説明

運動機能付きスリッパ

【課題】長時間のデスクワーク時の同一姿勢から来る疲れを軽減することを目的とする。椅子に座った状態で、作業を中断することなく手軽に、足踏み運動及び下半身の筋肉トレーニングができるようにする。
【解決手段】履物のかかと部分を履物本体1と底敷き6に分離し、間にバネ5を装着することで、椅子に座った状態で、踵を床に押し下げようとすると、バネ5に負荷が掛かり多くの力が必要である。又、足の力を緩めるとバネ5が、元の位置に戻るので効率良く足踏みをすることが出来る。あるいは、両足をそろえ、つま先と腰を固定して踵に力を入れると足全体と腰にも力が入りストレッチにもなる。そして、バネ5の強さを変える事で、踵の床を押す力が変わることから、体力にあった運動強度を選ぶ事も可能である。
以上のことから、椅子に座っている状態で、この履物を履くことで、効率良く楽に足踏み体操ができるように工夫した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、長時間のデスクワーク時の同一姿勢から来る疲れを軽減することを目的とする履物である。椅子に座った状態で、作業に負担なく手軽に体を動かすことを可能にするため、履物(靴、スリッパ、サンダル等)の踵部を履物本体と底板に分離し、間に伸縮性のある材料(バネ)を装着し、足踏み運動及び下半身の筋肉トレーニングができる機能を装着したものである。
【背景技術】
【0002】
従来は、椅子に座った状態で、運動機能のついた履物はなかった。
【0003】
【特許文献1】登録実用新案第3024926号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
長時間のデスクワークは、同一姿勢を維持し続ける事から、血流が悪くなりがちである。それゆえ、腰痛・肩こり,又、足のむくみ等が発生することがある。これらの疲労感は作業効率に影響するばかりではなく、作業終了したからといって、すぐには改善するとは限らない。本発明は、この課題を解消するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
履物本体1,2,3,12の踵部分と底敷き6.8及び踵底敷き9にバネ5,13を装着することで、椅子に座った状態で、踵を床に押し下げようとすると、バネ5,13に負荷が掛かり多くの力が必要である。そして、足の力を緩めることでバネ5,13が、元の位置に戻るので効率良く足踏みをすることが出来る。又、両足をそろえ、つま先と腰を固定して踵に力を入れると、足全体と腰にも力が入りストレッチにもなる。又、バネ5,13の強さを変える事で、踵が床を押す力が変わることから、体力にあった運動強度を選ぶ事も可能である。
以上のことから、椅子に座っている状態で、この履物を履くことで、作業を中断することなく、効率良く楽に足踏み体操ができるように工夫した。
【発明の効果】
【0006】
長時間のデスクワーク時に於いて作業に負担なく、特別に意識をせずとも、手軽に、時間を割くことなく楽に足踏み運動、ストレッチが出来る。この動作を行うことで、疲労感を軽減できるようにした。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(イ).履物(靴、スリッパ、サンダル等)の踵部を履物本体1、2、3と底敷き6、踵底敷き9に分離し、内側にストッパー4を固定させるすき間10を空ける。すき間10にストッパー4を装着する。そして、ストッパー4の爪部分でバネ5を固定。又ストッパー4の本体部分がバネの受け皿(バネ装着面11)となる。
(ロ).履物本体12と底敷き8の間にバネ13をはさみバネ13を固定接着する。
(イ)(ロ)共に踵部分にバネを取付けるということで同様の効果が発生する
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の完成図である。
【図2】本発明の完成図である。
【図3】本発明の完成図である。
【図4】本発明の完成図である。
【図5】本発明の完成図である。
【図6】図5のバネ13の形状である。
【図7】図1 A部の拡大断面図である
【図8】ストッパー4の詳細図である
【符号の説明】
【0008】
1 履物本体(バネ5 装着時)
2 履物本体(バネ5 装着時)
3 履物本体(バネ5 装着時)
4 ストッパー
5 バネ
6 底敷き
7 底敷き
8 底敷き
9 踵底敷き
10 すき間
11 バネ装着面
12 履物本体(バネ13 装着時)
13 バネ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
履物(靴、スリッパ、サンダル等)に、履物(靴、スリッパ、サンダル等)の踵部を履物本体と底敷き部分に分離し、間に伸縮性のある材料(ばね、スポンジ)を取付け、伸縮性を利用し、椅子に座った状態で、足踏み運動及び下半身の筋肉トレーニングができる機能を装着した事。
【請求項2】
伸縮性のある材料(ばね、スポンジ)の強度を変える事で、踵が床を押す力が変わることから、体力にあった運動強度を選ぶ事も可能である事。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−82997(P2007−82997A)
【公開日】平成19年4月5日(2007.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−307811(P2005−307811)
【出願日】平成17年9月23日(2005.9.23)
【出願人】(505393843)
【Fターム(参考)】