前方の左右側方へ光を反射させるように形成されている。なお、第1反射領域41〜第3反射領域43は、複数の面からなる不連続面であってもよいし、連続面であってもよい。
【0018】
制御部5は、図1に示すように、ミラーデバイス3と電気的に接続されており、ミラー31の揺動範囲(揺動振幅)を制御可能に構成されている。より詳しくは、制御部5は、ミラー31を揺動させるための電磁石(図示せず)への通電量を制御可能となっており、この通電量の制御によってミラー31の揺動周波数を一定に保ちつつ当該ミラー31の揺動範囲を変更可能となっている。
【0019】
この制御部5は、本実施形態では、図3に示すように、ミラー31の揺動範囲を第1揺動範囲Y1と第2揺動範囲Y2とに変更可能となっている。このうち第1揺動範囲Y1は、ミラー31からの反射光を、リフレクタ4の反射面40のうちの第1反射領域41及び第2反射領域42,42に亘る第1移動範囲R1で移動させ、一方の第2揺動範囲Y2は、第1反射領域41,第2反射領域42,42及び第3反射領域43,43に亘る第2移動範囲R2で移動させる(図2参照)。
【0020】
したがって、制御部5がミラー31を第1揺動範囲Y1で揺動させた場合には、光源2から出射されミラー31で反射された反射光が、第1反射領域41及び第2反射領域42,42に亘る第1移動範囲R1で反射面40上を移動し、図4(a),(c)に示すように、すれ違いビーム拡散部LB1及びすれ違いビーム第1集光部LB2からなる第1すれ違いビームLP1が車両前方に形成される。
一方、制御部5がミラー31を第2揺動範囲Y2で揺動させた場合には、光源2から出射されミラー31で反射された反射光が、第1反射領域41,第2反射領域42,42及び第3反射領域43,43に亘る第2移動範囲R2で反射面40上を移動し、図4(b),(c)に示すように、すれ違いビーム拡散部LB1,すれ違いビーム第1集光部LB2及びすれ違いビーム第2集光部LB3からなる第2すれ違いビームLP2が車両前方に形成される。この第2すれ違いビームLP2は、第1すれ違いビームLP1よりも中央への集光度が高く、より遠方を照射可能な配光パターンである。
【0021】
このように、制御部5がミラー31の揺動範囲を変更することにより、ミラー31の揺動に伴って反射面40上で反射光が移動する範囲を変更させて、第1すれ違いビームLP1と第2すれ違いビームLP2とに配光パターンを変更することができる。これにより、例えば、中央への集光をさほど要しない市街地などの走行時には第1すれ違いビームLP1を形成し、中央への集光が必要な郊外や高速道路などの走行時には第2すれ違いビームLP2を形成するなどして、走行状況に応じて配光パターンを適宜変更することができる。
【0022】
以上の車両用前照灯1によれば、ミラー31の揺動範囲を変更するだけで配光パターンを変更することができるので、ミラーの位置検出や光源のON/OFF切替えに精密な制御を要した従来と異なり、複雑な制御回路を不要とすることができる。また、光を遮光する必要がないので光束利用率を低減させることもなく、複数の光源を要せず単一の光源2で足りるので簡易な構造とすることができる。
【0023】
また、ミラー31が正弦波周期で揺動し、反射面40がリフレクタ4の長尺方向の中央側の部分ほど車両前方の左右側方へ光を反射させるように形成されているので、反射面40のうち当該反射面40上を移動する反射光の移動速度が速い部分、つまり単位時間当たりの反射光量が少ない部分ほど車両前方の左右側方へ反射光を反射させ、単位時間当たりの反射光量が多い部分ほど車両前方の中央側へ反射光を反射させるように構成することができる。したがって、車両前方の中央へ容易に光を集光させることができるため、中央の遠方視認性と左右の適度な広がりとを有する好適な配光パターンを容易に形成することができる。
【0024】
[変形例1]
続いて、上記実施形態の第1の変形例について説明する。なお、上記実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本第1の変形例における車両用前照灯1は、上記実施形態におけるリフレクタ4に代えて、リフレクタ4Aを備えている。
【0025】
図5は、リフレクタ4Aの正面図である。
