説明

電気自動車の電池監視装置

【課題】簡易な構成にして、電池監視ユニットと電池制御ユニット間の通信線の基準電位を補機バッテリの基準電位とし、通信線の共通化を図った電気自動車の電池監視装置を提供する。
【解決手段】電池監視ユニット(21)のCPU(23)と通信部(25)の間に電圧整合部(24)を配設してCPU(23)と通信部(25)の電気的な接続を無くし、該通信部(25)を電池制御ユニット(10)の通信部(11)と同電位である所定の低電圧での作動とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気自動車の電池監視装置に関し、詳しくは電池の電圧を監視する電池監視ユニットの回路構成に関する。
【背景技術】
【0002】
電気自動車の電源装置は、駆動用モータの動力源として大きな出力を得るために、二次電池(例えば、リチウムイオン電池等)からなる複数の電池セルを直列に接続して高電圧の電流を出力している。複数の電池セルを直列に接続する電源装置は、全ての電池セルを同じ電流で充電し、また放電する。しかしながら、全ての電池セルの電気特性を同一とすることはできず、各々の電池セルは、充放電を繰り返すにしたがい経時劣化を起こすが、この際、電池セル毎に経時劣化の度合いが異なることとなる。また、製造直後においては、同一な電気特性を有していないことから、電圧と容量のアンバランスが大きくなり、特定の電池セルを加速して劣化させる原因となる。
【0003】
この様なことから、各々の電池セルの電圧等を正確に測定し監視するための電池監視ユニット(セルコントローラ)と、それらの監視結果より電源装置を制御する電池制御ユニット(メインコントローラ)を備えた車両用の電源装置が開発されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−17657号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1では、駆動用モータの動力源として大きな出力が必要であることから複数の電池セルを直列で接続し、高電圧の電流を発生させている。これら電池セル全ての電圧を一つの電池監視ユニットで測定するには、耐電圧の高い部品を必要としコストが高くなるため、ここでは複数の電池セルをまとめたモジュール単位で電池監視ユニットを搭載している。
【0006】
ところで、上記特許文献1によれば、各モジュールに搭載されている電池監視ユニット内の回路は、モジュール内の複数の電池セルより電力を供給され作動し、電池制御ユニットは、補機バッテリより電力を供給され作動している。即ち、それぞれの電池監視ユニットと電池制御ユニットでは、基準電位が異なっている。よって、それぞれの電池監視ユニットと電池制御ユニットとを通信線等で接続する場合には、各通信線間に高い電位差が発生することとなる。
【0007】
この様に電池監視ユニットと電池制御ユニット間の基準電位が異なると、上記特許文献1に示すように電池監視ユニットと電池制御ユニット間に高い耐電圧を持つ電圧整合回路が必要となる。また、通信線には、高電圧が加わるため特別な絶縁処理を施したハーネスが必要となり、コストが上昇し好ましいことではない。
本発明は、この様な問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、簡易な構成にして、電池監視ユニットと電池制御ユニット間の通信線の基準電位を補機バッテリの基準電位とし、通信線の共通化を図った電気自動車の電池監視装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、請求項1の電気自動車の電池監視装置は、直列に配列された充電のできる複数の電池セルと、各々の前記電池セルの電圧を測定する電圧測定回路と、前記電圧測定回路にて測定された前記電池セルの電圧を監視する電池監視部と、該電池監視部より出力される高電圧の監視信号を低電圧の監視信号に変換し出力する電圧整合部と、該低電圧の監視信号の通信を行う第1の通信部とを備えた電池監視ユニットとからなる電池モジュールを複数有し、該複数の電池モジュールの前記複数の電池セル同士を電力線で内部接続すると共に前記第1の通信部同士を通信線で内部接続した電池パックと、前記複数の第1の通信部と通信線を介して前記低電圧の監視信号の通信を行う第2の通信部と、前記第2の通信部より入力される前記低電圧の監視信号を基に前記電池パックの前記複数の電池セルの充放電を制御する電池制御部とを有した電池制御ユニットと、前記複数の電池セルとは別に低電圧の電流を供給する電源供給手段とを備え、前記電池監視部は、前記電池セルより高電圧の電流を供給されて作動する一方、前記第1の通信部、前記第2の通信部及び前記電池制御部は、前記電源供給手段より前記所定の低電圧の電流を供給されて作動することを特徴とする。
【0009】
また、請求項2の電気自動車の電池監視装置では、請求項1の発明において、前記電源供給手段から前記第1の通信部への電力の供給・非供給を切り換える第1の電源切換手段をさらに有し、該第1の電源切換手段は、前記電池制御ユニットにより切換制御されることを特徴とする。
