説明

撮像装置

【課題】照明手段を機械的あるいは電気的に駆動することなく、照明ムラの無い画像を生成する。
【解決手段】被写体を照らす(S107)照明手段の照明ムラ領域を検出する(S108)照明ムラ検出手段を有し、前記照明ムラ検出手段により検出された照明ムラ領域が所定以上の大きさである(S109)場合に、前記照明手段の配光範囲内の画像信号により画像を生成する(S110,S111)ようにしている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被写体を照らす照明手段の照明ムラ領域を検出する照明ムラ検出手段を備えた撮像装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、低照度下で良好な撮像画面を得るために、被写体を照明するためのランプや白色LED等の照明装置を内蔵した撮像装置が知られている。
【0003】
通常、照明手段を内蔵した撮像装置は、図8に示すように、撮像装置本体1内に撮像レンズ2と照明手段の一部を成す光学系4とが間隔Lをもって配置されている。撮像レンズ2により得られた被写体の像は撮像素子3上に結像される。照明手段は、光学系4およびランプ、白色LEDなどの発光部5により構成され、発光部5が発光すると光学系4が発光された光を効率よく被写体に照射する。このようにして被写体を照明する照明手段の配光特性は光学系4により設定され、撮像レンズ2の画角に合わせて多くの場合、被写体距離2〜3mの通常撮影時に適正な光量分布が得られるように設定されている。
【0004】
上記照明手段を内蔵した撮像装置では、図8に示すように、撮像レンズ2の光軸2aと光学系4の光軸4aが間隔Lをもって配置されている。被写体が撮像装置に対し位置6aより遠くにある場合は、撮影画角のほぼ全域が照明手段により照明され、鮮明な画像を撮影できる。したがって、人物や風景を対象とした通常撮影の場合は問題ない。しかし、被写体が撮像装置本体1側に近づくと、照明手段の照射範囲と撮像レンズ2の撮影範囲にパララックスが生じる。この場合、照明手段の照射範囲は撮影範囲の全域をカバー出来なくなり、撮影した画像は照明ムラの大きなものとなる。例えば図8において、被写体が位置6bにある場合、被写体の照明手段側の半分の領域は照明されるが、撮像レンズ2側の半分の領域は照明されない。
【0005】
また、撮像レンズ2がズームレンズであった場合、撮影画角の全域が照明手段により照明される被写体位置6aであっても、更に広角側にズーム操作が行われると照明ムラが発生してしまう。そのため、照明を必要とする室内等におけるマクロ撮影においては、照明ムラのない良好な結果を得ることは困難であった。
【0006】
そこで上記の問題を解決するために、多くの提案がなされている。例えば、特許文献1には、被写体距離に応じて照明手段を機械的に回動し、照射方向を変える技術が開示されている。また、特許文献2には、被写体を照射するビデオライトを内蔵したビデオカメラにおいて、第1および第2のビデオライトをズームレンズの焦点距離に連動して可変にしている。そして、広角撮影の時は、照射方向のなす角度を広げてより広角範囲を効率良く照明し、狭角撮影の時は、ビデオライトを内側へ向けて照射方向のなす角度を狭めて照明範囲を一致させ、同一被写体をより明るく照明する技術が開示されている。
【特許文献1】特開昭57−122423号公報
【特許文献2】特開平9−200604号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記いずれの撮像装置においても、照明手段を機械的あるいは電気的に駆動する必要があるため、機構が複雑になると共に部品点数増によるコストアップ、並びに、撮像装置本体が大型化してしまうという課題を有していた。
【0008】
(発明の目的)
本発明の目的は、照明手段を機械的あるいは電気的に駆動することなく、照明ムラの無い画像を生成することのできる撮像装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の本発明は、被写体を照らす照明手段の照明ムラ領域を検出する照明ムラ検出手段を有し、前記照明ムラ検出手段により検出された照明ムラ領域が所定以上の大きさである場合に、前記照明手段の配光範囲内の画像信号により画像を生成する撮像装置とするものである。
【0010】
また、上記目的を達成するために、請求項2に記載の本発明は、被写体を照らす照明手段の照明ムラ領域を検出する照明ムラ検出手段と、ユーザーの操作により画像生成領域を設定する領域設定手段とを有し、前記領域設定手段により設定された画像生成領域が前記照明ムラ検出手段により検出された照明ムラ領域に重なる場合、警告を行う撮像装置とするものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、照明ムラの無い画像を生成することができる撮像装置を提供できるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明を実施するための最良の形態は、以下の実施例に示す通りである。
