説明

電源装置

【課題】電源装置の実効的な瞬断耐力を向上し、負荷回路の電源遮断による負担を低減する。
【解決手段】入力された商用交流電力を整流する整流回路11と、整流回路11の出力電圧を昇圧して昇圧出力電圧を出力する昇圧回路12と、前記昇圧回路による昇圧後の電力の直流−直流電圧変換を行って外部の負荷に供給するDC/DCコンバータ回路13と、を備えた電源装置10において、昇圧出力電圧を検出し、所定の遮断判別電圧未満となった場合にDC/DCコンバーター回路13による負荷回路LCへの電力供給を遮断させる遮断制御回路14を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電源装置に係り、特に商用交流電力を直流電力に変換して負荷に供給する電源装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電源装置においては、商用交流電力を直流電力に変換して供給するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
商用交流電力は、需要家の電力消費状況に応じて瞬間的に電源が急激に低下する瞬断と呼ばれる現象が生じることがあった。
瞬断が生じると、負荷へ供給する電圧が不安定になるため、所定時間以上瞬断状態が検出された場合には、負荷への電源供給を遮断して、負荷の誤動作などを防止する必要が生じるが、電源装置としては、瞬断時にも安定して電源を供給できることが望まれ、どれだけ長い時間瞬断に耐えることができるかを表す能力としての瞬断耐力が大きいことが望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平8−289950号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、商用交流電力を一旦整流し、電圧を昇圧してからDC/DC変換回路を介して電源を負荷に供給する電源装置においては、電圧を昇圧する電圧昇圧回路に含まれる容量素子(コンデンサーなど)による蓄電作用により、商用交流電力の電圧が低下した場合でも、直ちには電圧昇圧回路の電圧は低下しないこととなっていた。
特に負荷回路の負荷量が小さい場合には、その差は大きくなることとなっていた。
したがって、電圧昇圧回路においては、まだ負荷側に電力を供給できるにもかかわらず、商用交流電力の電圧低下を検出して電源遮断回路が動作した場合には、直ちに負荷への電力は遮断されることとなるため、商用交流電力の電圧に基づく瞬断耐力は、電圧昇圧回路の出力電圧に基づく瞬断耐力と比較して、常に小さなものとなっていた。
そこで、本発明の目的は、電源装置の実効的な瞬断耐力を向上し、負荷回路への電源遮断による負担を低減することが可能な電源装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明は、入力された商用交流電力を整流する整流回路と、整流回路の出力電圧を昇圧して昇圧出力電圧を出力する昇圧回路と、前記昇圧回路による昇圧後の電力の直流−直流電圧変換を行って外部の負荷に供給するDC/DC変換回路と、を備えた電源装置において、前記昇圧出力電圧を検出し、所定の遮断判別電圧未満となった場合に前記DC/DC変換回路による前記負荷への電力供給を遮断させる遮断制御回路を備えたことを特徴とする。
【0006】
上記構成によれば、整流回路は、入力された商用交流電力を整流し、昇圧回路に出力する。
昇圧回路は、整流回路の出力電圧を昇圧して昇圧出力電圧をDC/DC変換回路に出力する。
DC/DC変換回路は、昇圧後の電力の直流−直流電圧変換を行って外部の負荷に供給する。
これと並行して、遮断制御回路は、昇圧出力電圧を検出し、所定の遮断判別電圧未満となった場合にDC/DC変換回路による負荷への電力供給を遮断させる。
したがって、昇圧出力電圧が所定の遮断判別電圧未満となるまで負荷に電力供給を行うため、商用交流電力の電圧に基づいて遮断判別を行う場合と比較して、商用交流電力から昇圧回路に至るまでの回路の時定数に起因して遮断に至るまでの時間を稼ぐことができ、実効的な瞬断耐力を向上させることができる。
【0007】
この場合において、前記昇圧回路は、前記昇圧時に電力を蓄え、前記蓄えた電力を前記昇圧出力電圧が前記遮断判別電圧未満となるまで前記負荷へ供給する容量素子を備えているようにしてもよい。
上記構成によれば、容量素子に起因する時定数に起因して遮断に至るまでの時間を稼ぐことができ、確実に実効的な瞬断耐力を向上させることができる。
【0008】
また、前記遮断制御回路は、前記商用交流電力の電圧を検出し、前記商用交流電力の電圧が前記昇圧回路の非定常動作時に第2の所定の遮断判別電圧未満となった場合に前記DC/DC変換回路による前記負荷への電力供給を遮断させるようにしてもよい。
