説明

電子内視鏡

【課題】 実際の使用に即した、使い勝手のよい電子内視鏡を提供する。
【解決手段】 電子内視鏡装置の電子内視鏡のバッテリ38に、EEPROM44を内蔵させる。EEPROM44には、バッテリ38の残量を算出する際に必要な充電時間や充電回数、操作部14の第1〜第3スイッチに機能を割り当てるためのカスタマイズ情報が記憶される。複数台の電子内視鏡に複数個のバッテリを使用する可能性のある処置室などの実際の現場に適用することができる。術者毎に第1〜第3スイッチの機能の詳細な設定を行うことができ、術者は自分専用のバッテリ38を携帯し、電子内視鏡の使用時にバッテリ38を付け替えるだけで、被観察体や自分の好みに合った操作性で電子内視鏡を操作することが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリ駆動型の電子内視鏡に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、医療分野において、電子内視鏡を利用した医療診断が盛んに行われている。電子内視鏡の体腔内に挿入される挿入部先端には、CCDなどの撮像素子が内蔵されており、このCCDにより取得した撮像信号に対して、プロセッサ装置で信号処理を施すことで、モニタで体腔内の画像(内視鏡画像)を観察することができる。
【0003】
上記のような電子内視鏡には、バッテリを搭載し、このバッテリから電力が供給される、いわゆるバッテリ駆動型の電子内視鏡がある。バッテリ駆動型の電子内視鏡には、バッテリを充電する充電回路と、バッテリの充電回数をカウントするカウント手段と、バッテリの残量を検出する電圧検出部とを備え、バッテリに設けたLEDや液晶パネルで、充電回路のカウント数や残量の検出結果を表示するものが提案されている(特許文献1参照)。
【0004】
ところで、電子内視鏡には、静止画像を取得・記録するフリーズ信号をプロセッサ装置に送信するためのフリーズスイッチや、内視鏡画像をVTRとして記録する際に操作されるVTRスイッチなどの種々の操作スイッチが設けられている。実際の内視鏡診断にあたっては、術者はこれらの操作スイッチを片手で操作しながら、モニタに表示される内視鏡画像を観察する。
【0005】
ここで、電子内視鏡は、実際には病院内の専用の処置室に複数台纏めて設置され、複数の術者によって使用されることが多く、その用途も被観察体や術者によって様々である。したがって、従来のように操作スイッチの機能が固定されていると、用途や術者によっては、使い勝手が悪い場合があった。
【0006】
上記問題を解決するために、複数のスイッチ取り付け部に配置され、且つ相互に交換可能な操作スイッチを設けた電子内視鏡が提案されている(特許文献2参照)。また、操作スイッチの機能を任意に設定・変更するためのロータリースイッチを設けた電子内視鏡が提案されている(特許文献3参照)。
【特許文献1】特開2001−166222号公報
【特許文献2】特開2003−275162号公報
【特許文献3】特開2003−275174号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載の技術では、1台の電子内視鏡について1個のバッテリを使用することを想定しているため、複数台の電子内視鏡に複数個のバッテリを使用する可能性のある処置室などの実際の現場に適用することができない。
【0008】
一方、特許文献2に記載の技術では、操作スイッチを取り外して付け替える手間が掛かる。また、付け替えているときに操作スイッチを誤って無くしてしまうおそれがあった。さらに、特許文献3に記載の技術では、ロータリースイッチを設けるスペースが必要となり、装置が大型化するという問題があった。そのうえ、設定・変更することができる操作スイッチと機能の組み合わせに限りがあった。
【0009】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、実際の使用に即した、使い勝手のよい電子内視鏡を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本発明は、体腔内の被観察体像を撮影する撮像素子が配され、バッテリから電力が供給される電子内視鏡であって、前記バッテリに、データの書き換えが可能な記憶手段を内蔵させたことを特徴とする。
