説明

電極板、電池ユニット、電極板の製造方法、および電池ユニットの製造方法

【課題】電池との接合および外部端子との接続のそれぞれに適した電極板を提供する。
【解決手段】電極板10は、複数の電池20を並列に接続する電池接続部14と、電池接続部14を外部端子に電気的に接続する外部接続部12とを備え、電池接続部14と外部接続部12とは一枚の導電板から形成され、電池接続部14は、外部接続部12より薄い。電池接続部14および外部接続部12は、導電板が圧延されることにより形成されてもよい。外部接続部14は、導電板の少なくとも一つの端部が折り重ねられることにより形成されてもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電極板、電池ユニット、電極板の製造方法、および電池ユニットの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電池の端子と接続可能な電気接続端子が開示されている。電気接続端子は、互いに対向する一対の固定部と、挿入口が形成され一対の固定部を連結する連結面を有する。雄型の電池の端子が挿入口に挿入されることで、連結面の弾発力により端子に一対の固定部が接触して電気接続端子と電池の端子とが電気的に接続される。
【0003】
特許文献1 特開2010−205494号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、複数の電池を並列に接続する電極板を上記の電気接続端子の挿入口に挿入して固定する場合、電極板の電気接続端子と接続する部分は、ある程度の厚みが必要である。一方、例えば、電池と電極板とを超音波溶接などにより接合する場合、電極板の電池と接合する部分はある程度の薄さが必要である。つまり、電極板は、それぞれの部分の機能に応じて要求される厚さが異なる。そこで、本発明は、電池との接合および外部端子との接続のそれぞれに適した電極板を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る電極板は、複数の電池を並列に接続する電池接続部と、電池接続部を外部端子に電気的に接続する外部接続部とを備え、電池接続部と外部接続部とは一枚の導電板から形成され、電池接続部は、外部接続部より薄い。
【0006】
上記電極板の一つの態様では、電池接続部および外部接続部は、導電板が圧延されることにより形成されてもよい。
【0007】
上記電極板の一つの態様では、外部接続部は、導電板の少なくとも一つの端部が折り重ねられることにより形成されてもよい。
【0008】
上記電極板の一つの態様では、複数の電池を並列に接続する電池接続部と、電池接続部より剛性が大きく、電池接続部を外部端子に電気的に接続する外部接続部とを備え、電池接続部は、一枚の導電板から形成され、導電板の少なくとも1つの端部が折り重ねて外部接続部を挟んで固定してもよい。
【0009】
上記電極板の一つの態様では、電池接続部は、外部接続部より幅が広くでもよい。
【0010】
上記電極板の一つの態様では、電池接続部は、複数の電池のそれぞれが接続される位置の周辺にスリットを有してもよい。
【0011】
本発明に係る電池ユニットは、複数の電池と、上記電極板とを備える。
【0012】
上記電池ユニットの一つの態様では、外部接続部を挟んで固定し、外部接続部と電気的に接続するスプリング端子をさらに備えてもよい。
【0013】
本発明に係る電極板の製造方法は、複数の電池を並列に接続する電池接続部と、電池接続部を外部端子に電気的に接続する外部接続部とを備える電極板の製造方法であって、外部接続部と、外部接続部より薄い電池接続部とを、一枚の導電板により形成する形成段階、を備える。
【0014】
上記電極板の製造方法の一つの態様では、形成段階は、電池接続部および外部接続部を、導電板を圧延することにより形成してもよい。
【0015】
上記電極板の製造方法の一つの態様では、形成段階は、外部接続部を、導電板の少なくとも一つの端部を折り重ねることにより形成してもよい。
【0016】
本発明に係る電極板の製造方法は、複数の電池を並列に接続する電池接続部と、電池接続部より剛性が大きく、電池接続部を外部端子に電気的に接続する外部接続部とを備える電極板の製造方法であって、電池接続部を一枚の導電板から形成する段階と、導電板の少なくとも1つの端部を折り重ねて外部接続部を挟んで固定する段階とを備える。
【0017】
本発明に係る電池ユニットの製造方法は、複数の電池と、複数の電池を並列に接続する電池接続部、および電池接続部を外部端子に電気的に接続する外部接続部を有する電極板とを備える電池ユニットの製造方法であって、上記電極板の製造方法で電極板を製造する段階と、電池接続部に複数の電池を電気的に接続する接続段階とを備える。
【0018】
上記電池ユニットの製造方法の一つの態様では、接続段階は、溶接により電池接続部と複数の電池とを電気的に接続する段階を有してもよい。
【0019】
上記電池ユニットの製造方法の一つの態様では、外部接続部を挟んで固定するスプリング端子に外部接続部を圧入することにより、外部接続部をスプリング端子に電気的に接続する段階をさらに備えてもよい。
