説明

遠隔操作システム

【課題】使用者の省エネ意識を高めて、機器本体のエネルギー消費量の低減を図ることができる遠隔操作システムを提供する。
【解決手段】浴室リモコンに備えられた消費レベル報知手段は、STEP1で給湯装置からエネルギー消費監視データEn_datを受信したときに、STEP22,STEP23で該エネルギー消費監視データEn_datから把握したガス消費量Ga_cのレベルが、大レベルLE2以上であるか、中レベルLE1以上であるかを判断する。そして、ガス消費量Ga_cがLE2以上であるときは、STEP31で「− ・ ・ ・」の出力態様でブザー音を出力し、ガス消費量Ga_cがLE2未満且つLE1以上であるときは、STEP41で「− ・ ・」の出力態様でブザー音を出力し、ガス消費量がLE1未満であるときは、STEP25で「− ・」の出力態様でブザー音を出力する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リモコン装置により機器本体を遠隔操作するシステムに関し、特に機器本体におけるエネルギー消費量の低減の促進に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、例えば給湯装置を遠隔操作するリモコン装置において、エネルギー(ガス、灯油、電気)の使用量、エネルギー使用料金、水道使用量、水道料金等をリモコン装置の表示部に表示するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
かかるリモコン装置によれば、使用者はエネルギーの使用量や水道の使用量をリモコン装置の表示部を視認して確認することができる。そして、これにより、使用者の省エネ意識を高め、エネルギー使用量や水道使用量の低減を図っている。
【0004】
しかし、このように、リモコンにエネルギーの消費量等を表示しても、使用者の省エネ意識が低く、リモコン装置の表示部を視認しなければエネルギー使用量等の低減の効果が得られないという不都合があった。
【特許文献1】特開平11−194035号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記不都合を解消し、使用者の省エネ意識を高めて、機器本体のエネルギー消費量の低減を促進することができる遠隔操作システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、相互に通信可能に構成された、機器本体及び該機器本体を遠隔操作するリモコン装置からなる遠隔操作システムにおいて、前記機器本体は、該機器本体のエネルギー消費レベルを算出するエネルギー消費レベル算出手段と、該機器本体の運転中の第1の所定時点において、該第1の所定時点における該機器本体のエネルギー消費レベルを示すエネルギー消費監視データを、前記リモコン装置に送信する消費レベル監視手段を備え、前記リモコン装置は、鳴動手段と、前記エネルギー消費監視データを受信したときに、予めエネルギー消費レベルに応じて複数段階に設定された該鳴動手段の出力態様のうちの、該エネルギー消費監視データから把握されるエネルギー消費レベルに対応した段階の出力態様で、該鳴動手段を鳴動させる消費レベル報知手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
かかる本発明によれば、前記リモコン装置は、前記機器本体から送信される前記エネルギー消費監視データを受信したときに、該エネルギー消費監視データから把握されるエネルギー消費レベルに応じた出力態様で、前記鳴動手段を鳴動させる。そのため、使用者に対して、前記鳴動手段の鳴動音の出力態様の相違により、前記機器本体のエネルギー消費レベルをリアルタイムに認識させることができる。そして、これにより、表示手段にエネルギー消費レベルを表示する場合のように、使用者に対して表示手段を視認するという積極的な意思を要求することなく、聴覚を通じて半ば強制的にエネルギー消費レベルを認識させることができる。そのため、省エネに対して消極的であった使用者に対して、省エネ意識を高めて前記機器本体のエネルギー消費レベルの低減を促進することができる。
【0008】
また、前記第1の所定時点は、前記機器本体が運転を開始してから第1の所定時間が経過する毎であることを特徴とする。
【0009】
かかる本発明によれば、前記機器本体が運転を開始してから前記第1の所定時間が経過する毎に、前記機器本体から前記リモコン装置に対して前記エネルギー消費監視データが送信され、前記リモコン装置により、前記エネルギー消費監視データから把握されるエネルギー消費レベルに応じた出力態様で、前記鳴動手段が鳴動される。そのため、使用者に対して、前記機器本体のエネルギー消費レベルの変化を速やかに認識させることができ、より一層、省エネ意識を高めることができる。
【0010】