【0011】
なお、前記記憶手段には、前記バッテリの充電時間が記憶されることが好ましい。また、前記記憶手段には、前記バッテリの充電回数が記憶されることが好ましい。
【0012】
さらに、前記記憶手段には、各種操作を実行させるための複数の操作部材に任意の機能を割り当てるための、各術者に対して個別に設定されたカスタマイズ情報が記憶されることが好ましい。
【発明の効果】
【0013】
本発明の電子内視鏡によれば、バッテリに、データの書き換えが可能な記憶手段を内蔵させたので、バッテリの充電時間や充電回数、操作部材に割り当てる機能が設定されたカスタマイズ情報などの有用な情報を記憶手段に記憶することができる。したがって、実際の使用に即した、使い勝手のよい電子内視鏡を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1において、電子内視鏡装置2は、電子内視鏡10、およびプロセッサ装置11から構成される。この電子内視鏡装置2は、電子内視鏡10とプロセッサ装置11との信号の遣り取りを電波12にて行う、いわゆるワイヤレス電子内視鏡装置である。
【0015】
電子内視鏡10は、体腔内に挿入される挿入部13と、挿入部13の基端部分に連設された操作部14とを備えている。挿入部13の先端に連設された先端部13aには、体腔内の被観察体像の像光を取り込むための対物レンズ15と、体腔内の被観察体像を撮影する撮像素子としてのCCD16、および照射レンズ17と体腔内照明用のLED光源(LED)18(ともに図2参照)が内蔵されている。CCD16により取得された体腔内の画像は、プロセッサ装置11に接続されたモニタ19に内視鏡画像として表示される。
【0016】
先端部13aの後方には、複数の湾曲駒を連結した湾曲部20が設けられている。この湾曲部20は、操作部14に設けられたアングルノブ14aが操作されて、挿入部13内に挿設されたワイヤが押し引きされることにより、上下左右方向に湾曲動作し、先端部13aが体腔内の所望の方向に向けられるようになっている。
【0017】
操作部14の下方には、水が貯留される貯水タンク21と、エアーが貯留されるエアーボンベ22とが内蔵されたカートリッジ23が着脱自在に取り付けられている。これら貯水タンク21、エアーボンベ22に貯留された水、エアーは、操作部14の送水/送気ボタン14bの操作に連動して、電子内視鏡10内部に配設された送水パイプ、送気パイプを通って、先端部13aに形成された洗浄ノズル(図示せず)から対物レンズ15に向けて噴射される。これにより、対物レンズ15表面に付着した汚物などの除去や、体腔内への送気を行うことが可能となっている。ここで、カートリッジ23は、電子内視鏡10を使用する際に操作者の手の付け根が当接する位置に取り付けられており、電子内視鏡10の操作性を安定化させる役割も果たしている。なお、符号24は、処置具が挿通される鉗子口である。
【0018】
操作部14には、上述のアングルノブ14a、送水/送気ボタン14bの他に、プロセッサ装置11にフリーズ信号を送信するためのフリーズスイッチや、内視鏡画像をVTRとして記録する際に操作されるVTRスイッチなどからなる第1〜第3スイッチ14c〜14eが配されている。操作部14に配されたこれらのスイッチ14c〜14eは、後述する機能割り当て回路50(図4参照)によって、その機能が割り当てられる。
【0019】
図2において、CPU30は、電子内視鏡10の全体の動作を統括的に制御する。CPU30には、前述の操作部14の第1〜第3スイッチ14c〜14eと、電子内視鏡10の動作を制御するための各種プログラムやデータが記憶されたROM31とが接続されている。CPU30は、ROM31から必要なプログラムやデータを読み出すとともに、第1〜第3スイッチ14c〜14eから入力される操作入力信号に応じて、電子内視鏡10の動作制御を行う。
【0020】
LED18には、駆動部32が接続されている。駆動部32は、CPU30の制御の下に、LED18をオン/オフ駆動させる。LED18から発せられた光は、照射レンズ17を介して体腔内の被観察体に照射される。なお、先端部13aではなく操作部14の内部にLED18を配し、ライトガイドで先端部13aに導光する構成としてもよい。