また、請求項3の電気自動車の電池監視装置では、請求項1または2の発明において、前記電池モジュールは、前記電池セルから前記電池監視部への電力の供給・非供給を切り換える第2の電源切換手段をさらに有し、該第2の電源切換手段は、前記電池制御手段により切換制御されることを特徴とする。
【0010】
また、請求項4の電気自動車の電池監視装置では、請求項3の発明において、前記第2の電源切換手段は、前記電池制御ユニットにより前記第1の電源切換手段が切換制御されたことによる前記電源供給手段から前記第1の通信部への電力の供給・非供給に応じて切換制御されることを特徴とする。
また、請求項5の電気自動車の電池監視装置では、請求項1乃至4のいずれかの発明において、前記通信線は、CANに接続されてなることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
請求項1の発明によれば、電池監視ユニットの電池監視部と第1の通信部との間に電圧整合部が配設されているので、電池監視部については直列に配列された複数の電池セルから高電圧の電流を供給して作動させ、第1の通信部については、別途車両に配設される電源供給手段から低電圧の電流を供給して作動させることができる。
これにより、第1の通信部は、第2の通信部と同電位の低電圧となり、高電圧対応の通信線を不要として通信線の共通化を図ることができる。
【0012】
また、電池パックと電池制御ユニットとは1本の通信線で接続するため、電池モジュールの数量を変更した場合においても電池制御ユニットの設計変更は不要でありコストを低減することができる。
また、電池モジュール内ひいては電池パック内で高電圧配線が完結するため、作業者の感電等を防止して安全性を向上させることができる。
【0013】
請求項2の発明によれば、電源供給手段から第1の通信部への電力の供給・非供給を切り換える第1の電源切換手段をさらに有し、該第1の電源切換手段は電池制御ユニットにより切換制御されるので、必要に応じて適宜第1の通信部を作動させることができる。
これにより、第1の通信部と第2の通信部が非通信時には、第1通信部での暗電流を防止することが可能となる。よって、暗電流による電力の消費を防止することができる。
【0014】
請求項3の発明によれば、電池モジュールは電池セルから電池監視部への電力の供給・非供給を切り換える第2の電源切換手段をさらに有し、該第2の電源切換手段は電池制御手段により切換制御されるので、必要に応じて適宜電池監視部を作動させることができる。
これにより、電池監視部での暗電流を防止することが可能となる。よって、暗電流による電力の消費を防止することができるので、電気自動車の走行距離を増やすことができる。
【0015】
請求項4の発明によれば、第2の電源切換手段は電池制御ユニットにより第1の電源切換手段が切換制御されることで切換制御されるので、必要に応じて適宜第1の通信部と電池監視部とを連動させることができる。
請求項5の発明によれば、各々の電池監視ユニットの第1通信部と電池制御ユニットの第2の通信部の通信線をCANに接続しているので、CAN通信を行う既存のシステムを使用することができ、通信の信頼性の向上を図りコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の第1実施例に係る電気自動車の電池監視装置の概略構成図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る電気自動車の電池監視装置の概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
先ず、第1実施例について説明する。なお、図中二点鎖線の右側は低電圧、左側は高電圧の領域を示す。図1は、本発明の第1実施例に係る電気自動車の電池監視装置の概略構成図であり、以下、当該電気自動車の電池監視装置の構成を説明する。
図1に示すように、電気自動車の電池監視装置1は、電池パック2、バッテリ・マネジメント・ユニット(以下、BMUという)(電池制御ユニット)10、補機バッテリ(電源供給手段)90、リレー(第1の電源切換手段)91及びCAN(Controller Area Network)に接続されたCAN通信線92から構成される。なお、それぞれの構成要素は、電気的に接続される。
【0018】
BMU10は、通信部(第2の通信部)11と中央演算処理装置(以下、CPUという)(電池制御部)12により構成され、電気的に接続される。また、BMU10は、電池パック2の後述する複数の電池モジュール20の通信部(第1の通信部)25と通信部11により通信し、CPU12にて電池パック2の電圧状態を監視し充放電を制御するものである。
【0019】
通信部11とCPU12は、電気的に並列に配列され、補機バッテリ90から所定の低電圧(例えば、12V)の電流を供給され作動するものである。
電池パック2は、複数の電池モジュール20、各々の電池モジュール20内の通信部25へ電力を供給する配線及び該通信部25とBMU10の通信部11の通信を行うCAN通信線92から構成される。
