説明

カメラ

【課題】三脚の取り付け状態を正確に検出することができるカメラを提供する。
【解決手段】カメラ本体3の底面に、三脚20の取り付けネジ21が取り付け可能な三脚穴16を設ける。三脚穴16内の入り口近傍に第1検出スイッチ22を配設し、第1検出スイッチ22より三脚穴16内の側面の奥方向の端部に第2検出スイッチ23を配設する。第1及び第2検出スイッチ22,23は、三脚穴16への取り付けネジ21の取り付けに応じてオン/オフする。第1及び第2検出スイッチ22,23の各オン/オフ状態を検出することにより、三脚20の取り付け状態を正確に検出することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、三脚を取り付けるための三脚穴を備えたカメラに関する。
【背景技術】
【0002】
従来よりデジタルスチルカメラ等のカメラには、三脚を取り付けるための三脚穴が設けられている。三脚は、夜間など光量が少ない状況下においてスローシャッタで撮影を行う場合や、セルフタイマーを用いて撮影を行う場合などにおいて、カメラに取り付けて使用される。
【0003】
近年、ユーザの便宜を図るために、三脚の取り付けを検出する検出スイッチを三脚穴内に設け、三脚の取り付けに応じて各部を制御するようにしたカメラが種々提案されている(例えば、特許文献1〜4参照)。特許文献1記載のカメラは、三脚の取り付けに応じて自動的に電源を投入する。特許文献2記載のカメラは、三脚の取り付けに応じて最適な撮影モードを選択する。特許文献3記載のカメラは、三脚の取り付けに応じて手振れ補正モードを解除する。さらに、特許文献4記載のカメラは、三脚の取り付けに応じてシャッタレリーズを有効化する。
【特許文献1】特開2003−315903号公報
【特許文献2】特開2006−53382号公報
【特許文献3】特開2003−189164号公報
【特許文献4】特開平9−304802号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来のカメラはいずれも三脚穴内に1つの検出スイッチを設けたものであり、三脚が不完全に取り付けられた場合に、そのことを検出することができない。三脚が正常に取り付けられていない状態で使用を続けると、カメラ本体に損傷を与える恐れがあるため、三脚が取り付けられたか否かのみならず、取り付け状態が正常であるか否かを正確に検出することが望まれている。
【0005】
本発明は、上記問題を解決するために、三脚の取り付け状態を正確に検出することができるカメラを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために本発明のカメラは、三脚の取り付けネジが取り付けられる三脚穴を有するカメラにおいて、前記三脚穴内の入り口近傍に配設され、前記取り付けネジの取り付けに応じてオン/オフする第1検出スイッチと、前記第1検出スイッチより前記三脚穴内の奥方向に配設され、前記取り付けネジの取り付けに応じてオン/オフする第2検出スイッチと、を備えたことを特徴とする。
【0007】
なお、前記第2検出スイッチは、前記三脚穴の側面の奥方向の端部に配設されていることが好ましい。また、前記第2検出スイッチは、前記三脚穴の底面に配設されていることも好ましい。
【0008】
また、前記第1及び第2検出スイッチのオン/オフ状態に応じて警告を報知する警告報知手段を備えたことが好ましい。前記警告報知手段は、警告を光または音により報知することが好ましい。
【0009】
また、前記警告報知手段は、前記第1検出スイッチがオンでかつ前記第2検出スイッチがオフである状態が一定時間継続した場合に警告を報知することが好ましい。
【0010】
また、前記警告報知手段は、前記第1検出スイッチがオフでかつ前記第2検出スイッチがオンの場合に警告を報知することが好ましい。
【0011】
また、前記警告報知手段は、警告の報知を開始した後、一定時間経過後に報知を終了することが好ましい。
【0012】
また、前記警告報知手段の警告報知動作を操作設定により事前に解除可能とする警告解除設定手段を備えたことが好ましい。
【0013】
