説明

オーエスジー株式会社により出願された特許

131 - 140 / 180


【課題】刃具交換式回転工具において、交換刃具とシャンクとの間の伝達トルクを十分に確保できるようにする。
【解決手段】交換刃具14の取付け面20には、一対の係合凹所22a、24aが軸心O1 に対して点対称となるように互いに平行で、且つ軸心O1 と直角な平面(取付け面20)に対して角度θ1=θ2=5°で互いに反対方向へ傾斜するように設けられており、それ等の係合凹所22a、24aに対応してシャンクの先端面に設けられた係合凸部と嵌合させられ、且つねじ締結によって互いに押圧されることにより、その反対方向への傾斜に基づいて自動的にセンタリングが行われる。また、反対方向への傾斜に基づいてセンタリングが行われることから、係合凹所22a、24aおよび係合凸部の側面の形状を自由に設定することが可能で、且つ、軸断面積が大きいトルク伝達に適した面形状とすることにより、大きな伝達トルクを確保することができる。 (もっと読む)


【課題】工具先端側へ向かうに従って刃先径が増減しながら徐々に小径とされているクリスマスカッターにおいて、ツリー形溝のタオレが少なく且つ優れた切れ味が得られるようにする。
【解決手段】外周切れ刃38をシャンク32側から見た工具回転方向と反対方向(左ねじれ方向)へ3°〜17°の範囲内のねじれ角λで傾斜したねじれ刃とすると、切れ味が向上して良好な加工面(仕上面)が得られるとともにツリー形溝のタオレが抑制される。また、外周切れ刃38のすくい角を4°〜16°の範囲内とすると、優れた切れ味が得られて切削性能が一層向上する。 (もっと読む)


【課題】交換刃具がシャンクに対して自動的にセンタリングされる刃具交換式回転工具において、交換刃具とシャンクとの間の伝達トルクを十分に確保できるようにする。
【解決手段】取付ねじ16に設けられた嵌合軸部54が、交換刃具14に設けられた嵌合穴36およびシャンク12に設けられた嵌合穴42の双方とすきまばめによって嵌合させられることにより、その嵌合軸部54を介して交換刃具14とシャンク12とが同心に位置決めされ、自動的にセンタリングが行われる。また、このように取付ねじ16に設けられた嵌合軸部54によってセンタリングが行われることから、回止め係合部22は専ら交換刃具14とシャンク12との回止めを行うだけで良く、その係合態様を自由に設定することが可能で、大きな伝達トルクが得られるようにすることができる。 (もっと読む)


【課題】溶着性の高い被削材に対してエアブローで切削加工を行う場合でも実用上満足できる工具寿命が得られるDLC被膜を提供する。
【解決手段】DLC被膜20は、実質的に水素を含まないベース層22と所定量の水素を含む表皮層24との2層構造を成しており、ベース層22により優れた耐摩耗性が得られるとともに表皮層24により摩擦係数が小さくされ、優れた耐溶着性(潤滑性)が得られるようになる。これにより、アルミニウム合金等の溶着性の高い被削材に対してエアブローで切削加工を行う場合でも、溶着が抑制されて工具寿命が向上する。 (もっと読む)


【課題】 TiAlNを主体として構成される硬質積層被膜の耐溶着性を向上させる。
【解決手段】 TiAlN層22aとTiAlN+CrBNの混合層22bとが交互に積層された下地層22により、優れた耐摩耗性および靱性が得られるとともに、最上部に設けられて表面を構成するCrBN層26は摩擦係数が小さいため、潤滑性すなわち耐溶着性が向上する。また、CrBN層26の酸化開始温度は約700℃と高いため、高温環境下でも優れた被膜特性が安定して維持される。したがって、このような硬質積層被膜20で被覆されたボールエンドミル10によれば、硬さが低くて溶着し易い鉄系或いは銅合金等の非鉄系の被加工物から50HRC程度の硬さを有する調質鋼等の高硬度材まで、広範囲に亘って優れた切削性能および耐久性能が得られるようになる。 (もっと読む)


