照明装置
【課題】柱状部が柱状部よりも暗く見えてしまうのを抑制する。
【解決手段】光軸1'と角度をなす光源1からの光が入射する入射面を導光レンズ3のブロックに形成した照明装置100において、ブロックの入射面から導光された光を出射する柱状部を導光レンズ3に形成し、柱状部よりも光軸1'から離れている柱状部の外径側端部に入射するための光源1からの光が光軸1'となす角度と、その内径側端部に入射するための光源1からの光が光軸1'となす角度との差分を、柱状部の外径側端部に入射するための光源1からの光が光軸1'となす角度と、その内径側端部に入射するための光源1からの光が光軸1'となす角度との差分より小さくした。
【解決手段】光軸1'と角度をなす光源1からの光が入射する入射面を導光レンズ3のブロックに形成した照明装置100において、ブロックの入射面から導光された光を出射する柱状部を導光レンズ3に形成し、柱状部よりも光軸1'から離れている柱状部の外径側端部に入射するための光源1からの光が光軸1'となす角度と、その内径側端部に入射するための光源1からの光が光軸1'となす角度との差分を、柱状部の外径側端部に入射するための光源1からの光が光軸1'となす角度と、その内径側端部に入射するための光源1からの光が光軸1'となす角度との差分より小さくした。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、導光レンズの入射側表面から導光レンズに入射した光源からの光が、導光レンズの出射側表面に形成された複数の柱状部から出射する照明装置に関する。
【0002】
特に、本発明は、光源の光軸からの距離が互いに異なる位置に導光レンズの複数の柱状部を配置することができる照明装置に関する。
【0003】
更に、本発明は、光源の光軸方向から導光レンズを見た時に、光源の光軸から近い位置に配置され、弱い光が出射する柱状部の先端部が、光源の光軸から離れた位置に配置され、強い光が出射する柱状部の先端部よりも暗く見えてしまうのを抑制することができる照明装置に関する。
【背景技術】
【0004】
従来から、導光レンズの入射側表面から導光レンズに入射した光源からの光が、導光レンズの出射側表面に形成された複数の柱状部から出射する照明装置(灯具)が知られている。この種の照明装置(灯具)の例としては、例えば特許文献1(特開2006−244923号公報)の段落0038、図4および図5に記載されたものがある。
【0005】
特許文献1の段落0038、図4および図5に記載された照明装置(灯具)では、光源の光軸を含む複数の平面によって、導光レンズが6個のブロックに仮想分割されている。更に、光源の光軸と小さい角度をなして光源から照射された光が入射する第1入射面と、第1入射面からの光を出射する第1出射面とが、導光レンズのうち、光源の光軸上の部分に形成されている。また、光源の光軸と大きい角度をなして光源から照射された光が入射する第2入射面が第1入射面の周りに形成されている。
【0006】
詳細には、特許文献1の段落0038、図4および図5に記載された照明装置(灯具)では、第2入射面からの光を6個のブロックの柱状部に導光するための複数の反射面が、それぞれのブロックに形成されている。更に、柱状部によって導光された光を照明装置(灯具)の照射方向に出射する先端面が、各柱状部の先端部に形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2006−244923号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、特許文献1の段落0038、図4および図5に記載された照明装置(灯具)では、導光レンズの複数の柱状部が光源の光軸から等距離の位置に配置されている。仮に、光源の光軸からの距離が互いに異なる位置に複数の柱状部を配置すると、ある柱状部の先端部から出射するために光源から照射された光が光源の光軸となす角度が、他の柱状部の先端部から出射するために光源から照射された光が光源の光軸となす角度よりも大きくなり、その結果、ある柱状部の先端部から弱い光が出射し、他の柱状部の先端部から強い光が出射することになる。
【0009】
つまり、仮に、光源の光軸からの距離が互いに異なる位置に複数の柱状部を配置すると、光源の光軸方向から導光レンズを見た時に、弱い光が出射する柱状部の先端部が、強い光が出射する柱状部の先端部よりも暗く見えてしまうおそれがある。
【0010】
前記問題点に鑑み、本発明は、光源の光軸方向から導光レンズを見た時に、光源の光軸から近い位置に配置され、弱い光が出射する柱状部の先端部が、光源の光軸から離れた位置に配置され、強い光が出射する柱状部の先端部よりも暗く見えてしまうのを抑制することができる照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
請求項1に記載の発明によれば、光源(1)と、導光レンズ(3)とを具備し、
導光レンズ(3)の入射側表面(3−1)から導光レンズ(1)に入射した光源(1)からの光の少なくとも一部分が、導光レンズ(3)の出射側表面(3−2)から出射する照明装置(100)において、
光源(1)から照射される光と光源(1)の光軸(1’)とがなす角度が大きくなるに従って光源(1)から照射される光の光度が低くなる光源(1)を用い、
光源(1)の光軸(1’)を含む複数の平面によって、導光レンズ(3)を第1から第n(nは2以上の整数)のブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)に仮想分割し、
光源(1)の光軸(1’)と第1の角度(θa1,θb1,θc1,θd1,θe1,θf1,θg1,θh1,θi1,θj1,θk1,θm1)をなして光源(1)から照射された光が入射する第1入射面(3a1a,3b1a,3c1a,3d1a,3e1a,3f1a,3g1a,3h1a,3i1a,3j1a,3k1a,3m1a)を各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)に形成し、
