説明

オーディオおよびビデオ用携帯型パブリッシング・システムのためのシステムと方法

本システムは、消費者に、コンピュータへのアクセスを必要とすることなく、小型の携帯用メディア装置内で、コンテンツを管理し、および、オーディオ/ビデオのプレゼンテーションを生成することを可能にし、さらに、小型の携帯用メディア装置の他のユーザとメディアファイルを共有することを可能にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
小型の携帯用デジタル音楽・ビデオ用プレイヤーで代表される携帯用電子メディア装置は、消費者の間で益々人気となっている。アップルiPod(登録商標)のような音楽ジューク・ボックスは、消費者に音楽ファイルを携帯装置に格納させ、この音楽ファイルをほとんど何所でも聞けるようにしてくれる。iPhoto(登録商標)やiMovie(登録商標)製品のような携帯用ビデオプレイヤーは、写真またはビデオの画像を格納し、再生することができる。
【背景技術】
【0002】
このような装置では頻繁に、ユーザは、携帯用メディア装置のストレッジに重要な変更及び/又は削除を実施するために、コンピュータシステムに通常リンクする必要がある。例えば、ユーザが、携帯用メディア装置からオーディオ及び/又はビデオファイルを削除したいとき、通常ユーザは、第1にコンピュータシステム(PC)の装置に接続する必要がある。そして、ユーザは、削除するメニューを指示するPC上の特定アプリケーションを使用し、オーディオ及び/又はビデオファイルを削除及び/又は変更する必要がある。携帯装置を操作するユーザは、不要な歌曲、画像またはデータを覚える必要があり、そして、僅かな削除を実現するためにPC処理を実行するために、携帯用メディア装置の「携帯」という特徴に反する処理を覚える必要がある。
【0003】
同様に、上記装置は、ユーザが、新規および独創的な組合せを生成するとき、オーディオおよびビデオファイルを簡単に操作することができない。音楽ビデオは、例えば消費者に大変知られており、創造的に刺激されたときに、「現場(on-the-spot)」で音楽ビデオのようなものを生成できることは、非常に好都合である。同様に、旅行または会議に度々参加するビジネスマンは、コンピュータから離れている間に、オーディオ/ビジュアルなプレゼンテーションを生成できる恩恵を受けたいと思う。旅行者は、簡単に実行できる個人用の旅行日程を生成するために、格納された地図イメージに音声の解説を組み合わせることができる恩恵を受けたいと思う。
【0004】
携帯用メディア装置は、例えば、ユーザが他人の携帯用メディア装置と一緒に、音楽またはビデオ用ファイルを共有することを望むとき、しばしば簡単にファイルを共有させることができない。一般に、ユーザは、PCを操作し、1つの装置からPCおよび第2の装置にファイルを移動させるために、各々の携帯装置に別々に接続しなければならない。
【0005】
自分達のオーディオ/ビデオのプレゼンテーションを生成するユーザは、コンピュータの介在を必要とすること無く、他の携帯装置のユーザにファイルを容易に送信できる恩恵を受けたいと思う。例えば、ビジネスに関するプレゼンテーション内容を生成するビジネスマンは、会議出席の同僚にプレゼンテーション内容を送信できれば、出席者全員が、その場でプレゼンテーション内容についてレビュー及び/又は変更することができる。同様に、携帯用メディア装置のユーザは、オーディオ及び/又はビデオのコンテンツを共同で再生を希望することができ、例えば、旅行をするとき一緒に再生することができる。他のユーザとメディアコンテンツを時間共有できることは、すべての受信者にとって、メディアコンテンツを同時にレビューすることを可能にする。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
種々の実施例において、本発明は、携帯用メディア装置または携帯用メディアプレイヤーを対象とする。外部コンピュータに接続すること無く、この携帯装置で、ユーザは、オーディオおよびビデオファイルのようなメディアファイルの管理、及び/又は、マルチメディア・プレゼンテーションの生成、さらに他のユーザとのメディアファイルの共有を実施することができる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施例は、不要ファイルを自発的に削除することを許容することで、コンピュータへの接続を必要とすることなく再生リスト(play list)を管理する方法を対象とする。本発明の装置のボタンを押すことにより、ユーザは、不必要な歌曲または他のメディアファイルを外へ追い出す(削除する)。こうして、不必要な音楽およびビデオファイルは、ボタンの押圧によって、ユーザの装置から即座に除去され、いくつかの実施例では、警報の音響及び/又は振動で完了する。
【0008】
本発明の他の実施例は、ユーザがマルチメディア・プレゼンテーションを容易に生成する方法を提供する。本発明の一実施例は、手持ち用装置として特にデザインされた手軽な個人用音楽ビデオで生成する技術を有するユーザによって特定されるような、所定のオーディオ及び/又はビデオファイルを共有する携帯用音楽プレイヤーを提供する。
【0009】
いくつかの実施例において、本発明のユーザは、ユーザの装置から電子的オーディオおよびビデオ用ファイルを送受信する。送受信の際、ユーザは、インターネットおよび無線接続を利用し、いくつかの実施ではPC接続を削減し、音楽やビデオを共有するために世界中に働きかけている他のユーザに到着させる。本発明のRFトランシーバ利用態様は、ユーザの時間を節減し、独創的な人々には即座の共有データファイルを可能にする。この共有データファイルは、ビジネスコミニケーション用ファイルで、全部または一部に音楽ビデオを含む。いくつかの実施例は、警報システム、ユーザ優先システム、および財務取引システムを含む。
【0010】
本発明の一実施例は、デジタル音楽ファイルを共有することを実現する。このファイルは、他のファイルと結合させ、そして、更新したこれらのファイルを、本発明装置およびソフトウェア・システムの多数のユーザに再送信する。
【0011】
自動車使用に適する実施例の一つにおいて、本発明の装置は、自動車用ラジオシステム、例えば自動車の隊列のためにローカル放送する地方局の放送に接続するために、RFトランシーバを操作または使用し、および、ユーザのナビゲーション用に地図をダウンロードする。
【0012】
RFトランシーバのいくつかの実施例は、IEEE 802.11規格の装置である。また、いくつかの実施例において、トランシーバは、携帯電話、地方放送局、WLAN、赤外線、レーザ、または光学技術を使用する。本発明の一実施例は、デジタル音楽、デジタルビデオを生成し、再生する方法および装置を提供する。本発明の一実施例は、オーディオファイル付きの携帯装置上に、地図を再生する方法を提供する。ユーザが、記録されたオーディオファィルを聞くときに、音楽およびその他のデジタルオーディオファィルは、再生することができる。ユーザにとって必要のない巨大な地図は、本発明のボタンを押すことによって、携帯装置から消去することができ、こうして、装置のストレージから地図情報は削除される。
【0013】
本発明の一実施例は、デジタルファイルを、無線技術を使用する別の受信者に無線手段によって提供する。この受信者は、近辺を旅行しながら、これらのファイルを受信し操作する。ユーザは、音楽、地図、写真、JPEGビデオ/マップ、またはWAVサウンドファイル、または他のユーザもしくは仲間から再生用の何か記録されたデジタルファイルを送信することができる。
【0014】
携帯装置のハードウェアのリストの一部には、携帯用MP3およびJPEGプレイヤー、プロセッサ、ハードドライブ、RFトランシーバ、ヘッドフォン、ジャックス、スクロール可能なメニューリスト、ナビゲーション用マップ・プレイヤー、オーディオ/ビデオ用インターフェイス・ジャックス、車載用カーキット、ブルートゥースキット、携帯電話キット、アンテナポート、取り付け用ブラケット、マルチメディア・ディスプレイ、バッテリー、充電用キットが含まれる。
【0015】
携帯装置のソフトウェアのリストの一部には、MP3およびJPEGプレイヤー、地方放送局、音楽およびビデオ図書館、操作モード(無線トランシーバ)、ボイスレコーダおよびオーディオ用ストレージ、ユーザ・ナビゲーション用JPEGマップ・プレイヤー、システム設定および装置情報が含まれる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
特別に規定しない限り、本明細書内で使用する全ての技術用語および科学用語は、本発明が関連する分野の通常の当業者が、普通に理解するのと同一の意味を有する。本発明を実施または検証するとき、本明細書で説明するものと均等または類似な種々の方法、装置およびを使用することができるが、好ましい方法、装置、および器具を、以下に説明する。
