説明

アンチロックブレーキ構造

【課題】アンチロックブレーキ構造を提供する。
【解決手段】
本発明のアンチロックブレーキ構造は、ブレーキシート、スライドシート、シートボディ、弾性アセンブリ、ブレーキゴムシート、防塵カバーの構成部材を含む。ブレーキシートは、車両ブレーキ鞍構造上に装着され、外部に弧形滑動経路を設け、滑動シート内部に弧形滑動溝を設け、該弧形滑動溝がブレーキシートの弧形滑動経路外部に滑動設置される。ブレーキシートと滑動シートの相互支持動作面にプーリーとアンチロック傾斜面を設ける。滑動シート一側にシートボディを固定設置し、シートボディ中に弾性アセンブリを収容する。滑動シートの外部にブレーキゴムシートを装着し、ブレーキゴムシートがブレーキゴムとベースシートの結合からなり、ブレーキゴムがブレーキシステムの制御を受け、ホイールを係止する。慣性作用力を利用し、滑動シートの変位を連動し、弾性アセンブリを利用し、弾性力で滑動シートを復位させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
急ブレーキを行なうと、慣性作用力により車両が制御を失い、本発明は、滑動シートをブレーキシート外部に滑動設置し、慣性作用力を利用し、滑動シートを連動し、変位させ、プーリーを利用し、アンチロック傾斜面の浅部及び深部を転動し、支持を変換し、スライドシートに鋭敏に瞬間リラックスブレーキを縮小させ、慣性作用力を消去し、弾性アセンブリの弾性力を利用し、スライドシートを推し動かし、瞬間回復ブレーキを復位し、A.B.S制御効果を達成する。
【背景技術】
【0002】
本発明の出願人は、台湾出願:公告番号第I1241967,I261564,I229046号のアンチロックブレーキ構造、及び出願番号第96101659のアンチロックブレーキ装置の弾性アセンブリ定位構造を先に出願しており、そのうち更に改善の余地を有する。
【0003】
一、動作が鋭敏でない
そのうち、先出願は、滑動支持部材の摩擦変換を利用し、アンチロック傾斜面に支持し、ブレーキアンチロック効果を達成する。その滑動摩擦抵抗力が比較的大きい。ブレーキの施力が増大すれば、滑動支持部材及びアンチロック傾斜面の摩擦抵抗力を増大し、リラックスブレーキの動作及び回復ブレーキ動作が比較的鋭敏でない。
二、体積の長さが大き過ぎる
先出願は、滑動シートがブレーキシート内部に滑動設置され動作し、該ブレーキゴム皮及び支持部材が成型結合され、防塵カバーが支持部材外周側及びブレーキシート外部に被せ設けられる。但し、支持部材及びブレーキシートの間及び防塵カバー及びブレーキシートの間に変位動作空間を残しておく必要があり、ブレーキシートは、弾性アセンブリを収容する空間を予め残しておく必要があるので、体積の長を増大する。
三、先出願の滑動シートは、弧形経路によりブレーキシートの滑動溝内で動作し、該滑動シートの支持面及び支持弾性アセンブリの動作の定位軸は、その相互に支持する位置で滑動シート弧形経路の動作により比較的大きな変位を呈する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の主要な目的は、車両に急ブレーキをかける時、慣性作用力を利用し、滑動シートを連動して変位させ、弾性アセンブリを利用し、滑動シートを推し動かし復位させ、プーリーを利用し、アンチロック傾斜面の浅部及び深部での転動変換を支持し、リラックスブレーキ及び回復ブレーキを発生し、それがプーリーの転動摩擦の摩擦抵抗力を利用し、車両に急ブレーキをかける時にA.B.S制御効果を鋭敏に発生させるようにすることである。
【0005】
本発明の第2の目的は、滑動シートがブレーキシート外部に滑動設置され、滑動シートの一側が定位スリーブ及び固定ナットによりシートボディに固定設置され、該シートボディ内部に弾性アセンブリを収容し、ブレーキシート及び滑動シートは、弾性アセンブリを収容する空間を残す必要がないので、ブレーキシート及び滑動シートが体積を縮小できるようにすることである。
【0006】
本発明の第3の目的は、定位スリーブ内部に定位孔を設け、該定位孔中に定位軸を滑動設置し、定位スリーブの定位軸に相対する直線動作を利用し、直線経路で弾性アセンブリを推し動かし、圧縮蓄力し、弾性アセンブリの動作を偏移させないようにすることである。
【0007】
本発明の第4の目的は、定位スリーブの定位孔及び定位軸の間に滑動カバーを滑動設置し、該滑動カバー中に複数の滑動補助部材を滑動設置し、定位スリーブの摩擦を利用し、滑動補助部材の転動を連動し、滑動補助部材の転動が滑動カバーの変位を連動し、定位軸の定位孔中の摩擦抵抗力を低減し、本発明のリラックスブレーキ及び回復ブレーキを更に鋭敏にすることである。
【0008】
本発明の第5の目的は、滑動シートは、ブレーキシート外部に滑動設置され、定位軸が滑動シートに従って変位することがないので、定位軸の支持部及びブレーキシートの支持面は、その支持位置の変位幅が縮小するようにすることである。
