説明

遠隔操作携帯機

【課題】ケースの寸法ばらつきが防水性能及び係合強度に与える影響を緩和することのできる遠隔操作携帯機を提供する。
【解決手段】第1ケース2と第2ケース3をスナップ係合により一体化してなるケース体1内に電子部品21を配置した基板4を納め、ケース体1内には基板4の表面を覆う弾性被覆体6が設けられ、弾性被覆体6は第1ケース2と第2ケース3により挟持されるシール部31を周縁部に備え、弾性被覆体6は、シール部31の第1ケース2と当接する面が平面状とされると共に、シール部31の第2ケース3と当接する面には、周方向に沿う複数の被覆体側突起部33、34を備え、第1ケース2は、弾性被覆体6のシール部31と当接する面に、複数の被覆体側突起部33、34間の領域を押圧するケース側突起部12を備えてなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、所定の操作を無線通信により行うことのできる遠隔操作携帯機に関し、特に内部に基板を覆って防水性を確保する弾性被覆体を備えてなる遠隔操作携帯機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、各種機器を無線通信により遠隔操作することのできる携帯機が知られている。例えば、車のキーレスエントリー装置においては、キーと一体化、あるいはキーを有さない単体の携帯機が知られており、この携帯機に設けられたスイッチを操作することにより、車両との間で無線通信がなされて、ドアを施錠したり、あるいは解錠したりするように構成されている。また、車両においてエンジンをスタートさせるために用いられる携帯機も知られている。さらに、この種の携帯機としては、テレビ等の家電機器を操作するリモコンも知られている。
【0003】
遠隔操作携帯機においては、CPU等からなる制御部においてスイッチによる操作に応じた信号が生成され、それが搬送波により周波数変調あるいは振幅変調され、増幅回路を経て送信アンテナから無線送信される。これらの制御部や増幅回路、送信アンテナなどは、基板上に配置され、この基板が上ケース、すなわち第1ケースと、下ケース、すなわち第2ケースをスナップ係合により一体化してなるケース内に納められる。
【0004】
各種の電子部品を配置した基板に水が浸入すると、電子部品が破損するなどして支障を来すため、ケース内は防水の構造が設けられる。具体的には、基板を覆うようにゴムなどからなる弾性被覆体を設け、この被覆体の周縁部を第1ケースと第2ケースのスナップ係合に伴い挟み込むことにより、水が浸入しないようにしている。このような構造を有するものとしては、例えば特許文献1や特許文献2に挙げるものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平10−322045号公報
【特許文献2】特開平10−334759号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ケースと弾性被覆体とが、面同士で当接するようにすると、弾性被覆体の撓みが小さい。このため、第1ケースと第2ケースがスナップ係合した際に、所定位置よりも互いに離れる方向にケースの寸法がばらつくと、十分な防水性能を確保できない。一方で、第1ケースと第2ケースがスナップ係合した際に、所定位置よりも互いに近づく方向にケースの寸法がばらつくと、弾性被覆体からの反発力が大きくなって、スナップ係合の部分に過大な負荷がかかるため、第1ケースと第2ケースが外れやすくなるという問題があった。
【0007】
特許文献1や特許文献2に挙げるものでは、ケース側または弾性被覆体側のいずれか一方に突起を設け、弾性被覆体を挟持する力を大きくするようにしている。しかし、この場合には、寸法のばらつきにより押圧するストロークが変化した際に、荷重が非線形に変化するため、寸法のばらつきに伴う上述の問題をそのまま有している。
【0008】
本発明は前記課題を鑑みてなされたものであり、ケースの寸法ばらつきが防水性能及び係合強度に与える影響を緩和することのできる遠隔操作携帯機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するため、本発明に係る遠隔操作携帯機は、第1ケースと第2ケースをスナップ係合により一体化してなるケース体内に電子部品を配置した基板を納めた遠隔操作携帯機において、
前記ケース体内には前記基板の表面を覆う弾性被覆体が設けられ、該弾性被覆体は前記第1ケースと第2ケースにより挟持されるシール部を周縁部に備え、
前記弾性被覆体は、前記シール部の第1ケースに挟持される面が平面状とされると共に、前記シール部の第2ケースに挟持される面には、周方向に沿う複数の被覆体側突起部を備え、前記第1ケースは、前記弾性被覆体のシール部を挟持する面に、前記複数の被覆体側突起部間の領域を押圧するケース側突起部を備えてなることを特徴として構成されている。
【0010】
