籾摺選別機の操作装置

【課題】
単一の操作レバーにより籾シャッタ弁、揺動クラッチ手段及び循環/排出切換弁を操作し、且つ、籾摺選別作業の開始から終了までの作業進行状態に応じて操作レバーの所定操作位置への移動を表示する表示手段を備えた籾摺選別機において、操作レバーが仕上げ玄米を機外排出状態にあるときに、オペレータが籾摺選別機の傍にいなくても残米処理工程への自動移行を円滑にする。
【解決手段】
混合米有無検出センサ(SE8)が混合米タンク(24)の混合米無し検出をすると、操作レバー(32)を第3操作位置(32d)に操作したままの状態で循環/排出切換弁(36)を排出状態から循環状態に切り替え、次いで、所定時間後に循環/排出切換弁(36)を循環状態から排出状態に切り替え、次いで、籾摺選別機駆動用の主モータ(M1)の設定値以下の負荷電流値を検出すると、主モータ(M1)を停止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、揺動選別板型籾摺選別機の操作装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
揺動選別板型の籾摺選別機において、籾ホッパの籾なしを籾切れセンサが検出すると自動的に籾シャッタを閉鎖し、次いで、循環/排出切換弁を排出側から循環側に切り替え、次いで、籾摺ロールのロール間隙を所定時間閉調節し、次いで、所定時間かけて残留穀粒を数回循環してすべて玄米にし、次いで、籾摺ロールのロール間隙を通常間隙に復帰させ、次いで、循環/排出切換弁を循環側から排出側に切り替え、次いで、所定時間経過すると、循環/排出切換弁を排出側から循環側に切り替え、次いで、揺動モータを停止し、主モータを停止するものは、公知である(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−262085号公報(12頁、図18)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、単一の操作レバーにより籾シャッタ弁、揺動クラッチ手段及び循環/排出切換弁を操作でき、且つ、籾摺選別作業の開始から終了までの作業進行状態に応じて操作レバーの所定操作位置への操作タイミングを表示する表示手段を備えた籾摺選別機でありながら、操作レバーを籾シャッタ弁を開状態、揺動クラッチ手段を揺動入り状態、循環/排出切換弁を排出側に切り換えたままの状態で、残米処理工程へ自動的に移行し、オペレータが籾摺選別機の近くに待機していなくても籾摺作業を円滑に終了させようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記問題点を解決するために、本発明は次のような技術的手段を講じた。
請求項1の発明は、籾摺部(1)と、摺落米風選部(2)と、揺動選別板型の混合米選別部(3)を備えた籾摺選別機において、
前記籾摺部(1)の籾ホッパ(6)には籾シャッタ弁(31)を設け、前記摺落米風選部(2)の選別混合米を混合米タンク(24)に一時貯溜して前記混合米選別部(3)の揺動選別板(15)に供給するように構成し、混合米選別部(3)には仕上げ玄米を機内循環側あるいは機外排出側に切り換える循環/排出切換弁(36)を設け、
単一の操作レバー(32)により前記籾シャッタ弁(31)、揺動選別板(15)駆動用の揺動駆動装置(39)の揺動クラッチ手段(39a)及び循環/排出切換弁(36)を操作可能に構成し、
前記操作レバー(32)を操作溝に沿って第1操作位置(32b)から第2操作位置(32c)を経由して第3操作位置(32d)に操作可能で、且つ、第3操作位置(32d)から第2操作位置(32c)を経由して第1操作位置(32b)に操作可能に構成し、
前記操作レバー(32)を第1操作位置(32b)に操作すると、籾シャッタ弁(31)を閉状態、揺動クラッチ手段(39a)を揺動切り状態、循環/排出切換弁(36)を循環側に切り換え、前記操作レバー(32)を第2操作位置(32c)に操作すると、籾シャッタ弁(31)を開状態、揺動クラッチ手段(39a)を揺動入り状態、循環/排出切換弁(36)を循環側に切り換え、前記操作レバー(32)を第3操作位置(32d)に操作すると、籾シャッタ弁(31)を開状態、揺動クラッチ手段(39a)を揺動入り状態、循環/排出切換弁(36)を排出側に切り換えるように構成し、
前記籾ホッパ(6)に籾がなくなったことを検出する籾有無検出センサ(SE7)及び混合米タンク(24)に混合米の無くなったことを検出する混合米有無検出センサ(SE8)を設け、
前記操作レバー(32)が第3操作位置(32d)にある状態で、籾有無検出センサ(SE7)が籾ホッパ(6)の籾無し検出または混合米有無検出センサ(SE8)が混合米タンク(24)の混合米無し検出をすると、前記操作レバー(32)を第3操作位置(32d)に操作したままの状態で前記循環/排出切換弁(36)を排出状態から循環状態に切り替え、次いで、所定時間後に前記循環/排出切換弁(36)を循環状態から排出状態に切り替え、次いで、設定時間経過後あるいは籾摺選別機駆動用の主モータ(M1)の設定値以下の負荷電流値を検出すると、前記主モータ(M1)を停止するコントローラ(55)を設けたことを特徴とする。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、
前記操作レバー(32)が第3操作位置(32d)にある状態で操作レバー(32)が手動操作により第2操作位置(32c)に操作された場合には、次いで第2操作位置(32c)から第3操作位置(32d)へ手動操作されるまでは前記循環/排出切換弁(36)を循環側から排出側に切り替えないコントローラ(55)を設けたことを特徴とする。
【0007】
請求項3の発明は、請求項2の発明において、
前記操作レバー(32)の第1操作位置(32b)、第2操作位置(32c)及び第3操作位置(32d)を示す操作表示部(44)を設け、該操作表示部(44)には前記操作レバー(32)の第1操作位置(32b)から第2操作位置(32c)への操作方向を指示する第1表示灯(L1)と、第2操作位置(32c)から第3操作位置(32d)への操作方向を指示する第2表示灯(L2)と、第3操作位置(32d)から第2操作位置(32c)への操作方向を指示する第3表示灯(L3)と、第2操作位置(32c)から第1操作位置(32b)への操作方向を指示する第4表示灯(L4)を設け、
