説明

バッテリーパック

【課題】バッテリーパックを提供する。
【解決手段】第1方向に延びる第1電極タブを備える第1単位電池と、第1結合領域で、第1電極タブと重畳して結合をなす第2電極タブを備える第2単位電池と、第2結合領域で、第1電極タブと重畳して結合をなすリード部材と、を備え、第1及び第2結合領域は、互いに異なる位置に形成されるバッテリーパック。これにより、内蔵された複数の単位電池間の接続強度が強化され、電気的な連結状態が安定化する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はバッテリーパックに係り、電気的に連結された複数の単位電池を備えるバッテリーパックに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、二次電池は、充電不可能な一次電池とは異なり、充電及び放電の可能な電池である。二次電池は、携帯電話、ノート型パソコンなどのモバイル機器はもとより、電気自動車や無停電電源供給装置などのエネルギー源として使われ、適用される外部機器の種類によって単一電池の形態で使われてもよく、複数の電池を連結したモジュール形態で使われてもよい。
【0003】
携帯電話などの小型モバイル機器は、単一電池の出力及び容量で所定期間作動ができるが、電力消耗の大きいノート型パソコンなどの中型又は大型モバイル機器や電池自動車のように長時間駆動、高電力駆動の必要な場合には、出力及び容量の問題でモジュール形態の電池が好まれる。これらのモジュール形態の電池は、内蔵された電池の数によって出力電圧や出力電流を高めることができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の一実施形態は、内蔵された複数の単位電池間の接続強度が強化され、これにより電気的な連結状態が安定化するバッテリーパックを含む。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題及びその他の課題を解決するために、本発明のバッテリーパックは、第1方向に延びる第1電極タブを備える第1単位電池と、第1結合領域で、前記第1電極タブと重畳して結合をなす第2電極タブを備える第2単位電池と、第2結合領域で、前記第1電極タブと重畳して結合をなすリード部材と、を備え、前記第1及び第2結合領域は、互いに異なる位置に形成される。
【0006】
例えば、前記第2電極タブは、前記第1方向に延びる結合部と、前記結合部と前記第2単位電池の本体との間から延びる連結部と、を備え、前記第1結合領域は、前記結合部上に形成される。
【0007】
例えば、前記結合部と連結部とは、ノッチ部を通じて互いに折り曲げられている。例えば、前記第2電極タブは、前記第2単位電池の本体から前記第1方向に延びる延長部をさらに備え、前記連結部と延長部とは、互いに折り曲げられている。
【0008】
例えば、前記第1及び第2電極タブ間の支持部材をさらに備え、前記支持部材は、前記第2電極タブの連結部を支持する。例えば、前記バッテリーパックは、第3結合領域で、前記第2電極タブと重畳して結合をなす第3電極タブを備える第3単位電池をさらに備える。
【0009】
例えば、前記第3電極タブは、前記第1方向と異なる第2方向に延びる結合部と、前記結合部と前記第3単位電池の本体との間から延びる延長部と、を備え、前記第3結合領域は、前記第2電極タブの連結部と、前記第3電極タブの結合部上に形成される。
【0010】
例えば、前記第1及び第2電極タブ間の第1結合領域は、抵抗溶接、超音波溶接、またはレーザー溶接から選択されたいずれか一つで形成される。例えば、前記バッテリーパックは、前記リード部材を通じて前記第1及び第2単位電池と連結される保護回路モジュールをさらに備える。
【0011】
例えば、前記リード部材は、ベースフィルムと、前記ベースフィルムから前記保護回路モジュールに延びる配線部と、を備える。例えば、前記第1電極タブとリード部材間の第2結合領域は、抵抗溶接、超音波溶接、またはレーザー溶接から選択されたいずれか一つで形成される。
【0012】
例えば、前記第1リードタブは、前記第1及び第2結合領域の間にノッチ部を持つ。例えば、前記第1及び第2リードタブの長さは同一である。例えば、前記バッテリーパックは、前記第1及び第2リードタブの間に位置し、前記第1及び第2リードタブと接触する支持部材をさらに備える。
【0013】
本発明のさらに他の側面によるバッテリーパックは、第1方向に延びる第1電極タブを備える第1単位電池と、第1結合領域で、前記第1電極タブと重畳して結合をなす第2電極タブを備える第2単位電池と、第2結合領域で、前記第2電極タブと重畳して結合をなす第3電極タブを備える第3単位電池と、を備え、前記第1及び第2結合領域は、互いに異なる位置に形成される。
【0014】
例えば、前記第2電極タブは、前記第1方向に延びる結合部と、前記結合部と前記第2単位電池の本体との間から延びる連結部と、を備え、前記第1結合領域は、前記結合部上に形成される。
【0015】