また、前記消費レベル監視手段は、前記エネルギー消費監視データとして、直近の前記第1の所定時間中に前記機器本体により消費されたエネルギーの総量を示すデータと、直近の前記第1の所定時間の経過時における単位時間あたりの前記機器本体のエネルギー消費量を示すデータと、直近の前記第1の所定時間中における単位時間あたりの前記機器本体のエネルギ消費量の平均値を示すデータと、前記機器本体の運転開始時から直近の前記第1の所定時間の経過時までの間に、前記機器本体により消費されたエネルギーの総量を示すデータと、前記機器本体の運転開始時から直近の前記第1の所定時間の経過時までの間における単位時間あたりの前記機器本体のエネルギー消費量の平均値を示すデータとのうちの、少なくともいずれか一つのデータを送信することを特徴とする。
【0011】
かかる本発明によれば、前記機器本体の消費レベル監視手段から、前記エネルギー消費監視データとして、直近の前記第1の所定時間中に前記機器本体により消費されたエネルギーの総量を示すデータを送信することによって、前記リモコン装置の消費レベル報知手段により、前記第1の所定時間中に前記機器本体により消費されたエネルギーの総量のレベルに応じた出力態様で前記鳴動手段が鳴動される。そして、これにより、前記機器本体の運転態様により、前記機器本体のエネルギー消費レベルが頻繁に増減する場合であっても、適切なエネルギー消費レベルの指針を使用者に報知することができる。
【0012】
また、前記機器本体の消費レベル監視手段から、前記エネルギー消費監視データとして、直近の前記第1の所定時間の経過時における単位時間あたりの前記機器本体のエネルギー消費量を示すデータを送信することによって、前記リモコン装置の消費レベル報知手段により、直近の前記第1の所定時間の経過時における単位時間あたりの前記機器本体のエネルギー消費量のレベルに応じた出力態様で前記鳴動手段が鳴動される。この場合、前記機器本体のエネルギー消費量が増加すると、それに応じて前記鳴動手段の出力態様が変化する。そのため、前記機器本体のエネルギー消費量の増加が速やかに使用者に報知され、これにより、使用者の省エネ意識を高めることができる。
【0013】
また、前記機器本体の消費レベル監視手段から、前記エネルギー消費監視データとして、直近の前記第1の所定時間中における単位時間あたりの前記機器本体のエネルギー消費量の平均値を示すデータを送信することによって、前記リモコン装置の消費レベル報知手段により、直近の前記第1の所定時間中における単位時間あたりの前記機器本体のエネルギー消費量の平均値に応じた出力態様で前記鳴動手段が鳴動される。そして、これにより、前記機器本体の運転態様により、前記機器本体のエネルギー消費レベルが頻繁に増減する場合であっても、適切なエネルギー消費レベルの指針を使用者に報知することができる。
【0014】
また、前記機器本体の消費レベル監視手段から、前記エネルギー消費監視データとして、前記機器本体の運転開始時から直近の前記第1の所定時間の経過時までの間に、前記機器本体により消費されたエネルギーの総量を示すデータを送信することによって、前記リモコン装置の消費レベル報知手段により、前記機器本体の運転開始時から前記機器本体により消費されたエネルギーの総量に応じた出力態様で前記鳴動手段が鳴動される。そして、これにより、使用者に運転開始時から前記機器本体により消費されたエネルギーの総量のレベルを認識させて、使用者の省エネ意識を高めることができる。
【0015】
また、前記機器本体の消費レベル監視手段から、前記エネルギー消費監視データとして、前記機器本体の運転開始時から前記機器本体の運転開始時から直近の前記第1の所定時間の経過時までの間における単位時間あたりの前記機器本体のエネルギー消費量の平均値を示すデータを送信することによって、前記リモコン装置の消費レベル報知手段により、運転開始時からの前記機器本体によるエネルギー消費量の増減の推移に応じた出力態様で前記鳴動手段が鳴動される。そして、これにより、使用者に運転開始時からの前記機器本体のエネルギー消費量の増減のレベルを認識させて、使用者の省エネ意識を高めることができる。
【0016】
また、前記機器本体は給湯装置であって、該給湯装置から供給される湯の流量を検出する流量センサを有し、前記消費レベル監視手段は、第2の所定時点において、前記流量センサの検出流量に基づいて算出した該第2の所定時点における該給湯装置からの湯の供給レベルを示す水消費監視データを送信し、前記消費レベル報知手段は、前記水消費監視データを受信したときに、予め湯の供給レベルに応じて複数段階に設定された前記鳴動手段の出力態様のうちの、該水消費監視データから把握される湯の供給レベルに対応した段階の出力態様で、前記鳴動手段を鳴動させることを特徴とする。
【0017】
かかる本発明によれば、前記リモコン装置は、前記給湯装置から送信される前記水消費監視データを受信したときに、該水消費監視データから把握される湯の供給レベルに応じた出力態様で、前記鳴動手段を鳴動させる。そのため、使用者に対して、前記鳴動手段の鳴動音の出力態様により前記給湯装置からの湯の供給レベルをリアルタイムに認識させることができ、これにより、省エネ意識と共に使用者の節水意識を高めて湯の使用量の低減を促進することができる。