また、複数の撮影モードを有し、前記第1及び第2検出スイッチがオンとなった場合に、撮影モードを所定の撮影モードに変更する撮影モード自動変更手段を備えたことが好ましい。
【0014】
また、手振れ補正モードを有し、前記撮影モード自動変更手段は、前記第1及び第2検出スイッチがオンとなった場合に、前記手振れ補正モードを解除することが好ましい。
【0015】
さらに、複数の撮影モードを有し、前記第1及び第2検出スイッチがオンとなった場合に、操作設定により任意の撮影モードを選択可能とする撮影モード手動設定手段を備えたことが好ましい。
【発明の効果】
【0016】
本発明では、三脚穴内の入り口近傍に第1検出スイッチを配設し、第1検出スイッチより三脚穴内の奥方向に第2検出スイッチを配設しているので、第1及び第2検出スイッチのン/オフ状態により三脚の取り付け状態を正確に検出することができる。
【0017】
また、本発明では、第1検出スイッチがオンでかつ第2検出スイッチがオフである状態が一定時間継続した場合に警告を報知するので、ユーザは、三脚が不完全に取り付けられていることを認識することができる。
【0018】
さらに、本発明では、第1検出スイッチがオフでかつ第2検出スイッチがオンの場合に警告を報知するので、ユーザは、検出スイッチの破損/劣化、三脚穴への異物の侵入、三脚の不適切な取り付け等の異常状態が生じていることを認識することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
図1において、デジタルスチルカメラ2のカメラ本体3の前面には、撮影レンズ4を保持したレンズ鏡筒5、及びストロボ発光部6が配設され、上面には、電源ボタン7、モード切替ダイヤル8、レリーズボタン9等の操作部材が配設されている。電源ボタン7は電源のオン/オフに用いられ、モード切替ダイヤル8は動作モード(撮影モード、再生モード等)の切り替えに用いられ、レリーズボタン9は撮影操作に用いられる。
【0020】
図2において、カメラ本体3の背面には、表示装置としての液晶モニタ(LCD)10、スピーカ11、発光ダイオード(LED)12の他、ズームボタン13、十字ボタン14、メニューボタン15等の操作部材が配設されている。LCD10は、動作モードに応じて、撮影画像、再生画像、各種設定メニュー等の表示を行う。スピーカ11は、音声、ボタン操作音等の出力を行う。LED12は、発光によりユーザに警告等を報知する。
【0021】
ズームボタン13は、左右の2箇所が押圧操作可能とされ、ズーム操作に用いられる。十字ボタン14は、上下左右の4箇所が押圧操作可能とされ、各種設定時の項目選択等に用いられる。メニューボタン15は、略円環状の十字ボタン14の内側に設けられており、設定メニューの呼び出しや、設定時のOKボタンとして用いられる。
【0022】
また、カメラ本体3の底面には、三脚が取り付けられる三脚穴16が形成されている。三脚穴16は、例えば、「JIS B 7103:カメラの三脚取付部」で規定された1/4インチサイズの略円筒状のネジ穴である。
【0023】
図3において、三脚穴16には、三脚20の取り付けネジ21が取り付けられることを検出するための第1検出スイッチ22及び第2検出スイッチ23が設けられている。第1検出スイッチ22は、三脚穴16内の入り口近傍に設けられた孔16aに挿通された略L字状の可動部24と、弾性を有する一対の接片25a,25bとからなる。可動部24は、端部24aが三脚穴16の内部に突出するように、接片25aによって、三脚穴16の側面に対して略垂直方向に付勢されている。なお、可動部24の端部24aは尖っており、取り付けネジ21が螺合される螺合部の一部となっている。
【0024】
第2検出スイッチ23は、三脚穴16の側面の奥方向の端部に設けられた孔16bに挿通された略L字状の可動部26と、弾性を有する一対の接片27a,27bとからなる。同様に、可動部26は、端部26aが三脚穴16の内部に突出するように、接片27aによって、三脚穴16の側面に対して略垂直方向に付勢されている。なお、可動部26の端部26aは尖っており、取り付けネジ21が螺合される螺合部の一部となっている。