【0020】
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本実施形態に係る電池ブロックの斜視図である。
【図2A】本実施形態に係る電池ユニットの内部構造の模式図である。
【図2B】変形例に係る電池ユニットの内部構造の模式図である。
【図3】スリットを有する電極板の正面図である。
【図4A】電極板の製造工程の一例について説明するための図である。
【図4B】電極板の製造工程の一例について説明するための図である。
【図5A】電極板の製造工程の他の一例について説明するための図である。
【図5B】電極板の製造工程の他の一例について説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。特許請求の範囲または実施形態における「電池ユニット」および「電池」は、セル電池、複数のセル電池を有する電池ブロック、複数の電池ブロックを有する電池パックのいずれかを示す用語として用いられる。また、「電池ユニット」は、電池自体に加え、複数の電池を相互に固定または保持する部材、または電池を制御するための回路もしくは電池の状態を検出するための回路が設けられた基板を有する構造の名称としても用いられる。
【0023】
図1は、本実施形態に係る電池ブロック100の斜視図である。電池ブロック100は、複数の電池20と、一対の電極板10と、保持板30とを備える。電極板10は、複数の電池20を並列に接続する電池接続部14と、電池接続部14を外部端子に電気的に接続する外部接続部12とを備える。電池接続部14は、外部接続部12より薄い。電池接続部14の厚さは、例えば0.2mmから0.5mmである。外部接続部12の厚さは、例えば、1.5mmである。外部接続部12は、電池接続部14より剛性が大きい。また、電池接続部14は、外部接続部12より幅が広い。
【0024】
電池接続部14と外部接続部12とは一枚の導電板から形成されてもよい。外部接続部12および電池接続部14は、銅板などの一枚の導電板を圧延することにより形成されてもよい。なお、外部接続部12は、板状以外に円柱状など外部端子と接続するための要求を満たす他の形状でもよい。
【0025】
複数の電池20は、円筒型電池であり、例えば18650型リチウムイオン二次電池セルである。複数の電池20は一対の電極板10の間に千鳥状に配置されている。このように配置されることで、例えば、複数の電池20の間に、複数の電池20の温度を調整するための熱交換媒体が流れ易くなり、複数の電池20の温度のばらつきを抑制しやすくなる。
【0026】
複数の電池20のそれぞれの電極は、例えば超音波溶接により、一対の電極板10のそれぞれの電池接続部14に接合され、複数の電池20と一対の電極板10とは電気的および機械的に接続されている。上記の通り、電池接続部14の厚さは、例えば0.2mmから0.5mmであるので、超音波溶接により電池接続部14と複数の電池20との接合が容易にできる。
【0027】
保持板30は、複数の電池20のそれぞれに対応する複数の孔を有し、複数の孔のそれぞれに複数の電池20が挿入されることで、複数の電池20を保持する。
【0028】
電池ブロック100は、次のように製造することができる。まず、保持板30が有する複数の孔のそれぞれに複数の電池20をそれぞれ挿入し、複数の電池20を千鳥状に配置する。ついで、千鳥状に配置された複数の電池20の両端の電極にそれぞれ電極板10の電池接続部14を超音波溶接などにより接合する。さらに、外部接続部12を挟んで固定するスプリング端子などの外部端子に外部接続部12を圧入することにより、外部接続部12を外部端子に電気的に接続する。
【0029】
図2Aは、本実施形態に係る電池ユニット200の内部構造の模式図である。電池ユニット200は、電池ブロック100Aおよび電池ブロック100Bと、収容部50と、冷却部60と、熱交換媒体70と、加熱部80とを備える。なお、電池ユニット200は、1つの電池ブロックまたは3つ以上の電池ブロックを備えてもよい。また、電池ブロックは、複数の円筒型電池のほか平型電池、角型電池などでもよい。また、電池ブロックとして、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池などを用いてもよい。
【0030】
スプリング端子40aおよびスプリング端子40bは、外部端子の一例であり、電極板10の外部接続部12を挟んで固定し、外部接続部12と電気的に接続する。スプリング端子40aは、電池ブロック100Aの一方の外部接続部12と、電池ブロック100Bの一方の外部接続部12とを電気的に接続し、電池ブロック100Aおよび電池ブロック100Bを直列に接続する。スプリング端子40bは、出力端子52を有し、電池ブロック100Aまたは電池ブロック100Bの他方の外部接続部12と出力端子52とを電気的に接続する。
【0031】
スプリング端子40aおよびスプリング端子40bは、スプリング力により外部接続部12を挟んで固定する。したがって、外部接続部12は、ある程度の厚みまたは剛性が必要になる。上記の通り、外部接続部12は、電池接続部14よりも厚く、剛性も大きいので、スプリング端子40aまたはスプリング端子40bとの接続が可能になる。