【実施例】
【0013】
図1は本発明の一実施例に係わる撮像装置の一例であるビデオカメラの回路構成を示すブロック図、図2は図1のビデオカメラを正面方向(被写体側)から見た斜視図、図3は図1のビデオカメラを右後方から見た斜視図、図4は図1のビデオカメラを左後方から見た斜視図である。
【0014】
ビデオカメラ100は、図1に示すように、レンズ101、撮像部102、ズーム制御部123、カメラ信号処理部103、圧縮伸張処理部104、表示部105を備えている。さらに、記録再生処理部106、メモリーカード107、レコーダー制御部108、テープメディア109、マイクロフォン110、音声信号処理部111、ストロボ制御部112、ストロボ113を備えている。さらには、ビデオライト制御部114、ビデオライト115、メモリ116、メモリ制御部117、CPU118、操作部119、電源制御部120、バッテリ121を備えている。そして、上記各機能ブロックはそれぞれデータバス122を介して互いにデータ通信可能に接続されている。
【0015】
上記構成のビデオカメラ100において、メモリ116は、データバス122を介して各機能ブロックでタイム・シェアリングして使用され、メモリ制御部117により制御及び管理されている。レンズ101は、フォーカス及びズーム等の光学レンズ群及び絞りから構成され、被写体の画像を取り込む。撮像部102は、光学像を電気信号に変換するCCDなどの撮像素子、及び、アナログ信号出力をデジタル信号に変換するA/D変換器などから構成される。ズーム制御部123は、操作部119からの指示に従い、レンズ101のズーミングを制御する。
【0016】
カメラ信号処理部103は、撮像部102から送られてくる画像信号に対して、色分離、階調補正及びホワイトバランス調整、デジタルズームなどの信号処理を施す。音声信号処理部111は、マイクロフォン110から入力された音声信号を所定レベルにゲインコントロールしてデジタル化することで、音声データとして出力する。
【0017】
圧縮伸張処理部104は、カメラ信号処理部103から出力された画像データ及び音声信号処理部111から出力された音声データを所定の圧縮符号化方式により圧縮符号化する。また、再生時には、記録再生処理部106より出力されたデータに対して、所定の圧縮符号化方式に対応した伸張処理を施し、圧縮符号化前の画像データ及び音声データを取得する。
【0018】
表示部105は、図3に示す液晶パネル105aと電子ビューファインダ(EVF)105bにより構成され、圧縮伸張処理部104で圧縮符号化対象の画像データを表示する。再生時には、圧縮伸張処理部104で得られた再生データを表示する。さらに、必要に応じてビデオカメラ本体100の動作状況をオンスクリーン・ディスプレイ情報として表示する。
【0019】
記録再生処理部106は、圧縮伸張処理部104で得られた圧縮符号化後のデータに対して、エラー訂正符号化処理や変調処理等を施す。更に同期、IDなどのデータを付加して記録に適した形態に変換した後、テープメディア109あるいはメモリーカード107等の記録媒体に記録する。再生時には、テープメディア109またはメモリーカード107から読み出したデータから元のデジタルデータを検出し、エラー訂正及び復調等の処理を施す。この際、レコーダー制御部108は、テープメディア109の走行を制御する。
【0020】
ストロボ制御部112は、静止画撮影時に、被写体輝度が所定値以下であると判定するとストロボ113を発光させる。ビデオライト制御部115は、動画撮影時に、被写体輝度が所定値以下であると判定すると、ビデオライト115を発光させる。
【0021】
電源制御部120は、バッテリ検出回路、DC/DCコンバータ、通電するブロックを切り換えるスイッチ回路等により構成される。そして、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。バッテリ121は、リチウムイオン電池等であり、ビデオカメラ100に電源を供給する。
【0022】
操作部116は、図3及び図4に示す、116a,116b,116c,116d,116e,116f,116g,116h等で示される操作部材を有する(詳細は後述)。そして、ユーザーからのキー操作などに基づいて、CPU118に対して動作指示する機能を有する。
【0023】
116aはマルチダイヤルであり、回転動作による各種選択及び押圧動作による決定が可能である。116bはモードダイヤルであり、電源オフ、撮影モード、再生モードを切り換えるものである。ここで、電源オフはビデオカメラ100の主電源をオフするためのモードであり、撮影モードは撮影することを主目的としたモードである。再生モードは、メモリーカード107やテープメディア109に記録された画像データを再生することを主目的としたモードである。116cはトリガーボタンであり、撮影のスタート/ストップを行うものであり、撮影モードにおいて、押される都度、動画の記録開始、記録終了のイベントを発生させるためのボタンである。116dはメニューを表示を行うメニューボタンである。116eは領域を指定する為の十字キーであり、例えば画像をトリミングする際の領域を指定する。116fは領域決定ボタンであり、十字キー116dで指定された領域を決定するためのものである。116gはフォトボタンであり、撮影モードにおいて、静止画撮影のイベントを発生するためのものである。116hはズームレバーであり、撮影モードにおいて、レンズ101のズーミング操作を行うためのものである。