籾摺選別作業の進行状態に対応して前記第1表示灯(L1)、第2表示灯(L2)、第3表示灯(L3)及び第4表示灯(L4)のいずれか一つを表示作動するコントローラ(55)を設けたことを特徴とする。
【0008】
請求項4の発明は、請求項3の発明において、
前記操作レバー(32)が第1操作位置(32b)、第2操作位置(32c)及び第3操作位置(32d)のいずれに位置しているかを検出する操作レバー位置検出センサ(SE2)を設け、前記混合米タンク(24)には所定量以上の混合米を検出する混合米量センサ(SE1)を設け、籾摺選別機駆動用の主モータ(M1)の負荷電流値を検出する負荷電流センサ(SE5)を設け、
電源スイッチを入りとし機体及びコントローラ(55)を通電状態とすると、前記第1表示灯(L1)を作動表示し、次いで、前記混合米タンク(24)が設定量以上の混合米有り検出をすると前記第2表示灯(L2)を作動表示し、次いで、前記操作レバー(32)の第3操作位置(32d)への操作を前記シャッタレバー検出センサ(SE2)が検出した後に、混合米量センサ(SE1)が混合米タンク(24)の設定量以下の混合米検出をすると、第3表示灯(L3)を作動表示灯し、次いで、操作レバー(32)が第3操作位置(32d)から第2操作位置(32c)への操作をシャッタレバー検出センサ(SE2)が検出した後に、負荷電流センサ(SW5)が主モータ(M1)の設定値以下の負荷電流値を検出すると前記第4表示灯(L4)を表示作動するコントローラ(55)を設けたことを特徴とする。
【0009】
請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記操作レバー(32)の第1操作位置(32b)、第2操作位置(32c)及び第3操作位置(32d)を示す操作表示部(44)を設け、該操作表示部(44)には前記操作レバー(32)の第1操作位置(32b)から第2操作位置(32c)への操作方向を指示する第1表示灯(L1)と、第2操作位置(32c)から第3操作位置(32d)への操作方向を指示する第2表示灯(L2)と、第3操作位置(32d)から第2操作位置(32c)への操作方向を指示する第3表示灯(L3)と、第2操作位置(32c)から第1操作位置(32b)への操作方向を指示する第4表示灯(L4)を設け、
前記籾ホッパ(6)の籾の有無を検出する籾有無検出センサ(SE7)及び混合米タンク(24)の混合米の有無を検出する混合米有無検出センサ(SE8)を設け、
籾摺選別作業の進行に対応して前記第1表示灯(L1)、第2表示灯(L2)、第3表示灯(L3)及び第4表示灯(L4)のいずれか一つを表示作動し、前記操作レバー(32)が第3操作位置(32d)にある状態で、籾有無検出センサ(SE7)が籾ホッパ(6)の籾無し検出または混合米有無検出センサ(SE8)が混合米タンク(24)の混合米無し検出をすると、前記第3表示灯(L3)を作動表示し、次いで、設定時間後に循環/排出切換弁(36)を循環側から排出側に切り替え、次いで、設定時間経過後または前記主モータ(M1)の負荷電流値が設定値以下への移行を前記負荷電流センサ(SE5)が検出すると、前記第4表示灯(L4)を表示作動するコントローラ(55)を設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1の発明によると、操作レバー(32)が第3操作位置(32d)にある状態で、籾有無検出センサ(SE7)が籾ホッパ(6)の籾無し検出または混合米有無検出センサ(SE8)が混合米タンク(24)の混合米無し検出をすると、操作レバー(32)を第3操作位置(32d)に操作したままの状態で循環/排出切換弁(36)を排出状態から循環状態に切り替え、次いで、所定時間後に循環/排出切換弁(36)を循環状態から排出状態に切り替え、次いで、設定時間経過後あるいは籾摺選別機駆動用の主モータ(M1)の設定値以下の負荷電流値を検出すると、主モータ(M1)を停止するので、
単一の操作レバー(32)により籾シャッタ弁(31)、揺動クラッチ手段(39a)及び循環/排出切換弁(36)を操作できる操作性の良好なものでありながら、操作レバー(32)を第3操作位置(32d)の籾シャッタ弁(31)を開状態、揺動クラッチ手段(39a)を揺動入り状態、循環/排出切換弁(36)を排出側に切り換えたままの状態で、残米処理工程に自動的に移行することができ、オペレータが籾摺選別機の近くに待機していなくても籾摺作業を円滑に終了させることができる。
【0011】
請求項2の発明によると、請求項1の発明の前記効果に加えて、操作レバー(32)が第3操作位置(32d)にある状態で操作レバー(32)が手動操作により第2操作位置(32c)に操作された場合には、次いで第2操作位置(32c)から第3操作位置(32d)へ手動操作されるまでは循環/排出切換弁(36)を循環側から排出側に切り替えないので、
オペレータの意思を優先しながら籾摺選別機を運転することができる。例えば、操作レバー(32)が第3操作位置(32d)にある状態で、仕上げ玄米の受け取り準備ができていないときには、操作レバー(32)を第2操作位置(32c)に手動操作し仕上げ玄米の排出を停止し、仕上げ玄米の受け取り準備ができた状態で操作レバー(32)を第2操作位置(32c)から第3操作位置(32d)へ手動操作することにより、循環/排出切換弁(36)を循環側から排出側に切り替え、仕上げ玄米を溢れずに穀粒袋に収納することができ、作業態勢に対応した適切な処理をすることができる。
【0012】
請求項3の発明によると、請求項2の発明の前記効果に加えて、籾摺選別作業の進行に対応して前記第1表示灯(L1)、第2表示灯(L2)、第3表示灯(L3)及び第4表示灯(L4)のいずれか一つを表示作動するので、籾摺選別作業の進行状態に対応して次ぎに行なうべき操作レバー(32)の操作位置を適切なタイミングで表示することができ、籾摺作業を円滑に進行することができる。
【0013】