この図に示すように、リフレクタ4Aは、前面の反射面40Aが、中央の第1反射領域41aと、その両側の2つの第2反射領域42a,42aと、更にその両側の2つの第3反射領域43a,43aとに長尺方向に沿って分割されている。第1反射領域41aは、車両前方に形成する配光パターンのうち、左右へ拡散されたすれ違いビーム拡散部LB1aを形成し、第2反射領域42a,42aは、中央に集光されたすれ違いビーム集光部LB2aを形成し、第3反射領域43a,43aは、水平線より上方の走行ビーム上部HBaを形成する(図6(a),(b)参照)。
【0026】
また、本第1の変形例における車両用前照灯1では、制御部5がミラー31の揺動範囲(揺動振幅)を第1揺動範囲Y1aと第2揺動範囲Y2aとに変更可能となっている(図3参照)。このうち第1揺動範囲Y1aは、ミラー31からの反射光を、リフレクタ4Aの反射面40Aのうちの第1反射領域41a及び第2反射領域42a,42aに亘る第1移動範囲R1aで移動させ、一方の第2揺動範囲Y2aは、第1反射領域41a,第2反射領域42a,42a及び第3反射領域43a,43aに亘る第2移動範囲R2aで移動させる。
【0027】
したがって、制御部5がミラー31を第1揺動範囲Y1aで揺動させた場合には、光源2から出射されミラー31で反射された反射光が第1移動範囲R1aで反射面40A上を移動し、図6(a),(c)に示すように、すれ違いビーム拡散部LB1a及びすれ違いビーム集光部LB2aからなるすれ違いビームLPaが車両前方に形成される。
一方、制御部5がミラー31を第2揺動範囲Y2aで揺動させた場合には、光源2から出射されミラー31で反射された反射光が第2移動範囲R2aで反射面40A上を移動し、図6(b),(c)に示すように、すれ違いビーム拡散部LB1a,すれ違いビーム集光部LB2a及び走行ビーム上部HBaからなる走行ビームHPaが車両前方に形成される。
【0028】
このように、本第1の変形例における車両用前照灯1によれば、制御部5がミラー31の揺動範囲を変更することにより、すれ違いビームLPaと走行ビームHPaとに配光パターンを変更することができる。
【0029】
[変形例2]
続いて、上記実施形態の第2の変形例について説明する。なお、上記実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本第2の変形例における車両用前照灯1は、上記実施形態におけるリフレクタ4に代えて、リフレクタ4Bを備えている。
【0030】
図7は、リフレクタ4Bの正面図である。
この図に示すように、リフレクタ4Bは、前面の反射面40Bが、中央の第1反射領域41bと、その両側の2つの第2反射領域42b,42bと、更にその両側の2つの第3反射領域43b,43bと、更にその両側の2つの第4反射領域44b,44bとに長尺方向に沿って分割されている。第1反射領域41bは、車両前方に形成する配光パターンのうち、左右へ拡散されたすれ違いビーム拡散部LB1bを形成し、第2反射領域42b,42bは、中央に集光されたすれ違いビーム第1集光部LB2bを形成し、第3反射領域43b,43bは、すれ違いビーム第1集光部LB2bよりも更に中央に集光されたすれ違いビーム第2集光部LB3bを形成し、第4反射領域44b,44bは、水平線より上方の走行ビーム上部HBbを形成する(図8(a)〜(c)参照)。
【0031】
また、本第2の変形例における車両用前照灯1では、制御部5がミラー31の揺動範囲(揺動振幅)を第1揺動範囲Y1bと第2揺動範囲Y2bと第3揺動範囲Y3bとに変更可能となっている(図3参照)。このうち第1揺動範囲Y1bは、ミラー31からの反射光を、リフレクタ4Bの反射面40Bのうちの第1反射領域41b及び第2反射領域42b,42bに亘る第1移動範囲R1bで移動させ、第2揺動範囲Y2bは、第1反射領域41b,第2反射領域42b,42b及び第3反射領域43b,43bに亘る第2移動範囲R2bで移動させ、第3揺動範囲Y3bは、第1反射領域41b,第2反射領域42b,42b,第3反射領域43b,43b及び第4反射領域44b,44bに亘る第3移動範囲R3bで移動させる。
【0032】
したがって、制御部5がミラー31を第1揺動範囲Y1bで揺動させた場合には、図8(a),(d)に示すように、上記実施形態と同様に、すれ違いビーム拡散部LB1b及びすれ違いビーム第1集光部LB2bからなる第1すれ違いビームLP1bが車両前方に形成される。