【0025】
第1検出スイッチ22には、接片25a,25bの導通/非導通(オン/オフ状態)を検出する第1検出回路28が接続されている。同様に、第2検出スイッチ23には、接片27a,27bの導通/非導通(オン/オフ状態)を検出する第2検出回路29が接続されている。図3に示すように、三脚穴16に三脚20の取り付けネジ21が取り付けられていない場合には、接片25a,25b及び接片27a,27bは、共に非導通状態であり、第1検出回路28及び第2検出回路29は、共にオフ信号をCPU30(図6参照)に出力する。
【0026】
図4は、取り付け途中の状態を示し、取り付けネジ21の螺合によって第1検出スイッチ22の可動部24が押圧され、可動部24が接片25aの弾性に抗して移動し、接片25a,25bを導通させている。このとき、第1検出回路28は、オン信号をCPU30に出力する。図5は、取り付けネジ21が三脚穴16の奥に達して完全に取り付けが完了した状態を示し、取り付けネジ21の螺合によってさらに第2検出スイッチ23の可動部26が押圧され、可動部26が接片27aの弾性に抗して移動し、接片27a,27bを導通させている。第1検出回路28及び第2検出回路29は、共にオン信号をCPU30に出力する。
【0027】
図6において、CPU30は、前述の各操作部材からなる操作部31から入力される指示信号に応じてデジタルスチルカメラ2の各部の動作制御を行う。
【0028】
撮影レンズ4の背後には、光軸に沿って、絞り32及びCCD33が配設されている。CPU30は、レンズ駆動部34を制御して撮影レンズ4の位置調整を行い、また、絞り駆動部35を制御して露光量の調整を行う。また、CPU30は、CCD駆動部36を介してCCD33を駆動し、撮影レンズ4を通して撮像した被写体像を電気的な撮像信号として出力させる。なお、撮像素子としては、CCDに代えて、CMOS型等の固体撮像素子を用いても良い。
【0029】
デジタルスチルカメラ2は、手振れ補正(手振れ軽減)機能を有し、CCD33は、不図示の保持部により、光軸に直交する方向に移動自在に保持されている。角速度検出部37は、光軸に直交する2つの軸周りの角速度を検出するセンサであり、検出値をCPU30に入力する。CPU30は、入力された角速度の検出値に基づいて手振れ補正量を算出し、補正駆動部38を制御して、手振れ量を打ち消すようにCCD33を変位させる。この手振れ補正モードは、操作部31によりオン/オフの切り替えが可能である。
【0030】
CCD33から出力された撮像信号は、アナログ信号処理部39に入力され、ゲイン補正や2重相関サンプリング等のアナログ信号処理が施される。アナログ信号処理部39から出力された撮像信号は、A/D変換器40に入力され、デジタル信号に変換される。A/D変換器40から出力された撮像信号は、データバス41を介し、メモリ制御部42により画像データとしてメインメモリ43内に書き込まれる。
【0031】
メモリ制御部42は、データバス41及び制御バス44に接続されており、制御バス43に接続されたCPU30からの指示に基づき、メインメモリ43から画像データの読み出しを行う。この他、データバス41及び制御バス44には、デジタル信号処理部45、圧縮伸張処理部46、外部メモリ制御部47、及び表示制御部48が接続されている。
【0032】
デジタル信号処理部45は、メインメモリ43から読み出された画像データに対して、YC変換、ガンマ補正、輪郭補正、ホワイトバランス補正などの所定の画像処理を施す。圧縮伸張処理部46は、デジタル信号処理部45により画像処理が施された画像データに対して、JPEG圧縮などの所定の圧縮処理を施す。外部メモリ制御部47は、装着されたメモリカード49への画像データの書き込み、及びメモリカード49に書き込まれた画像データの読み出しを行う。表示制御部48は、LCD10への画像データの表示、及び設定画面の表示等を行う。
【0033】