請求項4の発明によると、請求項3の発明の前記効果に加えて、電源スイッチを入りとし機体及びコントローラ(55)を通電状態とすると、第1表示灯(L1)を作動表示し、次いで、混合米タンク(24)が設定量以上の混合米有り検出をすると第2表示灯(L2)を作動表示し、次いで、操作レバー(32)の第3操作位置(32d)への操作をシャッタレバー検出センサ(SE2)が検出した後に、混合米量センサ(SE1)が混合米タンク(24)の設定量以下の混合米検出をすると、第3表示灯(L3)を作動表示灯し、次いで、操作レバー(32)が第3操作位置(32d)から第2操作位置(32c)への操作をシャッタレバー検出センサ(SE2)が検出した後に、負荷電流センサ(SW5)が主モータ(M1)の設定値以下の負荷電流値を検出すると第4表示灯(L4)を表示作動するコントローラ(55)を設けたので、
籾シャッタ弁(31)、揺動クラッチ手段(39a)及び循環/排出切換弁(36)を操作する操作レバー(32)の操作位置を、籾摺選別作業の開始から終了までにわたり作業工程の順序に沿って順次切り替え表示し、切り替えタイミングを的確に表示することができる。
【0014】
請求項5の発明によると、請求項1の発明の前記効果に加えて、
籾摺選別作業の進行に対応して前記第1表示灯(L1)、第2表示灯(L2)、第3表示灯(L3)及び第4表示灯(L4)のいずれか一つを表示作動し、操作レバー(32)が第3操作位置(32d)にある状態で、籾有無検出センサ(SE7)が籾ホッパ(6)の籾無し検出または混合米有無検出センサ(SE8)が混合米タンク(24)の混合米無し検出をすると、第3表示灯(L3)を作動表示し、次いで、設定時間後に循環/排出切換弁(36)を循環側から排出側に切り替え、次いで、設定時間経過後または主モータ(M1)の負荷電流値が設定値以下への移行を負荷電流センサ(SE5)が検出すると、第4表示灯(L4)を表示作動するので、残米処理工程のどの段階を実行しているのかをオペレータが認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】揺動選別板型籾摺選別機の全体の切断側面図。
【図2】混合米タンク、籾シャッタ弁、循環/排出切換弁の斜視図。
【図3】籾摺選別機の斜視図。
【図4】操作盤の正面図。
【図5】籾摺機の伝動構成を示す切断平面図。
【図6】シャッタレバーの側面図。
【図7】操作盤の正面図、操作表示手段の拡大正面図。
【図8】制御ブロック図。
【図9】フローチャート。
【図10】フローチャート。
【図11】インペラ羽根型籾摺選別機の切断側面図。
【図12】混合米タンクの側面図。
【図13】フローチャート。
【図14】操作盤の正面図。
【図15】操作盤の正面図。
【図16】操作盤の正面図、シャッタレバーの側面図。
【図17】フローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面に示す実施例に基づき本発明を説明する。
まず、図1に基づきこの発明を備えている揺動選別板型籾摺選別機の全体構成について説明する。
【0017】
籾摺選別機は、機体の前側上部に配置した籾摺部1と、籾摺部1の後側に配置した摺落米風選部2と、摺落米風選部2の後側に配置した揺動選別板型の混合米選別部3と、混合米選別部3の選別摺落米を揚穀する混合米揚穀機4と、混合米選別部3の仕上げ玄米を機外に取り出す玄米揚穀機5と、混合米選別部3の選別籾を籾摺部1に揚穀還元する籾揚穀機27とにより構成されている。
【0018】
籾摺部1は籾摺ロール型に構成されていて、籾ホッパ6と、一対の籾摺ロール7,7と、籾摺ロール7,7の下方に設けられている振動型の摺落米移送棚8等により構成されている。籾ホッパ6の籾は籾摺ロール7,7で籾摺されて摺落米移送棚8に落下供給され、振動している摺落米移送棚8により後側に移送され、摺落米風選部2の下部の選別始端側に供給される。
【0019】
摺落米風選部2は、摺落米風選箱体9と、摺落米風選箱体9内に上下方向に沿うように構成されている摺落米選別風路10と、摺落米選別風路10の中途部下方に設けられている粃受樋11と、摺落米選別風路10の始端部である下側部に設けられている摺落米受樋12と、摺落米選別風路10の終端側である上側部に配設されている吸引ファン13と、排塵筒14等により構成されている。
【0020】
次に、揺動選別型の混合米選別部3について説明する。
多段の揺動選別板15,…には、板面に選別用の凹凸が形成されていて、縦方向の一側を高い供給側、他側を低い排出側とし、縦方向に直交する横方向の一方側を高い揺上側、反対側を低い揺下側として、揺動選別板15の縦横2方向ともに傾斜した構成とし、揺動選別板15,…を前後揺動アーム(図示省略)、揺動装置(図示省略)により横方向斜め上下に往復揺動する構成である。
【0021】
揺動選別板15,…の上方には混合米タンク24が配設されていて、摺落米受樋12に風選された混合米が混合米揚穀機4により揚穀され混合米タンク24に供給される。次いで、分配供給樋16、分配ケース17を経由して揺動選別板15,…に供給される。
【0022】
揺動選別板15,…の揺下側の側壁の排出側部分には、籾排出口を切り欠き構成し、選別籾は揺下側に取り出され、籾還元流路29を経て籾揚穀機27に供給される構成である。
【0023】
揺動選別板15,…に供給された混合米は、粒形の大小,比重の大小,摩擦係数の大小等の関係で、比重の重い小形の玄米は揺上側に偏流分布し、玄米に比較して大形で比重の軽い籾は、揺下側に偏流分布し、その中間部には分離されない籾・玄米の混合米が分布されながら選別される。そして、これらの選別穀粒は、揺動選別板15の排出側に設けられている玄米仕切板18及び籾仕切板19で仕切られて取り出される。
【0024】
取り出された選別仕上米は、玄米取出樋20,玄米流路21,玄米揚穀機5を経て機外に取り出される。また、取り出された選別混合米は混合米取出樋22,混合米流路23,摺落米受樋12,混合米揚穀機4,混合米タンク24,分配供給樋16,分配ケース17を経て、揺動選別板15,…に再度供給されて再選別される。
【0025】
