説明

車両用灯具

【課題】複数の導光要素を並列配置させた構成から見栄えの良い面発光が得られ、固定構造も簡易な導光体を備えた車両用灯具を提供する。
【解決手段】導光体100を、柱状の導光要素10a〜10eを複数本並列に積層し、各導光要素裏面14には、該導光要素10a〜10eの長手方向に沿って反射要素列150を設け、各導光要素前面16には、該導光要素の長手方向に長尺な凸シリンドリカルレンズ160を形成した。反射要素列150で反射された光は、導光体幅方向で見れば、凸シリンドリカルレンズ160の曲率に応じて拡散された上で、水平方向に光出射するとともに、曲面と曲面の境界Lでは、隣接する導光要素同士の水平方向の光が重なって高光束で発光するので、互いの発光範囲がラップして、複数のライン状の導光要素10a〜10eを並列配置させた構成から、見栄えの良い面発光が得られる。また、導光要素10a〜10eを一体形成することで、固定も容易となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、導光により発光する導光要素からなる導光体が設けられた車両用灯具に係り、特に、導光要素の端部から入射した光源光が、同要素内で内面反射を繰り返しながら導光されるとともに、同要素側面所定領域に形成した内面反射要素で反射されて出射することで発光する導光要素を複数備えた導光体が設けられた車両用灯具に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の導光要素としては、その一端部から入射した光源光が、他方の端部に向かって内面反射を繰り返しながら導光されるとともに、その側面の裏面領域に形成された反射要素によって反射されてその側面の前面領域から光出射し、ライン状に発光する光ファイバがある。特許文献1では、係る光ファイバ複数本を相互に接着して板状アレイに固定することで、光ファイバが複数本並列に配置されてなる導光体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平6−201917号公報(段落0031、0072〜0074、図9参照)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1のような導光体では、導光要素である光ファイバ1本1本がそれぞれ独立に光って見え、あくまで光ファイバの積層による罫線のような発光にしかならず、面発光には及ばない見栄えとなるという問題があった。さらには、上記のような複雑な固定構造を取る必要がある上に、上記アレイのような固定部材も別途必要となって部品点数も多かった。
【0005】
本願発明は、前記した従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、複数の導光要素を並列配置させた構成から見栄えの良い面発光が得られ、固定構造の簡略化も図れる導光体を備えた車両用灯具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、請求項1に係る車両用灯具においては、複数の光源と、その端部から入射した前記光源光を導光することにより発光する導光体とを、ランプボディ及びアウターカバーによって画成された灯室内に備えた車両用灯具において、前記導光体は、柱状の導光要素が複数本並列に積層して形成され、前記各導光要素の裏面には、該導光要素の長手方向に沿って、複数の内面反射要素が一列に形成された反射要素列が設けられ、前記各導光要素の前面は、該導光要素の長手方向に長尺な凸シリンドリカルレンズとして形成されたことを特徴とする。
【0007】
請求項2においては、請求項1に記載の車両用灯具において、前記各導光要素の裏面は、前記反射要素列を除く領域が該反射要素列を頂部とする凸曲面として形成されて、該導光要素の長手方向に長尺な凸シリンドリカルレンズ形状に形成されたことを特徴とする。
【0008】
請求項3においては、請求項1又は2に記載の車両用灯具において、前記各導光要素は、その長手方向に前記アウターカバーの形状に倣って湾曲した形状であることを特徴とする。
【0009】
