説明

内視鏡装置

【課題】自動的にホワイトバランス処理を実行し、少なくとも観察に支障のない、良好な色調の内視鏡画像を得る。
【解決手段】プロセッサCPU42は、スコープ情報抽出部42aと、光源情報抽出部42bと、メインホワイトバランス検索部42cと、サブホワイトバランス抽出部42dと、メインホワイトバランス更新部42eと、サブホワイトバランス更新部42fと、画像処理制御部42gとを備えて構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動的にホワイトバランス処理を実行する内視鏡装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、電子内視鏡装置においては、固体撮像素子の感度バラツキや、光源装置から出射される観察光の分光バラツキによる色再現のバラツキを調整するためホワイトバランスが行われており、従来のホワイトバランスでは、白色の被写体を撮像し、この時撮像素子から読み出されるレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の画像信号の比が1:1:1となるようにR、Bゲイン値を調整することにより、ホワイトバランス調整が行われている。ホワイトバランス調整によって設定されたホワイトバランス値(R、Bゲイン値)は、プロセッサに記録され、以後の内視鏡装置使用時に用いられる。すなわち、ビデオスコープが接続されると、そのビデオスコープに対応するホワイトバランス値を読み出して設定する。そして、撮像素子から読み出された画像信号に対し、ホワイトバランス値に基いたゲインコントロールが施される。
【0003】
例えば特開2005−131363号公報では、図18に示すように、固体撮像素子であるCCD211を挿入部先端に設けたスコープ210と、このスコープ210にランプ221からの照明光をライトガイド212を介して供給する光源220と、CCD211にて撮像された撮像信号を画像処理部241にて信号処理し内視鏡画像をモニタ230に表示させるプロセッサ240からなる内視鏡装置が開示されている。
【0004】
この特開2005−131363号公報においては、スコープ210内に設けられたスコープメモリ214は、図19に示すように、スコープのスコープデータ(挿入径、CCDの仕様等)とスコープを識別する識別情報であるスコープID及び過去に接続された光源220の光源IDにより関連付けられたホワイトバランスデータ等を格納している。
【0005】
また、プロセッサ240内に設けられたバックアップRAM等からなるプロセッサメモリ243は、図20に示すように、プロセッサ240内での処理における各種設定データ及び過去に接続されたスコープ210のスコープIDにより関連付けられたホワイトバランスデータ等を格納している。
【0006】
このような構成の特開2005−131363号公報に開示されている内視鏡装置では、図21に示すようなオートホワイトバランスを実行する。すなわち、プロセッサ240、スコープ210及び光源220が接続され、それぞれの電源が投入されると、図21に示すように、ステップS101にてプロセッサ240内に設けられたプロセッサCPU242は、スコープ210内に設けられたスコープ CPU213と通信を開始する。
【0007】
そして、ステップS102にてプロセッサCPU242は、スコープ CPU213を介してスコープメモリ214よりスコープIDを取得すると共に、光源210内に設けられている光源メモリ222より光源を識別する識別情報である光源IDを取得する。
【0008】
次に、プロセッサCPU242は、ステップS103にて光源IDに基づき、スコープ CPU213を介してスコープメモリ214より、光源IDに対応するホワイトバランスデータを検索する。
【0009】
そして、プロセッサCPU242は、ステップS104にてスコープ CPU213からの検索結果情報に基づき、スコープメモリ214内に対応するホワイトバランスデータが存在するかどうか判断する。
【0010】
スコープメモリ214内に対応するホワイトバランスデータが存在すると判断すると、プロセッサCPU242は、ステップS107にて対応するホワイトバランスデータをスコープ CPU213を介してスコープメモリ214より読み出す。
【0011】
一方、スコープメモリ214内に対応するホワイトバランスデータが存在しないと判断すると、プロセッサCPU242は、ステップS105にてスコープIDに基づき、プロセッサメモリ243より、スコープIDに対応するホワイトバランスデータを検索する。
【0012】
そして、プロセッサCPU242は、ステップS106にてプロセッサメモリ243内に対応するホワイトバランスデータが存在するかどうか判断する。
【0013】
プロセッサメモリ243内に対応するホワイトバランスデータが存在すると判断すると、プロセッサCPU242は、ステップS107にて対応するホワイトバランスデータをプロセッサメモリ243より読み出す。プロセッサメモリ243内に対応するホワイトバランスデータが存在ないと判断すると、プロセッサCPU242は処理を終了する。
【0014】