また、本発明に係る遠隔操作携帯機は、前記弾性被覆体の被覆体側突起部は2条が形成され、前記第1ケースと第2ケースにより挟持されることで、前記被覆体側突起部は互いに離れる方向に変形することを特徴として構成されている。
【0011】
さらに、本発明に係る遠隔操作携帯機は、前記第2ケースは前記第1ケース側に向かう側壁の内周面に被係合部を有し、前記第1ケースは前記第2ケース側に向かって突出し前記被係合部とスナップ係合する係合部を有し、該係合部の先端面に前記ケース側突起部が形成されて前記弾性被覆体を押圧することを特徴として構成されている。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係る遠隔操作携帯機によれば、弾性被覆体は、シール部の第1ケースに挟持される面が平面状とされると共に、シール部の第2ケースに挟持される面には、周方向に沿う複数の被覆体側突起部を備え、第1ケースは、弾性被覆体のシール部を挟持する面に、複数の被覆体側突起部間の領域を押圧するケース側突起部を備えてなることにより、寸法のばらつきにより、実際に弾性被覆体を押込む量が所定値と異なった場合であっても、反発力の変化が小さく、確実に防水をなすことができると共に、反発力が大きくなりすぎて第1ケースと第2ケースの係合が外れやすくなることを防止することができ、すなわちケースの寸法ばらつきが防水性能及び係合強度に与える影響を緩和することができる。
【0013】
また、本発明に係る遠隔操作携帯機によれば、弾性被覆体の被覆体側突起部は2条が形成され、第1ケースと第2ケースにより挟持されることで、被覆体側突起部は互いに離れる方向に変形することにより、弾性被覆体の変形に要する力が線形に変化し、押込量のばらつきによる反発力の変化を小さくすることができる。
【0014】
さらに、本発明に係る遠隔操作携帯機によれば、第2ケースは第1ケース側に向かう側壁の内周面に被係合部を有し、第1ケースは第2ケース側に向かって突出し被係合部とスナップ係合する係合部を有し、係合部の先端面にケース側突起部が形成されて弾性被覆体を押圧することにより、第1ケースと第2ケースのスナップ係合に伴い、弾性被覆体を確実に押圧して防水性の確保を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】遠隔操作携帯機の分解斜視図である。
【図2】遠隔操作携帯機の平面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図3の部分拡大図であって弾性被覆体の押圧前状態における図である。
【図5】図3の部分拡大図であって弾性被覆体の押圧状態における図である。
【図6】本実施形態のシール部の挟持構造とその他の挟持構造との場合における、押込量と弾性被覆体からの反発力との関係を表した図である。
【図7】図6の各挟持構造を表した拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の実施形態について図面に沿って詳細に説明する。図1には本実施形態における遠隔操作携帯機の分解斜視図を、図2には遠隔操作携帯機の平面図を、それぞれ示している。図1に示すように、本実施形態における遠隔操作携帯機は、第1ケース2と第2ケース3により構成されるケース体1内に、基板4や電池5等を納めてなり、ケース体1の第1ケース2には2つの開口部10が形成されると共に、開口部10からは押圧操作自在な操作部32が露出するように構成される。この操作部32を押圧操作することにより、遠隔操作携帯機からは所定の信号が無線送信される。
【0017】
第1ケース2は、上壁2aの周囲部に側壁2bを備えて構成され、2つの開口部10を有している。また、第2ケース3は、下壁3aの周囲部に側壁3bを備えてトレイ状に形成され、下壁3aの中央部には電池5を収容可能な凹状の電池収容部15を有している。第1ケース2と第2ケース3は、周縁部において互いにスナップ係合し、一体化されてケース体1を構成する。そして、ケース体1の内部は中空状となり、その中に基板4と電池5及び弾性被覆体6が納められる。
【0018】
基板4は、ケース体1の内部形状に略適合する板状に形成されてなるものであって、第1ケース2に対向する表面4aには、複数の電子部品21と2つのスイッチ22が配置されている。電子部品21には、スイッチ22の操作に応じた信号を生成する信号制御回路と、信号制御回路で生成した信号を搬送波で変調する信号回路と、変調した信号を増幅する増幅器と、増幅器で増幅した信号を無線送信する送信アンテナなどが含まれる。なお、送信アンテナはコンデンサーを有して構成されている。
【0019】
弾性被覆体6は、ゴム等の弾性を有する素材により形成されたものであって、基板4と第1ケース2の間に設けられて、ケース体1内において基板4の表面4a側を被覆し、基板4の防水性を確保するものである。
【0020】
弾性被覆体6は、基板4全体を覆うため、基板4よりも一回り大きく形成される。また、上面には第1ケース2の開口部10の位置及び大きさに対応した突出状の操作部32を2つ有しており、図2に示すように開口部10からケース体1の外方に露出し、押圧操作可能とされている。