【0024】
次に、上記構成のビデオカメラ100において、撮影モード時の動作について、図5のフローチャートを用いて説明する。
【0025】
ユーザーが撮影を行う際には、モードダイヤル116bにより撮影モードを選択する。撮影モードが選択されると、CPU118は、図5のステップS101にて、トリガーボタン116cが押圧されたと判定してステップS102に進む。そして、ステップS102にて、ビデオライト制御部114にて被写体の明るさを測定する。次のステップS103では、上記ステップS102で測定した被写体の明るさを判定する。その結果、被写体が明るいと判定した場合はステップS104に進む。
【0026】
ステップS104では、テープメディア109に対して撮影画像の記録を開始する。そして、次のステップS105にて、再度トリガーボタン116cが押圧されたか否かを判定する。トリガーボタン116cが再度押圧されたと判定すると、記録終了が指示されたとしてステップS106にて記録終了処理を行い、本処理を終了する。
【0027】
一方、上記ステップS103にて被写体輝度が所定値以下であると判定した場合はステップS107に進み、ここではビデオライト制御部114により図2に示すビデオライト115を点灯する。そして、次のステップS108にて、照明ムラ領域の特定を行う。具体的には、ビデオライト115を点灯する前後の画像データ(照明ありの画像データと照明なしの画像データ)の各画素毎の輝度値の差分に基づき照明による寄与分を算出する。ここで、差分値がある閾値以下の場合は、照明による寄与分が小さいと判定することで、撮影画角における照明ムラ領域を特定する。逆に、差分値がある閾値以上の場合は、照明による寄与分が大きいと判定することで、撮影画角におけるビデオライト115の配光範囲を特定する。
【0028】
次のステップS109では、上記ステップS108で作成した照明ムラ領域の情報により、照明ムラの度合いを判定する。その結果、照明ムラ領域がある所定範囲以下と判定した場合は上記ステップS104へ進み、撮影画像の記録を開始する。ここで、ある所定範囲とは、例えば、撮影領域の8割等、閾値を設定して判定すると良い。
【0029】
一方、上記ステップS109にて照明ムラ領域がある所定範囲以上と判定した場合はステップS110に進み、ここではレンズ101の広角側へのズーム動作を禁止する。そして、次のステップS111にて、上記ステップS108で特定したビデオライト115の配光範囲内で最大となる所定画角を自動的に切り出す。そして、フォーマット上の解像度まで電子的に拡大するデジタルズーム処理を行い、上記ステップS104に戻る。
【0030】
ここで、上記ステップS110にて、レンズ101の広角側への光学ズーム動作を禁止した理由について説明する。
【0031】
図6は、ビデオライト115の配光範囲が撮影領域の約半分になっている状態を示す図である。この図において、200は撮影領域、201はデジタルズーム領域、202はビデオライト配光領域、203は照明ムラ領域である。なお、デジタルズーム領域201は、ビデオライト115の配光範囲内で画角が最大となるように自動的に設定される領域で、その領域の画像信号は自動的に切り出される。
【0032】
この状態より更にレンズ101の広角側へのズーム動作が行われると、図7のような状態になり、撮影領域200は大きくなる。しかし、ビデオライト配光領域202は変化しないので、結果として照明ムラ領域203が大きくなる。また、ビデオライト配光領域202が相対的に小さくなることで、ステップS111にてデジタルズーム処理を行うデジタルズーム領域201も結果として小さくなる。
【0033】
上記のように、レンズ101の広角側へのズーム動作が行われると照明ムラ領域203が大きくなり、デジタルズーム領域201が小さくなってしまうので、ステップS110にて、レンズ101の広角側へのズーム動作を禁止するのである。
【0034】
本実施例においては、照明ムラ領域がある所定範囲以上と判定した場合は図5のステップS110にて、レンズ101の広角側へのズーム動作を禁止する処理について説明している。しかし、ズーム動作を禁止する処理以外に、例えば「広角側にズーム動作を行うと照明ムラ範囲が広がります。」などの警告を表示部105に表示し、ユーザーに注意を促すような構成としてもよい。
【0035】
また、ステップS111にて、ビデオライト115の配光範囲内で最大となる所定画角を自動的に切り出し、フォーマット上の解像度まで拡大するデジタルズーム処理を行う構成とした。しかしこれに限るものではなく、例えば、十字キー116d及び領域決定ボタン116fを使用して、ユーザーが自由にデジタルズーム領域を指定できる構成としても良い。この際、例えば、ユーザーが指定した領域が照明ムラ範囲にかかっていた場合、「指定領域が照明ムラ範囲にかかっています。」などの警告文を表示部105に表示しても良い。あるいは、選択領域の色を赤色等の警告色に変更する、ビープ音などの警告音を発生させる等して、ユーザーに注意を促すような構成としてもよい。