そしてプロセッサCPU242は、ステップS108にて読み出した対応するホワイトバランスデータを用いてホワイトバランス演算処理を実行して処理を終了する。
【0015】
特開2005−131363号公報では、スコープメモリ214及びプロセッサメモリ243内に対応するホワイトバランスデータが存在しない場合には処理を終了するが、例えば特開2003−265410号公報の装置では、対応するホワイトバランスデータが存在していない場合にはエラーメッセージを表示し、ユーザに手動のホワイトバランスの実施を促している。そして、このようなエラーメッセージに基づき、ユーザがW/Bスイッチ244(図18参照)を押下することで、手動のホワイトバランスを実施する。なお、手動のホワイトバランスが実施されると、ホワイトバランスデータがスコープメモリ214及びプロセッサメモリ243内にそれぞれ、光源ID及びスコープIDに関連付けられて格納される。
【0016】
上述したように、スコープメモリ214内に対応するホワイトバランスデータが存在する場合には、スコープと光源の特性に応じた最適なホワイトバランスを得ることができ、また、スコープメモリ214内に対応するホワイトバランスデータが存在せず、プロセッサメモリ243内に対応するホワイトバランスデータが存在する場合には、少なくともスコープの特性に応じた最適なホワイトバランスを得ることができる。
【特許文献1】特開2005−131363号公報
【特許文献2】特開2003−265410号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
しかしながら、上記従来技術においては、スコープメモリ214及びプロセッサメモリ243内に対応するホワイトバランスデータが存在しない場合には、実質的にはオートホワイトバランス処理が実行されないために、手動のホワイトバランスが実施されないかぎり、不適切な色調の内視鏡画像が生成されるといった問題がある。
【0018】
また、スコープ210の種類は多岐にわたるため、プロセッサメモリ243内に全てのスコープに対応したホワイトバランスデータを格納するためには、プロセッサメモリ243の記憶容量を肥大化すると言った問題があるばかりでなく、プロセッサ240の後に発売されたスコープ210に対応したホワイトバランスデータは、プロセッサメモリ243内に存在しないので、やはり、手動のホワイトバランスが実施されないかぎり、不適切な色調の内視鏡画像が生成されることになる。
【0019】
本発明は、上述した点に鑑みてなされたもので、自動的にホワイトバランス処理を実行し、少なくとも観察に支障のない、良好な色調の内視鏡画像を得ることのできる内視鏡装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0020】
本発明の内視鏡装置は、
管腔内を撮像する内視鏡と、
前記内視鏡に照明光を供給する、光源識別情報を格納した光源識別情報格納手段を有する光源装置と、
前記内視鏡からの撮像信号を信号処理し、内視鏡画像を生成する画像処理装置と
を備えた内視鏡装置において、
前記画像処理装置におけるホワイトバランス処理に用いられるホワイトバランスデータを、少なくとも前記光源識別情報に関連づけて、前記光源識別情報毎に格納する第1のホワイトバランスデータ格納手段と、
前記画像処理装置におけるホワイトバランス処理に用いられるホワイトバランスデータを格納する第2のホワイトバランスデータ格納手段と、
前記光源装置の光源識別情報を抽出する光源情報抽出手段と、
前記光源情報抽出手段が抽出した前記光源装置の光源識別情報に基づき、前記第1のホワイトバランスデータ格納手段より前記光源識別情報に関連づけられたホワイトバランスデータを検索するホワイトバランスデータ検索手段と、
前記ホワイトバランスデータ検索手段の検出結果に基づき、第2のホワイトバランスデータ格納手段に格納されているホワイトバランスデータを抽出するホワイトバランスデータ抽出手段と
を備えて構成される。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、自動的にホワイトバランス処理を実行し、少なくとも観察に支障のない、良好な色調の内視鏡画像を得ることができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、図面を参照しながら本発明の実施例について述べる。
【実施例1】
【0023】
図1ないし図10は本発明の実施例1に係わり、図1は内視鏡システムの構成を示すブロック図、図2は図1のスコープメモリのメモリ構成を示す図、図3は図1のプロセッサの操作パネルを示す図、図4は図1のプロセッサメモリのメモリ構成を示す図、図5は図1のW/Bメモリのメモリ構成を示す図、図6は図1のプロセッサCPUの機能構成を示す機能ブロック図、図7は図1のホワイトバランス回路の構成を示すブロック図、図8は図1の内視鏡システムの作用を説明するフローチャート、図9は図6のオートホワイトバランス処理の流れを示すフローチャート、図10は図6の手動ホワイトバランス処理の流れを示すフローチャートである。
【0024】
