説明

スイッチ回路および試験装置

【課題】高耐圧のスイッチ回路を提供する。
【解決手段】入力される切替信号に応じて2端子間を電気的に接続するか否かを切り替えるスイッチ回路であって、2端子間を電気的に接続するか否かを切り替える第1切替部と、入力電流に応じて第1切替部を制御する、第1切替部に対して電気的に絶縁された第1制御部と、第1制御部に入力電流を入力するか否かを切り替える第2切替部と、切替信号に応じて第2切替部を制御する、第2切替部に対して電気的に絶縁された第2制御部とを備えるスイッチ回路を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スイッチ回路および試験装置に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体回路等の試験装置において、スイッチが用いられている。例えば、試験装置のドライバと被試験デバイス間に複数の電流測定用抵抗を設け、いずれの電流測定用抵抗を接続するかをスイッチにより切り替えている(例えば、特許文献1参照)。これにより、電流測定レンジを切り替えている。
特許文献1 特開2008−51641号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述したスイッチとして、リードリレーを用いる場合がある。しかし、リードリレーは、機械的に駆動する部分があり、寿命を長くすることが困難である。また、上述したスイッチとして、フォトカプラ等の半導体スイッチを用いることも考えられる。しかし、半導体スイッチの絶縁耐圧を高くすることは、リードリレーに比べて困難である。このため、高電圧を伝送する線路において半導体スイッチを用いることは難しい。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、入力される切替信号に応じて2端子間を電気的に接続するか否かを切り替えるスイッチ回路であって、2端子間を電気的に接続するか否かを切り替える第1切替部と、入力電流に応じて第1切替部を制御する、第1切替部に対して電気的に絶縁された第1制御部と、第1制御部に入力電流を入力するか否かを切り替える第2切替部と、切替信号に応じて第2切替部を制御する、第2切替部に対して電気的に絶縁された第2制御部とを備えるスイッチ回路を提供する。
【0005】
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】入力される切替信号に応じて2端子間を電気的に接続するか否かを切り替えるスイッチ回路100の構成例を示す。
【図2】スイッチ回路100の他の構成例を示す。
【図3】スイッチ回路100の他の構成例を示す。
【図4】試験装置200の構成例を、被試験デバイス300とあわせて示す。
【図5】モーター駆動回路400の構成例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0008】
図1は、入力される切替信号に応じて2端子間を電気的に接続するか否かを切り替えるスイッチ回路100の構成例を示す。スイッチ回路100は、端子72、端子74、第1切替部12−1、第1制御部14−1、第2切替部12−2、第2制御部14−2、ループ経路30、電源40、電圧印加部50、および、電流出力部60を備える。端子72および端子74は、スイッチ回路100の外部の回路と接続される。
【0009】
本例の端子72は、外部のドライバ回路80の出力端に、外部の抵抗82を介して接続される。ドライバ回路80には、電源電圧Vpが与えられ、入力される信号レベルに応じて、電源電圧Vp以下の電圧を出力する。スイッチ回路100は、ドライバ回路80が出力する電圧を、端子72および端子74の2端子間で伝送するか否かを切り替える。
【0010】
第1切替部12−1は、2つの端子72および74の間を電気的に接続するか否かを切り替える。第1切替部12−1は、半導体トランジスタ等のアナログスイッチであってよい。本例の第1切替部12−1は、ドライバ回路80の出力端に、抵抗82および端子72を介して電気的に接続される。
【0011】
第1制御部14−1は、第1切替部12−1に対して電気的に絶縁されて設けられ、入力電流に応じて第1切替部12−1を制御する。第1切替部12−1および第1制御部14−1は、フォトカプラ10−1における1次側素子および2次側素子であってよい。
【0012】
つまり、第1制御部14−1は、入力電流に応じた光信号を、第1切替部12−1に出力する発光ダイオードを有してよい。第1切替部12−1は、当該光信号に応じて、2つの端子72および74の間を電気的に接続するか否かを切り替える半導体トランジスタを有してよい。当該半導体トランジスタのゲート端子には、当該光信号に応じた信号が与えられる。
【0013】
なお、第1切替部12−1および第2制御部14−1は、フォトカプラに含まれる素子に限定されない。例えば第2制御部14−1は、入力電流に応じた電波信号を、第1切替部12−1に出力する。この場合、第1切替部12−1は、当該電波信号に応じて、2つの端子72および74の間を電気的に接続するか否かを切り替える。
【0014】
