ボウリングシューズ

【課題】 外底の前方部が柔軟に屈曲するだけでなく、多少の復元力を持っているため、屈曲後に復帰するとき、着用者の足指部に大きな力を込めなくても復帰できるようにすることで、足指部に痛症が生じなく、一層便利にボウリングを楽しむことができるようにするボウリングシューズを提供する。
【解決手段】 上側甲皮40と、前記甲皮40の下端縁部に縫着される中底30と、前記中底30の下部に付着される外底10とを含むボウリングシューズであって、前記外底10の一部をなし、容易に曲がるように前方底面に溝11aが多数形成されている外底本体11と、前記外底本体11の前方下部に付着され、多数の部分に分離されなくて一体的になっており、容易に屈曲するようにする多数の軟弱部分が形成された前方パッド12とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はボウリングするときに着用するボウリングシューズに係り、より詳しくはボウリングの際、着用者の体重によって足に加わる衝撃を吸収し、外底とボウリング場の床の間での滑り発生を防止するとともに、外底の屈曲柔軟性を向上させて着用者が楽な履き心地を感じる状態で自分が望むボールを投げることができ、ボールを投げた後にも足の前部に強く力を込めなくても自然に平常の姿勢に復帰することができるようにするボウリングシューズに関する。
【背景技術】
【0002】
ボウリング(bowling)は所定の長さを持つレーンにボウリング用ボールを転がしてレーンの前方に所定の配置間隔で立てられた10個のボウリングピンを倒す競技であり、非常に簡単でおもしろくて健康に有益な運動であるので、老若男女のだれにも脚光を浴びている。
【0003】
このように、ボウリングはだれでも易しく習って楽しむことができるスポーツで、ボウリング用ボールを正確に転がして、レーンに立てられたボウリングピンをできるだけ多く倒さなければならない競技であるため、前記ボウリングピンを多く倒すためには、直線上に設置されたレーンにボウリング用ボールを投げる動作が正確になされなければならない。
【0004】
前記ボウリング用ボールをレーンに投げる動作を調べると、上体を前方に少し低めた状態で両手でボウリング用ボールを握って前方に身体を移動させながらボウリング用ボールを握った腕を後に反らした後、前記反らされた腕の弾力を用いてボウリング用ボールをレーンに投げる。
【0005】
この際、最後に前方に踏み出して体重が加わる左足はスライドしなければならなく、後側に位置する右足はノンスリップ機能を果たすとともに足の前方部が適宜屈曲しながら力を込めることができる場合に安定した姿勢でボールを転がすことができるようになる。もし、ボウリングする人が左利きの場合には、反対に右足を前方に踏み出し、左足が後側に位置する、
このようにボウリングするとき、スライドの防止及びレーン(lane)の保護のために必ずボウリングシューズを履かなければならない。この際、ボウリングの特性に合う多様な形態のボウリングシューズが使われており、足に圧迫を与えないながらも楽な状態で長期間ボウリング競技が可能なものが良いボウリングシューズである。
【0006】
本発明者は、クッション特性が良くて競技中に右足の滑りが発生しなく、さらにボウリング用ボールを投げる瞬間に右足の前方部がなだらかに屈曲しながら踵部が自然に上げられるようにしたボウリングシューズを開発し、これを実用新案で出願した(特許文献1参照)。
【0007】
前記先出願のボウリングシューズは、図1及び図2に示すように、上側甲皮40の下端縁部に中底30の縁部が互いに縫着され、中底30の底面後方に中間底50が付着され、前記中底30の前方の底面と中間底50の底面に外底60が付着されている。そして、前記外底60は、クッション特性の外底本体61と、前記外底本体61の前方部に付着され、滑り防止材でなっている前方パッド62と、外底本体61の後方に付着されている踵部63と、前方パッド62の前部の摩耗を防止するために耐磨耗性材でなったパッド先端部64とからなっている。
【0008】
そして、図2に示すように、前記外底本体61及び前方パッド62の底面には横方向に外底本体61まで刻み込まれた逆V形溝60aが多数形成されている。
【0009】
前記ボウリングシューズは、外底本体61がクッション材でなって衝撃を吸収するので、着用者に加わる衝撃を緩和して履き心地が向上し、外底本体61に滑り防止材でなった前方パッド62が付着されているので、滑りが多く発生しない。
【0010】
同時に、外底60の前方部が逆V形溝60aによって柔軟に曲がることができるようになっているので、着用者が足裏で衝撃を感じないで楽にボールを投げることができ、ボールを投げる瞬間に後側に位置する右足の前部が柔軟に屈曲しながら足指部に力を込めることができ、これにより所望のボウリング姿勢で所望のコースのボールを投げることができる。
