説明

移植機

【課題】苗に対する施薬状況をオペレータが目視確認できるようにすると共に、予備苗の取出しに際して施薬装置が邪魔になる可能性を低減する。
【解決手段】機体後部で苗を植付ける植付作業機3と、機体前方から機体後部まで予備苗Yを搬送する予備苗供給装置7とを備える乗用型田植機において、予備苗供給装置7の搬送経路で予備苗Yに薬剤を施薬する施薬装置14を設けると共に、予備苗供給装置7の施薬位置後方に、予備苗2枚分以上の予備苗載置長さを確保する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗用型田植機などの移植機に関し、詳しくは、移植前の苗に薬剤を施薬する移植機に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、乗用型田植機などの移植機においては、移植に関する作業の効率化を図るために、各種の装置が付加されるようになってきている。例えば、特許文献1に示される移植機には、機体前方から機体後部まで予備苗(マット苗+苗箱)を搬送する予備苗供給装置(ローラコンベアなど)が付加されている。このような移植機によれば、予備苗供給装置を介して畔上から機体上に連続的に予備苗を供給することができるので、手渡しによる畔上から機体上への予備苗供給が不要になり、作業の効率化を図ることができる。
【0003】
また、特許文献2に示される移植機には、移植前の苗に薬剤(殺虫殺菌剤など)を施薬する施薬装置が付加されている。このような移植機によれば、苗移植作業及び施薬作業を同時に行うことができるので、苗移植作業後に別個に実施されていた施薬作業(薬剤散布作業)が不要となり、作業の効率化を図ることができる。
【0004】
【特許文献1】特開2006−109773号公報
【特許文献2】特開2005−185229号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献2に示される移植機では、植付作業機の苗載台上方に施薬装置を設け、苗載台上で縦送りされる苗に対して薬剤を散布しているので、植付作業機における構造の複雑化や重量の増加が問題になるだけでなく、苗に対する施薬状況をオペレータが目視確認できないという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、機体後部で苗を植付ける植付作業機と、機体前方から機体後部まで予備苗を搬送する予備苗供給装置とを備える移植機において、前記予備苗供給装置の搬送経路で予備苗に薬剤を施薬する施薬装置を設けると共に、前記予備苗供給装置の施薬位置後方に、予備苗2枚分以上の予備苗載置長さを確保したことを特徴とする。このようにすると、施薬装置が予備苗供給装置に設けられるので、植付作業機に施薬装置を設ける場合のように、植付作業機における構造の複雑化や重量の増加を回避できるだけでなく、苗に対する施薬状況をオペレータが目視確認できる。しかも、予備苗供給装置の施薬位置後方に、予備苗2枚分以上の予備苗載置長さを確保したので、予備苗供給装置の搬送経路上に施薬装置を配置しても、予備苗の取出しに際して施薬装置が邪魔になる可能性を低減できると共に、一番後ろの予備苗と、後ろから2番目の予備苗を選択的に取り出すことができる。
また、前記予備苗供給装置は、固定部の前後に収納自在な可動部を連結させた3ピース構造であり、固定部の上方前側に施薬装置を配置したことを特徴とする。このようにすると、予備苗供給装置の搬送経路上に施薬装置を配置しても、収納時における予備苗供給装置の前後長さを可及的に短くすることができる。
また、前記施薬装置は、起立した施薬作業姿勢と、倒伏した収納姿勢とに変姿自在であることを特徴とする。このようにすると、予備苗供給装置の搬送経路上に施薬装置を配置しても、収納時における予備苗供給装置の高さを可及的に低くすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
次に、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。図1及び図2において、1は乗用型田植機(移植機)の走行機体であって、該走行機体1の後部には、昇降リンク機構2を介して植付作業機3が連結されている。植付作業機3には、前高後低状に傾斜した苗載台4が設けられ、ここに複数のマット苗Mが左右並列状に載置される。苗載台4に載置されたマット苗Mは、苗載台4の傾斜や縦送り機構5の送り作用により苗載台4の下端部まで移送される。苗載台4の下端部近傍には、植付爪を備える植付機構6が設けられており、この植付機構6によってマット苗Mが分離され、圃場に植え付けられる。
【0008】
