説明

アーム接続構造

【課題】一対のアーム部材を回動可能に支持した際に、回動方向に直交する方向の重力や外力による垂れを防止できるアーム接続構造を提供する。
【解決手段】第2のアーム22をシャフト30に固定するとともに、第1のアーム21をシャフト30に回動可能に接続する。そして、第1のアーム21には、第1のアーム21の自重によってシャフト30に常時接触する接触子41を設け、第1のアーム21が自重や外力によって垂れるのを防止する。また、接触子41がシャフト30に接触する位置を調整する調整手段42を設け、第1のアーム21の鉛直方向の角度を調整可能とし、第1のアーム21を水平に設定する精度が要求されないので設計および製作が容易になる。さらに、回動部におけるシャフト30と第1のアーム21の接続にネジ等を用いて接続していないので、回動に伴って締結部が緩むことがない。また、シャフト30の構造が簡単で、部品点数を低減できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アームとアームとを回動可能に接続するアーム接続構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のアームとアームとを回動可能に接続するアーム接続構造には、2つのアームの角度を任意の位置で固定できるものがある(例えば特許文献1参照)。
以下、図6により従来のアーム接続構造について説明する。
図6(A)に示すように、このアーム接続構造100は、第1のアーム101、第2のアーム102、ナット103と一体で樹脂等からなる別ピース104、ボルト105、ナット106を有する。
【0003】
第1のアーム101には貫通孔107が形成され、ボルト105と反対側面には、図6(B)に示すように、貫通穴107を取り囲むようにナット103が嵌合する六角形のナット穴108が形成されている。また、第2のアーム102には、貫通孔109が形成され、別ピース104に対向する面には、複数個の突起部110が形成されている。
【0004】
このように構成することにより、2つのアーム101、102間に別ピース104を挟み込んでボルト105で締付けるので、突起部110が別ピース104に食い込み、2つのアーム101、102の回転を、任意の位置で止めることができる。また、アーム101、102に作用した荷重が大きい場合には、別ピース104が弾性変形するので、突起部110が別ピース104表面を移動し、2つのアーム101、102の接触面における部品を破損を防止できるという効果を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平8−74834号公報(第1図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前述した従来のアーム接続構造においては、第1のアーム101と第2のアーム102とを回動した際に、回動方向に対するガタは防止できるものの、回動方向に直交する方向のガタ、すなわち回動軸を鉛直にしたときの重力による垂れの防止は十分ではなかったという問題があった。
【0007】
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、一対のアーム部材を回動可能に支持した際に、回動方向に直交する方向の重力や外力による垂れを防止できるアーム接続構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のアーム接続構造は、第1のアームと第2のアームをシャフトにより回動可能に接続するアーム接続構造であって、前記第2のアームは前記シャフトに固定され、前記第1のアームは前記シャフトに回動可能に接続され、前記第1のアームには、前記第1のアームの自重によって前記シャフトと常に接触して、前記第1のアームが垂れるのを防止する接触子を設け、前記接触子が前記シャフトに接触する位置を調整する調整手段を、前記第1のアームに設けた構成を有している。
【0009】
この構成により、第1のアームと第2のアームを、シャフトにより回動可能に接続する。このとき、第2のアームをシャフトに固定するとともに、第1のアームをシャフトに回動可能に接続する。そして、第1のアームには、第1のアームの自重によってシャフトに常時接触する接触子を設けたので、接触子がストッパーの役目を果たして、第1のアームが自重や外力によって垂れるのを防止できる。
【0010】