次に、三脚20が取り付けられる際のデジタルスチルカメラ2の作用について、図7のフローチャートに基づいて説明を行う。まず、第1検出スイッチ22の状態が第1検出回路28によって判定され(ステップS1)、第1検出スイッチ22がオン状態でない場合には、第2検出スイッチ23の状態が第2検出回路29によって判定される(ステップS2)。これは、第1検出スイッチ22がオフ状態であって第2検出スイッチ23がオン状態であるという異常な状態(検出スイッチ22,23の破損/劣化、三脚穴16への異物の侵入、三脚20の不適切な取り付け等による異常状態)を検出するための判定動作であり、第2検出スイッチ23がオン状態と検出された場合(ステップS2のYes)には、LED12を点滅させることによりユーザに対して警告を報知する(ステップS3)。この後、時間計測が行われ、所定時間(例えば、5秒)が経過すると(ステップS4のYes)、警告報知が終了する(ステップS5)。なお、時間計測は、CPU30によって行われる。
【0034】
ステップS2において、第2検出スイッチ23がオフ状態であると判定された場合には、ステップS1に戻り、再び第1検出スイッチ22の判定が行われる。ステップS1において、第1検出スイッチ22がオン状態であると判定された場合には、続いて同様に、第2検出スイッチ23の判定が行われる(ステップS6)。第2検出スイッチ23がオン状態でない場合には時間計測が行われ、オフ状態が所定時間(例えば、10秒)経過すると(ステップS7のYes)、ステップS3に移行し、上記と同様な警告報知動作が行われる。これは、第1検出スイッチ22がオン状態であって第2検出スイッチ23がオフ状態であるという、図4に示すような状態(三脚20の取り付けが不完全な状態)が一定時間続いたことを検出するための判定動作である。
【0035】
ステップS6において、第2検出スイッチ23がオン状態であると判定された場合には、手振れ補正モードの設定に基づき、手振れ補正モードがオンとなっている場合には(ステップS8のYes)、これを解除する(ステップS9)。手振れ補正モードがオフである場合には、解除動作は必要ないため、そのまま終了する。なお、デジタルスチルカメラ2は、図8に示すように、LCD10上に表示される設定画面により各種設定操作が可能となっており、手振れ補正モードのオン/オフ設定等が予めなされている。
【0036】
このように、デジタルスチルカメラ2は、図5に示すように三脚20が正常に取り付けられたことを正確に判定することができ、三脚20の正常な取り付けに応じて、三脚20の使用時に不要となる手振れ補正モードを自動的に解除する。手振れ補正モードは、電力を多く消費するモードであるため、この自動解除により、消費電力の浪費を防止するといった効果も得られる。
【0037】
上記実施形態では、ユーザへの警告報知をLED12の発光によって行っているが、これに代えて、スピーカ11からの音出力や、LCD10へのメッセージ表示などによって警告報知を行ってもよい。また、この警告報知に加えて、三脚20が正常に取り付けられた際に、その旨をLED12、スピーカ11、LCD10等を用いてユーザに報知することも好ましい。
【0038】
また、上記実施形態では、三脚20が正常に取り付けられた際に、手振れ補正モードを自動的に解除するようにしているが、この手振れ補正モードの解除に限られず、撮影モードを予め設定した撮影モードに自動的に変更するようにしてもよい。具体的には、図9に示すようにLCD10上に表示される設定画面により、三脚装着時の移行先の撮影モード(セルフタイマーモード、夜景撮影モード等)を設定可能とし、図10に示すように、三脚20が正常に取り付けられた際(ステップS6のYes)に、予め設定された撮影モードに移行させる(ステップS10)。なお、ステップS10以外は、上記各ステップと同一であり、同一の符号を付している。このように、三脚20の取り付け時に使用される頻度の高いセルフタイマーモードや夜景撮影モードを予め設定しておくことにより、ユーザは、三脚20の取り付け後、瞬時に撮影を行うことができる。
【0039】