【0009】
本発明の第6の目的は、ブレーキゴムシートがブレーキゴム及びベースシートの結合からなり、剛性が強いベースシートの支持により、ブレーキゴムの摩擦変形を低減するようにすることである。
【0010】
本発明の第7の目的は、ブレーキシートを滑動シート弧形滑動溝外部定位面に設置定位し、ブレーキゴムが磨耗した時、ブレーキゴムシートを交換するだけでよいようにする。
【0011】
本発明の第8の目的は、滑動シートがブレーキシート外部に滑動設置され、螺子及び拘束部材により防塵カバーをブレーキゴムシート外部に密接し、防水、防塵の効果を効率的に達成することである。
【0012】
本発明の第9の目的は、滑動シートがブレーキシート外部に滑動設置され、防塵カバーがブレーキゴムシート及び滑動シート外部に装着され、防塵カバーが滑動シートに伴って変動操作し、防塵カバー及び滑動シートの間に変位空間を残す必要がないので、全体が体積を縮小できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明のアンチロックブレーキ構造は、車両のブレーキシステムに組み込み、ブレーキシートと、滑動シートと、シートボディと、弾性アセンブリと、ブレーキゴムシートと、を含み、該ブレーキシート外部に弧形滑動経路を設けてなり、該滑動シート内部に弧形滑動溝を設け、該弧形滑動溝は、ブレーキシートの弧形滑動経路に滑動設置され、ブレーキシート及び滑動シートが相互に支持する面にプーリー及びアンチロック傾斜面を設け、該アンチロック傾斜面は、ホイールの回転に従い、浅部から深部に徐々に傾斜し、滑動シートが動作時、プーリーがアンチロック傾斜面の浅部及び深部で転動変換支持し、該シートボディは、滑動シートと相互に連結し、内部に収容空間を設けてなり、該弾性アセンブリは、シートボディの収容空間に収容され、弾性アセンブリは、弾性力により滑動シートを推し動かし、ブレーキシートの相対動作の一端に位置させ、該ブレーキゴムシートは、滑動シートと相互に連結する。
【発明の効果】
【0014】
上記のように、本発明の新たな構造設計は、アンチロックブレーキ構造改良を提供し、滑動シートをブレーキ外部に滑動設置され、滑動シート一側にシートボディを設け、シートボディ中に弾性アセンブリを設け、従って、体積及び重量を縮小できる。それは、プーリーのアンチロック傾斜面上の転動摩擦を利用し、滑動カバー及び滑動カバー内の滑動補助部材の転動摩擦を利用し、全体的に摩擦抵抗力を低減し、リラックスブレーキ及び回復ブレーキをより鋭敏にする。定位スリーブの定位軸の直接経路に対応した動作を利用し、弾性アセンブリを直線経路の圧縮動作において、偏移しないようにする。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施例1の構造立体分解図である。
【図2】本発明の実施例1の正面断面図である。
【図3】本発明の実施例1の側面断面図である。
【図4】本発明の実施例1のリラックスブレークの動作図である。
【図5】本発明の実施例1の回復ブレーキの動作図である。
【図6】本発明の実施例2の構造立体分解図である。
【図7】本発明の実施例2のリラックスブレーキの正面断面図である。
【図8】本発明の実施例2のリラックスブレーキの側面断面図である。
【図9】本発明の実施例2の回復ブレーキの側面断面図である。
【図10】本発明の実施例3の構造立体分解図である。
【図11】本発明の実施例3のリラックスブレーキの側面断面図である。
【図12】本発明の実施例3の回復ブレーキの側面断面図である。
【図13】本発明の実施例4の構造立体分解図である。
【図14】本発明の実施例4のブレーキシート及び第1係止パッドの立体他の視角図である。
【図15】本発明の実施例4のリラックスブレーキの正面断面図である。
【図16】本発明の実施例4のリラックスブレーキの側面断面図である。
【図17】本発明の実施例4の回復ブレーキの側面断面図である。
【図18】本発明の実施例5の立体構造分解図である。
【図19】本発明の実施例5の側面断面図である。
【図20】本発明の実施例5の正面断面図である。
【図21】本発明の実施例6の立体構造分解図である。
【図22】本発明の実施例6のリラックスブレーキの正面断面図である。
【図23】本発明の実施例6の回復ブレーキの正面断面図である。
【図24】本発明の実施例7の立体構造分解図である。
【図25】本発明の実施例7のリラックスブレーキの正面断面図である。
【図26】本発明の実施例7の回復ブレーキの正面断面図である。
【図27】本発明の実施例8の立体構造分解図である。
【図28】本発明の実施例8の側面断面図である。