図1に示すように、本実施例の内視鏡システム1は、体腔内に挿入し患部を観察・処置する(電子)内視鏡(スコープとも記す)2と、この内視鏡2にRGB光及び特殊光を供給する光源装置3と、内視鏡2により撮像された内視鏡映像信号を信号処理してモニタ4に内視鏡画像を表示させるプロセッサ5とを備えて構成される。
【0025】
内視鏡2は、患者の体腔内に挿入する挿入部先端に設けられた固体撮像素子であるCCD11と、挿入部先端へ観察照明光を導くライトガイド12と、内視鏡の操作を行う操作部に設けられた操作スイッチ13と、光源装置3と接続するためのコネクタ部に設けられたプロセッサ5と接続するための(電気)コネクタ14とを有しており、該コネクタ部内には第1の記憶回路15が設けられている。またコネクタ14にはCCD11を識別するための識別手段(図示せず)が設けられている。
【0026】
この第1の記憶回路15は、データを記憶する内視鏡識別情報格納手段及び第2のホワイトバランスデータ格納手段としての不揮発性のスコープメモリ(EEPROMあるいはFRAM等)16と、スコープメモリ16ヘのデータ読出し/書込み制御及びプロセッサ5とのデータの送受(通信)を制御するスコープCPU17とから成る。
【0027】
該スコープメモリ16は、複数の格納領域(例えば14個の格納領域)が設けられており、これらの格納領域には、図2に示すように、
領域1)スコープシリアルNo.(=スコープID)
領域2)内視鏡機種名(=スコープ機種名称データ)
領域3)各種サイズ(=スコープ先端径データ、鉗子径データ)
領域4)CCD種別(=CCD関連情報(画素数等)データ)
領域5)通電回数(=内視鏡がプロセッサに接続され電源投入された回数)
領域6)ユーザコメント
領域7)初回検査日(年月日)
領域8)保証期限(年月日)
領域9)サービスコメント
領域10)工場コメント
領域11)リプロセス情報
領域12)点検回数
領域13)バージョン情報
領域14)サブホワイトバランス(ホワイトバランスデータ)
の各データが格納されている。
【0028】
なお、領域14のサブホワイトバランス領域のホワイトバランスデータは、工場出荷時あるいは手動ホワイトバランス実施時に得られたホワイトバランスデータが光源IDとは関連付けられずに、格納される。
【0029】
光源装置3は、観察光を生成する白色光を発光するランプ21と、ランプ21からの観察光をRGBの面順次光に変換するためのRGBフィルタ22と、ランプ21からの観察光の特定波長をカットして特殊光を生成する複数、例えば3つの特殊光フィルタ23a,23b,23cと、観察光をライトガイド12の入射端面に集光させる集光レンズ24と、RGBフィルタ22及び特殊光フィルタ23a,23b,23cの切換を行うフィルタ切換装置25と、各種設定を行う操作パネル26と、第2の記憶回路27とを備えて構成される。そして、RGBフィルタ22と特殊光フィルタ23a,23b,23cにより観察フィルタが構成されることとなる。
【0030】
第2の記憶回路27は、データを記憶する不揮発性の光源メモリ(EEPROMあるいはFRAM等)28と、光源メモリ28ヘのデータ読出し/書込み制御及びコネクタ29を介してプロセッサ5とのデータの送受(通信)を制御する光源CPU(制御部)30とから成り、光源CPU30はまた、フィルタ切換装置25及び操作パネル26を制御するようになっている。
【0031】
光源メモリ28には、
1)光源シリアルNo.(=光源ID)
2)光源装置に搭載されている特殊光フィルタの識別情報
3)光源装置の使用状況データ(光源装置の使用回数、使用時間、ランプの総点灯時間、RGBフィルタ/各特殊光フィルタの総使用回数/時間)
の各データが格納されている。
【0032】
プロセッサ5は、コネクタ31を介して内視鏡2のCCD11を駆動する駆動回路32と、コネクタ31を介したCCD11からの撮像信号を信号処理する映像信号処理回路33と、映像信号処理回路33で処理された信号をデジタル信号に変換するA/D変換部34と、デジタル信号に変換された映像信号に対してホワイトバランス処理を施すホワイトバランス回路35と、ホワイトバランス処理が施された映像信号よりモニタ4上に表示する内視鏡画像を生成する画像処理回路36と、モニタ4上に表示する各種画像を生成する表示コントローラ37と、画像処理回路36の出力と表示コントローラ37の出力とを合成して出力する映像信号出力回路38と、映像信号出力回路38の出力をアナログ信号に変換してモニタ4に出力するD/A変換部39と、手動ホワイトバランス処理を指示するW/B SW101等の各種スイッチを有する各種操作を指示する操作パネル40(図3参照)及びキーボード41と、操作パネル40及びキーボード41との情報の送受、コネクタ31を介しての内視鏡2のスコープCPU17との通信、コネクタ43を介しての光源装置3の光源CPU30との通信及びホワイトバランス回路34と画像処理回路36及び表示コントローラ37の制御を実行するプロセッサCPU42とを備えて構成される。
【0033】
また、プロセッサCPU42は、バックアップ用のプロセッサメモリ44と第1のホワイトバランスデータ格納手段としてのW/Bメモリ45とを備えている。プロセッサメモリ44は、図4に示すように、処理に必要なホワイトバランスデータを含む各種データを格納する。また、W/Bメモリ45は、図5に示すように、内視鏡2のスコープID及び光源装置3の光源IDに対応したホワイトバランスデータを格納するメインホワイトバランスデータ領域からなる。