第2切替部12−2は、第1制御部14−1に入力電流を入力するか否かを切り替える。第2制御部14−2は、第2切替部12−1に対して電気的に絶縁されて設けられ、入力される切替信号に応じて第2切替部を制御する。第2切替部12−2および第2制御部14−2は、第1切替部12−1および第1制御部14−1と同一の機能を有してよく、同一の特性を有してもよい。本例の第2切替部12−2および第2制御部14−2は、フォトカプラ10−1と略同一の特性を有するフォトカプラ10−2における1次側素子および2次側素子である。
【0015】
第1制御部14−1および第2切替部12−2は、同一のループ経路30上に設けられる。第2切替部12−2は、ループ経路30のループの開閉を切り替えることで、第1制御部14−1に入力電流を入力するか否かを切り替える。
【0016】
電源40は、ループ経路30に設けられ、入力電流を生成する。当該入力電流は、第1制御部14−1に、第1切替部12−1をオン状態に制御できる強度の信号を出力させる。電源40は、2次側素子42がループ経路30上に設けられるフローティング電源であってよい。電源40の2次側素子42は、1次側素子に流れる電流に応じた入力電流を生成する。
【0017】
このような構成により、第2切替部12−2がオン状態になることで、第1制御部14−1に入力電流が流れる。そして、当該入力電流に応じて、第1切替部12−1がオン状態となり、端子72および端子74が電気的に接続される。
【0018】
電流出力部60は、スイッチ回路100の外部から入力される切替信号H/Lに応じた電流を第2制御部14−2に供給する。当該電流は、第2制御部14−2に、第2切替部12−2をオン状態に制御できる強度の信号を出力させる。電流出力部60は、例えばパワーアンプである。
【0019】
第2制御部14−2は、電流出力部60が出力する電流に応じて、第2切替部12−2を制御する。第2制御部14−2は、アノードが電流出力部60に接続され、カソードが接地される発光ダイオードであってよい。つまり、外部からの切替信号は、接地電位を基準電位とする。
【0020】
このような構成により、外部から電圧が印加される第1切替部12−1と、切替信号を受け取る第2制御部14−2との間に、2つの絶縁構造(例えばフォトカプラ)を設けることができる。このため、スイッチ回路100の耐圧を高くすることができる。
【0021】
また、電圧印加部50は、2つの端子72および74の少なくとも一方に印加される最大の電圧Vpに応じた電圧Vaを生成して、ループ経路30に印加する。電圧印加部50は、当該最大の電圧Vpと、切替信号の基準電圧(本例では接地電位)との中間の電圧Vaを生成する。中間の電圧とは、最大の電圧Vpより小さく、基準電圧より大きい電圧を指す。一例として電圧印加部50は、最大の電圧Vpおよび基準電圧の平均の電圧を生成する。
【0022】
本例において、当該最大の電圧は、ドライバ回路80の電源電圧Vpとなる。電圧印加部50は、ドライバ回路80における電源電圧Vpの半分の電圧Vaを生成してよい。電源40の2次側素子42がフローティングとなっているので、ループ経路30の基準電圧は、電圧Vaとなる。
【0023】
このため、第1切替部12−1および第1制御部14−1の間に印加される電圧と、第2切替部12−2および第2制御部14−2の間に印加される電圧との最大値は、それぞれVa=Vp/2となる。従って、ひとつの絶縁構造に印加される電圧の最大値を低減することができ、高耐圧のスイッチ回路100を実現できる。
【0024】
電圧印加部50は、分圧抵抗52−1および52−2を有してよい。電圧印加部50は、電圧印加部50に印加される電圧Vpを、分圧抵抗52−1および52−2の抵抗比により分圧して、電圧Vaを生成する。
【0025】
なお、電圧印加部50は、ドライバ回路80の電源電圧Vpに代えて、2つの端子72および74の少なくとも一方に印加される電圧を受け取ってもよい。本例の電圧印加部50は、ドライバ回路80が出力する電圧Voを受け取り、当該電圧Voに応じた電圧Vaを生成する。電圧Vaは、電圧Voおよび基準電位の中間の電圧であり、一例として電圧Voの半分の電圧である。
【0026】
図2は、スイッチ回路100の他の構成例を示す。図1では、2段のフォトカプラ10−1、10−2を有するスイッチ回路100を説明したが、本例のスイッチ回路100は、N段のフォトカプラ10−1〜10−Nを有する。本例の第1切替部12−1は、図1に示した第1切替部12−1に対応しており、第N制御部14−Nは、図1に示した第2制御部14−2に対応する。
【0027】
フォトカプラ10−k(ただし、K=1、2、・・・、N−1)の切替部12−kは、フォトカプラ10−(k+1)の制御部14−kと同一のループ経路30−k上に設けられる。また、それぞれのループ経路30には、電源40が設けられる。このような構成により、第1切替部12−1と、第N制御部14−Nとの間に、N個の絶縁構造を設けることができる。このため、スイッチ回路100の耐圧をより大きくすることができる。
【0028】
また、電圧印加部50は、それぞれのループ経路30−1〜30−(N−1)に印加する電圧Va1〜Va(N−1)を生成する。それぞれの電圧Va(k)は、下式で与えられてよい。