【図29】本発明の実施例8の正面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
実施例1
図1〜図5において、本発明は、ブレーキシート10、スライドシート20、シートボディ30、弾性アセンブリ60、ブレーキゴムシート70、防塵カバー80等の構成部材を含む。
【0017】
該ブレーキシート10は、車両ブレーキシステムの設置位置に対応し、通孔11を設け、該通孔11中に固定ナット12を貫通設置する。該固定ボルト12の一側に凸縁121及び固定面122を設け、固定面122近傍に外ねじ山123を設ける。その固定面122は、ブレーキシート10の通孔11近傍壁面に定位され、第1ナット124外部に端縁外形1241を設ける。固定ボルト12は、第2ナット125を利用してブレーキ鞍構造に固定設置される。
【0018】
該ブレーキシート10は、外部に車両ホイールに対応する弧形滑動経路13を設け、且つ弧形滑動経路13の両側に貫通孔131を設け、貫通孔131中に固定軸14を設け(貫通孔131外側で孔を縮小し、固定軸14の脱離を防止する)、固定軸14外部にプーリーA及びクッション15を滑動設置する。ブレーキシート10は、ホイールの前進方向と反対の一側に支持面132を設ける。
【0019】
該滑動シート20内部に弧形滑動溝21を設け、該弧形滑動溝21は、ブレーキシート10の弧形滑動経路13外部に滑動設置され、弧形滑動経路13に基づき滑動する。また、弧形滑動溝21底部に端縁長孔22を設け、固定ボルト12一側が該端縁長孔22を貫通し、その凸縁121が該端縁長孔22近傍の壁面23に制限を受け、滑動シート2−がブレーキシート10から離脱できないようにする。滑動シート20は、端縁長孔22両側のブレーキシート10のプーリーAに対応してアンチロック傾斜面Bを設け、該アンチロック傾斜面Bを設け、該アンチロック傾斜面Bは、車両のホイールの回転方向に従い浅部B1から徐々に深部B2に傾斜する。ブレーキシート10のプーリーAは、アンチロック傾斜面Bで転動摩擦支持する。滑動シート20は、ブレーキシート10支持面132に対応する側辺に貫通孔24を設け、弧形滑動経路21外部の底面に定位面25を設け、貫通孔24の対向側辺に螺子孔26を設ける。
【0020】
該シートボディ30内部に収容空間31を設け、収容空間31の外側近くに螺子孔32を設け、該螺子孔32は、外蓋33を螺合し、該外蓋33一側に支持面331を設ける。該シートボディ30は、収容空間31底部に通孔34を設け、通孔34外部に端縁外径35を設ける。
【0021】
定位スリーブ40は、外部に凸縁41及び外ねじ山42を設ける。
【0022】
該定位スリーブ40は、滑動シート20の貫通孔24に貫通設置され、更に、シートボディ30の通孔34に貫通する。その凸縁41は、滑動シート20の貫通孔24近傍の内壁面に定位される。その外ねじ山42は、固定ナット43を螺合し、該固定ナット43は、シートボディ30の収容空間31底部に定位し、滑動シート20及びシートボディ30を相互に連結固定する。
【0023】
該定位スリーブ40内部に定位孔44を設け、該定位孔44中に滑動カバー45を滑動設置し、該滑動カバー45は、中空形状を呈し、一側端に凸縁451を設け、円周壁面に複数の貫通孔452を設け、該貫通孔452中に滑動補助部材46を収容設置する。定位軸50が滑動カバー45内部に滑動設置され、その一側に凸縁51を設け、該凸縁51及び滑動カバー45の間にバネ52を装着し、該バネ52は、滑動カバー45の自由な移動を防止する。該定位スリーブ40が定位軸50に対して変位動作する時、摩擦が滑動補助部材46の転動摩擦を連動し、滑動カバー45の変位を連動する。滑動補助部材46の転動摩擦により定位軸50の定位スリーブ40の定位孔44中の変位動作を円滑にする。該定位軸50は、凸縁51外側端に支持部材53を支持し、該支持部材53は、支持面531を設ける。
【0024】
該定位軸50の他側に凹部54を設け、該凹部54において滑動支持部材55を滑動設置し、該滑動支持部材55の一側はブレーキシート10の支持面132に支持され、他側は、凹部54の底部に支持される。
【0025】
該弾性アセンブリ60は、シートボディ30の収容空間31に収容され、その一側端が外蓋33の支持面331に支持され、その他側端が定位軸50の支持面531に支持される。滑動シート20が動作し、定位スリーブを利用し、定位軸の直線動作に対応し、直線経路で弾性アセンブリの圧縮蓄力を推し動かす。該弾性アセンブリ60は、弾性力で滑動シート20を推し動かし、滑動シート20に車両慣性作用力を受け連動する前にブレーキシート10の一側に位置させる。
【0026】
該ブレーキゴムシート70は、ブレーキゴム71及びベースシート72が相互に結合してなり、該ベースシート72内部に弧形内溝73を設け、弧形内溝73底部に定位面74を設け、該弧形内溝73が滑動シート20の弧形滑動溝21外部に収容され、該定位面74が滑動シート20の弧形滑動溝21外部底面の定位面25に定位し、ブレーキゴムシート70及び滑動シート20が相互に連結する。