例えば、前記第3電極タブは、前記第1方向と異なる第2方向に延びる結合部と、前記結合部と前記第3単位電池の本体との間から延びる延長部と、を備え、前記第3結合領域は、前記第2電極タブの連結部と、前記第3電極タブの結合部上に形成される。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、複数の単位電池を内蔵したバッテリーパックで、単位電池間の電気的な連結状態が強化され、単位電池から引出された電極タブ間の十分な熱融着を通じて安定した結合状態が維持されるバッテリーパックが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の一実施形態によるバッテリーパックの分解斜視図である。
【図2】図1に図示されたバッテリーパックの組み立て状態を示す図面である。
【図3】図2のIII部分を拡大図示する斜視図である。
【図4】図1のバッテリーパックで、単位電池とリード部材間の接続構造を示す斜視図である。
【図5】図4の接続構造を示す分解斜視図である。
【図6】図4の接続構造を側面方向から示す図面である。
【図7】本発明の他の実施形態による単位電池とリード部材間の接続構造を示す斜視図である。
【図8】本発明のさらに他の実施形態による単位電池とリード部材間の接続構造を示す図面である。
【図9】本発明のさらに他の実施形態による単位電池とリード部材間の接続構造を示す図面である。
【図10】本発明のさらに他の実施形態による単位電池とリード部材間の接続構造を示す斜視図である。
【図11】図10の接続構造を示す分解斜視図である。
【図12】図10の接続構造を側面方向から示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、添付した図面を参照して、本発明の望ましい実施形態に関するバッテリーパックについて説明する。図1は、本発明の一実施形態に関するバッテリーパックの分解斜視図である。図面を参照すれば、前記バッテリーパックは、コアパック100、保護回路モジュール200、フレーム300及びカバー400を備える。
【0019】
前記コアパック100は、充放電の可能な単位電池10を備える。例えば、前記コアパック100は、少なくとも2つ以上の単位電池10を積層し、単位電池10を電気的に連結させた電池積層体でありうる。例えば、隣接した単位電池10の同じ極性同士で接続される場合に並列接続をなし、隣接した単位電池10の逆極性同士で接続される場合に直列接続をなす。前記単位電池10はほぼ直方体に形成され、隣接する面が互いに当接するように積層されうる。
【0020】
保護回路モジュール200は、コアパック100に電気的に連結される。保護回路モジュール200は、コアパック100の過充電、過放電または過電流によって発生する過熱及び爆発を防止できる。保護回路モジュール200は、コアパック100の一側に配置された回路基板210と、回路基板210に実装された回路素子220とを備える。前記回路素子220は、抵抗器とコンデンサーなどの受動素子や、FET(電界トランジスタ)などの能動素子を備える。
【0021】
前記フレーム300は、コアパック100及び保護回路モジュール200を収容する。前記フレーム300は、コアパック100及び保護回路モジュール200を収容し、カバー400と結合可能な構造を持つ。フレーム300は、ほぼ長方形の枠形状を持つ。
【0022】
カバー400は、コアパック100を内部に収容してフレーム300に結合される。図1に示したように、前記カバー400は、上部カバー400A及び下部カバー400Bを備える。他の実施形態で、前記カバー400は、上下に分離されずに一体型に設けられる。前記カバー400は、薄型の板材形態に構成される。
【0023】
図示されていないが、カバー400とコアパック100との間に絶縁テープ(図示せず)を配置できる。絶縁テープ(図示せず)は、金属を含むカバー400とコアパック100との間を絶縁する役割を果たす。この時、絶縁テープ(図示せず)は、カバー400と保護回路モジュール200との間を絶縁できるということはいうまでもない。
【0024】
バッテリーパックの組み立てに関して、コアパック100及び保護回路モジュール200を収容したフレーム300に対して、上下部カバー400A、400Bが組み立てられる。すなわち、コアパック100及び保護回路モジュール200を介在させ、上下部カバー400A、400Bをフレーム300に組み立てるが、適正な結合手段(図示せず)を通じて上下部カバー400A、400Bとフレーム300とを締結する。例えば、上下部カバー400A、400Bには複数の締結ホールが形成されており、フレーム300を通じて前記締結ホールにねじ部材(図示せず)を結合させることで、締結が行われる。
【0025】
図2は、図1に図示されたコアパック100、保護回路モジュール200、及びフレーム300の結合関係を示す分解斜視図である。図3は、図2のIII部分を拡大した分解斜視図である。
【0026】
コアパック100と保護回路モジュール200とは、リード部材150により電気的に連結される。リード部材150は、一端がコアパック100と連結され、他端が保護回路モジュール200に連結される。例えば、前記リード部材150の一端は、コアパック100を構成する単位電池10から延びる電極タブ(図示せず)に接続される。そして、前記リード部材150の他端は、保護回路モジュール200を構成する回路基板210に接続される。一方、前記フレーム300には、コアパック100を収容する第1空間300Aと、保護回路モジュール200を収容する第2空間300Bとを互いに区切るための隔壁301が設けられる。
【0027】
