説明

曙ブレーキ工業株式会社により出願された特許

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【課題】非制動時に発生するブレーキクリアランスと、駐車制動力を解除した場合に発生するブレーキクリアランスとを、所望の大きさに容易に調節できる構造を実現する。
【解決手段】ブレーキカバー21に被駆動側レバー37を揺動自在に支持する。このブレーキカバー21の内側にプレッシャプレート62を、回転及び軸方向の変位を可能に配置し、上記被駆動側レバー37の一方向への揺動による、このプレッシャプレート62の受圧部側への変位を可能にする。このプレッシャプレート62にピストンの背面を対向させる。上記ブレーキカバー21と被駆動側レバー37との間に、この被駆動側レバー37がその戻り方向である他方向に揺動した場合の戻り位置を調整する為の戻り調整装置81を設ける。 (もっと読む)


【課題】 雰囲気温度の上昇による内圧上昇を気泡が緩和することによる耐熱性の向上を図るとともに、封入した気泡が移動体の動きを妨げることを回避して検出精度の低下を防止することを可能にする傾斜センサを提供する。
【解決手段】 移動体であるボール6と容器2との間に相対的な加速度が生じた場合には、ボール6が傾斜検知部32である通路を移動する。その移動を検出することにより、容器2の傾斜が検出される。ボール6が移動する通路の通路幅Xに対し気泡部31の幅Yが大きくされているので、気泡33は、容器2が傾斜しても、幅の広い気泡部31に滞留し、ボール6が移動する通路にまで入ってこない。したがって、ボール6は気泡33によってその動きを妨げられることがなく、傾斜検出の精度の低下を防止することができる。
【選択図】 図
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【課題】環境負荷が少なく、安定した皮膜生成、接着品質が得られる摩擦材接着方法を提供する。
【解決手段】セラミックス薄膜を生成する際、プレッシャプレートをセラミックス前駆体溶液に浸漬処理し、濃度と引き上げ速度から付着量を制御し、その後加熱することにより、前駆体からセラミックスの析出反応を行なうプレッシャプレートへのセラミックス薄膜を形成するので、低環境負荷、接着品質の安定化を実現できる。また、浸漬処理は物理的な付着のみであり、化学反応を伴わないため、スラッジの発生はなく、水洗、湯洗工程も必要なく、廃液処理は不要である。更に、付着量の制御から安定した皮膜の形成が可能である。更にまた、加熱は浸漬処理後あるいは摩擦材成形後の加熱を併用することも可能である。 (もっと読む)


【課題】塗装皮膜の密着性、耐食性に優れた塗膜が形成される被塗物を製造できる被塗物の形成方法を提供すること。
【解決手段】塗膜が形成された被塗物であって、該被塗物は、その被塗面に導電性を有するフィラーとエラストマーとを含有する熱硬化性樹脂からなる粉体塗料が塗布されて形成された第1層の塗膜と、この第1層の塗膜上に撥水性粒子を含有する熱硬化性樹脂からなる粉体塗料が塗布されて形成された第2層の塗膜を有し、これらの塗膜が加熱されて焼付けられていることを特徴とする複層塗膜が形成された被塗物。その被塗物への複層塗膜の形成方法。前記被塗物は、金属製プレッシャプレートと摩擦材とからなる摩擦部材であることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】 高温(500℃)制動の環境下においても潤滑性を示す潤滑材を用いた焼結摩擦材を得る。
【解決手段】 本発明による焼結摩擦材は、金属材料をマトリックスとし、潤滑材と研削材を含む配合粉末を焼結して得られるものであり、潤滑材として、高温でも潤滑性を失わない層状物質であるSr0.14Ca0.86CuOを適用している。この高温潤滑材に備わる層間の剪断し易さによる低摩擦特性と熱的に安定なセラミックスによる耐熱性とにより、高温での潤滑性を付与し耐摩耗性を向上させることができる。 (もっと読む)