【0011】
しかし、前述した先出願のボウリングシューズは、外底60の前方部に形成された逆V形溝60aによってあまりにも易しく屈曲するので、その分だけ復元力が低いという欠点が見付けられた。このように、外底60の前方部が屈曲した後に復元力があまり低いという欠点のため、その分だけ足の前部に力を必要以上に大きく込めることになるため、長期間ボウリングしてみると、足指部で痛症を感じる問題点が発生した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】韓国公開実用新案公報第20−2010−0003733号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
したがって、本発明は前記のような従来のボウリングシューズの外底の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、外底の前方部が柔軟に屈曲するだけでなく、多少の復元力を持っているため、屈曲後に復帰するとき、着用者の足指部に大きな力を込めなくても復帰できるようにすることで、足指部に痛症が生じなく、一層便利にボウリングを楽しむことができるようにするボウリングシューズを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
前記目的を達成するための本発明のボウリングシューズは、上側甲皮と、前記甲皮の下端縁部に縫着される中底と、前記中底の下部に付着される外底とを含むボウリングシューズであって、前記外底の一部をなし、容易に曲がるように前方底面に溝が多数形成されている外底本体と、前記外底本体の前方下部に付着され、多数の部分に分離されなくて一体的になっており、容易に屈曲するようにする多数の軟弱部分が形成された前方パッドとを含むことを特徴とする。
【0015】
また、本発明のボウリングシューズは、前記前方パッドの軟弱部分が多数の貫設スロットであってもよい。
【0016】
また、本発明のボウリングシューズは、前記前方パッドの軟弱部分が底面に凹設された多数の溝または上面に凹設された多数の溝であってもよい。
【0017】
また、本発明のボウリングシューズは、前記前方パッドが前記外底本体に着脱式で付着されるために、前記前方パッドと前記外底本体の間に、前記外底本体の横方向溝及び前記前方パッドの軟弱部分に対応する線によって多数の部分に分離されているベルクロが付着されることができる。
【0018】
また、本発明のボウリングシューズは、前記前方パッドが前記外底本体に着脱式で付着されるために、前記前方パッドと前記外底本体の間に、前記外底本体の横方向溝及び前記前方パッドの軟弱部分に対応する線の一部にだけスロットが貫設されて一体に形成されたベルクロが付着されることができる。
【0019】
また、前記目的を達成するための本発明のボウリングシューズは、上側甲皮と、前記甲皮の下端縁部に縫着される中底と、前記中底の下部に付着される外底とを含むボウリングシューズであって、前記外底の一部を成し、容易に曲がるようにする溝が形成されていない外底本体と、前記外底本体の前方下部に付着され、多数の部分に分離されなくて一体的になっており、容易に屈曲するように多数の貫設スロットまたは上面の溝が形成されている前方パッドとを含むことを特徴とする。
【0020】
また、前記目的を達成するための本発明のボウリングシューズは、上側甲皮と、前記甲皮の下端縁部に縫着される中底と、前記中底の下部に付着される外底とを含むボウリングシューズであって、前記外底の一部をなす外底本体と、前記外底本体の前方下部に付着され、容易に屈曲するように、底面から見て内側が後方に位置し、外側が前方に位置する傾斜方向に全幅にわたって形成された多数の切断線によって多数の部分に分離されている前方パッドとを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本発明によるボウリングシューズは、外底本体及び前方パッドにスロットまたは溝が形成されて前方部が柔軟に屈曲するだけでなく、前記前方パッドのスロットまたは長細溝によってパッドが多数の部分に完全に分離されているものではないので、前方パッドが多少の復元力を持っているため、ボウリングシューズが屈曲した後に復帰するとき、着用者の足指部に大きな力を込めなくても弾力的に復帰することができる。
【0022】
また、前方パッドが全幅にわたって傾斜方向に長く形成されて前方パッドが多数の部分に分離されている場合にも長手方向への復元力を持つので、着用者の足指部に大きな力を込めなくても前方パッドが弾力的に復帰することができる。
【0023】
したがって、本発明のボウリングシューズは、足指部に無理な力が加わらないので、長期間ボウリングを行っても足指部に痛症が生じなくて一層便利にボウリングを楽しむことができる効果を発揮する。