【0034】
なお、メインホワイトバランスデータ領域に格納されるホワイトバランスデータは、手動ホワイトバランス実施時に得られたホワイトバランスデータであり、内視鏡2のスコープID及び光源装置3の光源IDに関連付けられて格納される。
【0035】
プロセッサCPU42は、図6に示すように、内視鏡情報抽出手段としてのスコープ情報抽出部42aと、光源情報抽出手段としての光源情報抽出部42bと、ホワイトバランスデータ検索手段としてのメインホワイトバランス検索部42cと、ホワイトバランスデータ抽出手段としてのサブホワイトバランス抽出部42dと、メインホワイトバランス更新部42eと、サブホワイトバランス更新部42fと、画像処理制御部42gとを備えて構成される。本実施例ではこれら各部はソフトウエアにて実現される。
【0036】
スコープ情報抽出部42aは、スコープメモリ16より(スコープCPU17を介して)スコープIDを抽出する機能部である。光源情報抽出部42bは、光源メモリ28より(光源CPU30を介して)光源IDを抽出する機能部である。メインホワイトバランス検索部42cは、光源IDに基づきW/Bメモリ45のメインホワイトバランスデータ領域に格納されるホワイトバランスデータを検索する機能部である。サブホワイトバランス抽出部42dは、W/Bメモリ45のメインホワイトバランスデータ領域に対応するホワイトバランスデータがない場合にスコープメモリ16より(スコープCPU17を介して)サブホワイトバランス領域のホワイトバランスデータを抽出する機能部である。メインホワイトバランス更新部42eは、手動ホワイトバランス実施時にメインホワイトバランスデータ領域のホワイトバランスデータを更新する機能部である。サブホワイトバランス更新部42fは、手動ホワイトバランス実施時にサブホワイトバランスデータ領域のホワイトバランスデータを更新する機能部である。画像処理制御部42gは、ホワイトバランス回路35及び画像処理回路38等の各部を制御する機能部である。
【0037】
ホワイトバランス回路35は、図7に示すように、A/D変換部34でデジタル信号に変換された面順次の映像信号をRGBの同時化信号に変換するRGB変換部51と、RGB信号の平均値を算出する平均値算出部52と、CPU42からの乗算係数G/RをR信号に乗算するR乗算部53と、CPU42からの乗算係数G/BをB信号に乗算するB乗算部54とからなり、R:G:B=1:1:1として画像処理回路36に出力するようになっている。
【0038】
次に、このように構成された本実施の形態の内視鏡システム1の作用について説明する。なお、以下、説明の簡略化のため、観察フィルタをRGBフィルタ22のみとした際の作用を例に説明するが、RGBフィルタ22と共に特殊光フィルタ23a,23b,23cを光路上に挿入したときも同様に作用する。
【0039】
図8に示すように、ステップS1にてプロセッサ5、スコープ(内視鏡)2及び光源装置3が接続され、ステップS2にてそれぞれの電源が投入されると、ステップS3にてプロセッサ5内に設けられたプロセッサCPU42は、オートホワイトバランス処理を実行する。このオートホワイトバランス処理の詳細は後述する。
【0040】
そして、オートホワイトバランス処理が終了すると、プロセッサCPU42はステップS4にて操作パネル40のW/B SW101(図3参照)が押下されたかどうか判断し、W/B SW101が押下されたと判断すると、ステップS5にて後述する手動ホワイトバランス処理を実行してステップS6に進み、W/B SW101が押下されない場合には、ステップS4からステップS6に処理を移行し、ステップS6にて検査を開始し、ステップS7にて検査終了を検知するまで検査を継続する。
【0041】
次に、前記ステップS3におけるオートホワイトバランス処理について説明する。このオートホワイトバランス処理では、図9に示すように、プロセッサCPU42は、ステップS21にてスコープ2内に設けられたスコープ CPU17と通信を開始すると共に、ステップS22にて光源装置3内に設けられた光源CPU30と通信を開始する。そして、プロセッサCPU42は、ステップS23にてスコープ CPU17及び光源CPU30を介して、スコープ情報抽出部42aの機能によりスコープメモリ16よりスコープIDを、また光源情報抽出部42bの機能により光源メモリ28より光源IDを取得する。
【0042】
次に、プロセッサCPU42は、ステップS24にて、取得したスコープID及び光源IDに基づいて、メインホワイトバランス検索部42cの機能により、対応する(取得したスコープID及び光源IDに関連付けらている)ホワイトバランスデータをW/Bメモリ45のメインホワイトバランス領域(図5参照)より検索する。例えばスコープID=k,光源ID=jならば、図5において第kスコープ&第j光源のホワイトバランスデータが対応するホワイトバランスデータとなる。
【0043】
