コンバイン
【課題】コンバインのメンテナンス性および取扱い性を向上させる。
【解決手段】エンジンカバー(25)を機体(1a)の前後方向又は上下方向の軸心(26)を中心として開閉自在に設け、該エンジンカバー(25)における操縦席(23)の右側又は左側に作業クラッチレバー(22)を設け、該作業クラッチレバー(22)から機体(1a)側の作業クラッチ(27)への連結手段(28)を軸心(26)の近傍に配置し、該エンジンカバー(25)の外側部に外気吸入室(29)を設け、該エンジンカバー(25)が閉じた状態では、機体(1a)側に固定したエアークリーナ(30)の吸気口(31a)と外気吸入室(29)とが連通され、該エンジンカバー(25)が開いた状態では、エアクリーナ(30)の吸気口(31a)と外気吸入室(29)とが分離される構成とする。
【解決手段】エンジンカバー(25)を機体(1a)の前後方向又は上下方向の軸心(26)を中心として開閉自在に設け、該エンジンカバー(25)における操縦席(23)の右側又は左側に作業クラッチレバー(22)を設け、該作業クラッチレバー(22)から機体(1a)側の作業クラッチ(27)への連結手段(28)を軸心(26)の近傍に配置し、該エンジンカバー(25)の外側部に外気吸入室(29)を設け、該エンジンカバー(25)が閉じた状態では、機体(1a)側に固定したエアークリーナ(30)の吸気口(31a)と外気吸入室(29)とが連通され、該エンジンカバー(25)が開いた状態では、エアクリーナ(30)の吸気口(31a)と外気吸入室(29)とが分離される構成とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、コンバインに関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許出願公開昭59−183617号公報で示すように、エンジンルームの側方開口部に位置させて回動自在に操作レバーを設けると共に、一端縁に該操作レバーの係入口を有するガイド溝を備えたレバーガイドを、該開口部を開閉自在に閉塞するエンジンカバー側に設けた構成は公知である。
【特許文献1】特開昭59−183617号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
エンジンカバーと、このエンジンカバーの上側に設けたレバーガイドとは、分割した構成であり、このレバーガイドをこのエンジンカバーに装着し、このエンジンカバーを本機側へ装着している。又、操作レバーは、直接本体に装着されていて、このために、この操作レバーのチェックが困難であったり、分解、及び組立が困難であったが、これらの問題点を解決しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上述のような課題を解決するために、この発明は、次のような技術手段を講じる。
即ち、請求項1に記載の発明においては、走行車台(2)の上部にエンジン(24)を設け、エンジン(24)を囲うエンジンカバー(25)を機体(1a)の前後方向又は上下方向の軸心(26)を中心として開閉自在に設け、該エンジンカバー(25)の上部に操縦席(23)を取付け、該エンジンカバー(25)における操縦席(23)の右側又は左側に作業クラッチレバー(22)を設け、該作業クラッチレバー(22)から機体(1a)側の作業クラッチ(27)への連結手段(28)を前記軸心(26)の近傍に配置し、該エンジンカバー(25)の外側部に外気吸入室(29)を設け、該エンジンカバー(25)が閉じた状態では、機体(1a)側に固定したエアークリーナ(30)の吸気口(31a)と外気吸入室(29)とが連通され、該エンジンカバー(25)が開いた状態では、エアクリーナ(30)の吸気口(31a)と外気吸入室(29)とが分離される構成としたことを特徴とするコンバインとしたものである。
【0005】
請求項2に記載の発明においては、前記作業クラッチレバー(22)を伝動遮断側に操作したときに、該作業クラッチレバー(22)が後方へ傾斜して操縦席(23)前側の側部に形成した乗り降り口側から退避し、該作業クラッチレバー(22)を伝動接続側に操作したときには、該作業クラッチレバー(22)が前方へ傾斜して前記乗り降り口側へ突出する構成としたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインとしたものである。
【発明の効果】
【0006】
請求項1に記載の発明によると、エンジンカバー25を開閉することで、作業クラッチレバー22も一体的に開放され、メンテナンスが容易になる。剛性の強い該エンジンカバー25に、該作業クラッチレバー22を設けることで、特別なクラッチフレーム等を構成する必要がなく、コンバインを安価に提供することができる。
【0007】
請求項2に記載の発明においては、上記請求項1に記載の発明の効果に加えて、作業クラッチレバー22を伝動遮断側に操作すれば、この作業クラッチレバー22が後方へ傾斜して操縦席23前側の側部に形成した乗り降り口から退避するために、作業者が容易に乗り降りすることができ、コンバインの取り扱い性を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