各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)の第1入射面(3a1a,3b1a,3c1a,3d1a,3e1a,3f1a,3g1a,3h1a,3i1a,3j1a,3k1a,3m1a)を透過した光源(1)からの光が光源(1)の光軸(1’)に概略平行な光になるように、光源(1)の光軸(1’)を中心に曲線(ab)を360°回転させることにより得られる回転面によって各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)の第1入射面(3a1a,3b1a,3c1a,3d1a,3e1a,3f1a,3g1a,3h1a,3i1a,3j1a,3k1a,3m1a)を構成し、
各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)の第1入射面(3a1a,3b1a,3c1a,3d1a,3e1a,3f1a,3g1a,3h1a,3i1a,3j1a,3k1a,3m1a)からの光の少なくとも一部を導光する第1柱状部(3−2a1)を導光レンズ(3)の出射側表面(3−2)に形成し、
光源(1)の光軸(1’)と第1の角度(θa1,θb1,θc1,θd1,θe1,θf1,θg1,θh1,θi1,θj1,θk1,θm1)より大きい第2の角度(θa2)をなして光源(1)から照射された光、および、光源(1)の光軸(1’)と第2の角度(θa2)より大きい第3の角度(θb3)をなして光源(1)から照射された光が入射する第2入射面(3a1b,3b1b,3c1b,3d1b,3e1b,3f1b,3g1b,3h1b,3i1b,3j1b,3k1b,3m1b)を各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)に形成し、
光源(1)の光軸(1’)を中心に曲線または直線(bc)を360°回転させることにより得られる回転面によって各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)の第2入射面(3a1b,3b1b,3c1b,3d1b,3e1b,3f1b,3g1b,3h1b,3i1b,3j1b,3k1b,3m1b)を構成し、
光源(1)の光軸(1’)と第2の角度(θa2)をなして光源(1)から照射され、第1ブロック(3a)の第2入射面(3a1b)を透過した光を光源(1)の光軸(1’)方向に反射する反射面(3a2a)を第1ブロック(3a)に形成し、
光源(1)の光軸(1’)を中心に直線または曲線(de)を、第1ブロック(3a)の中心角(θ3a)に相当する角度だけ回転させることにより得られる回転面によって第1ブロック(3a)の反射面(3a2a)を構成し、
第1ブロック(3a)の反射面(3a2a)からの光の少なくとも一部を導光する第2柱状部(3−2a2)を導光レンズ(3)の出射側表面(3−2)に形成し、
第2柱状部(3−2a2)によって導光された光を照明装置(100)の照射方向に出射する先端面(3−2a2a1,3−2a2a2,3−2a2a3,3−2a2a4,3−2a2a5,3−2a2a6,3−2a2a7,3−2a2a8)を第2柱状部(3−2a2)の先端部(3−2a2a)に形成し、
光源(1)の光軸(1’)と第3の角度(θb3)をなして光源(1)から照射され、第1ブロック(3a)に隣接する第2ブロック(3b)の第2入射面(3b1b)を透過した光を光源(1)の光軸(1’)方向に反射する反射面(3b2b)を第2ブロック(3b)に形成し、
第1ブロック(3a)の反射面(3a2a)よりも光源(1)の光軸(1’)から近い位置に第2ブロック(3b)の反射面(3b2b)を配置し、
光源(1)の光軸(1’)を中心に直線または曲線(jk)を、第2ブロック(3b)の中心角(θ3b)に相当する角度だけ回転させることにより得られる回転面によって第2ブロック(3b)の反射面(3b2b)を構成し、
第2ブロック(3b)の反射面(3b2b)からの光の少なくとも一部を導光する第3柱状部(3−2a5)を導光レンズ(3)の出射側表面(3−2)に形成し、
第2柱状部(3−2a2)よりも光源(1)の光軸(1’)から近い位置に第3柱状部(3−2a5)を配置し、
第3柱状部(3−2a5)によって導光された光を照明装置(100)の照射方向に出射する先端面(3−2a5a1,3−2a5a2,3−2a5a3,3−2a5a4,3−2a5a5)を第3柱状部(3−2a5)の先端部(3−2a5a)に形成し、
第2柱状部(3−2a2)の外径側端部(3−2a2bout)に入射するために光源(1)から照射される光が光源(1)の光軸(1’)となす角度θa2aと、第2柱状部(3−2a2)の内径側端部(3−2a2bin)に入射するために光源(1)から照射される光が光源(1)の光軸(1’)となす角度θa2bとの差分(θa2b−θa2a)が、
第3柱状部(3−2a5)の外径側端部(3−2a5bout)に入射するために光源(1)から照射される光が光源(1)の光軸(1’)となす角度θb3aと、第3柱状部(3−2a5)の内径側端部(3−2a5bin)に入射するために光源(1)から照射される光が光源(1)の光軸(1’)となす角度θb3bとの差分(θb3b−θb3a)よりも小さくなるように、
第2柱状部(3−2a2)および第3柱状部(3−2a5)を形成したことを特徴とする照明装置(100)が提供される。
【0012】
請求項2に記載の発明によれば、第2柱状部(3−2a2)の先端部(3−2a2a)を複数の異なる先端面(3−2a2a1,3−2a2a2,3−2a2a3,3−2a2a4,3−2a2a5,3−2a2a6,3−2a2a7,3−2a2a8)によって構成し、
第3柱状部(3−2a5)の先端部(3−2a5a)を複数の異なる先端面(3−2a5a1,3−2a5a2,3−2a5a3,3−2a5a4,3−2a5a5)によって構成し、
