説明

スイッチング電源装置及びこれを搭載する画像形成装置

【課題】故障しにくく、待機モード時の消費電力が少なく、待機モードから通常モードへの復帰時間を大幅に短縮できるスイッチング電源装置を提供する。
【解決手段】通常動作モードと待機モードを有する第1の負荷10を駆動するための第1の電源回路6と、待機モードを持たない第2の負荷11を駆動するための第2の電源回路7とを備え、第1の電源回路6は第1の整流回路6と突入電流防止回路3に接続された力率改善回路4からなる直列回路を介して商用電源に接続され、第2の電源回路7は第2の整流回路70を介して商用電源に接続されていると共に、第2の電源回路7の1次側回路76−P3から整流して得た補助電源VCCをオン・オフする電源制御回路8、9を備え、前記待機モードにおいて補助電源VCCを電源制御回路8、9でオフすることによって、力率改善回路4及び第1の電源回路6のPWM制御回路63の動作を停止して第1の負荷10への電源供給を停止させるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機、レーザプリンタのようなOA機器等に使用されるスイッチング電源装置及びこれを搭載するOA機器である画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
スイチング電源装置、システム機器、電子機器及びその制御方法、とくに、複数の電源回路を備えたスイッチング電源装置及びそれを搭載した、システム機器及び電子機器において、待機モード時の省電力化、高信頼性化、低価格化が望まれている。従来から、スイッチング電源装置を搭載したシステム機器及び電子機器においては、上述した待機モード時の省電力化、高信頼性化、低価格化を図るために種々の技術が提案されている(例えば、特許文献1乃至3参照)。特許文献1には、メカニカルリレーでオン・オフ制御する、複数電源を用いて待機モード時の省エネルギを達成する技術が開示されている。特許文献2には、同様に、メカニカルリレーでオン・オフ制御する、複数電源を用いて力率改善回路の起動時間を短縮し、動作を安定化する技術が開示されている。また、特許文献3には、複数電源を用いて、待機モード時は第1の電源回路のスイッチング動作を停止して、待機モードの電力低減を実現する技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、特許文献1においては、通常モードと待機モードを有する第1の電源回路と待機モードを持たない第2の電源回路で電源装置を構成し、待機モード時、第1の負荷に電力提供を停止する手段として、開閉器を設けて第1の電源回路と商用電源を遮断している。しかし、待機モードでは第1の電源回路は商用電源が接続されないため、内部のコンデンサは空の状態となっている。そのため、待機モードから通常モードへ復帰する際、開閉器を閉じて商用電源を供給した時点から第1の電源回路の各部は充電を開始するため、出力電圧が安定し、システム全体が安定動作できるまでに遅れ時間が発生する。ユーザが操作を開始してから、目的の処理が終了するまでの時間に加算され、ユーザの待ち時間が長くなるという課題があった。また、開閉器はメカニカルリレーを搭載することが一般的であり、メカニカルリレー特有の問題で故障が多いと言う課題があった。開閉器をサイリスタとフォトカプラの半導体リレーを搭載することも可能であるが、メカニカルリレーに比較してコスト高という課題がある。さらに、第1の電源回路と力率改善回路のPWM制御回路の補助電源(VCC)とその起動回路を、それぞれ独立に構成する必要があり、部品点数が多くなり、コスト高となるという課題があった。
【0004】