また、制御部5がミラー31を第2揺動範囲Y2bで揺動させた場合には、図8(b),(d)に示すように、上記実施形態と同様に、すれ違いビーム拡散部LB1b,すれ違いビーム第1集光部LB2b及びすれ違いビーム第2集光部LB3bからなる第2すれ違いビームLP2bが車両前方に形成される。
また、制御部5がミラー31を第3揺動範囲Y3bで揺動させた場合には、光源2から出射されミラー31で反射された反射光が第3移動範囲R3bで反射面40B上を移動し、図8(c),(d)に示すように、すれ違いビーム拡散部LB1b,すれ違いビーム第1集光部LB2b,すれ違いビーム第2集光部LB3b及び走行ビーム上部HBbからなる走行ビームHPbが車両前方に形成される。
【0033】
このように、本第2の変形例における車両用前照灯1によれば、制御部5がミラー31の揺動範囲を変更することにより、第1すれ違いビームLP1bと第2すれ違いビームLP2bと走行ビームHPbとに配光パターンを変更することができる。
【0034】
なお、本発明は上記実施形態及びその変形例に限定して解釈されるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることはもちろんである。
【0035】
例えば、上記実施形態及びその変形例では、ミラー31の揺動周波数が一定に保たれるものとしたが、ミラー31の揺動範囲とともに揺動周波数を変更させてもよい。
【0036】
また、ミラーデバイス3は、往復揺動可能なミラー31を有するものであればよく、いわゆるMEMSミラーやポリゴンミラーであってもよい。
【符号の説明】
【0037】
1 車両用前照灯
2 光源
3 ミラーデバイス
31 ミラー
4,4A,4B リフレクタ
40,40A,40B 反射面
41,41a,41b 第1反射領域
42,42a,42b 第2反射領域
43,43a,43b 第3反射領域
44b 第4反射領域
5 制御部
LP1,LP1b 第1すれ違いビーム
LP2,LP2b 第2すれ違いビーム
LPa すれ違いビーム
HPa,HPb 走行ビーム
R1,R1a,R1b 第1移動範囲
R2,R2a,R2b 第2移動範囲
R3b 第3移動範囲
Y1,Y1a,Y1b 第1揺動範囲
Y2,Y2a,Y2b 第2揺動範囲
Y3b 第3揺動範囲

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源と、
前記光源からの光を反射させる往復揺動可能なミラーと、
前記光源から出射され前記ミラーで反射された反射光を車両前方へ反射させるリフレクタと、
前記ミラーの揺動範囲を制御可能な制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記ミラーの揺動範囲を変更することにより、当該ミラーの揺動に伴って前記リフレクタの反射面上で前記反射光が移動する範囲を変更させることを特徴とする車両用前照灯。
【請求項2】
前記リフレクタの反射面は、当該反射面上で前記反射光が移動する方向に沿って複数の反射領域に分割されており、
前記制御部は、前記ミラーの揺動範囲を変更することにより、前記反射光が移動する前記反射領域の組合せを変更させることを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
【請求項3】
前記ミラーは、正弦波周期で揺動し、
前記リフレクタの反射面は、前記反射光が移動する方向の中央側の部分ほど車両前方の左右側方へ前記反射光を反射させるように形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用前照灯。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−79636(P2012−79636A)
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−226198(P2010−226198)
【出願日】平成22年10月6日(2010.10.6)
【出願人】(000002303)スタンレー電気株式会社 (2,684)
【Fターム(参考)】