また、揺動選別板15,…の揺下側に偏流分離された選別籾のうち揺下側の側壁に沿って流下したものは、籾排出口から籾還元流路29に取り出され、また、揺下側の側壁よりも揺上側を流下したものは揺動選別板15,…の排出側端部から籾仕切板18により仕切られて、籾取出樋25に取り出される。このようにして取り出された選別籾は、籾流路26,籾揚穀機27を経て籾摺部1に揚穀還元され、再度の籾摺がなされる。なお、摺落米風選部2で粃受樋11に選別された粃は、籾揚穀機27に送られ、混合米選別部3の選別籾と共に籾摺部1に揚穀還元される。
【0026】
次に、図2に基づき籾シャッタ弁31のシャッタレバー32及び混合米タンク24の穀粒溜まり具合に基づく切換作動構成について説明する。
籾ホッパ6の下部には籾シャッタ弁31を設け、籾シャッタ弁31の軸部31aとシャッタレバー32の軸部32aとの間にジョイントレバー33を介装し、所定範囲の融通を持たせて連動連結している。すなわち、籾シャッタ弁31の軸部31aに第1ジョイントレバー33aを取り付け、シャッタレバー32の軸部32aに第2ジョイントレバー33bを取り付け、第1ジョイントレバー33aと第2ジョイントレバー33bとの間を長孔とピンにより所定範囲の融通を持たせて連動連結している。しかして、シャッタレバー32を軸部32a回りに開閉操作すると、第1ジョイントレバー33a、第2ジョイントレバー33bを介して籾シャッタ弁31を開閉することができる。
【0027】
また、混合米揚穀機4上部の穀粒揚穀投げ出し部4aには、混合米タンク24を上下動自在に吊り下げ支持し、混合米タンク24に所定量以上の穀粒が溜まり重くなると、混合米タンク24がバネ34に抗して下方へ移動し、穀粒が所定量より少なくなると、バネ34により上方へ移動するようにしている。そして、混合米タンク24の側方に混合米量センサSE1を設け、混合米タンク24に所定量以上の混合米が溜り下方への移動を混合米量センサSE1で検出するようにしている。
【0028】
また、混合米選別部3の選別穀粒取出部には、図1に示すように、循環/排出切換弁36を設け、循環/排出モータM2の正逆回転駆動により揺動選別板15の選別仕上米を機内循環側に切り換えたり、機外取出側に切り換えるようにしている。また、循環/排出切換弁36の循環側、排出側への切換状態を検出する循環/排出検出センサSE3を設けている。
【0029】
また、図2に示すように、混合米タンク24と籾シャッタ弁31とをメカ的なリンケージで連結する切換連動手段37を介して連動連結している。この切換連動手段37は、例えば、混合米タンク24に一端が連結されている誘導ロッド37a、誘導ロッド37aの他端にピン連結されている第1支点アーム37b、第1支点アーム37bの他端にピン連結している連動ロッド37c、連動ロッド37cの他端にピン連結している回動アーム37dにより構成し、回動アーム37dの他端に籾シャッタ弁31の軸部31aのアーム部をピン連結している。
【0030】
しかして、混合米タンク24に所定量以上の穀粒が溜り下方へ移動すると、誘導ロッド37a、第1支点アーム37b、連動ロッド37c及び回動アーム37dを介して籾シャッタ弁31が閉調節される。また、混合米タンク24の穀粒量が所定量以下に減少し上方へ移動すると、誘導ロッド37a、第1支点アーム37b、連動ロッド37c及び回動アーム37dを介して籾シャッタ弁31が開調節され、混合米タンク24から揺動選別板15,…に混合米を継続して供給するようにしている。
【0031】
揺動選別板15の下方には揺動駆動装置39を設け、シャッタレバー32と揺動入切プーリ39aを揺動ワイヤ40により連動連結し、シャッタレバー32の操作により籾シャッタ弁31の開閉と関連的に揺動入切プーリ39aを入切するようにしている。
【0032】
また、図3、図6、図7に示すように、シャッタレバー32を左右方向の操作溝45に沿って操作自在に設け、シャッタレバー32を操作溝45の左側端部の第1操作位置32bに操作すると、「籾シャッタ弁31を閉状態、揺動駆動装置39を切り状態、循環/排出切換弁36を循環状態」に切り換えるようにしている。また、操作溝45の左右方向中間部の第2操作位置32cに切り換えると、「籾シャッタ弁31を開状態、揺動駆動装置39を駆動状態、循環/排出切換弁36を循環状態」に切り換えるようにしている。また、シャッタレバー32を操作溝45の右側端部の第3操作位置32dに切り換えると、「籾シャッタ弁31を開状態、揺動駆動装置39を駆動状態、循環/排出切換弁36を排出状態」に切り換えるようにしている。
【0033】
次に、図4に基づき操作盤41について説明する。
籾摺機の正面中央上部に操作盤41を設けている。操作盤41の右側部に運転/停止スイッチSW1を設けている。下側部には左側から右側にかけて自動運転と手動運転の切り換えをする自動入切スイッチSW2、籾摺ロール7,7の間隙を開調節するロール開スイッチSW3、籾摺ロール7,7の間隙を閉調節するロール閉スイッチSW4を設けている。上側部には右側から左側にかけて表示切換スイッチSW5、電流や電圧などを切換表示するデジタル表示部41a、主モータM1の負荷状態を表示する負荷表示部41bを設けている。
【0034】
次に、図5に基づき籾摺機の主モータM1から各駆動部への伝動構成について説明する。
籾摺部1の下方に主モータM1を配設し、主モータM1から籾摺ベルト伝動装置46、籾摺入力軸1aを経由して籾摺ロール7,7に動力を伝達している。籾摺入力軸1aから移送ベルト伝動装置47、移送入力軸8aを経由して摺落米移送棚8に動力を伝達している。移送入力軸8aから混合米揚穀ベルト伝動装置48、混合米揚穀入力軸4aを経由して混合米揚穀機4及び混合米ラセン12aに動力を伝達している。
【0035】
また、混合米揚穀入力軸4aから籾揚穀ベルト伝動装置49、籾揚穀入力軸27aを経由して籾揚穀機27に動力を伝達している。籾揚穀入力軸27aから吸引ファンベルト伝動装置50、吸引ファン入力軸13aを経由して吸引ファン13に動力を伝達している。籾揚穀入力軸27aから玄米揚穀機ベルト伝動装置51、玄米揚穀機入力軸5aを経由して玄米揚穀機5に動力を伝達している。玄米揚穀機入力軸5aから揺動ベルト伝動装置52、揺動クランク軸53を経由して揺動駆動装置39に動力を伝達している。
【0036】
そして、前記循環/排出切換弁36を循環/排出切換モータM2により切り換えするように構成している。
次に、図8に基づき制御ブロック図について説明をする。
【0037】