【0027】
該ブレーキゴムシート70の一側に嵌合部75を設け、シートボディ30の端縁外径35に嵌合し、他側は、滑動シート20の螺子孔26に対応して貫通孔76を設け、該貫通孔76周側に環凸77を設ける。螺子78が貫通孔76に貫通され、滑動シート20の螺子孔26に螺合し、該ブレーキゴムシート70及び滑動シート20を相互に連結する。該ブレーキゴムシート70は、弧形内溝73の壁面に複数の螺子孔79を設け、螺子孔79周側に環凸77を設ける。
【0028】
該防塵カバー80の一側に通孔81を設け、該通孔81は、シートボディ30外部に拡張貫通し、シートボディ30の端縁外径35と相互に緊密に接合する。該防塵カバー80の他側が開口状を呈し、開口周側に複数の貫通孔82を設け、該防塵カバー80は、滑動シート20及びブレーキゴムシート70外部に装着され、該防塵カバー80の貫通孔82がブレーキゴムシート70の環凸77に定位する。該防塵カバー80は、外周に拘束部材83を環設し、該拘束部材83は、ブレーキゴムシート70の貫通弧76及び螺子孔79に対応し、貫通孔831を設け、螺子78により拘束部材83の貫通孔831及びブレーキゴムシート70の貫通孔76に貫通し、滑動シート20の螺子孔26に螺合し、また、螺子84により拘束部材83の貫通孔831を貫通しブレーキゴムシート70の螺子孔79に螺合し、防塵カバー80の開口をブレーキゴムシート70外部と相互に緊密に装着される。該拘束部材83がブレーキゴムシート70の環凸77の端面に定位される。該防塵カバー80は、開口の相対側に端縁内孔85を設け、該端縁内孔85は、第1ナット124の端縁外径1241に緊密に嵌合する。該防塵カバー80は、動作構造全体を防水、防塵する。
【0029】
上記のように、本発明の実施例1のそれぞれ関連アセンブリの相互位置関係及びその構造の概要を説明した。
【0030】
図4において、本発明の車両が急ブレーキをかける時、操作者が急ブレーキをかける時の施力及び車両の慣性力は、何れも比較的大きいので、車両の慣性作用力が弾性アセンブリ60の弾性力より大きく、ブレーキゴムシート70の滑動シート20を連動し、ブレーキシート10の弧形滑動経路13で滑動させ、弾性アセンブリ60を圧縮し蓄力させる。この時、ブレーキシート10内部に収容したプーリーAは、滑動シート20のアンチロック傾斜面の浅部B1から深部B2に徐々に転動し滑動変位するので、滑動シート20は、プーリーAに伴いアンチロック傾斜面Bの深部B2に滑り込み、ブレーキシート10内に縮み込み、ブレーキゴムシート70を同期して内向きに縮小移動させ、瞬間的にブレーキゴムシート70を緩め、車両のホイールの摩擦を牽制する。
【0031】
図5において、回復ブレーキは、ブレーキゴムシート70の退縮により、それと車両ホイールの摩擦が受ける力が小さくなり、この時、車両の慣性作用力は、既に弾性アセンブリ60の弾性力より小さく、弾性アセンブリ60の弾性力が滑動シート20、ブレーキゴムシート70を復位し、プーリーAがアンチロック傾斜面Bの深部B2から浅部B1に転動し、滑動移動し、ブレーキゴムシート70に再度車両ホイールを摩擦させ、ブレーキの動作を発生させる。
【0032】
本発明は、プーリーAによるアンチロック傾斜面Bの転動摩擦が、摩擦抵抗力を低減し、車両の急ブレーキの動作に瞬間リラックスブレーキ及び瞬間回復ブレーキの鋭敏交替動作の下、緩和を持続させ、アンチロックブレーキシステムの効果を発生させる。
【0033】
実施例2
図6〜図9は、前記実施例の構造のブレーキシートC10の通孔C11両側にアンチロック傾斜面Bを設け、同様に該アンチロック傾斜面Bが車両ホイールの回転に伴い、浅部B1から深部B2に徐々に傾斜する。滑動シートC20のブレーキシートC10のアンチロック傾斜面Bに対応してプーリーAを設け、該プーリーAは、固定軸C21の外部に滑動設置され、該固定軸C21は、滑動シートC20の弧形滑動溝C22両側の貫通孔C23中に固定設置される。実施例2は、ブレーキシートC10を滑動シートC20の支持動作面上のアセンブリと位置を置き換え、プーリーAのアンチロック傾斜面Bの浅部B1及び深部B2に支持を変換させ、同様に、リラックスブレーキと回復ブレーキの機能を達成する。その残りの構成部材及びその応用方式は、実施例1と同一であり、ここでは、再度記載しない。図7、図8は、リラックスブレーキ、図9は、回復ブレーキである。
【0034】
実施例3
図10〜図12において、実施例3は、前記実施例の定位軸50の滑動支持部材55のブレーキシート10の支持面132の滑動摩擦を転動摩擦に変えたものである。この実施例は、実施例1により図示説明され、その残りの実施例は、本構造を適用し、出願保護範囲内である。