また、接触子がシャフトに接触する位置を調整する調整手段を設けたので、第1のアームの鉛直方向の角度が調整可能となり、製作時に第1のアームを水平に設定する高い精度が要求されない。このため、設計および製作が容易になる。
【0011】
さらに、シャフトとアームの接続にネジやナットを用いて接続していないので、回動に伴ってネジやナットが緩むことがない。また、シャフトの構造が簡単で、部品点数を低減できる。
【0012】
また、本発明のアーム接続構造は、前記接触子は、前記第1のアームが回動する際に、前記シャフトの周面を転がる構成を有している。
【0013】
この構成により、第1のアームが回動する際に、接触子はシャフトの周面を転がるので、第1のアームはスムーズに回動できる。
【0014】
また、本発明のアーム接続構造は、前記接触子は、弾性部材を介して前記第1のアームに取付けられ、前記接触子は、前記弾性部材の弾性力により、常時前記シャフトに接触する方向に付勢される構成を有している。
【0015】
この構成により、弾性部材による弾性力で接触子をシャフト側に付勢するので、接触子を常にシャフトに接触させることができる。従って、何らかの拍子にアームが持ち上がった場合でも、シャフトと接触子の接触を維持するので、下降した際に衝撃をやわらげることができる。また、アームに衝撃が作用した際に、弾性部材が衝撃を吸収するので、耐衝撃性に優れたアーム接続構造となる。
【0016】
また、本発明のアーム接続構造は、前記接触子の前記シャフトと接触する面および前記シャフトの前記接触子と接触する面に、互いに嵌合する凹凸を設け、前記凹凸が、鉛直方向に交互に設けられた構成を有している。
【0017】
この構成により、シャフトと接触子との接触面に、凹凸を鉛直方向に交互に設けたので、凹凸のガイドによりアームがスムーズに回動する。また、凹凸の嵌合により、アームの上下方向の遊びを低減できる。
【0018】
さらに、本発明のアーム接続構造は、前記接触子の前記シャフトと接触する面および前記シャフトの前記接触子と接触する面に、互いに嵌合する凹凸を設け、前記凹凸が、前記シャフトおよび前記接触子の周方向に交互に設けられた構成を有している。
【0019】
この構成により、シャフトと接触子との接触面に、凹凸を周方向に交互に設けたので、接触子を回転固定にした場合には、アームを軽いロック状態とすることができ、意図しないときにアームが回動するのを防止できる。また、アームを回動させる際には、アームを少し持ち上げることにより、凹凸の嵌合を外して回動させることができ、その後、アームを離すと再び凹凸が嵌合するため、アームを所望の位置に仮保持できる。
【発明の効果】
【0020】
本発明は、第1のアームに、第1のアームの自重によってシャフトに常時接触する接触子を設けたので、接触子がストッパーの役目を果たして、第1のアームが回動方向に直交する方向の自重や外力によって垂れるのを防止できるという効果を有するアーム接続構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明に係る第1実施形態のアーム接続構造の使用状態を示す全体斜視図
【図2】本発明に係る第1実施形態のアーム接続構造の要部斜視図
【図3】本発明に係る第2実施形態のアーム接続構造の要部斜視図
【図4】本発明に係る第3実施形態のアーム接続構造の要部斜視図
【図5】本発明に係る第4実施形態のアーム接続構造の要部斜視図
【図6】(A)は従来のアーム接続構造のヒンジ部の分解斜視図、(B)は第1のアームを別の側から見た斜視図
【発明を実施するための形態】
【0022】
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態のアーム接続構造について、図面を用いて説明する。
図1に示すように、本発明に係る実施形態のアーム接続構造10は、第1のアーム21の一端と第2のアーム22の一端を、シャフト30を介して回動可能に接続するものである。ここでは、回動軸L1となるシャフト30は略鉛直方向に設けられており、第1のアーム21および第2のアーム22は略水平面内を回動する。
【0023】
第1のアーム21および第2のアーム22は、ともに、矩形断面を有する部材であるが、組み立て性のため、断面コ字状の2つの半体を、互いの開口を対向させてアーム接合ボルト23(図2参照)で結合して、矩形断面としている。以後の説明において、第1のアーム21の内部を説明する際には、断面コ字状の半体も第1のアーム21と表示する。