コントローラ55の入力側には、スイッチ群及びセンサ群を接続している。すなわち、運転/停止スイッチSW1、自動入切スイッチSW2、ロール開スイッチSW3、ロール閉スイッチSW4、表示切換スイッチSW5、循環/排出切換スイッチSW6、及び、混合米量センサSE1、シャッタレバー検出センサSE2、循環/排出検出センサSE3、籾シャッタ弁センサSE4、主モータM1の負荷電流値を検出する負荷電流センサSE5、混合米タンク下限検出センサSE6、籾ホッパ6の籾の有無を検出する籾有無検出センサSE7、混合米ホッパ24の混合米の有無を検出する混合米有無検出センサSE8を入力インターフェイスを経由して接続している。
【0038】
また、出力側には駆動回路を経由して主モータM1、循環/排出モータM2、ロール間隙調節モータM3、第1表示灯L1、第2表示灯L2、第3表示灯L3、第4表示灯L4を接続している。
【0039】
また、図4及び図7に示すように、操作盤41には操作表示部43を設け、操作表示部43にはシャッタレバー32の操作表示マークである第1操作表示マーク43a、第2操作表示マーク43b、第3操作表示マーク43c、及び、第1表示灯L1、第2表示灯L2、第3表示灯L3、第4表示灯L4を設けている。
【0040】
第1表示灯L1は第1操作表示マーク43aと第2操作表示マーク43bの中間に位置し、第1操作表示マーク43aから第2操作表示マーク43bに向かっての操作方向を表示するものである。第2表示灯L2は第2操作表示マーク43bと第3操作表示マーク43cの中間に位置し、第2操作表示マーク43bから第3操作表示マーク43cに向かっての操作方向を表示するものである。第3表示灯L3は第3操作表示マーク43cと第2操作表示マーク43bの中間に位置し、第3操作表示マーク43cから第2操作表示マーク43bに向かっての操作方向を表示するものである。第4表示灯L4は第2操作表示マーク43bと第1操作表示マーク43aの中間に位置し、第2操作表示マーク43bから第1操作表示マーク43aに向かっての操作方向を表示するものである。
【0041】
次に、図9及び図10のフローチャートに基づきコントローラ55の制御内容について説明する。
運転/停止スイッチSW1をONにし運転を開始すると(ステップS1)、籾摺ロール7,7のロール間隙の初期設定が開始され(ステップS2)、ロール間隙の初期設定が終了すると(ステップS3)、第1表示灯L1が点灯され(ステップS4)、オペレータによりシャッタレバー32が第1操作位置32bから第2操作位置32cに操作され(ステップS5)、籾シャッタ弁31が開状態、揺動クラッチ39aが揺動入り状態、循環/排出切換弁36が循環側に切り換えられ、循環工程の籾摺作業が開始され(ステップS6)、次いで、第1表示灯L1が消灯される(ステップS7)。
【0042】
次いで、混合米タンク24に所定量以上の混合米が溜ったか否かを混合米センサSE1の検出情報により判定し(ステップS8)、Yesであると、第2表示灯L2が点灯され(ステップS9)、オペレータによりシャッタレバー32が第2操作位置32cから第3操作位置32dへ操作され(ステップS10)、籾シャッタ弁(31)が開状態、揺動クラッチ39aが揺動入り状態、循環/排出切換弁(36)が排出側に切り換えられ、揺動選別板15の選別穀粒を機外排出状態として籾摺選別作業がなされ(ステップS11)、次いで、第2表示灯L2が消灯され(ステップS12)、この状態で籾摺選別作業が継続される。
【0043】
次いで、図10の「B」に移行し、同様の状態で籾摺選別作業が継続され(ステップS14)、次いで、混合米タンク24の混合米量が所定量以下になったか否かを混合米センサSE1の検出情報で判定し(ステップS15)、Yesであると、第3表示灯L3が点灯され(ステップS16)、オペレータによりシャッタレバー32が第3操作位置32dから第2操作位置32cへ操作されると(ステップS17)、第3表示灯L3が消灯され(ステップS18)、揺動選別板15の選別穀粒を機内循環状態としながら残留穀粒を全量玄米にする残米処理工程が実行される(ステップS19)。
【0044】
次いで、負荷電流センサSE5の検出負荷電流値が所定値以下に低下したか否かを判定し(ステップS20)、Yesであると、第4表示灯L4が点灯され(ステップS21)、オペレータによりシャッタレバー32が第2操作位置32cから第1操作位置32bへ操作され(ステップS22)、籾シャッタ弁31が閉状態、揺動クラッチ39aが揺動切り状態、循環/排出切換弁(36)が循環側に切り換えられ(ステップS22)、第4表示灯L4が消灯され(ステップS23)、次いで、運転/停止スイッチSW1がコントローラ55の停止指令によりOFFにされ残米処理工程はは終了する(ステップS24)。
【0045】
次に、図9及び図17のフローチャートに基づき自動的に残米処理工程を実行する他の制御内容について説明する。
図9のステップS13に続いて図17の「B」に移行し、同様の状態で籾摺選別作業が継続され(ステップS31)、次いで、混合米タンク24の混合米量が所定量以下になったか否かを混合米センサSE1の検出情報で判定し(ステップS32)、Yesであると、第3表示灯L3が点灯され(ステップS16)、オペレータによりシャッタレバー32が第3操作位置32dから第2操作位置32cへ操作されると(ステップS17)、第3表示灯L3が消灯され、揺動選別板15の選別穀粒を機内循環状態としながら残留穀粒を全量玄米にする残米処理工程が実行される(ステップS35)。
【0046】
なお、前記ステップS32においては、混合米タンク24の混合米量が所定量以下になったことを混合米センサSE1が検出し、且つ、主モータM1の負荷電流値を負荷電流センサSE5が検出すると、第3表示灯L3を点灯するように構成してもよい。
【0047】
次いで、設定時間(例えば5分)後にコントローラ55の指令により循環/排出切換弁36が循環側から排出側に切り替えられ(ステップS36)、次いで、負荷電流センサSE5の検出負荷電流値が所定値以下に低下したか否かを判定し(ステップS37)、Yesであると、第4表示灯L4が点灯され(ステップS38)、オペレータによりシャッタレバー32が第2操作位置32cから第1操作位置32bへ操作され、籾シャッタ弁31が閉状態、揺動クラッチ39aが揺動切り状態、循環/排出切換弁(36)が循環側に切り換えられると、コントローラ55の指令により第4表示灯L4が消灯され、次いで、コントローラ55の停止指令により運転/停止スイッチSW1がOFFにされ残米処理工程はは終了する(ステップS39)。