そして、プロセッサCPU42は、ステップS25にて、メインホワイトバランス領域に対応するホワイトバランスデータが存在するかどうか判断し、対応するホワイトバランスデータが存在する場合には、ステップS26にて対応するホワイトバランスデータをW/Bメモリ45より読み出し、ステップS28に進む。一方、対応するホワイトバランスデータが存在しないと判断すると、ステップS27にて、プロセッサCPU42は、サブホワイトバランス抽出部42dの機能によりスコープ CPU17を介してスコープ メモリ16のサブホワイトバランス領域(領域14)のホワイトバランスデータ(図2参照)を読み出し、ステップS28に進む。
【0044】
ステップS28では、プロセッサCPU42は、読み出したホワイトバランスデータをバックアップ用のプロセッサメモリ44に格納する。このプロセッサメモリ44のホワイトバランスデータ領域に既にデータがある場合には上書きして格納する。
【0045】
次に、プロセッサCPU42は、ステップS29にてプロセッサメモリ44のホワイトバランスデータ領域のホワイトバランスデータを用いて、画像処理制御部42gの機能によりホワイトバランス回路35のゲインを調整するホワイトバランス演算処理を実行して処理を終了する。
【0046】
続いて、前記ステップS5における手動ホワイトバランス処理について説明する。この手動ホワイトバランス処理では、図10に示すように、プロセッサCPU42は、ステップS41にてホワイトバランス回路35の平均値算出部52でのRGB信号の平均値の算出等の演算処理を行い、ホワイトバランスデータ(G/R、G/B)を算出し、このホワイトバランスデータをスコープ CPU17に送信する。
【0047】
そして、ステップS42にて、スコープ CPU17は、プロセッサCPU42のサブホワイトバランス更新部42fの指示により、受信したホワイトバランスデータにてサブホワイトバランス領域のホワイトバランスデータを更新する。
【0048】
次に、ステップS43にて、プロセッサCPU42は、スコープID及び光源IDに基づいて、メインホワイトバランス検索部42cの機能により、対応するホワイトバランスデータをW/Bメモリ45のメインホワイトバランス領域より検索する。
【0049】
そして、プロセッサCPU42は、ステップS44にて、メインホワイトバランス領域に対応するホワイトバランスデータが存在するかどうか判断し、対応するホワイトバランスデータが存在する場合には、メインホワイトバランス更新部42eの機能によりステップS45にて、プロセッサCPU42は、ステップS41において算出したホワイトバランスデータをスコープID及び光源IDと共に上書きしてW/Bメモリ45のメインホワイトバランス領域を更新する。
【0050】
また、メインホワイトバランス領域に対応するホワイトバランスデータが存在しないと判断すると、プロセッサCPU42は、ステップS46にて、メインホワイトバランス更新部42eの機能によりW/Bメモリ45のメインホワイトバランス領域に十分な空き容量(所定の空き容量)があるかどうか判断する。
【0051】
W/Bメモリ45のメインホワイトバランス領域に十分な空き容量(所定の空き容量)があると判断すると、プロセッサCPU42は、ステップS47にて、メインホワイトバランス更新部42eの機能により、ステップS41において算出したホワイトバランスデータをスコープID及び光源IDと共にW/Bメモリ45のメインホワイトバランス領域に格納する。
【0052】
一方、W/Bメモリ45のメインホワイトバランス領域に十分な空き容量(所定の空き容量)がないと判断すると、プロセッサCPU42は、ステップS48にて、メインホワイトバランス更新部42eの機能により、最も古いホワイトバランスデータを削除し、ステップS41において算出したホワイトバランスデータをスコープID及び光源IDと共にW/Bメモリ45のメインホワイトバランス領域に格納する。
【0053】
このように本実施例では、ホワイトバランスデータが、プロセッサ5側ではメインホワイトバランス領域にスコープID及び光源IDと関連付けられて格納され、かつスコープ2側ではサブホワイトバランス領域にスコープ2が使用された最新のホワイトバランスデータが格納されている。
【0054】
これにより、プロセッサ5、スコープ2及び光源装置3を接続した際には、プロセッサ5のプロセッサCPU42は、接続されたスコープ2と光源装置3の組み合わせで使用した実績がある場合には、W/Bメモリ45より対応するホワイトバランスデータをメインホワイトバランス領域より読み出してホワイトバランス処理が実行できるので、最適な色調の内視鏡画像が得られる。
【0055】
また、接続されたスコープ2と光源装置3の組み合わせで使用した実績がない場合においても、プロセッサ5のプロセッサCPU42は、スコープメモリ16のサブホワイトバランス領域のホワイトバランスデータを読み出してホワイトバランス処理が実行できるので、少なくともスコープ2の特性に応じた、最新の実績のあるホワイトバランスデータが使用でき、良好な色調の内視鏡画像が得られる。
【実施例2】
【0056】