【0020】
電池モジュール20は、セル・モニタリング・ユニット(以下、CMUという)(電池監視ユニット)21及び直列に配列される複数(例えば4個)の電池セル28により構成される。また、電池セル28は、複数の電池モジュール20の電池セル28と直列に配列される。ここに、電池セル28は、リチウムイオン電池である。
なお、ここでの低電圧とは補機バッテリ90の基準電位であり、高電圧とは電池セル28の基準電位のことである。
【0021】
CMU21は、電圧測定回路22、中央演算処理装置(以下、CPUという)(電池監視部)23、電圧整合部(電圧整合部)24及び通信部25により構成される。
電圧測定回路22は、各々の電池セル28における電圧を測定するものである。
CPU23は、電圧測定回路22での各々の電池セル28の電圧測定値の監視及びその電圧測定値から電池セル28の異常を検出するものである。また、CPU23は、電池パック2内の直列に配列された複数の電池セル28と電気的に接続され、所定の高電圧の電流を供給されて作動する。
【0022】
電圧整合部24は、例えばフォトカプラからなり、CPU23から入力される所定の高電圧の信号を所定の低電圧の信号へと変換するものである。
具体的には、電圧整合部24は、高電圧側の入力端子からの高電圧電気信号を光信号に変換し発光部から光信号を発する。次いで、低電圧側の受光部でその光信号を受けて光信号を低電圧電気信号に変換し出力端子から出力することで、信号の変換を行う。従って、光信号で空間を伝播させることとなるので、高電圧側と低電圧側はグランド(基準電位)も含めて電気的に完全に絶縁された構成とすることができる。
【0023】
通信部25は、BMU10の通信部11と他の電池モジュール20の通信部25とCAN通信線92により接続され、CAN通信を行うものである。また、各々の電池モジュール20の通信部25は、補機バッテリ90と電気的に接続され、リレー91を介して所定の低電圧の電流を供給されて作動する。
リレー91は、BMU10のCPU12により制御され、各々の電池モジュール20の通信部25への電力供給のON・OFFを切り換えるものである。
【0024】
以下、このように構成された本発明の第1実施例に係る電気自動車の電池監視装置の作用及び効果について説明する。
上述したように、CPU23と通信部25の間には、電圧整合部24が配設されている。
従って、CPU23と通信部25は電気的な接続が無くなり、CPU23には複数の電池セル28から所定の高電圧の電流を供給する一方、通信部25にはBMU10によるリレー91の切換制御により補機バッテリ90から所定の低電圧の電流を供給することが可能となる。
【0025】
これにより、CMU21の通信部25は、BMU10の通信部11と同電位である所定の低電圧での作動となり、通信部25と通信部11間の通信には、既存のCAN通信を行うことができ、通信の信頼性を上げ、コストを低減することができる。また、CAN通信を用いることによりバス接続形態がとれ、新たに電池モジュール20の追加時には、配線の増加を防止することができる。
【0026】
なお、通信部25に所定の低電圧の電流を供給することにより、BMU10と電池パック2間の通信線には、所定の高電圧の電流を流す必要が無く、高電圧回路を電池パック2内に封じ込めることができ、作業者の感電等を防止して安全性を向上させることができる。
また、BMU10によるリレー91の切換制御を行うことにより、CMU21の通信部25とBMU10の通信部11が非通信時には、CMU21の通信部25での暗電流を防止することが可能となる。よって、暗電流による電力の消費を防止することができる。
【0027】
次に、第2実施例について説明する。
図2は、本発明の第2実施例に係る電気自動車の電池監視装置の概略構成図である。
図2に示すように第2実施例では、上記第1実施例に対して、CMU21内にリレー26及び電圧整合部27を追加しており、以下に上記第1実施例と異なる点に付いて説明する。
【0028】
図2に示すように、CMU21内にリレー26(第2の電源切換手段)及び電圧整合部27が配設されている。
リレー26は、CPU23と電池セル28間に配設されている。また、リレー26は、BMU10のCPU12により制御され、CPU23への電力供給のON・OFFを切り換えるものである。
【0029】
詳しくは、リレー26は、通信部25と同様にリレー91を介して補機バッテリ90と電気的に接続されており、BMU10によるリレー91の切換制御に応じてCPU23への電力供給のON・OFFを切り換えることが可能である。
電圧整合部27は、電圧整合部24と同様に例えばフォトカプラからなり、リレー26とリレー91間に配設される。電圧整合部27は、リレー91から入力される低電圧の信号を高電圧の信号へと変換するものである。
【0030】
以下、このように構成された本発明の第2実施例に係る電気自動車の電池監視装置の作用及び効果について説明する。
図2に示すように、リレー26は、CMU21内のCPU23と電池セル28間に配設されており、電圧整合部27を介して、リレー91から出力される信号が入力される。