第2柱状部(3−2a2)よりも光源(1)の光軸(1’)から近い位置に配置された第3柱状部(3−2a5)の先端面(3−2a5a1,3−2a5a2,3−2a5a3,3−2a5a4,3−2a5a5)の数を、第2柱状部(3−2a2)の先端面(3−2a2a1,3−2a2a2,3−2a2a3,3−2a2a4,3−2a2a5,3−2a2a6,3−2a2a7,3−2a2a8)の数よりも少なくしたことを特徴とする請求項1に記載の照明装置(100)が提供される。
【0013】
請求項3に記載の発明によれば、第1柱状部(3−2a1)の先端部(3−2a1a)を第2柱状部(3−2a2)の先端部(3−2a2a)および第3柱状部(3−2a5)の先端部(3−2a5a)よりも突出させ、
第1柱状部(3−2a1)の先端部(3−2a1a)を凹状に形成し、
導光レンズ(3)の周囲にリフレクタ(4)を配置し、
第1柱状部(3−2a1)によって導光された光源(1)からの光の少なくとも一部が、第1柱状部(3−2a1)の先端部(3−2a1a)によって反射され、第1柱状部(3−2a1)の側面部(3−2a1b)を透過し、リフレクタ(4)によって反射され、概略光源(1)の光軸(1’)方向に照射されることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置(100)が提供される。
【発明の効果】
【0014】
請求項1に記載の照明装置(100)では、光源(1)と導光レンズ(3)とが設けられている。更に、導光レンズ(3)の入射側表面(3−1)から導光レンズ(1)に入射した光源(1)からの光の少なくとも一部分が、導光レンズ(3)の出射側表面(3−2)から出射する。
【0015】
詳細には、請求項1に記載の照明装置(100)では、光源(1)から照射される光と光源(1)の光軸(1’)とがなす角度が大きくなるに従って光源(1)から照射される光の光度が低くなる光源(1)が用いられている。また、光源(1)の光軸(1’)を含む複数の平面によって、導光レンズ(3)を第1から第n(nは2以上の整数)のブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)に仮想分割されている。更に、光源(1)の光軸(1’)と第1の角度(θa1,θb1,θc1,θd1,θe1,θf1,θg1,θh1,θi1,θj1,θk1,θm1)をなして光源(1)から照射された光が入射する第1入射面(3a1a,3b1a,3c1a,3d1a,3e1a,3f1a,3g1a,3h1a,3i1a,3j1a,3k1a,3m1a)が各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)に形成されている。
【0016】
また、請求項1に記載の照明装置(100)では、各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)の第1入射面(3a1a,3b1a,3c1a,3d1a,3e1a,3f1a,3g1a,3h1a,3i1a,3j1a,3k1a,3m1a)を透過した光源(1)からの光が光源(1)の光軸(1’)に概略平行な光になるように、光源(1)の光軸(1’)を中心に曲線(ab)を360°回転させることにより得られる回転面によって各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)の第1入射面(3a1a,3b1a,3c1a,3d1a,3e1a,3f1a,3g1a,3h1a,3i1a,3j1a,3k1a,3m1a)が構成されている。更に、各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)の第1入射面(3a1a,3b1a,3c1a,3d1a,3e1a,3f1a,3g1a,3h1a,3i1a,3j1a,3k1a,3m1a)からの光の少なくとも一部を導光する第1柱状部(3−2a1)が導光レンズ(3)の出射側表面(3−2)に形成されている。
【0017】
更に、請求項1に記載の照明装置(100)では、光源(1)の光軸(1’)と第1の角度(θa1,θb1,θc1,θd1,θe1,θf1,θg1,θh1,θi1,θj1,θk1,θm1)より大きい第2の角度(θa2)をなして光源(1)から照射された光、および、光源(1)の光軸(1’)と第2の角度(θa2)より大きい第3の角度(θb3)をなして光源(1)から照射された光が入射する第2入射面(3a1b,3b1b,3c1b,3d1b,3e1b,3f1b,3g1b,3h1b,3i1b,3j1b,3k1b,3m1b)が各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)に形成されている。また、光源(1)の光軸(1’)を中心に曲線または直線(bc)を360°回転させることにより得られる回転面によって各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)の第2入射面(3a1b,3b1b,3c1b,3d1b,3e1b,3f1b,3g1b,3h1b,3i1b,3j1b,3k1b,3m1b)が構成されている。
【0018】
また、請求項1に記載の照明装置(100)では、光源(1)の光軸(1’)と第2の角度(θa2)をなして光源(1)から照射され、第1ブロック(3a)の第2入射面(3a1b)を透過した光を光源(1)の光軸(1’)方向に反射する反射面(3a2a)が第1ブロック(3a)に形成されている。更に、光源(1)の光軸(1’)を中心に直線または曲線(de)を、第1ブロック(3a)の中心角(θ3a)に相当する角度だけ回転させることにより得られる回転面によって第1ブロック(3a)の反射面(3a2a)が構成されている。
【0019】