図11ないし図17は本発明の実施例2に係わり、図11は内視鏡システムの構成を示すブロック図、図12は図11のスコープメモリのメモリ構成を示す図、図13は図11のスコープCPUの機能構成を示す機能ブロック図、図14は図11のプロセッサCPUの機能構成を示す機能ブロック図、図15は図11の内視鏡システムによるオートホワイトバランス処理の流れを示すフローチャート、図16は図11の内視鏡システムによる手動ホワイトバランス処理の流れを示すフローチャート、図17は図11の内視鏡システムによるオートホワイトバランス処理の変形例の流れを示すフローチャートである。
【0057】
実施例2は、実施例1とほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
【0058】
本実施例では、図11に示すように、プロセッサ5のてW/Bメモリ45を省略し、W/Bメモリ45のメインホワイトバランス領域のホワイトバランスデータを、図12に示すように、スコープメモリ16の領域15に格納している点が実施例1と異なる。
【0059】
また、図13及び図14に示すように、実施例1でプロセッサCPU42に設けていたメインホワイトバランス検索部42cと、サブホワイトバランス抽出部42dと、メインホワイトバランス更新部42eと、サブホワイトバランス更新部42fとをスコープCPU16に設けている。その他の構成は実施例1と同じである。
【0060】
このように構成された本実施例における、オートホワイトバランス処理について説明する。図15に示すように、プロセッサCPU42は、ステップS61にてスコープ2内に設けられたスコープ CPU17と通信を開始すると共に、ステップS62にて光源装置3内に設けられた光源CPU30と通信を開始する。そして、スコープ CPU17は、ステップS63にてプロセッサCPU42を介して、プロセッサCPU42の光源情報抽出部42bの機能により光源メモリ28より光源IDを取得する。
【0061】
次に、スコープ CPU17は、ステップS64にて、取得した光源IDに基づいて、メインホワイトバランス検索部42cの機能により、対応する(取得した光源IDに関連付けらている)ホワイトバランスデータをスコープメモリ16のメインホワイトバランス領域(領域15)より検索する。例えば光源ID=jならば、図12において第j光源のホワイトバランスデータが対応するホワイトバランスデータとなる。
【0062】
そして、スコープ CPU17は、ステップS65にて、メインホワイトバランス領域に対応するホワイトバランスデータが存在するかどうか判断し、対応するホワイトバランスデータが存在する場合には、ステップS66にて対応するホワイトバランスデータをスコープメモリ16より読み出し、ステップS68に進む。一方、対応するホワイトバランスデータが存在しないと判断すると、ステップS67にて、スコープ CPU17は、サブホワイトバランス抽出部42dの機能によりスコープ メモリ16のサブホワイトバランス領域(領域14)のホワイトバランスデータ(図12参照)を読み出し、ステップS68に進む。
【0063】
ステップS68では、スコープ CPU17は、読み出したホワイトバランスデータをプロセッサCPU42に送信する。
【0064】
そして、プロセッサCPU42は、ステップS69にて受信したホワイトバランスデータをバックアップ用のプロセッサメモリ44に格納する。このプロセッサメモリ44のホワイトバランスデータ領域に既にデータがある場合には上書きして格納する。
【0065】
次に、プロセッサCPU42は、ステップS70にてプロセッサメモリ44のホワイトバランスデータ領域のホワイトバランスデータを用いて、画像処理制御部42gの機能によりホワイトバランス回路35のゲインを調整するホワイトバランス演算処理を実行して処理を終了する。
【0066】
続いて、本実施例における手動ホワイトバランス処理について説明する。この手動ホワイトバランス処理では、図16に示すように、プロセッサCPU42は、ステップS81にてホワイトバランス回路35の平均値算出部52でのRGB信号の平均値の算出等の演算処理を行い、ホワイトバランスデータ(G/R、G/B)を算出する。
【0067】
次に、プロセッサCPU42は、ステップS82にて光源情報抽出部42bの機能により光源メモリ28より光源IDを取得する。
【0068】
そして、ステップS83にて、プロセッサCPU42は、取得した光源IDと算出したホワイトバランスデータをスコープCPU16に送信する。
【0069】
スコープCPU16は、ステップS84にて、サブホワイトバランス更新部42fの機能により、受信したホワイトバランスデータにてサブホワイトバランス領域(領域15)のホワイトバランスデータを更新する。
【0070】
次に、ステップS85にて、スコープCPU16は、光源IDに基づいて、メインホワイトバランス検索部42cの機能により、対応するホワイトバランスデータをスコープメモリ17のメインホワイトバランス領域(領域15)より検索する。
【0071】
そして、スコープCPU16は、ステップS86にて、メインホワイトバランス領域に対応するホワイトバランスデータが存在するかどうか判断し、対応するホワイトバランスデータが存在する場合には、メインホワイトバランス更新部42eの機能によりステップS87にて、スコープCPU16は、ステップS81において算出したホワイトバランスデータをび光源IDと共に上書きしてスコープメモリ17のメインホワイトバランス領域(領域15)を更新する。