請求項4においては、請求項1〜3のいずれかに記載の車両用灯具において、前記導光体は、前記導光要素が導光要素積層方向に関して前記灯室内前後方向にずれて積層し、導光体全体が前記アウターカバーの形状に倣って湾曲した形状であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
以上より、請求項1に係る発明によれば、各導光要素の長手方向に沿って形成された反射要素列と対向する導光要素前面が、導光要素長手方向に添って延びる長尺の凸シリンドリカルレンズとして形成されているので、内面反射要素によって反射された光は、導光要素前面幅方向(レンズ幅方向)の曲率に応じて拡散された上で、導光要素前面(レンズ)から平行光として光出射する。その際、上記導光要素は互いに並列に積層されているので、複数の導光要素からなる導光体の前面は、導光体長手方向には長尺な凸シリンドリカルレンズが複数並列した形状となっており、導光体幅方向には凸シリンドリカルレンズ曲面が複数連続する形状となっている。よって、導光体幅方向で見れば、各凸シリンドリカルレンズ曲面から水平方向に延びる光が出射するとともに、曲面と曲面の境界では、隣接する導光要素同士の水平方向の光が重なって高光束で発光する。特許文献1のような従来の導光体では、導光要素は相互に並列するものの、導光要素1本1本が独立別個にライン発光し、罫線のような発光見栄えとなっていたが、本願発明によれば、並列する複数の導光要素がそれぞれライン発光するとともに、それらの境界においては発光が重複し、互いの発光範囲がラップして、ライン発光とライン発光の間が離間することなく高光束に発光するので、柱状の導光要素を用いながらも面発光が得られる。即ち、複数のライン状の導光要素を並列配置させた構成から、見栄えの良い面発光が得られる。また、本発明の形態の導光体を、一の樹脂成形体として形成すれば、複数の導光要素間を接着剤で連結したり、アレイ等の別部材上に固定する必要が無いので、固定構造が簡略化し、部品点数も削減される。
【0011】
請求項2に係る発明によれば、各導光要素の前面だけでなく、その裏面も、長手方向に長尺な凸シリンドリカルレンズ形状となるように形成したことで、導光要素内を導光する光は、導光要素の反射要素列を除く裏面において全反射する成分が増え、即ち後方に漏れる光が減るため、光の利用効率が向上する。
【0012】
請求項3に係る発明によれば、灯室を画成するランプボディ及びアウターカバーは、車両の流線形状に倣って、車両中央部から車両側方にかけて、さらに、車両下方から車両上方にかけて廻り込む、三次元的に湾曲した形状に形成する必要がある。よって、灯室内に配設される各導光要素も、その長手方向の形状をアウターカバー形状に倣ってカーブさせた形状に形成することで、第1に、車両意匠に柔軟に対応することができる。第2に、アウターカバーと導光要素の間に無駄なスペースが発生しないので、灯具の奥行き寸法低減が実現できる。即ち、各導光要素は、導光要素の長手方向が灯室内左右方向に延びるように導光体を横配置した場合には、灯室側方に向かうにつれて回り込む形状に、導光要素の長手方向が灯室内上下方向に延びるように導光体を縦配置した場合には、灯室上方に向かうにつれて回り込む形状に形成される。
【0013】
請求項4に係る発明によれば、複数の導光要素からなる導光体全体としてもアウターカバー形状に倣ってカーブさせた形状となるように、即ち、導光体を横配置にした場合には、灯室上方側に位置する導光要素ほど灯室後方へ変位させた(オフセットさせた)形状に、導光体を縦配置にした場合には、灯室側方側に位置する導光要素ほど灯室後方へオフセットさせた形状に形成することで、よりいっそう柔軟に車両意匠に対応することができ、導光体全体としてもアウターカバーと間に無駄なスペースが発生しないので、灯具の奥行き寸法をさらに低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の第1の実施例に係る導光体が設けられた車両用灯具の正面図。
【図2】同灯具の横断面図(図1示す線II−IIに沿う断面図)
【図3】同灯具の一部縦断面図(図1示す線III−IIIに沿う断面図)
【図4】第2の実施例に係る導光体が設けられた車両用灯具の一部縦断面図