図4は、コアパック100とリード部材150間の接続関係を示す斜視図である。図5は、図4の接続関係を示す分解斜視図である。図6は、図5の側面構造を示す図面である。
【0028】
図面を参照すれば、前記コアパック100は、上下方向に積層された単位電池10を備える。上下に積層された第1及び第2単位電池11、12で、第1単位電池11の第1電極タブ11aと第2単位電池12の第2電極タブ12aとは、第1結合領域P11で互いに対する接点を形成できる。例えば、図6に示したように、第1単位電池11の第1電極タブ11aは大体、引出し方向(x方向、第1方向)に沿ってそのまま延び、第2単位電池12の第2電極タブ12aは、引出し方向(x方向、第1方向)に対してほぼ垂直に折り曲げられて、第1電極タブ11aに向かって上下方向(z方向、第2方向)に延び、第1電極タブ11aと当接する部分で再び折り曲げられて、第1電極タブ11aと重なりつつ合体される。この時、第1及び第2電極タブ11a、12aが重なった第1結合領域P11で、第1及び第2電極タブ11a、12aは互いに溶接結合されうる。例えば、前記第1及び第2電極タブ11a、12aは、抵抗溶接、超音波、溶接、またはレーザー溶接を利用して結合される。
【0029】
図6を参照すれば、前記第2電極タブ12aは、前記第1結合領域P11が形成されて第1方向(x方向)に延びる結合部121と、前記結合部121と第2単位電池12の本体との間で第2方向(z方向)に延びる連結部122とを備え、前記連結部122と第2単位電池12の本体との間で第1方向(x方向)に延びる延長部123を備える。例えば、前記結合部121と連結部122とは、互いに所定の角度、例えば、垂直に折り曲げられ、前記連結部122と延長部123とは、互いに所定の角度、例えば、垂直に折り曲げられ、前記結合部121と連結部122との間の折り曲げ位置と、前記連結部122と延長部123との間の折り曲げ位置とは、互いに異なる位置に形成される。
【0030】
前記第1結合領域P11は、第1電極タブ11aと第2電極タブ12aとの接点を含む。前記第1結合領域P11は、2つの電極タブ11a、12aを接続させることで電極タブ11a、12aの結合強度を高めることができ、堅固な接続状態を維持できる。例えば、単一接点を通じて結合される被結合部材(電極タブ11a、12aに該当)を第1及び第2電極タブ11a、12aに制限することで、1回の溶接工程を通じて十分な結合強度が確保される。後述するように、提案された構造では、第1結合領域P11を通じて第1及び第2電極タブ11a、12aを接続し、さらに他の位置に形成された第2結合領域P12を通じて第1電極タブ11aとリード部材150とを接続する。
【0031】
究極的には、一体に結合される第1及び第2電極タブ11a、12aとリード部材150とを一つの接点で結合させず、第1及び第2結合領域P11、P12という互いに異なる位置の接点を利用して結合させることで、結合強度を高めようとすることである。複数枚の被結合部材(電極タブ11a、12a及びリード部材150に該当)が単一接点を通じて、すなわち、1回の溶接工程を通じて結合される場合、これら間の熱融着が十分でなく、これにより結合強度が十分でなくて接続状態が不安定化する可能性が大きいためである。
【0032】
例えば、抵抗溶接を利用して複数枚の被結合部材を単一接点を通じて結合させる場合、抵抗溶接時に電流経路が被結合部材の厚さによって不回避に長くなり、これによって被結合部材間の熱融着が不十分になる。
【0033】
コアパック100の製造工程の単純化のために、第1単位電池11及び第2単位電池12は規格化したサイズに形成でき、第1及び第2電極タブ11a、12aは、同じ縦長を持つ。第1電極タブ11aは、ほぼ引出し方向(x方向)に沿ってそのまま延びるのに対し、第2電極タブ12aは、上下方向(z方向)に延びる部分を備えるため、第1結合領域P11から第1電極タブ11aは、第2電極タブ12aに比べてさらに長く延び、第1電極タブ11a上に第2電極タブ12aが終結される末端が位置する。
【0034】
第2電極タブ12aの末端からホールに延びる第1電極タブ11a上には、リード部材150との第2結合領域P12が形成される。前記第2結合領域P12は、リード部材150と第1電極タブ11a間の接点を含む。前記リード部材150は、第1電極タブ11aと保護回路モジュール200間の電気的な連結を媒介し、例えば、FPCB(Flexibel Printed Circuit Board)などの柔軟性回路基板が適用される。究極的に、前記リード部材150は、第1及び第2結合領域P11、P12を通じて第1及び第2電極タブ11a、12aと連結され、第1及び第2単位電池11、12と保護回路モジュール200とを連結させる。
【0035】
前記第2結合領域P12は、合体された電極タブ11a、12aの引出し方向(x方向、第1方向)に沿って第1結合領域P11とは異なる位置に形成され、前記第2結合領域P12は第1結合領域P11から離隔する位置、すなわち、第1電極タブ11aがホールに延びる領域上に形成される。このように第1及び第2電極タブ11a、12a及びリード部材150を、一つの統合された接点を利用して結合させず、第1電極タブ11aと第2電極タブ12aとの間の第1結合領域P11と、第1電極タブ11aとリード部材150との間の第2結合領域P12という別個の接点を利用して結合させることで、1回の溶接作業当り被結合部材(電極タブ11a、12a及びリード部材150に該当)の数を制限し、例えば、十分な熱融着を通じて結合強度を確保できる。