【0024】
図2に示すように、第1のアーム21の一端と第2のアーム22の一端との間には、シャフト30が設けられている。シャフト30は、一端が第2のアーム22に固定され、他端は第2のアーム22から外(図2において上方)に突出して、第1のアーム21を回動可能に保持する。以後の説明において、特記する場合を除き、「シャフト30」は第1のアーム21側に突出している部分を主に示す。
【0025】
断面コ字状の第1のアーム21の天板211および底板212には、円形(図2においては半体を示しているので半円形)のシャフト保持穴213、214が設けられている。なお、天板211のシャフト保持穴213の内径をRA、底板212のシャフト保持穴214の内径をRBで示す。
【0026】
シャフト30は、第1のアーム21を回動可能に保持するシャフト本体31と、シャフト本体31の上端に設けられている鍔32と、シャフト本体31の下端に設けられている鍔33を有する。鍔32は、外径が第1のアーム21の天板211のシャフト保持穴213の内径RAよりも大きく、天板211の外(上)側に位置する。鍔33は、底板212のシャフト保持穴214の内径RBより大きく、底板212の外(下)側に位置する。なお、図中シャフト本体31の径をRSで示す。
【0027】
第1のアーム21の内部において、第1のアーム21の自重によってシャフト30に近づく場所には、常にシャフト本体31に接触する垂れ防止機構40を設けた。ここで、シャフト30に近づく場所とは、第1のアーム21の天板211のシャフト保持穴213の内径RA、底板212のシャフト保持穴214の内径RB、シャフト本体31の外径RSの関係により、以下のように決定する。
【0028】
RS<RA<RBの場合、第1のアーム21の張り出し量が大きい先端側(図2において右側)の底板212近傍とする(図2に示す場合)。この場合は、垂れ防止機構40を設けるスペースが確保し易いので、望ましい。
RS<RB<RAの場合、シャフト30からの張り出し量が小さな基端側(図2中左側)における天板211近傍(図2中ハッチングで表示)とする。
RS<RA=RBの場合、シャフト本体31の上下方向中央部であれば、シャフト30の左右どちら側でも良い。
【0029】
以下、RS<RA<RBの場合を例にとってついて説明する。
図2に示すように、垂れ防止機構40は、シャフト30に対して第1のアーム21の先端側の底板212近傍に設けられている。
垂れ防止機構40は、接触子41および接触子41を支持する調整手段である接触子固定金具42を有する。
【0030】
接触子固定金具42は全体長方形状の板状部材であり、先端(図2中左側端部)には上下一対の板状部材である接触子支持板421、421が設けられ、基端部(図2中右側端部)には取付用の長穴422が設けられている。接触子41は円板状の部材であり、接触子固定ネジ44およびナット45により、両接触子支持板421、421の間に固定されている。あるいは、接触子41を回転可能に支持することもできる。なお、接触子固定ネジ44を操作しやすいように、天板211には、ドライバー等の工具用の開口215が設けられている。
【0031】
接触子固定金具42は、調整手段である長穴422を介して固定用ネジ43により第1のシャフト21の内側面216に取付けられており、長穴422に沿って固定用ネジ43の相対位置を移動させることにより、接触子固定金具42を矢印A方向に位置調整が可能となっている。これにより、シャフト本体31に接触する接触子41の位置調整が可能となっている。
【0032】
この場合、シャフト本体31と第1のアーム21との接点は、接触子41の表面P1と、天板211のシャフト保持穴213とシャフト本体31との接点P2の2点となる。従って、接触子41の位置を矢印A方向に調整することにより、第1のアーム21の矢印B方向の傾きを調整することができる。
【0033】
以上、説明した第1実施形態に係るアーム接続構造10によれば、第1のアーム21と第2のアーム22を、シャフト30により回動可能に接続する。このとき、第2のアーム22をシャフト30に固定するとともに、第1のアーム21をシャフト30に回動可能に接続する。そして、第1のアーム21には、第1のアーム21の自重によってシャフト30に常時接触する接触子41を設けたので、接触子41がストッパーの役目を果たして、第1のアーム21が自重や外力によって垂れるのを防止できる。