コンバイン1の走行車台2の下側には、走行装置3を設け、この走行車台2の前側に設けた刈取装置4で刈取りした刈取り穀稈の供給を受け、この刈取り穀稈を脱穀、及び選別する脱穀装置5を該走行車台2の上側に載置し、該脱穀装置5の右横前部に操作装置21を設け、該走行車台2の上部にエンジン24を設けている。該エンジン24を囲うエンジンカバー25を機体1aの前後方向、又は上下方向の軸心26を中心として開閉自在に設け、該エンジンカバー25の上部に該操縦席23を設けている。該エンジンカバー25における該操縦席23の右側、又は左側に該操作装置21の作業クラッチレバー22を設け、該作業クラッチレバー22から機体1a側の作業クラッチ27への連結手段28を、該軸心26の近傍部に配策して設け、該エンジンカバー25の外側部に外気吸入室29を設け、該エンジンカバー25が閉状態では、機体1a側に固定したエアークリーナ30の吸入パイプ31の吸気口31aと、該外気吸入室29とが連通するように設けている。又、該エンジンカバー25が開状態では、該エアクリーナ30の吸気口31aと、該外気吸入室29とが分離するように設けた構成である。これらエアークリーナ30と、エンジンカバー25と、エンジン24等との構成を主として図示し説明する。
【0009】
前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図5で示すように、土壌面を走行する左右一対の走行クローラ3aを張設した走行装置3を配設し、走行車台2の上側面に脱穀装置5を載置している。該走行車台2の前方部の刈取装置4で立毛穀稈を刈取りして、後方上部に移送し、該脱穀装置5のフィードチェン6aと、挟持杆6bとで引継いで挟持移送しながら脱穀する。脱穀済みで選別済み穀粒は、該脱穀装置5の左横側へ配設した穀粒貯留タンク7へ供給され、一時貯留される。
【0010】
前記走行車台2の前方部には、図5で示すように、立毛穀稈を分離するナローガイド8、及び分草体9と、立毛穀稈を引起す引起装置10と、引起された穀稈を掻込みする穀稈掻込移送装置11の各掻込装置12と、掻込された穀稈を刈取る刈刃装置13と、刈取りされた穀稈を挟持移送して脱穀装置5のフィードチェン6aと、挟持杆6bとへ受渡しする穀稈掻込移送装置11の根元・穂先移送装置15・16等からなる刈取装置4を設けている。該刈取装置4は、油圧駆動による伸縮シリンダ17により、土壌面に対して昇降する。
【0011】
前記刈取装置4の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆18の上端部に設ける支持パイプ杆19を、走行車台2の上側面に設けた支持装置20で回動自在に支持させている。伸縮シリンダ17を作動させると該支持杆18と共に、該刈取装置4が上下回動する。
【0012】
前記刈取装置4の穀稈掻込移送装置14によって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送する穀稈に接触作用することにより、脱穀装置5への穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ4aを設けている。
【0013】
前記穀粒貯留タンク7側の前部には、図5で示すように、コンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う操作装置21と、操縦席23とを設け、この操縦席23の下側にエンジン24を載置している。又、該操縦席23の後側には、エアークリーナ30を設けている。
【0014】
前記走行車台2の上部面には、図1〜図4で示すように、エンジン24を載置して設け、該エンジン24を囲う状態にエンジンカバー25を設け、このエンジンカバー25を機体1aの前後方向、又は上下方向の支持軸26a軸心26を中心として開閉自在に設けている。該エンジンカバー25の上側面には、操縦席23を設け、該エンジンカバー25における該操縦席23の右側、又は左側には、コンバイン1を作業開始、作業中、及び作業終了時に操作する作業クラッチレバー22を設け、この作業クラッチレバー22は脱穀装置5と、刈取装置4と、走行装置3等とを始動、及び停止させるときに操作する構成である。
【0015】
前記作業クラッチレバー22から機体1a側の、例えば、ミッションケース32内に設けた作業クラッチ27への連結手段28のワイヤ28aを軸心26の支持軸26aの近傍部を経て配策している。エンジンカバー25の外側部には、外気吸入室29を設け、該エンジンカバー25を閉状態に操作したときには、機体1a側に固定して設けたエアークリーナ30に設けた吸入パイプ31の吸気口31aと、該外気吸入室29部とが接続状態になって、連通した状態になり、外気が該エアークリーナ30へ吸入される。又、該エンジンカバー25を開状態に操作したときには、該エアークリーナ30の該吸入パイプ31の該吸気口31aと、外気吸入室29とが分離状態になる構成である。