【0072】
また、メインホワイトバランス領域(領域15)に対応するホワイトバランスデータが存在しないと判断すると、スコープCPU16は、ステップS88にて、メインホワイトバランス更新部42eの機能によりスコープメモリ17のメインホワイトバランス領域(領域15)に十分な空き容量(所定の空き容量)があるかどうか判断する。
【0073】
スコープメモリ17のメインホワイトバランス領域(領域15)に十分な空き容量(所定の空き容量)があると判断すると、スコープCPU16は、ステップS89にて、メインホワイトバランス更新部42eの機能により、ステップS81において算出したホワイトバランスデータを光源IDと共にスコープメモリ17のメインホワイトバランス領域(領域15)に格納する。
【0074】
一方、スコープメモリ17のメインホワイトバランス領域(領域15)に十分な空き容量(所定の空き容量)がないと判断すると、スコープCPU16は、ステップS90にて、メインホワイトバランス更新部42eの機能により、最も古いホワイトバランスデータを削除し、ステップS81において算出したホワイトバランスデータを光源IDと共にスコープメモリ17のメインホワイトバランス領域(領域15)に格納する。
【0075】
このように本実施例では、実施例1の効果に加え、プロセッサ5側にW/Bメモリ45を必要とせず、かつスコープメモリ17のメインホワイトバランス領域に格納するホワイトバランスデータが光源IDのみに関連付けられて格納されるので、W/Bメモリ45のメインホワイトバランス領域にくらべ、スコープメモリ17のメインホワイトバランス領域の容量が小さくて済み、安価にかつ高速に対応するホワイトバランスデータを検索することができる。
【0076】
なお、本実施例では、サブホワイトバランス領域のホワイトバランスデータは、実施例1と同様に手動ホワイトバランス処理時にサブホワイトバランス領域のホワイトバランスデータを更新するとしているが、これに限らず、例えば、サブホワイトバランス領域のホワイトバランスデータは、メインホワイトバランス領域(領域15)を検索した結果、対応したホワイトバランスデータが存在する場合に、サブホワイトバランス領域のホワイトバランスデータをこの対応したホワイトバランスデータにより更新しても良い。
【0077】
この場合のオートホワイトバランス処理では、スコープCPU16は、プロセッサCPU42に対して検索が完了した旨の信号を送信し、プロセッサCPU42はこの完了信号を受信することで、スコープメモリ17のサブホワイトバランス領域のホワイトバランスデータを読み出し、ホワイトバランスを実行すれば本実施例と同様な作用を得ることができ、図15のステップS65〜S67の処理を省略することが可能となる。
【0078】
また、上記実施例では、サブホワイトバランス領域のホワイトバランスデータを更新するとしたが、これに限らず、サブホワイトバランス領域のホワイトバランスデータを固定データとして更新不可としてもよい。これにより、検索の結果、対応するホワイトバランスデータが存在しない場合、接続されている光源装置に依らずに固定のホワイトバランスデータ(例えば基準ホワイトバランスデータ)を使用してホワイトバランス処理を行うことが可能となる。この場合、オートホワイトバランス処理の流れは図17となる。
【0079】
本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0080】
【図1】本発明の実施例1に係る内視鏡システムの構成を示すブロック図
【図2】図1のスコープメモリのメモリ構成を示す図
【図3】図1のプロセッサの操作パネルを示す図
【図4】図1のプロセッサメモリのメモリ構成を示す図
【図5】図1のW/Bメモリのメモリ構成を示す図
【図6】図1のプロセッサCPUの機能構成を示す機能ブロック図
【図7】図1のホワイトバランス回路の構成を示すブロック図
【図8】図1の内視鏡システムの作用を説明するフローチャート
【図9】図6のオートホワイトバランス処理の流れを示すフローチャート
【図10】図6の手動ホワイトバランス処理の流れを示すフローチャート
【図11】本発明の実施例2に係る内視鏡システムの構成を示すブロック図
【図12】図11のスコープメモリのメモリ構成を示す図
【図13】図11のスコープCPUの機能構成を示す機能ブロック図
【図14】図11のプロセッサCPUの機能構成を示す機能ブロック図
【図15】図11の内視鏡システムによるオートホワイトバランス処理の流れを示すフローチャート
【図16】図11の内視鏡システムによる手動ホワイトバランス処理の流れを示すフローチャート
【図17】図11の内視鏡システムによるオートホワイトバランス処理の変形例の流れを示すフローチャート
【図18】従来の内視鏡システムの構成を示すブロック図
【図19】図18のスコープメモリのメモリ構成を示す図
【図20】図18のプロセッサメモリのメモリ構成を示す図
【図21】図18の内視鏡システムの作用を説明するフローチャート
【符号の説明】
【0081】
1…内視鏡システム
2…内視鏡
3…光源装置