更に、請求項1に記載の照明装置(100)では、第1ブロック(3a)の反射面(3a2a)からの光の少なくとも一部を導光する第2柱状部(3−2a2)が導光レンズ(3)の出射側表面(3−2)に形成されている。また、第2柱状部(3−2a2)によって導光された光を照明装置(100)の照射方向に出射する先端面(3−2a2a1,3−2a2a2,3−2a2a3,3−2a2a4,3−2a2a5,3−2a2a6,3−2a2a7,3−2a2a8)が第2柱状部(3−2a2)の先端部(3−2a2a)に形成されている。
【0020】
また、請求項1に記載の照明装置(100)では、光源(1)の光軸(1’)と第3の角度(θb3)をなして光源(1)から照射され、第1ブロック(3a)に隣接する第2ブロック(3b)の第2入射面(3b1b)を透過した光を光源(1)の光軸(1’)方向に反射する反射面(3b2b)が第2ブロック(3b)に形成されている。更に、第1ブロック(3a)の反射面(3a2a)よりも光源(1)の光軸(1’)から近い位置に第2ブロック(3b)の反射面(3b2b)が配置されている。また、光源(1)の光軸(1’)を中心に直線または曲線(jk)を、第2ブロック(3b)の中心角(θ3b)に相当する角度だけ回転させることにより得られる回転面によって第2ブロック(3b)の反射面(3b2b)が構成されている。
【0021】
更に、請求項1に記載の照明装置(100)では、第2ブロック(3b)の反射面(3b2b)からの光の少なくとも一部を導光する第3柱状部(3−2a5)が導光レンズ(3)の出射側表面(3−2)に形成されている。また、第2柱状部(3−2a2)よりも光源(1)の光軸(1’)から近い位置に第3柱状部(3−2a5)が配置されている。
【0022】
つまり、請求項1に記載の照明装置(100)では、光源(1)の光軸(1’)からの距離が互いに異なる位置に複数の柱状部(3−2a2,3−2a5)が配置されている。
【0023】
また、請求項1に記載の照明装置(100)では、第3柱状部(3−2a5)によって導光された光を照明装置(100)の照射方向に出射する先端面(3−2a5a1,3−2a5a2,3−2a5a3,3−2a5a4,3−2a5a5)が第3柱状部(3−2a5)の先端部(3−2a5a)に形成されている。
【0024】
詳細には、請求項1に記載の照明装置(100)では、第2柱状部(3−2a2)の外径側端部(3−2a2bout)に入射するために光源(1)から照射される光が光源(1)の光軸(1’)となす角度θa2aと、第2柱状部(3−2a2)の内径側端部(3−2a2bin)に入射するために光源(1)から照射される光が光源(1)の光軸(1’)となす角度θa2bとの差分(θa2b−θa2a)が、第3柱状部(3−2a5)の外径側端部(3−2a5bout)に入射するために光源(1)から照射される光が光源(1)の光軸(1’)となす角度θb3aと、第3柱状部(3−2a5)の内径側端部(3−2a5bin)に入射するために光源(1)から照射される光が光源(1)の光軸(1’)となす角度θb3bとの差分(θb3b−θb3a)よりも小さくなるように、第2柱状部(3−2a2)および第3柱状部(3−2a5)が形成されている。
【0025】
そのため、請求項1に記載の照明装置(100)によれば、光源(1)の光軸(1’)方向から導光レンズ(3)を見た時に、光源(1)の光軸(1’)から近い位置に配置され、弱い光が出射する第3柱状部(3−2a5)の先端部(3−2a5a)が、光源(1)の光軸(1’)から離れた位置に配置され、強い光が出射する第2柱状部(3−2a2)の先端部(3−2a2a)よりも暗く見えてしまうのを抑制することができる。
【0026】
請求項2に記載の照明装置(100)では、第2柱状部(3−2a2)の先端部(3−2a2a)が複数の異なる先端面(3−2a2a1,3−2a2a2,3−2a2a3,3−2a2a4,3−2a2a5,3−2a2a6,3−2a2a7,3−2a2a8)によって構成されている。また、第3柱状部(3−2a5)の先端部(3−2a5a)が複数の異なる先端面(3−2a5a1,3−2a5a2,3−2a5a3,3−2a5a4,3−2a5a5)によって構成されている。更に、第2柱状部(3−2a2)よりも光源(1)の光軸(1’)から近い位置に配置された第3柱状部(3−2a5)の先端面(3−2a5a1,3−2a5a2,3−2a5a3,3−2a5a4,3−2a5a5)の数が、第2柱状部(3−2a2)の先端面(3−2a2a1,3−2a2a2,3−2a2a3,3−2a2a4,3−2a2a5,3−2a2a6,3−2a2a7,3−2a2a8)の数よりも少なくされている。
【0027】
そのため、請求項2に記載の照明装置(100)によれば、光源(1)の光軸(1’)方向から導光レンズ(3)を見た時に、第2柱状部(3−2a2)の先端部(3−2a2a)の1個の先端面(3−2a2a1,3−2a2a2,3−2a2a3,3−2a2a4,3−2a2a5,3−2a2a6,3−2a2a7,3−2a2a8)の明るさと、第3柱状部(3−2a5)の先端部(3−2a5a)の1個の先端面(3−2a5a1,3−2a5a2,3−2a5a3,3−2a5a4,3−2a5a5)の明るさとが概略等しくなるようにすることができる。
【0028】
請求項3に記載の照明装置(100)では、第1柱状部(3−2a1)の先端部(3−2a1a)が第2柱状部(3−2a2)の先端部(3−2a2a)および第3柱状部(3−2a5)の先端部(3−2a5a)よりも突出せしめられている。更に、第1柱状部(3−2a1)の先端部(3−2a1a)が凹状に形成されている。また、導光レンズ(3)の周囲にリフレクタ(4)が配置されている。更に、第1柱状部(3−2a1)によって導光された光源(1)からの光の少なくとも一部が、第1柱状部(3−2a1)の先端部(3−2a1a)によって反射され、第1柱状部(3−2a1)の側面部(3−2a1b)を透過し、リフレクタ(4)によって反射され、概略光源(1)の光軸(1’)方向に照射される。
【0029】