【0016】
前記エンジンカバー25が閉状態に操作されたときには、機体1a側に固定したエアークリーナ30の吸入パイプ31の吸気口31aと、外気吸入室29とが連通されて、外気が該エアークリーナ30へ吸入される。又、該エンジンカバー25が開状態に操作されたときには、該エアクリーナ30の該吸気口31aと、該外気吸入室29とが分離されることにより、該エンジンカバー25を開閉することで作業クラッチレバー22が開放され、メンテナンスが容易になる。剛性の強い該エンジンカバー25に、該作業クラッチレバー22を設けることで、特別なクラッチフレーム等を構成する必要がなく、該作業クラッチレバー22の構成を安価に製作することができる。
【0017】
前記作業クラッチレバー22を図2で示すように、「切」状態に操作したときには、後方部へ向けて傾斜状態に回動し、又、「入」状態に操作したときには、運転作業者が操縦席23へ搭乗する搭乗台23a部へ向けて、前傾斜状態に回動する構成である。これにより、運転作業者がコンバイン1への乗り降りのときには、該作業クラッチレバー22の該刈取作業クラッチレバー22a、及び該脱穀作業クラッチレバー22bは、「切」状態の後方部へ向けて傾斜状態であり、運転作業者が該コンバイン1への乗り降りの時に、じゃまになるものがなく、容易に乗り降りができる。
【0018】
前記エンジンカバー25と、このエンジンカバー25の外側部に設けた、外気吸入室29と、この外気吸入室29の上部に軸支して設けた、作業クラッチレバー22の刈取作業クラッチレバー22a、及び脱穀作業クラッチレバー22b等とは、一体で下部の前後両側の軸心26である各支持軸26aを回動中心として、図4で示すように、右外側へ回動自在に軸支して設けている。
【0019】
これにより、前記エンジンカバー25を右外側へ開状態に操作した時には、作業クラッチレバー22の刈取作業クラッチレバー22a、及び脱穀作業クラッチレバー22b等が機体1aの外側に大きく離れた位置に回動移動することになり、これら各レバー22a、22b部のメンテナンスが容易になる。又、これら各レバー22a、22bに設けた連結手段28であるワイヤ28aが、該エンジンカバー25開閉時に伸縮移動せず、障害物と接触することがない。
【0020】
前記外気吸入室29の右外側の上部には、図1、及び図2で示すように、運転作業者が手を掛ける断面形状が略四角形状のアームレスト29aを、該外気吸入室29の上側面部に所定間隔を設け、該外気吸入室29の上外形部と、略同じ形状に形成して設けている。この外気吸入室29の外側面には、吸気用網29bを張設し、該アームレスト29aと、操縦席23との間で、クラッチレバー軸22cに各クラッチレバー22a、22bを軸支して設けている。
【0021】
これにより、前記操縦席23部への乗降時に、アームレスト29aが、各クラッチレバー22a、22bのガイドとなり、これら各クラッチレバー22a、22bが障害になることがない。
【0022】
前記エンジン24を収納したエンジン収納室24aの上部には、エンジンカバー25を設け、このエンジンカバー25の右外側部の外気吸入室29の上部には、図1、及び図2で示すように、クラッチレバー軸22cを設け、このクラッチレバー軸22cに作業クラッチレバー22の刈取・脱穀作業クラッチレバー22a、22bを軸支して設けると共に、これら刈取・脱穀クラッチレバー22a、22bの支点近傍部にアームレスト29aを設けた構成である。
【0023】
これにより、前記外気吸入室29の上部にアームレスト29aを設けたことにより、刈取・脱穀クラッチレバー22a、22bの回動支点部の強度アップができる。
前記操作装置21を、図3で示すように、前部右側に前操作パネル21aを設け、この前操作パネル21aと、搭乗台23aとの後左側には、エンジンカバー25を設けると共に、このエンジンカバー25の右側には、左後クラッチパネル25aを連結して設けている。この左後クラッチパネル25aには、作業クラッチレバー22の刈取・脱穀作業クラッチレバー22a、22bと、アームレスト29aとを設けている。
【0024】
前記前操作パネル21aには、主変速レバー21bと、副変速レバー21cと、スロットルレバー21dとを回動自在に軸支して設けると共に、操作用の各溝を設けている。
これにより、前記エンジンカバー25を開操作すると、左後クラッチパネル25aも同時に開することにより、エンジン24の出力伝動系のメンテナンスが容易になる。
【0025】
前記外気吸入室29の上側面と、前側面とにわたり、図6〜図8で示すように、アームレスト29aをボルト、及びナット等により装着して設けると共に、このアームレスト29aには、作業クラッチレバー22の刈取・脱穀作業クラッチレバー22a、22bを、クラッチレバー軸22cで回動自在に軸支して設けている。このアームレスト29aには、空間部29cを設け、このアームレスト29aの上方部に360度グリップできる握り部を設けている。
【0026】