【0018】
また、前記第2の所定時点は、前記給湯装置が給湯運転を開始してから第2の所定時間が経過する毎であることを特徴とする。
【0019】
かかる本発明によれば、前記給湯装置が給湯運転を開始してから前記第2の所定時間が経過する毎に、前記機器本体から前記リモコン装置に対して前記水消費監視データが送信され、前記リモコン装置により、前記水消費監視データから把握される前記給湯装置装置からの湯の供給レベルに応じた出力態様で、前記鳴動手段が鳴動される。そのため、使用者に対して、前記給湯装置からの湯の供給レベルの変化を速やかに認識させることができ、より一層、節水意識を高めることができる。
【0020】
また、前記消費レベル監視手段は、前記水消費監視データとして、直近の前記第2の所定時間中に前記給湯装置から供給された湯の総量を示すデータと、直近の前記第2の所定時間の経過時における単位時間あたりの前記給湯装置からの湯の供給量を示すデータと、直近の前記第2の所定時間中における単位時間あたりの前記給湯装置からの湯の供給量の平均値を示すデータと、前記給湯装置の運転開始時から直近の前記第2の所定時間の経過時までの間に、前記給湯装置から供給された湯の総量を示すデータと、前記給湯装置の運転開始時から直近の前記第2の所定時間の経過時までの間における単位時間あたりの前記給湯装置からの湯の供給量の平均値を示すデータとのうちの、少なくともいずれか一つのデータを送信することを特徴とする。
【0021】
かかる本発明によれば、前記給湯装置の消費レベル監視手段から、前記水消費監視データとして、直近の前記第2の所定時間中に前記給湯装置から供給された湯の総量を示すデータが送信することによって、前記リモコン装置の消費レベル報知手段により、前記第2の所定時間中の給湯量の総量に応じた出力態様で前記鳴動手段が鳴動される。そして、これにより、湯の使用態様によって前記給湯装置の給湯量が頻繁に増減する場合であっても、適切な水消費量の指針を使用者に報知することができる。
【0022】
また、前記給湯装置の消費レベル監視手段から、前記水消費監視データとして、直近の前記第2の所定時間の経過時における単位時間あたりの前記給湯装置からの湯の供給量を示すデータを送信することによって、前記リモコン装置の消費レベル報知手段により、直近の前記第2の所定時間の経過時における単位時間あたりの前記給湯装置からの湯の供給量のレベルに応じた出力態様で前記鳴動手段が鳴動される。この場合、前記給湯装置からの湯の供給量が増加すると、それに応じて前記鳴動手段の出力態様が変化する。そのため、前記給湯装置から供給される湯の供給量の増加が速やかに使用者に報知され、これにより、使用者の省エネ意識を高めることができる。
【0023】
また、前記給湯装置の消費レベル監視手段から、前記水消費監視データとして、直近の前記第2の所定時間中における単位時間あたりの前記給湯装置からの湯の供給量の平均値を示すデータを送信することによって、前記リモコン装置の消費レベル報知手段により、直近の前記第2の所定時間中における単位時間あたりの前記給湯装置からの湯の供給量の平均値のレベルに応じた出力態様で前記鳴動手段が鳴動される。そして、これにより、湯の使用態様によって前記給湯装置の給湯量が頻繁に増減する場合であっても、適切な水消費量の指針を使用者に報知することができる。
【0024】
また、前記給湯装置の消費レベル監視手段から、前記水消費監視データとして、前記給湯装置の運転開始時から直近の前記第2の所定時間の経過時までの間に、前記給湯装置から供給された湯の総量を示すデータを送信することによって、前記リモコン装置の消費レベル報知手段により、前記給湯装置の運転開始時から直近の前記第2の所定時間の経過時までの間に、前記給湯装置から供給された湯の総量のレベルに応じた出力態様で前記鳴動手段が鳴動される。そして、これにより、使用者に運転開始時から前記給湯装置により供給された湯の総量のレベルを認識させて、使用者の省エネ意識を高めることができる。
【0025】
また、前記給湯装置の消費レベル監視手段から、前記水消費監視データとして、前記給湯装置の運転開始時から直近の前記第2の所定時間の経過時までの間における単位時間あたりの前記給湯装置からの湯の供給量の平均値を示すデータを送信することによって、前記リモコン装置の消費レベル報知手段により、運転開始時からの前記給湯装置による湯の供給量の増減の推移に応じた出力態様で前記鳴動手段が鳴動される。そして、これにより、使用者に運転開始時からの前記給湯装置からの湯の供給量の増減レベルを認識させて、使用者の省エネ意識を高めることができる。
【0026】
また、前記機器本体は、浴槽に所定量の湯を供給する湯張り運転を実行する機能を有する給湯装置であり、前記湯張り運転の実行中は、前記消費レベル報知手段による前記鳴動手段の鳴動を禁止する消費レベル報知禁止手段を備えたことを特徴とする。
