説明

端末装置

【課題】机の上に置いたときの画面の視認性が良好な端末装置を提供する。
【解決手段】端末装置10は、入力デバイス1aを備えた固定側筐体1と、表示デバイス2aを備えた可動側筐体2と、固定側筺体1と可動側筺体2とを接続する接続部7とを有する。この接続部7により、可動側筺体2は固定側筺体1に、スライド、回転及びチルト可能に接続されている。また、端末装置10には、スライド時には可動側筺体2のチルトを禁止し、可動側筺体2を回転させると可動側筺体のチルトを許可するチルトロック機構が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、端末装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、スマートフォンを代表とする多機能携帯電話が広く使用されている。これらの多機能携帯電話の多くは、画面がスライドする機構を有している。以下、画面がスライドする機構を有する携帯電話等の端末装置を、スライド式端末装置という。スライド式端末装置では、入力キー(テンキー又はQWERTYキー等)を備えた筺体(以下、固定側筺体という)と、液晶パネル等の表示デバイスを備えた筺体(以下、可動側筺体という)とを有する。
【0003】
多機能携帯電話等の端末装置では、テレビ放送やインターネットを介して配信される動画、又はメモリに保存された動画などを表示できるものが多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−148817号公報
【特許文献2】特表2002−504781号公報
【特許文献3】国際公開2007/032291号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般的なスライド式端末装置では、固定側筺体に対し可動側筺体がスライドするだけであるので、単に机の上に端末装置をおいただけでは画面を斜めから見ることになり、視認性が悪いものとなる。
【0006】
以上から、机の上に置いたときの画面の視認性が良好な端末装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一観点によれば、入力デバイスが設けられた固定側筐体と、表示デバイスが設けられた可動側筐体と、前記可動側筺体を前記固定側筺体に、スライド、回転及びチルト可能に接続する接続部と、前記可動側筺体のスライド時には前記可動側筺体のチルトを禁止し、前記可動側筺体を回転させると前記可動側筺体のチルトを許可するチルトロック機構とを有する端末装置が提供される。
【発明の効果】
【0008】
上記観点の端末装置によれば、固定側筺体と可動側筺体とが接続部を介して接続されており、該接続部により可動側筺体のスライド、回転及びチルトを可能としている。この場合、可動側筺体がスライドした状態で可動側筺体にチルトする方向の応力が加えられると接続部が破損することが考えられる。しかし、上記観点の端末装置では、チルトロック機構によりスライド状態のときの可動側筺体のチルトを禁止しているので、接続部の破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1は、第1の実施形態に係る端末装置の外観図である。
【図2】図2は、第1の実施形態に係る端末装置の組み立て図である。
【図3】図3は、チルトロック時及びチルトロック解除時の状態を説明する図である。
【図4】図4は、端末装置の変形を説明する模式図である。
【図5】図5は、初期状態における端末装置の透視図である。
【図6】図6は、スライド状態における端末装置の透視図である。
【図7】図7は、スイング状態における端末装置の透視図である。
【図8】図8は、チルトロック機構がない場合の問題を説明する断面図(模式図)である。
【図9】図9は、第2の実施形態に係る端末装置のチルトロック機構を説明する模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施形態について、添付の図面を参照して説明する。
【0011】
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態に係る端末装置の外観図、図2は同じくその端末装置の組み立て図である。なお、本実施形態では、端末装置が携帯電話の場合について説明している。
【0012】