【0017】
図1に関連して、本発明の特徴に係わる音楽およびビデオ再生装置からなる一実施例のブロック図を示す。上記装置は、プロセッサ105、音楽およびビデオ用プレイヤー101、入力手段102、ザッパーボタン103、マルチメディア用ディスプレイ104、メモリシステム107、ハードドライブストレージ106、出力手段108、および一般にアンテナ110が付随する無線トランシーバ109を具備する。
【0018】
ハードドライブストレージ106は、アプリケーション、これに付随するデータファイル、および装置を動作させるシステム用プログラムの格納を実現する。
【0019】
出力手段108は、イヤホンの出力ジャックおよび有線出力を提供する。そして、この出力手段は、当業者に一般的に知られている出力駆動回路、詳しくは、オーディオ出力信号すなわちオーディオ出力装置を駆動する出力信号用回路を含むことができる。
【0020】
無線トランシーバ109は、無線による送信機能と受信機能とを実現する。無線トランシーバは、限定するわけではないが、携帯電話用トランシーバ、ブルートゥース機能、LAN接続、WLAN、無線周波(RF)、レーザ、赤外線、および当業者に知られている他の無線通信手段を含む。
【0021】
入力手段102は、例えば、キーボード、マウス、回転ホイール、トグルスイッチ、ゲームパッド、ジョイスティック装置、およびタッチスクリーン入力装置、また同様に、当業者に知られている他の装置を含む。図1で分離して表示しているが、ザッパーは、これら上記装置の少なくとも1つに存在することもできる。
【0022】
図1に示すように、アンテナは、通信信号たとえば無線周波の通信信号を、送信および受信する。無線トランシーバは、信号を処理し、そこからプロセッサに情報を提供する。プロセッサは、一般に装置の種々の態様の処理を制御し、メモリまたはハードドライブストレージに格納する命令を使用して制御する。また、ハードドライブストレージ(または、装置の配置によってはメモリ)内に格納されるものは、オーディオファイルおよびビデオファイルのようなデータファイルである。プロセッサの一般的なコマンドのもとで、オーディオファイルに基づくオーディオ出力は、出力手段108を介して提供される。ビデオファイルに基づくビデオ出力は、ディスプレイ104を介して提供される。加えて、プロセッサは、種々のソフトウェア・アプリケーション(アプリケーション111として表示)を実行する。また、警報および振動用選択システム113、財務およびユーザデータ用システム114、およびタグシステム(tag system)112のように、ソフトウェア・アプリケーションのいくつかは、分離して表記しているが、いくつかの実施例において、このようなシステムのいくつかは、全てまたは一部をハードウェア実装品を利用して提供される。例えば、いくつかの実施例において、警報および振動用選択システムは、振動装置を含み、ハードウェア内で実行される。このハードウェアは、ユーザが決めた選択にしたがってプロセッサが指示するように使用することができ、こうしてプロセッサの実行するプログラム命令にしたがって処理を決定することができる。
【0023】
一実施例において、音楽およびビデオ用プレイヤーは、オーディオ信号とビデオ信号とを、特に圧縮されたデジタルのオーディオ信号とビデオ信号とを生成するために構成される分離したチップセットを含む。図1に示すように、プレイヤーは、オーディオ信号のような信号を、直接に出力手段に供給する。この間、ビデオ情報は、ディスプレイへ送達するために、プロセッサに供給される。いくつかの実施例において、音楽およびビデオ用プレイヤーは、既知の解凍技術および再生用ソフトウェアを使用するプロセッサで実行されるソフトウェアからなる。この再生ソフトウェアは、装置の構成にも依存するが、例えば、出力手段により出力されるオーディオ出力用情報を生成し、例えば、マルチメディア・ディスプレイおよび付属回路および命令を供給するプロセッサからなるビデオシステムにより出力されるビデオ出力用情報を生成する。動作中、タグシステムを使用するプロセッサは、音楽およびビデオのデータファイルにタグ付けをする。タグ付けされたファイルは、タイムライン(time line)用に選択され、例えば直接または再生リスト機能を使用して、再生の時間シナリオのために結合される。この再生リストは、装置に格納されたオーディオおよびビデオ用ライブラリィからコンテンツを引き出す順序を実現し、好ましくはタイムラインへのコンテンツのタグ付けを反映するために動作する。
【0024】
装置のユーザは、ザッパーボタン103を押すことで、即座にオーディオおよびビデオのデータファイルを削除することができる。いくつかの実施例において、このザッパーボタンは、ユーザにより特定されかつ選択システムによって決定される可聴式及び/又は振動式の警報(ブロック113)を提供する。好ましい実施例においては、ユーザは、入力手段102を使用して、例えばユーザが削除したい歌曲を選択し、そして、プロセッサに、上記歌曲のファイルを装置の外に消去(削除)することを指示する。そして、好ましいことに、当該装置は、安定した雰囲気と共に、ザップ音もしくはブザー音、または「ザップ(zap:消去)」効果を生成する類似音をユーザに提供する。
【0025】
財務およびユーザデータ用システム114は、ユーザに、個人情報およびビジネス情報を設定(入力および格納)することを可能にする。これらの情報は、交渉、交換、電子メイル、携帯電話番号、携帯電話で聞ける類似の着信音、時間またはコンテンツによるオプション、独特の振動オプションを含む。また、無線式クレジットカード取引のための財務詳細を、入力することができ、財務およびユーザデータ用システム114を使用することで調整することもできる。
【0026】
図2は、オーディオ、ビデオ、および視聴覚コンテンツを処理するフロー図である。多くの実施例において、説明するコンテンツは、装置上で現在再生されるコンテンツである。図2に関連して、ブロック201から開始され、ブロック202で、ディスプレイは、装置101が再生している選択中の音楽を表示する。ブロック203で、プロセッサは、入力信号を受信したか否かを判断する。入力信号を受信しないとき、プロセッサは、ブロック204で表示システムに戻り、ディスプレイは、ブロック202で、装置が再生する選択中の音楽内容を表示する。入力信号を受信したとき、ブロック205で、プロセッサは、入力信号がBZボタン選択を表しているか否かを判断する。BZボタンの選択は、「ザップ」要求を意味する。図2に示すように、入力信号がBZボタンの選択を意味するとき、装置上で再生中の音楽は、再生リストから削除される。
【0027】
いくつかの実施例において、BZボタンが選択される(205)と、ユーザは、「現在の音楽(ビデオ)を再生リストから削除しますか。」と言う質問に、即座に答えることになる。「NO」の応答は、ユーザをブロック204に戻し、かつ、装置は以前に表示していたスクリーンに戻る。応答が「YES」のとき、選択していたものは、再生リストから削除され、図1のブロック113は、特定ファイルをストレージから削除するように選択されたことを、ユーザに警報する。好ましくは、ブロック113において、警報の振動がBZボタンの選択と同時に発生するが、実際のファイルは、ユーザのハードディスク・ストレージ106から未だ削除されていない。ブロック207において、ここでの処理は、BZボタンの更なる選択を表す更なる入力信号を受信したか否かを判断し、この入力信号を受信したとき、図2に示すように、ファイルは削除される。いくつかの実施例において、BZボタンの第2の選択207がなされると、ユーザは、ブロック208において、当該ファイルを削除することを促される。削除するとき、装置のストレージから当該ファイルが排除され、そして、削除イベントを実施するとき、警報音を鳴らし、選択されたものを強調表示し、かつ装置を振動させ、こうして、表示開始ブロック202のポイントへ戻る。従って、本発明の一実施例において、ユーザは、第1に削除するファイルを特定し、視覚、聴覚、または振動の合図と同時に、そして、削除を確認することで、当該ファイルをストレージから削除することを実行する。
【0028】
BZボタン、またはザッパーボタンは、装置のストレージ106において音楽またはビデオ用ファイルの何かを消去することになる。この本発明の処理は、最終削除のために接続用PCのところに戻る必要性を、ユーザから取り除くことになる。この後、ディスプレイは、動作中の表示ブロック202に戻る。
【0029】
この方法で実施する削除方法は、音楽ビデオ用システムから選択ファイルを削除するために、ユーザが専門的なPC操作で要求される処理に必要な消費時間を節減することができる。ピアツーピア通信技術は、1つの押しボタン削除システムに拡張することができ、このシステムは、装置の外から供給された音楽を、簡単に消去することができる。
【0030】