【0032】
収容部50は、電池ブロック100Aおよび電池ブロック100Bと、電池ブロック100Aおよび電池ブロック100Bと熱交換する液状の熱交換媒体70と、加熱部80とを収容する。収容部50は、電池ブロック100Aおよび電池ブロック100Bと熱交換媒体70とを収容する空間と外部空間とを断熱する断熱構造を有してもよい。収容部50の底面には、熱交換媒体70の温度を調整するための加熱部80が配置されている。加熱部80は、複数の電池20の温度を例えば、20℃から50℃、より好ましくは20℃から40℃の間に保つべく、熱交換媒体70の温度が基準温度、例えば20℃以下の場合に熱交換媒体70を加熱する。熱交換媒体70は、20℃以上50℃以下の沸点を有し、例えば、ハイドロフルオロエーテルを使用できる。このような熱交換媒体70を使用することにより、電池20が発熱して例えば34℃以上になると熱交換媒体70は気化して、気泡となり熱交換媒体70の液面から放出される。なお、加熱部80は、電池ブロックごとに設けなくてもよい。また、加熱部80は、収容部50に収容されずに、収容部50の外側に配置されてもよい。さらに、熱交換媒体70の沸点を調整するために、収容部50の内部の圧力を大気圧より小さい圧力、つまり負圧にするための圧力調整器を、収容部50内に設けてもよい。
【0033】
冷却部60は、気化された熱交換媒体を液化するための冷媒が流れる流路62を有する。なお、冷却部60は、冷媒が流れる流路62には限定されず、気化された熱交換媒体を空冷することにより液化させてもよい。冷却部60は、さらに、液化された熱交換媒体70を、熱交換媒体の液面の略垂直な方向において、電池20と重ならない位置の液面に戻す媒体戻し部64を有する。媒体戻し部64は、熱交換媒体70の液面の上方に位置し、水平面に対して傾斜している面を有する。媒体戻し部64は、熱交換媒体70の液面の上方の天井部を形成し、天井部を湾曲させることで、水平面に対して傾斜している面を形成してもよい。
【0034】
電池20の発熱により加熱されて気化した熱交換媒体70は、気泡となり液面から放出される。放出された熱交換媒体70は、冷却部60により冷却され、液化される。液化された熱交換媒体70は、媒体戻し部64により、電池20の表面から液面に向かって上昇してくる気泡と重ならない位置に戻される。これにより、熱交換媒体70が効率的に循環し、複数の電池20の温度を一定に保ち易くなる。
【0035】
図2Bは、本実施形態の変形例に係る電池ユニット200の内部構造の模式図である。変形例に係る電池ユニット200は、媒体戻し部64の形状が図2Aに示す電池ユニット200と異なり、その他の構成は図2Aと同一である。変形例に係る媒体戻し部64は、熱交換媒体70の液面の上方の天井部を形成し、天井部が電池ブロック100Aおよび電池ブロック100Bの一方の電極板10から他方の電極板10に向かって傾斜していることで、水平面に対して傾斜している面を形成している。
【0036】
図3は、本実施形態の変形例に係る電極板10の正面図である。本変形例では、電池接続部14は、複数の電池20のそれぞれが接続される位置の周辺にスリット16を有する。このようにスリット16を形成することで、例えば、超音波溶接、パルス溶接、抵抗溶接、レーザー溶接などの溶接により電池20を接合する場合に、スリット16で囲まれた部分を集中的に加熱できるので、溶接に必要な熱容量を少なくでき、電池20の接合が容易にできる。なお、スリット16の形状は、U字以外の形状でも構わない。
【0037】
図4Aおよび図4Bは、電極板10の製造工程の一例について説明するための図である。
【0038】
まず、電池接続部14となる一枚の導電板10aの端部に、導電板10aより剛性が大きく、かつ導電板10aより厚い導電板10bを配置し、導電板10aの端部を折り重ねて外部接続部12となる導電板10bを挟んで固定する(図4A)。さらに、折り重ねられた導電板10aの端部をプレスすることで、形状を整える(図4B)。これにより、電極板10を製造できる。なお、導電板10aと導電板10bとの接合部分は、さらにスポット溶接、超音波溶接などにより溶接してもよい。
【0039】
このように製造された電極板10は、一枚の導電板から形成された電池接続部14と、その一枚の導電板より剛性が大きい他の導電板である外部接続部12とを備える。外部接続部12は、電池接続部14である一枚の導電板の少なくとも1つの端部を折り重ねることで挟まれて電池接続部14に固定されている。
【0040】
図5Aおよび図5Bは、電極板10の製造工程の他の一例について説明するための図である。
【0041】
まず、電池接続部14となる一枚の導電板10aの端部を圧延しながら、折り重ねる(図5A)。さらに、折り重ねられた端部をプレスすることで、形状を整え、電池接続部14より剛性が大きく、かつ電池接続部14より厚い外部接続部12を形成する。これにより、電極板10を製造できる。
【0042】