【0048】
図11にはインペラ羽根型の籾摺選別機を示している。前記制御装置をインペラ羽根型籾摺選別機で実施することができる。インペラ羽根型籾摺選別機は、インペラ羽根型の籾摺装置を備えた籾摺部1と、籾摺部1の後側に配置した摺落米風選部2と、摺落米風選部2の後側に配置した揺動選別板型の混合米選別部3と、混合米選別部3の選別摺落米を揚穀する混合米揚穀機4と、混合米選別部3の仕上げ玄米を機外に取り出す玄米揚穀機5と、混合米選別部3の選別籾を籾摺部1に揚穀還元する籾揚穀機27とにより構成し、籾摺選別機の機体前側上部にインペラ羽根型籾摺装置を備えたインペラケース57を配設している。
【0049】
なお、インペラ羽根型の籾摺選別機に前記シャッタレバー32の操作表示制御装置を採用することができる。この場合には、前記図9及び図10の制御フローチャートにおけるステップS1乃至S4を、「運転/停止スイッチSW1をONにし運転を開始すると、第1表示灯L1がすぐに点灯される」ように変更して実施し、籾摺選別作業を迅速に開始するようにする。
【0050】
次に、図12及び図13に基づき混合米タンク下限検出センサSE6について説明する。
混合米タンク24の下限移動位置あるいはその近傍に混合米タンク下限検出センサSE6を配設し、混合米タンク24の下降によりセンサSE6の検出片をON作動し検出するようにしている。そして、主モータM1がON状態で、シャッタレバー32が第2操作位置32cに位置し、籾シャッタ弁31が開状態で循環/排出切換弁36が循環状態にあるときに、混合米タンク24に混合米が多く溜り混合米タンク下限検出センサSE6がOFFからONに変化したときに、混合米タンク24が下限位置に到達したと判定し、第2表示灯L2を点滅し、シャッタレバー32の第3操作位置32dへの操作タイミングであることを表示するようにしている。なお、図13はその検出フローを示すものである。
【0051】
次に、シャッタレバー32の操作表示構成の他の実施例について説明する。
ジェットファン型の吸引ファン13を備え、第1表示灯L1、第2表示灯L2、第3表示灯L3及び第4表示灯L4を備えた籾摺選別機において、主モータM1がON状態で、混合米タンク24の混合米量の下限設定値を混合米タンク下限検出センサSE6が検出した場合には、シャッタレバー32が第1操作位置32bに位置し、籾シャッタ弁31が閉調節状態で、揺動クラッチ手段39aを揺動切り状態、循環/排出切換弁36が循環状態のときには、第1表示灯L1及び第2表示灯L2を点滅させる。
【0052】
また、シャッタレバー32が第2操作位置32cに位置し、籾シャッタ弁31が開調節状態で、揺動クラッチ手段39aを揺動入り状態、循環/排出切換弁36が循環状態のときには、第2表示灯L2を点滅する。
【0053】
また、シャッタレバー32が第3操作位置32dに位置し、籾シャッタ弁31が開調節状態で、揺動クラッチ手段39aを揺動入り状態、循環/排出切換弁36が排出状態のときには、第1表示灯L1及び第2表示灯L2を消灯するようにしている。
【0054】
しかして、シャッタレバー32の第2操作位置32cから第3操作位置32dへの操作タイミングを表示することにより、操作性の向上を図ることができる。
なお、第1表示灯L1、第2表示灯L2、第3表示灯L3及び第4表示灯L4を点滅表示する際に、揺動選別板15照明用の照明装置56を同期させて照明するようにする。そして、オペレータのシャッタレバー32の切換操作が遅れている場合には、照明装置56の点滅速度を速くするように変化させて操作遅れを報知するようにしてもよい。
【0055】
なお、シャッタレバー32の操作位置を検出するシャッタレバー検出センサSE2を、シャッタレバー32の第2操作位置32cへの操作を検出するマイクロスイッチと、シャッタレバー32の第3操作位置32dへの操作を検出するマイクロスイッチにより構成してもよい。
【0056】
また、オペレータがシャッタレバー32の切換操作をするにあたり、前記第1表示灯L1、第2表示灯L2、第3表示灯L3及び第4表示灯L4の点滅表示に対して異なる操作をした場合には、オペレータの操作を優先するようにし、緊急の事態に対応できるようにしてしいる。
【0057】
また、次のように構成してもよい。主モータM1がOFF状態のときにおいて、シャッタレバー32が第2操作位置32cに位置し、籾シャッタ弁31が開調節状態で、揺動クラッチ手段39aを揺動入り状態、循環/排出切換弁36が循環状態のときには、第4表示灯L4を点滅させる。
【0058】
また、シャッタレバー32が第3操作位置32dに位置し、籾シャッタ弁31が開調節状態で、揺動クラッチ手段39aを揺動入り状態、循環/排出切換弁36が排出状態のときには、第4表示灯L4を点滅させる。
【0059】
また、シャッタレバー32が第1操作位置32cに位置し、籾シャッタ弁31が閉調節状態で、揺動クラッチ手段39aを揺動切り状態、循環/排出切換弁36が循環状態のときには、第3表示灯L3及び第4表示灯L4を消灯するようにしている。
【0060】
前記構成によると、籾摺作業の停止中には籾シャッタ弁31の閉鎖を促すことにより、ジェットファン型の吸引ファン13の詰まりを防止することができる。
次に、図14に基づき操作盤41の他の実施例について説明する。
【0061】
操作盤41の下側部には左側から右側に並ぶように、運転/停止スイッチSW1と、籾摺ロール7,7の間隙を開調節するロール開スイッチSW3と、籾摺ロール7,7の間隙を閉調節するロール閉スイッチSW4を設け、ロール開スイッチSW3とロール閉スイッチSW4との間にロール間隙調節表示部54を設けている。また、上側部右側には操作表示部44を設け、上側部左側に異常表示部42を設けている。操作表示部44にはシャッタレバー32の操作タイミングを表示する第1〜第4表示灯L1〜L4を設けている。
【0062】