そのため、請求項3に記載の照明装置(100)によれば、リフレクタ(4)が設けられていない場合や、光源(1)の光軸(1’)方向からリフレクタ(4)を見た時にリフレクタ(4)が光って見えない場合よりも、光源(1)の光軸(1’)方向から照明装置(100)を見た時に、光って見える部分の直径を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】第1の実施形態の照明装置100を概略的に示した図である。
【図2】第1の実施形態の照明装置100の一部を構成する導光レンズ3を説明するための図である。
【図3】第1の実施形態の照明装置100の一部を構成する導光レンズ3を説明するための図である。
【図4】第1の実施形態の照明装置100の一部を構成する導光レンズ3を説明するための図である。
【図5】第1の実施形態の照明装置100の一部を構成する導光レンズ3を説明するための図である。
【図6】第1の実施形態の照明装置100の一部を構成する導光レンズ3を説明するための図である。
【図7】第1の実施形態の照明装置100の一部を構成する導光レンズ3を説明するための図である。
【図8】第1の実施形態の照明装置100の一部を構成する導光レンズ3を説明するための図である。
【図9】第1の実施形態の照明装置100の一部を構成する導光レンズ3を説明するための図である。
【図10】図4(C)に示す断面内における導光レンズ3のブロック3a,3gおよびリフレクタ4の反射面4aによって導光される光源1からの光L1a,L1g,L2,L3,L14,L15の光路を示した図である。
【図11】図5(C)に示す断面内における導光レンズ3のブロック3b,3hおよびリフレクタ4の反射面4aによって導光される光源1からの光L1b,L1h,L4,L5,L16,L17の光路を示した図である。
【図12】図6(C)に示す断面内における導光レンズ3のブロック3c,3iおよびリフレクタ4の反射面4aによって導光される光源1からの光L1c,L1i,L6,L7,L18,L19の光路を示した図である。
【図13】図7(C)に示す断面内における導光レンズ3のブロック3d,3jおよびリフレクタ4の反射面4aによって導光される光源1からの光L1d,L1j,L8,L9,L20,L21の光路を示した図である。
【図14】図8(C)に示す断面内における導光レンズ3のブロック3e,3kおよびリフレクタ4の反射面4aによって導光される光源1からの光L1e,L1k,L10,L11,L22,L23の光路を示した図である。
【図15】図9(C)に示す断面内における導光レンズ3のブロック3f,3mおよびリフレクタ4の反射面4aによって導光される光源1からの光L1f,L1m,L12,L13,L24,L25の光路を示した図である。
【図16】図2(A)の一部を拡大して示した図である。
【図17】導光レンズ3のブロック3aの反射面3a2aおよび柱状部3−2a2を詳細に説明するための図4(C)と同様の断面図である。
【図18】導光レンズ3のブロック3bの反射面3b2bおよび柱状部3−2a5を詳細に説明するための図5(C)と同様の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
図1は第1の実施形態の照明装置100を概略的に示した図である。詳細には、図1(A)は第1の実施形態の照明装置100の正面図である。図1(B)は図1(A)のA−A線に沿った断面図である。図1(C)は図1(A)のB−B線に沿った断面図である。詳細には、図1(B)および図1(C)は光源1の光軸1’を含む第1の実施形態の照明装置100の断面図である。
【0032】
図2〜図9は第1の実施形態の照明装置100の一部を構成する導光レンズ3を説明するための図である。詳細には、図2(A)は導光レンズ3の正面図、図2(B)は導光レンズ3の右側面図、図2(C)は導光レンズ3の後側面図、図3は導光レンズ3の斜視図である。図4(A)導光レンズ3の一部を構成するブロック3a,3gの正面図、図4(B)はブロック3a,3gの後側面図、図4(C)は図4(A)のC−C線に沿った断面図である。図5(A)導光レンズ3の一部を構成するブロック3b,3hの正面図、図5(B)はブロック3b,3hの後側面図、図5(C)は図5(A)のD−D線に沿った断面図である。図6(A)導光レンズ3の一部を構成するブロック3c,3iの正面図、図6(B)はブロック3c,3iの後側面図、図6(C)は図6(A)のE−E線に沿った断面図である。図7(A)導光レンズ3の一部を構成するブロック3d,3jの正面図、図7(B)はブロック3d,3jの後側面図、図7(C)は図7(A)のF−F線に沿った断面図である。図8(A)導光レンズ3の一部を構成するブロック3e,3kの正面図、図8(B)はブロック3e,3kの後側面図、図8(C)は図8(A)のG−G線に沿った断面図である。図9(A)導光レンズ3の一部を構成するブロック3f,3mの正面図、図9(B)はブロック3f,3mの後側面図、図9(C)は図9(A)のH−H線に沿った断面図である。
【0033】
図10は図4(C)に示す断面内における導光レンズ3のブロック3a,3gおよびリフレクタ4(図1参照)の反射面4aによって導光される光源1からの光L1a,L1g,L2,L3,L14,L15の光路を示した図である。図11は図5(C)に示す断面内における導光レンズ3のブロック3b,3hおよびリフレクタ4(図1参照)の反射面4aによって導光される光源1からの光L1b,L1h,L4,L5,L16,L17の光路を示した図である。図12は図6(C)に示す断面内における導光レンズ3のブロック3c,3iおよびリフレクタ4(図1参照)の反射面4aによって導光される光源1からの光L1c,L1i,L6,L7,L18,L19の光路を示した図である。図13は図7(C)に示す断面内における導光レンズ3のブロック3d,3jおよびリフレクタ4(図1参照)の反射面4aによって導光される光源1からの光L1d,L1j,L8,L9,L20,L21の光路を示した図である。図14は図8(C)に示す断面内における導光レンズ3のブロック3e,3kおよびリフレクタ4(図1参照)の反射面4aによって導光される光源1からの光L1e,L1k,L10,L11,L22,L23の光路を示した図である。図15は図9(C)に示す断面内における導光レンズ3のブロック3f,3mおよびリフレクタ4(図1参照)の反射面4aによって導光される光源1からの光L1f,L1m,L12,L13,L24,L25の光路を示した図である。