例として、友人が、音楽ファイルを、例えばバリー・マニロウの「歌の贈りもの(I Write The Songs)」を、ピアツーピア通信技術を使用して、ユーザの携帯用メディア装置に取り込ませる事例を考えよう。ユーザは、自分の音楽の好みから、自分の携帯装置から、この歌を即座に削除したいと望むことがある。いくつかの他の装置を使用するとき、ユーザは、携帯用メディア装置を、例えばパーソナル・コンピュータに接続するまで、待たざるを得なくなる。こうして、削除の当日まで、不愉快な歌を削除することを忘れることができずにユーザは落ち着けない。しかしながら、本発明の態様によれば、ユーザは、この歌を即座に削除することができる。ユーザは、ディスプレイを呼び出し、再生リスト内の音楽ファイルをリストアップし、「歌の贈りもの」を選択し、再生リストからこの歌を削除するためにBZボタンを押す。BZボタンの第2の押圧は、該当の歌をストレージから削除する。ユーザが選択をどう設定するかによって、BZボタンを押す各々の操作は、ファイルを削除しようとすることをユーザに警報するために、警報を、例えばブザー音またはザッピング音及び/又は振動にて指示することができる。
【0031】
図3は、ブロック300から開始される処理システムを実現する本発明の一実施例を示す。メニューが、装置の開始時点で表示される(301)。ユーザは、ブロック305でシステムの中から選択するために、キーボードまたは他の入力装置を使用することができる(302)。ユーザが入力装置を使用しないとき、システムは、表示状態に戻る(303)。ブロック305でシステムから選択されたあと、ユーザは、ブロック307で再生させるために、ブロック306で音楽デジタルファイルの場所を特定する。ブロック307で再生するファイルは、音楽にすることができる。また、時間的な要求とビデオ要求とを協働させるために、再生するファイルは、地図、または、メニューシステムを使用して起動させた静止画もしくは動画のビデオデータファイルでも可能である。ファイルは、ブロック308で終了するまで、ブロック307で再生される。ブロック308は、時間的要求の全てが一致したときに進む。ユーザは、常に所定の時間周期ブロック304の後では、起動無しで302から308の各ブロックを放棄することができ、装置の表示ブロック301に戻る。ブロック301後のどの期間(すなわち、302から308の間)でも、ユーザが、「NO」を選択すると、システムは、ブロック303およびメニュー表示ブロック301に戻る。
【0032】
図4は、本発明の音楽およびビデオ用プレイヤーの典型的なメニューシステムを示すフローチャートであり、ブロック400から開始され、このとき、メニューは、ブロック401で表示される。入力がブロック402で検出されると、選択システム404が表示される。そうでないとき、装置は、ブロック403を経由してメニュー401に戻る。選択システム404は、オプションとしてファイルの階層的分類を含むことができ、この階層的分類により、ユーザは、要求するファイルを特定することに進むことができる。
【0033】
ブロック404において、ユーザは、再生するファイルを選択することができる。ブロック405は、ファイル位置決めシステムである。一実施例において、このときのアクセスは、メモリ107とプロセッサ105とを使用して、ストレージ106になされる。要求するファイルが表示されると、ユーザは、ブロック405で特定したファイルを選択し、ブロック406でファイルを再生する。再生リスト及び/又はファイルの全てが再生されると、ブロック407で装置は再生を終了する。ブロック402から407の間で、ユーザが要求を放棄すると、システムは、いつでもブロック408でタイムアウトになり、メニュー表示のブロック401に戻る。ブロック401の後のどの期間(すなわち、402から408の間)でも、ユーザが「NO」を選択すると、システムは、ブロック403およびメニュー表示ブロック401に戻る。
【0034】
図5は、本発明の一実施例のブロック図である。この実施例は、装置、サーバー、無線およびタグシステムの機能を備える。ブロック503のユーザ「図中の同等装置(peer device)」は、ブロック504の同等装置、およびブロック505の他のユーザと、システムの無線手段のブロック502を使用して通信を行う。ユーザが、要求を入力すると、音楽システム用サーバー(ブロック501)は、装置内のビデオ用サーバー(ブロック506)をアクセスし、有線または無線手段でコンテンツにアクセスするように、オプションとして外側の他のサーバ(ブロック507)にも接続する。このシステムは、アプリケーションシステム、音楽タグシステムのブロック508を使用して、音楽ファイルとビデオファイルに一緒にアクセスする手段を提供する。各オーディオおよびビデオ用ファイルを適切に符号化することにより、タグの付いた音楽ビデオブロック508を再生し鑑賞する、携帯用音楽システムが実現される。
【0035】
例えば、音楽ビデオを生成したいと要望するユーザの事例として、蝶々を追いかける自分の愛犬のビデオを芸術的に表示する間に、チャイコフスキーの序曲「1812年」の最終楽章を再生する例を取りあげる。ユーザは、自分の再生リストから序曲「1812年」の音楽ファイルを選択し、このファイルを携帯用メディア装置に格納するとき、同等装置または他のユーザから、無線手段を介してまたは他のサーバーからの接続を介して、当該の音楽ファイルを取り込む。そして、ユーザは、携帯用メディア装置のストレージ、または同等装置もしくは他のユーザから、無線手段を介してまたは他のサーバーからの接続を介して、愛犬のビデオを選択する。この2つのファイル、序曲「1812年」の音楽ファイルおよび愛犬のビデオファイルは、2つのファイルを関連付けるためにタグが付けられ、タグが付けられたこれらのファイルは、携帯用メディア装置での再生のために符号化される。
【0036】
図6は、本発明の音楽ビデオ用タグ付けシステムの一実施例のブロック図である。ブロック600は、システム内の各々のデータファイルを、マスターの公開システムにタグ付けする。このマスターの公開システムは、アップルコンピュータによって利用されるHDDPインターネットサイトに類似するもので、音楽をダウンロードするとき、音楽タイトルおよび、これに続くデジタル圧縮が得られる。このデジタル圧縮は、MP3の音楽ファイルを含む種々の技術である。本発明は、ユーザがビデオの独創的なリストを生成する以外、類似方法でビデオファイルを符号化する。タグシステム600は、コンテンツの発行者によって維持される、オーナーシップおよび許可の記録を提供する。個別の発行者と生成者は、タグシステム600を利用して類似の技術を使用することができる。
【0037】
ブロック603は、音楽およびビデオ用ファイルを再生するためのスケジュールを、ユーザが選択できるようにする。ビデオ選択ブロック0602と音楽選択ブロック601とを、テンポラルシステム603にドラッグすることによって、音楽とビデオとが、再生のために結合される。コンテンツのためのタイミング情報を含む分離できるファイルは、タイミング、再生フォーマット、符号化技術に関する情報と一緒にタグ付けされる。そして、いくつかの実施例において、ブロック605の装置またはシステムを使用した同等装置の使用、またはサーバータグシステム606を使用して、上記ファイルは、タグ付けされる。
【0038】
時間的に結合された各々のファイルが1つになっているとき、システムは、著作権や登録商標保護を、ブロック607でチェックする。適正な報告がされると、ユーザは、装置またはサーバー上のストレージ106から、送信または再生のために、タグを付したファイルを公開することができる。
【0039】
本発明の一態様において、ブロック607は、オーナーシップのレビューおよび分類のために、ファイルをスキャンする。オーディオおよびビデオ用の選択は、ブロック600によってタグ付けされ、タグは、所有権の権利評価および符号化のために、通信手段によってインターネットサイトに送信される。インターネットサイト901、902及び/又は903は、タグ付けされたファイルをレビューし、さらにオーナーの特性によって符号追加のためにファイルを処理し、使用に必要な権利を確定させる。すなわち、付加タグが、オーディオ及び/又はビデオ用ファイルに添付される。符号化および評価処理が完了すると、ファイルとファイルヘッダーは、元々の要求者に戻され、更新された情報が元々のデータファイルにタグ付けされる。ファイルの記録は、次回の評価のために、インターネットサイト901、902及び/又は903のサーバーに保持される。以降での使用は、ファイルのオーナーシップ特性を保持する。
【0040】
本発明の別の態様は、所有権の権利およびサーバーインターネットサイト上での使用要件を決定のために、個別および共同の仕組みによって確立された新規発行者の方法を提供する。インターネットサーバーのサイト901、902及び/又は903は、ネットワークを使用して通信するときに、メディアファイル使用のタグ処理を、監視かつ制御する。ネットワークを使用して処理するユーザからの通信要求は、サーバーのオーナーシップシステムによってレビューに従うことになる。未表示であるが、サイト901、902および903において、各サーバーのオーナーシップシステムは、装置ブロック607に類似したものになる。