【0021】
図3には、図2のA−A断面図を示している。この図に示すように、第1ケース2の側壁2bには、第2ケース3側に向かって突出する係合部11が形成され、一方で第2ケース3の側壁3bには、内周面側に被係合部16が形成される。第1ケース2の係合部11は第2ケース3の被係合部16にスナップ係合し、第1ケース2と第2ケース3が一体化される。また、電池5は、第2ケース3の電池収容部15に納められ、基板4の裏面4bと対向すると共に、基板4の裏面4bに設けられる電源端子23と接触する。
【0022】
弾性被覆体6は、中央部の上面に前述の操作部32が形成されると共に、その下面側は空洞状となるように形成され、基板4の部品が配置された領域を被覆する。弾性被覆体6の周縁部は、基板4の側方から第1ケース2の係合部11の下部に伸びており、第1ケース2及び第2ケース3によって挟持されるシール部31となっている。
【0023】
弾性被覆体6のシール部31は、係合部11と被係合部16とがスナップ係合するのに伴い、第1ケース2の係合部11の下端面と、第2ケース3の下壁3b内周面によって、厚み方向に圧縮される。このように、弾性被覆体6のシール部31が第1ケース2と第2ケース3によって挟持されることで、それよりも内側の基板4側に水が浸入しないようにしている。
【0024】
弾性被覆体6のシール部分について、さらに詳細に説明する。図4には、図3のうちシール部分の拡大図であって弾性被覆体6の押圧前状態における図を示している。この図に示すように、弾性被覆体6のシール部31は、第1ケース2に挟持される面が平面状とされており、一方で第2ケース3に挟持される面には、2条の被覆体側突起部33、34が形成されている。被覆体側突起部33、34は、それぞれ弾性被覆体6の周方向に沿って、全周に渡って形成されている。
【0025】
第1ケース2は、弾性被覆体6のシール部31を挟持する面に、ケース体側突起部12を有している。第1ケース2において弾性被覆体6のシール部31を挟持する面は、上述のように係合部11の先端面である。ケース体側突起部12は、第1ケース2の周方向に沿って、全周に渡って形成されている。また、その位置は、弾性被覆体6の被覆体側突起部33間の領域を押圧するように配置されている。
【0026】
図5には、図3のうちシール部分の拡大図であって弾性被覆体6の押圧時状態における図を示している。この図に示すように、第1ケース2と第2ケース3によって弾性被覆体6のシール部31を挟持すると、第1ケース2のケース側突起部12は、シール部31の表面に対し食い込むように圧接し、シール部31の被覆体側突起部33、34は、圧縮されて潰れた状態となり、第2ケース3の下壁3aに圧接する。このとき、ケース側突起部12は、シール部31の表面のうち被覆体側突起部33、34間の平坦な領域を部分的に押圧するため、被覆体側突起部33は、互いに離れる方向に滑りつつ変形して圧縮される。
【0027】
図6には、本実施形態のシール部31の挟持構造と、これと比較するためのその他の挟持構造との場合における、押込量と弾性被覆体6からの反発力との関係を表した図を示している。シール部31を挟持すると、弾性被覆体6は圧縮される方向に変形するから、図6において押込量はマイナス方向に大きくなるものとし、また反発力は押圧力に対する反力であるから、図6において反発力はマイナス方向に大きくなるように表示している。
【0028】
各例において弾性被覆体6の押込量は、所定の値となるように設計される。図6において押込量が右端値のときに、全ての例において反発力が同じ値となっている。これは、弾性被覆体6による防水性を確保するために必要最低限の荷重がかかっているときの押込量が、全ての例において同じとなるように調整してあることによる。実際に押込量として設定される値は、図6の右端値よりも大きい値であり、また押込量には加工精度によっていくらかのばらつきが生じる。図6は、各例において押込量のばらつきが生じたときに、反発力がどの程度変化するかを見ることができる。
【0029】
図6における各挟持構造については、図7に拡大断面図を示している。図7(a)は、本実施形態の挟持構造を表しており、第1ケース2にケース側突起部12を備え、シール部31の下面に2条の被覆体側突起部33を備えている。図7(b)は、第1のその他の例における挟持構造を表しており、第1ケース2と第2ケース3は平面状とし、シール部31の第1ケース2と対向する上面に被覆体側突起部35を備え、シール部31の第2ケース3と対向する下面に2条の被覆体側突起部33、34を備えている。図7(c)は、第2のその他の例における挟持構造を表しており、シール部31は両面とも平面状とし、第1ケース2にケース側突起部12を備え、第2ケース3にケース側突起部17、18を備えている。
【0030】