【0034】
図16は図2(A)の一部を拡大して示した図である。図17は導光レンズ3のブロック3aの反射面3a2aおよび柱状部3−2a2を詳細に説明するための図4(C)と同様の断面図である。図18は導光レンズ3のブロック3bの反射面3b2bおよび柱状部3−2a5を詳細に説明するための図5(C)と同様の断面図である。
【0035】
第1の実施形態の照明装置100では、図1に示すように、光源1から照射される光と光源1の光軸1’とがなす角度が大きくなるに従って光源1から照射される光の光度が低くなる例えばLED光源などのような光源が基板2に実装されている。更に、光源1からの光を導光するための導光レンズ3が設けられている。詳細には、光源1が導光レンズ3の入射側表面3−1(図2参照)に対向して配置され、リフレクタ4の反射面4aが導光レンズ3の出射側表面3−2(図2参照)の周囲に配置されている。
【0036】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図2(A)に示すように、光源1(図1参照)の光軸1’を含む複数の平面によって、導光レンズ3が例えば12個のブロック3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3mに仮想分割されている。第2の実施形態の照明装置100では、代わりに、2以上であって12以外の任意の数のブロック3a,3b,…に導光レンズ3を仮想分割することも可能である。
【0037】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図1(A)および図2(A)に示すように、光源1(図1参照)の光軸1’を中心とする各ブロック3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3mの中心角θ3a,θ3b,θ3c,θ3d,θ3e,θ3f,θ3g,θ3h,θ3i,θ3j,θ3k,θ3m(図1(A)参照)が例えば30°に設定されている。第3の実施形態の照明装置100では、代わりに、各ブロック3a,3b,…の中心角θ3a,θ3b,…を、30°以外の任意の角度に設定したり、互いに異ならせたりすることも可能である。
【0038】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図4に示すように、柱状部3−2a1,3−2a2,3−2a3,3−2a14,3−2a15を除き、図4(C)に示す断面形状を、光源1(図1参照)の光軸1’を中心に30°回転させることにより得られる扇形の回転体を基本としてブロック3a,3gが構成されている。更に、図5に示すように、柱状部3−2a1,3−2a4,3−2a5,3−2a16,3−2a17を除き、図5(C)に示す断面形状を、光源1の光軸1’を中心に30°回転させることにより得られる扇形の回転体を基本としてブロック3b,3hが構成されている。また、図6に示すように、柱状部3−2a1,3−2a6,3−2a7,3−2a18,3−2a19を除き、図6(C)に示す断面形状を、光源1の光軸1’を中心に30°回転させることにより得られる扇形の回転体を基本としてブロック3c,3iが構成されている。更に、図7に示すように、柱状部3−2a1,3−2a8,3−2a9,3−2a20,3−2a21を除き、図7(C)に示す断面形状を、光源1の光軸1’を中心に30°回転させることにより得られる扇形の回転体を基本としてブロック3d,3jが構成されている。また、図8に示すように、柱状部3−2a1,3−2a10,3−2a11,3−2a22,3−2a23を除き、図8(C)に示す断面形状を、光源1の光軸1’を中心に30°回転させることにより得られる扇形の回転体を基本としてブロック3e,3kが構成されている。更に、図9に示すように、柱状部3−2a1,3−2a12,3−2a13,3−2a24,3−2a25を除き、図9(C)に示す断面形状を、光源1の光軸1’を中心に30°回転させることにより得られる扇形の回転体を基本としてブロック3f,3mが構成されている。
【0039】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図10(A)に示すように、光源1の光軸1’(図4(C)参照)と角度θa1,θg1をなして光源1から照射された光が入射する入射面3a1a,3g1a(図4(B)および図4(C)参照)がブロック3a,3gに形成されている。また、図11(A)に示すように、光源1の光軸1’(図5(C)参照)と角度θb1,θh1をなして光源1から照射された光が入射する入射面3b1a,3h1a(図5(B)および図5(C)参照)がブロック3b,3hに形成されている。更に、図12(A)に示すように、光源1の光軸1’(図6(C)参照)と角度θc1,θi1をなして光源1から照射された光が入射する入射面3c1a,3i1a(図6(B)および図6(C)参照)がブロック3c,3iに形成されている。また、図13(A)に示すように、光源1の光軸1’(図7(C)参照)と角度θd1,θj1をなして光源1から照射された光が入射する入射面3d1a,3j1a(図7(B)および図7(C)参照)がブロック3d,3jに形成されている。更に、図14(A)に示すように、光源1の光軸1’(図8(C)参照)と角度θe1,θk1をなして光源1から照射された光が入射する入射面3e1a,3k1a(図8(B)および図8(C)参照)がブロック3e,3kに形成されている。また、図15(A)に示すように、光源1の光軸1’(図9(C)参照)と角度θf1,θm1をなして光源1から照射された光が入射する入射面3f1a,3m1a(図9(B)および図9(C)参照)がブロック3f,3mに形成されている。
【0040】