これにより、前記アームレスト29aに作業クラッチレバー22を装着したことにより、このアームレスト29aを取り外すことにより、この作業クラッチレバー22も同時に取り外すことになり、組立性が向上する。又、このクラッチレバー22の操作部以外を、該アームレスト29aに内装することで、防塵性が向上すると共に、安全性が向上する。機体1aの昇降が容易にできる。
【0027】
前記エンジン24を覆いかつ、操縦席23を一体に取付けたエンジンカバー25の後側には、図9〜図11で示すように、上下方向の軸心26の縦支持軸26bを回動中心として、機体1aの前後方向に開閉自在なエンジンカバー25を設け、このエンジンカバー25の該操縦席23の右側、又は左側には、作業クラッチレバー22の刈取・脱穀クラッチレバー22a、22bを回動自在に軸支して設けている。該エンジンカバー25を開操作すると、図10で示すように、該エンジン24の出力部24bが開状態になる構成である。
【0028】
前記操縦席23の左側に作業クラッチレバー22の刈取・脱穀作業クラッチレバー22a、22bを設ける時には、図12、及び図13で示すように、エンジンカバー25の下側面には、支持メタル35、35を設け、これら支持メタル35、35で支持パイプ36aを回動自在に軸支し、この支持パイプ36aの一方側端部に刈取クラッチレバー22aを設け、他方側端部に支持板36bを設け、この支持板36bにワイヤ28aを接続している。
【0029】
前記支持パイプ36aには、支持軸37aを挿入し軸支し、この支持軸37aの一方側端部には、脱穀クラッチレバー22bを設け、他方側端部に支持板37bを設け、この支持板37bにワイヤ28aを接続している。
【0030】
これにより、前記エンジンカバー25を開操作することにより、刈取・脱穀クラッチレバー22a、22bが開放され、メンテナンスが容易になる。又、剛性の強い該エンジンカバー25に該各クラッチレバー22a、22bを設けることで、特別なクラッチフレームを構成する必要がなく、これらクラッチレバー22a、22bの構成を安価に製作できる。又、右側に設けた場合には、右手操作となり、操作性が向上する。左側に設けた場合には、操縦席23への乗降時に乗降が容易になる。該エンジン24の出力部24bのメンテナンスが容易になる。
【0031】
前記走行車台2の前端部に装架した走行用のミッションケース32内の伝動機構32aの伝動経路中には、その出力に基づいて、走行車速を検出するポテンションメータ方式の車速センサ32bを設けている。
【0032】
前記穀粒貯留タンク7内へ貯留した貯留穀粒を機外へ排出するこの穀粒貯留タンク7の後側には、図5で示すように、縦移送螺旋33aを内装した排出支持筒33を略垂直姿勢で旋回自在に装着して設け、この排出支持筒33の上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排出螺旋34aを伸縮自在に内装した排出オーガ34を伸縮自在、上下回動自在、及び左右旋回自在に前後方向に配設している。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】外気吸入室部とエンジン収納室部の正面図
【図2】コンバイン前部右側部の側面図
【図3】コンバイン前部の平面図
【図4】外気吸入室部を開操作時の正面図
【図5】コンバインの左側全体側面図
【図6】作業クラッチレバー部とアームレスト部との左側の側面図
【図7】作業クラッチレバー部とアームレスト部との正面図
【図8】作業クラッチレバー部とアームレスト部との左側の側面斜視図
【図9】コンバイン前部の平面図
【図10】外気吸入室部の開操作時の正面図
【図11】コンバイン前部の平面図
【図12】外気吸入室部と、エンジン収納室部との正面図
【図13】コンバイン前部右側部の側面図
【符号の説明】
【0034】
1a 機体
2 走行車台
22 作業クラッチレバー
23 操縦席
24 エンジン
25 エンジンカバー
26 軸心
27 作業クラッチ
29 外気吸入室
30 エアークリーナ
31a 吸気口
【技術分野】
【0001】
この発明は、コンバインに関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許出願公開昭59−183617号公報で示すように、エンジンルームの側方開口部に位置させて回動自在に操作レバーを設けると共に、一端縁に該操作レバーの係入口を有するガイド溝を備えたレバーガイドを、該開口部を開閉自在に閉塞するエンジンカバー側に設けた構成は公知である。
【特許文献1】特開昭59−183617号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
エンジンカバーと、このエンジンカバーの上側に設けたレバーガイドとは、分割した構成であり、このレバーガイドをこのエンジンカバーに装着し、このエンジンカバーを本機側へ装着している。又、操作レバーは、直接本体に装着されていて、このために、この操作レバーのチェックが困難であったり、分解、及び組立が困難であったが、これらの問題点を解決しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上述のような課題を解決するために、この発明は、次のような技術手段を講じる。