【0035】
該ブレーキシートD10は、支持面D11において支持滑動経路D12を設ける。
【0036】
該定位軸D50は、支持滑動経路D12の側辺向きに凹孔D51を設け、該凹孔D51中に、プッシュロッドD52を設ける。該プッシュロッドD52は、支持滑動経路D12の側辺に凹溝D53を設け、凹溝D53中に滑動支持部材55を設ける(凹溝D53は、滑動支持部材55が転動変位する隙間を残す)。
【0037】
滑動支持部材55を利用し、ブレーキシートD10の支持滑動経路D12及びプッシュロッドD52の凹溝D53底部中で転動摩擦し、定位軸D50及びブレーキシートD10の動作の支持が更に円滑になるようにし、図11がリラックスブレーキであり、図12が回復ブレーキである。
【0038】
実施例4
図13〜図17を参照する。実施例4は、実施例1のシートボディをホイール前進方向の一側に装着し、その残りの構造及び応用方式は、実施例1と同じであり、ここでは再度記載しない。
【0039】
該ブレーキシートE10は、ホイール前進方向の一側の壁面に長孔E11を設け、内壁面長孔E11両側に長形滑動溝E12を設け、外部に弧形滑動経路E13を設ける。
【0040】
該滑動シートE20の内部に弧形滑動溝E21を設け、該弧形滑動溝E21は、ブレーキシートE10の弧形滑動経路E13を滑動設置する。ブレーキシートE10の長孔E11の一側に対応し貫通孔E22を設ける。
【0041】
該シートボディE30内部に螺子孔E31を設け、螺子孔E31の近傍に収容空間E32を設け、底部に通孔E33を設ける。
【0042】
定位スリーブE40外部に外ねじ山E41を設け、内部に定位孔E42を設ける。該定位スリーブE40は、滑動シートE20の貫通孔E22及びシートボディE30の通孔E33に貫通設置され、固定ナットE43を利用し、定位スリーブE40の外ねじ山E41を螺合し、滑動シートE20及びシートボディE30を相互に連結固定設置する。固定ナットE43の一側辺は、支持面E44である。
【0043】
該定位スリーブE40の定位孔E42中に第1滑動カバーE45及び定位軸E50を滑動設置し、第1滑動カバーE45円周壁面に設けた複数の滑動補助部材E46の転動摩擦を利用し、定位軸E50の定位スリーブE40の定位孔E42中の摩擦を円滑にする。
【0044】
該定位軸E50一側に凸縁E51を設け、該凸縁E51は、支持部材E52を支持し、該支持部材E52は、支持面E521を設ける。他側に外ねじ山E53を設け、外ねじ山E53側端に溝E54を設ける。
【0045】
弾性部材60は、定位軸E50外部に被せ設けられ、シートボディE30の収容空間E32に収容設置され、その一側が定位軸E50の支持面E521を支持し、他側が固定ナットE43の支持面E44を支持する。
【0046】
定位軸E50の外ねじ山E53は、定位スリーブE40の定位孔E42及びブレーキE10の長孔E11に伸出し、該側端に順に第1支持パッドE70及び第2支持パッドE71を被せる。該第1支持パッドE70のブレーキシートE10の長形滑動溝E12の壁面に2本の長形凹溝E701を設け、該長形凹溝E701中に滑動補助部材E72を設け、該滑動補助部材E72の一辺がブレーキシートE10の長形滑動溝E12を支持し、他辺が第1支持パッドE70の長形凹溝E701を支持する。第1支持パッドE70の長形凹溝E701の逆向き壁面は、長形凹溝E701の対角に相対して2箇所に凹部E702を設け、該凹部E702中に支持部材E73を設け、支持部材E73近傍に第2支持パッドE71を設け、定位軸E50の外ねじ山E53に固定ナットE74を螺合し、外ねじ山E53の端の溝E54中に環フックE75を設け、固定ナットE74が逆向きに回転し、環フックE75に定位する。
【0047】
該定位軸E50の他側外径に第2滑動カバーE80を滑動設置し、該第2滑動カバーE80の円周壁面に複数の滑動補助部材E81を滑動設置する。
【0048】
外蓋E90は、シートボディE30の螺子孔E31に螺合し、該外蓋E90内部に定位環部材E91を設ける。定位軸E50他側外径及び第2滑動カバーE80は、該定位環部材E91中に滑動設置される。滑動補助部材E81の転動摩擦により定位軸E50の定位環部材E91の内部の摩擦を円滑にする。
【0049】
ブレーキゴムシート70及び滑動シートE20を相互に連結し、急ブレーキ時の慣性作用力がブレーキゴムシート70及び滑動シートE20及びシートボディE30を連動し、変位し、プーリーAは、アンチロック傾斜面Bの浅部B1から深部B2まで転動し、滑動移動し、リラックスブレーキを行い、同時に固定ナットE43支持面E44が弾性アセンブリ60を押し動かし、圧縮蓄力する。慣性作用力が弾性アセンブリ60の弾性力より低い時、弾性アセンブリ60の弾性力が滑動シートE20、ブレーキゴムシート70を推し動かし復位させ、プーリーAのアンチロック傾斜面Bの深部B2から浅部B1まで転動し、滑動移動し、回復ブレーキをする。滑動補助部材E72の転動摩擦を利用し、定位軸E50及び第1支持パッドE70をブレーキシートE10の長孔E11中で円滑に変位させ、支持部材E73を利用し、第1支持パッドE70及び第2支持パッドE71に支持を呈させる。