【0021】
CCD16は、対物レンズ15から入射した体腔内の被観察体像の像光を撮像面に結像させ、各画素からこれに応じた撮像信号を出力する。AFE33は、CCD16から入力された撮像信号に対して、相関二重サンプリング、増幅、およびA/D変換を施して、撮像信号をデジタルの画像信号に変換する。
【0022】
変調部34は、AFE33から出力されたデジタルの画像信号に対して、例えばデジタル直交変調を施してRF信号を生成する。送信部35は、アンテナ36を介して、変調部34で生成されたRF信号を、第1または第2の周波数帯域(例えば、1.2GHzまたは2.4GHz)をもつ電波12としてプロセッサ装置11に送信する。
【0023】
コネクタ37には、例えば、定格電圧1.2Vのニッケル−水素電池が2個直列接続されたバッテリ38が接続されている。バッテリ38の電力は、CPU30により制御される電力供給部39から、電子内視鏡10の各部に供給される。なお、図1には示していないが、操作部14の後部には、バッテリ38を収納するバッテリ収納室が設けられており、コネクタ37はその内部に配されている。
【0024】
図3において、バッテリ38の充電器40には、充放電制御回路41、およびタイマー42が設けられている。また、バッテリ38には、書き込み制御回路43、およびEEPROM44が設けられている。充放電制御回路41は、バッテリ38が充電器40に接続されて充電される際に、メモリー効果の防止を目的として、バッテリ38に残った電力を放電させるとともに、電力をバッテリ38に蓄えさせる。
【0025】
充放電制御回路41は、1回のフル充電完了時に、その旨を表す信号を書き込み制御回路43に送信する。書き込み制御回路43は、充放電制御回路41からの信号を受けて、EEPROM44に記憶されたバッテリ38の充電回数に1を加算する。なお。バッテリ38の充電途中に停電があって充電が途絶えた場合などには、充放電制御回路41は信号を送信せず、したがってEEPROM44に記憶されたバッテリ38の充電回数も元のままとなる。
【0026】
タイマー42は、充放電制御回路41によるバッテリ38の充電時間を計時し、書き込み制御回路43にその計時結果を送信する。書き込み制御回路43は、タイマー42からの計時結果、すなわちバッテリ38の充電時間をEEPROM44に書き込む。
【0027】
書き込み制御回路43は、ROMライターなどの外部機器から入力されるカスタマイズ情報をEEPROM44に書き込む。カスタマイズ情報は、操作部14に配された第1〜第3スイッチ14c〜14eの機能が、各術者に対して個別に設定されたもので、機能割り当て回路50で機能を割り当てる際に参照される。
【0028】
図4において、CPU30には、機能割り当て回路50、および残量算出回路51が設けられている。機能割り当て回路50は、例えば、第1〜第3スイッチ14c〜14eからCPU30への操作入力信号の入力経路を変更する複数のスイッチング素子からなり、バッテリ38のEEPROM44から入力されるカスタマイズ情報を元に、第1〜第3スイッチ14c〜14eへの機能の割り当てを行う。
【0029】
残量算出回路51は、図5に示すバッテリ38の放電電圧と放電時間との関係と、バッテリ38のEEPROM44から入力されるバッテリ38の充電時間および充電回数とを元に、バッテリ38の残量を算出する。ここで、図5に示すバッテリ38の放電電圧と放電時間との関係は、使用開始から時間経過とともに徐々に放電電圧が下がっていき、ある時間を境に急激に放電電圧が落ち込む特性となっており、図中一点鎖線の矢印で示すように、充電回数が多くなるに連れて放電電圧が落ち込む時間が早くなる。
【0030】
残量算出回路51でバッテリ38の残量を算出する方法としては、例えば、図5のバッテリ38の放電電圧と放電時間との関係を、データテーブル、または演算式として予めROM31に記憶しておき、バッテリ38が使用限界となる放電時間をVth、そのときの放電時間をtth(バッテリ38をフル充電したときの使用限界時間、Vth、tthはともに予め設定された値で、使用限界時間tthは、充電回数が多くなるに連れて短くなる。Vth、tthは、実際には使用限界の少し手前の値が設定されている。)、バッテリ38の使用開始時の電圧をVs、そのときの放電時間をtsとして、EEPROM44から入力される充電時間からVs、tsを、充電回数から放電時間tthをそれぞれ求め、バッテリ38の使用可能時間tc(以下、単に使用可能時間tcという。)を、tth−tsを演算することにより算出する。