Va(k)=Vx−(Vx×k/N)
ただし、VxはVpまたはVo。
このような構成により、スイッチ回路100の耐圧をより大きくすることができる。
【0029】
以上の例においては、それぞれのフォトカプラ10における絶縁耐圧が同一の場合を説明したが、それぞれのフォトカプラ10における絶縁耐圧は同一でなくともよい。電圧印加部50は、それぞれのフォトカプラ10の切替部12および制御部14の間に印加される電圧が、当該フォトカプラ10の絶縁耐圧の範囲内となるように、それぞれのループ経路30−kに印加する電圧Va(k)を生成してよい。電圧印加部50は、絶縁耐圧がより大きいフォトカプラ10により大きい電圧が印加されるように、それぞれのループ経路30−kに印加する電圧Va(k)を生成してよい。
【0030】
図3は、スイッチ回路100の他の構成例を示す。本例のスイッチ回路100は、図1または図2に示したスイッチ回路100の構成に加え、ループ経路30−0、抵抗92、電源40−0、および、アナログスイッチ90を更に備える。アナログスイッチ90は、第1切替部12−1に代えて、端子72および74の間に設けられる。
【0031】
ループ経路30−0は、第1切替部12−1によりループが開閉される。電源40−0は、ループ経路30−0に流れる電流を生成する。抵抗92は、ループ経路30−0上に設けられる。電圧印加部50は、ループ経路30−0に、電圧Vp(またはVo)を印加する。
【0032】
アナログスイッチ90は、抵抗92の一端における電圧レベルに応じて、端子72および端子74を電気的に接続するか否かを切り替える。例えばアナログスイッチ90は、第1切替部12−1に接続される抵抗92の端部における電圧を、ゲート端子に受け取る。抵抗92の端部の電圧は、ループ経路30−0に電流が流れるか否かにより変化するので、第1切替部12−1によりアナログスイッチ90を制御することができる。このような構成によっても、高耐圧のスイッチ回路100を実現できる。
【0033】
図4は、試験装置200の構成例を、被試験デバイス300とあわせて示す。試験装置200は、半導体回路等の被試験デバイス300を試験する。試験装置200は、比較的に高電圧の伝送路に設けられるスイッチとして、スイッチ回路100を備える。例えば試験装置200は、被試験デバイス300の電源端子に接続される経路上に、スイッチ回路100を備える。スイッチ回路100は、図1から図3に関連して説明したいずれかのスイッチ回路100と同一である。
【0034】
本例の試験装置200は、被試験デバイス300の電源端子に一定電圧を印加して、被試験デバイス300の電源端子に流れる電流を測定する。本例の試験装置200は、DAC110、ドライバ回路80、複数の電流検出用抵抗114、116、バッファ118、絶縁アンプ122、ADC124、抵抗112、120、および、スイッチ回路100を備える。
【0035】
DAC110は、被試験デバイス300に印加する電圧設定値を示すデジタルデータを受け取り、当該デジタルデータに応じたアナログ電圧を出力する。ドライバ回路80は、DAC110が出力するアナログ電圧を、抵抗112を介して受け取る。ドライバ回路80は、受け取ったアナログ電圧に応じた電圧を出力する。また、ドライバ回路80は、被試験デバイス300に供給する電流を出力する。ドライバ回路80には、電源電圧Vpが供給され、ドライバ回路80は電源電圧Vp以下の電圧を出力する。
【0036】
バッファ118は、被試験デバイス300の電源端子に印加される電圧を、抵抗120を介して、ドライバ回路80の入力端にフィードバックする。これにより、被試験デバイス300の電源端子に印加される電圧を、電圧設定値で示される値に維持する。
【0037】
複数の電流検出用抵抗114、116は、ドライバ回路80の出力端と被試験デバイス300の電源端子との間において、互いに並列に設けられる。スイッチ回路100は、電流検出用抵抗116を、ドライバ回路80および被試験デバイス300に接続するか否かを切り替える。これにより、ドライバ回路80および被試験デバイス300の間に接続される電流検出用抵抗の合成抵抗値を制御することができる。
【0038】
絶縁アンプ122は、複数の電流検出用抵抗114、116における降下電圧を検出する。これにより、複数の電流検出用抵抗114、116に流れる電流の和を測定することができる。ADC124は、絶縁アンプ122が出力する電圧レベルを、デジタル値に変換する。
【0039】
上述したように、スイッチ回路100の電圧印加部50は、ドライバ回路80の電源電圧Vpを分圧した電圧Vaを、ループ経路30に印加する。また、電圧印加部50は、ドライバ回路80が出力する電圧Voを分圧した電圧Vaを、ループ経路30に印加してもよい。
【0040】
このような構成により、スイッチ回路100における絶縁耐圧を大きくすることができる。このため、大電圧の電源電圧を被試験デバイス300に印加する試験を行うことができる。なお、スイッチ回路100の用途は、試験装置200に限定されない。スイッチ回路100は、高耐圧のスイッチが要求されるアプリケーションに、好適に用いることができる。
【0041】