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
【実施例1】
【0016】
図1は本発明の第1の実施例に係る導光体が設けられた車両用灯具の正面図、図2は同灯具の横断面図(図1示す線II−IIに沿う断面図)、図3は同灯具の一部縦断面図(図1示す線III−IIIに沿う断面図)である。なお、図1では透明なアウターカバーを介して透けて見える灯室S内を実線で示している。図2、3では導光体のハッチングを省略している。図2、3の矢印は光線を示す。
【0017】
図1において、車両用灯具1は、車両後方に配設されるリアコンビネーションランプであり、符号Sは、容器状をしたランプボディ2と透明なアウターカバー4で画成された灯室である。灯室Sの上方には、LED光源と椀形状のリフレクタとが一対となった発光体が連なって配設されており、左側5つがターンシグナルランプ5、右側3つがバックアップランプ6として機能する。灯室Sの下方には、本実施例に係る導光体100からなるテールアンドストップランプ8が配設されている。ランプボディ2とアウターカバー4及び灯室Sは、車両の流線形状に倣って、車両中央部Aから車両側方Bにかけて、さらに、車両下方Cから車両上方Dにかけて廻り込む、三次元的に湾曲した偏平形状に形成されている。
【0018】
導光体100は、柱状の導光要素10a,10b,10c,10d,10eが並列に積層した光学部材であり、導光要素10a〜10eの長手方向が、灯室S内左右方向(車両中央部A〜車両側方B方向)に延在配置され、灯室S内に横置きに配置されている。
【0019】
それぞれの導光要素10a〜10eはすべて、円柱を基本形状とし、その裏面14を平面とした断面半円状の透明な合成樹脂(例えば、アクリル樹脂)で形成されている。各導光要素10a〜10eの裏面14の導光要素幅方向中央部には、導光要素長手方向全域に亘って一列に、導光要素裏面14から導光要素前面16へ向けて光を内面反射させるプリズム状の溝からなる反射ステップ(内面反射要素)15が、所定ピッチで複数個形成された反射要素列150が形成されている。なお、図2では導光要素長手方向全域に亘る反射要素列150を一点鎖線で示している。さらに、各導光要素10a〜10eは、車両中央部Aから車両側方Bに向かうにつれて回り込む形状に形成されている。即ち、各導光要素10a〜10eは、アウターカバー4の左右方向カーブに倣った湾曲形状であり、その裏面14には、導光要素長手方向に沿って反射要素列150が形成され、係る反射要素列150と対向する導光要素前面16は、円柱を基本形状としたことにより、導光要素長手方向に長尺の凸シリンドリカルレンズ160となっている。
【0020】
導光体100の構成について詳細に説明する。導光体100は、上記導光要素10a〜10eの5本が、図3に示すように、互いの幅方向側縁部11を重複しながら(断面半円端部が重なりあいながら)並列に積層する形状となるように、隣接する導光要素10a〜10eの略円柱形状を導光体積層方向にラップさせて形成されるとともに、積層する導光要素10a〜10eが、灯室S内上方側に位置する導光要素10a,10b,10c,10d,10eの順に灯室Sの後方F側にずれるように形成された、一体樹脂成形体である。即ち、導光体100全体が、車両中央部Aから車両側方Bにかけて、かつ車両下方Cから車両上方Dにかけて回り込む形状となっている。即ち、導光体100は、アウターカバー4の左右方向カーブ及び上下方向カーブに倣った湾曲形状であり、導光体100の前面は、導光体長手方向には、五つの長尺な凸シリンドリカルレンズ160が並列した形状となっており、導光体幅方向には、凸シリンドリカルレンズ160の曲面が五つ連続する形状となっている。導光体100の裏面は、基本は平面であって、五つの長尺な凸シリンドリカルレンズ160と一対に、五列の反射要素列150が形成されている。なお、各導光要素10a〜10eの反射要素列150の後端部から凸シリンドリカルレンズ160の先端部までの距離(導光要素の厚み)は、導光要素10a〜10eの長手方向において同一に形成しているため、導光体100は複雑な三次元湾曲形状を取りながらも、導光要素10a〜10e各列とも、その焦点距離は長手方向において一律である。