また、異常表示部42には多数の異常表示を上下方向に沿うように構成している。主モータ異常表示部42aには主モータM1の過負荷異常を表示し、籾シャッタ弁異常表示部42bには籾シャッタ弁センサSE4の異常を表示し、ロール異常表示部42cには籾摺ロール7,7のロール間隙調節異常を表示し、混合米タンク異常表示部42dには混合米センサSE1の異常を表示し、循環/排出異常表示部42eには循環/排出検出センサSE3の異常を表示し、低電圧異常表示部42fには電源電圧の低電圧異常を表示するようにし、これら表示部の側方に異常項目を表示している。
【0063】
次に、図15に基づき操作盤41の他の実施例について説明する。
操作盤41には運転/停止スイッチSW1、ロール開スイッチSW3、ロール閉スイッチSW4を設け、異常表示部42、操作表示部44及びロール間隙調節表示部54を設けている。
【0064】
また、ロール間隙調節表示部54の複数の表示部には「1〜5」のいずれかの数字を表示し、籾摺選別機の運転時間の「1の位」を表示するようにしている。異常表示部42の複数の表示部には「1〜5」のいずれかの数字を表示し、運転時間の「10の位」を表示するようにしている。表示操作表示部44の第1〜第4表示灯L1〜L4には「1〜4」のいずれかの数字を表示し、運転時間の「100の位」を表示するようにしている。
【0065】
そして、例えば運転/停止スイッチSW1の停止ボタンを所定時間より長く押すと、籾摺選別機の運転時間表示モードに移行し、ロール間隙調節表示部54の点灯している表示部の数字が「1の位」の運転時間を表示し、異常表示部42の点灯している表示部の数字が「10の位」の運転時間を表示し、表示操作表示部44の点灯している表示部の数字が「100の位」の運転時間を表示するようにし、運転時間を把握することができるようにしている。
【0066】
なお、異常表示部42及びロール間隙調節表示部54の「6〜9」までの表示は、前記「1〜5」の複数の数字を同時に点滅して合算表示し、また、操作表示部44の「5〜9」までの表示は、「1〜4」の複数の数字を同時に点滅して合算表示するようにしている。
【0067】
なお、例えば運転/停止スイッチSW1の停止ボタンとロール開スイッチSW3を同時に所定時間以上継続して押すと、運転時間表示モードから通常運転モードに復帰するようにしている。
【0068】
前記構成によると、異常表示部42、操作表示部44及びロール間隙調節表示部54を利用して運転時間を表示することができ、コストの低減を図ることができる。
次に、図16に基づき操作盤41の他の実施例について説明する。
【0069】
操作盤41には運転/停止スイッチSW1、ロール開スイッチSW3、ロール閉スイッチSW4を設け、異常表示部42、操作表示部44及びロール間隙調節表示部54を設けている。
【0070】
所定の複数のスイッチの同時操作により籾摺選別機のメンテナンスモードに移行するようにし、シャッタレバー32を第2操作位置32cから第3操作位置32dに操作する毎に、メンテナンス項目が所定の順序で順方向に移動し、センサ類の異常の有無がチエックされる。そして、異常がない場合には、前記異常表示部42の該当する異常表示項目が点灯表示(あるいはブザーでも報知)される。また、異常がある場合には、前記異常表示部42の異常表示項目が点滅表示される。また、すべての点検項目に異常がない場合、揺動選別板15,…照明用のLED型照明装置56を照明するようにしている。
【0071】
なお、シャッタレバー32を第2操作位置32cから第1操作位置32bに操作する毎に、チエック項目を順次戻すことができるようにしている。
また、前記異常表示をするにあたり、ブザーで異常を報知するようにし、異常報知項目である「主モータM1の過負荷異常」、「籾シャッタ弁の開閉異常」、「籾摺ロールのロール間隙調節異常」、「混合米タンクの上下動異常」、「循環/排出切換弁の切換異常」、「電源電圧の低電圧異常」等をブザーの報知パターンを変えることで判るようにしてもよい。また、LED型照明装置56の照明パターンを変えて異常報知をするようにしてもよい。また、別途設けたフラッシュライト(図示省略)を用いて同様に異常報知をするようにしてもよい。
【0072】
前記構成によると、操作盤41の異常表示部42、操作表示部44及びロール間隙調節表示部54を有効に活用しながら機体各部の点検をすることができ、コストの低減を図ることができる。
【符号の説明】
【0073】
1 籾摺部
2 摺落米風選部
3 混合米選別部
4 混合米揚穀機
5 玄米揚穀機
6 籾ホッパ
7 籾摺ロール
15 揺動選別板
24 混合米タンク
31 籾シャッタ弁
32 操作レバー(シャッタレバー)
32b 第1操作位置
32c 第2操作位置
32d 第3操作位置
36 循環/排出切換弁
39 揺動駆動装置
39a 揺動クラッチ手段
41 操作盤
55 コントローラ
L1 第1表示灯
L2 第2表示灯
L3 第3表示灯
L4 第4表示灯
M1 主モータ
SE1 混合米量センサ
SE2 シャッタレバーセンサ
SE5 負荷電流センサ
SE7 籾有無検出センサ
SE8 混合米有無検出センサ
SW1 運転/停止スイッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
籾摺部(1)と、摺落米風選部(2)と、揺動選別板型の混合米選別部(3)を備えた籾摺選別機において、前記籾摺部(1)の籾ホッパ(6)には籾シャッタ弁(31)を設け、前記摺落米風選部(2)の選別混合米を混合米タンク(24)に一時貯溜して前記混合米選別部(3)の揺動選別板(15)に供給するように構成し、混合米選別部(3)には仕上げ玄米を機内循環側あるいは機外排出側に切り換える循環/排出切換弁(36)を設け、単一の操作レバー(32)により前記籾シャッタ弁(31)、揺動選別板(15)駆動用の揺動駆動装置(39)の揺動クラッチ手段(39a)及び循環/排出切換弁(36)を操作可能に構成し、前記操作レバー(32)を操作溝に沿って第1操作位置(32b)から第2操作位置(32c)を経由して第3操作位置(32d)に操作可能で、且つ、第3操作位置(32d)から第2操作位置(32c)を経由して第1操作位置(32b)に操作可能に構成し、前記操作レバー(32)を第1操作位置(32b)に操作すると