図1〜図3に示すように、走行機体1の左右両側部には、機体前方から機体後部まで予備苗Y(苗箱Bに収容されたマット苗M)を搬送する予備苗供給装置7が設けられている。本実施形態の予備苗供給装置7は、左右枠8と、左右枠8を一体的に連結する前後枠9と、左右枠8間に所定間隔を存して複数並設される転動ローラ10とを備えるローラコンベアからなり、側面視において前高後低状に緩やかに傾斜する姿勢で機体側部に沿って配置されている。これにより、予備苗Yを畔上から機体上に供給する際、予備苗供給装置7の前端部に予備苗Yを順次載せるだけで、複数の予備苗Yを機体後部まで連続的に供給することが可能になる。
【0009】
また、本実施形態の予備苗供給装置7は、機体側部に立設されるステー7aに対して固定状態で取り付けられる中間コンベア(固定部)11と、中間コンベア11の前端部に上方変位自在(A支点の上下回動)に連結される前側コンベア(可動部)12と、中間コンベア11の後端部に上方変位自在(B支点の上下回動)に連結される後側コンベア(可動部)13とからなる3ピース構造を有しており、予備苗非供給時には、前側コンベア12や後側コンベア13を上方に変位させて、中間コンベア11上に折り畳むことができるようになっている。尚、本実施形態では、前側コンベア12及び後側コンベア13を折畳み式としているが、着脱式としてもよい。
【0010】
図1〜図4に示すように、予備苗供給装置7には、その搬送経路で予備苗Yに薬剤を施薬する施薬装置14が設けられている。施薬装置14は、例えば、粒体を散布する粒体散布装置からなり、予備苗供給装置7で搬送される予備苗Yに対して、殺虫殺菌剤などの粒状薬剤を散布するように構成される。このようにすると、移植前の苗に薬剤を施薬するにあたり、施薬装置14を予備苗供給装置7に設けることができるので、植付作業機3に施薬装置を設ける場合のように、植付作業機3における構造の複雑化や重量の増加を回避できるだけでなく、苗に対する施薬状況をオペレータが目視確認することが可能になる。
【0011】
具体的に説明すると、本実施形態の施薬装置14は、フレーム15、薬剤貯留部16、薬剤散布部17、薬剤排出部18及び制御ボックス19を備えて構成されている。フレーム15は、予備苗供給装置7の左右枠8にそれぞれ立設されており、その上端部間で薬剤貯留部16、薬剤散布部17、薬剤排出部18及び制御ボックス19が支持されている。薬剤貯留部16は、薬剤を貯留するホッパ20と、ホッパ20の上部開口を開閉自在に覆蓋する蓋体21とを備えて構成されており、ホッパ20に貯留した薬剤が薬剤散布部17に供給される。
【0012】
薬剤散布部17は、ホッパ20の下部開口に対向して配置される散布ローラ22と、該散布ローラ22を一体的に備える散布ローラ軸23と、該散布ローラ軸23を回転させる散布モータ24とを備えて構成されている。散布ローラ22は、外周面に薬剤の大きさに対応した溝(図示せず)を多数有しており、この溝にホッパ20内の薬剤を入り込ませると共に、溝に入り込ませた薬剤を散布モータ24の駆動に応じて薬剤排出部18まで回転搬送するように構成されている。
【0013】
薬剤排出部18は、薬剤散布部17から供給される薬剤を排出ガイドする排出ガイド25と、予備苗Yを分草する分草体26と、薬剤の飛散を防止する飛散防止板27とを備えて構成されている。排出ガイド25は、下側ほど左右幅が広いガイド板からなり、薬剤を予備苗の株元に向けて排出ガイドする。分草体26は、左右のフレーム15間に架設される線材からなり、予備苗Yの葉部を前後に分草する。ことにより、予備苗Yの株元部が露出し、排出ガイド25から落下する薬剤が確実に予備苗Yの株元部に散布されることになる。飛散防止板27は、施薬位置の左右両側に立設されており、排出ガイド25から落下する薬剤が予備苗供給装置7の左右外方に飛散することを防止している。
【0014】
制御ボックス19は、ホッパ20の一側方に設けられている。制御ボックス19の正面には、後述するメインスイッチ28及び散布量調整ダイヤル29が設けられており、また、制御ボックス19の内部には、後述する制御部30が内装されている。
【0015】
予備苗供給装置7に対する施薬装置14の取付位置は、予備苗Yの取出容易性を考慮して決められている。具体的に説明すると、予備苗供給装置7に施薬装置14を設けるにあたり、予備苗供給装置7の施薬位置後方に、予備苗2枚分以上の予備苗載置長さが確保されるように、施薬装置14の取付位置を設定している。このようにすると、予備苗供給装置7の搬送経路上に施薬装置14を配置しても、予備苗Yの取出しに際して施薬装置14が邪魔になる可能性を低減できると共に、一番後ろの予備苗Yと、後ろから2番目の予備苗Yを、作業者の好みで選択的に取り出すことができる。
【0016】