【0027】
かかる本発明によれば、前記給湯装置により前記湯張り運転が実行されているときは、前記給湯装置におけるエネルギー消費量と給湯量が、使用者の操作によらずに前記湯張り運転の実行条件(湯張り温度や湯張り量)に応じて給湯装置により自動的に決定される。そのため、前記鳴動手段により、使用者に対して省エネ或いは節水を促す報知を行っても無意味である。そこで、前記湯張り運転の実行中は、前記消費レベル報知禁止手段により、前記消費レベル報知手段による前記鳴動手段の鳴動を禁止することによって、使用者にとって無意味で煩わしい報知がなされることを防止することができる。
【0028】
また、前記リモコン装置は、使用者の操作に応じて、前記鳴動手段の音量を変更する音量変更手段を備えたことを特徴とする。
【0029】
かかる本発明によれば、例えば、前記鳴動手段の音が大き過ぎて耳障りな場合に、前記音量変更手段により前記鳴動手段の音量を下げる等、使用者の好みに応じて、前記鳴動手段の音の出力レベルを変更することができるため、使用者の使い勝手を向上させることができる。
【0030】
また、前記リモコン装置を複数個備え、各リモコン装置に前記音量変更手段を備えたことを特徴とする。
【0031】
かかる本発明によれば、各リモコン装置の設置場所に応じて、例えば、浴室に設置されたリモコン装置においては、前記音量変更手段により前記鳴動手段の音量を大きめに設定してシャワーの使い過ぎによるエネルギー消費量や給湯量の増大を抑制する一方で、台所に設置されたリモコン装置においては、前記音量変更手段により前記鳴動手段の音量を小さめに設定して、耳障りな鳴動音により調理中の使用者に不快感を与えることを抑制することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0032】
本発明を実施するための最良の形態について、図1〜図5を参照して説明する。図1は本発明の遠隔操作システムである給湯システムの全体構成図、図2は図1に示した台所リモコンの構成図、図3は図1に示した浴室リモコンの構成図、図4は給湯装置におけるエネルギー消費監視データ及び水消費監視データの送信処理のフローチャート、図5は各リモコンにおけるガス消費レベルと湯の供給レベルの表示処理のフローチャートである。
【0033】
図1を参照して、給湯装置40(本発明の機器本体に相当する)は、給水管50から供給される水をガスバーナ(図示しない)により加熱される熱交換器(図示しない)で加熱して、湯張り管51a,51b及び給湯管53に出湯するものである。給湯装置40は、マイクロコンピュータ等により構成されて給湯装置40の全体的な作動を制御するコントローラ41と給水管50から給水される水の流量(=給湯装置40から給湯管53及び湯張り管51a,51bに供給される湯の流量)を検出する流量センサ42とを備えている。
【0034】
また、給湯装置40は、台所リモコン1(本発明のリモコン装置に相当する)、浴室リモコン60(本発明のリモコン装置に相当する)、及び洗面所等に設置される増設リモコン100と、相互に通信可能に接続されている。
【0035】
コントローラ41は、給湯管53に目標給湯温度の湯が供給されるようにガスバーナの燃焼量を制御する「給湯運転」を実行する給湯制御手段43、湯張り管51a,51bと接続された浴槽52に目標湯張り量の湯を目標湯張り温度で供給する「湯張り運転」を実行する湯張り制御手段44、湯張り管51a,51bを介して浴槽52内の湯を加熱する「追焚き運転」を実行する追焚き制御手段45、「給湯運転」実行中の燃料ガスの消費量をガスバーナの燃焼量から算出するエネルギー消費レベル算出手段46、エネルギー消費レベル算出手段46により算出された燃料ガスの消費量を示すエネルギー消費監視データEn_datと流量センサ42の検出流量に基づく湯の供給量を示す水消費監視データWa_datとを各リモコン1,60,100に送信する消費レベル監視手段47、及び「湯張り運転」の実行中はエネルギー消費監視データEn_datと水消費監視データWa_datの送信を禁止して、後述する各リモコン1,60,100におけるエネルギー消費量と給湯量のブザー報知を禁止する消費レベル報知禁止手段48とを備えている。また、給湯管53の先端には、浴室に設置されて流量調節バルブ54により給湯量が調節されるシャワー55と、台所等に設置されたカラン56とが接続されている。
【0036】
次に、図2を参照して、台所リモコン1には、給湯装置40の作動状態を表示する作動状態表示部30と時刻を表示する時刻表示部31等を有する表示器10、給湯装置50を「給湯運転」の実行が可能な運転状態と「給湯運転」の実行が不能な待機状態とに切替える運転スイッチ11、「湯張り運転」の開始を指示する自動スイッチ12、時刻表示部31の点灯と時刻設定モード(現在時刻の設定が可能な現在時刻設定可能モード、予約時刻の設定が可能な予約時刻設定可能モード、及び現在時刻と予約時刻の設定が不能な時刻設定不能モード)の切替えを指示する時計スイッチ13、現在時刻設定可能モードにおいて現在時刻を設定するとともに、予約時刻設定可能モードにおいて予約時刻を設定する時設定スイッチ14と分設定スイッチ15、「湯張り運転」の予約を設定する風呂予約スイッチ16、スピーカ21(本発明の鳴動手段に相当する)の音量を変更する音量スイッチ18(本発明の音量変更手段に相当する)、及び給湯温度の変更を指示するUPスイッチ20とDOWNスイッチ19が備えられている。