【0050】
実施例1を同様に応用する部分は、ここでは再度記載せず、図15、図16は、リラックスブレーキであり、図17は、回復ブレーキである。
【0051】
実施例5
図18〜図20において、実施例5は、前記実施例のプーリーを他の実施態様にしたものである。該プーリーFは、第1プーリーF1、パッドF2及び第2プーリーF3の組み合わせからなる。第1プーリーF1内部に摩擦内径F11及び定位孔径F12を設け、摩擦内径F11及び定位孔径F12が相互に接する箇所に定位面F13を設け、該摩擦内径F11が滑動補助部材F4を滑動設置する。該定位孔径F12は、パッドF2を収容し、該パッドF2が定位面F13に定位する。第2プーリーF3内部に摩擦内径F31を設け、外部に定位外径F32を設け、該摩擦内径F31が滑動補助部材F4に滑動設置され、該定位外径F32は、第1プーリーF1の定位孔径F12に収容され、パッドF2の壁面に定位する。定位孔径F12外側を孔が縮小するように設け、第2プーリーF3が離脱することを防止する。固定軸F5は、プーリーF内部に滑動設置される。プーリーFが動作時、パッドF2を利用し、滑動補助部材F4を分け、プーリーFの摩擦内径F11,F31及び固定軸F5外径の間で転動摩擦する。また、プーリーFの両側にクッションF6を設け、該クッションF6は、滑動補助部材F4の離脱を防止する。
【0052】
実施例6
図21〜図23において、本実施例は、前記実施例のブレーキシートを他の実施態様としたものである。この実施例は、実施例1の図示で説明され、その残りの実施例は、本構造を適用され、出願の保護範囲内である。
【0053】
該ブレーキシートG10は、弧形滑動経路G11の両側に長形凹部G12を設け、該長形凹部G12中に滑動補助部材G13を滑動設置し、該滑動補助部材G13は、長形凹部G12中で転動摩擦する。
【0054】
滑動シート20の弧形滑動溝21が予め設ける隙間は、ブレーキシートG10の弧形滑動経路G11外部に設けられる。滑動補助部材G13のブレーキシートG10の長形凹部G12及び滑動シート20の弧形滑動溝21の間の転動摩擦を利用し、滑動シート2−をブレーキシートG10外部で円滑に滑動させ、図22は、リラックスブレーキであり、図23は、回復ブレーキである。
【0055】
図24〜図26は、本実施例は、前記実施例のブレーキシートを他の実施態様としたものである。この実施例は、実施例1の図示で説明され、その残りの実施例は、本構造を適用され、出願の保護範囲内である。
【0056】
該ブレーキシート10外部に弧形滑動経路13を設ける。
【0057】
該滑動シートH20内部に弧形滑動溝H21を設け、弧形滑動溝H21に長形凹部H22を設け、該長形凹部H22中に滑動補助部材H23を滑動設置し、該滑動補助部材H23は、長形凹部H22中に転動摩擦する。
【0058】
滑動シートH20の弧形滑動溝H21が予め設ける隙間は、ブレーキシート10の弧形滑動経路13外部に設けられる。滑動補助部材H23の滑動シートH20の長形凹部H22及びブレーキシート10の弧形滑動経路13の間の転動摩擦を利用し、滑動シートH21をブレーキシート10外部で円滑に滑動させ、図25は、リラックスブレーキであり、図26は、回復ブレーキである。
【0059】
実施例8
図27〜図29において、実施例8は、前記実施例のプーリーを他の実施態様にしたものである。
【0060】
該プーリーJは、内孔両側に摩擦内径J1を設け、該摩擦内径J1が滑動補助部材J2に滑動設置される。固定軸は、プーリーJ内部に滑動設置される。プーリーJが転動する時、滑動補助部材J2は、プーリーJの摩擦内径J2及び固定軸J3の間で転動摩擦する。プーリーJ両側は、クッションJ4を滑動設置し、該クッションJ4は、滑動部材J2の脱離を防止する。
【0061】
上記のように、本発明の新たな構造設計は、アンチロックブレーキ構造改良を提供し、滑動シートをブレーキ外部に滑動設置され、滑動シート一側にシートボディを設け、シートボディ中に弾性アセンブリを設け、従って、体積及び重量を縮小できる。それは、プーリーのアンチロック傾斜面上の転動摩擦を利用し、滑動カバー及び滑動カバー内の滑動補助部材の転動摩擦を利用し、全体的に摩擦抵抗力を低減し、リラックスブレーキ及び回復ブレーキをより鋭敏にする。定位スリーブの定位軸の直接経路に対応した動作を利用し、弾性アセンブリを直線経路の圧縮動作において、偏移しないようにする。
【0062】