また、予備苗供給装置7に対する施薬装置14の取付位置は、予備苗供給装置7の収納性も考慮して決められている。図5を参照して具体的に説明すると、本実施形態の予備苗供給装置7は、前述したように、固定部である中間コンベア11の前後に収納自在な前側コンベア12及び後側コンベア13を連結させた3ピース構造であるが、施薬装置14は、中間コンベア11の上方前側に配置される。このようにすると、予備苗供給装置7の搬送経路上に施薬装置14を配置しても、収納時における予備苗供給装置7の前後長さを可及的に短くすることができる。しかも、本実施形態の施薬装置14は、折り畳まれた前側コンベア12の転動ローラ10を係合保持するフック31と、折り畳まれた後側コンベア13を接当支持するストッパ32とを備えているので、前側コンベア12及び後側コンベア13の収納姿勢を安定的に維持することができる。
【0017】
また、本実施形態の施薬装置14は、図6に示すように、起立した施薬作業姿勢と、倒伏した収納姿勢とに変姿自在となっている。具体的に説明すると、施薬装置14のフレーム15は、中間部が前後に屈曲自在(C支点の前後回動)であって、円弧状の長孔15aを貫通する固定具15bを緩めることにより施薬装置14の起伏変姿が許容されると共に、固定具15bを締めることにより施薬装置14を任意の傾斜角度で固定することができるようになっている。このようにすると、予備苗供給装置7の搬送経路上に施薬装置14を配置しても、施薬装置14の倒伏変姿にもとづいて、収納時における予備苗供給装置7の高さを可及的に低くすることができる。また、施薬装置14を倒伏させると、ホッパ20内の薬剤を容易に取り出すことができるので、作業終了後における残量薬剤の抜き取り作業が容易になる。しかも、施薬装置14の傾斜を変更すると、薬剤排出部18の位置も前後に変化するので、施薬位置の調整が可能になる。
【0018】
さらに、予備苗供給装置7には、施薬位置にある予備苗Yを強制的に等速搬送する等速搬送装置(等速搬送手段)33が設けられている。この等速搬送装置33は、例えば、ベルトコンベアからなり、複数の搬送ローラ34を一体的に有する前後一対の搬送ローラ軸35と、前後の搬送ローラ34間に巻回される搬送ベルト36と、後側の搬送ローラ軸35を回転させるコンベア駆動モータ37とを備えて構成される。このようにすると、施薬位置における予備苗Yの搬送速度が一定に保たれるので、搬送速度の変化に起因する施薬量のバラツキを確実に抑制し、施薬量の均等化を図ることができる。
【0019】
またさらに、予備苗供給装置7には、予備苗Yの位置を検出する複数の苗検知スイッチSW1〜SW4(苗位置検出手段)が設けられている。そして、第一苗検知スイッチSW1は、等速搬送装置33の搬送始端位置における予備苗Yの存在を検出し、第二苗検知スイッチSW2は、施薬装置14の施薬位置における予備苗Yの存在を検出し、第三苗検知スイッチSW3は、施薬位置後方における後ろから2番目の予備苗Yを検出し、第四苗検知スイッチSW4は、施薬位置後方における一番後ろの予備苗Yを検出するようになっている。尚、本実施形態の苗検知スイッチSW1〜SW4は、予備苗Yの底面との接触にもとづいて予備苗位置を検出する接触式の検知スイッチであるが、予備苗Yの位置を非接触で検出する光学式や磁気式の検知スイッチを用いてもよい。
【0020】
図7に示すように、施薬装置14の制御部30には、前述した散布モータ24、メインスイッチ28、散布量調整ダイヤル29、コンベア駆動モータ37及び苗検知スイッチSW1〜SW4が接続されている。そして、制御部30は、予めROMに記憶されるプログラムに従い、散布モータ24及びコンベア駆動モータ37の駆動制御を行う。この駆動制御には、苗検知スイッチSW1〜SW4による予備苗Yの位置検出にもとづいて施薬装置14(散布モータ24)の駆動をON/OFF制御(ON時は所定速度の等速駆動)する施薬装置駆動制御と、苗検知スイッチSW1〜SW4による予備苗Yの位置検出にもとづいて等速搬送装置33(コンベア駆動モータ37)の駆動をON/OFF制御(ON時は所定速度の等速駆動)する等速搬送装置駆動制御と、散布量調整ダイヤル29の設定値に応じて施薬装置14(散布モータ24)の駆動速度を変更する散布量調整制御とが含まれている。このようにすると、予備苗供給装置7で搬送される予備苗Yに対して確実な施薬が可能になると共に、施薬量のバラツキを抑制し、施薬量の均等化が図れる。
【0021】