【0036】
第1結合領域P11の形成に関して、例えば、合体された第1電極タブ11aと第2電極タブ12aとの間に溶接電極(図示せず)を配置し、溶接電極(図示せず)を合体された電極タブ11a、12a上に接触させて溶接電流を印加する方式で抵抗溶接を行える。
【0037】
第2結合領域P12の形成に関して、例えば、合体された第1電極タブ11aとリード部材150との間に溶接電極(図示せず)を配置し、溶接電極(図示せず)を合体された母材(第1電極タブ11a及びリード部材150)上に接触させ、溶接電流を印加する方式で抵抗溶接を行える。
【0038】
前記第1及び第2結合領域P11、P12は互いに異なる時間に形成され、例えば、溶接電極(図示せず)が合体された電極タブ11a、12aの延長方向(x方向)に沿って移動しつつ時間的に分離された互いに異なる溶接工程を通じて、第1結合領域P11及び第2結合領域P12を形成できる。
【0039】
他の実施形態で、前記第1及び第2結合領域P11、P12は互いに同じ時間に形成され、例えば、第1位置と第2位置に配列された複数の溶接電極(図示せず)を稼動して、1回の溶接作業で第1及び第2結合領域P11、P12が同時に形成される。このようにすることで溶接工程にかかる時間を短縮させる。
【0040】
一方、前記第1及び第2結合領域P11、P12は、抵抗溶接だけでなく、超音波溶接またはレーザー溶接により形成されてもよいということはいうまでもない。
【0041】
図5から分かるように、前記第1及び第2単位電池11、12は、蓄積された電力を外部に引出すための互いに異なる極性の電極タブ11aa、11ab、12aa、12abを備える。例えば、各単位電池11、12は、正極電極タブ11aa、12aaと負極電極タブ11ab、12abとを備える。第1単位電池11の第1電極タブ11aとは、正極電極タブ11aa及び負極電極タブ11abを包括する概念として理解され、第1電極タブ11aは、正極電極タブ11aaまたは負極電極タブ11abを称する。類似して、第2単位電池12の第2電極タブ12aとは、正極電極タブ12aa及び負極電極タブ12abを包括する概念として理解され、第2電極タブ12aは、正極電極タブ12aaまたは負極電極タブ12abを称する。
【0042】
例えば、同じ極性を持つ第1及び第2電極タブ11aa、11ab、12aa、12abが互いに接続される場合、第1及び第2単位電池11、12は並列接続をなし、互いに逆極性を持つ第1及び第2電極タブ11aa、11ab、12aa、12abが互いに接続される場合、第1及び第2単位電池11、12は直列接続をなす。
【0043】
前述した第1単位電池11の第1電極タブ11aと、第2単位電池12の第2電極タブ12aとの接続構造は、第1単位電池11の正極電極タブ11aa及び負極電極タブ11abと、第2単位電池12の両極負極タブ12aa及び負極電極タブ12abとの接続にいずれも適用される。
【0044】
例えば、第1単位電池11の正極電極タブ11aa及び第2単位電池12の正極電極タブ12aaは、第1結合領域P11を通じて互いに接続をなす一方、第1結合領域P11とは異なる第2結合領域P12を通じてリード部材150と電気接続をなす。このように、第1単位電池11の負極電極タブ11ab及び第2単位電池12の負極電極タブ12abは、さらに他の第1結合領域P11を通じて互いに接続をなす一方、前記さらに他の第1結合領域P11とは異なるさらに他の第2結合領域P12を通じて、リード部材150との電気接続をなす。
【0045】
他の実施形態で、前述した第1単位電池11の第1電極タブ11aと、第2単位電池12の第2電極タブ12aとの接続構造は、第1単位電池11の正極電極タブ11aa及び負極電極タブ11abから選択された一つの電極タブ11aa、11abと、第2単位電池12の正極電極タブ12aa及び負極電極タブ12abから選択された一つの電極タブ12aa、12abとに対してのみ適用されてもよい。
【0046】
例えば、第1単位電池11の第1電極タブ11aのうち正極電極タブ11aaと、第2単位電池12の第2電極タブ12aのうち負極電極タブ12abが、第1及び第2結合領域P11、P12を通じて保護回路モジュール200と連結される。このように互いに逆極性同士で連結される場合、第1単位電池11と第2単位電池12とは、逆極性の電極タブ11aa、11ab、12aa、12abが互いに隣接するように配置される。
【0047】
第1電極タブ11aと保護回路モジュール200との電気接続を中継するリード部材150は、FPCBで具現され、第1電極タブ11aと保護回路モジュール200との間で電力伝送を中継できる。例えば、前記リード部材150は、ベースフィルム151と、前記ベースフィルム151上に形成された配線部155とを備える。前記配線部155は、ベースフィルム151から前記保護回路モジュール200に向かって延びる。さらに具体的に、前記配線部155は、ベースフィルム151上で保護回路モジュール200に向かって延びる回路パターン(図示せず)と、前記回路パターンを覆うカバーレイ(図示せず)とを備える。
【0048】