特許文献2において、力率改善回路及び第1の電源回路のPWM制御回路に電力を供給する補助電源(第2の電源回路)を備えているが、直流駆動リレー(開閉器)も備え、第1の電源回路のオン・オフは前記直流駆動リレー(開閉器)で商用電源の接続を開閉して行なっているため、動作中に商用電源に瞬断や瞬停等の異常が発生した場合、力率改善回路及び第1の電源回路の入力電圧は低下し、第1の電源回路の過電流保護機能で、動作を停止する。しかし、瞬断や瞬停等が補助電源回路の出力を維持している間に復旧した場合、第1の電源回路は過電流保護機能で動作停止状態を維持したままとなり、第1の電源の出力は停止状態となる。そのため電源を搭載した、システム機器・電子機器などは機能停止に陥り、障害となる。また、頻度は少ないが、商用電源の異常状態の発生と復旧のタイミングによっては、突入電流防止等の破損を伴う可能性があり、その場合は電源装置故障となり深刻な障害となるおそれがある。
【0005】
特許文献3において、複数の電源回路を有し、力率改善回路及び第1の電源回路及のPWM制御回路を発振停止させることで、待機モードの消費電力低減に一定の効果があることが解説されている。しかし、力率改善回路内の抵抗器や各種部品による電力ロスが発生することで待機モード時の消費電力低減に限界があることが指摘されている。そこで、本発明の目的は、上述した実情を考慮して、故障しにくく、待機モード時の消費電力が少なく、しかも待機モードから通常モードへの復帰時間を大幅に短縮するスイッチング電源装置、及びこれを搭載する画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、通常動作モードと待機モードを有する第1の負荷を駆動するための第1の電源回路と、待機モードを持たない第2の負荷を駆動するための第2の電源回路を備えたスイッチング電源装置において、第1の電源回路は、第1の整流回路と突入電流防止回路に接続された力率改善回路からなる直列回路を介して商用電源に接続され、第2の電源回路は第2の整流回路を介して商用電源に接続されていると共に、前記第2の電源回路の1次側回路から整流して得た補助電源をオン・オフする電源制御回路を備え、前記待機モードにおいて、前記補助電源を前記電源制御回路でオフすることによって、前記力率改善回路及び前記第1の電源回路のPWM制御回路の動作を停止して前記第1の負荷への電源供給を停止させることを特徴とする。
【0007】
また、請求項2に記載の発明は、前記第2の電源回路は、2次側に少なくとも1つの出力と1次側に少なくとも2つの出力を有するスイッチングトランスを有し、前記1次側の出力の1つを整流して前記第2の電源回路のPWM制御回路に電力を供給し、前記1次側の出力のもう1つを整流して前記電源制御回路を経由して、前記第1の電源回路の前記PWM制御回路及び前記力率改善回路のPWM制御回路に補助電源を供給する請求項1に記載のスイッチング電源装置を特徴とする。
【0008】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2記載のスイッチング電源装置を搭載する画像形成装置を特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、力率改善回路の出力コンデンサは力率改善回路及び第1の整流回路を経由して、商用電源に接続された状態であるため、該商用電源を整流したピーク電圧付近まで充電された状態であり、第1の電源回路及び力率改善回路のPWM制御回路に電力を供給する補助電源は第2の電源回路の1次側回路から整流して得る。このため、待機モード時でも第2の電源回路から安定な補助電源が供給されるため、待機モードから通常モードに移行する際、第1の電源回路及び力率改善回路のPWM制御回路は短時間で安定な動作を行なえる。その結果、待機モードから通常モードへの遷移時間が短いスイッチング電源装置を提供でき、該スイッチング電源装置を搭載する、システム機器、電子機器においてはユーザが操作を開始してから、目的の処理が終了するまでの待ち時間を短縮し、ユーザ満足度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明によるスイッチング電源装置の実施の形態を示す回路図である。