従って、リレー26は、BMU10のCPU12の指令により、リレー91がONとなると、電圧整合部27で所定の低電圧から所定の高電圧の信号に変換され、リレー26はONとなる。よって、CPU23に所定の高電圧の電流が供給される。
【0031】
これにより、通信部25と同様にCPU12でCPU23の電源を管理することが可能となり、暗電流による電力の消費を防止することができ、電気自動車の走行距離を増やすことができる。
以上で発明の実施形態の説明を終えるが、本発明の形態は上記実施形態に限定されるものではない。
【0032】
例えば、電池セル28は、上記実施例におけるリチウムイオン電池に限定されるものではなく、ニッケル水素電池及びニッケルカドミウム電池等の充電が可能な電池としてもよい。
また、電池モジュール20内の電池セル28は、4個に限定されるものではない。
また、電圧整合部24、27は、上記実施例におけるフォトカプラに限定されるものではなく、高電圧信号を低電圧信号へ又は低電圧信号を高電圧信号へ変換できるものであればよい。
【0033】
また、上記第1および第2実施例において、CMU12の通信部25とBMU10の通信部11の通信はCANに限定されるものではなく、バス接続形態をとれるものであればよい。
また、上記第2実施例では、電圧整合部27を配設しているが、リレー26が所定の低電圧で作動が可能であれば、電圧整合部27を配設する必要はない。
【符号の説明】
【0034】
1 電池監視装置
2 電池パック
10 バッテリ・マネジメント・ユニット(BMU)(電池制御ユニット)
11 通信部(第2の通信部)
12 中央演算処理装置(CPU)(電池制御部)
20 電池モジュール
21 セル・モニタリング・ユニット(CMU)(電池監視ユニット)
22 電圧測定回路
23 中央演算処理装置(CPU)(電池監視部)
24 電圧整合部(電圧整合部)
25 通信部(第1の通信部)
26 リレー(第2の電源切換手段)
27 電圧整合部
28 電池セル
90 補機バッテリ(電源供給手段)
91 リレー(第1の電源切換手段)
92 CAN通信線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
直列に配列された充電のできる複数の電池セルと、各々の前記電池セルの電圧を測定する電圧測定回路と、前記電圧測定回路にて測定された前記電池セルの電圧を監視する電池監視部と、該電池監視部より出力される高電圧の監視信号を低電圧の監視信号に変換し出力する電圧整合部と、該低電圧の監視信号の通信を行う第1の通信部とを備えた電池監視ユニットとからなる電池モジュールを複数有し、該複数の電池モジュールの前記複数の電池セル同士を電力線で内部接続すると共に前記第1の通信部同士を通信線で内部接続した電池パックと、
前記複数の第1の通信部と通信線を介して前記低電圧の監視信号の通信を行う第2の通信部と、前記第2の通信部より入力される前記低電圧の監視信号を基に前記電池パックの前記複数の電池セルの充放電を制御する電池制御部とを有した電池制御ユニットと、
前記複数の電池セルとは別に低電圧の電流を供給する電源供給手段とを備え、
前記電池監視部は、前記電池セルより高電圧の電流を供給されて作動する一方、前記第1の通信部、前記第2の通信部及び前記電池制御部は、前記電源供給手段より前記所定の低電圧の電流を供給されて作動することを特徴とする電気自動車の電池監視装置。
【請求項2】
前記電源供給手段から前記第1の通信部への電力の供給・非供給を切り換える第1の電源切換手段をさらに有し、
該第1の電源切換手段は、前記電池制御ユニットにより切換制御されることを特徴とする、請求項1に記載の電気自動車の電池監視装置。
【請求項3】
前記電池モジュールは、前記電池セルから前記電池監視部への電力の供給・非供給を切り換える第2の電源切換手段をさらに有し、
該第2の電源切換手段は、前記電池制御手段により切換制御されることを特徴とする、請求項1または2に記載の電気自動車の電池監視装置。
【請求項4】
前記第2の電源切換手段は、前記電池制御ユニットにより前記第1の電源切換手段が切換制御されたことによる前記電源供給手段から前記第1の通信部への電力の供給・非供給に応じて切換制御されることを特徴とする、請求項3に記載の電気自動車の電池監視装置。
【請求項5】
前記通信線は、CANに接続されてなることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載の電気自動車の電池監視装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2010−279120(P2010−279120A)
【公開日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−127672(P2009−127672)
【出願日】平成21年5月27日(2009.5.27)
【出願人】(000006286)三菱自動車工業株式会社 (2,892)
【出願人】(000176811)三菱自動車エンジニアリング株式会社 (402)
【Fターム(参考)】