説明

東芝燃料電池システム株式会社により出願された特許

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【課題】停電などの非常停止時に燃料処理装置の保温が不完全となった場合、保温されていた燃料処理装置内で水蒸気の凝縮や触媒劣化を発生させることなく、コンパクトで、且つ安価な燃料電池発電システムを提供する。
【解決手段】パージガス供給ユニット30に燃料電池発電ユニット20側の配電系統とは独立した直流電源38で駆動される電気回路35を設ける。電気回路35と燃料電池発電ユニット20内の制御装置18との間を渡り配線36により接続する。システムの非常停止時には、電気回路35が直流電源38により駆動してパージガス遮断弁33を開放して、燃料電池発電ユニット20内の燃料処理装置3のパージを行う。 (もっと読む)


【課題】脱硫済かつ可燃性ガスの混入が抑制された液体燃料を供給する。
【解決手段】温度T4の液体燃料を貯える定量Vnom、容積Vmaxの1次液体燃料タンク6と、脱硫剤の充填率αで充填されて運転時には脱硫器運転温度T1以上となる容積Vdの脱硫器4と、1次液体燃料タンク6中の液体燃料を脱硫器4に送出し降温時にはT1より低いポンプ運転停止温度T3以下になると運転を停止される送液昇圧ポンプ7と、主燃料気液分離器81およびバイパス燃料気液分離器82を備えた気液分離装置11と、バイパス燃料気液分離器82の液相から1次液体燃料タンク6に延びる液体燃料リサイクル配管45とを備えた液体燃料脱硫装置に、温度T1,T3,T4での液体燃料密度をρ1,ρ3,ρ4としたときに、Vmax≧Vnom+Vd×(1−α)×(ρ3−ρ1)÷ρ4を満足させる。 (もっと読む)


【課題】放熱ロスを低減し、熱交換効率の高い燃料電池システムを得ることができる燃料電池スタックを提供する。
【解決手段】燃料電池スタック1を発電部3と熱交換部2とから構成し、この発電部3と熱交換部2とを中間締め付け板9を挟んで隣接するように配置する。隣接配置された発電部3と熱交換部2の両端部には一対の締め付け板5を配設し、締め付けロッド4によってこれらを締め付け固定する。また、前記発電部3及び熱交換部2の外側部には、それぞれ対をなすガスマニホールド10及びガス−冷却水マニホールド11を取り付ける。そして、熱交換部2の一次側に発電部3から排出される酸化剤ガスを導入すると共に、熱交換部2の二次側には冷却水を導入し、この酸化剤ガスと冷却水との間で熱交換を行い、熱交換部2から排出された冷却水を発電部の冷却水セパレータに導入するように構成する。 (もっと読む)


【課題】DC電圧変換器を大容量化することなく、燃料電池発電システムの故障停止を抑制して発電運転を継続可能とする。
【解決手段】燃料電池発電システム50は、電気化学反応により直流の電気エネルギを発生する燃料電池本体1と、燃料電池本体1で発生した直流の電圧を変換するDC電圧変換器3と、DC電圧変換器3で得られた直流電力によって駆動される補機4と、燃料電池本体1で発生した直流を交流に変換するインバータ2と、DC電圧変換器3から補機4に供給される電流(または電力)が所定の電流(または電力)閾値を超えたときにインバータ2の出力電力を低減する制御装置5と、を有する。 (もっと読む)


【課題】筐体が開放状態となってしまった場合でも内部の水素濃度および一酸化炭素濃度の上昇を抑制する。
【解決手段】燃料電池発電システムは、吸気口23と排気口15とが形成された筐体10と、筐体10に収納されて炭化水素系燃料を水素リッチなガスに改質する燃料処理装置12と、筐体10に収納された燃料電池本体11と、排気口15に筐体10の内部から外部に向かう気流を発生させる換気ファン16と、を備える。制御装置60は、吸気口23の筐体10に対して内側の圧力検出器62で測定した圧力から排気口15の筐体10に対して内側の圧力検出器61で測定した圧力を減じた圧力差の絶対値が、筐体10の内部を換気するために必要な所定の値未満のときに、筐体10の内部の水素濃度および一酸化炭素濃度の上昇を抑制する保安動作を燃料処理装置12および換気ファン16の少なくとも一方にさせる。 (もっと読む)