端末装置10は、テンキー及びその他の操作キーを含む入力デバイス1aが設けられたほぼ矩形状の固定側筐体1と、固定側筺体1の上に配置されて液晶パネル等の表示デバイス2aが設けられた可動側筐体2とを有する。また、固定側筐体1と可動側筐体2との間には、可動側筺体2を固定側筺体1に、スライド、回転及びチルト可能に接続する接続部7が設けられている。
【0013】
固定側筐体2の一端側には、接続部7が配置されるほぼ矩形状の凹部11と、固定側筐体1の縁部から凹部11内に突出するチルトロックフック12とが設けられている。また、可動側筐体2の下面側の幅方向の両側には、可動側筐体2の長手方向に伸びる2本のスライドレール21が設けられており、中央部にはスライドレール21に平行にガイドレール22が設けられている。更に、可動側筺体2には、ガイドレール22の端部に連絡し、ガイドレール22に対し斜め方向に延びるガイドレール22aが設けられている。
【0014】
接続部7は、チルトプレート3、ベースプレート4及びスイングプレート5の3枚のプレートを有する。チルトプレート3は、固定側筐体1の凹部11に対応してほぼ矩形状に形成されており、入力デバイス1a側の辺に相互に離隔して配置された2つのヒンジ(蝶番)6を介して固定側筐体1にチルト(傾斜)可能に接続されている。また、チルトプレート3のチルトロックフック12に整合する位置には切り欠き部32が設けられており、チルトプレート3がチルトする際にチルトロックフック12が切り欠き部32を通り抜けるようになっている。
【0015】
ベースプレート4は円盤状に形成されており、チルトプレート3上に固定されている。このベースプレート4の縁部(チルトプレート3の切り欠き部32側の縁部)には、可動側筐体2のガイドレール22に係合するガイドピン41が立設されている。なお、ベースプレート4は、チルトプレート3がチルトする際にチルトロックフック12に接触しない位置に配置される。
【0016】
スイングプレート5は、ベースプレート4の上に配置されたほぼ半円形の板状の部材であり、ベースプレート4の中心軸Pを回転中心として回転可能に配置されている。このスイングプレート5には、円弧状に形成されてガイドピン41が貫通するガイド穴53が設けられている。このガイド穴53の曲率中心はベースプレート4の中心軸Pと一致しており、ガイドピン41とガイド穴53とによりスイングプレート5の回転可能な範囲が決定される。
【0017】
また、スイングプレート5には、可動側筺体2のスライドレール21に係合して可動側筺体2をスライド可能に把持するスライドレール把持部51と、チルトロックフック12よりも若干大きいサイズの切り欠き部52とが設けられている。
【0018】
図3(a)のように、ガイド穴53の一端側がガイドピン41に当接した状態では、可動側筺体2の中心軸C2と固定側筺体1の中心軸C1とが平行になる。この場合、スイングプレート5により、チルトプレート3の切り欠き部32の上方が覆われる。このときのスイングプレート5の回転角を0°とする。この状態では、チルトプレート3をチルトさせようとしても、スイングプレート5がチルトロックフック12に当接してチルトさせることができない。
【0019】
図3(b)のように、ガイド穴53の他端側がガイドピン41に当接するまでスイングプレート5を回転させると、可動側筺体2の中心軸C2が固定側筺体1の中心軸C1に対し直角になる。そして、スイングプレート5の切り欠き部52が、チルトプレート3の切り欠き部32及びチルトロックフック12に整合する位置に配置される。このときのスイングプレート5の回転角を90°とする。この状態では、チルトロックフック12がスイングプレート5の切り欠き部52を通り抜けることができるので、チルトプレート3をチルトさせることができる。
【0020】
以下、本実施形態の端末装置10の動作について、図4〜図6を参照して説明する。
【0021】
本実施形態の端末装置10は、固定側筺体1に対し可動側筺体2を移動させることにより、図4(a)〜(d)のように変形する。
【0022】
図4(a)は、固定側筺体1と可動側筺体2とが重なった状態を表した図である。以下、この状態を初期状態と呼ぶ。端末装置10の電源がオンの場合、初期状態では、電話の着信やメールの受信を行うことができる。また、初期状態のままで表示デバイス2aに動画又は静止画等を表示することも可能である。
【0023】
