説明

蓄電池盤の吊り構造

【課題】蓄電池盤の重量を抑制し、安定姿勢で吊り上げできる蓄電池盤の吊り構造を提供する。
【解決手段】複数の蓄電池を多段、多列に収納すると共に、前面に開閉扉21Fを有した蓄電池盤21を吊り上げるための吊り金具51を備え、吊り金具51には、蓄電池盤21の長辺に配列された少なくとも3個以上の吊り孔25Hに対応した数の係止部材(53)と、4点吊り用のワイヤー61を係止するワイヤー係止部(55)とを備えるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の蓄電池を収納した蓄電池盤の吊り構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、UPS(無停電電源装置)等に最適な制御弁式鉛蓄電池を、多段、多列に収納した大容量蓄電池盤が提案されている(特許文献1参照)。
上記蓄電池盤は、複数の蓄電池を筐体内に組み付けた状態で工場出荷し、そのままの状態で、ビル内のUPS収容室に搬入し、据え付け等が行われる。これら移載の過程では、蓄電池盤の天井板に固定した枠部材の吊り部の一対の長辺に設けた吊り孔に、ワイヤーを引っかけて、ワイヤーで4点吊りして移載するのが一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000−243369号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、大容量UPS等では、1個50kg重量の鉛蓄電池を、30個ほど一つの蓄電池盤に収容するものがあり、鉛蓄電池の重量に、蓄電池盤の筐体の重量を加算すると、全体で2トンくらいの重量物となる。その重量が2トンを越えるようになると、蓄電池盤の大きさ、とりわけ長辺の長さが長くなり、ワイヤーで4点吊りした場合、枠部材の吊り部、或いは蓄電池盤が長辺方向に変形する恐れがある。
これを解消するため、従来、例えば枠部材の吊り部の一対の長辺に、それぞれ3個程度の吊り孔を設けて、合計6点吊りを行うか、或いは、枠部材の剛性を高めて、ワイヤーで4点吊りした場合の変形を防止することが提案される。
【0005】
しかし、ワイヤーでの6点吊りは、各々のワイヤーに均等に荷重配分することが困難になり、吊り姿勢が安定しない。また、枠部材の剛性を高めた場合には、その分だけ蓄電池盤の重量が大きくなるため、工場出荷時や、ビル内のUPS収容室への搬入や、据え付け等が困難になるという問題がある。
そこで、本発明の目的は、蓄電池盤の重量を抑制し、安定姿勢で吊り上げできる蓄電池盤の吊り構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は、複数の蓄電池を多段、多列に収納すると共に、前面に開閉扉を有した蓄電池盤を吊り上げるための吊り金具を備え、吊り金具には、前記蓄電池盤の長辺に配列された少なくとも3個以上の吊り孔に対応した数の係止部材と、4点吊り用のワイヤーを係止するワイヤー係止部とを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、吊り金具には、前記蓄電池盤の長辺に配列された少なくとも3個以上の吊り孔に対応した数の係止部材と、4点吊り用のワイヤーを係止するワイヤー係止部とを備えるので、吊り孔が設けられる枠部材等の剛性を特別に高めることなく蓄電池盤を安定した吊り姿勢で移載することができる。従って、枠部材等の剛性向上に伴う蓄電池盤の重量増加を避けつつ、安定姿勢で吊り上げることができる。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、蓄電池盤の重量を抑制し、安定姿勢で吊り上げできる蓄電池盤の吊り構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】UPSを示す図である。
【図2】蓄電池盤の内部を示す図である。
【図3】蓄電池盤の上部を示す図である。
【図4】吊り金具の斜視図である。
【図5】吊り金具を蓄電池盤と共に示す図である。
【図6】変形例に係る吊り金具を蓄電池盤と共に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。
図1は、UPS(無停電電源装置)を示す図である。
このUPS10は、コンピューター設備等に安定した交流電力を供給する交流無停電電源装置であり、電力変換装置盤11と、この電力変換装置盤11に接続される複数台の大容量蓄電池盤(以下、蓄電池盤という)21とを備える。