【図2】本発明によるスイッチング電源装置を搭載し得るシステム機器として画像形成装置であるデジタル複写機の全体構成を説明する概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明によるスイッチング電源装置の実施の形態を示す回路図である。図1において、スイッチング電源装置20は、大まかに、商用電源1、第1の整流回路2、突入防止回路3、力率改善回路4、第1の電源回路6、第2の電源回路7、1次側電源制御回路8、2次側電源制御回路9、第1の負荷10、第2の負荷11、放電回路12、オン・オフ信号端子13から構成されている。かかるスイッチング電源装置20では、商用電源1からの入力を整流回路2で整流して、突入防止回路3を経由して、力率改善回路4に接続する。この力率改善回路4はPWM制御回路44でFET42をスイッチング制御して、力率改善回路4の出力コンデンサ51に昇圧し出力する。
【0012】
第1の電源回路6は、商用電源1に接続された第1の整流回路2と突入電流防止回路3に接続された力率改善回路4からなる直列回路を介して商用電源1に接続される。出力コンデンサ51に接続された、第1の電源回路6はPWM制御回路63でFET62をスイッチング制御し、トランス61の1次巻き線61−P1の電流をオン・オフして2次巻き線61−S1に電力を誘起させ、2次側の整流器であるダイオード66、コイル67、コンデンサ68で整流平滑して出力(Vaa)を第1の負荷10に電力として供給する。ここで、各PWM制御回路44、63には電圧の帰還制御回路、過電流保護回路及び過電圧保護回路を搭載するが、本発明の重要事項ではないため、説明を省略する。
【0013】
一方、第2の電源回路7は第2の整流回路70を経由して商用電源1に接続され、平滑コンデンサ71を充電し、PWM制御回路75でFET77をスイッチング制御して、スイッチングトランス76の1次側巻き線76−P1の電流をオン・オフして2次巻き線76−S1に電力を誘起させる。誘起した電力を、ダイオード79とコンデンサ80で整流平滑して出力を第2の負荷11に供給する。スイッチングトランス76の1次側巻き線76−P2をダイオード78で整流してPWM制御回路75の補助電源を供給する。さらに、スイッチングトランス76の1次側巻き線76−P3をダイオード81で整流して、電源制御回路8、9がオンの場合は、力率改善回路4及び第1の電源回路6のPWM制御回路44、63の補助電源(VCC)へ供給させて、力率改善回路4及び第1の電源回路6は、スイッチング動作し、第1の負荷10に電力を供給する。
【0014】
電源制御回路8、9は第2の負荷11に接続されたシステム制御ユニット(図示せず)からオン・オフ信号をオン・オフ信号端子13、論理IC91で受けて、電源制御回路9のフォトカプラPC1、PC2、PC3の発光側をオン・オフ制御する。ここで、オン・オフ信号がオフの場合、フォトカプラPC1、PC2、PC3は発光を停止し、各フォトカプラで受光側のトランジスタPC1、PC2、PC3はオフとなり、電源制御回路8の抵抗内蔵トランジスタ82はオフする。それによって、力率改善回路4及び第1の電源回路6のPWM制御回路44、63の補助電源VCCは供給を停止され、力率改善回路4及び第1の電源回路6の動作を停止して、第1の負荷10の電力が遮断されるように構成される。第2の電源回路7の平滑コンデンサ71と力率改善回路4の出力コンデンサ51をダイオード121と抵抗器122で構成する放電回路12で接続するように構成される。
【0015】
上述した突入防止回路3には、サイリスタ31、温度ヒューズ入り抵抗器32、抵抗器33、ダイオード34を含んでいる。また、力率改善回路4には、コイル41、ダイオード43、コンデンサ45、電圧検出抵抗器46、47、48、49、50を含んでいる。さらに、第1の電源回路6には、コンデンサ64、抵抗器65を、第2の電源回路7には、ダイオード72、抵抗器73、コンデンサ74を含んでいる。ここでは、また、電源制御回路8には、抵抗内蔵トランジスタ82側のフォトカプラPC1を、電源制御回路9には、抵抗器92を含んでいる。このように構成されたスイッチング電源装置において、オン・オフ信号端子13のオン・オフ信号がオフ状態からオン状態に遷移した場合、この遷移を電源制御回路9の論理IC91で受け、フォトカプラPC1、PC2、PC3の発光側に電流を流すため、電源制御回路8のPC1の受光側トランジスタはオンし、抵抗内蔵トランジスタ82がオンする。その結果、力率改善回路4及び第1の電源回路6のPWM制御回路44、63の補助電源VCCが供給され、力率改善回路4及び第1の電源回路6は、動作を開始する。この時、力率改善回路4の出力コンデンサ51は力率改善回路4及び第1の整流回路2を経由して、商用電源1に接続された状態であるため、この商用電源1を整流したピーク電圧付近まで充電された状態であり、出力コンデンサ51の空の状態から短時間で第1の電源回路6の出力電圧を安定に供給できる。さらに、補助電源VCCは第2の電源回路7から安定な電圧が供給されるため、短時間で第1の負荷10に安定した電圧を供給可能となる。
