説明

人型ロボットの腕駆動装置

【課題】腕の慣性モーメントを減少させて、手で物を持つ動作や腕に装着したツールで作業を行う動作等、腕に荷重が加わる動作に適切に対応し得るようにすることにある。
【解決手段】人型ロボットの腕3の可動軸に設けられてその可動軸を駆動する駆動モータと、その駆動モータのための制御系機器とを具える腕駆動装置において、腕3の肩3aの可動軸が、連結順序で前記人型ロボットの胴体1に近い側から順に肩ピッチ軸5と肩ロール軸6と肩ヨー軸7とを具え、肩ヨー軸7を駆動するサーボモータ16が,前記人型ロボットの、肩ヨー軸線Yに対し連結順序で胴体1に近い側の部位である肩ヨー軸筐体3cに搭載されていることを特徴とする、人型ロボットの腕駆動装置である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、人型ロボットの腕の可動軸(所定軸線周りの回動機構や所定軸線に沿う直線移動機構)に設けられてその可動軸を駆動する駆動モータと、その駆動モータのための制御系機器とを具える腕駆動装置に関し、特には、腕の慣性モーメントを低減させた腕駆動装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
人型ロボットは、例えば非特許文献1に記載のもののように、そのロボットの腕の可動軸に含まれる肩の可動軸として通常、連結順序でそのロボットの胴体に近い側から順に、腕を前後に動かす肩ピッチ軸と、腕を左右に動かす肩ロール軸と、腕をその長手方向軸線周りに回動させてひねる肩ヨー軸とを具えている。
【0003】
そしてそれらの可動軸に設ける駆動モータの搭載位置は通常、肩ピッチ軸の駆動モータは胴体に搭載し、肩ロール軸の駆動モータは腕の肩の部分に搭載しているが、人体では上腕部の筋肉で腕を捻っていることから、それに倣って人型ロボットにおいても、腕を捻る肩ヨー軸の駆動モータは腕の上腕部に搭載し、それに伴って、肩ヨー軸の駆動モータの出力回転を減速して肩ヨー軸を駆動する減速機も、腕の上腕部に搭載している。
【非特許文献1】平成15年5月30日川田工業株式会社他公開の「平成14年度新エネルギー・産業技術総合開発機構委託 人間協調・共存型ロボットシステム研究開発(エネルギー使用合理化技術開発) 成果報告書」中、第96頁
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで近年、人型ロボットに求められる動作には、手で物を持つ動作や腕に装着したツールで作業を行う動作等、腕に荷重が加わる要因が増しており、これに対応するためには、腕の慣性モーメントを少しでも軽量化する必要がある。
【0005】
しかしながら従来の腕駆動装置では、上述のように肩ヨー軸用の比較的重い駆動モータや減速機が腕の上腕部に搭載されていたため、腕の重量ひいては腕の慣性モーメントが嵩んでしまうという問題があった。
【0006】
また近年、胴体内のコンピュータの限られた能力でロボットの動きの複雑化に対応するため、制御を階層化して、腕や脚のセンサからの信号のフィードバックを受け止めて腕や脚の可動軸の制御を行う制御系を腕や脚に搭載する分散制御系を採用することが検討されている。
【0007】
しかしながら、従来の腕駆動装置では、上述のように肩ヨー軸の駆動用に駆動モータや減速機が腕の上腕部に搭載されていたため充分な空きスペースが確保できず、上腕部にその分散制御系の機器を搭載することが困難であるという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明は、上記課題を有利に解決することを目的とするものであり、この発明の人型ロボットの腕駆動装置は、人型ロボットの腕の可動軸に設けられてその可動軸を駆動する駆動モータと、その駆動モータのための制御系機器とを具える腕駆動装置において、前記腕の肩の可動軸が、連結順序で前記人型ロボットの胴体に近い側から順に肩ピッチ軸と肩ロール軸と肩ヨー軸とを具え、前記肩ヨー軸を駆動する肩ヨー軸駆動モータが、前記人型ロボットの、その肩ヨー軸の軸線に対し連結順序で前記胴体に近い側の部位に搭載されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