【0037】
また、台所リモコン1に内蔵されたコントローラ25により台所リモコン1の作動が制御され、コントローラ25に備えられた消費レベル報知手段26は、給湯装置40からエネルギー消費監視データEn_datを受信したときに、該エネルギー消費監視データEn_datにより示されるガス消費量のレベルを、表示器10のガス燃焼量表示部32(32a,32b,32c)の大表示部32a,中表示部32b,小表示部32cのいずれかを点灯させて表示すると共に、ガス消費量のレベルに応じた出力態様でスピーカ21からブザー音を出力する。
【0038】
同様に、消費レベル報知手段26は、給湯装置40から水消費監視データWa_datを受信したときに、該水消費監視データWa_datにより示される給湯量のレベルを、表示器10の給湯量表示部33(33a,33b,33c)の大表示33a,中表示33b,小表示33cのいずれかを点灯させて表示すると共に、給湯量のレベルに応じた出力態様でスピーカ21からブザー音を出力する。
【0039】
なお、運転状態においては各スイッチの操作が有効となるが、待機状態においては運転スイッチ11以外のスイッチの操作は無効となり、使用者は自動スイッチ12を操作して「湯張り運転」の開始指示を行うこと等をすることができない。また、増設リモコン100の構成は、台所リモコン1と同様である。
【0040】
次に、図3を参照して、浴室リモコン60には、給湯温度等を表示する給湯温度表示部90と湯張り温度等を表示する湯張り温度表示部92と時刻表示部91等を有する表示器70、浴室リモコン60による給湯温度の設定を台所リモコン1及び増設リモコン100による給湯温度の設定に対して優先させることを指示する優先スイッチ71、「湯張り運転」の実行を指示する自動スイッチ72、台所リモコン1のスピーカ21からの呼び出し音(ブザー音)の鳴動を指示する呼び出しスイッチ73、「追焚き運転」の開始を指示する追焚きスイッチ74、給湯温度の上げ/下げを指示する給湯温度スイッチ76、及び「湯張り運転」における浴槽52への給湯温度の上げ/下げを指示する風呂温度スイッチ77が備えられている。
【0041】
さらに、浴室リモコン60には、ゆらぎシャワーの使用を指示するゆらぎのシャワースイッチ78、浴槽52への高温の湯の供給を指示するたし湯スイッチ79、浴槽52への水の供給を指示するぬる湯スイッチ80、浴槽52内の湯の保温時間の決定を指示する保温時間スイッチ81、スピーカ84(本発明の鳴動手段に相当する)の音量の変更を指示する音量スイッチ82(本発明の音量変更手段に相当する)、及び給湯装置40の運転状態と待機状態の切替えを指示する運転スイッチ83が備えられている。
【0042】
また、浴室リモコン60に内蔵されたコントローラ65により浴室リモコン60の作動が制御され、コントローラ65に備えられた消費レベル報知手段66は、給湯装置40からエネルギー消費監視データEn_datを受信したときに、該エネルギー消費監視データEn_datにより示されるガス消費量のレベルを、表示器70のガス消費量表示部93(93a,93b,93c)の大表示部93a,中表示部93b,小表示部93cのいずれかを点灯させて表示すると共に、該ガス消費量のレベルに応じた出力態様でスピーカ60からブザー音を出力する。
【0043】
同様に、消費レベル報知手段66は、給湯装置40から水消費監視データWa_datを受信したときに、該水消費監視データWa_datにより示される給湯量のレベルを、表示器70の給湯量表示部94の大表示94a,中表示94b,小表示94cのいずれかを点灯させて表示すると共に、給湯量のレベルに応じた出力態様でスピーカ84からブザー音を出力する。
【0044】
次に、図4に示したフローチャートに従って、給湯装置40におけるエネルギー消費監視データEn_datと水消費監視データWa_datの送信処理について説明する。STEP1は消費レベル監視手段47(図1参照)による処理であり、消費レベル監視手段47は燃料ガスが使用されているか否か、すなわちガスバーナが燃焼中であるか否かを検知する。
【0045】
そして、燃料ガスが使用されていたときはSTEP2に進む。STEP2は消費レベル報知禁止手段48(図1参照)による処理であり、消費レベル報知禁止手段48は「湯張り運転」の実行中であるか否かを検知する。そして、「湯張り運転」の実行中であったときはSTEP1に分岐し、STEP3以下の処理の実行を禁止する。これにより、後述するSTEP7におけるエネルギー消費監視データEn_datと水消費監視データWa_datの送信がなされないため、各リモコン1,60,100におけるブザー音によるエネルギー消費量と給湯量の報知が禁止される。