なお、本発明では好ましい実施例を前述の通り開示したが、これらは決して本発明に限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本発明の精神と領域を脱しない均等の範囲内で各種の変動や潤色を加えることができることは勿論である。
【符号の説明】
【0063】
10 ブレーキシート
11 通孔
12 固定ボルト
121 凸縁
122 固定面
123 外ねじ山
124 第1ナット
1241 端縁外径
125 第2ナット
13 弧形滑動経路
131 貫通孔
132 係止面
14 固定軸
15 クッション
20 滑動シート
21 弧形滑動溝
22 端縁長孔
23 壁面
24 貫通孔
25 定位面
26 螺子孔
30 シート
31 収容空間
32 螺子孔
33 外蓋
331 支持面
34 通孔
35 端縁外径
40 定位スリーブ
41 凸縁
42 外ねじ山
43 固定ナット
44 定位孔
45 滑動カバー
451 凸縁
452 貫通孔
46 滑動補助部材
50 定位軸
51 凸縁
52 弾性バネ
53 支持部材
531 支持面
54 凹部
55 滑動支持部材
60 弾性アセンブリ
70 ブレーキゴムシート
71 ブレーキゴム
72 シート
73 弧形内溝
74 定位面
75 嵌合部
76 貫通孔
77 環凸
78 螺子
79 螺子孔
80 防塵カバー
81 通孔
82 貫通孔
83 拘束部材
831 貫通孔
84 螺子
85 端縁内孔
A プーリー
A1 摩擦内径
B アンチロック傾斜面
B1 浅部
B2 深部
C10 ブレーキシート
C11 通孔
C20 滑動シート
C21 固定軸
C22 弧形滑動溝
C23 貫通孔
D10 ブレーキシート
D11 支持面
D12 支持滑動経路
D50 定位軸
D51 凹孔
D52 プッシュロッド
D53 凹溝
E10 長孔
E12 長型滑動溝
E13 弧形滑動経路
E20 滑動シート
E21 弧形滑動溝
E22 貫通孔
E30 シート
E31 螺子孔
E32 収容空間
E33 通孔
E40 定位スリーブ
E41 外ねじ山
E42 定位孔
E43 固定ナット
E44 支持面
E45 第1滑動カバー
E46 滑動補助部材
E50 定位軸
E51 凸縁
E52 支持部材
E521 支持面
E53 外ねじ山
E54 溝
E70 第1支持ワッシャー
E701 長形凹溝
E702 凹部
E71 第2支持ワッシャー
E72 滑動補助部材
E73 支持部材
E74 固定ナット
E75 環フック
E80 第2滑動カバー
E81 滑動補助部材
E90 外蓋
E91 定位環部材
F プーリー
F1 第1プーリー
F11 摩擦内径
F12 定位孔径
F13 定位面
F2 ワッシャー
F3 第2プーリー
F31 摩擦内径
F32 定位外径
F4 滑動補助部材
F5 固定軸
F6 クッション
G10 ブレーキシート
G11 弧形滑動経路
G12 長形凹部
G13 滑動補助部材
H20 滑動シート
H21 弧形滑動溝
H22 長形凹部
H23 滑動補助部材
J プーリー
J1 摩擦内径
J2 滑動補助部材
J3 固定軸
J4 定位軸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両のブレーキシステムに組み込み、ブレーキシートと、滑動シートと、シートボディと、弾性アセンブリと、ブレーキゴムシートと、を含み、
該ブレーキシート外部に弧形滑動経路を設けてなり、
該滑動シート内部に弧形滑動溝を設け、該弧形滑動溝は、ブレーキシートの弧形滑動経路に滑動設置され、ブレーキシート及び滑動シートが相互に支持する面にプーリー及びアンチロック傾斜面を設け、該アンチロック傾斜面は、ホイールの回転に従い、浅部から深部に徐々に傾斜し、滑動シートが動作時、プーリーがアンチロック傾斜面の浅部及び深部で転動変換支持し、
該シートボディは、滑動シートと相互に連結し、内部に収容空間を設けてなり、
該弾性アセンブリは、シートボディの収容空間に収容され、弾性アセンブリは、弾性力により滑動シートを推し動かし、ブレーキシートの相対動作の一端に位置させ、
該ブレーキゴムシートは、滑動シートと相互に連結するアンチロックブレーキ構造。
【請求項2】
前記ブレーキシートの弧形滑動経路両側に貫通孔を設け、貫通孔中に固定軸を固定設置し、固定軸外部にプーリーを滑動設置し、
該滑動シートは、弧形滑動溝底部にアンチロック傾斜面を設け、該アンチロック傾斜面は、車両ホイールの回転向きに従って、浅部から深部に徐々に傾斜し、滑動シートの動作時、プーリーは、アンチロック傾斜面の浅部及び深部で転動変換支持することを特徴とする請求項1に記載のアンチロックブレーキ構造。
【請求項3】
前記ブレーキシートの弧形滑動経路内部の底面にアンチロック傾斜面を設け、該アンチロック傾斜面は、車両ホイールの回転向きに従って、浅部から深部に徐々に傾斜し、