、籾シャッタ弁(31)を閉状態、揺動クラッチ手段(39a)を揺動切り状態、循環/排出切換弁(36)を循環側に切り換え、前記操作レバー(32)を第2操作位置(32c)に操作すると、籾シャッタ弁(31)を開状態、揺動クラッチ手段(39a)を揺動入り状態、循環/排出切換弁(36)を循環側に切り換え、前記操作レバー(32)を第3操作位置(32d)に操作すると、籾シャッタ弁(31)を開状態、揺動クラッチ手段(39a)を揺動入り状態、循環/排出切換弁(36)を排出側に切り換えるように構成し、前記籾ホッパ(6)に籾がなくなったことを検出する籾有無検出センサ(SE7)及び混合米タンク(24)に混合米の無くなったことを検出する混合米有無検出センサ(SE8)を設け、前記操作レバー(32)が第3操作位置(32d)にある状態で、籾有無検出センサ(SE7)が籾ホッパ(6)の籾無し検出または混合米有無検出センサ(SE8)が混合米タンク(24)の混合米無し検出をすると、前記操作レバー(32)を第3操作位置(32d)に操作したままの状態で前記循環/排出切換弁(36)を排出状態から循環状態に切り替え、次いで、所定時間後に前記循環/排出切換弁(36)を循環状態から排出状態に切り替え、次いで、設定時間経過後あるいは籾摺選別機駆動用の主モータ(M1)の設定値以下の負荷電流値を検出すると、前記主モータ(M1)を停止するコントローラ(55)を設けたことを特徴とする籾摺選別機の操作装置。
【請求項2】
請求項1の発明において、前記操作レバー(32)が第3操作位置(32d)にある状態で操作レバー(32)が手動操作により第2操作位置(32c)に操作された場合には、次いで第2操作位置(32c)から第3操作位置(32d)へ手動操作されるまでは前記循環/排出切換弁(36)を循環側から排出側に切り替えないコントローラ(55)を設けたことを特徴とする籾摺選別機の操作装置。
【請求項3】
請求項2の発明において、前記操作レバー(32)の第1操作位置(32b)、第2操作位置(32c)及び第3操作位置(32d)を示す操作表示部(44)を設け、該操作表示部(44)には前記操作レバー(32)の第1操作位置(32b)から第2操作位置(32c)への操作方向を指示する第1表示灯(L1)と、第2操作位置(32c)から第3操作位置(32d)への操作方向を指示する第2表示灯(L2)と、第3操作位置(32d)から第2操作位置(32c)への操作方向を指示する第3表示灯(L3)と、第2操作位置(32c)から第1操作位置(32b)への操作方向を指示する第4表示灯(L4)を設け、籾摺選別作業の進行状態に対応して前記第1表示灯(L1)、第2表示灯(L2)、第3表示灯(L3)及び第4表示灯(L4)のいずれか一つを表示作動するコントローラ(55)を設けたことを特徴とする籾摺選別機の操作装置。
【請求項4】
請求項3の発明において、前記操作レバー(32)が第1操作位置(32b)、第2操作位置(32c)及び第3操作位置(32d)のいずれに位置しているかを検出する操作レバー位置検出センサ(SE2)を設け、前記混合米タンク(24)には所定量以上の混合米を検出する混合米量センサ(SE1)を設け、籾摺選別機駆動用の主モータ(M1)の負荷電流値を検出する負荷電流センサ(SE5)を設け、電源スイッチを入りとし機体及びコントローラ(55)を通電状態とすると、前記第1表示灯(L1)を作動表示し、次いで、前記混合米タンク(24)が設定量以上の混合米有り検出をすると前記第2表示灯(L2)を作動表示し、次いで、前記操作レバー(32)の第3操作位置(32d)への操作を前記シャッタレバー検出センサ(SE2)が検出した後に、混合米量センサ(SE1)が混合米タンク(24)の設定量以下の混合米検出をすると、第3表示灯(L3)を作動表示灯し、次いで、操作レバー(32)が第3操作位置(32d)から第2操作位置(32c)への操作をシャッタレバー検出センサ(SE2)が検出した後に、負荷電流センサ(SW5)が主モータ(M1)の設定値以下の負荷電流値を検出すると前記第4表示灯(L4)を表示作動するコントローラ(55)を設けたことを特徴とする籾摺選別機の操作装置。
【請求項5】
請求項1の発明において、前記操作レバー(32)の第1操作位置(32b)、第2操作位置(32c)及び第3操作位置(32d)を示す操作表示部(44)を設け、該操作表示部(44)には前記操作レバー(32)の第1操作位置(32b)から第2操作位置(32c)への操作方向を指示する第1表示灯(L1)と、第2操作位置(32c)から第3操作位置(32d)への操作方向を指示する第2表示灯(L2)と、第3操作位置(32d)から第2操作位置(32c)への操作方向を指示する第3表示灯(L3)と、第2操作位置(32c)から第1操作位置(32b)への操作方向を指示する第4表示灯(L4)を設け、前記籾ホッパ(6)の籾の有無を検出する籾有無検出センサ(SE7)及び混合米タンク(24)の混合米の有無を検出する混合米有無検出センサ(SE8)を設け、籾摺選別作業の進行に対応して前記第1表示灯(L1)、第2表示灯(L2)、第3表示灯(L3)及び第4表示灯(L4)のいずれか一つを表示作動し、前記操作レバー(32)が第3操作位置(32d)にある状態で、籾有無検出センサ(SE7)が籾ホッパ(6)の籾無し検出または混合米有無検出センサ(SE8)が混合米タンク(24)の混合米無し検出をすると、前記第3表示灯(L3)を作動表示し、次いで、設定時間後に循環/排出切換弁(36)を循環側から排出側に切り替え、次いで、設定時間経過後または前記主モータ(M1)の負荷電流値が設定値以下への移行を前記負荷電流センサ(SE5)が検出すると、前記第4表示灯(L4)を表示作動するコントローラ(55)を設けたことを特徴とする籾摺選別機の操作装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2013−111519(P2013−111519A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−259196(P2011−259196)
【出願日】平成23年11月28日(2011.11.28)
【出願人】(000000125)井関農機株式会社 (3,813)
【Fターム(参考)】