4…モニタ
5…プロセッサ
11…CCD
12…ライトガイド
13…操作スイッチ
14、29、31…コネクタ
15…第1の記憶回路
16、28、44、45…メモリ
17、30、42…CPU
21…ランプ
22…RGBフィルタ
23a,23b,23c…特殊光フィルタ
24…集光レンズ
25…フィルタ切換装置
26、40…操作パネル
27…第2の記憶回路
32…駆動回路
33…映像信号処理回路
34…A/D変換部
35…ホワイトバランス回路
36…画像処理回路
37…表示コントローラ
38…映像信号出力回路
39…D/A変換部
41…キーボード
42a…スコープ情報抽出部
42b…光源情報抽出部
42c…メインホワイトバランス検索部
42d…サブホワイトバランス抽出部
42e…メインホワイトバランス更新部
42f…サブホワイトバランス更新部
42g…画像処理制御部
51…RGB変換部
52…平均値算出部
53…R乗算部
54…B乗算部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
管腔内を撮像する内視鏡と、
前記内視鏡に照明光を供給する、光源識別情報を格納した光源識別情報格納手段を有する光源装置と、
前記内視鏡からの撮像信号を信号処理し、内視鏡画像を生成する画像処理装置と
を備えた内視鏡装置において、
前記画像処理装置におけるホワイトバランス処理に用いられるホワイトバランスデータを、少なくとも前記光源識別情報に関連づけて、前記光源識別情報毎に格納する第1のホワイトバランスデータ格納手段と、
前記画像処理装置におけるホワイトバランス処理に用いられるホワイトバランスデータを格納する第2のホワイトバランスデータ格納手段と、
前記光源装置の光源識別情報を抽出する光源情報抽出手段と、
前記光源情報抽出手段が抽出した前記光源装置の光源識別情報に基づき、前記第1のホワイトバランスデータ格納手段より前記光源識別情報に関連づけられたホワイトバランスデータを検索するホワイトバランスデータ検索手段と、
前記ホワイトバランスデータ検索手段の検出結果に基づき、第2のホワイトバランスデータ格納手段に格納されているホワイトバランスデータを抽出するホワイトバランスデータ抽出手段と
を備えたことを特徴とする内視鏡装置。
【請求項2】
前記内視鏡は内視鏡識別情報を格納した内視鏡識別情報格納手段を有し、
前記第2のホワイトバランスデータ格納手段は、前記内視鏡識別情報格納手段に設けられ、
前記ホワイトバランスデータ検索手段にて抽出した前記光源識別情報に関連づけられた前記ホワイトバランスデータが、前記第1のホワイトバランスデータ中に存在しないと判断された場合に、前記第2のホワイトバランスデータを前記画像処理装置へ出力しホワイトバランス処理を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
【請求項3】
前記第1のホワイトバランスデータ格納手段は、前記内視鏡識別情報手段に設けられる
ことを特徴とする請求項2に記載の内視鏡装置。
【請求項4】
前記第1のホワイトバランスデータ格納手段は、前記画像処理装置に設けられる
ことを特徴とする請求項2に記載の内視鏡装置。
【請求項5】
前記内視鏡識別情報を抽出する内視鏡情報抽出手段を備え、
前記第1のホワイトバランスデータ格納手段は、前記画像処理装置におけるホワイトバランス処理に用いられるホワイトバランスデータを、前記光源識別情報及び前記内視鏡識別情報に関連づけて、前記光源識別情報及び前記内視鏡識別情報毎に格納し、
ホワイトバランスデータ検索手段は、前記光源情報抽出手段が抽出した前記光源装置の光源識別情報及び前記内視鏡情報抽出手段が抽出した前記内視鏡識別情報に基づき、前記第1のホワイトバランスデータ格納手段より前記光源識別情報及び前記内視鏡識別情報に関連づけられたホワイトバランスデータを検索する
ことを特徴とする請求項4に記載の内視鏡装置。
【請求項6】
前記画像処理装置は、ホワイトバランス処理実行指示手段を有し、
前記ホワイトバランス処理実行指示手段によりホワイトバランス処理を指示された場合、前記第2のホワイトバランスデータ格納手段に対して前記光源識別情報に関連づけされないホワイトバランスデータを上書きして格納する
ことを特徴とする請求項3または5に記載の内視鏡装置。
【請求項7】
前記第2のホワイトバランスデータ格納手段に格納されるホワイトバランスデータは、上書き不可能な固定値である
ことを特徴とする請求項3または5に記載の内視鏡装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【公開番号】特開2008−73345(P2008−73345A)
【公開日】平成20年4月3日(2008.4.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−257783(P2006−257783)
【出願日】平成18年9月22日(2006.9.22)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.FRAM
【出願人】(304050923)オリンパスメディカルシステムズ株式会社 (1,905)
【Fターム(参考)】