図5は、初期状態における端末装置10の透視図である。この図5のように、初期状態では、ガイドピン41はスイングプレート5のガイド穴53の一方の端部に当接している。また、スイングプレート5の切り欠き部52は、チルトロックフック12の位置から90°ずれた位置にあり、チルトプレート3の切り欠き部32はスイングプレート5の縁部に覆われている。
【0024】
図4(b)は、図4(a)の状態から可動側筺体2を矢印A方向にスライドさせて、入力デバイス1aを露出させた状態を表した図である。以下、この状態をスライド状態と呼ぶ。このスライド状態では、入力デバイス1aを操作して電子メールの送受信などを行うことができる。
【0025】
図6はスライド状態における端末装置10の透視図である。可動側筺体2は、スライドレール把持部51がスライドレール21に係合し、且つガイドピン41がガイドレール22に係合した状態で、可動側筺体2の長手方向にスライドする。ガイドピン41がガイドレール22の端部に当接するまで可動側筺体2をスライドさせると、入力デバイス1aが完全に露出して、キー操作が可能になる。
【0026】
図4(c)は、図4(b)の状態から可動側筺体2を矢印B方向に90°回転させた状態を表した図である。以下、この状態をスイング状態と呼ぶ。このスイング状態は、動画等の表示に適した横長の画面となる。但し、スイング状態の端末装置10を机の上に置くと、画面を斜めから見ることになり、視認性はよくない。
【0027】
図7は、スイング状態における端末装置10の透視図である。スライド状態からスイング状態に移行する際には、スイングプレート5の回転にともなってガイドピン41がガイドレール22aに沿って摺動する。そして、スイングプレート5の回転角が90°になった時点で、ガイドピン41はガイドレール22aの端部に当接する。また、スイング状態では、スイングプレート5の切り欠き部52がチルトロックフック12に整合する位置に配置され、チルトロックが解除された状態となる。
【0028】
図4(d)は、図4(c)の状態から可動側筺体2を矢印C方向にチルト(傾斜)させた状態を表した図である。以下、この状態をチルト状態と呼ぶ。チルト状態は、端末装置10を机の上において動画等を視聴するのに適している。なお、チルト状態のときは、ヒンジ6の固定部(固定側筺体1に固定される部分)と可動部(チルトプレート3に固定される部分)との間に発生する摩擦力により、チルトした状態が保持される。
【0029】
ところで、本実施形態では、可動側筺体2をスライドさせたスライド状態(図4(b),図6参照)では、図3(a)のように、チルトプレート3の切り欠き部32がスイングプレート5に覆われており、チルトプレート3がチルトできないようにしている。このチルトロック機構がない場合は、以下のような問題が発生する。
【0030】
図8は、チルトロック機構がない場合の問題を説明する断面図(模式図)である。この図8に表したように、スライド状態では、可動側筺体2が固定側筺体1から大きくせり出している。そして、可動側筺体2は、可動側筺体2の端部近傍に配置された一対のヒンジ6により支持されている。この状態で何らかの原因により可動側筺体2にチルトさせる方向の力(図8中矢印B)が加わると、てこの原理により、可動側筺体2の端部を支点(図8中矢印C)として、ヒンジ6を上方に持ち上げようとする大きな応力(図8中矢印D)が発生する。
【0031】
可動側筺体2がスライド、回転及びチルトする本実施形態の端末装置10では、ヒンジ6が固定側筺体1のほぼ中央部に配置され、ヒンジ6の下方は電子部品を配置するスペースとなる。従って、ヒンジ6として大型のものを使用することは困難であり、小型のものしか使用できない。このため、スライド状態のときに可動型筺体2にチルトさせる方向の応力が加わると、ヒンジ6が容易に破損してしまうことが考えられる。
【0032】
そこで、本実施形態では、スライド状態のときにはスイングプレート5がチルトロックフック12に当接して可動側筺体2をチルトできないようにしている。これにより、スライド状態のときに可動側筺体2にチルトする方向の力が加えられても、ヒンジ6の破損を防止できる。
【0033】
上述したように、本実施形態に係る端末装置10は、固定側筐体1と可動側筐体2との間に接続部7を設けているため、使用状況に応じて図4(a)〜(d)のように変形させることができる。そして、図4(d)に例示するチルト状態のときには、端末装置10を机の上においても、表示デバイス2aに表示される映像を正面から見ることができる。このため、視認性が良好である。