【0041】
オーナーシップのタグ付け情報は、以下に記載するオーディオおよびビデオ用データファイルを含むことができる。すなわち、これらの情報は、発行者および交渉の情報、使用許可、変更権利および制限、時間的な使用制限、広告者権利および制限および使用、財務的調整および購入者権利と制限、芸術者の名前および貢献、歌の名前、タイム・コード、芸術上の変更制限、アルバム、分野、属、取得日、広告主情報、サイズ、公開年、圧縮比、サンプル・レート、ファイル・タイプ、トラック情報、コメント、フェードインおよびフェードアウト、等化器選択、ユーザ他からの評価、最終再生日及び/又は更新状態または別のファイル指定名を含む。
【0042】
音楽選択601およびビデオ選択602は、ブロック604で結合される。ブロック604が、ユーザ605、サーバー606またはオーナーシップシステム607のどちらかによって、ファイルを完成させると、このファイルは、結合したすべてのタグを符号化した識別ヘッダーが付与され、ブロック600へ戻る。
【0043】
ブロック602は、静止画ビデオ、アニメ作品、JPEG作品、映写用ファイル、または、ブロック607の元で保護する特性が残っている既知のファイル・タイプの何かを含むことができる。ユーザが規定しかつ保護しない音楽およびビデオは、下部にある保護システム607を使用することなく、結合することができる。
【0044】
無線送信は、当業者が評価できるような種々の方法の中から、一方法によって実施することができる。トランシーバ109は、アンテナ110から出力手段108との間で、種々の技術の1つを使用することができる。無線送信を使用する事情において、例えば赤外線通信技術を使用すれば、具体例として、赤外線通信協会の規格に沿い、赤外線の送信器及び/又は受信器を含む出力手段108を使用する。
【0045】
図7の関連において、ブロック700は、メニューシステムとその処理能力とを示す。ブロック704は、無線能力を提供する。この無線能力には、セルラ通信、RF技術、レーザ、視野方向、赤外線、光学的手段、705で示すブルートゥース通信、および未表示のWLANおよびIEEE 802.11通信手段がある。ユーザは、ブロック701で、音楽およびビデオ用ファイルを含むファイルのファイル番号を送信することができる。ブロック703でファイルを結合しタグ付けし、出力システム706を使用してストレージ106から出力し、ブロック704及び/又はブロック705を使用してタグ付けしたファイルを転送することができる。
【0046】
ユーザは、外部のサーバー、ローカルPC、またはブロック106の装置ストレージ内に、ファイルを格納することができる。ビデオファイルは、ユーザの選択、または結合機能の指示のいずれかによって再生することができる。例えば、タグ付けされたビデオファイルは、ユーザの更なる操作無しでも、ユーザが生成した音楽ビデオに付随して自動的に再生される。
【0047】
図8に関連して、ブロック800は、メニューシステムを示し、このメニューシステムは、一部に音楽ビデオシステムのブロック801を含む。コンテンツは、直接接続ブロック102または無線手段のブロック502を経由する入力で、ブロック106に格納される。プロセッサ105は、メニューをブロック800で表示するように、システムを導く。メニュー・オプションは、限定するわけではないが、以下を含む。ブロック801は、符号化された音楽ビデオを含み、ブロック802は、ビデオ・オーディオ記録システムのためのビデオ・キューを含む。また、ブロック803は、購入音楽用無線トランザクション・キューを含み、ブロック806は、入力手段で得られたビデオ選択を含む。ユーザのクレジット・カード情報、コンタクト情報等は、ブロック102に入力後にブロック803で使用するために、ブロック107に格納される。確認のとき、ブロック502の無線手段またはブロック901、902及び/又は903を使用しながら、ユーザは、プロセッサ105を利用してコンテンツ・ストレージ106からの購入トランザクションを確認する。
【0048】
ブロック804のメディア変換システムは、ブロック1007の音楽ビデオシステム出力用に変換するように、ユーザが該当ファイルを変換することを可能にする。該当ファイルには、MP3、ASCII、AAW Waveファイル、JPEG,MPEG、および他の既知タイプのファイルが含まれる。加えて、ブロック804のメディア変換システムは、ユーザがより正確に変換すること、および、データファイルを好ましいファイル形式に変換することを可能にする。ユーザは、選択した格納ファイルから、データ処理およびデータ使用するのに好ましい生来のファイル形式を使用することができ、メディア変換のブロック804においてフィルター手段を介して処理することができる。ブロック803は、PDA装置システム(未表示)内で使用される予定管理ソフトにより実施できるようなメッセージ交渉システムを提供する。
【0049】
図9は、ブロック900のオーディオビデオ装置の別の実施例に言及する。この装置は、有線または無線手段を使用して、ユーザPCまたはサーバー装置またはシステム901と接続するために通信を行う。この有線または無線手段は、ブロック502、901、902、または903が該当する。さらに、ユーザは、無線手段502または直接接続を使用して、インターネットに接続する。ブロック904の同等装置は、接続またはブロック502の無線手段を使用して、ブロック900使用するユーザと通信を行う。オーディオおよびビデオ用ファイルをユーザと共有する同等装置が、ブロック904に存在することができ、この装置が、相互通信を妨害しない所定の選択タグを提供し、こうしてブロック803においてファイルを交換する。
【0050】
直接接続するときのモデムは、図中に表示していない。オーディオビデオ用コンテンツまたはメッセージのサービスプロバイダーは、ブロック903で接続する。地図配給者、天気予報配給者、映画のクリップ、ビジネスビデオ、オーディオおよびビデオ形式の広告が、無線手段または直接接続よりユーザ装置に送信される。
【0051】
広告主は、ブロック803のトランザクションシステムに接続することにより、ユーザの選択情報を得ることができる。広告主は、ユーザ装置900にコンテンツを供給するときの料金または無料の調整を評価するために、一定基準を使用する。図には表示していないが、ユーザは、ブロック803での選択情報から、広告主が任意の情報を得ることを禁止することができる。
【0052】
広告主および知的財産所有者は、使用時の恩恵を制限しながら、著作権、商標保護システム、およびブロック803のトランザクションシステムを使用して、付加された制御をブロック607において維持することができる。ユーザは、広告主、発行者、オーディオ/ビデオ用ファイルの財産所有者へ付加データまたは資金を送信することを、ブロック803で要求されることがある。財産所有者による符号化されたデータファイルの制御は、ブロック607でのブロック803の確認で保証される。ブロック607は、コンテンツの使用または変更を制限するためのブロック1109、1007またはブロック600の音楽タグシステムを検出するために、装置900のブロック901、902及び/又は903を使用することにより、遠方より起動することができる。オーディオおよびビデオ用のファイルとデータは、所定の自由な形式または生来のコンテンツ形式で提供されると、知的財産所有者の制御のために必要な特性を失う可能性がある。
【0053】
図10は、オーディオビデオ用再生リストを生成するためのシステム、ブロック1001を記載する。ユーザは、オーディオデータ用ブロック1002及び/又はビデオデータ用ブロック1003を選択する。データファイルが使用法と一致しないとき、ユーザは、ファイルを生来の形式に変換し、そして継続するために、ブロック1005及び/又はブロック1006を選択する。選択されたオーディオデータ1002およびビデオデータ1003は、ブロック1004での時間的なタグ付けのために準備される。時間的なタグは、タグ付けした各ファイルのブロック1009での起動による再生のために準備される。時間的なシステム1009と協働する選択は、最小と最大との指定および使用法を有する時間的なシステムによって予め決められた要求にしたがって再生される。いくつかの実施例において、オーディオとビデオとの間のタイミング情報に関する情報は、分離したファイルに維持される。また、いくつかの実施例において、オーディオ情報は、付随するビデオ、およびオーディオ情報との時間的な関連を示すデータを提供する。結合した音楽ビデオが、ブロック1009に結集されると、ユーザは、出力システム1007を選択し、再生用フォーマットタイプが追従する。こうして、完成した音楽ビデオが、再生リスト用ブロック1001に整理される。個々の再生は、ブロック306と307とで可能となる。ジュークボックス・タイプの再生は、ブロック1001で手配される。