【0036】
このように、本実施例では、ビデオライト115などの照明手段を使用した場合、照明ムラの有無を検出し、照明ムラがある場合には、ビデオライト115の配光範囲内で最大となる所定画角を自動的に切り出し、フォーマット上の解像度まで拡大するデジタルズーム処理を行うようにしている。よって、照明ムラのない良好な撮影画像を生成することが可能となる。
【0037】
また、照明ムラがある場合には、レンズ101の広角側へのズーム操作を禁止するので、照明ムラがさらに大きくなることを防止することが可能となる。
【0038】
したがって、撮影画像の照明ムラ改善のために、従来のように照明手段の機械的あるいは電気的な駆動を必要とせず、ビデオカメラ100の機構を複雑化する必要がないので、コストアップ並びに本体が大型化するのを防止することができる。
【0039】
なお、上記実施例では、警告する動作として表示部105への表示により行うことを説明した。しかし、これに限ることなく、例えば、音声により警告するようにすることで、聴覚的にユーザーに知らせることができる。また、ビデオライト115は、撮像装置と着脱可能なものであっても構わない。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の実施例に係わるビデオカメラの回路構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例に係わるビデオカメラの正面方向(被写体側)から見た斜視図である。
【図3】本発明の実施例に係わるビデオカメラの左後方から見た斜視図である。
【図4】本発明の実施例に係わるビデオカメラの右後方から見た斜視図である。
【図5】本発明の実施例に係わるビデオカメラにおける撮影モード時の動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施例に係わるビデオカメラにおいてビデオライトの配光範囲が撮影領域の約半分になっている状態を示す図である。
【図7】図6の状態より更に、広角側へのズーム動作を行った状態を示す図である。
【図8】一般的な照明手段を内蔵した撮像装置について説明するための図である。
【符号の説明】
【0041】
100 ビデオカメラ
101 レンズ
102 撮像部
103 カメラ信号処理部
104 圧縮伸張処理部
105 表示部
105a 液晶パネル
105b EVF
106 記録再生処理部
118 CPU
119 操作部
123 ズーム制御部
200 撮影領域
201 デジタルズーム領域
202 ビデオライト配光領域
203 照明ムラ領域


【特許請求の範囲】
【請求項1】
被写体を照らす照明手段の照明ムラ領域を検出する照明ムラ検出手段を有し、
前記照明ムラ検出手段により検出された照明ムラ領域が所定以上の大きさである場合に、前記照明手段の配光範囲内の画像信号により画像を生成することを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
被写体を照らす照明手段の照明ムラ領域を検出する照明ムラ検出手段と、
ユーザーの操作により画像生成領域を設定する領域設定手段と、
を有し、
前記領域設定手段により設定された画像生成領域が前記照明ムラ検出手段により検出された照明ムラ領域に重なる場合、警告を行うことを特徴とする撮像装置。
【請求項3】
前記照明ムラ検出手段は、前記照明手段により被写体を照射した状態と照射していない状態の画像データの差分値を求めることにより、照明ムラ領域を検出することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
【請求項4】
検出された前記照明ムラ領域が所定以上の大きさである場合に、前記配光範囲内に撮像画角を規制することを特徴とする請求項1または3に記載の撮像装置。
【請求項5】
検出された前記照明ムラ領域が所定以上の大きさである場合に、レンズの広角側への変倍動作を規制することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
【請求項6】
検出された前記照明ムラ領域が所定以上の大きさである場合に、前記配光範囲内の画像信号を切り出し、所定のフォーマットの解像度まで拡大することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−68097(P2007−68097A)
【公開日】平成19年3月15日(2007.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−254624(P2005−254624)
【出願日】平成17年9月2日(2005.9.2)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】