これら各例についての押込量に対する反発力の関係は、図6に示すように、いずれも押込量が大きくなるにつれて反発力も大きくなるが、第1のその他の例と第2のその他の例においては、二次曲線的な変化を示すのに対し、本実施形態の挟持構造では、ほぼ線形に変化する。また、第1のその他の例や第2のその他の例に比べて、本実施形態の挟持構造では、押込量に対する反発力の傾きが小さい。これらは、第1のその他の例においては、被覆体側突起部35のシール部31と繋がっている部分の範囲が広く、押込量を大きくしていくにつれて、弾性被覆体6を厚み方向にそのまま圧縮するように変形させることになるためと考えられる。第2のその他の例においても同様であり、押込量を大きくしていくにつれて、弾性被覆体6を厚み方向にそのまま圧縮するように変形させることになるため、圧縮に必要な力が二次曲線的に上昇し、また、弾性変形する部分の厚みが薄いのでその反発力は大きな値になるものと考えられる。これに対し、本実施形態の挟持構造では、第1ケース2のケース側突起部12が、弾性被覆体6の被覆体側突起部33、34間の平坦な領域を押圧するため、V字形状の変形をしやすく、反対側の面にある被覆体側突起部33、34が離れる方向に滑りながら変形していく。なお、本実施形態の挟持構造において滑りがあることは実際に確認できた。被覆体側突起部33、34が滑る場合には、弾性力の増加は圧縮される場合に比べて少なく、このために弾性力がほぼ線形に変化することになると考えられる。
【0031】
したがって、本実施形態の挟持構造は、図6の右端値よりも大きい所定の押込量を設定した場合に、寸法のばらつきにより実際の押込量が所定値と異なった場合であっても、反発力の変化が小さい。実際の押込量が所定値より大きかった場合には、反発力の上昇が他の例よりも小さく、第1ケース2と第2ケース3の係合状態を維持することができる。また、実際の押込量が所定値より小さかった場合には、反発力の低下が他の例よりも小さく、防水性を維持することができる。このように、本実施形態の挟持構造によれば、確実に防水をなすことができると共に、反発力が大きくなりすぎて第1ケース2と第2ケース3の係合が外れやすくなることを防止することができる。
【0032】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用は本実施形態には限られず、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。本実施形態では、遠隔操作携帯機は車のキーレスエントリー装置に用いられるものを想定しているが、その他にもテレビ等の電機製品のリモコンなどにも本発明を適用することができる。
【0033】
また、本実施形態では、被覆体側突起部を2条設けて、その間の領域をケース側突起部で押圧するようにしているが、被覆体側突起部を3条以上設け、各被覆体突起部間を押圧するように、ケース側突起部を複数設けるようにしてもよい。ただし、遠隔操作携帯機の小型化のためには、被覆体側突起部を2条とするのがより好ましい。
【符号の説明】
【0034】
1 ケース体
2 第1ケース
3 第2ケース
4 基板
5 電池
6 弾性被覆体
10 開口部
11 係合部
12 ケース側突起部
15 電池収容部
16 被係合部
30 被覆部
31 シール部
32 操作部
33 被覆体側突起部
34 被覆体側突起部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ケースと第2ケースをスナップ係合により一体化してなるケース体内に電子部品を配置した基板を納めた遠隔操作携帯機において、
前記ケース体内には前記基板の表面を覆う弾性被覆体が設けられ、該弾性被覆体は前記第1ケースと第2ケースにより挟持されるシール部を周縁部に備え、
前記弾性被覆体は、前記シール部の第1ケースに挟持される面が平面状とされると共に、前記シール部の第2ケースに挟持される面には、周方向に沿う複数の被覆体側突起部を備え、前記第1ケースは、前記弾性被覆体のシール部を挟持する面に、前記複数の被覆体側突起部間の領域を押圧するケース側突起部を備えてなることを特徴とする遠隔操作携帯機。
【請求項2】
前記弾性被覆体の被覆体側突起部は2条が形成され、前記第1ケースと第2ケースにより挟持されることで、前記被覆体側突起部は互いに離れる方向に変形することを特徴とする請求項1記載の遠隔操作携帯機。
【請求項3】
前記第2ケースは前記第1ケース側に向かう側壁の内周面に被係合部を有し、前記第1ケースは前記第2ケース側に向かって突出し前記被係合部とスナップ係合する係合部を有し、該係合部の先端面に前記ケース側突起部が形成されて前記弾性被覆体を押圧することを特徴とする請求項1または2記載の遠隔操作携帯機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−97262(P2011−97262A)
【公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−247865(P2009−247865)
【出願日】平成21年10月28日(2009.10.28)
【出願人】(000010098)アルプス電気株式会社 (4,263)
【Fターム(参考)】