例えば、第1電極タブ11aとリード部材150との結合は、以下のように行われる。すなわち、前記第1電極タブ11aは、リード部材150の底面を通じて延び、ベースフィルム151下に重なって配置される。そして、互いに重なったリード部材150と第1電極タブ11aとを溶接電極(図示せず)の間に狭持し、かつ溶接電流を印加することでリード部材150と第1電極タブ11aとの間に抵抗溶接が行われる。
【0049】
図面には図示されていないが、前記第1電極タブ11aはリード部材150上に延び、リード部材150の配線部155上に載置されてもよい。そして互いに重なった第1電極タブ11aとリード部材150とを溶接電極(図示せず)の間に狭持して、抵抗溶接を行える。
【0050】
図7は、本発明の他の実施形態に適用されるコアパック110とリード部材150との接続構造を示す分解斜視図である。前記コアパック110は、第1及び第2単位電池11’、12’を備え、前記第1及び第2単位電池11’、12’は、第1及び第2電極タブ11a’、12a’を備える。
【0051】
前記第2電極タブ12a’には、折り曲げ作業の便宜のためにノッチ部Nが形成される。前記ノッチ部Nは、第2電極タブ12a’の折り曲げ位置を定義し、所定の位置で一定に折り曲げられるようにする。前記ノッチ部Nは、第2電極タブ12a’の長さを横切る幅方向の両側に形成された楔状に具現され、ノッチ部Nでは、線幅減少によって容易に折り曲げられる性質を持つ。
【0052】
さらに具体的に、前記第2電極タブ12a’は、前記第1結合領域P11が形成されて第1方向(x方向)に延びる結合部121’と、前記結合部121’と第2単位電池12’の本体との間で第2方向(z方向)に延びる連結部122’とを備え、前記連結部122’と第2単位電池12’の本体との間で第1方向(x方向)に延びる延長部123’を備える。
【0053】
例えば、前記結合部121’と連結部122’とは、互いに所定の角度、例えば、垂直に折り曲げられ、前記連結部122’と延長部123’とは、互いに所定の角度、例えば、垂直に折り曲げられ、前記結合部121’と連結部122’との間の折り曲げ位置と、前記連結部122’と延長部123’との間の折り曲げ位置は、互いに異なる位置に形成される。
【0054】
この時、前記ノッチ部Nは、前記結合部121’と連結部122’との間に形成され、前記結合部121’と連結部122’とは、ノッチ部Nを通じて互いに折り曲げられる。
【0055】
例えば、コアパック110の製造工程の単純化のために、第1単位電池11’と第2単位電池12’とは実質的に同じ構造を持ち、第1電極タブ11a’と第2電極タブ12a’とは、長手方向に沿って同じ縦長を持つ。また、前記ノッチ部N、Mは、第1電極タブ11a’及び第2電極タブ12a’に共に形成される。例えば、前記ノッチ部Mは、第1電極タブ11a’で第1結合領域P11と第2結合領域P12との間に形成される。
【0056】
図8には、本発明のさらに他の実施形態に適用できるコアパック120とリード部材150との接続構造が図示されている。図面を参照すれば、第1単位電池11及び第2単位電池12が上下方向(z方向)に積層されており、第1単位電池11の第1電極タブ11aと第2単位電池12の第2電極タブ12aとは、第1結合領域P11で互いに結合されて電気的に接続される。そして、第1単位電池11の第1電極タブ11aとリード部材150とは、第1結合領域P11から離隔する第2結合領域P12で互いに結合される。
【0057】
前記第2電極タブ12aは、第2単位電池12の本体から上下方向(z方向)に延びて第1電極タブ11a上に重なる。前記第2電極タブ12aと第2単位電池12の本体との間には、第2電極タブ12aを支持するための支持部材15が介在される。この時、第2電極タブ12aは、支持部材15に支持された状態で上下方向(z方向)に延びることで、空間的に懸垂された不安定な状態から逸脱して構造的な安定を図ることができ、電気接続のための溶接作業などの組み立て過程で作業性及び取扱性が向上する。
【0058】
さらに具体的に、前記第2電極タブ12aは、前記第1結合領域P11が形成されて第1方向(x方向)に延びる結合部121と、前記結合部121と第2単位電池12の本体との間で第2方向(z方向)に延びる連結部122とを備え、前記連結部122と第2単位電池12の本体との間で第1方向(x方向)に延びる延長部123を備える。
【0059】
例えば、前記支持部材15は、第1及び第2リードタブ11a、12aの間に形成され、前記支持部材15は、前記第2電極タブ12aの連結部122を支持する。
【0060】
図9には、本発明のさらに他の実施形態に適用できるコアパック120’とリード部材150との接続構造が図示されている。図面を参照すれば、第1単位電池11及び第2単位電池12が上下方向(z方向)に積層されており、第1単位電池11の第1電極タブ11aと第2単位電池12の第2電極タブ12aとが第1結合領域P11で互いに結合されることで、第1及び第2単位電池11、12が電気的な接続をなす。
【0061】
前記第1電極タブ11aは、電極タブ11aの引出し方向(x方向)に沿ってそのまま延び、第2電極タブ12aは、引出し方向(x方向)から垂直方向(z方向)に折り曲げられて第1電極タブ11aに向かって延び、再び折り曲げられつつ第1電極タブ11a上に重なる。そして、第1及び第2電極タブ11a、12aが合体された第1結合領域P11で、第1及び第2電極タブ11a、12aは接点を形成する。
【0062】