【0046】
ここで、「湯張り運転」は、使用者のカラン56の操作や流量調節バルブ54の操作によらずに、所定の湯張り温度で所定の湯張り量まで給湯が行われる。そこで、上述したように、「湯張り運転」の実行中はブザー音によるエネルギー消費量と給湯量の報知を禁止することにって、使用者がカラン56等を操作していないにも拘らず、ガス消費量と給湯量の低減を促す報知がなされて、使用者に違和感や不快感を与えることを防止している。
【0047】
一方、STEP2で「湯張り運転」が実行されていないときにはSTEP3に進む。STEP3,STEP4,STEP6,STEP7及びSTEP10は、消費レベル監視手段47による処理であり、STEP5はエネルギー消費レベル算出手段46による処理である。
【0048】
消費レベル監視手段47は、STEP3で30秒タイマをスタートさせる。そして、STEP4で30秒タイマがタイムアップしていないときはSTEP10に分岐し、消費レベル監視手段47は、ガス使用中であるか否かを判断し、ガス使用中でなかったときにはSTEP1に進む。
【0049】
一方、STEP10でガス使用中であったときにはSTEP4に分岐し、STEP4で30秒タイマがタイムアップしたときにSTEP5に進む。STEP5において、エネルギー消費レベル算出手段46は、30秒(本発明の第1の所定時間、及び本発明の第2の所定時間に相当する)が経過した時点におけるガスバーナの燃焼量から単位時間あたりの燃料ガスの消費量(例えば、kcal/hour)を算出する。また、続くSTEP6で、消費レベル監視手段47は、30秒が経過した時点における流量センサ42の検出流量から給湯量を算出する。
【0050】
そして、次のSTEP7で、消費レベル監視手段47は、30秒が経過した時点における燃料ガスの消費量を示すエネルギー消費監視データEn_datと、30秒が経過した時点における給湯量を示す水消費監視データWa_datとを各リモコン1,100,60に送信する。なお、30秒タイマがタイムアップした時点が、本発明の第1の所定時点及び本発明の第2の時点に相当する。
【0051】
次に、図5に示したフローチャートに従って、給湯装置40からエネルギー消費監視データEn_datを受信したときの浴室リモコン3の消費レベル報知手段66による処理について説明する。なお、台所リモコン1及び増設リモコン100が、給湯装置40からエネルギー消費監視データEn_datを受信したときの処理も同様である。
【0052】
消費レベル報知手段66(図3参照)は、STEP20でエネルギー消費監視データEn_datを受信するとSTEP21に進む。そして、STEP21で、エネルギー消費監視データEn_datからガス消費量Ga_cを把握し、続くSTEP22でガス消費量Ga_cが大レベルであるLE2以上であるか否かを判断する。
【0053】
STEP22で、ガス消費量Ga_cがLE2以上であったときはSTEP30に分岐する。そして、消費レベル報知手段66は、STEP30で表示器70のガス消費量表示部93の大表示93a(図3参照)を点灯し、STEP31でスピーカ84から「−(長音ピー) ・(短音ピッ) ・(短音ピッ) ・(短音ピッ)」の出力態様でブザー音を出力し、STEP20に戻る。
【0054】
また、STEP22で、ガス消費量Ga_cがLE2未満であったときはSTEP23に進み、消費レベル報知手段66は、ガス消費量Ga_cが中レベルであるLE1(<LE2)以上であるか否かを判断する。STEP22で、ガス消費量Ga_cがLE1以上であったときはSTEP40に分岐する。そして、消費レベル報知手段66は、STEP40で表示器70のガス消費量表示部93の中表示93b(図3参照)を点灯し、STEP41でスピーカ84から「−(長音ピー) ・(短音ピッ) ・(短音ピッ)」の出力態様でブザー音を出力し、STEP20に戻る。
【0055】
また、STEP23でガス消費量Ga_cが中レベルであるLE1未満であったときはSTEP24に進む。そして、消費レベル報知手段66は、STEP24で表示器70のガス消費量表示部93の小表示93c(図3参照)を点灯し、STEP25でスピーカ84から「−(長音ピー) ・(短音ピッ)」の出力態様でブザー音を出力し、STEP20に戻る。
【0056】
以上説明したように、消費レベル報知手段66は、エネルギー消費監視データEn_datから把握したガス消費量Ga_cのレベル(大,中,小)に応じた出力態様で、ブザー84を鳴動させる。そのため、シャワー55を使用中の入浴者に対して、ブザー84の鳴動パターンの相違により現時点のガス消費量を認識させることができ、これにより使用者の省エネ意識を高めてガス消費量の低減を促進することができる。
【0057】