【0031】
次いで、タイマーで内視鏡画像の撮影時間ttimerを計時し、算出した使用可能時間tcから、内視鏡画像の撮影時間ttimerを減算して、バッテリ38の残量を算出する。そして、算出したバッテリ38の残量を、例えば、操作部14の近傍に設けられたLEDや液晶モニタなどからなる残量表示部(図示せず)に表示する。なお、バッテリ38の充電回数を表示してもよい。また、バッテリ38の放電電圧を測定し、この測定結果も併せてバッテリ38の残量を算出するように構成してもよい。
【0032】
図6において、CPU60は、プロセッサ装置11の全体の動作を統括的に制御する。CPU60には、プロセッサ装置11の動作を制御するための各種プログラムやデータが記憶されたROM61と、キーボードやマウスからなる操作部62とが接続されている。CPU60は、このROM61から必要なプログラムやデータを読み出すとともに、操作部62からの操作入力信号に応じて、プロセッサ装置11の動作制御を行う。
【0033】
アンテナ63は、電子内視鏡10からの電波12を受信する。受信部64は、アンテナ63で受信された電波12、すなわちRF信号を増幅する。復調部65は、RF信号に対して、例えばデジタル直交検波を施して、RF信号を電子内視鏡10で変調される前の画像信号に復調する。
【0034】
同期分離部66は、CPU60の制御の下に、復調部65で復調された画像信号から、振幅分離によって同期信号を分離し、 続いて周波数分離により水平同期信号と垂直同期信号とを分離する。ビデオ信号処理部67は、画像信号からデジタルのビデオ信号を生成する。画像処理部68は、ビデオ信号処理部67で生成されたビデオ信号に対して、マスク生成やキャラクタ情報付加などの各種画像処理を施す。バッファ69は、画像処理部68で各種画像処理が施され、モニタ19に内視鏡画像として表示されるビデオ信号を一旦格納する。
【0035】
上記のように構成された電子内視鏡装置2で体腔内を観察する際には、挿入部13を体腔内に挿入して、LED光源18をオンして体腔内を照明しながら、CCD16による内視鏡画像をモニタ19で観察する。
【0036】
このとき、対物レンズ15から入射した体腔内の被観察体像の像光は、CCD16の撮像面に結像され、CCD16から撮像信号が出力される。CCD16から出力された撮像信号は、AFE33で相関二重サンプリング、増幅、およびA/D変換が施され、デジタルの画像信号に変換される。
【0037】
AFE33から出力されたデジタルの画像信号は、変調部34でデジタル直交変調が施され、RF信号が生成される。RF信号は、送信部35で増幅され、アンテナ36から電波12として送信される。
【0038】
一方、プロセッサ装置11では、電子内視鏡10のアンテナ36から送信された電波12がアンテナ63で受信されると、この電波12、すなわちRF信号が受信部64で増幅される。復調部65では、受信部64で増幅されたRF信号にデジタル直交検波が施され、電子内視鏡10で変調される前の画像信号が復調される。
【0039】
復調部65で復調された画像信号は、CPU60の制御の下に、同期分離部66で同期分離が施され、ビデオ信号処理部67でデジタルのビデオ信号として出力される。ビデオ信号処理部67で出力されたビデオ信号は、画像処理部68で各種画像処理が施され、バッファ69に一旦格納されて、モニタ19に内視鏡画像として表示される。以上のようにして、電子内視鏡10とプロセッサ装置11との間で、電波12により信号が送受信される。
【0040】
バッテリ38のEEPROM44には、書き込み制御回路43によって、充電器40のタイマー42によるバッテリ38の充電時間、充放電制御回路41からの信号により加算されるバッテリ38の充電回数、およびカスタマイズ情報が記憶される。EEPROM44に書き込まれたバッテリ38の充電時間、充電回数、およびカスタマイズ情報は、バッテリ38を装着して電子内視鏡10の電源を投入した際に、コネクタ37を介してCPU30に送信される。