上記構成によれば、実効的な瞬断耐力を向上させつつ、昇圧回路が不安定な電源装置の起動時や、昇圧回路の異常時においても、確実に電源装置を動作させ、あるいは、電力供給を遮断することができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、電源装置の実効的な瞬断耐力を向上し、負荷回路への電源遮断による負担を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施形態の電源装置の回路図である。
【図3】実施形態の動作説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
次に本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明の原理説明図である。
電源装置10は、大別すると、商用交流電力PSからの電力の整流を行う整流回路11と、整流回路11の出力電圧を昇圧する昇圧回路12と、昇圧回路12の出力電力のDC/DC変換を行って負荷回路LCに供給するDC/DCコンバーター回路13と、昇圧回路12の出力電圧Voutを検出し、瞬断状態にあることを検出して電源遮断制御信号CBを出力してDC/DCコンバーター回路13の負荷回路LCへの電源供給を遮断する遮断制御回路14、を備えて構成されている。
次に電源装置の原理動作を説明する。
整流回路11は、商用交流電力PSからの電力の整流を行い、昇圧回路12に出力する。
昇圧回路12は、整流回路11の出力電圧を昇圧してDC/DCコンバーター回路13に出力する。
【0012】
これにより、DC/DCコンバーター回路13は、昇圧回路12の出力電圧のDC/DC変換を行って負荷回路LCに供給する。
遮断制御回路14は、昇圧回路12の出力電圧を検出し、瞬断状態にあること、すなわち、昇圧回路12の出力電圧が瞬断検出用のしきい値電圧未満となった場合にDC/DCコンバーター回路13の負荷回路LCへの電源供給を遮断する。
この場合において、商用交流電力PSの電圧が瞬断により低下したとしても、昇圧回路12の出力電圧の低下は時間的な遅れを伴うため、実効的な瞬断耐力が向上する。
特に、負荷回路LCの負荷が小さい場合には、昇圧回路12において蓄えられた電力が徐々に供給されることとなり、実効的な瞬断耐力が負荷が大きい場合と比較して格段に大きくなった。
以上の説明のように上記構成によれば、簡易な構成で電源装置の瞬断耐力の向上が図れる。
【0013】
次に具体的な実施形態について説明する。
図2は、実施形態の電源装置の回路図である。
電源装置20は、大別すると、瞬断監視を行い、負荷回路LCに対する出力を遮断させる遮断制御信号CB1を出力する瞬断監視回路21と、ダイオードブリッジ回路で構成され、商用交流電力PSの整流を行いAC/DC変換を行う整流回路22と、蓄電用の電解コンデンサー23を有する昇圧チョッパー回路として構成され、力率改善を行うPFC回路24と、PFC回路24の出力電圧のDC/DC変換を行って外部の負荷回路LCに電源として供給するDC/DCコンバーター回路25と、を備えている。
【0014】
瞬断監視回路21は、商用交流電力PSの全波整流を行い、交流入力電圧検出信号を生成する全波整流回路31と、全波整流回路31の出力電圧に基づいて、商用交流電力PSが瞬断状態にある場合に第1瞬断検出信号SD1を出力する第1瞬断検出回路32と、PFC回路24の出力電圧に基づいて、PFC回路24の出力電力が瞬断状態にある場合に第2瞬断検出信号SD2を出力する第2瞬断検出回路33と、第1瞬断検出信号SD1がベース端子に入力される第1トランジスター34と、第2瞬断検出信号SD2がベース端子に入力される第2トランジスター35と、第1トランジスター34及び第2トランジスター35の双方がオフ状態にある場合にPFC回路24の出力電圧がベース端子に印加されてオン状態になり、遮断制御信号を“L”レベルとする第3トランジスター36と、逆流防止用のダイオード37と、を備えている。
【0015】
PFC回路24は、昇圧チョッパー回路40を構成するコイル41、ダイオード42、NチャネルMOSトランジスターで構成されたスイッチングトランジスター43及びリップル除去用の電解コンデンサー23と、DC/DCコンバーター回路25の出力電圧に基づいて、昇圧チョッパー回路40を制御する制御回路44と、を備えている。ここで、制御回路44は、スイッチングトランジスター43のスイッチング周波数およびオンデューティーを制御して、PFC回路24の出力電圧を制御している。
【0016】
DC/DCコンバーター回路25は、いわゆるフォワードコンバーター回路を構成しており、スイッチングトランジスター51、一次コイル52、二次コイル53および三次コイル54を有するフォワードトランス55と、逆流防止用ダイオード56、フリーホイールダイオード57、コイル58、電解コンデンサー59および定電圧制御回路60と、DC/DCコンバーター回路25を中枢的に制御する制御回路68と、を備えている。
【0017】