【0016】
第2の電源回路7は、2次側に少なくとも1つの出力76−S1と1次側に少なくとも2つの出力76−P2、76−P3を有するスイッチングトランス76を有している。1次側の1つの出力76−P2を、第2の電源回路7のPWM制御回路75に電力として供給する。1次側のもう1つの出力76−P3は電源制御回路8を経由して、第1の電源回路6のPWM制御回路63及び力率改善回路4のPWM制御回路44に補助電源VCCを供給する。その結果、3回路のPWM制御回路44、63、75にスイッチングトランス76の2つの出力から供給できるため、1回路分だけ部品を削減できる。さらに、第1の電源回路6のPWM制御回路63及び力率改善回路4のPWM制御回路44は個別の起動回路も不要で、さらに部品を削減できる効果がある。
【0017】
また、オン・オフ信号端子13でオン・オフ信号をオフ状態にし、第1の負荷10への電力供給を停止する場合、電源制御回路9のフォトカプラPC2、PC3の発光も停止し、各受光側トランジスタはオフ状態となる。このオフ状態により、力率改善回路4の抵抗器46、47、49、50は各接続点との接続がフォトカプラでオフされるため、電力ロスは削減され、待機モードの消費電力を充分少なくすることができる。通常モードで動作中に、商用電源1が瞬断、瞬停など電圧異常で、第1の電源回路6の入力電圧が低下した場合、第2の電源回路7の平滑コンデンサ71からダイオード121と抵抗器122からなる放電回路12を通して、力率改善回路4の出力コンデンサ51へ放電する。
【0018】
この放電によって、第2の電源回路7の動作を停止させる。結果的に、第1の電源回路6のPWM制御回路63への補助電源VCCの供給は無くなり、PWM制御回路63はリセットされ、入力電圧低下で過電流を検出した場合でも、リセットされ、商用電源1が正常に復旧した時点で、正常に再起動が行なわれる。放電回路12の抵抗器122は数Ω〜数百Ωとし、平滑コンデンサ71からの放電時間を調節して、第1の電源回路6の出力停止から、第2の電源回路7の停止時間を調節して適切に設定できる。上述した本発明によるスイッチング電源装置の実施の形態において、フォトカプラPC1、PC2、PC3の発光側を直列に接続してあるが、並列に接続して各フォトカプラに電流調整用の抵抗器を接続しても、電源制御回路8、9の機能は変わらない。また、上述のごとく、フォトカプラは3個で説明したが、電源装置の要求仕様、電源装置を搭載するシステム機器、及び電子機器の特徴に合わせて、フォトカプラの使用個数は増減可能である。
【0019】
図2は本発明によるスイッチング電源装置を搭載し得るシステム機器として画像形成装置であるデジタル複写機の全体構成を説明する概略図である。図2において、デジタル複写機30は、原稿を載置する原稿載置台35と、この原稿載置台35上の原稿画像を読み取る走査光学系36と、画像データを書き込むレーザ書き込み部37と、このレーザ書き込み部37のレーザ光を受けて静電潜像を形成する感光体38と、この感光体38を一様に帯電する帯電チャージャ39と、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、BK(ブラック)の4色を有し、感光体38の静電潜像を現像する現像装置52とを含んでいる。
【0020】