即ち、請求項1に記載の発明においては、走行車台(2)の上部にエンジン(24)を設け、エンジン(24)を囲うエンジンカバー(25)を機体(1a)の前後方向又は上下方向の軸心(26)を中心として開閉自在に設け、該エンジンカバー(25)の上部に操縦席(23)を取付け、該エンジンカバー(25)における操縦席(23)の右側又は左側に作業クラッチレバー(22)を設け、該作業クラッチレバー(22)から機体(1a)側の作業クラッチ(27)への連結手段(28)を前記軸心(26)の近傍に配置し、該エンジンカバー(25)の外側部に外気吸入室(29)を設け、該エンジンカバー(25)が閉じた状態では、機体(1a)側に固定したエアークリーナ(30)の吸気口(31a)と外気吸入室(29)とが連通され、該エンジンカバー(25)が開いた状態では、エアクリーナ(30)の吸気口(31a)と外気吸入室(29)とが分離される構成としたことを特徴とするコンバインとしたものである。
【0005】
請求項2に記載の発明においては、前記作業クラッチレバー(22)を伝動遮断側に操作したときに、該作業クラッチレバー(22)が後方へ傾斜して操縦席(23)前側の側部に形成した乗り降り口側から退避し、該作業クラッチレバー(22)を伝動接続側に操作したときには、該作業クラッチレバー(22)が前方へ傾斜して前記乗り降り口側へ突出する構成としたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインとしたものである。
【発明の効果】
【0006】
請求項1に記載の発明によると、エンジンカバー25を開閉することで、作業クラッチレバー22も一体的に開放され、メンテナンスが容易になる。剛性の強い該エンジンカバー25に、該作業クラッチレバー22を設けることで、特別なクラッチフレーム等を構成する必要がなく、コンバインを安価に提供することができる。
【0007】
請求項2に記載の発明においては、上記請求項1に記載の発明の効果に加えて、作業クラッチレバー22を伝動遮断側に操作すれば、この作業クラッチレバー22が後方へ傾斜して操縦席23前側の側部に形成した乗り降り口から退避するために、作業者が容易に乗り降りすることができ、コンバインの取り扱い性を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
コンバイン1の走行車台2の下側には、走行装置3を設け、この走行車台2の前側に設けた刈取装置4で刈取りした刈取り穀稈の供給を受け、この刈取り穀稈を脱穀、及び選別する脱穀装置5を該走行車台2の上側に載置し、該脱穀装置5の右横前部に操作装置21を設け、該走行車台2の上部にエンジン24を設けている。該エンジン24を囲うエンジンカバー25を機体1aの前後方向、又は上下方向の軸心26を中心として開閉自在に設け、該エンジンカバー25の上部に該操縦席23を設けている。該エンジンカバー25における該操縦席23の右側、又は左側に該操作装置21の作業クラッチレバー22を設け、該作業クラッチレバー22から機体1a側の作業クラッチ27への連結手段28を、該軸心26の近傍部に配策して設け、該エンジンカバー25の外側部に外気吸入室29を設け、該エンジンカバー25が閉状態では、機体1a側に固定したエアークリーナ30の吸入パイプ31の吸気口31aと、該外気吸入室29とが連通するように設けている。又、該エンジンカバー25が開状態では、該エアクリーナ30の吸気口31aと、該外気吸入室29とが分離するように設けた構成である。これらエアークリーナ30と、エンジンカバー25と、エンジン24等との構成を主として図示し説明する。
【0009】
前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図5で示すように、土壌面を走行する左右一対の走行クローラ3aを張設した走行装置3を配設し、走行車台2の上側面に脱穀装置5を載置している。該走行車台2の前方部の刈取装置4で立毛穀稈を刈取りして、後方上部に移送し、該脱穀装置5のフィードチェン6aと、挟持杆6bとで引継いで挟持移送しながら脱穀する。脱穀済みで選別済み穀粒は、該脱穀装置5の左横側へ配設した穀粒貯留タンク7へ供給され、一時貯留される。
【0010】
前記走行車台2の前方部には、図5で示すように、立毛穀稈を分離するナローガイド8、及び分草体9と、立毛穀稈を引起す引起装置10と、引起された穀稈を掻込みする穀稈掻込移送装置11の各掻込装置12と、掻込された穀稈を刈取る刈刃装置13と、刈取りされた穀稈を挟持移送して脱穀装置5のフィードチェン6aと、挟持杆6bとへ受渡しする穀稈掻込移送装置11の根元・穂先移送装置15・16等からなる刈取装置4を設けている。該刈取装置4は、油圧駆動による伸縮シリンダ17により、土壌面に対して昇降する。