第1瞬断検出回路32は、全波整流回路31の出力電圧を分圧する分圧回路61と、分圧回路61の分圧電圧VIを基準電圧Vrと比較して第1瞬断検出信号SD1を出力するコンパレーター62と、全波整流回路31の出力信号からリップル成分を除去するためのコンデンサー63と、を備えている。
第2瞬断検出回路33は、PFC回路24の出力電圧を分圧する分圧回路65と、分圧回路65の分圧電圧VPを基準電圧Vrと比較して第2瞬断検出信号SD2を出力するコンパレーター66と、PFC回路24の出力信号からリップル成分を除去するためのコンデンサー67と、を備えている。
【0018】
次に電源装置20の概要動作を説明する。
電源装置20の全波整流回路31は、商用交流電力PSからの電力の全波整流を行い、第1瞬断検出回路32に出力する。
これにより第1瞬断検出回路32のコンデンサー63は、全波整流回路31の出力からリップル成分を除去する。
【0019】
これと並行して、分圧回路61は、リップル成分除去後の全波整流回路31の出力の電圧を所定の分圧比で分圧して分圧電圧VIを生成し、コンパレーター62の非反転入力端子に出力する。
これによりコンパレーター62は、非反転入力端子に印加された分圧電圧VI(商用交流電力PSの電圧に相当)を反転入力端子に印加された基準電圧Vrと比較して、非反転入力端子に印加された分圧電圧VIが基準電圧Vrより低い場合に、商用交流電力PSに瞬断があったものとして第1トランジスター34をオフ状態にする第1瞬断検出信号SD1を出力することとなる。
【0020】
一方、電源装置の整流回路22は、商用交流電力PSからの電力のダイオードブリッジによる整流を行い、整流後の電力をPFC回路24に出力する。
これによりPFC回路24の制御回路44は、昇圧チョッパー回路40を構成するスイッチングトランジスター43のスイッチング制御を行い、昇圧させて、昇圧後の電力をDC/DCコンバーター回路25に出力する。
これと並行して、PFC回路24の出力電圧は、第2瞬断検出回路33のコンデンサー67に印加され、コンデンサー67は、PFC回路24の出力からスイッチングノイズ成分を除去する。
【0021】
さらに並行して、分圧回路65は、PFC回路24の出力の電圧を所定の分圧比で分圧して分圧電圧VPを生成し、コンパレーター66の非反転入力端子に出力する。
これによりコンパレーター66は、非反転入力端子に印加された分圧電圧VP(=PFC回路24の出力電圧に相当)を反転入力端子に印加された基準電圧Vrと比較して、非反転入力端子に印加された分圧電圧VPが基準電圧Vrより低い場合に、商用交流電力PSに瞬断があったものとして第2トランジスター35をオフ状態にする第2瞬断検出信号SD2を出力することとなる。
【0022】
図3は、実施形態の動作説明図である。
図3(a)は、負荷回路LCの負荷量が大きい状態で、商用交流電力PSに瞬断が起こった場合の動作説明図である。また、図3(b)は、負荷回路のLCの負荷量が小さい状態で、商用交流電力PSに瞬断が起こった場合の動作説明図である。
負荷回路LCの負荷量が大きい状態(高負荷時)には、図3(a)に示すように、時刻t1において、商用交流電力PSにおいて瞬断が起こった場合には、回路構成により定まる所定の時定数を持ってコンパレーター62の非反転入力端子に印加された分圧電圧VIが低下し、時刻t2において基準電圧Vrを下回り、第1トランジスター34がオフ状態となる。
【0023】
これと並行して、PFC回路24の出力電圧を分圧した分圧電圧VPも時刻t2において基準電圧Vrを下回り、第2トランジスター35がオフ状態となる。
この結果、第3トランジスター36のベース端子には、逆流防止用のダイオード37を介してPFC回路24から電圧が印加され、第3トランジスター36は、オン状態となる。
【0024】
この結果、遮断制御信号CB1は“L”レベルとなり、DC/DCコンバーター回路25の制御回路68は、遮断制御信号CB1に基づいて、負荷回路LCへの電力出力を遮断することとなる。
すなわち、時刻t2において、負荷回路LCへの電力供給は遮断され、このときの分圧電圧VIでみた入力瞬断耐力ΔT1と、分圧電圧VPでみた入力瞬断耐力ΔT2は、
ΔT1≒ΔT2=t2−t1
となる。
これに対し、負荷回路LCの負荷量が小さい状態(低負荷時)には、図3(b)に示すように、時刻t11において、商用交流電力PSにおいて瞬断が起こった場合、回路構成により定まる所定の時定数を持ってコンパレーター62の非反転入力端子に印加された分圧電圧VIが低下し、時刻t12において基準電圧Vrを下回り、第1トランジスター34がオフ状態となる。
【0025】
これと並行して、PFC回路24の出力電圧を分圧した分圧電圧VPも徐々に低下するが、PFC回路24の電解コンデンサー23に蓄えられた電荷は、負荷量が小さいため、徐々に放出されることとなるため、第1トランジスター34がオフ状態となる時刻t12においては、未だ基準電圧Vrを越えており、第2トランジスター35がオン状態のままである。
その後、PFC回路24の出力電圧を分圧した分圧電圧VPは徐々に低下し、ようやく時刻t13において、基準電圧Vrを下回り、第2トランジスター35がオフ状態となる。