【0024】
また、ベルクロによって前方パッドが着脱可能になった場合には、前方パッドの底面が摩耗したとき、前方パッドのみを新しいもので入れ替えることができるので、より長く使うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】従来のボウリングシューズの分解斜視図である。
【図2】従来のボウリングシューズの使用状態を示す側面図である。
【図3a】本発明の一実施例によるボウリングシューズを下から見た斜視図である。
【図3b】本発明の他の実施例によるボウリングシューズを下から見た斜視図である。
【図3c】本発明のさらに他の実施例によるボウリングシューズを下から見た斜視図である。
【図3d】本発明のさらに他の実施例によるボウリングシューズを下から見た斜視図である。
【図3e】本発明のさらに他の実施例によるボウリングシューズを下から見た斜視図である。
【図3f】本発明のさらに他の実施例によるボウリングシューズを下から見た斜視図である。
【図3g】本発明のさらに他の実施例によるボウリングシューズを下から見た斜視図である。
【図3h】本発明のさらに他の実施例によるボウリングシューズを下から見た斜視図である。
【図4】本発明の一実施例によるボウリングシューズの分解斜視図である。
【図5】本発明の一実施例によるボウリングシューズの側面図である。
【図6a】本発明の一実施例によるボウリングシューズの使用状態を示す側面図である。
【図6b】本発明の他の実施例によるボウリングシューズの使用状態を示す側面図である。
【図6c】本発明のさらに他の実施例によるボウリングシューズの使用状態を示す側面図である。
【図6d】本発明のさらに他の実施例によるボウリングシューズの使用状態を示す側面図である。
【図7】本発明の一実施例によるボウリングシューズの使用中の前方パッドの状態を示す底面図である。
【図8】本発明のさらに他の実施例によるボウリングシューズの分解斜視図である。
【図9】本発明のボウリングシューズの他の実施例のベルクロを示す斜視図である。
【図10】図9のベルクロを使ったボウリングシューズの側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明の好ましい実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0027】
図3〜図5に示すように、本発明のボウリングシューズは、上側の甲皮40と、甲皮40の下端縁部に縫着される中底30と、前記中底30の下部に付着される外底10とを含む。中底30と外底10の間に図1のような中間底50が挟まれることができる。
【0028】
本発明の一実施例によるボウリングシューズは、前記外底10の一部を成す外底本体11と、前記外底本体11の前方下部に付着される前方パッド12とを含む。
【0029】
外底本体11はクッション(cushion)特性の素材でなり、前記外底本体11の前方部に付着されている前方パッド12は滑り防止材でなっている。具体的に、外底本体11はEVAまたはパイロンスポンジ材のようなクッション材で形成され、前方パッド12は床との間で滑りが発生しないように床によく付く生ゴム材で形成されている。
【0030】
そして、前記外底本体11の後方には滑り防止材でなった踵部13が別に製作されて付着されている。踵部13は床との間で滑りが発生しないハイカーゴム材を使うことが好ましい。
【0031】
前方パッド12と踵部13は底面に滑りが発生しないようにする多様な形状の凹凸が形成できる。
【0032】
図4に示すように、外底本体11には、容易に曲がることができるように、前方底面に長細溝11aが多数形成されている。外底本体11の長細溝11aは図示のように横方向に形成することもでき、図示されていないが傾斜方向に形成することもできる。
【0033】
外底10の前方パッド12は、図3a〜図3dに示すように、屈曲し易くする多数の軟弱部分が長く形成されているが、図3a及び図3cに示すように縁部には軟弱部分を形成しないことで、多数の部分に分離しないで一体にすることにより、前方パッドが屈曲した後の復元力を向上させている。図7は、図3aの前方パッド12が屈曲された状態の底面を示す。図3b及び図3dに示す実施例の場合には、前方パッド12が切断線12dによって多数の部分に分離されるが、切断線12dが傾斜方向に形成されているので、長手方向には多少の弾性を持つことにより、前方パッド12が屈曲した後に復元力を持つようになる。
【0034】