【0054】
図11は、音声記録システムブロック1100を記載する。既知の音声記録機能は、いくつかの追加により実施することができる。音声データのビデオ・イメージは、時間的前後関係を表現する。スピーカ変換、コンテンツ変換、コンテキスト変換、および装置の入力手段のブロック102によって追従される他の所定のコンテンツを示すために、タイムライン・イメージ、アイコンおよびシンボルは、参照マークとしてオーディオファイルにタグ付けされる。オーディオデータは、1101で検出され、コンテンツは、1102で検出され、ブロック1103でタグ付けされ、さらにブロック1105(新規の音声)またはブロック1106(追加のコンテンツ・メッセージ)で検出される。コンテンツ入力1101および1106は、収集を行いブロック1103にて合併する。1105または1106からの新規データの流れは、タイムライン1103でタグ付けされ、こうして、連続入力ストリームとしてブロック1107に転送される。タグ付けされたストリームデータのファイルは、フラグを示し、すなわちこのフラグは個別のアイコンとシンボルとを意味する。ビデオタグ、アイコンおよびシンボルは、録音されたオーディオファイルブロック1109に使用のために追加される。したがって、いくつかの実施例において、ユーザによって提供されたオーディオデータ、例えば、図1の入力手段の一部を形成するマイクロフォンで提供されたオーディオデータは、ビデオデータと時間的な方法で結合される。
【0055】
図12は、本発明の一実施例を示し、動作中のオーディオビデオ用データファイル1202の除去に言及する。動作中のファイルを削除するために、ザッパー制御ボタン1200は、選択され、ユーザが4方向の押圧を選択できるようにする。ボタンを押すこと(1200)は、ユーザに、選択されたことを示し、また、再生リストから選択したものを削除するオプション・メニューを示すことになる。ユーザが何もしないとき、選択時間は、時間切れとなる。ブロック1203で制御ボタンが再び起動されたとき、ブロック1205でファイルにフラグをたて、ブロック1206で再生リストから、ファイルを削除する。ボタンを押すこと(1200)で、起動中のブロック1207は、ブロック1206で永久に当該データファイルを削除し、ユーザを先行の選択状態であるブロック1208の起動状態に戻す。ブロック1209は、ザッパーボタンの起動により、装置の警報及び/又は振動を鳴動させ、選択した再生リストからファイルを削除する。警報オプションは、ブロック113およびブロック114に設定される。
【0056】
図13は、スクロール用回転ボタン1300に言及する。ボタンを押すこと(1300)は、ディスプレイ上に選択したものを強調表示する。ビデオ再生は、従来技術として知られるカラーまたは白黒で、ディスプレイスクリーン上に表示される。ユーザが、従来技術に関連する既知の動作で、選択動作、強調表示動作および指定動作による変更を行うとき、表示用要素に関連する。サムホイール式調整装置は、既知の上下方向のスクロール動作、および、第2のサムホイール式ボタンブロック1303により左右の横方向動作を実現する。オーディオビデオ用ファイルとデータとを強調表示することは、ブロック1300、1301、1302、1303、および1304によって起動され、ブロック1305で終了する。ユーザが、ファイル削除オプションブロック1206を選択するときは常に、このブロックが、ブロック1209を呼び出し、ブロック1307で選択される所定のオプションにしたがって、警報が知らされ、装置が振動される。強調表示システム1304は、重要な通知が選択されたことをユーザに指摘し、このことにユーザが注目し適切な意図した行動を選択するように、ブロック1306で警報振動システムに接続することを実現する。
【0057】
装置の手持ち用という特徴は、所定タスクの重要性を隠すことができる移動体験を提供し、また、ブロック1306での警報および振動は、ユーザはこれにしたがって行動できるメッセージの通知を提供する。
【0058】
本発明は、ファイルを修正するためにPCまたはサーバーに接続する従来技術の方法を、ユーザに放棄させることを可能にする。加えて、ユーザは、ブロック1401のタイムライン・システムを使用することにより、装置のメモリおよびストレージを修正する。オーディオ選択は、左側のブロック1402に掲載され、ビデオ選択は、ブロック1403に掲載される。タイムライン開始のブロック1401とタイムライン終了のブロック1404とは、中央に示す。いくつかの実施例において、起動中のオーディオの表示、起動中のビデオの表示、およびタイムラインは、ディスプレイ上に提供される。時間的な特性項目の調整は、ブロック1402のためにブロック1405が、および、ブロック1403のためにブロック1406が選択される。選択されたオーディオおよびビデオ用データファイルは、ドラッグ・アンド・ドロップされ、いくつかの実施例でタイムラインに登録され、再生の要求順にトップで開始され最下位にて終了する。再生時間、表示時間、およびイベント・トリガに関する調整は、タイムライン指名者によって、ブロック1401から1404までにおいて配列される。従って、静止画ビデオは、オーディオ・トラックが再生終了するまで、所定時間の間で再生することができる。静止画ビデオをストリーミングすることは、再生時間、表示時間、空白時間または代替フレームが許可されるのに応じて時間が指定される。ビデオクリップをストリーミングすることは、ブロック1401と1404とでビデオのタイムラインを使用して再生するように配列される。オーディオおよびビデオ用タイムラインを一緒に連結させることは、オーディオおよびビデオ映画または音楽ビデオの連続再生を、ユーザに実現させる。オーディオは、音楽に限定せずに、ビジネス・コミニケーション、プレゼンテーション・メディア、ナレーション等について、上記方法にて再生のために配列することができる。
【0059】
従って、例えば、ユーザは、図表のイメージ、またはビジネス・プレゼンテーションに使用できる他のファイル、イメージの各々を解説する記録を使用することができる。こうして、ユーザは、視覚イメージに音声解説を結合させるのに本発明の装置を使用することができる。この結果、無線または直接接続を介して、同等装置と共有することができることにより、ユーザは、現場でのプレゼンテーションを生成することができる。
【0060】
同様に、ユーザは、計画したルートを表示する地図を選択することによって、旅行日程を計画することができる。さらに、計画した立ち寄り先に関する解説を記録、または、サーバー、同等装置、もしくはインターネットの関連情報源に接続した無線または直接の接続を経由して事前記録した解説を取得するかのいずれかにより、ユーザは、旅行日程を計画することができる。ユーザは、個人用の旅行ガイドを生成するのに、地図上の所定位置に関する解説と結び付けられる本発明装置を使用することができる。
【0061】
図15は、本発明の一つの様態によるオーディオビデオ用プレイヤー1500を示す。上記プレイヤーは、ディスプレイ1511を含み、このディスプレイは、白黒のLED、TFTまたは他の既知のディスプレイ技術からなることができる。代替として、ディスプレイ1511は、携帯電話およびカメラ付携帯電話で見られるのと類似のカラースクリーンにすることもできる。ディスプレイ1511は、オーディオリスト(audio list)、オーディオ選択リスト、ビデオリスト(video list)、ビデオ選択リスト、閲覧(browse)オプション、ザッパーメッセージ・ボックス1513、および再生ライン(play line)/タイムライン(time line)選択オプション1512を表示する。
【0062】
オーディオリストは、プレイヤー1500のストレージ媒体(未表示)内に格納されたオーディオファイルを含む。好ましくは、オーディオファイルは、ユーザが決定するように、階層的なメニュー構想で格納される。例えば、ユーザは、リスト1(list 1)がビートルズの作品を含み、リスト2(list 2)がクラッシックの選択曲を含む等のように生成することができる。閲覧オプションは、オーディオリストに格納するオーディオファイルの全てをレビューするために使用することができる。同様に、ビデオリストは、ビデオファイルからなり、ビデオファイルは、絵画、写真、映画、等のファイルを含み、プレイヤーのストレージ媒体内に格納される。さらに、これらのファイルは、ユーザの生成したサブディレクトリに格納され、このサブディレクトリ内は、例えば、リスト1は、ユーザの愛犬ジュードの写真を含み、リスト2は、愛犬ジュードが遊ぶビデオのデジタル圧縮ファイルを含む等ができる。