このように製造された電極板10は、一枚の導電板から形成される電池接続部14と、その一枚の導電板の少なくとも一つの端部を折り重ねることにより形成された外部接続部12とを備える。
【0043】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0044】
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
【符号の説明】
【0045】
10 電極板
12 外部接続部
14 電池接続部
20 電池
40a,40b スプリング端子
50 収容部
60 冷却部
62 流路
64 媒体戻し部
70 熱交換媒体
80 加熱部
100 電池ブロック
200 電池ユニット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の電池を並列に接続する電池接続部と、
前記電池接続部を外部端子に電気的に接続する外部接続部と
を備え、
前記電池接続部と前記外部接続部とは一枚の導電板から形成され、
前記電池接続部は、前記外部接続部より薄い電極板。
【請求項2】
前記電池接続部および前記外部接続部は、前記導電板が圧延されることにより形成される請求項1に記載の電極板。
【請求項3】
前記外部接続部は、前記導電板の少なくとも一つの端部が折り重ねられることにより形成される請求項1に記載の電極板。
【請求項4】
複数の電池を並列に接続する電池接続部と、
前記電池接続部より剛性が大きく、前記電池接続部を外部端子に電気的に接続する外部接続部と
を備え、
前記電池接続部は、一枚の導電板から形成され、前記導電板の少なくとも1つの端部が折り重ねて前記外部接続部を挟んで固定する電極板。
【請求項5】
前記電池接続部は、前記外部接続部より幅が広い請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の電極板。
【請求項6】
前記電池接続部は、前記複数の電池のそれぞれが接続される位置の周辺にスリットを有する請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の電極板。
【請求項7】
複数の電池と、
請求項1から請求項6のいずれか1つに記載の電極板と
を備える電池ユニット。
【請求項8】
前記外部接続部を挟んで固定し、前記外部接続部と電気的に接続するスプリング端子をさらに備える請求項7に記載の電池ユニット。
【請求項9】
複数の電池を並列に接続する電池接続部と、前記電池接続部を外部端子に電気的に接続する外部接続部とを備える電極板の製造方法であって、
前記外部接続部と、前記外部接続部より薄い前記電池接続部とを、一枚の導電板により形成する形成段階、
を備える製造方法。
【請求項10】
前記形成段階は、前記電池接続部および前記外部接続部を、前記導電板を圧延することにより形成する請求項9に記載の製造方法。
【請求項11】
前記形成段階は、前記外部接続部を、前記導電板の少なくとも一つの端部を折り重ねることにより形成する請求項9に記載の製造方法。
【請求項12】
複数の電池を並列に接続する電池接続部と、前記電池接続部より剛性が大きく、前記電池接続部を外部端子に電気的に接続する外部接続部とを備える電極板の製造方法であって、
前記電池接続部を一枚の導電板から形成する段階と、
前記導電板の少なくとも1つの端部を折り重ねて前記外部接続部を挟んで固定する段階と
を備える製造方法。
【請求項13】
複数の電池と、前記複数の電池を並列に接続する電池接続部、および前記電池接続部を外部端子に電気的に接続する外部接続部を有する電極板とを備える電池ユニットの製造方法であって、
請求項9から請求項12のいずれかに1つに記載の製造方法で、前記電極板を製造する段階と、
前記電池接続部に前記複数の電池を電気的に接続する接続段階と
を備える製造方法。
【請求項14】
前記接続段階は、溶接により前記電池接続部と前記複数の電池とを電気的に接続する段階を有する請求項13に記載の製造方法。
【請求項15】
前記外部接続部を挟んで固定するスプリング端子に前記外部接続部を圧入することにより、前記外部接続部を前記スプリング端子に電気的に接続する段階をさらに備える請求項13または請求項14に記載の製造方法。

【図1】
image rotate

【図2A】
image rotate

【図2B】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4A】
image rotate

【図4B】
image rotate

【図5A】
image rotate

【図5B】
image rotate


【公開番号】特開2012−216399(P2012−216399A)
【公開日】平成24年11月8日(2012.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−80426(P2011−80426)
【出願日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【出願人】(510078160)電動車両技術開発株式会社 (15)
【Fターム(参考)】