【0034】
また、本実施形態に係る端末装置10は、スライド状態のときに可動側筺体2のチルトを防止するチルトロック機構が設けられているため、ヒンジ6に大きな応力がかかることが回避される。これにより、ヒンジ6の破損が回避でき、端末装置10の信頼性が向上するという効果を奏する。
【0035】
(第2の実施形態)
図9(a),(b)は第2の実施形態に係る端末装置のチルトロック機構を説明する模式図である。図9(a)は初期状態及びスライド状態におけるチルトロック機構の状態を表した図であり、図9(b)はスイング状態及びチルト状態におけるチルトロック機構の状態を表した図である。なお、第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、チルトロック機構の構造が異なることにあり、その他の構成は第1の実施形態と同様であるので、ここでは重複する部分の説明は省略する。
【0036】
図9(a)のように、本実施形態の端末装置では、チルトロックフック15が支軸18に回動可能に支持されている。チルトロックフック15の支軸18よりも上側にはスイングプレート5の縁部上側に接触してチルトプレート3のチルトを阻止するフック部15aが設けられており、支軸18よりも下側には磁石16が設けられている。また、固定側筺体1の内壁面と磁石16との間にはコイルばね17が配置されている。更に、図9(a)に表したように、チルトロックフック15が配置された空間は、仕切り壁13により、チルトプレート3等が配置される空間と仕切られている。但し、仕切り壁13には、チルトロックフック15の先端部(フック部15a)が突出可能な開口部13aが設けられている。
【0037】
一方、チルトプレート3のチルトロックフック15側端部にも磁石35が配置されている。図9(a)のように、初期状態及びスライド状態のときは、磁石35のN極と磁石16のN極とが対向する。従って、磁石16,35間に反発力が発生し、磁石16はばね17の弾性力に逆らって仕切り壁13から離れる方向に移動する。これにより、チルトロックフック15の先端部(フック部15a)は仕切り壁13の開口部13aから突出し、スイングプレート5の縁部上側に当接して、チルトプレート3のチルトを阻止するチルトロック状態となる。
【0038】
スイングプレート5が90°回転して切り欠き部52がフック部15aに整合する位置にくると(図3(b)参照)、チルトロックが解除されてチルトプレート3はチルト可能になる。そして、図9(b)のように可動側筺体2をチルトさせると、磁石35は磁石16から離れるため、磁石16と磁石35との間の反発力がなくなる。これにより、ばね17はその弾性力により伸長して、磁石16は仕切り壁13に近づく方向に移動し、フック15部aは仕切り壁13の内側に退避する。
【0039】
第1の実施形態では、図2のようにチルトロックフック12は固定側筺体1の縁部に固定されており、チルト状態のときにはチルトロックフック12が露出している。このため、チルトロックフック12に物や指が引っ掛かるおそれがあり、破損の原因となる。また、チルト状態のときにチルトロックフック12が露出していると、美観が損なわれる。これに対し、本実施形態では、チルト状態のときにはチルトロックフック15が仕切り壁13の内側に退避するので、チルトロックフック15に物や指が引っ掛かるおそれがなく、美観が損なわれることもない。
【0040】
なお、上記第2の実施形態では磁石16,35の反発力とばね17の付勢力とを利用してチルトロックフック15を移動させている。しかし、チルトロックフック15を移動させる機構はこれに限定されるものではなく、チルトロックフック15を電磁石又は機械的な機構により移動させるようにしてもよい。
【0041】
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
【0042】
(付記1)入力デバイスが設けられた固定側筐体と、
表示デバイスが設けられた可動側筐体と、
前記可動側筺体を前記固定側筺体に、スライド、回転及びチルト可能に接続する接続部と、
前記可動側筺体のスライド時には前記可動側筺体のチルトを禁止し、前記可動側筺体を回転させると前記可動側筺体のチルトを許可するチルトロック機構と
を有することを特徴とする端末装置。
【0043】
(付記2)前記接続部は、
チルトプレートと、