【0011】
前記刈取装置4の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆18の上端部に設ける支持パイプ杆19を、走行車台2の上側面に設けた支持装置20で回動自在に支持させている。伸縮シリンダ17を作動させると該支持杆18と共に、該刈取装置4が上下回動する。
【0012】
前記刈取装置4の穀稈掻込移送装置14によって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送する穀稈に接触作用することにより、脱穀装置5への穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ4aを設けている。
【0013】
前記穀粒貯留タンク7側の前部には、図5で示すように、コンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う操作装置21と、操縦席23とを設け、この操縦席23の下側にエンジン24を載置している。又、該操縦席23の後側には、エアークリーナ30を設けている。
【0014】
前記走行車台2の上部面には、図1〜図4で示すように、エンジン24を載置して設け、該エンジン24を囲う状態にエンジンカバー25を設け、このエンジンカバー25を機体1aの前後方向、又は上下方向の支持軸26a軸心26を中心として開閉自在に設けている。該エンジンカバー25の上側面には、操縦席23を設け、該エンジンカバー25における該操縦席23の右側、又は左側には、コンバイン1を作業開始、作業中、及び作業終了時に操作する作業クラッチレバー22を設け、この作業クラッチレバー22は脱穀装置5と、刈取装置4と、走行装置3等とを始動、及び停止させるときに操作する構成である。
【0015】
前記作業クラッチレバー22から機体1a側の、例えば、ミッションケース32内に設けた作業クラッチ27への連結手段28のワイヤ28aを軸心26の支持軸26aの近傍部を経て配策している。エンジンカバー25の外側部には、外気吸入室29を設け、該エンジンカバー25を閉状態に操作したときには、機体1a側に固定して設けたエアークリーナ30に設けた吸入パイプ31の吸気口31aと、該外気吸入室29部とが接続状態になって、連通した状態になり、外気が該エアークリーナ30へ吸入される。又、該エンジンカバー25を開状態に操作したときには、該エアークリーナ30の該吸入パイプ31の該吸気口31aと、外気吸入室29とが分離状態になる構成である。
【0016】
前記エンジンカバー25が閉状態に操作されたときには、機体1a側に固定したエアークリーナ30の吸入パイプ31の吸気口31aと、外気吸入室29とが連通されて、外気が該エアークリーナ30へ吸入される。又、該エンジンカバー25が開状態に操作されたときには、該エアクリーナ30の該吸気口31aと、該外気吸入室29とが分離されることにより、該エンジンカバー25を開閉することで作業クラッチレバー22が開放され、メンテナンスが容易になる。剛性の強い該エンジンカバー25に、該作業クラッチレバー22を設けることで、特別なクラッチフレーム等を構成する必要がなく、該作業クラッチレバー22の構成を安価に製作することができる。
【0017】
前記作業クラッチレバー22を図2で示すように、「切」状態に操作したときには、後方部へ向けて傾斜状態に回動し、又、「入」状態に操作したときには、運転作業者が操縦席23へ搭乗する搭乗台23a部へ向けて、前傾斜状態に回動する構成である。これにより、運転作業者がコンバイン1への乗り降りのときには、該作業クラッチレバー22の該刈取作業クラッチレバー22a、及び該脱穀作業クラッチレバー22bは、「切」状態の後方部へ向けて傾斜状態であり、運転作業者が該コンバイン1への乗り降りの時に、じゃまになるものがなく、容易に乗り降りができる。
【0018】
前記エンジンカバー25と、このエンジンカバー25の外側部に設けた、外気吸入室29と、この外気吸入室29の上部に軸支して設けた、作業クラッチレバー22の刈取作業クラッチレバー22a、及び脱穀作業クラッチレバー22b等とは、一体で下部の前後両側の軸心26である各支持軸26aを回動中心として、図4で示すように、右外側へ回動自在に軸支して設けている。
【0019】
これにより、前記エンジンカバー25を右外側へ開状態に操作した時には、作業クラッチレバー22の刈取作業クラッチレバー22a、及び脱穀作業クラッチレバー22b等が機体1aの外側に大きく離れた位置に回動移動することになり、これら各レバー22a、22b部のメンテナンスが容易になる。又、これら各レバー22a、22bに設けた連結手段28であるワイヤ28aが、該エンジンカバー25開閉時に伸縮移動せず、障害物と接触することがない。
【0020】
前記外気吸入室29の右外側の上部には、図1、及び図2で示すように、運転作業者が手を掛ける断面形状が略四角形状のアームレスト29aを、該外気吸入室29の上側面部に所定間隔を設け、該外気吸入室29の上外形部と、略同じ形状に形成して設けている。この外気吸入室29の外側面には、吸気用網29bを張設し、該アームレスト29aと、操縦席23との間で、クラッチレバー軸22cに各クラッチレバー22a、22bを軸支して設けている。