また、上記実施形態に、三脚20が正常に取り付けられた際に、ユーザが任意の撮影モードを選択できるように手動設定モードを追加してもよい。具体的には、図11に示すようにLCD10上に表示される設定画面により、手動設定モード/自動設定モードの選択を可能とし、図12に示すように、三脚20が正常に取り付けられた際(ステップS6のYes)には、手動設定モードが選択されているか否かを判定し(ステップS11)、手動設定モードが選択されている場合には、図13に示すように、LCD10上に表示される撮影モードの選択画面により、撮影モードの選択を可能とする(ステップS12)。操作部31により所望の撮影モードが選択されると(ステップS13のYes)、選択された撮影モードに移行する(ステップS14)。一方、自動設定モードが選択されている場合には、上記と同様に、所定の撮影モードに移行する(ステップS15)。なお、ステップS11〜S15以外は、上記各ステップと同一であり、同一の符号を付している。
【0040】
また、上記実施形態における警告報知を、ユーザの設定により解除可能としてもよい。具体的には、図14に示すようにLCD10上に表示される設定画面により、警報報知モードのオン/オフ設定を可能とし、図15に示すように、ステップS2またはステップS7においてYes判定となった場合には、警告報知モードがオンであるか否か判定する(ステップS16)。警告報知モードがオンと設定されている場合には、警告報知を行わずに終了し、警告報知モードがオフを設定されている場合には、上記と同様に、警告報知が行われる(ステップS3〜S5)。なお、ステップS16以外は、上記各ステップと同一であり、同一の符号を付している。
【0041】
また、上記実施形態では、第1検出スイッチ22及び第2検出スイッチ23を共に三脚穴16の側面に設けているが、第2検出スイッチ23は、側面に限られず、三脚穴16の底面に設けてもよい。例えば、図16に示すように、三脚穴16の底面に形成された設けられた孔16cに挿通された略T字状の可動部50と、弾性を有する一対の接片27a,27bとにより第2検出スイッチ23を構成してもよい。可動部50は、端部50aが三脚穴16の内部に突出するように、接片27aによって、三脚穴16の底面に対して略垂直方向に付勢されている。取り付けネジ21が三脚穴16に螺合されると、取り付けネジ21の頂面21aによって端部50aが押圧され、可動部50が接片27aの弾性に抗して移動し、接片27a,27bを導通させる。
【0042】
また、上記実施形態の第1検出スイッチ22及び第2検出スイッチ23としては、上記のような機械的な検出スイッチに限られず、フォトセンサ等、他種の検出スイッチを用いてもよい。
【0043】
また、上記実施形態では、本発明の実施形態としてデジタルスチルカメラを例に挙げて説明しているが、本発明はこれに限定されることなく、デジタルビデオカメラ等の他種の電子カメラや、旧来の銀塩カメラにも適用可能である。
【0044】
なお、請求項中の警告解除設定手段、撮影モード自動変更手段、撮影モード手動設定手段は、上記実施形態では、CPU30及び操作部31により構成されている。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】デジタルスチルカメラを前面側斜め上方から見た斜視図である。
【図2】デジタルスチルカメラを背面側斜め下方から見た斜視図である。
【図3】三脚穴の構造を示す断面図である。
【図4】三脚穴に三脚を取り付ける取り付け途中の様子を示す断面図である。
【図5】三脚穴に三脚が完全に取り付けられた様子を示す断面図である。
【図6】デジタルスチルカメラの内部構成を示すブロック図である。
【図7】三脚装着時のデジタルスチルカメラの作用を示すフローチャートである。
【図8】手振れ補正モードの設定画面を表示したLCDの正面図である。
【図9】三脚装着時に移行する撮影モードの設定画面を表示したLCDの正面図である。
【図10】三脚装着時に所望の撮影モードに移行可能とした別の実施形態を示すフローチャートである。
【図11】三脚装着時に撮影モードを手動設定するか否かを選択する設定画面を表示したLCDの正面図である。
【図12】三脚装着時に移行する撮影モードを、三脚装着時に手動設定によりに選択可能とした別の実施形態を示すフローチャートである。
【図13】三脚装着時の手動設定画面を表示したLCDの正面図である。