【0063】
ファイルは、ディスプレイ1511上に、上から下へまたは別の所定の順序で配列され、そして、ユーザは、スクロール/ロック用ボタン1502を押すことによって、ファイルまたは他の機能を選択する。上記ボタンは、6方向の選択スイッチにすることができ、ロッカースイッチまたはサムホイール式スクロール機構において、横から横に、上から下へ(上方向および下方向)、左または右に調整することができる。
【0064】
処理中に、ユーザは、表示中のリストを進めるため、または格納ファイルを閲覧するために、スクロール/ロック用ボタン1502を押す。強調表示により要求するファイルを選択されたとき、ユーザは、選択したファイルを再生するために、再生用ボタン1503を押す。
【0065】
ユーザが、特定の順番で1つ以上のファイルを再生したいとき、ユーザは、タイムライン・モードに移行させ、各ファイルを強調表示し、タイムラインの所定位置にドラッグする。各ファイルがタイムラインに配列された順番は、オーディオまたはビデオ用メディアが再生する順番を決定する。既に説明したように、選択するものを強調表示し、そして、タイムラインの選択した箇所に、選択したものを貼り付ける処理は、時間的な要求を固定させることになる。
【0066】
また、ユーザは、上記で説明したようにマルチメディアコンテンツを生成するために、オーディオおよびビデオ用ファイルを結合させることができる。ユーザは、メディアをディスプレイのタイムラインに貼り付けるためにスクロールボタン1502を使用し、そして、時間的な順序、配給、上演、変更、更新、選択等の調整を実現するために、タイムラインを再び選択する。タイミング調整および再生が、貼り付けおよび調整のための類似のやりとりを継続させる。ビデオ画像、静止画、動画ビデオクリップは、タイムラインに貼り付けられる。そして、オーディオの実演と同時に、ビデオの時間を決めるために、時間的な調整がなされる。ビデオの個々および複数の選択のために、時間順序を拡大縮小することは、基礎にあるオーディオの順序と共にビデオの時間順序を混合させて一致させる独創的な経験を実現する。
【0067】
本発明の他の様態は、タイムライン用ツールを使用し、重複する時間帯に再生させることにより、オーディオおよびビデオの順序に重複させることを、ユーザに可能にする。クラブ環境でのディスクジョッキーにとって、オーディオを重複させることは普通であるが、本発明は、再生のためにオーディオおよびビデオ用メディアを重複させることを実現する。換言すれば、オーディオ及び/又はビデオの複数の項目が、いくつかの実施例において同時に再生することができる。再生は、一般的に対象とする再生リストから再生することを意味する。選択したメディアの各々を、ボタン1503を一度押して再生させ、再度押して再生を停止させる。所定時間の経過後、元々の演奏は、ユーザの操作無しで再格納される。再生(play)を再び選択することは、連続した再生が行われる。または、早送り(fast forward)ボタンを押すことは、このときの選択で終了と決定される所定の前進箇所まで進むか、または、再生リストの順番まで進み、次に記載されたイベントの開始点まで進む。図中の1503での逆転(reverse)選択は、ボタンが開放される地点まで、または、選択開始もしくは再生リスト開始がマークされている開始点まで戻ることになる。再度「逆転」を押すことは、再生リスト開始のための再度押圧よりも、非常に早い開始の選択位置に再生を進めることになる。
【0068】
再生ラインが、ディスプレイ媒体上で強調表示されたとき、選択されたものが、再生の順序で配列される。短いメディアクリップは、何回も繰り返すことができ、オーディオおよびビデオ用メディアが、特別な効果的利点を得るように、同時に再生される。選択順序は、再生ラインボタン部分(図中のplay line)を強調表示することにより配列され、タイムライン(図中のtime line)の順序に切り替えることは、タイムラインに沿って個別時点に、選択したものをユーザがドラッグ・アンド・ドロップすることを可能にする。個別時間での時点を拡大することは、メディアのためのタイムラインで、分単位の調整を可能にする。シンボル、アイコン、および図形イメージを使用した特定の音楽の選択を、使用するためにタイムラインまたは再生ラインに組む入れることができる。
【0069】
イメージをドラッグすることは、ユーザに図形イメージの選択を与え、この選択には、複合イメージ、多数のイメージ、合成イメージ、または動画順序のクリップおよび映画の各場面を含むことができる。複合の使用は、これらのシンボル、アイコン、およびメディアの図形イメージの配列によって実現する。
【0070】
ザッパーボタン1502は、本発明の別の態様において、再生リスト部分の別の箇所にメディアを早急に移動するために使用することができる。選択したものをザップし、所定時間内にスクロールし、ザッパーボタンを再度選択することで、ユーザに、ドキュメントを再生リスト、再生ライン、またはタイムライン内の別の場所に移動させるオプションが付与される。早急のザップ処理は、異なった使用法を目的とするメディア選択の早急な移動処理を実現する。
【0071】
オーディオおよびビデオ用プレゼンテーションのイベントを計画するユーザは、オーディオおよびビデオ用メディア環境で、度々時間的な順序でのオーバーラップを必要とする。本発明は、ユーザに、全員が楽しめる再生を最大にいかす実行シナリオを事前計画することを可能とする。
【0072】
本発明の別の態様は、創造的な現場での時間的な調整に関わるもので、再生配列のための表示および応用において、タイムライン・アプリケーションを使用する。再生の順序は、事前配列したリストの順序によって開始される。ユーザは、スクロールボタン1502を使用して、新規の選択を挿入することで、再生ラインに割り込みを入れることができる。一時的に装置をロックすることは、6方向ボタン1502の2つの部分を同時に押すことでなされる。故意でない選択は、いくつかの組合せの押圧、例えばザッパーボタン1501とスクロール/ロックボタン1502の両方を押すことで避けられる。
【0073】
例証として、好きな愛犬、名前が例えばジュードへのマルチメディアの贈り物を生成することを望むユーザを考えよう。ユーザは、自分のオーディオリストを閲覧し、ビートルズの曲があるリスト1を選択し、そして「ヘイ、ジュード(Hey, Jude)」の歌を選択するために強調表示し、タイムラインにドラッグする。さらに、ユーザは、自分のビデオリストを閲覧し、リスト1を選択して、ジュードの写真をレビューし、使用したいと希望する各々の写真を強調表示し、表示したいと希望する順にタイムラインの各々の箇所にドラッグする。ユーザは写真を表示する時刻を設定し、「ヘイ、ジュード」の演奏時間の長さに対応するように、選択した写真を表示する総時間を確保するように調整する。次に、ユーザは、オーディオファイルのリスト2(クラッシック音楽用)を開け、チャイコフスキーの序曲「1812年」の最終楽章を選択する。ユーザは、「ヘイ、ジュード」の演奏終了の後に再生するように、このファイルを強調表示し、タイムラインにドラッグする。ユーザは、ビデオファイルのリスト2を開け、ジュードが蝶々を追いかけるビデオを選択する。ユーザは、このファイルを強調表示し、タイムラインにドラッグする。ユーザは、ジュードの写真によるイメージの後で、「1812年」の最終楽章が演奏されているときに、このビデオが再生されるようなタイミングを調整してドラッグする。ユーザは、「1812年」の最終楽章が丁度終了する前にビデオが終わるように選択する。プレゼンテーションのビデオ部分が、オーディオ部分と同時に終了することを確実にするため、ユーザは、リスト1からジュードの最終の写真イメージを選択し、タイムラインにドラッグする。この結果、序曲「1812年」のオーディオ内で、モスクワの鐘が勝利の中で鳴り響くように表示される。
【0074】
オーディオおよびビデオ用選択の通常の再生は、逆転または早送りの選択を可能にする付加的なボタンまたはスイッチと共に、ボタン1503の押圧により開始される。代案として、単独の多目的のボタンまたはスイッチを、再生、停止、逆転および早送り機能用として実現することができる。ザッパーボタン1501を押すことは、プロセッサに表示メッセージ1513を送信するよう指示する。この表示メッセージは、ユーザに更なる操作が再生リストから選択したものを削除すること、および、ザッパーボタンへの別の操作は、装置のストレージから選択したものを削除することをユーザに通知する。
【0075】