【0041】
CPU30の機能割り当て回路50では、バッテリ38のEEPROM44から入力されるカスタマイズ情報を元に、操作部14の第1〜第3スイッチ14c〜14eへの機能の割り当てが行われる。また、残量算出回路51では、バッテリ38の放電電圧と放電時間との関係と、EEPROM44から入力されるバッテリ38の充電時間および充電回数とを元に、バッテリ38の残量が算出され、これが残量表示部に表示される。
【0042】
以上詳細に説明したように、本発明を適用した電子内視鏡装置2は、バッテリ38にEEPROM44を内蔵させ、バッテリ38の残量を算出する際に必要な充電時間や充電回数を記憶させるようにしたので、複数台の電子内視鏡に複数個のバッテリを使用する可能性のある処置室などの実際の現場に適用することができる。
【0043】
また、操作部14の第1〜第3スイッチ14c〜14eに機能を割り当てるためのカスタマイズ情報を記憶させるようにしたので、術者毎に機能の詳細な設定を行うことができる。そのうえ、術者は自分専用のバッテリ38を携帯し、電子内視鏡10の使用時にバッテリ38を付け替えるだけで、被観察体や自分の好みに合った操作性で電子内視鏡10を操作することが可能となる。
【0044】
なお、EEPROM44に記憶させるデータとしては、上記実施形態で挙げたバッテリ38の充電時間、充電回数、およびカスタマイズ情報に限らず、例えば、術者の氏名や所属などを記憶させてもよい。
【0045】
上記実施形態では、いわゆるワイヤレス電子内視鏡装置2を例示して説明したが、バッテリ駆動型の電子内視鏡であればよく、信号ケーブルを介して電子内視鏡とプロセッサ装置とが接続された従来の電子内視鏡装置に適用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】電子内視鏡装置の構成を示す概略図である。
【図2】電子内視鏡の内部構成を示すブロック図である。
【図3】バッテリの内部構成を示すブロック図である。
【図4】電子内視鏡のCPUの内部構成を示すブロック図である。
【図5】バッテリの放電電圧と放電時間との関係を示すグラフである。
【図6】プロセッサ装置の内部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0047】
2 電子内視鏡装置
10 電子内視鏡
11 プロセッサ装置
12 電波
14 操作部
14c〜14e 第1〜第3スイッチ
16 CCD
19 モニタ
30 CPU
38 バッテリ
41 充放電制御回路
42 タイマー
43 書き込み制御回路
44 EEPROM
50 機能割り当て回路
51 残量算出回路
60 CPU


【特許請求の範囲】
【請求項1】
体腔内の被観察体像を撮影する撮像素子が配され、バッテリから電力が供給される電子内視鏡であって、
前記バッテリに、データの書き換えが可能な記憶手段を内蔵させたことを特徴とする電子内視鏡。
【請求項2】
前記記憶手段には、前記バッテリの充電時間が記憶されることを特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡。
【請求項3】
前記記憶手段には、前記バッテリの充電回数が記憶されることを特徴とする請求項1または2に記載の電子内視鏡。
【請求項4】
前記記憶手段には、各種操作を実行させるための複数の操作部材に任意の機能を割り当てるための、各術者に対して個別に設定されたカスタマイズ情報が記憶されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の電子内視鏡。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−271697(P2006−271697A)
【公開日】平成18年10月12日(2006.10.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−95275(P2005−95275)
【出願日】平成17年3月29日(2005.3.29)
【出願人】(000005430)フジノン株式会社 (2,231)
【Fターム(参考)】