【課題】 本体部と切削ヘッドとが着脱可能に構成された場合に、切削ヘッドを本体部に対して強固に固定することができると共に、製造コストの低減を図ることができる切削工具を提供すること。
【解決手段】 本願発明の切削工具1によれば、本体部3は、第1及び第2ピン孔35,36に圧入されるピン34を備え、切削ヘッド2は、ピン34と係合するピン係合面22cを備え、第1及び第2ピン孔35,36は、ピン34が本体部3の軸心Oに対して傾斜を有するように相対配置されると共に、その傾斜方向が切削加工時の切削抵抗により切削ヘッド2を本体部3側に引き込ませる方向となるように設定されているので、切削抵抗によるピン34とピン係合面22cとの係合力を確保して、切削ヘッド2を本体部3へ強固に固定することができる。
(もっと読む)


【課題】 高炭素鋼等の焼入れし易い材料に対する穴明け加工においても加工硬化量が比較的少ない低加工硬化超硬ドリルにおいて、大径穴を加工する場合の先端中心部分の強度不足を改善する。
【解決手段】 ドリル先端の中心部分に設けられる食付き刃部54の先端角α1が135°〜150°の範囲内で、周辺刃部56の先端角α2よりも大きくされているため、肩部22の強度を損なうことなく中心部分の強度が高くなり、穴明け加工時の負荷が大きい大径穴(例えば穴径が12mm以上)を加工する大径の超硬ドリルにおいても、先端中心部分の切れ刃52すなわち食付き刃部54の欠損が抑制されて、実用上満足できる耐久性が得られるようになる。また、食付き刃部54と周辺刃部56との境界部分には0.01Dより大きく且つ0.4Dより小さい半径Rの凸円弧形状の接続刃部58が設けられているため、その境界部分の欠損や摩耗の急進行が防止される。 (もっと読む)


【課題】 段部切れ刃の加工精度を確保しつつ欠けや摩耗を抑制して耐久性を向上させる。
【解決手段】 段部18から大径部16に跨がる部分に刃当て研削が施されることにより、段部切れ刃54の傾斜角度θが10°〜25°の範囲内とされ、ねじれ溝22のねじれ角βよりも小さくされているため、それだけ段部切れ刃54の強度が高くなって欠けが抑制される。また、上記傾斜角度θは軸方向のすくい角に相当するため、すくい角が0°の直刃にしたりチャンファを設けたりする場合に比較して切れ味が良く、優れた加工精度が得られるとともに摩耗が抑制され、上記欠けの抑制と相まって優れた耐久性が得られるようになる。 (もっと読む)


【課題】 高炭素鋼等の焼入れし易い材料に対する穴明け加工においても加工硬化量が比較的少ない低加工硬化超硬ドリルにおいて、大径穴を加工する場合の先端中心部分の強度不足を改善する。
【解決手段】 ドリル先端の中心部分、すなわち所定の境界径寸法dよりも内側に設けられる食付き刃部54の先端角α1が135°〜150°の範囲内で、周辺刃部56の先端角α2よりも大きくされているため、肩部22の強度を損なうことなく中心部分の強度が高くなり、穴明け加工時の負荷が大きい大径穴(例えば穴径が12mm以上)を加工する大径の超硬ドリルにおいても、先端中心部分の切れ刃52すなわち食付き刃部54の欠損が抑制されて、実用上満足できる耐久性が得られるようになる。 (もっと読む)


【課題】 加工条件が厳しい高速加工や難削材に対する穴明け加工においても、大きな刃欠けや逃げ面摩耗が抑制されて優れた耐久性が得られるようにする。
【解決手段】 逃げ面のうち切れ刃12に連続する二番面22には、その切れ刃12と平行な方向に研削加工が施されているため、研削痕も切れ刃12と平行になり、その研削痕に起因する切れ刃12の微視的な凹凸(ギザギザ)が解消する。これにより、高速加工や難削材に対する穴明け加工においても、その凹凸に起因するチッピングや切れ刃12の欠落が抑制されるとともに、研削痕に沿って摩耗が急激に進行することが防止され、耐久性が向上する。 (もっと読む)


131 - 140 / 180