【図14】警報報知モードのオン/オフ設定画面を表示したLCDの正面図である。
【図15】警報報知を解除可能とした別の実施形態を示すフローチャートである。
【図16】三脚穴の構造に関する変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
【0046】
2 デジタルスチルカメラ
3 カメラ本体
4 撮影レンズ
9 レリーズボタン
10 LCD
11 スピーカ
12 LED
16 三脚穴
20 三脚
21 取り付けネジ
22 第1検出スイッチ
23 第2検出スイッチ
24 可動部
25a,25b 接片
26 可動部
27a,27b 接片
28 第1検出回路
29 第2検出回路
30 CPU
31 操作部
37 角速度検出部
38 補正駆動部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
三脚の取り付けネジが取り付けられる三脚穴を有するカメラにおいて、
前記三脚穴内の入り口近傍に配設され、前記取り付けネジの取り付けに応じてオン/オフする第1検出スイッチと、
前記第1検出スイッチより前記三脚穴内の奥方向に配設され、前記取り付けネジの取り付けに応じてオン/オフする第2検出スイッチと、
を備えたことを特徴とするカメラ。
【請求項2】
前記第2検出スイッチは、前記三脚穴の側面の奥方向の端部に配設されていることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
【請求項3】
前記第2検出スイッチは、前記三脚穴の底面に配設されていることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
【請求項4】
前記第1及び第2検出スイッチのオン/オフ状態に応じて警告を報知する警告報知手段を備えたことを特徴とする請求項1から3いずれか1項に記載のカメラ。
【請求項5】
前記警告報知手段は、警告を光または音により報知することを特徴とする請求項4に記載のカメラ。
【請求項6】
前記警告報知手段は、前記第1検出スイッチがオンでかつ前記第2検出スイッチがオフである状態が一定時間継続した場合に警告を報知することを特徴とする請求項4または5に記載のカメラ。
【請求項7】
前記警告報知手段は、前記第1検出スイッチがオフでかつ前記第2検出スイッチがオンの場合に警告を報知することを特徴とする請求項4から6いずれか1項に記載のカメラ。
【請求項8】
前記警告報知手段は、警告の報知を開始した後、一定時間経過後に報知を終了することを特徴とする請求項6または7に記載のカメラ。
【請求項9】
前記警告報知手段の警告報知動作を操作設定により事前に解除可能とする警告解除設定手段を備えたことを特徴とする請求項4から8いずれか1項に記載のカメラ。
【請求項10】
複数の撮影モードを有し、前記第1及び第2検出スイッチがオンとなった場合に、撮影モードを所定の撮影モードに変更する撮影モード自動変更手段を備えたことを特徴とする請求項1から9いずれか1項に記載のカメラ。
【請求項11】
手振れ補正モードを有し、前記撮影モード自動変更手段は、前記第1及び第2検出スイッチがオンとなった場合に、前記手振れ補正モードを解除することを特徴とする請求項10に記載のカメラ。
【請求項12】
複数の撮影モードを有し、前記第1及び第2検出スイッチがオンとなった場合に、操作設定により任意の撮影モードを選択可能とする撮影モード手動設定手段を備えたことを特徴とする請求項1から9いずれか1項に記載のカメラ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate


【公開番号】特開2008−233325(P2008−233325A)
【公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−70273(P2007−70273)
【出願日】平成19年3月19日(2007.3.19)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】