【課題】PRTR法の指定化学物質を含まず、摩擦係数、強度、耐摩耗性、相手材への低攻撃性等のブレーキ制動時の性能に優れた焼結摩擦材を提供する。
【解決手段】金属材料をマトリックスとし、潤滑材と研削材とを含む焼結摩擦材であり、成分として鉄/アルミニウム複合材、又はアルミニウム/アルミナ複合材の一方又は両方の複合材を含むことで、鉄粉表面にアルミニウムが複合化され、この複合材により摩擦材中の鉄と相手材(主として普通鋳鉄、低合金鋼、ステンレス等の鉄系材料)中の鉄同士の同種摩擦が防げる。そして、アルミニウムに微細なアルミナを複合化する事で、アルミニウムを熱的に強化して、耐熱強度向上に寄与し、これによって耐摩耗性を向上させた焼結摩擦材が得られる。 (もっと読む)


【課題】主成分として鉄系材料を用い、PRTR法の指定化学物質を含まない,摩擦係数、強度、耐摩耗性、相手材への低攻撃性等のブレーキ性能にも一層優れた焼結摩擦材を提供する。
【解決手段】金属材料をマトリックスとし潤滑材と研削材とを含む焼結摩擦材において、金属材料として還元鉄粉を使用している。主成分が鉄系の還元鉄粉であり、他の配合材は潤滑材と研削材であり、PRTR法で指定されている指定化学物質をまったく使用することなく焼結摩擦材を得ることができる。焼結摩擦材の骨格となるマトリックスを構成する金属主成分を低炭素であるため軟らかい還元鉄粉を使用し、高温下での摩擦特性や相手材への低攻撃性の点で優れた焼結摩擦材が得られる。さらに、異種材料のアルミニウムを摺動面間に介在させることで、摩耗量の軽減を図る。 (もっと読む)


【課題】 PRTR法の指定化学物質をまったく含まないことで環境保護の面で好ましいとともに、高温制動時の摩擦特性や相手材への低攻撃性を維持し、低い焼結温度で焼結可能な焼結摩擦材を提供する。
【解決手段】 金属材料をマトリックスとし潤滑材と研削材とを含む焼結摩擦材において、マトリックスの金属材料として鋳鉄粉と還元鉄粉とを使用した。鋳鉄粉は基材として用い、鋳鉄粉より融点が約300℃高く且つ低炭素であり軟らかい還元鉄粉とを併用する。全体として焼結温度を低下させることができ、焼結摩擦材の製造が容易になるとともに、高温に耐えられる還元鉄粉の作用によって、高温制動下での摩擦特性や相手材への低攻撃性に優れた焼結摩擦材を得ることができる。 (もっと読む)


【課題】 PRTR法の指定化学物質をまったく含まないことで、環境保護の面で好ましいとともに、摩擦係数、強度、耐摩耗性、相手材への低攻撃性等のブレーキ制動時の性能にも優れた焼結摩擦材を提供する。
【解決手段】 この発明による焼結摩擦材は、鋳鉄から形成された粉末をベースに構成されており、鋳鉄30〜65vol%、アルミニウム5〜20vol%、モース硬度6以下の研削成分5〜10vol%、及び黒鉛25〜40vol%を配合した配合粉末を焼結して得られる。アルミニウム粉末を配合することで、焼結摩擦材の表面には常に薄いアルミニウムの膜が形成され、摩擦材中の鉄と相手材中の鉄同士の同種摩擦が回避される。研削材としては、マグネシアのようなモース硬度を6以下の比較的柔らかいものを配合する。潤滑材としての黒鉛を通常よりも多量に含有することで、相手材攻撃性が更に低下する。 (もっと読む)


【課題】 銅の基材に強化粒子を適用して、摩擦材が500℃以上になるような高温になるときでも、銅の塑性流動を抑制して耐摩耗性や高い摩擦係数の維持をすることができる銅系焼結摩擦材を提供する。
【解決手段】 銅を基材とし、潤滑材と研削材とを含む配合粉末を焼結して得られる銅系焼結摩擦材において、銅の基材中に電解銅粉に炭化タングステン粉末1〜7.5mol%を微細分散させた混合基材とすることで、炭化タングステン粉末が銅基材の高温時における塑性流動を抑制する。また、銅系焼結摩擦材の製造方法として、銅と炭化タングステンとを混合して得られた混合基材と、他の配合材料を更に混合後、加圧焼結する。炭化タングステンは少ない混合量であるので、予め銅と混合することにより、銅基材と炭化タングステンとの材料複合化を図り、炭化タングステンが強化粒子として有効に作用する。 (もっと読む)


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