かかる人型ロボットの腕駆動装置によれば、肩ヨー軸に設けられてその肩ヨー軸を駆動する肩ヨー軸駆動モータが、人型ロボットの、連結順序でその肩ヨー軸の軸線に対し胴体に近い側の部位に搭載されていることから、腕の上腕部が軽量化する。従って、腕の慣性モーメントを減少させることができるので、手で物を持つ動作や腕に装着したツールで作業を行う動作等、腕に荷重が加わる動作にも適切に対応することができる。
【0010】
なお、この発明の人型ロボットの腕駆動装置においては、前記肩ヨー軸に設けられ、前記肩ヨー軸駆動モータの出力回転を減速して前記肩ヨー軸を駆動する減速機も、前記人型ロボットの、その肩ヨー軸の軸線に対し連結順序で前記胴体に近い側の部位に搭載されていても良い。このようにすれば、腕の上腕部がより軽量化するので、腕の慣性モーメントをさらに減少させることができる。
【0011】
また、この発明の人型ロボットの腕駆動装置においては、前記腕の肘の可動軸が肘ピッチ軸を具え、前記肘ピッチ軸を駆動する肘ピッチ軸駆動モータが、前記腕の上腕部の前記肩近くの部位に搭載されていても良い。このようにすれば、腕の肘周りが軽量化するので、腕の慣性モーメントをさらに減少させることができる。
【0012】
さらに、この発明の人型ロボットの腕駆動装置においては、前記腕の少なくとも一つの可動軸を駆動する駆動モータのための前記制御系機器を含む分散制御系機器が、前記腕の上腕部に搭載されていても良い。このようにすれば、腕に関する分散制御系を実現し得て、胴体内のコンピュータの限られた能力でロボットの腕の動きの複雑化に対応することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下に、この発明の実施の形態を実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここに、図1は、この発明の人型ロボットの腕駆動装置の一実施例を人型ロボットの側方から見た状態で示す断面図、図2は、その実施例の人型ロボットの腕駆動装置を人型ロボットの前方から見た状態で示す断面図、図3は、その実施例の人型ロボットの腕駆動装置を人型ロボットの上方から見た状態で示す断面図、図4(a),(b)は、上記実施例の人型ロボットの腕駆動装置を適用した人型ロボットの全体を示す正面図および側面図、図5は、その人型ロボットの全体を示す斜視図、図6(a),(b),(c)は、上記実施例の人型ロボットの腕駆動装置による腕の三種類の駆動状態をそれぞれ示す説明図である。
【0014】
図4(a),(b)および図5に示すように、上記実施例の人型ロボットの腕駆動装置を具える一例としての人型ロボットは、胴体1の下に二本の脚2を具え、それらの脚2で既知の方法により倒立振り子的に動的バランスをとりながら歩行するものである。この人型ロボットはまた、胴体1のロボット自身から見て左右に腕3を具えるとともに、胴体1上に頭4を具えており、ここで、胴体1は、腰の部分で互いに前後および左右回動可能に連結された上半部1aと下半部1bとからなっている。
【0015】
上記人型ロボットは、脚2、腕3、頭4と胴体1との間の首および、胴体1の上下半部1a,1b間の腰にそれぞれ関節としての可動軸を具えており、それらの可動軸の一部として、腕3の肩の可動軸を構成するこの実施例の腕駆動装置は、図4(a),(b)および図5に示す胴体1および腕3の肩部3aに設けられている。