前記第2電極タブ12aは、折り曲げ加工による段差形状を含み、第2電極タブ12aの下方には、段差形状を安定的に支持するための支持部材15’が設けられる。例えば、前記支持部材15’は、第2電極タブ12aと第1電極タブ11aとの間に介在され、第2電極タブ12aの高さ段差を支持することで構造的な剛性を補強する機能を行う。ただし、前記支持部材15’は、第2電極タブ12aの折り曲げられた形状または段差形状を支持できれば十分であり、支持部材15’の形状や位置は図示されたところに限定されるものではない。例えば、前記支持部材15’はフォームテープに具現できるが、それ以外に、多様な素材及び形状に具現できるということはいうまでもない。
【0063】
さらに具体的に、前記第2電極タブ12aは、前記第1結合領域P11が形成されて第1方向(x方向)に延びる結合部121と、前記結合部121と第2単位電池12の本体との間で第2方向(z方向)に延びる連結部122とを備え、前記連結部122と第2単位電池12の本体との間で第1方向(x方向)に延びる延長部123を備える。
【0064】
例えば、前記支持部材15’は、第1及び第2リードタブ11a、12aの間で第1及び第2リードタブ11a、12aに接触するように配置され、前記支持部材15’は、前記第2電極タブ12aの連結部122を支持できる。
【0065】
図10には、本発明のさらに他の実施形態に適用できるコアパック130とリード部材150との接続構造が図示されている。図11は、図10の接続構造を示す分解斜視図である。図12は、図10の側面構造を示す図面である。
【0066】
図面を参照すれば、前記コアパック130は複数の単位電池20を備え、例えば、隣接して配置された3個の単位電池21、22、23を備え、垂直方向(z方向)に3個の単位電池21、22、23らが積層されうる。
【0067】
隣接する第1ないし第3単位電池21、22、23は、2個ずつ対をなして互いに異なる第1及び第2結合領域P21、P22を通じて順次に接続される。さらに具体的に、第1及び第2単位電池21、22から延びる第1及び第2電極タブ21a、22aは、第1結合領域P21で互いに接続し、第2、第3単位電池22、23から延びる第2、第3電極タブ22a、23aは、第2結合領域P22で互いに接続される。そして、前記第1及び第2結合領域P21、P22は、互いに異なる位置に形成される。このように、それぞれの結合領域P21、P22を通じて接続される電極タブ21a、22a、23aの数を制限することで、例えば、各結合領域P21、P22当り被結合部材としての電極タブ21a、22a、23a数を2つに制限することで、十分な熱融着を通じて互いに重なった電極タブ21a、22a、23aが、十分な結合強度で結合される。例えば、第1ないし第3電極タブ21a、22a、23aがいずれも同じ結合領域を通じて互いに電気的な接続を形成するならば、重畳した第1ないし第3電極タブ21a、22a、23aの厚さ方向に熱融着が十分に行われず、これにより、結合強度が劣化して不安定な接続を形成する恐れがある。
【0068】
図12を参照してさらに具体的に説明すれば、以下の通りである。すなわち、前記第1電極タブ21aは、電極タブ21aの引出し方向(x方向、第1方向)に沿ってそのまま延び、前記第2電極タブ22aは、引出し方向(x方向、第1方向)に対して垂直に折り曲げられて、第1電極タブ21aに向かって上下方向(z方向、第2方向)に延びる途中で、再び折り曲げられて第1電極タブ21a上に重なる。そして、前記第3電極タブ23aは、引出し方向(x方向、第1方向)に対して垂直に折り曲げられ、上下方向(z方向、第2方向)に延びる第2電極タブ22aと合体されて共に延びる。
【0069】
コアパック130の製造工程の単純化のために、前記第1ないし第3単位電池21、22、23は規格化した同じ仕様で提供され、これにより、第1電極タブないし第3電極タブ21a、22a、23aはいずれも同じ縦長を持つ。第1電極タブ21aは、引出し方向(x方向、第1方向)に沿ってそのまま延びるのに対し、第2電極タブ22aは、上下方向(z方向、第2方向)にオフセット位置から延びるので、合体された第1及び第2電極タブ21a、22aの延長方向に、第1電極タブ21aが第2電極タブ22aより長く延びる。また、第3電極タブ23aは、第2電極タブ22aより上下方向(z方向)にさらにオフセットされた位置から延びるので、合体された第2、第3電極タブ22a、23aの延長方向(z方向、第2方向)に、第2電極タブ22aが第3電極タブ23aより長く延びる。
【0070】
第1及び第2電極タブ21a、22a同士の第1結合領域P21は、第1電極タブ21a上の所定位置に形成され、第1電極タブ21a上で第2電極タブ22aと重なる位置に形成される。第2、第3電極タブ22a、23a同士の第2結合領域P22は、上下方向(z方向、第2方向)に延びる第2電極タブ22a上の所定位置に形成され、第2電極タブ22a上で第3電極タブ23aが重なる位置に形成される。前記第1及び第2結合領域P21、P22は互いに離隔する位置に形成され、第2電極タブ22aは、第1電極タブ21aとは第1結合領域P21で接点を形成すると同時に、さらに他の第3電極タブ23aとは第2結合領域P22でさらに他の接点を形成する。
【0071】