電力変換装置盤11と蓄電池盤21とは、略同寸法の横長ボックス形状に形成されており、いずれも横長の一面が正面とされ、この正面が同方向に指向するように側面同士を付き合わせて横並びに配置される。また、UPS10を設置するUPS収容室の制約、或いは、多数の蓄電池盤21が必要になる等の事情がある場合には、さらに背面同士を付き合わせる等して多列で配置される。
【0010】
図2は蓄電池盤21の内部を示す図であり、図3は蓄電池盤21の上部を示す図である。
図2に示すように、この蓄電池盤21の筐体21Aは、直方体の骨組み体に、左右の側面板21B、背面板21C、底板21Dおよび天井板21Eを溶接等で取り付け、前面の開口面に、左右一対のドア板(開閉扉)21Fをヒンジを介して両開きに開閉自在に取り付けることによって形成される。なお、図1中、符合21Gは、ドア板21Fの取っ手であり、符合21Hは、空気流通孔である。また、符合11F、11Gおよび11Hは、電力変換装置盤11のドア板、取っ手および空気流通孔である。
大容量の蓄電池盤21では、図2に示すように、筐体21Aの内部に、複数(本例では3個)の棚板22が上下に間隔を空けて設けられ、各棚板22には、複数の制御弁式鉛蓄電池31が横並びで配置される。これによって、この蓄電池盤21には、多数の蓄電池31が多段、多列で収容される。
【0011】
図3に示すように、蓄電池盤21の天井板21Eには、枠部材24が取り付けられる。この枠部材24は、蓄電池盤21を吊り上げるための前後一対の吊り部25と、蓄電池盤21同士、又は、蓄電池盤21および電力変換装置盤11を連結するための左右一対の連結部27とを備えている。
この一対の吊り部25は、天井板21Eにおける前後一対の長辺に沿って上方凸条に延在する凸条部25Aを備える断面L字状の板部材で各々形成され、凸条部25Aの各々に、長辺に沿って間隔を空けて吊り孔25Hが設けられる。また、凸条部25Aの裏側には、吊り孔25Hを補強するための補強用プレート28が吊り孔25Hの数だけ取り付けられている。
なお、この吊り部25および連結部27は、全ての蓄電池盤21と電力変換装置盤11とで同じものが設けられて外観上の統一が図られている。
【0012】
図3に示すように、一対の吊り部25の両端部間には、天井板21Eの一対の短辺に沿って上方凸条に延在する凸条部27Aを備える断面L字条板部材からなる左右一対の連結部27が設けられる。この連結部27は、隣接する蓄電池盤21或いは電力変換装置盤11を、所定の締結具(例えば、ボルトとナット)を用いて連結するための部材である。
すなわち、この連結部27は、一対の連結用孔27Hを有し、当該蓄電池盤21の側面に他の蓄電池盤21或いは電力変換装置盤11を付き合わせた場合に、他の蓄電池盤21或いは電力変換装置盤11に設けられた同一の連結部27の連結用孔27Hと連通し、不図示のボルト・ナット等の締結具を用いることによって隣接する機器同士を連結させる。
【0013】
ここで、この蓄電池盤21は、多数の制御弁式鉛蓄電池31を収容する大容量蓄電池盤であるため、蓄電池31を含めた蓄電池盤21全体が最大で2トン程度とかなりの重量となる他、蓄電池31の収納スペースを確保すべく蓄電池盤21の長辺が長くなり大型化する。
長辺が長くなる理由は、高さや奥行き寸法を長くする場合と比較して、既存の電力変換装置盤11や大容量でない他の蓄電池盤と並べて設置した際に、高さや奥行き寸法を揃えて配置できるという利点があり、かつ、側面板21B等の部品の共通化等が図れるからである。
【0014】
ところで、この種の蓄電池盤21は多数の制御弁式鉛蓄電池31を筐体21A内に組み付けた状態で工場出荷し、そのままの状態でUPS収容室に搬入し、据え付け等が行われるため、工場出荷時や搬入据え付け時に、かなりの重量を有する状態でワイヤー吊りが行われる。
上記のように蓄電池盤21の長辺が長い場合には、蓄電池盤21をワイヤーで4点吊りした際に吊り部25や蓄電池盤21が長辺方向に変形する恐れが生じるため、4点吊りより多い多点吊りを行って一点にかかる荷重を減らすか、吊り部25や筐体21Aの剛性を高めて4点吊りでも変形を防止することが考えられる。
しかし、吊り部25や筐体21Aの剛性を高める方法は、吊り部25や筐体21Aの重量増大を招いてしまい、据え付けのしやすさ等の観点からできるだけ軽量にしておくことが望まれる蓄電池盤21には好ましくない。
さらに、片方2点の計4点吊りの場合は同じ長さの2本のワイヤーをクレーンのフックに引っ掛けることで、各ワイヤーに掛かる荷重を均等にすることができるが、例えば、片方を3点として計6点吊りの場合、ワイヤーに掛かる荷重を均等にすることは困難であり、煩わしい。