【0016】
すなわちこの実施例の腕駆動装置は、図1〜図3に示すように、従来の人型ロボットの肩と同様の通常の可動軸の連結順序となるよう、肩部3aに設けられた、中央部とその中央部の図3では上下の両端部から胴体1と反対方向へ突出する二つのブラケット部とを持ち略コ字状をなす肩ロール軸筐体3bを当該ロボットが正面向きに直立した状態で胴体1の左右方向へ延在するピッチ軸線P周りに回動させることで腕3を前後に動かす肩ピッチ軸5と、肩ロール軸筐体3bの上記二つのブラケット部の間に配置された略円筒状の肩ヨー軸筐体3cを腕3を下げた状態で胴体1の前後方向へ延在するロール軸線R周りに回動させることで腕3を左右に動かす肩ロール軸6と、腕3の上腕部3dをその長手方向へ延在するヨー軸線Y周りに回動させることで腕3をひねる肩ヨー軸7とを具えている。
【0017】
ここにおける肩ピッチ軸5は、胴体1の上半部1aに内蔵されており、サーボモータ8とその出力回転を減速して肩ロール軸筐体3bをピッチ軸線P周りに回動させる減速機9と、サーボモータ8の出力回転を減速機9に伝動するベルト式伝動機構10と、その肩ロール軸筐体3bの回動角度を検出するエンコーダ11とを有している。また、ここにおける肩ロール軸6は、肩ロール軸筐体3bに内蔵されており、サーボモータ12とその出力回転を減速して肩ヨー軸筐体3cをロール軸線R周りに回動させる減速機13と、サーボモータ12の出力回転を減速機13に伝動するベルト式伝動機構14と、その肩ヨー軸筐体3cの回動角度を検出するエンコーダ15とを有している。そして、ここにおける肩ヨー軸7は、肩ヨー軸筐体3cに内蔵されており、肩ヨー軸駆動モータとしてのサーボモータ16とその出力回転を減速して腕3の上腕部3dをヨー軸線Y周りに回動させる減速機17と、サーボモータ16の出力回転を減速機17に伝動するベルト式伝動機構18と、その上腕部3dの回動角度を検出するエンコーダ19とを有している。
【0018】
これらのエンコーダ11,15,19が信号として出力する回動角度は、胴体上半部1a内に収納された図示しないモータ制御装置に記憶され、そのモータ制御装置は、通常のマイクロコンピュータとモータドライバとを有し、荷物の持ち上げ等の動作のために演算で求めた肩の各可動軸5,6,7の目標回動位置と上記エンコーダ11,15,19から送られて来た実際の回動位置との偏差を減らすように肩の各可動軸5,6,7のサーボモータ8,12,16を適宜作動させる。
【0019】
これにより上記人型ロボットは、肩ピッチ軸5の作動によって、図6(a)中矢印Aで示すように、腕3を前後に揺動させることができ、肩ロール軸6の作動によって、図6(b)中矢印Bで示すように、腕3を左右に揺動させることができ、さらに肩ヨー軸7の作動によって、図6(c)中矢印Cで示すように、腕3を捻ることができる。
【0020】
また、脚2、首および腰の可動軸についても同様に、それぞれの可動軸がサーボモータと減速機と伝動機構とエンコーダとを有し、胴体上半部1a内に収納された図示しないモータ制御装置がそのエンコーダの出力信号に基づきサーボモータを適宜作動させる。
【0021】
上記人型ロボットはさらに、腕3の下腕部3eを上腕部3dに対し曲げ伸ばしする肘ピッチ軸20と、下腕部3eに対し手3fを肩と同様に三自由度で動かす手首軸21と、手3fの開閉を三自由度で行わせるハンド軸22とを具え、ここにおける肘ピッチ軸20は、図1および図2に示すように、上腕部3dに内蔵されており、サーボモータ23とその出力回転を減速して腕3の下腕部3eを肘ピッチ軸線EP周りに回動させる減速機24と、サーボモータ23の出力回転を減速機24に伝動するベルト式伝動機構25と、その下腕部3eの回動角度を検出するエンコーダ26とを有しているが、この実施例では、従来は上腕部3d内に配設されていた肩ヨー軸用サーボモータ16を肩部3aの肩ヨー軸筐体3c内に配置したことで空いた上腕部3dの内部の中央部から上部にかけて、上記肘ピッチ軸20と手首軸21とのための、上記と同様のモータ制御装置27が収納配置されており、上記ハンド軸22のための、上記と同様の図示しないモータ制御装置は、下腕部3e内に収納配置されている。