【0021】
これにより、前記操縦席23部への乗降時に、アームレスト29aが、各クラッチレバー22a、22bのガイドとなり、これら各クラッチレバー22a、22bが障害になることがない。
【0022】
前記エンジン24を収納したエンジン収納室24aの上部には、エンジンカバー25を設け、このエンジンカバー25の右外側部の外気吸入室29の上部には、図1、及び図2で示すように、クラッチレバー軸22cを設け、このクラッチレバー軸22cに作業クラッチレバー22の刈取・脱穀作業クラッチレバー22a、22bを軸支して設けると共に、これら刈取・脱穀クラッチレバー22a、22bの支点近傍部にアームレスト29aを設けた構成である。
【0023】
これにより、前記外気吸入室29の上部にアームレスト29aを設けたことにより、刈取・脱穀クラッチレバー22a、22bの回動支点部の強度アップができる。
前記操作装置21を、図3で示すように、前部右側に前操作パネル21aを設け、この前操作パネル21aと、搭乗台23aとの後左側には、エンジンカバー25を設けると共に、このエンジンカバー25の右側には、左後クラッチパネル25aを連結して設けている。この左後クラッチパネル25aには、作業クラッチレバー22の刈取・脱穀作業クラッチレバー22a、22bと、アームレスト29aとを設けている。
【0024】
前記前操作パネル21aには、主変速レバー21bと、副変速レバー21cと、スロットルレバー21dとを回動自在に軸支して設けると共に、操作用の各溝を設けている。
これにより、前記エンジンカバー25を開操作すると、左後クラッチパネル25aも同時に開することにより、エンジン24の出力伝動系のメンテナンスが容易になる。
【0025】
前記外気吸入室29の上側面と、前側面とにわたり、図6〜図8で示すように、アームレスト29aをボルト、及びナット等により装着して設けると共に、このアームレスト29aには、作業クラッチレバー22の刈取・脱穀作業クラッチレバー22a、22bを、クラッチレバー軸22cで回動自在に軸支して設けている。このアームレスト29aには、空間部29cを設け、このアームレスト29aの上方部に360度グリップできる握り部を設けている。
【0026】
これにより、前記アームレスト29aに作業クラッチレバー22を装着したことにより、このアームレスト29aを取り外すことにより、この作業クラッチレバー22も同時に取り外すことになり、組立性が向上する。又、このクラッチレバー22の操作部以外を、該アームレスト29aに内装することで、防塵性が向上すると共に、安全性が向上する。機体1aの昇降が容易にできる。
【0027】
前記エンジン24を覆いかつ、操縦席23を一体に取付けたエンジンカバー25の後側には、図9〜図11で示すように、上下方向の軸心26の縦支持軸26bを回動中心として、機体1aの前後方向に開閉自在なエンジンカバー25を設け、このエンジンカバー25の該操縦席23の右側、又は左側には、作業クラッチレバー22の刈取・脱穀クラッチレバー22a、22bを回動自在に軸支して設けている。該エンジンカバー25を開操作すると、図10で示すように、該エンジン24の出力部24bが開状態になる構成である。
【0028】
前記操縦席23の左側に作業クラッチレバー22の刈取・脱穀作業クラッチレバー22a、22bを設ける時には、図12、及び図13で示すように、エンジンカバー25の下側面には、支持メタル35、35を設け、これら支持メタル35、35で支持パイプ36aを回動自在に軸支し、この支持パイプ36aの一方側端部に刈取クラッチレバー22aを設け、他方側端部に支持板36bを設け、この支持板36bにワイヤ28aを接続している。
【0029】
前記支持パイプ36aには、支持軸37aを挿入し軸支し、この支持軸37aの一方側端部には、脱穀クラッチレバー22bを設け、他方側端部に支持板37bを設け、この支持板37bにワイヤ28aを接続している。
【0030】
これにより、前記エンジンカバー25を開操作することにより、刈取・脱穀クラッチレバー22a、22bが開放され、メンテナンスが容易になる。又、剛性の強い該エンジンカバー25に該各クラッチレバー22a、22bを設けることで、特別なクラッチフレームを構成する必要がなく、これらクラッチレバー22a、22bの構成を安価に製作できる。又、右側に設けた場合には、右手操作となり、操作性が向上する。左側に設けた場合には、操縦席23への乗降時に乗降が容易になる。該エンジン24の出力部24bのメンテナンスが容易になる。
【0031】
前記走行車台2の前端部に装架した走行用のミッションケース32内の伝動機構32aの伝動経路中には、その出力に基づいて、走行車速を検出するポテンションメータ方式の車速センサ32bを設けている。
【0032】