なお、図5では、エネルギー消費監視データEn_datを受信したときの処理を示したが、給湯量監視データWa_datを受信したときにも、消費レベル報知手段66は、同様にして、水消費監視データWa_datから把握した給湯量のレベルに応じて、表示器70の給湯量表示部94の大表示部94a,中表示部94b,小表示部94cのうちのいずれかを点灯するとともに、給湯量のレベルに応じて出力態様を変更してブザー84を鳴動させる処理を実行する。台所リモコン1及び増設リモコン100においても同様である。
【0058】
また、本実施の形態では、図4に示したように、STEP4で30秒タイマがタイムアップしたときに、STEP5に進んでガス消費量を算出し、STEP7で給湯量を算出したが、STEP3で30秒タイマをスタートさせてからSTEP4で該30秒タイマがタイムアップするまでの間において消費された燃焼ガスの総量と供給された湯の総量とを算出し、該消費された燃料ガスの総量を示すデータをエネルギー消費監視データEn_datとし、該供給された湯の総量を示すデータを水消費監視データWa_datとして送信するようにしてもよい。
【0059】
或いは、STEP3で30秒タイマをスタートさせてからSTEP4で該30秒タイマがタイムアップするまでの間における燃料ガスの消費量の平均値と給湯量の平均値とを算出し、該燃料ガスの消費量の平均値を示すデータをエネルギー消費監視データEn_datとし、該給湯量の平均値を示すデータを水消費監視データWa_datとして送信するようにしてもよい。
【0060】
或いは、給湯装置40の給湯運転が開始された時点から、STEP4で30秒タイマがタイムアップするまでの間に、給湯装置40により消費された燃料ガスの総量と、給湯装置40から供給された湯の総量とを算出し、該消費された燃料ガスの総量を示すデータをエネルギー消費監視データEn_datとし、該供給された湯の総量を示すデータを水消費監視データWa_datとして送信するようにしてもよい。
【0061】
さらに、給湯装置40の給湯運転が開始された時点から、STEP4で30秒タイマがタイムアップするまでの間における、給湯装置40による単位時間あたりの燃料ガスの消費量の平均値と、給湯装置40からの単位時間あたりの給湯量の平均値とを算出し、該燃焼ガスの消費量の平均値を示すデータをエネルギー消費監視データEn_datとし、該給湯量の平均値を示すデータを水消費監視データWa_datとして送信するようにしてもよい。
【0062】
また、本実施の形態では、ガス消費量と給湯量のレベルをブザー音により報知したが、ガス消費量のレベルのみをブザー音により報知する場合であっても本発明の効果を得ることができる。また、ブザー音ではなく、音声を出力するようにしてもよい。
【0063】
また、本実施の形態では、本発明の機器本体としてガス給湯装置を示したが、本発明の機器本体はこれに限られず、電気式の給湯装置や、温水暖房装置等の他の種類の機器本体をリモコンにより遠隔操作するシステムであっても本発明の適用が可能である。
【0064】
また、本実施の形態では、各リモコン1,60,100に音量スイッチを設け、使用者の好みに応じて、各リモコンにおけるガス消費量及び給湯量のブザー音による報知の出力レベルを個別に変更できるようにしたが、該音量スイッチを設けない場合であっても本発明の効果を得ることができる。
【0065】
さらに、リモコン1,60,100に設けられた音量スイッチのうちのいずれかにより、ブザー音による報知の出力レベルが変更する操作がなされたときに、全てのリモコン1,60,100におけるブザー音による出力レベルを連動して変更するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0066】
【図1】本発明の遠隔操作システムである給湯システムの全体構成図。
【図2】図1に示した台所リモコンの構成図。
【図3】図1に示した浴室リモコンの構成図。
【図4】給湯装置におけるエネルギー消費監視データ及び水消費監視データの送信処理のフローチャート。
【図5】浴室リモコンにおけるガス消費量と給湯量の表示処理のフローチャート。
【符号の説明】
【0067】
1…台所リモコン、18…(台所リモコンの)音量スイッチ(音量変更手段)、21…(台所リモコンの)ブザー(鳴動手段)、26…(台所リモコンの)消費レベル報知手段、32…(台所リモコンの)ガス消費量表示部、33…(台所リモコンの)給湯量表示部、40…給湯装置(機器本体)、46…エネルギー消費レベル算出手段、47…消費レベル監視手段、48…消費レベル報知禁止手段、60…浴室リモコン、66…(台所リモコンの)消費レベル報知手段、82…(浴室リモコンの)音量スイッチ(音量変更スイッチ)、84…(浴室リモコンの)ブザー(鳴動手段)、93…(浴室リモコンの)ガス消費量表示部、94…(浴室リモコンの)給湯量表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