【0022】
そして、胴体上半部1a内には図示しないロボット動作制御装置も収納され、そのロボット動作制御装置は、通常のマイクロコンピュータからなり、あらかじめ与えられたプログラムおよび、胴体上半部1aに内蔵された図示しない姿勢センサ他各種センサからの信号および頭4内の図示しないCCDカメラからの画像信号に基づき上記各可動軸のモータ制御装置に作動指令を出力して、当該人型ロボットに所定の動作を行わせる。
【0023】
かかる実施例の腕駆動装置によれば、可動軸としての肩ヨー軸7の駆動用のサーボモータ16が、人型ロボットの、連結順序でその肩ヨー軸7の軸線である肩ヨー軸線Yに対し胴体1に近い側の部位である肩ヨー軸筐体3cに搭載されていることから、腕3の上腕部3dが軽量化する。従って、腕3の慣性モーメントを減少させることができるので、手3fで物を持つ動作や腕3に装着したツールで作業を行う動作等、腕3に荷重が加わる動作にも適切に対応することができる。
【0024】
また、この実施例の人型ロボットの腕駆動装置によれば、肩ヨー軸7に設けられ、肩ヨー軸7の駆動用のサーボモータ16の出力回転を減速して肩ヨー軸7を駆動する減速機17も、上記人型ロボットの、その肩ヨー軸7の軸線Yに対し連結順序で胴体1に近い側の部位である肩ヨー軸筐体3cに搭載されていることから、腕3の上腕部3dがより軽量化するので、腕3の慣性モーメントをさらに減少させることができる。
【0025】
さらに、この実施例の人型ロボットの腕駆動装置によれば、腕3の肘ピッチ軸20を駆動するサーボモータ23のための上記モータ制御装置と、胴体上半部1a内の上記ロボット動作制御装置とのローカルエリアネットワーク(LAN)を構成するためのLANボードとを含む分散制御系機器が、腕3の上腕部3dに搭載されていることから、胴体上半部1a内のロボット動作制御装置のマイクロコンピュータの限られた能力で、当該人型ロボットの腕3の動きの複雑化に対応することができる。
【0026】
図7は、この発明の人型ロボットの腕駆動装置の他の一実施例を図5と同様に斜め上方から見た状態で示す透視図であり、図中先の従来例と同様の部分はそれと同一の符号にて示す。すなわち、この実施例の人型ロボットの腕駆動装置においては、図示のように、肘ピッチ軸20を駆動する肘ピッチ軸駆動モータとしてのサーボモータ23が、腕3の上腕部3dの肩部3a近くの部位に搭載され、これにより空いた上腕部3dの内部の中央部から下部にかけて、上記肘ピッチ軸20と手首軸21とのためのモータ制御装置27と、上記LANボード28とが収納配置されており、それ以外は先の実施例と同様に構成されている。
【0027】
かかる実施例の腕駆動装置によれば、比較的重量の嵩むサーボモータ23を肩部3a近くに移したことから、腕3の肘周りが軽量化するので、腕3の慣性モーメントをさらに減少させることができる。
【0028】
以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上述の例に限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載の範囲内で適宜変更し得るものであり、例えば、腕3の、肩部3aの可動軸5〜7を含む全ての可動軸のモータ制御装置を腕3内に収納しても良く、またその腕3の全ての可動軸のモータ制御装置を特に上腕部3d内に収納しても良い。
【産業上の利用可能性】
【0029】