図5は、モーター駆動回路400の構成例を示す。モーター駆動回路400は、ブリッジ接続される4個のアナログスイッチ402−1〜402−4と、アナログスイッチ402に対応する4個のスイッチ回路100と、モーターを駆動するコイル404とを備える。
【0042】
複数のスイッチ回路100は、アナログスイッチ402−2および402−3の組がオンとなる状態と、アナログスイッチ402−1および402−4の組がオンとなる状態とに交互に制御する。これにより、コイル404に流れる電流の向きを順次反転させることができ、モーターを駆動できる。
【0043】
それぞれのアナログスイッチ402は、対応するスイッチ回路100における第1切替部12−1であってよい。また、図3に関連して説明したように、それぞれのアナログスイッチ402は、対応するスイッチ回路100におけるアナログスイッチ90であってもよい。
【0044】
また、それぞれのスイッチ回路100における電圧印加部50は、アナログスイッチ402−1〜402−4のブリッジ回路の電源電圧Vpを分圧して、ループ経路30に印加する電圧を生成する。このような構成により、モーター駆動回路400において高耐圧のスイッチ回路100を用いることができる。
【0045】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0046】
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
【符号の説明】
【0047】
10・・・フォトカプラ、12・・・切替部、14・・・制御部、30・・・ループ経路、40・・・電源、42・・・2次側素子、50・・・電圧印加部、52・・・分圧抵抗、60・・・電流出力部、72、74・・・端子、80・・・ドライバ回路、82・・・抵抗、90・・・アナログスイッチ、92・・・抵抗、100・・・スイッチ回路、110・・・DAC、114、116・・・電流検出用抵抗、118・・・バッファ、122・・・絶縁アンプ、124・・・ADC、112、120・・・抵抗、200・・・試験装置、300・・・被試験デバイス、400・・・モーター駆動回路、402・・・アナログスイッチ、404・・・コイル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力される切替信号に応じて2端子間を電気的に接続するか否かを切り替えるスイッチ回路であって、
前記2端子間を電気的に接続するか否かを切り替える第1切替部と、
入力電流に応じて前記第1切替部を制御する、前記第1切替部に対して電気的に絶縁された第1制御部と、
前記第1制御部に前記入力電流を入力するか否かを切り替える第2切替部と、
前記切替信号に応じて前記第2切替部を制御する、前記第2切替部に対して電気的に絶縁された第2制御部と
を備えるスイッチ回路。
【請求項2】
前記第1制御部が経路上に設けられたループ経路と、
前記ループ経路に設けられ、前記入力電流を生成する電源と
を更に備え、
前記第2切替部は、前記ループ経路に設けられ、前記ループ経路のループの開閉を切り替える
請求項1に記載のスイッチ回路。
【請求項3】
前記2端子の少なくとも一方に印加される最大の電圧に応じた電圧を生成して、前記ループ経路に印加する電圧印加部を更に備える
請求項2に記載のスイッチ回路。
【請求項4】
前記2端子の少なくとも一方に印加される電圧に応じた電圧を生成して、前記ループ経路に印加する電圧印加部を更に備える
請求項2に記載のスイッチ回路。
【請求項5】
前記電源は、2次側素子が前記ループ経路に設けられるフローティング電源である
請求項3または4に記載のスイッチ回路。
【請求項6】
前記電圧印加部は、前記2端子の少なくとも一方に印加される最大の電圧と、接地電位との中間の電圧を生成する
請求項3に記載のスイッチ回路。
【請求項7】
前記第1切替部は、ドライバ回路の出力端に電気的に接続され、
前記電圧印加部は、前記ドライバ回路の電源電圧と、接地電位との中間の電圧を生成する
請求項3に記載のスイッチ回路。
【請求項8】
前記第1制御部および前記第1切替部、ならびに、前記第2制御部および前記第1切替部は、それぞれフォトカプラにおける1次側素子および2次側素子である
請求項1から7のいずれか一項に記載のスイッチ回路。
【請求項9】
前記切替信号に応じた電流を前記第2制御部に供給する電流出力部を更に備え、
前記第2制御部は、前記電流出力部が出力する電流に応じて、前記第2切替部を制御する
請求項1から8のいずれか一項に記載のスイッチ回路。
【請求項10】
請求項1から8のいずれか一項に記載のスイッチ回路を備え、被試験デバイスを試験する試験装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−19412(P2012−19412A)
【公開日】平成24年1月26日(2012.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−156103(P2010−156103)
【出願日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【出願人】(390005175)株式会社アドバンテスト (1,005)
【Fターム(参考)】