前記チルトプレートを前記固定側筺体にチルト可能に接続するヒンジと、
前記チルトプレートの上方に立設されたガイドピンと、
前記チルトプレートの上方に回転可能に配置され、前記可動側筺体を把持する把持部と前記ガイドピンが貫通する曲線状のガイド穴とを備えたスイングプレートとを有することを特徴とする付記1に記載の端末装置。
【0044】
(付記3)前記固定側筺体には、前記接続部が配置される凹部が設けられていることを特徴とする付記1又は2に記載の端末装置。
【0045】
(付記4)更に、前記固定側筺体に設けられたチルトロックフックと、
前記チルトロックフックに対応する大きさで前記スイングプレートに形成された切り欠き部とを有し、
前記チルトロック機構は前記チルトロックフックと前記スイングプレートとを含んで形成されていることを特徴とする付記2又は3に記載の端末装置。
【0046】
(付記5)前記ヒンジが、前記固定側筺体の長手方向中央部に配置されていることを特徴とする付記2又は4に記載の端末装置。
【0047】
(付記6)前記可動側筺体にはその長手方向に延びるスライドレールが設けられ、
前記スイングプレートの前記把持部は前記スライドレールをスライド可能に把持することを特徴とする付記2又は4に記載の端末装置。
【0048】
(付記7)前記チルトロックフックは、前記固定側筺体に移動可能に設置されていることを特徴とする付記2又は4に記載の端末装置。
【0049】
(付記8)前記チルトロックフック及び前記チルトプレートには、いずれも磁石が設けられていることを特徴とする付記7に記載の端末装置。
【符号の説明】
【0050】
1…固定側筐体、1a…入力デバイス、2…可動側筐体、2a…表示デバイス、3…チルトプレート、4…ベースプレート、5…スイングプレート、6…ヒンジ、 7…接続部、10…端末装置、11…凹部、12,15…チルトロックフック、13…仕切り壁、15a…フック部、16,35…磁石、17…コイルばね、18…支軸、21…スライドレール、22,22a…ガイドレール、32,52…切り欠き部、41…ガイドピン、51…スライドレール把持部、53…ガイド穴。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力デバイスが設けられた固定側筐体と、
表示デバイスが設けられた可動側筐体と、
前記可動側筺体を前記固定側筺体に、スライド、回転及びチルト可能に接続する接続部と、
前記可動側筺体のスライド時には前記可動側筺体のチルトを禁止し、前記可動側筺体を回転させると前記可動側筺体のチルトを許可するチルトロック機構と
を有することを特徴とする端末装置。
【請求項2】
前記接続部は、
チルトプレートと、
前記チルトプレートを前記固定側筺体にチルト可能に接続するヒンジと、
前記チルトプレートの上方に立設されたガイドピンと、
前記チルトプレートの上方に回転可能に配置され、前記可動側筺体を把持する把持部と前記ガイドピンが貫通する曲線状のガイド穴とを備えたスイングプレートとを有することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
【請求項3】
更に、前記固定側筺体に設けられたチルトロックフックと、
前記チルトロックフックに対応する大きさで前記スイングプレートに形成された切り欠き部とを有し、
前記チルトロック機構は前記チルトロックフックと前記スイングプレートとを含んで形成されていることを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
【請求項4】
前記ヒンジが、前記固定側筺体の長手方向中央部に配置されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の端末装置。
【請求項5】
前記チルトロックフックは、前記固定側筺体に移動可能に設置されていることを特徴とする請求項3に記載の端末装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−60574(P2012−60574A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−204396(P2010−204396)
【出願日】平成22年9月13日(2010.9.13)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】