【0021】
導光体100の車両側方B側には、該導光体100の光源であるLED42を五つ収容するLEDアッシー40が配設されている。五つのLED42は、LED42の発熱を放熱するためのヒートシンクを備えるLEDアッシー40のプリント基板の前面に実装され、各導光要素10a,10b,10c,10d,10eの右端部と対向する位置に、LED照射軸と導光要素10a〜10eの端面とが直交するように配置されている。
【0022】
上記導光体100及びLEDアッシー40は、前面開口するハウジング30に収容されて灯室S内へ配設されている。ハウジング30内には、導光体裏面側に、表面アルミ蒸着処理が施されたリフレクタ32が配設され、導光体裏面の反射要素列150を除く平面領域からの灯室後方Fへの漏光を反射して灯室前方Eへ向かうよう配光する。また、導光体100の端部及びLEDアッシー40は、灯具正面視で視認されないよう、エクステンション33にて覆われている。導光体100は、ハウジング30に所定の固定手段により保持され、係るハウジング30をランプボディ2に固定することで、灯室S内に配設される。なお、ハウジング30を介することなく導光体100をリフレクタ32に固定の上、該リフレクタ32をランプボディ2又はアウターカバー4へ固定しても勿論良い。
【0023】
本実施例の導光体100によれば、各LED42からの光源光は、各導光要素10a〜10eの右端部から入射して各導光要素10a〜10e内を内面反射を繰り返しながら左端部へ向けて導光し、そのうち、各反射要素列150によって反射された光は、導光体前面が、並列に積層する長尺凸シリンドリカルレンズ160となっていることから、凸シリンドリカルレンズの特性により、導光体長手方向には(車両中央部Aから車両側方Bにかけては)、レンズに曲率がないため屈折することなく放射状に光出射する。一方、導光体幅方向には(車両下方Cから車両上方Dにかけては)、各凸シリンドリカルレンズ160の曲率に応じて拡散された上で、レンズ曲面で屈折して水平方向に延びる光(平行光)として光出射する。その際、各凸シリンドリカルレンズ160曲面と曲面の境界Lでは、隣接する導光要素10a〜10e同士の出射光が重なって、即ち、隣接する導光要素10a〜10eの互いの発光範囲がラップして、高光束で発光する。
【0024】
これに対し、従来の導光体では、導光要素は相互に並列するものの、導光要素同士の発光範囲が重複するような構成となっていないため、導光要素1本1本が独立別個にライン発光し、罫線のような発光見栄えとなっていたが、本実施例の導光体100によれば、並列する五つの導光要素10a〜10eがそれぞれライン発光するとともに、それらの境界Lにおいては互いの発光が重複して、ライン発光とライン発光の間が離間することなく高光束に発光するので、柱状の導光要素10a〜10eを用いながらも見栄えの良い面発光が得られる。
【0025】
また、各導光要素10a〜10eの裏面14の導光要素幅方向中央部のみに(裏面14の幅方向一部部分のみに)形成された反射要素列150は、灯具正面視には、導光要素前面16の凸シリンドリカルレンズ160のレンズ効果によって上下方向に拡大されて見える(図1)。よって、導光体100全体としては、導光体長手方向に等ピッチで縦縞が刻まれているように見えるので、規則感のある意匠的な発光見栄えが得られる。
【0026】
さらに、灯室S内に横配置された導光体100は、各導光要素10a〜10eが長手方向にアウターカバー4の湾曲に倣ってカーブし、さらに、灯室上方側に位置するほど灯室後方Fへ変位した(オフセットした)形状に積層しているので、三次元的に複雑な湾曲形状に柔軟に対応した形状となっている。また、車両中央部Aから車両側方Bに関しても、車両下方Cから車両上方Dに関しても、アウターカバー4と導光体100の間に無駄なスペースを生まないので、灯具1の奥行き寸法が低減され、灯室Sを偏平にでき、コンパクトな灯具1を提供できる。
【0027】
また、導光体100は、複数の導光要素10a〜10eを一の樹脂成形体として形成したので、従来のように複数の導光要素間を接着剤で連結したり、アレイを用いて並列形態にする必要が無い分、固定構造が簡略化し、部品点数も削減できる。