【課題】燃料電池発電装置の凍結を防止するために必要なエネルギーを低減する。
【解決手段】吸気口12および排気口22が形成された筐体11と、筐体11の内部に納められた燃料電池21と、筐体11の内部の気体を排気口22から排出させる換気ファン15と、を備えた燃料電池発電装置に、電気ヒータ13と、制御手段とを設ける。電気ヒータ13は、吸気口12から導入される気体を加熱する。制御手段は、たとえばサーモスタットなどの温度センサ14であって、筐体11の内部の温度を測定し、その温度が所定の基準温度以下のときに電気ヒータ13に通電させ、さらに換気ファン15が動作中の場合には換気ファン15が排出する気体の排出速度を低下させる。 (もっと読む)


【課題】多孔質のセパレータを用いた燃料電池システムにおいて反応ガス流路の水詰まりを抑制する。
【解決手段】固体高分子電解質膜とこの固体高分子電解質膜を挟んで設けられた一対の電極とからなる膜電極複合体56と、電極に反応ガスを供給するアノード流路53およびカソード流路54を形成する多孔質で板状の燃料極セパレータ51および酸化剤極セパレータ52と、を有し燃料極セパレータ51および酸化剤極セパレータ52に対してアノード流路53およびカソード流路54の反対側に水流路55が形成された燃料電池スタック1を備えた燃料電池システムを起動する際に、水ポンプ9が水流路55への冷却水の循環を開始した後に、燃料ガス供給装置2および酸化剤ガス供給装置3によって反応ガスをアノード流路53およびカソード流路54に供給する。 (もっと読む)


【課題】起動時に適切なタイミングで燃料電池スタックから排水することにより、バーナ失火を防止することを可能とする燃料電池システムを提供する。
【解決手段】燃料電池スタック1に燃料ガスを供給する燃料ガスライン102と、空気を供給する空気ライン103と、冷却水を供給する冷却水ライン101を備える。冷却水ライン101には、燃料電池スタック1から冷却水を排出する冷却水ポンプ2と冷却水を貯める冷却水バッファ4を設ける。燃料電池システムの運転停止時には、燃料ガスまたは酸化剤ガスの供給を停止するとともに冷却水ポンプ2を停止し、冷却水バッファ4内の水を燃料電池スタック1内に供給する。燃料電池システムの運転開始時には、燃料電池スタック1から冷却水ライン101に排出される冷却水から、燃料電池スタック1内の冷却水の量を検出し、排出された冷却水が所定の量と判定した場合に、燃料ガスを供給する。 (もっと読む)


【課題】構造が単純であり且つ断熱施工のコストも低くできる燃料改質装置を提供する。
【解決手段】燃料改質装置Rが、炭化水素系の原燃料を改質して燃料電池の燃料となる水素を主成分とする改質ガスを生成するための複数の反応器Bと、複数の反応器Bを内部に収容する外装容器Cとを備え、反応器Bは、改質ガスの生成処理工程で用いられる処理空間を内部に備えた平板型モジュールとして構成され、複数の反応器Bは、並列に密着して並べられた状態で外装容器Cの内部に収容され、外装容器Cの内部に充填された粒状断熱材Kにより複数の反応器Bが外装容器Cから断熱されている。 (もっと読む)


【課題】補機の故障による故障停止を抑制する。
【解決手段】燃料電池13と、燃料電池13の発電を補助するポンプなどの補機11と、を持つ燃料電池システムに、標準特性保存手段15と、経時特性保存手段16と、補機特性判定手段17と、補機制御手段14とを備える。標準特性保存手段15は、補機11が健全であるときに標準特性情報をそのときの電池運転状態と対応させて標準特性データベースに記憶する。経時特性保存手段16は、発電中に経時特性情報をそのときの電池運転状態と対応させて経時特性データベースに記憶する。補機特性判定手段17は、経時特性情報と、それに対応する電池運転状態に類似した電池運転状態に対応する標準特性情報とのとの差異に基づいて補機11に異常兆候があるか否かを判定する。補機制御手段14は、異常兆候があると判定された補機11の負担を低減させるようにその補機11を制御する。 (もっと読む)


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