図15の側面図は、従来技術で実施している再充電型基板搭載用バッテリーのための電源用接続口1505を示す。トランシーバ用端子1506は、アンテナ出力用を提供する。入力端子1507は、ファイルの名前付け、更新、変更を促進させるために、付加されたキーボード、または、他の外付けの入力装置への接続口を提供する。基板搭載型入力は、ボタン1501、1502及び/又は1503の組合せにより実施される。外部装置のための出力は、端子1508から提供される。任意のマルチメディア装置は、異なった通信リンクを必要とするとき1508で接続できる。PC使用時およびシステム接続用のUSB通信は、端子1509によって、よく知られているUSBタイプの通信を実現する。補助用(AUX)端子1510は、別の通信手段および入出力用装置との相互交流システムを実現する。マルチメディアシステムのオーディオおよびビデオ用コンテンツは、出力端子1508を使って送信される。オプションとして、マイクロフォンを、装置に内蔵することもできる。
【0076】
装置の起動時点で、ユーザは、ボタン1503で再生/一時停止を選択し、スクリーンが起動するまで所定時間の間待つことになる。装置が起動処理を継続し、ユーザが操作を継続させたとき、装置スクリーンは、起動し、ボタンが使用可能となる。所定時間の間、再生ボタン1503を押すことは、装置を終了させることになる。装置の起動は、いくつかの方法、すなわち入力1507、電源1505、USB1508、補助用1510、または押圧ボタン1503の1つによって初期化することができる。
【0077】
図16は、図11の概略図の図形イメージである。図16は、装置に存在するオーディオコンテンツ1600を表示する装置を示す。存在するオーディオコンテンツは、アイコン、シンボルおよび図形イメージを1602に有する。タイムライン1601は、個別のコンテンツマーカーをライン上に示し、1601上のマーカーによって分離される。ユーザ・アイコン1602は、オーディオ入力についてのコンテンツを表現する。ユーザは、事前準備したアイコン、コンテンツまたは個人用図形イメージによるシンボルリストから選択し、個人用の簡単な識別のためにタイムラインのシーケンス上にマッピングするイメージを指定する。ビジネス通信は、度々サムネイル(thumbnail)の図形を使用する。また、本発明は、上記と同一の図形を使用する付加された使用方法も提供する。本発明による新規使用方法は、ユーザにメディアコンテンツの絵コンテ作りを援助するために、オーディオおよびビデオ用セグメントの複数のイメージの方針を可能にする。
【0078】
絵コンテ作りは、オーディオビデオ用メディアコンテンツ構築のために、付加された識別要素を提供する。イメージ識別によるストリーミング・コンテンツは、装置で再生するときに、ユーザにイベントのフローを理解させる機会を与える。
【0079】
本発明のビデオ用ビューアの態様は、見る娯楽の数時間のために、ユーザが、対象を長時間の順序付け、見出し、本、リスト、配列等のためにプログラムすることを可能にする。多数のユーザは、見出しの環境条件を符号化することができ、これらの収集物をシステムの他の仲間またはユーザと通信することができる。動的コンテンツは、他の聞き手やユーザに放送局として活動する中心的なユーザに送信することができる。動的コンテンツの順序付けは、1602で起動しているアイコン、シンボルまたは図形イメージを選択することにより、簡単に加えることができ、このようにして、使用要求に対応して動的コンテンツの加入または再生を選択することができる。順序付けに加えることは、指定アイコンを選択し、および、順序にしたがい所定時間の周期でザッパーボタン1502および再生ボタン1503を選択することで、ユーザがダイナミックに再生ラインを更新することを可能にする。アイコン、シンボルまたは図形イメージ1602を選択することは、再生モードのときに、ユーザが再生ラインをショートカットすることを可能にする。
【0080】
音声スクリプトを編集するユーザは、配列を変更するために、像的イメージを選択し、ドラッグまたはドロップする。この際、像的イメージを1602から選択し、指定された箇所にデータを取り付けるように1601を選択する。タイムライン1601の二重選択は、さらなる時間的調整を可能にする。
【0081】
本発明は、種々の実施例において説明してきたが、説明した内容及び/又は結合した内容、およびそれら内容での不充分な変形をも含める態様の権利を要求するものである。
【図面の簡単な説明】
【0082】
【図1】携帯用デジタルプレイヤーと無線装置との一実施例を示すブロック図である。
【図2】ザッパーボタンシステムの処理の一実施例を示すフローチャートである。
【図3】装置のメニューと処理システムの一実施例を示すフローチャートである。
【図4】装置の処理の一実施例を示すフローチャートである。
【図5】携帯装置、サーバー、および無線システムの一実施例のブロック図である。
【図6】本発明の音楽ビデオ用タギング・システムの一実施例の概略図である。
【図7】本発明装置の処理の一実施例のブロック図である。
【図8】本発明装置のメニューシステムの一実施例のブロック図である。
【図9】装置の無線機構の一実施例の概略ブロック図である。
【図10】本発明のオーディオビデオ用再生リストの一実施例のブロック図である。
【図11】音声記録システムの一実施例のブロック図である。
【図12】ザッパー制御ボタン処理の一実施例のブロック図である。
【図13】制御ボタンシステムの一実施例のブロック図である。
【図14】タイムライン・システムの一実施例のブロック図である。
【図15】種々の特徴を説明する装置の一実施例を示す図である。
【図16】オーディオ使用のためのビデオビューアの実施例を示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯用メディア装置のコンピュータ可読媒体に格納した複数のメディアファイルから、少なくとも1つの不必要なメディアファイルを削除する方法であって、
格納したメディアファイルを特定する第1の入力を受信するステップと、
前記格納したメディアファイルを、ディスプレイスクリーン上に表示するステップと、
表示する前記メディアファイルを、削除のターゲットとする第2の入力を受信するステップと、
ターゲットとする前記メディアファイルを削除するメッセージを表示するステップと、
所定周期の時間内に、ストレージからターゲットとする前記メディアファイルを削除するステップと、
を有する方法。
【請求項2】
ターゲットとする前記メディアファイルをストレージから削除する前に、聴覚の警報をトリガするステップを、さらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
携帯用メディア装置のコンピュータ可読媒体に格納した複数のメディアファイルから、少なくとも1つの不必要なファイルを削除するシステムであって、
コンピュータ可読ストレージ媒体、ディスプレイスクリーン、および該ストレージ媒体に格納した複数のメディアファイルを含む携帯用メディア装置と、
前記ディスプレイスクリーン上の少なくとも1つの不必要なメディアファイルを選択する手段と、
前記携帯用メディア装置の外側表面上に配置されたボタンであって、前記不必要なメディアファイルの選択に追従する該ボタンの起動により、前記ストレージ媒体から前記不必要なメディアファイルを削除するボタンと、を具備するシステム。
【請求項4】
携帯用メディア装置のコンピュータ可読媒体に格納した複数のメディアファイルから、少なくとも1つの不必要なファイルを削除するシステムであって、
コンピュータ可読ストレージ媒体、ディスプレイスクリーン、および該ストレージ媒体に格納した複数のメディアファイルを含む携帯用メディア装置と、
前記ディスプレイスクリーン上の少なくとも1つの不必要なメディアファイルを選択する手段と、
前記携帯用メディア装置の外側表面上に配置されたボタンであって、前記不必要なメディアファイルの選択に追従する該ボタンの第1の起動により、前記ディスプレイスクリーンから前記不必要なメディアファイルを削除し、該ボタンの第2の起動により、前記ストレージ媒体から前記不必要なファイルを削除するボタンと、を具備するシステム。
【請求項5】
前記携帯用メディア装置内に警報をさらに含む請求項4に記載のシステムであって、該警報が前記ボタンの起動によってトリガされるシステム。
【請求項6】
前記警報が聴覚信号である請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記聴覚信号がブザーノイズである請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記聴覚信号がザッピングノイズである請求項6に記載のシステム。
【請求項9】
前記警報が、前記携帯用メディア装置の振動である請求項5に記載のシステム。
【請求項10】
前記メディアファイルが、MPEGファイルである請求項4に記載のシステム。
【請求項11】
前記メディアファイルが、MP3ファイルである請求項4に記載のシステム。
【請求項12】
前記メディアファイルが、AAW Waveファイルである請求項4に記載のシステム。
【請求項13】
携帯用メディア装置上で、マルチメディア・プレゼンテーションを生成するためのシステムであって、