詳細には、第1の実施形態の照明装置100では、図10(A)、図11(A)、図12(A)、図13(A)、図14(A)および図15(A)に示すように、各ブロック3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3mの入射面3a1a,3b1a,3c1a,3d1a,3e1a,3f1a,3g1a,3h1a,3i1a,3j1a,3k1a,3m1aを透過した光源1からの光が光源1の光軸1’に概略平行な光になるように、光源1の光軸1’を中心に曲線ab(図4(C)参照)を360°回転させることにより得られる凸状の回転面によって各ブロック3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3mの入射面3a1a,3b1a,3c1a,3d1a,3e1a,3f1a,3g1a,3h1a,3i1a,3j1a,3k1a,3m1aが構成されている。
【0041】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図10(A)、図11(A)、図12(A)、図13(A)、図14(A)および図15(A)に示すように、各ブロック3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3mの入射面3a1a,3b1a,3c1a,3d1a,3e1a,3f1a,3g1a,3h1a,3i1a,3j1a,3k1a,3m1a(図4、図5、図6、図7、図8および図9参照)からの光を導光する柱状部3−2a1(図4(C)、図5(C)、図6(C)、図7(C)、図8(C)、図9(C)および図16参照)が導光レンズ3(図2参照)の出射側表面3−2(図2参照)に形成されている。
【0042】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図10に示すように、光源1の光軸1’(図4(C)参照)と角度θa2(>θa1),θg2(>θg1)をなして光源1から照射された光、および、光源1の光軸1’と角度θa3(>θa2),θg3(>θg2)をなして光源1から照射された光が入射する入射面3a1b,3g1b(図4(B)および図4(C)参照)がブロック3a,3gに形成されている。また、図11に示すように、光源1の光軸1’(図5(C)参照)と角度θb2(>θb1),θh2(>θh1)をなして光源1から照射された光、および、光源1の光軸1’と角度θb3(>θb2>θa2),θh3(>θh2>θg2)をなして光源1から照射された光が入射する入射面3b1b,3h1b(図5(B)および図5(C)参照)がブロック3b,3hに形成されている。更に、図12に示すように、光源1の光軸1’(図6(C)参照)と角度θc2(>θc1),θi2(>θi1)をなして光源1から照射された光、および、光源1の光軸1’と角度θc3(>θc2),θi3(>θi2)をなして光源1から照射された光が入射する入射面3c1b,3i1b(図6(B)および図6(C)参照)がブロック3c,3iに形成されている。また、図13に示すように、光源1の光軸1’(図7(C)参照)と角度θd2(>θd1),θj2(>θj1)をなして光源1から照射された光、および、光源1の光軸1’と角度θd3(>θd2>θc2),θj3(>θj2>θi2)をなして光源1から照射された光が入射する入射面3d1b,3j1b(図7(B)および図7(C)参照)がブロック3d,3jに形成されている。更に、図14に示すように、光源1の光軸1’(図8(C)参照)と角度θe2(>θe1),θk2(>θk1)をなして光源1から照射された光、および、光源1の光軸1’と角度θe3(>θe2),θk3(>θk2)をなして光源1から照射された光が入射する入射面3e1b,3k1b(図8(B)および図8(C)参照)がブロック3e,3kに形成されている。また、図14に示すように、光源1の光軸1’(図9(C)参照)と角度θf2(>θf1),θm2(>θm1)をなして光源1から照射された光、および、光源1の光軸1’と角度θf3(>θf2>θe2),θm3(>θm2>θk2)をなして光源1から照射された光が入射する入射面3f1b,3m1b(図9(B)および図9(C)参照)がブロック3d,3jに形成されている。
【0043】
詳細には、第1の実施形態の照明装置100では、図4(C)、図5(C)、図6(C)、図7(C)、図8(C)および図9(C)に示すように、光源1(図1参照)の光軸1’を中心に直線bcを360°回転させることにより得られる回転面によって各ブロック3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3mの入射面3a1b,3b1b,3c1b,3d1b,3e1b,3f1b,3g1b,3h1b,3i1b,3j1b,3k1b,3m1bが構成されている。
【0044】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図10(B)に示すように、光源1の光軸1’(図4参照)と角度θa2をなして光源1から照射され、ブロック3aの入射面3a1b(図4(C)参照)を透過した光を光源1の光軸1’の方向に反射する反射面3a2aがブロック3aに形成されている。詳細には、光源1の光軸1’を中心に直線または曲線deを、ブロック3aの中心角θ3a(図1(A)参照)に相当する角度だけ回転させることにより得られる回転面によってブロック3aの反射面3a2aが構成されている。
【0045】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図10(B)に示すように、ブロック3aの反射面3a2aからの光を導光する柱状部3−2a2が導光レンズ3(図2参照)の出射側表面3−2(図2参照)に形成されている。また、柱状部3−2a2によって導光され、柱状部3−2a2の先端部3−2a2a(図4参照)の先端面3−2a2a1,3−2a2a2,3−2a2a3,3−2a2a4,3−2a2a5,3−2a2a6,3−2a2a7,3−2a2a8(図16参照)のいずれかを透過した光L2が、照明装置100の照射方向(図10(B)の上側)に照射される。