かくしてこの発明の人型ロボットの腕駆動装置によれば、肩ヨー軸に設けられてその肩ヨー軸を駆動する肩ヨー軸駆動モータが、人型ロボットの、連結順序でその肩ヨー軸の軸線に対し胴体に近い側の部位に搭載されていることから、腕の上腕部が軽量化する。従って、腕の慣性モーメントを減少させることができるので、手で物を持つ動作や腕に装着したツールで作業を行う動作等、腕に荷重が加わる動作にも適切に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】この発明の人型ロボットの腕駆動装置の一実施例を人型ロボットの側方から見た状態で示す断面図である。
【図2】上記実施例の人型ロボットの腕駆動装置を人型ロボットの前方から見た状態で示す断面図である。
【図3】上記実施例の人型ロボットの腕駆動装置を人型ロボットの上方から見た状態で示す断面図である。
【図4】(a),(b)は、上記実施例の人型ロボットの腕駆動装置を適用した人型ロボットの全体を示す正面図および側面図である。
【図5】上記人型ロボットの全体を示す斜視図である。
【図6】(a),(b),(c)は、上記実施例の人型ロボットの腕駆動装置による腕の三種類の駆動状態をそれぞれ示す説明図である。
【図7】この発明の人型ロボットの腕駆動装置の他の一実施例を図5と同様に斜め上方から見た状態で示す透視図である。
【符号の説明】
【0031】
1 胴体
1a 上半部
1b 下半部
2 脚
3 腕
3a 肩部
3b 肩ロール軸筐体
3c 肩ヨー軸筐体
3d 上腕部
3e 下腕部
3f 手
4 頭
5 肩ピッチ軸
6 肩ロール軸
7 肩ヨー軸
8,12,16,23 サーボモータ
9,13,17,24 減速機
10,14,18,25 ベルト式伝動機構
11,15,19,26 エンコーダ
20 肘ピッチ軸
21 手首軸
22 ハンド軸
27 モータ制御装置
28 LANボード

【特許請求の範囲】
【請求項1】
人型ロボットの腕の可動軸に設けられてその可動軸を駆動する駆動モータと、その駆動モータのための制御系機器とを具える腕駆動装置において、
前記腕の肩の可動軸が、連結順序で前記人型ロボットの胴体に近い側から順に肩ピッチ軸と肩ロール軸と肩ヨー軸とを具え、
前記肩ヨー軸を駆動する肩ヨー軸駆動モータが、前記人型ロボットの、その肩ヨー軸の軸線に対し連結順序で前記胴体に近い側の部位に搭載されていることを特徴とする、人型ロボットの腕駆動装置。
【請求項2】
前記肩ヨー軸に設けられ、前記肩ヨー軸駆動モータの出力回転を減速して前記肩ヨー軸を駆動する減速機も、前記人型ロボットの、その肩ヨー軸の軸線に対し連結順序で前記胴体に近い側の部位に搭載されていることを特徴とする、請求項1記載の人型ロボットの腕駆動装置。
【請求項3】
前記腕の肘の可動軸が肘ピッチ軸を具え、
前記肘ピッチ軸を駆動する肘ピッチ軸駆動モータが、前記腕の上腕部の前記肩近くの部位に搭載されていることを特徴とする、請求項1または請求項2記載の人型ロボットの腕駆動装置。
【請求項4】
前記腕の少なくとも一つの可動軸を駆動する駆動モータのための前記制御系機器を含む分散制御系機器が、前記腕の上腕部に搭載されていることを特徴とする、請求項1から請求項3までの何れか記載の人型ロボットの腕駆動装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2006−198703(P2006−198703A)
【公開日】平成18年8月3日(2006.8.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−11164(P2005−11164)
【出願日】平成17年1月19日(2005.1.19)
【出願人】(591210600)川田工業株式会社 (57)
【Fターム(参考)】