【0034】
また、接触子41がシャフト30に接触する位置を調整する調整手段として長穴422を設けたので、第1のアーム21の鉛直方向の角度(図2において矢印B参照)が調整可能となり、第1のアーム21を水平に設定する高い精度が要求されない。このため、設計および製作が容易になる。
【0035】
さらに、シャフト30とアーム21、22の接続にネジやナットを用いて接続していないので、回動に伴ってネジやナットが緩むことがない。また、シャフト30の構造が簡単で、部品点数を低減できる。
【0036】
また、接触子41を回転可能に支持した場合には、第1のアーム21がシャフト30回りに回動する際に、接触子41はシャフト30の周面を転がるので、第1のアーム21はスムーズに回動できる。
【0037】
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態のアーム接続構造を図3に示す。なお、前述した第1実施形態のアーム接続構造と共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
【0038】
図3に示すように、本発明の第2実施形態に係るアーム接続構造10Bでは、垂れ防止機構40Bにおいて、接触子41を、弾性部材である例えばスプリングバネ46を介して第1のアーム21に取付けた。
【0039】
すなわち、垂れ防止機構40Bは、第1のアーム21の内側面216に固定用ネジ43で取付けられる弾性部材位置調整金具48と、弾性部材位置調整金具48のシャフト30側に取付けられるスプリングバネ46と、スプリングバネ46の先端に取付けられて接触子41を回転固定あるいは回転可能に保持する接触子ホルダ47を有する。
【0040】
弾性部材位置調整金具48は、金属板を全体L字形状に折り曲げて形成されており、第1のアーム21の内側面216と平行な面に長穴481を有する。スプリングバネ46は、弾性部材位置調整金具48の先端面に、シャフト30に向かって取付けられている。スプリングバネ46の先端には、全体コ字状の接触子ホルダ47が取付けられており、接触子ホルダ47には、接触子固定ネジ44およびナット45により接触子41が保持されている。
【0041】
従って、弾性部材位置調整金具48の固定位置を図3中矢印A方向に調整することにより、接触子41をシャフト30に押し付けるスプリングバネ46の付勢力を調整して、第1のアーム21が水平になるように調整する。
【0042】
以上、説明した第2実施形態に係るアーム接続構造10Bによれば、前述した第1実施形態に係るアーム接続構造10の効果に加えて、スプリングバネ46による弾性力で接触子41をシャフト30側に付勢するので、接触子41を常にシャフト30に接触させることができる。従って、何らかの拍子に第1のアーム21が持ち上がった場合でも、シャフト30と接触子41の接触を維持するので、下降した際に衝撃をやわらげることができる。
また、第1のアーム21に衝撃が作用した際に、スプリングバネ46が衝撃を吸収するので、耐衝撃性に優れたアーム接続構造10Bとなる。
【0043】
(第3実施形態)
次に、本発明に係る第3実施形態のアーム接続構造を図4に示す。なお、前述した第1実施形態および第2実施形態のアーム接続構造と共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
【0044】
図4に示すように、本発明の第3実施形態に係るアーム接続構造10Cの垂れ防止機構40Cでは、接触子41Cの表面に、上下方向に交互に並ぶ凹凸49を設けるとともに、接触子41Cが接触するシャフト30Cの部分に、接触子41Cの凹凸49と相互に嵌合する凹凸34を上下方向に交互に設けた。
その他の構成は、第1実施形態に係るアーム接続構造10と同様である。なお、第2実施形態の垂れ防止機構40Bのように、弾性部材で接触子41Cをシャフト30側に付勢するようにすることもできる。
【0045】
以上、説明した第3実施形態に係るアーム接続構造10Cによれば、前述した第1実施形態に係るアーム接続構造10の効果に加えて、シャフト30Cと接触子41Cとの接触面に、凹凸34、49を鉛直方向に交互に設けたので、凹凸34、49のガイドにより第1のアーム21がスムーズに回動する。また、凹凸34、49の嵌合により、第1アーム21の上下方向の遊びを低減できる。
【0046】
(第4実施形態)