そこで、本実施形態の蓄電池盤21では、吊り部25等の剛性を高めるのではなく、各吊り部25に長辺に沿って3個の吊り孔25Hを等間隔で設けることで、6点吊りに対応するようにし、しかもワイヤーへの荷重が均等に掛かるように構成している。
【0015】
次に、この蓄電池盤21を6点吊りするための吊り金具51を説明する。
図4は、吊り金具51の斜視図であり、図5は、吊り金具51を蓄電池盤21と共に示した図である。
図4および図5に示すように、吊り金具51は、吊り金具51の主部を構成する吊り金具本体に、構造用鋼材の1つである溝鋼(溝形鋼とも称する)52を用い、この溝鋼52の下面に、蓄電池盤21の長辺に沿って配列された3個の吊り孔25Hに対応した数のシャックル(係止部材)53をU字ボルト54を介して各々取り付け、溝鋼52の上面に、4点吊り用のワイヤー61を係止するためのアイボルト(ワイヤー係止部)55を取り付けて構成される。
この吊り金具51に使用される溝鋼52は、蓄電池盤21の長辺の長さと略同程度の長さで直線状に延び、より具体的には、蓄電池盤21の長辺より若干短い長さに形成されることで、一対の連結部27(図3参照)間に入って天井板21Eに載置可能な長さとされている。
【0016】
また、溝鋼52は断面コ字形を有するため、図4に示すように側方(水平方向)に向けて開口する姿勢にすることで、下面を構成する下板部52Aと、上面を構成する上板部52Bと、上下の板部52A、52Bをつなぐ連結板部52Cとを備える。
この下板部52Aには、長手方向に間隔を空けて下方に突出するように上述した3個のU字ボルト54がナット止めにより固定される。また、上板部52Bには、長手方向に間隔を空けて上方に突出するように上述した2個のアイボルト55が上板部52Bに直接螺合されて固定される。
この場合、U字ボルト54は、その一対の足部を溝鋼52の長手方向に間隔を空けて固定されて、溝鋼52の幅方向に貫通する間隙を有する輪っか部を形成する。従って、この輪っか部にシャックル53を通した場合には、シャックル53が溝鋼52の前後方向および幅方向に揺動自在となり、特に幅方向に大きく揺動自在となる。すなわち、U字ボルト54は、シャックル53を揺動自在に支持する支持部材として機能する。
【0017】
また、各々のシャックル53およびU字ボルト54は、いずれも同一部品であり、これらは剛体であるため、各々のシャックル53を蓄電池盤21の各吊り孔25Hに係止させた場合には、溝鋼52から各吊り孔25Hまでの長さが均等となり、各吊り孔25Hに作用する荷重を略均等に荷重配分することができる。なお、本実施形態では、シャックル53にSCシャックルを用いているが、これに限らず、他のシャックルを用いても良い。
【0018】
アイボルト55は、4点吊り用のワイヤー61の各端部が係止されるワイヤー係止部として機能するものであり、各シャックル53に作用する吊り加重(蓄電池盤の荷重)をワイヤー61に均等に作用させるために中央のシャックル53に対して同じ距離だけ離れた位置に取り付けられている。
また、溝鋼52には、少なくとも下板部52Aと上板部52Bとを架橋するように溶接等で接合される一対の補強板56が設けられる。この一対の補強板56は、中央のシャックル53に対して同じ距離だけ離した位置に設けられ、溝鋼52を補強し、特に曲げ剛性を向上させることができる。
本実施形態では、この補強板56が、下板部52A、上板部52Bおよび連結板部52Cによって形成される溝部にちょうど嵌る矩形板形状に形成されており、溝鋼52の2点の断面を断面係数が高い中実断面にして溝鋼52を効率よく補強することができる。
【0019】
蓄電池盤21を吊り上げる場合、図5に示すように、この吊り金具51は一対で使用される。吊り上げを行う前段階では、各々の吊り金具51を蓄電池盤21の計6点の吊り孔25Hに係止させる作業が必要となる。
上述したように、各々の吊り金具51は、蓄電池盤21の長辺より若干短い長さであるため、吊り金具51を蓄電池盤21の天井板21E上に載せることができる。しかも、吊り金具51が一対であるため、各々の吊り金具51を一対の吊り部25に近接させて各々配置でき、また、吊り金具51を置いた状態でシャックル53が首振り自在である。
【0020】
すなわち、本実施形態では、一対の吊り金具51を天井板21Eに載せた状態のままシャックル53だけを動かしてシャックル53を吊り孔25Hに係止することができ、仮に吊り金具51の各シャックル53が吊り孔25Hから若干ずれた位置であっても、各シャックル53を各吊り孔25Hに係止することができる。つまり、吊り金具51を計6個の吊り孔25Hに係止させる作業が容易である。
なお、吊り金具を蓄電池盤の天井板21E上に置く場合には、天井板21E上に傷つき防止のための養生シートを置いておくことが好ましい。