コンピュータ可読ストレージ媒体とディスプレイスクリーンとを含む携帯用メディア装置と、
前記ストレージ媒体に格納する少なくとも1つのオーディオファイルと、
前記ストレージ媒体に格納する少なくとも1つのビデオファイルと、
前記ディスプレイスクリーン上のタイムラインと、
前記ディスプレイスクリーン上で少なくとも1つのオーディオファイルを選択し、該オーディオファイルを所定の順序に前記タイムライン上にドラッグする手段と、
前記ディスプレイスクリーン上で少なくとも1つのビデオファイルを選択し、および該ビデオファイルを所定の順序に前記タイムライン上にドラッグする手段であって、結果としてマルチメディア・プレゼンテーションを生成するものであって、前記タイムライン上の前記オーディオファイルと前記ビデオファイルとの順序が、前記ファイルを再生する順序を決定するような、選択およびドラッグ手段と、を具備するシステム。
【請求項14】
少なくとも1つのオーディオファイルは、音楽ファイルである請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
少なくとも1つのオーディオファイルは、記録された音声ファイルである請求項13に記載のシステム。
【請求項16】
少なくとも1つのビデオファイルは、地図ファイルである請求項13に記載のシステム。
【請求項17】
少なくとも1つのビデオファイルは、デジタル写真である請求項13に記載のシステム。
【請求項18】
少なくとも1つのビデオファイルは、映画ファイルである請求項13に記載のシステム。
【請求項19】
前記ディスプレイスクリーン上の前記オーディオファイルおよび前記ビデオファイルの前記選択およびドラッグ手段は、スクロール用ボタンを含む請求項13に記載のシステム。
【請求項20】
無線トランシーバをさらに含む請求項13に記載のシステム。
【請求項21】
前記無線トランシーバが、携帯電話用トランシーバである請求項20に記載のシステム。
【請求項22】
前記無線トランシーバが、ブルートゥース用トランシーバである請求項20に記載のシステム。
【請求項23】
前記無線トランシーバが、無線周波(RF)用トランシーバである請求項20に記載のシステム。
【請求項24】
前記無線トランシーバが、赤外線用トランシーバである請求項20に記載のシステム。
【請求項25】
前記ディスプレイスクリーン上に少なくとも1つの不必要なメディアファイルを選択するステップ、および前記選択したメディアファィルをストレージから削除するステップのための手段を、さらに含む請求項13に記載のシステム。
【請求項26】
前記ディスプレイスクリーン上に前記不必要なメディアファイルを選択するステップのための前記手段が、スクロールボタンを含む請求項25に記載のシステム。
【請求項27】
選択した前記不必要なメディアファイルを削除する前記手段は、前記携帯用メディア装置の前記外側表面上に配置されたボタンを含み、前記不必要なメディアファイルの選択に続く該ボタンの起動により、前記ストレージ媒体から、前記不必要なメディアファイルを削除する請求項25に記載のシステム。
【請求項28】
前記携帯用メディア装置内に警報をさらに含む請求項27に記載のシステムであって、該警報が前記ボタンの起動によってトリガされるシステム。
【請求項29】
前記警報が聴覚信号である請求項28に記載のシステム。
【請求項30】
前記聴覚信号がブザーノイズである請求項29に記載のシステム。
【請求項31】
前記聴覚信号がザッピングノイズである請求項29に記載のシステム。
【請求項32】
前記警報が携帯用メディア装置の振動である請求項28に記載のシステム。
【請求項33】
選択した前記不必要なメディアファイルを削除する前記手段は、前記携帯用メディア装置の前記外側表面上に配置されたボタンを含み、前記不必要なメディアファイルの選択に続く該ボタンの第1の起動により、前記ディスプレイスクリーンから前記不必要なメディアファイルを削除し、および、該ボタンの第2の起動により、前記ストレージ媒体から前記不必要なメディアファイルを削除する請求項25に記載のシステム。
【請求項34】
携帯用メディア装置のコンピュータ可読媒体に格納した複数のメディアファイルから、少なくとも1つの不必要なメディアファイルを削除する方法であって、
ディスプレイスクリーン上に、格納したメディアファイルの指示を表示するステップと、
前記メディア装置へのユーザ入力に基づく第1の入力を受信するステップであって、該第1の入力が前記格納したメディアファイルの削除要求を指示する、受信ステップと、
前記第1の入力に応答して、再生リストから前記格納したメディアファイルを削除するステップと、
前記ディスプレイスクリーン上に、前記格納したメディアファイルを、第2の入力の受信によりストレージから削除するメッセージを表示するステップと、
所定周期の時間内に、前記メディア装置へのユーザ入力に基づく第2の入力に受信するステップであって、該第2の入力が、ストレージから前記格納したメディアファイルを削除する要求の指示である、受信ステップと、
前記第2の入力に応答して、ストレージから前記格納したメディアファイルを削除するステップと、
を有する方法。
【請求項35】
前記ディスプレイスクリーン上に前記格納したメディアファイルの指示を表示するステップは、前記再生リストに従う請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記格納したメディアファイルは、ビデオ情報を含み、前記格納したメディアファイルの前記指示は、前記格納したメディアファイルのビデオ情報である請求項34に記載の方法。
【請求項37】
前記格納したメディアファイルは、オーディオ情報を含み、および、前記ディスプレイスクリーン上に前記格納したメディアファイルの指示を表示する間、前記格納したメディアファイルのオーディオ情報を出力に供給するステップを、さらに含む請求項34に記載の方法。
【請求項38】
前記格納したメディアファイルの前記指示は、前記格納したメディアファイルの英数字名の表示からなる請求項34に記載の方法。
【請求項39】
ターゲットとする前記メディアファイルをストレージから削除する前に、警報をトリガするステップを、さらに含む請求項34に記載の方法。
【請求項40】
前記警報が聴覚信号である請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記聴覚信号がブザーノイズである請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記聴覚信号がザッピングノイズである請求項40に記載の方法。
【請求項43】
前記警報が、前記携帯用メディア装置の振動である請求項39に記載の方法。
【請求項44】
携帯用メディア装置でマルチメディア・プレゼンテーションを生成するステップおよび表示するステップのための方法であって、
第1のメディアファイルを特定する第1の入力を受信するステップと、
前記第1のメディアファイルを、タイムライン上への位置付けのターゲットとする第2の入力を受信するステップと、
第2のメディアファイルを特定する第3の入力を受信するステップと、
前記第2のメディアファイルを、タイムライン上への位置付けのターゲットとする第4の入力を受信するステップと、
前記第1のメディアファイルと前記第2のメディアファイルとを、該2つのディアファイルを結合させるためにタグ付けするステップであって、この結果、該2つのメディアファイルが、前記タイムラインの各々の位置に依存して前記携帯用メディア装置でシーケンシャルにまたは同時期に表示される、タグ付けステップと、
を有する方法。
【請求項45】
少なくとも1つの前記メディアファイルは、オーディオファイルである請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記オーディオファイルが、MP3ファイルである請求項45に記載の方法。
【請求項47】
少なくとも1つの前記メディアファイルは、ビデオファイルである請求項44に記載の方法。
【請求項48】
前記ビデオファイルが、JPEGファイルである請求項47に記載の方法。
【請求項49】
前記ビデオファイルが、MPEGファイルである請求項47に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公表番号】特表2008−512820(P2008−512820A)
【公表日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−531452(P2007−531452)
【出願日】平成17年9月12日(2005.9.12)
【国際出願番号】PCT/US2005/032563
【国際公開番号】WO2006/031809
【国際公開日】平成18年3月23日(2006.3.23)
【出願人】(507079220)アメリカン カルカー,インコーポレイティド (1)
【Fターム(参考)】