前記前方パッド12の軟弱部分は、図6aに示すように、長く貫設された多数のスロット12a、あるいは図6b及び図6cに示すように、底面または上面に浅くて長く凹設された多数の長細溝12b、12cである。切断線が前方パッド12の軟弱部分となることもできる。図3a及び図3cは前方パッド12の軟弱部分としてスロット12aの場合の実施例を示し、図3b及び図3dは前方パッド12の軟弱部分として傾斜方向に伸びた切断線12dの場合の実施例を示している。前記スロット12a及び切断線12dの代わりに長細溝12b、12cを形成することもできる。
【0035】
図3bの実施例は切断線12dが底面から見て内側(右側ボウリングシューズの場合は左側)が後方に位置し、外側(右側ボウリングシューズの場合は右側)が前方に位置する傾斜方向に形成された実施例を示し、図3dの実施例は切断線12dが底面から見て中央が前方に位置し、内側及び外側が後方に位置する逆V形に形成された実施例を示す。
【0036】
図3f〜図3hに示す実施例においては、本発明の前方パッド120は一体的になった縁部121と中央部122とに分離されており、前方パッド中央部122には屈曲しやすくなるようにする多数の軟弱部分が長く形成されている。
【0037】
この実施例の場合においても、前記軟弱部分は図6a〜図6dに示すような貫設スロット12aであることができ、あるいは切断線または長細溝であることもできる。
【0038】
図面に示すボウリングシューズは左側ボウリングシューズを例として示したが、右側ボウリングシューズに対しても左側ボウリングシューズの対称に構成することができる。
【0039】
前述した実施例において、前記前方パッドの軟弱部分は、図3a及び図3fに示すように、底面から見て横方向に形成することもでき、図3b、図3c、図3g及び図3hに示すように、底面から見て内側(右側ボウリングシューズの場合に左側)が後方に位置し、外側(右側ボウリングシューズの場合に右側)が前方に位置する傾斜方向に形成されることもでき、図3dに示すように、底面から見て中央が前方に、内側及び外側が後方に位置する逆V形に形成することもできる。
【0040】
また、前記前方パッドの軟弱部分は、図3e及び図3gのように、前方の親足指部にだけ形成できる。
【0041】
本発明の他の実施例は、図8〜図10に示すように、前記前方パッド12が外底本体11に着脱式で付着されるために、前方パッド12と外底本体11の間にベルクロ(Velcro(登録商標))20、20’が付着されている。
【0042】
一実施例によるベルクロ20は、図8に示すように、外底本体11の横方向溝11a及び前方パッド12の軟弱部分に対応する線で切断されて多数の部分に分離されている。ベルクロ20は外底本体11の横方向溝11a及び前方パッド12のスロット12aを覆わないように多数の部分に分離され、雌型ベルクロ21の切片は外底本体11に接着され、雄型ベルクロ22の切片は前方パッド12に接着される。
【0043】
また、図3f及び図3hにおいて、前記前方パッド120の中央部122は、図8のベルクロ20のように、幾つかの部分に分離されたベルクロによって外底本体11に着脱可能に付着され、縁部121は外底本体11に直接付着されて固定されるようにすることができる。
【0044】
本発明の他の実施例は、図6dに示すように、外底本体11には長細溝を全く形成せず、前方パッド12にだけ、屈曲し易くするために、前述した多様に構成された多数のスロット12aまたは長細溝12cを形成することができる。この場合にも、外底本体11に溝が全く形成されていないため復元力が向上する。
【0045】
また、本発明の他の実施例は、図3b及び図3dに示すように、前方パッド12が多数の部分に分離されたと言っても、軟弱部分、つまり切断線12を傾斜方向に形成することで、外底前部の屈曲後の復元力を向上させることができる。
【0046】
前記のように構成された本発明のボウリングシューズは次のように作用する。
【0047】
本発明のボウリングシューズは、外底本体11がクッション材で構成されて衝撃を吸収するので、着用者が自重による衝撃を受けなく、さらに前方パッド12、12’がボウリング場の床によく付く素材でなるので、ボウリング場のレーンを走るとき、滑りが発生しなくて軽快なランニングが可能である。
【0048】
また、ボールを投げるための最終ステップで、後側に位置する右足のボウリングシューズは、図6a〜図6dに示すように、外底10の前部が曲がる。この際、外底本体11の長細溝11aと、前方パッド12、120の軟弱部分であるスロット12a、長細溝12b、12cまたは切断線12dとによってボウリングシューズの前部が容易に曲がる。これにより、右足の動作が自然になるとともにボールを投げる動作が自然になることにより、着用者が所望のボールを投げることができ、特に滑りを防止する前方パッド12によって右足に力を込めることができるので、所望のボウリング姿勢を表出することができ、これにより所望のコースに沿ってボールを正確に投げることができる。
【0049】