該滑動シートは、弧形滑動溝両側に貫通孔を設け、貫通孔中に固定軸を固定設置し、固定軸外部にプーリーを滑動設置し、
滑動シートの動作時、プーリーは、アンチロック傾斜面浅部及び深部で転動変換支持することを特徴とする請求項1に記載のアンチロックブレーキ構造。
【請求項4】
前記プーリーは、固定軸外部に滑動設置され、プーリー内部に摩擦内径を設け、該摩擦内径は、滑動補助部材を滑動設置し、該滑動補助部材は、プーリーの摩擦内径及び固定軸外径の間で転動摩擦することを特徴とする請求項1に記載のアンチロックブレーキ構造。
【請求項5】
前記プーリーは、第1プーリー、第2プーリー及びパッドの組み合わせからなり、第1プーリー内部に摩擦内径及び定位孔径を設け、該摩擦内径は、滑動補助部材を設け、第2プーリー内部に摩擦内径を設け、外部に定位外径を設け、該摩擦内径に滑動補助部材を滑動設置し、該定位外径及びパッドは、第1プーリーの定位孔径に位置することを特徴とする請求項4に記載のアンチロックブレーキ構造。
【請求項6】
前記シートボディは、定位軸スリーブを利用し、滑動シートと相互に連結し、該定位スリーブ内部は、定位孔を設け、該定位孔中に滑動カバーを滑動設置し、該滑動カバー内に定位軸を滑動設置してなり、滑動カバーは、円周壁面に複数の貫通孔を設け、貫通孔中に滑動補助部材を滑動設置し、定位軸は、定位軸に相対して動作し、滑動補助部材の転動を連動し、滑動カバーの変位を連動することを特徴とする請求項1に記載のアンチロックブレーキ構造。
【請求項7】
前記ブレーキシートの一側に支持面を設け、
該シートボディは、定位スリーブを利用し、滑動シートと相互に連結し、該定位スリーブ内部は、定位孔を設け、該定位孔中に定位軸を滑動設置してなり、該定位スリーブは、定位軸に相対して直線経路で動作し、
該定位軸の一側は、定位スリーブの定位孔に伸出し、ブレーキシートの支持面を支持し、該定位軸の他側は、支持面を設け、
該弾性アセンブリの一側は、定位軸の支持面を支持し、
定位スリーブを利用し、定位軸の直線軽度動作に相対し、直線経路で弾性アセンブリを推し動かし動作させることを特徴とする請求項1に記載のアンチロックブレーキ構造。
【請求項8】
前記ブレーキシート外部に弧形滑動経路を設け、
該滑動シート内部に弧形滑動溝を設け、該弧形滑動溝は、ブレーキシートの弧形滑動経路に滑動設置され、弧形滑動経路及び弧形滑動溝の相互の摩擦動作面に長形凹部を設け、長形凹部中に滑動補助部材を設け、該滑動補助部材は、長形凹部中で転動摩擦することを特徴とする請求項1に記載のアンチロックブレーキ構造。
【請求項9】
前記ブレーキシート外部に弧形滑動経路を設け、ホイール前進方向の一側の壁面に長孔を設け、長孔近傍に長形滑動溝を設け、
該滑動シート内部に弧形滑動溝を設け、該弧形滑動溝は、ブレーキシートの弧形滑動経路に滑動設置され、滑動シートは、ブレーキシートに対応して貫通孔を設け、
該シートボディ内部に収容空間を設け、収容空間底部に通孔を設け、定位スリーブ
は、滑動シートの貫通孔及びシートボディの通孔に貫通設置され、シートボディを滑動シートと相互に連結し、定位スリーブ内部に定位孔を設け、該定位孔中に定位軸を滑動設置し、該定位軸一側は、ブレーキシートの長孔に伸出し、定位軸は、該側外部に第1支持パッド及び第2支持パッドを被せ設けてなり、
該第1支持パッドは、ブレーキシートの長形滑動溝に対応し、長形凹溝を設け、滑動補助部材は、長形滑動溝及び長形凹溝の間に滑動設置されてなり、
第1支持パッド及び第2支持パッドの間に支持部材を滑動設置し、
滑動シートは、ブレーキシートの弧形滑動経路及び第1支持パッドの長形凹溝中で転動摩擦し、支持部材は、第1支持パッド及び第2支持パッドに支持を呈させることを特徴とする請求項1に記載のアンチロックブレーキ構造。
【請求項10】
前記滑動シートの弧形滑動溝外部に定位面を設け、
該ブレーキゴムシートは、ブレーキゴム及びベースシートの結合からなり、該ブレーキゴムシート内部に弧形内溝及び定位面を設け、ブレーキゴムシートの弧形内溝は、滑動シートの滑動弧形溝外部に装着され、ブレーキゴムシートの定位面に滑動シートの定位面に定位されることを特徴とする請求項1に記載のアンチロックブレーキ構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【公表番号】特表2011−510856(P2011−510856A)
【公表日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−544566(P2010−544566)
【出願日】平成21年4月7日(2009.4.7)
【国際出願番号】PCT/CN2009/071180
【国際公開番号】WO2009/124494
【国際公開日】平成21年10月15日(2009.10.15)
【出願人】(504125702)
【Fターム(参考)】