前記第1電極タブ21aは、第3結合領域P23を通じてリード部材150と電気的に連結される。すなわち、前記第1電極タブ21aは、引出し方向(x方向、第1方向)に沿ってそのまま延びるため、垂直方向(z方向、第2方向)にオフセットされた位置から延びる第2電極タブ22a及び第3電極タブ23aより長く延び、引出し方向(x方向、第1方向)にホールに延びる第1電極タブ21a上の第3結合領域P23を通じてリード部材150と接続される。図面に示したように、第1電極タブ21a上にリード部材150が重なり、溶接などで第3結合領域P23を形成でき、代案として、第1電極タブ21a下にリード部材150が重なり、溶接などを通じて第3結合領域P23を形成してもよい。
【0072】
図12を参照すれば、前記第2電極タブ22aは、前記第1結合領域P21が形成されて第1方向(x方向)に延びる結合部221と、前記結合部221と第2単位電池22の本体との間で第2方向(z方向)に延びる連結部222とを備え、前記連結部222と第2単位電池22の本体との間で第1方向(x方向)に延びる延長部223を備える。例えば、前記結合部221と連結部222とは、互いに所定の角度、例えば、垂直に折り曲げられ、前記連結部222と延長部223とは、互いに所定の角度、例えば、垂直に折り曲げられ、前記結合部221と連結部222との間の折り曲げ位置と、前記連結部222と延長部223との間の折り曲げ位置は互いに異なる位置に形成される。
【0073】
前記第3電極タブ23aは、前記第2結合領域P22が形成されて第2方向(z方向)に延びる結合部231と、前記結合部231と第3単位電池23の本体との間で第1方向(x方向)に延びる延長部232と、を備える。前記結合部231と延長部232とは、互いに所定の角度、例えば、垂直に折り曲げられる。
【0074】
前記第1結合領域P21は、前記第1リードタブ21aと第2リードタブ結合部221上に形成され、前記第2結合領域P22は、第2リードタブ連結部222と第3リードタブ結合部231上に形成される。
【0075】
前記第1結合領域P21は、第1及び第2リードタブ21a、22a間の抵抗溶接、超音波溶接、またはレーザー溶接を利用して結合される。前記第2結合領域P22は、第2、第3リードタブ22a、23a間の抵抗溶接、超音波溶接、またはレーザー溶接を利用して結合される。
【0076】
図11を参照すれば、前記のような第1ないし第3電極タブ21a、22a、23aの結合構造は、第1ないし第3単位電池21、22、23から選択されたいずれか一つの電極タブ21aa、21ab、22aa、22ab、23aa、23abの間に適用されるか、またはあらゆる電極タブ21aa、21ab、22aa、22ab、23aa、23abの間に適用されてもよい。
【0077】
例えば、前記第1ないし第3単位電池21、22、23は、互いに逆極性を持つ正極電極タブ21aa、22aa、23aa、及び負極電極タブ21ab、22ab、23abを備え、第1単位電池21の正極電極タブ21aaと第2単位電池22の正極電極タブ22aa、そして第3単位電池23の正極電極タブ23aaは、2個ずつ順次に対をなし、第1結合領域P21と第2結合領域P22とを通じて一体的に合体され、第3結合領域P23を通じてリード部材150と電気的に連結される。類似して、第1単位電池21の負極電極タブ21abと第2単位電池22の負極電極タブ22ab、そして第3単位電池23の負極電極タブ23abは2個ずつ順次に対をなし、また他の第1結合領域P21と第2結合領域P22とを通じて互いに結合され、さらに他の第3結合領域P23を通じてリード部材150と電気的に連結される。
【0078】
他の実施形態で、第1ないし第3単位電池21、22、23は、互いに逆になる極性同士で互いに連結され、例えば、第1単位電池21の正極電極タブ21aaと第2単位電池22の負極電極タブ22abとが、第1結合領域P21を通じて互いに電気的に連結され、前記第2単位電池22の正極電極タブ22aaは、第3単位電池23の負極電極タブ23abと、第2結合領域P22を通じて互いに電気的に連結される。このように隣接する単位電池21、22、23の互いに逆の極性同士で連結されることで、単位電池21、22、23は互いに直列接続される。最終的に外部との接続を形成する電極タブ、例えば、第1単位電池21の負極電極タブ21abと第3単位電池23の正極電極タブ23aaとは、互いに異なる第3結合領域P23を通じてリード部材150と電気的に連結される。
【0079】
本発明は、図面に図示された実施形態を参考として説明されたが、これは例示的なものに過ぎず、当業者ならば、これより多様な変形及び均等な他の実施形態が可能であるという点を理解できるであろう。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は、特許請求の範囲の技術的思想により定められねばならない。
【産業上の利用可能性】
【0080】
本発明は、バッテリーパック関連の技術分野に好適に用いられる。
【符号の説明】
【0081】
10 単位電池
11、21 第1単位電池
11a、21a 第1電極タブ
11aa、21aa 第1単位電池の正極電極タブ
11ab、2ab 第1単位電池の負極電極タブ
12、22 第2単位電池
12a、22a第2電極タブ
12aa、22aa 第2単位電池の正極電極タブ
12ab、22ab 第2単位電池の負極電極タブ
15、15’ 支持部材
23 第3単位電池
23a 第3電極タブ
23aa 第3単位電池の正極電極タブ
23ab 第3単位電池の負極電極タブ