このように、本発明のボウリングシューズは外底本体11がクッション材でなって衝撃を吸収するので、着用者に衝撃を加えなくて履き心地が向上し、外底本体11の前部に滑り防止材でなった前方パッド12が接着されているので、滑りが発生しない。
【0050】
同時に、本発明は、外底10の前方部が屈曲するとき、弾力なしにまったく屈曲するものではなく、どのくらい弾力的に屈曲する。すなわち、外底本体11の長細溝11aがある場合、前方パッド12が軟弱部分であるスロット12aまたは長細溝12b、12cによって完全に分離されないで互いに連結されている構成により外底10の前部が弾力を受けるようになっており、さらに前方パッド120は一体的になった縁部121と中央部122で構成することにより、一体的になった縁部121によって弾力を受けるようになっている。
【0051】
これら実施例のボウリングシューズは、前方パッド12が分離されているものではなく、一体的になって全体的に弾性を維持しているので、多少の復元力を持っている。
【0052】
また、外底本体11には長細溝11aを形成しなくて前方パッド12にだけスロット12aを形成した実施例の場合にも外底本体11の弾力を向上させて外底10の前部の復元力を向上させている。
【0053】
そして、図3b及び図3dに示すように、前方パッド12に傾斜方向に切断線12dが形成されている実施例の場合には、長手方向に多少の弾力を受けるので、これにより外底10の前部の復元力を向上させている。
【0054】
したがって、ボウリングシューズの前部が図6a〜図6dのように屈曲した後に復帰するとき、着用者の足指部に大きな力を込めなくても弾力的に復帰することができ、足指部に無理な力が加わらないので、長期間ボウリングをしても足指部に痛症が生じないので一層便利にボウリングを楽しむことができる。
【0055】
図8及び図9に示すように、前方パッド12がベルクロ20、20’によって外底本体11に着脱式で付着された場合には、前方パッド12が摩耗したとき、新しいもので入れ替えることができるので経済的である。図8のベルクロ20は多数の部分に分離されており、図9のベルクロ20’は一部だけ貫設スロット23が形成されているので、ベルクロ20、20’によってボウリングシューズの前部の屈曲柔軟性に差し支えを与えない。
【0056】
また、ボウリングするとき、外底10の前部が前方にだけ屈曲するものではなく親足指側にも屈曲するので、つまり親足指部で対角線方向に屈曲するので、前方パッドの軟弱部分が図3e及び図3gに示すように親足指部にだけ傾斜方向に形成された場合、あるいは前方パッドの軟弱部分が図3b、図3d及び図3hに示すように傾斜方向に形成された場合、着用者に楽に作用する。この場合にも、外底前部は長手方向に弾力を受けるので、多少の復元力を持つようになる。
【0057】
以上、本発明を図示の具体例について詳細に説明したが、本発明の思想及び範囲内で多様に変更または変形することができるのは本発明が属する技術分野の当業者には明らかなものであり、よってこのような変更または変形は添付の特許請求範囲に属するものとして見なすべきである。
【産業上の利用可能性】
【0058】
本発明は、外底の前方部が柔軟に屈曲するだけでなく、多少の復元力を持っているため、屈曲後に復帰するとき、着用者の足指部に大きな力を込めなくても復帰できるようにすることで、足指部に痛症が生じなく、一層便利にボウリングを楽しむことができるようにするボウリングシューズに適用可能である。
【符号の説明】
【0059】
10 外底
11 外底本体
11a 横方向溝
12 前方パッド
12a スロット
12b、12c 長細溝
12d 切断線
13 踵部
20、20’ ベルクロ
21 雌型ベルクロ
22 雄型ベルクロ
23 スロット
30 中底
40 甲皮
50 中間底
60 外底
60a 逆V形溝
61 外底本体
62 前方パッド
63 踵部
64 パッド先端部
120 前方パッド
121 縁部
122 中央部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上側甲皮(40)と、前記甲皮(40)の下端縁部に縫着される中底(30)と、前記中底(30)の下部に付着される外底(10)とを含むボウリングシューズにおいて、
前記外底(10)の一部をなし、容易に曲がるように前方底面に溝(11a)が多数形成されている外底本体(11)と、前記外底本体(11)の前方下部に付着され、多数の部分に分離されなくて一体的になっており、容易に屈曲するようにする多数の軟弱部分が形成された前方パッド(12)とを含むことを特徴とする、ボウリングシューズ。
【請求項2】
前記前方パッド(12)の軟弱部分は多数の貫設スロット(12a)であることを特徴とする、請求項1に記載のボウリングシューズ。
【請求項3】