前記穀粒貯留タンク7内へ貯留した貯留穀粒を機外へ排出するこの穀粒貯留タンク7の後側には、図5で示すように、縦移送螺旋33aを内装した排出支持筒33を略垂直姿勢で旋回自在に装着して設け、この排出支持筒33の上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排出螺旋34aを伸縮自在に内装した排出オーガ34を伸縮自在、上下回動自在、及び左右旋回自在に前後方向に配設している。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】外気吸入室部とエンジン収納室部の正面図
【図2】コンバイン前部右側部の側面図
【図3】コンバイン前部の平面図
【図4】外気吸入室部を開操作時の正面図
【図5】コンバインの左側全体側面図
【図6】作業クラッチレバー部とアームレスト部との左側の側面図
【図7】作業クラッチレバー部とアームレスト部との正面図
【図8】作業クラッチレバー部とアームレスト部との左側の側面斜視図
【図9】コンバイン前部の平面図
【図10】外気吸入室部の開操作時の正面図
【図11】コンバイン前部の平面図
【図12】外気吸入室部と、エンジン収納室部との正面図
【図13】コンバイン前部右側部の側面図
【符号の説明】
【0034】
1a 機体
2 走行車台
22 作業クラッチレバー
23 操縦席
24 エンジン
25 エンジンカバー
26 軸心
27 作業クラッチ
29 外気吸入室
30 エアークリーナ
31a 吸気口
【特許請求の範囲】
【請求項1】
走行車台(2)の上部にエンジン(24)を設け、エンジン(24)を囲うエンジンカバー(25)を機体(1a)の前後方向又は上下方向の軸心(26)を中心として開閉自在に設け、該エンジンカバー(25)の上部に操縦席(23)を取付け、該エンジンカバー(25)における操縦席(23)の右側又は左側に作業クラッチレバー(22)を設け、該作業クラッチレバー(22)から機体(1a)側の作業クラッチ(27)への連結手段(28)を前記軸心(26)の近傍に配置し、該エンジンカバー(25)の外側部に外気吸入室(29)を設け、該エンジンカバー(25)が閉じた状態では、機体(1a)側に固定したエアークリーナ(30)の吸気口(31a)と外気吸入室(29)とが連通され、該エンジンカバー(25)が開いた状態では、エアクリーナ(30)の吸気口(31a)と外気吸入室(29)とが分離される構成としたことを特徴とするコンバイン。
【請求項2】
前記作業クラッチレバー(22)を伝動遮断側に操作したときに、該作業クラッチレバー(22)が後方へ傾斜して操縦席(23)前側の側部に形成した乗り降り口側から退避し、該作業クラッチレバー(22)を伝動接続側に操作したときには、該作業クラッチレバー(22)が前方へ傾斜して前記乗り降り口側へ突出する構成としたことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
【請求項1】
走行車台(2)の上部にエンジン(24)を設け、エンジン(24)を囲うエンジンカバー(25)を機体(1a)の前後方向又は上下方向の軸心(26)を中心として開閉自在に設け、該エンジンカバー(25)の上部に操縦席(23)を取付け、該エンジンカバー(25)における操縦席(23)の右側又は左側に作業クラッチレバー(22)を設け、該作業クラッチレバー(22)から機体(1a)側の作業クラッチ(27)への連結手段(28)を前記軸心(26)の近傍に配置し、該エンジンカバー(25)の外側部に外気吸入室(29)を設け、該エンジンカバー(25)が閉じた状態では、機体(1a)側に固定したエアークリーナ(30)の吸気口(31a)と外気吸入室(29)とが連通され、該エンジンカバー(25)が開いた状態では、エアクリーナ(30)の吸気口(31a)と外気吸入室(29)とが分離される構成としたことを特徴とするコンバイン。
【請求項2】
前記作業クラッチレバー(22)を伝動遮断側に操作したときに、該作業クラッチレバー(22)が後方へ傾斜して操縦席(23)前側の側部に形成した乗り降り口側から退避し、該作業クラッチレバー(22)を伝動接続側に操作したときには、該作業クラッチレバー(22)が前方へ傾斜して前記乗り降り口側へ突出する構成としたことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2008−271871(P2008−271871A)
【公開日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−119979(P2007−119979)
【出願日】平成19年4月27日(2007.4.27)
【出願人】(000000125)井関農機株式会社 (3,813)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年4月27日(2007.4.27)
【出願人】(000000125)井関農機株式会社 (3,813)
【Fターム(参考)】
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