この結果、第3トランジスター36のベース端子には、逆流防止用のダイオード37を介してPFC回路24から電圧が印加され、第3トランジスター36は、オン状態となる。
【0026】
この結果、遮断制御信号CB1は“L”レベルとなり、DC/DCコンバーター回路25の制御回路68は、遮断制御信号CB1に基づいて、負荷回路LCへの電力出力を遮断することとなる。
すなわち、時刻t13において、負荷回路LCへの電力供給は遮断され、このときの分圧電圧VPでみた入力瞬断耐力ΔT22=t13−t11となり、分圧電圧VIでみた入力瞬断耐力ΔT21=t12−t11となるので、ΔT22>ΔT21となり、実効的な瞬断耐力が向上することとなる。
より具体的には、入力瞬断耐力ΔT21=5〜10msecの場合に、入力瞬断耐力ΔT22=20〜30msec程度となり、入力瞬断耐力は2倍以上となる。
【0027】
以上の説明のように、本実施形態によれば、昇圧回路を構成しているPFC回路24に蓄えた電力を用いて実効的な瞬断耐力を容易に向上でき、この結果、負荷回路LCへの電源遮断の回数を抑制することができ、負荷回路LCの動作停止の回数を抑制でき、ひいては、負荷回路LCあるいは負荷回路LCを備えたシステムの信頼性を向上させることができる。
例えば、負荷回路LCとして通信装置を想定した場合には、通信装置及び通信装置を備えた通信システムの商用交流電力PSの瞬断に起因する通信装置の停止あるいは通信システムの停止を抑制でき、信頼性の高い装置あるいはシステムを提供することが可能となる。
【0028】
以上の説明においては、瞬断監視回路21において、第1瞬断検出回路32及び第2瞬断検出回路33の双方を設けた場合について説明したが、実効的な瞬断耐力を向上させるという目的においては、第2瞬断検出回路33のみを設けるだけで充分である。
しかしながら、電源装置20の動作開始時(電源投入時)には、PFC回路24がまだ動作していないため、常に第2瞬断検出回路33を構成する第2トランジスター35はオフ状態となるため、DC/DCコンバーター回路25は、遮断状態となって、負荷回路LCに電源が供給されることはなくなってしまう。このため、第2瞬断検出回路33のみを設ける場合、電源投入時のPFC回路24が動作するまでの間、遮断制御信号CB1がDC/DCコンバーター回路25に入力されないように構成する必要がある。
【0029】
以上の説明においては、昇圧回路としてPFC回路24を構成する場合について説明したが、PFC回路24に代えて、コンデンサーなどの負荷回路に電源を供給可能な容量を有する昇圧回路を用いるように構成することも可能である。
【符号の説明】
【0030】
10 電源装置
11 整流回路
12 昇圧回路
13 DC/DCコンバーター回路(DC/DC変換回路)
14 遮断制御回路
20 電源装置
21 瞬断監視回路
22 整流回路
23 電解コンデンサー(容量素子)
24 PFC回路(昇圧回路)
25 DC/DCコンバーター回路(DC/DC変換回路)
32 第1瞬断検出回路
33 第2瞬断検出回路
40 昇圧チョッパー回路
CB、CB1 遮断制御信号
LC 負荷回路
SD1 第1瞬断検出信号
SD2 第2瞬断検出信号
PS 商用交流電力

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力された商用交流電力を整流する整流回路と、
整流回路の出力電圧を昇圧して昇圧出力電圧を出力する昇圧回路と、
前記昇圧回路による昇圧後の電力の直流−直流電圧変換を行って外部の負荷に供給するDC/DC変換回路と、を備えた電源装置において、
前記昇圧出力電圧を検出し、所定の遮断判別電圧未満となった場合に前記DC/DC変換回路による前記負荷への電力供給を遮断させる遮断制御回路を備えたことを特徴とする電源装置。
【請求項2】
請求項1記載の電源装置において、
前記昇圧回路は、前記昇圧時に電力を蓄え、前記蓄えた電力を前記昇圧出力電圧が前記遮断判別電圧未満となるまで前記負荷へ供給する容量素子を備えていることを特徴とする電源装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2記載の電源装置において、
前記遮断制御回路は、前記商用交流電力の電圧を検出し、前記商用交流電力の電圧が前記昇圧回路の非定常動作時に第2の所定の遮断判別電圧未満となった場合に前記DC/DC変換回路による前記負荷への電力供給を遮断させることを特徴とする電源装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−36001(P2011−36001A)
【公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−178234(P2009−178234)
【出願日】平成21年7月30日(2009.7.30)
【出願人】(000005382)古河電池株式会社 (314)
【Fターム(参考)】