前記前方パッド(12)の軟弱部分は底面に凹設された多数の溝(12b)または上面に凹設された多数の溝(12c)であることを特徴とする、請求項1に記載のボウリングシューズ。
【請求項4】
前記前方パッド(12)が前記外底本体(11)に着脱式で付着されるために、前記前方パッド(12)と前記外底本体(11)の間に、前記外底本体(11)の横方向溝(11a)及び前記前方パッド(12)の軟弱部分に対応する線によって多数の部分に分離されているベルクロ(20)が付着されていることを特徴とする、請求項1に記載のボウリングシューズ。
【請求項5】
前記前方パッド(12)が前記外底本体(11)に着脱式で付着されるために、前記前方パッド(12)と前記外底本体(11)の間に、前記外底本体(11)の横方向溝(11a)及び前記前方パッド(12)の軟弱部分に対応する線の一部にだけスロット(23)が貫設されて一体に形成されたベルクロ(20’)が付着されていることを特徴とする、請求項1に記載のボウリングシューズ。
【請求項6】
上側甲皮(40)と、前記甲皮(40)の下端縁部に縫着される中底(30)と、前記中底(30)の下部に付着される外底(10)とを含むボウリングシューズにおいて、
前記外底(10)の一部を成し、容易に曲がるようにする溝が形成されていない外底本体と、前記外底本体の前方下部に付着され、多数の部分に分離されなくて一体的になっており、容易に屈曲するように多数の貫設スロット(12a)または上面の溝(12c)が形成されている前方パッド(12)とを含むことを特徴とする、ボウリングシューズ。
【請求項7】
上側甲皮(40)と、前記甲皮(40)の下端縁部に縫着される中底(30)と、前記中底(30)の下部に付着される外底(10)とを含むボウリングシューズにおいて、
前記外底(10)の一部をなす外底本体と、前記外底本体の前方下部に付着され、容易に屈曲するように、底面から見て内側が後方に位置し、外側が前方に位置する傾斜方向に全幅にわたって形成された多数の切断線(12d)によって多数の部分に分離されている前方パッド(12)とを含むことを特徴とする、ボウリングシューズ。

【図1】
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【図2】
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【図3a】
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【図3b】
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【図3c】
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【図3d】
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【図3e】
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【図3f】
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【図3g】
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【図3h】
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【図4】
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【図5】
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【図6a】
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【図6b】
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【図6c】
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【図6d】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−66709(P2013−66709A)
【公開日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−205183(P2012−205183)
【出願日】平成24年9月19日(2012.9.19)
【出願人】(512242929)
【氏名又は名称原語表記】Jong Woo PARK
【住所又は居所原語表記】Republic of Korea, Seoul, Songpa−Gu, Songiro38gil, 8
【Fターム(参考)】