100、110、120、130 コアパック
150 リード部材
151 ベースフィルム
155 配線部
200 保護回路モジュール
210 回路基板
220 回路素子
300 フレーム
300A 第1空間
300B 第2空間
301 隔壁
400 フレーム
400A 上部フレーム
400B 下部フレーム
P11、P21 第1結合領域
P12、P22 第2結合領域
P23 第3結合領域
N、M ノッチ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1方向に延びる第1電極タブを備える第1単位電池と、
第1結合領域で、前記第1電極タブと重畳して結合をなす第2電極タブを備える第2単位電池と、
第2結合領域で、前記第1電極タブと重畳して結合をなすリード部材と、を備え、
前記第1及び第2結合領域は、互いに異なる位置に形成されることを特徴とするバッテリーパック。
【請求項2】
前記第2電極タブは、
前記第1方向に延びる結合部と、
前記結合部と前記第2単位電池の本体との間から延びる連結部と、を備え、
前記第1結合領域は、前記結合部上に形成されることを特徴とする請求項1に記載のバッテリーパック。
【請求項3】
前記結合部と連結部とは、ノッチ部を通じて互いに折り曲げられていることを特徴とする請求項2に記載のバッテリーパック。
【請求項4】
前記第2電極タブは、
前記第2単位電池の本体から前記第1方向に延びる延長部をさらに備え、
前記連結部と延長部とは、互いに折り曲げられていることを特徴とする請求項2に記載のバッテリーパック。
【請求項5】
前記第1及び第2電極タブ間の支持部材をさらに備え、
前記支持部材は、前記第2電極タブの連結部を支持することを特徴とする請求項2に記載のバッテリーパック。
【請求項6】
第3結合領域で、前記第2電極タブと重畳して結合をなす第3電極タブを備える第3単位電池をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載のバッテリーパック。
【請求項7】
前記第3電極タブは、
前記第1方向と異なる第2方向に延びる結合部と、
前記結合部と前記第3単位電池の本体との間から延びる延長部と、を備え、
前記第3結合領域は、前記第2電極タブの連結部と、前記第3電極タブの結合部上に形成されることを特徴とする請求項6に記載のバッテリーパック。
【請求項8】
前記第1及び第2電極タブ間の第1結合領域は、抵抗溶接、超音波溶接、またはレーザー溶接から選択されたいずれか一つで形成されることを特徴とする請求項1に記載のバッテリーパック。
【請求項9】
前記リード部材を通じて前記第1及び第2単位電池と連結される保護回路モジュールをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のバッテリーパック。
【請求項10】
前記リード部材は、
ベースフィルムと、
前記ベースフィルムから前記保護回路モジュールに延びる配線部と、を備えることを特徴とする請求項9に記載のバッテリーパック。
【請求項11】
前記第1電極タブとリード部材間の第2結合領域は、抵抗溶接、超音波溶接、またはレーザー溶接から選択されたいずれか一つで形成されることを特徴とする請求項1に記載のバッテリーパック。
【請求項12】
前記第1リードタブは、前記第1及び第2結合領域の間にノッチ部を持つことを特徴とする請求項1に記載のバッテリーパック。
【請求項13】
前記第1及び第2リードタブの長さは同一であることを特徴とする請求項1に記載のバッテリーパック。
【請求項14】
前記第1及び第2リードタブの間に位置し、前記第1及び第2リードタブと接触する支持部材をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のバッテリーパック。
【請求項15】
第1方向に延びる第1電極タブを備える第1単位電池と、
第1結合領域で、前記第1電極タブと重畳して結合をなす第2電極タブを備える第2単位電池と、
第2結合領域で、前記第2電極タブと重畳して結合をなす第3電極タブを備える第3単位電池と、を備え、
前記第1及び第2結合領域は、互いに異なる位置に形成されることを特徴とするバッテリーパック。
【請求項16】
前記第2電極タブは、
前記第1方向に延びる結合部と、
前記結合部と前記第2単位電池の本体との間から延びる連結部と、を備え、
前記第1結合領域は、前記結合部上に形成されることを特徴とする請求項15に記載のバッテリーパック。
【請求項17】
前記第3電極タブは、
前記第1方向と異なる第2方向に延びる結合部と、
前記結合部と前記第3単位電池の本体との間から延びる延長部と、を備え、
前記第3結合領域は、前記第2電極タブの連結部と、前記第3電極タブの結合部上に形成されることを特徴とする請求項16に記載のバッテリーパック。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2012−190797(P2012−190797A)
【公開日】平成24年10月4日(2012.10.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−48191(P2012−48191)
【出願日】平成24年3月5日(2012.3.5)
【出願人】(590002817)三星エスディアイ株式会社 (2,784)
【Fターム(参考)】