次に、本発明に係る第4実施形態のアーム接続構造を図5に示す。なお、前述した第1実施形態〜第3実施形態のアーム接続構造と共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
【0047】
図5に示すように、本発明の第4実施形態に係るアーム接続構造10Dの垂れ防止機構40Dでは、接触子41Dの表面に、周方向に交互に並ぶ凹凸51を設けるとともに、接触子41Dが接触するシャフト30Dの部分に、接触子41Dの凹凸51と相互に嵌合する凹凸35を周方向に交互に設けた。
その他の構成は、第1実施形態に係るアーム接続構造10と同様である。なお、接触子41Dを回転可能に保持する場合には、第2実施形態の垂れ防止機構40Bのように、弾性部材で接触子41Dをシャフト30側に付勢するようにすることも可能である。
【0048】
以上、説明した第4実施形態に係るアーム接続構造10Dによれば、前述した第1実施形態に係るアーム接続構造10の効果に加えて、シャフト30と接触子41Dとの接触面に、凹凸35、51を周方向に交互に設けたので、接触子41Dの回転を固定する場合には、第1のアーム21を軽いロック状態とすることができる。このため、意図しないときに第1のアーム21が回動するのを防止できる。この場合、第1のアーム21を回動させる際には、第1のアーム21を少し持ち上げることにより、凹凸35、51の嵌合を外して回動させることができ、その後、第1のアーム21を離すと再び凹凸35、51が嵌合するため、第1のアーム21を所望の位置に仮保持できる。
【0049】
なお、本発明のアーム接続構造は、前述した各実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能である。
例えば、前述した実施形態において、各アーム21、22が矩形断面の場合について例示したが、アーム21、22の断面形状は、特に限定するものではない。
【符号の説明】
【0050】
10 アーム接続構造
21 第1のアーム
22 第2のアーム
30 シャフト
34、49 凹凸(鉛直方向の凹凸)
35、51 凹凸(周方向の凹凸)
41 接触子
42 接触子固定金具(調整手段)
46 スプリングバネ(弾性部材)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のアームと第2のアームをシャフトにより回動可能に接続するアーム接続構造であって、
前記第2のアームは前記シャフトに固定され、前記第1のアームは前記シャフトに回動可能に接続され、
前記第1のアームには、前記第1のアームの自重によって前記シャフトと常に接触して、前記第1のアームが垂れるのを防止する接触子を設け、
前記接触子が前記シャフトに接触する位置を調整する調整手段を、前記第1のアームに設けたことを特徴とするアーム接続構造。
【請求項2】
前記接触子は、前記第1のアームが回動する際に、前記シャフトの周面を転がることを特徴とする請求項1記載のアーム接続構造。
【請求項3】
前記接触子は、弾性部材を介して前記第1のアームに取付けられ、
前記接触子は、前記弾性部材の弾性力により、常時前記シャフトに接触する方向に付勢されることを特徴とする請求項1または2記載のアーム接続構造。
【請求項4】
前記接触子の前記シャフトと接触する面および前記シャフトの前記接触子と接触する面に、互いに嵌合する凹凸を設け、
前記凹凸が、鉛直方向に交互に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のアーム接続構造。
【請求項5】
前記接触子の前記シャフトと接触する面および前記シャフトの前記接触子と接触する面に、互いに嵌合する凹凸を設け、
前記凹凸が、前記シャフトおよび前記接触子の周方向に交互に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のアーム接続構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−64242(P2011−64242A)
【公開日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−214265(P2009−214265)
【出願日】平成21年9月16日(2009.9.16)
【出願人】(000005832)パナソニック電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】