そして、一対の吊り金具51の4個のアイボルト55に取り付けられた4点吊り用のワイヤー61を図示せぬクレーンで持ち上げることによって、一対の吊り金具51に対してはワイヤーで4点吊りし、蓄電池盤21に対しては6点吊りすることができる。
【0021】
この場合、一対の吊り金具51は、溝鋼52から各吊り孔25Hまでの長さが均等の状態で6点吊りするため、蓄電池盤21を6点で略均等に吊ることができ、吊り姿勢が安定する。このため、蓄電池盤21を4点吊りする場合よりも各吊り位置に作用する荷重が小さくなり、かつ、各吊り位置への応力集中が回避される。従って、蓄電池盤21上部に設けられる吊り部25や蓄電池盤21の筐体21Aの剛性を特に高めなくても、蓄電池盤21をワイヤーの4点吊りで移載することが可能になる。
【0022】
以上説明したように、本実施形態の吊り金具51は、蓄電池盤21の長辺に沿って配列された3個の吊り孔25Hに対応した数のシャックル53と、4点吊り用のワイヤー61を係止するためのアイボルト55とを備えるので、吊り部25等の剛性を特に高めなくても、蓄電池盤21を安定した吊り姿勢で吊り上げることができる。従って、吊り部25等の剛性向上に伴う蓄電池盤21の重量増加を避けつつ、安定姿勢で吊り上げることが可能になる。また、この吊り金具51は、電力変換装置盤11のワイヤー吊りにも使用可能である。
【0023】
さらに、本実施形態では、係止部材であるシャックル53をU字ボルト54を介して揺動自在に支持するので、シャックル53を各吊り孔25Hに係止する係止作業が容易である。しかも、シャックル53およびU字ボルト54が剛体であるため、蓄電池盤の吊り長さを精度良く均等に揃えることができ、吊り姿勢の安定性が高い。
また、溝鋼52、シャックル53、U字ボルト54およびアイボルト55といった広く流通する一般的な部材を用いて吊り金具51を形成するので、部品の調達や作成が容易で、コスト削減にも有利である。
【0024】
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
例えば、上述の実施形態では、一対の吊り金具51を用いる場合について説明したが、これに限らず、一部品で吊り金具を構成しても良い。一部品で吊り金具を構成する場合には、例えば、図6に示すように、上記一対の吊り金具51を上下一対の連結部材71、72で連結すれば良い。なお、ここでは連結部材71、77は、それぞれ吊り金具51に溶接により連結される。
また、上述の実施形態では、吊り金具51の吊り金具本体に溝鋼52を用いる場合を説明したが、これに限らず、断面Z形のZ形鋼等の他の構造用鋼材を用いても良い。
さらに、上述の実施形態では、吊り金具51が蓄電池盤21を6点で吊る場合について述べたが、これに限らず、5点や6点より多い多点吊りをするようにしても良い。要は、吊り金具51が、蓄電池盤21の長辺に配列された少なくとも3個以上の吊り孔25Hに対応した数のシャックル(係止部材)53と、4点吊り用のワイヤーを係止するワイヤー係止部とを備えることによって、重量を有する蓄電池盤21の重量を抑制し、安定姿勢で吊り上げることができる。
【符号の説明】
【0025】
10 UPS(無停電電源装置)
11 電力変換装置盤
21 蓄電池盤(大容量蓄電池盤)
21F ドア板(開閉扉)
24 枠部材
25 吊り部
25H 吊り孔
27 連結部
27 連結部
27H 連結用孔
28 補強用プレート
31 制御弁式鉛蓄電池
52 溝鋼
53 シャックル(係止部材)
54 U字ボルト(支持部材)
55 アイボルト(ワイヤー係止部)
56 補強板
61 4点吊り用のワイヤー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の蓄電池を多段、多列に収納すると共に、前面に開閉扉を有した蓄電池盤を吊り上げるための吊り金具を備え、
吊り金具には、前記蓄電池盤の長辺に配列された少なくとも3個以上の吊り孔に対応した数の係止部材と、4点吊り用のワイヤーを係止するワイヤー係止部とを備えたことを特徴とする蓄電池盤の吊り構造。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2010−277788(P2010−277788A)
【公開日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−127995(P2009−127995)
【出願日】平成21年5月27日(2009.5.27)
【出願人】(000005382)古河電池株式会社 (314)
【Fターム(参考)】