また、デジタル複写機30は、記録媒体を巻き付ける転写ドラム53と、現像されたトナー像を記録媒体に転写するための転写チャージャ54と、感光体38上の未転写のトナーを除去するクリーニング装置55と、記録媒体上のトナー像の定着を行なう定着装置56と、定着された記録媒体を排紙するための排紙トレイ57と、記録媒体を給紙する給紙装置58とを含んでいる。デジタル複写機30は、図1に示したような、第1の電源回路6及び第2の電源回路7を含むスイッチング電源装置により、待機モード時にも第2の電源回路7から安定な補助電源が供給されるため、待機モードから通常モードに移行する際、短時間で安定な動作を行なえる。その結果、デジタル複写機30は、待機モードから通常モードへの遷移時間を短くすることできる。このように、本発明によるスイッチング電源装置を搭載するデジタル複写機30においては、ユーザが操作を開始してから、目的の処理を終了するまでの待ち時間を短縮し、ユーザの満足度を向上できる。
【符号の説明】
【0021】
1 商用電源、2 整流回路、3 突入電流防止回路、4 力率改善回路、6 第1の電源回路、7 第2の電源回路、8 電源制御回路、9 電源制御回路、10 第1の負荷、11 第2の負荷、12 放電回路、44 PWM制御回路、46、47、48、49、50 電圧検出抵抗器、51 出力コンデンサ、61 トランス、61−P1 1次側回路(1次側巻き線)、61−S1 2次側回路(2次側巻き線)、63 PWM制御回路、70 第2の整流回路、71 平滑コンデンサ、75 PWM制御回路、76 スイッチングトランス、76−P1 1次側回路(1次側巻き線)、76−P3 1次側回路(1次側巻き線)、76−S1 2次側回路(2次側巻き線)、82 抵抗内蔵トランジスタ、91 論理IC、121 ダイオード、122 抵抗器、PC1、PC2、PC3 フォトカプラ、VCC 補助電源
【先行技術文献】
【特許文献】
【0022】
【特許文献1】特開2006−129651公報
【特許文献2】特開2004−72814公報
【特許文献3】特許第3466351号明細書

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通常動作モードと待機モードを有する第1の負荷を駆動するための第1の電源回路と、待機モードを持たない第2の負荷を駆動するための第2の電源回路を備えたスイッチング電源装置において、
前記第1の電源回路は、第1の整流回路と突入電流防止回路に接続された力率改善回路からなる直列回路を介して商用電源に接続され、前記第2の電源回路は第2の整流回路を介して前記商用電源に接続されていると共に、
前記第2の電源回路の1次側回路から整流して得た補助電源をオン・オフする電源制御回路を備え、
前記待機モードにおいて、前記補助電源を前記電源制御回路でオフすることによって、前記力率改善回路及び前記第1の電源回路のPWM制御回路の動作を停止して前記第1の負荷への電源供給を停止させることを特徴とするスイッチング電源装置。
【請求項2】
前記第2の電源回路は、2次側に少なくとも1つの出力と1次側に少なくとも2つの出力を有するスイッチングトランスを有し、前記1次側の出力の1つを整流して前記第2の電源回路のPWM制御回路に電力を供給し、前記1次側の出力のもう1つを整流して前記電源制御回路を経由して、前記第1の電源回路の前記PWM制御回路及び前記力率改善回路のPWM制御回路に補助電源を供給することを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
【請求項3】
請求項1または2項記載のスイッチング電源装置を搭載することを特徴とする画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−196135(P2012−196135A)
【公開日】平成24年10月11日(2012.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−136582(P2012−136582)
【出願日】平成24年6月18日(2012.6.18)
【分割の表示】特願2007−290105(P2007−290105)の分割
【原出願日】平成19年11月7日(2007.11.7)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】