相互に通信可能に構成された、機器本体及び該機器本体を遠隔操作するリモコン装置からなる遠隔操作システムにおいて、
前記機器本体は、該機器本体のエネルギー消費レベルを算出するエネルギー消費レベル算出手段と、該機器本体の運転中の第1の所定時点において、該第1の所定時点における該機器本体のエネルギー消費レベルを示すエネルギー消費監視データを、前記リモコン装置に送信する消費レベル監視手段を備え、
前記リモコン装置は、鳴動手段と、前記エネルギー消費監視データを受信したときに、予めエネルギー消費レベルに応じて複数段階に設定された該鳴動手段の出力態様のうちの、該エネルギー消費監視データから把握されるエネルギー消費レベルに対応した段階の出力態様で、該鳴動手段を鳴動させる消費レベル報知手段とを備えたことを特徴とする遠隔操作システム。
【請求項2】
前記第1の所定時点は、前記機器本体が運転を開始してから第1の所定時間が経過する毎であることを特徴とする請求項1記載の遠隔操作システム。
【請求項3】
前記消費レベル監視手段は、前記エネルギー消費監視データとして、直近の前記第1の所定時間中に前記機器本体により消費されたエネルギーの総量を示すデータと、直近の前記第1の所定時間の経過時における単位時間あたりの前記機器本体のエネルギー消費量を示すデータと、直近の前記第1の所定時間中における単位時間あたりの前記機器本体のエネルギ消費量の平均値を示すデータと、前記機器本体の運転開始時から直近の前記第1の所定時間の経過時までの間に、前記機器本体により消費されたエネルギーの総量を示すデータと、前記機器本体の運転開始時から直近の前記第1の所定時間の経過時までの間における単位時間あたりの前記機器本体のエネルギー消費量の平均値を示すデータとのうちの、少なくともいずれか一つのデータを送信することを特徴とする請求項2記載の遠隔操作システム。
【請求項4】
前記機器本体は給湯装置であって、該給湯装置から供給される湯の流量を検出する流量センサを有し、
前記消費レベル監視手段は、第2の所定時点において、前記流量センサの検出流量に基づいて算出した該第2の所定時点における該給湯装置からの湯の供給レベルを示す水消費監視データを送信し、
前記消費レベル報知手段は、前記水消費監視データを受信したときに、予め湯の供給レベルに応じて複数段階に設定された前記鳴動手段の出力態様のうちの、該水消費監視データから把握される湯の供給レベルに対応した段階の出力態様で、前記鳴動手段を鳴動させることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか1項記載の遠隔操作システム。
【請求項5】
前記第2の所定時点は、前記給湯装置が給湯運転を開始してから第2の所定時間が経過する毎であることを特徴とする請求項4記載の遠隔操作システム。
【請求項6】
前記消費レベル監視手段は、前記水消費監視データとして、直近の前記第2の所定時間中に前記給湯装置から供給された湯の総量を示すデータと、直近の前記第2の所定時間の経過時における単位時間あたりの前記給湯装置からの湯の供給量を示すデータと、直近の前記第2の所定時間中における単位時間あたりの前記給湯装置からの湯の供給量の平均値を示すデータと、前記給湯装置の運転開始時から直近の前記第2の所定時間の経過時までの間に、前記給湯装置から供給された湯の総量を示すデータと、前記給湯装置の運転開始時から直近の前記第2の所定時間の経過時までの間における単位時間あたりの前記給湯装置からの湯の供給量の平均値を示すデータとのうちの、少なくともいずれか一つのデータを送信することを特徴とする請求項5記載の遠隔装置システム。
【請求項7】
前記機器本体は、浴槽に所定量の湯を供給する湯張り運転を実行する機能を有する給湯装置であり、
前記湯張り運転の実行中は、前記消費レベル報知手段による前記鳴動手段の鳴動を禁止する消費レベル報知禁止手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項6のうちいずれか1項記載の遠隔操作システム。
【請求項8】
前記リモコン装置は、使用者の操作に応じて、前記鳴動手段の音量を変更する音量変更手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項7のうちいずれか1項記載の遠隔操作システム。
【請求項9】
前記リモコン装置を複数個備え、各リモコン装置に前記音量変更手段を備えたことを特徴とする請求項8記載の遠隔操作システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−101060(P2007−101060A)
【公開日】平成19年4月19日(2007.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−291424(P2005−291424)
【出願日】平成17年10月4日(2005.10.4)
【出願人】(000115854)リンナイ株式会社 (1,534)
【Fターム(参考)】