予備苗Yの位置検出にもとづく施薬装置14及び等速搬送装置33の駆動制御は、図8に示すような駆動制御パターンにもとづいて行うことができる。この駆動制御パターンは、苗検知スイッチSW1〜SW4のON/OFFの組み合せパターン毎に、施薬装置14及び等速搬送装置33の駆動/停止を設定したものである。例えば、予備苗供給装置7上に予備苗Yが載置されていない状態では、全ての苗検知スイッチSW1〜SW4がOFFであり、施薬装置14及び等速搬送装置33が停止されている。ここで、一枚目の予備苗Yが前側から搬送されてくると、まず、第一苗検知スイッチSW1のONに応じて、等速搬送装置33のみを駆動させる。次に、予備苗Yが施薬位置に到達すると、第二苗検知スイッチSW2のONに応じて、施薬装置14も駆動させ、予備苗Yに対する施薬を開始する。その後、予備苗Yが施薬位置を通過するまで施薬装置14及び等速搬送装置33の駆動を継続し、予備苗Yが施薬位置を通過したら施薬装置14及び等速搬送装置33を停止させる。
【0022】
また、後ろ二つの苗検知スイッチSW3、SW4のうち、一つでもOFFの場合には(予備苗Yが流れる状態のとき)、施薬装置14及び等速搬送装置33の駆動を許容するが、後ろ二つの苗検知スイッチSW3、SW4が両方ともONの場合は(予備苗Yの流れが止まったとき)、施薬装置14及び等速搬送装置33の駆動を停止させる。これにより、予備苗供給装置7において予備苗Yの流れが止まったとき、後続の予備苗Yを施薬位置の手前で待機させることができると共に、施薬装置14及び等速搬送装置33の無駄な駆動を防止することができる。
【0023】
叙述の如く構成された本実施形態によれば、機体後部で苗を植付ける植付作業機3と、機体前方から機体後部まで予備苗Yを搬送する予備苗供給装置7とを備える乗用型田植機において、予備苗供給装置7の搬送経路で予備苗Yに薬剤を施薬する施薬装置14を設けたので、植付作業機3に施薬装置を設ける場合のように、植付作業機3における構造の複雑化や重量の増加を回避できるだけでなく、苗に対する施薬状況をオペレータが目視確認できる。しかも、予備苗供給装置7の施薬位置後方に、予備苗2枚分以上の予備苗載置長さを確保したので、予備苗供給装置7の搬送経路上に施薬装置14を配置しても、予備苗Yの取出しに際して施薬装置14が邪魔になる可能性を低減できると共に、一番後ろの予備苗Yと、後ろから2番目の予備苗Yを選択的に取り出すことができる。
【0024】
また、予備苗供給装置7は、固定部である中間コンベア11の前後に収納自在な前側コンベア12及び後側コンベア13を連結させた3ピース構造であり、中間コンベア11の上方前側に施薬装置14を配置したので、予備苗供給装置7の搬送経路上に施薬装置14を配置しても、収納時における予備苗供給装置7の前後長さを可及的に短くすることができる。
【0025】
また、施薬装置14は、起立した施薬作業姿勢と、倒伏した収納姿勢とに変姿自在であるため、予備苗供給装置7の搬送経路上に施薬装置14を配置しても、収納時における予備苗供給装置7の高さを可及的に低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】乗用型田植機の側面図である。
【図2】乗用型田植機の平面図である。
【図3】予備苗供給装置の平面図である。
【図4】施薬装置の正面図である。
【図5】第一の収納姿勢を示す予備苗供給装置の側面図である。
【図6】第二の収納姿勢を示す予備苗供給装置の側面図である。
【図7】制御部の入出力を示すブロック図である。
【図8】施薬装置及び等速搬送装置の駆動制御パターンを示す説明図である。
【符号の説明】
【0027】
1 走行機体
3 植付作業機
7 予備苗供給装置
11 中間コンベア
12 前側コンベア
13 後側コンベア
14 施薬装置
30 制御部
33 等速搬送装置
SW1〜SW4 苗検知スイッチ
Y 予備苗

【特許請求の範囲】
【請求項1】
機体後部で苗を植付ける植付作業機と、
機体前方から機体後部まで予備苗を搬送する予備苗供給装置と
を備える移植機において、
前記予備苗供給装置の搬送経路で予備苗に薬剤を施薬する施薬装置を設けると共に、前記予備苗供給装置の施薬位置後方に、予備苗2枚分以上の予備苗載置長さを確保したことを特徴とする移植機。
【請求項2】
前記予備苗供給装置は、固定部の前後に収納自在な可動部を連結させた3ピース構造であり、固定部の上方前側に施薬装置を配置したことを特徴とする請求項1記載の移植機。
【請求項3】
前記施薬装置は、起立した施薬作業姿勢と、倒伏した収納姿勢とに変姿自在であることを特徴とする請求項1又は2記載の移植機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−17851(P2009−17851A)
【公開日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−184479(P2007−184479)
【出願日】平成19年7月13日(2007.7.13)
【出願人】(000001878)三菱農機株式会社 (1,502)
【Fターム(参考)】