【実施例2】
【0028】
図4は第2の実施例に係る導光体が設けられた車両用灯具の一部縦断面図である。図4では導光体のハッチングを省略しており、矢印は光線を示す。第2の実施例は、導光体100を形状変更したものであり、その他の構成は第1の実施例と同様である。第2の実施例では、各導光要素10a〜10eの裏面14が、反射要素列150を除く領域が、該反射要素列150を頂部とする長尺な凸曲面140として形成されている。即ち、各導光要素10a〜10eはすべて、円柱を基本形状とした断面円状に形成されて、導光要素10a〜10eの長手方向に、その裏面14も長尺な凸シリンドリカルレンズ形状となっている。
【0029】
本実施例では、各導光要素10a〜10eの前面16だけでなく、その裏面14にも、凸曲面140による長手方向に長尺な凸シリンドリカルレンズ形状が形成されたことで、第1の実施例と同様の効果に加えて、導光要素10a〜10e内を導光する光に、導光要素10a〜10eの裏面14(反射要素列150を除く)において全反射する成分が増え、その分灯具後方に漏れる光が減るため、導光体100の光の利用効率が向上し、よりいっそう高光束に面発光する。
【0030】
なお、上記実施例において導光体100は、導光要素10a〜10eの長手方向が灯室S内上下方向に延びるように、灯室S内に縦向きに配置しても良い。即ち、各導光要素10a〜10eを、導光要素長手方向に車両下方Cから車両上方Dに向かうにつれて回り込む形状に湾曲形成し、灯室S側方側に位置する導光要素10a,10b,10c,10d,10eの順に、導光要素積層方向(導光体幅方向)に灯室Sの後方Fにオフセットさせた形状の樹脂成形体として形成しても良い。
【符号の説明】
【0031】
1 車両用灯具
2 ランプボディ
4 アウターカバー
10a,10b,10c,10d,10e 導光要素
14 導光要素裏面
16 導光要素前面
15 内面反射要素である反射ステップ
42 光源であるLED
100 導光体
140 凸曲面
150 反射要素列
160 長尺凸シリンドリカルレンズ
S 灯室

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の光源と、その端部から入射した前記光源光を導光することにより発光する導光体とを、ランプボディ及びアウターカバーによって画成された灯室内に備えた車両用灯具において、
前記導光体は、柱状の導光要素が複数本並列に積層して形成され、
前記各導光要素の裏面には、該導光要素の長手方向に沿って、複数の内面反射要素が一列に形成された反射要素列が設けられ、
前記各導光要素の前面は、該導光要素の長手方向に長尺な凸シリンドリカルレンズとして形成されたことを特徴とする車両用灯具。
【請求項2】
前記各導光要素の裏面は、前記反射要素列を除く領域が該反射要素列を頂部とする凸曲面として形成されて、該導光要素の長手方向に長尺な凸シリンドリカルレンズ形状に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記各導光要素は、その長手方向に前記アウターカバーの形状に倣って湾曲した形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用灯具。
【請求項4】
前記導光体は、前記導光要素が導光要素積層方向に関して前記灯室内前後方向にずれて積層し、導光体全体が前記アウターカバーの形状に倣って湾曲した形状であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車両用灯具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−84381(P2013−84381A)
【公開日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−222021(P2011−222021)
【出願日】平成23年10月6日(2011.10.6)
【出願人】(000001133)株式会社小糸製作所 (1,575)
【Fターム(参考)】