【0046】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図10(A)に示すように、光源1の光軸1’(図4参照)と角度θa3をなして光源1から照射され、ブロック3aの入射面3a1b(図4(C)参照)を透過した光を光源1の光軸1’の方向に反射する反射面3a2bがブロック3aに形成されている。詳細には、光源1の光軸1’を中心に直線または曲線を、ブロック3aの中心角θ3a(図1(A)参照)に相当する角度だけ回転させることにより得られる回転面によってブロック3aの反射面3a2bが構成されている。
【0047】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図10(A)に示すように、ブロック3aの反射面3a2bからの光を導光する柱状部3−2a3(図4参照)が導光レンズ3(図2参照)の出射側表面3−2(図2参照)に形成されている。また、柱状部3−2a3によって導光され、柱状部3−2a3の先端部3−2a3a(図4参照)を透過した光L3が、照明装置100の照射方向(図10(A)の上側)に照射される。
【0048】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図4(C)に示すように、導光レンズ3(図2参照)の出射側表面3−2(図2参照)と反射面3a2aとを接続する入射側接続面3a3aと、反射面3a2aと反射面3a2bとを接続する入射側接続面3a3bと、反射面3a2bと入射面3a1bとを接続する入射側接続面3a3cとがブロック3aの入射側表面3−1(図2参照)に形成されている。
【0049】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図4(C)に示すように、柱状部3−2a1,3−2a2,3−2a3の相互間を接続する出射側接続面3−2bがブロック3aの出射側表面3−2(図2参照)に形成されている。また、柱状部3−2a1の先端部3−2a1aと出射側接続面3−2bとが柱状部3−2a1の側面部3−2a1bによって接続され、柱状部3−2a2の先端部3−2a2aと出射側接続面3−2bとが柱状部3−2a2の側面部3−2a2bによって接続され、柱状部3−2a3の先端部3−2a3aと出射側接続面3−2bとが柱状部3−2a3の側面部3−2a3bによって接続されている。
【0050】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図4(A)および図4(C)に示すように、光源1(図1参照)の光軸1’を中心にブロック3aおよび柱状部3−2a2,3−2a3を図4(A)の反時計回りに180°回転させて複写することにより、ブロック3gおよび柱状部3−2a14,3−2a15が得られる。
【0051】
そのため、第1の実施形態の照明装置100では、図10(B)に示すように、光源1の光軸1’(図4参照)と角度θg2をなして光源1から照射され、ブロック3gの入射面3g1b(図4(C)参照)を透過した光が、反射面3a2aによって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a14によって導光され、柱状部3−2a14の先端部を透過した光L14が、照明装置100の照射方向(図10(B)の上側)に照射される。
【0052】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図10(A)に示すように、光源1の光軸1’(図4参照)と角度θg3をなして光源1から照射され、ブロック3gの入射面3g1b(図4(C)参照)を透過した光が、反射面3a2bによって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a15(図4参照)によって導光され、柱状部3−2a15の先端部を透過した光L15が、照明装置100の照射方向(図10(A)の上側)に照射される。
【0053】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図4(A)、図4(C)、図6(A)および図6(C)に示すように、光源1(図1参照)の光軸1’を中心にブロック3aおよび柱状部3−2a2,3−2a3を図4(A)の反時計回りに60°回転させて複写することにより、ブロック3cおよび柱状部3−2a6,3−2a7が得られる。
【0054】
そのため、第1の実施形態の照明装置100では、図12(B)に示すように、光源1の光軸1’(図6参照)と角度θc2をなして光源1から照射され、ブロック3cの入射面3c1b(図6(C)参照)を透過した光が、反射面3c2aによって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a6によって導光され、柱状部3−2a6の先端部を透過した光L6が、照明装置100の照射方向(図12(B)の上側)に照射される。
【0055】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図12(A)に示すように、光源1の光軸1’(図6参照)と角度θc3をなして光源1から照射され、ブロック3cの入射面3c1b(図6(C)参照)を透過した光が、反射面3c2bによって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a7(図6参照)によって導光され、柱状部3−2a7の先端部を透過した光L7が、照明装置100の照射方向(図12(A)の上側)に照射される。
【0056】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図4(A)、図4(C)、図6(A)および図6(C)に示すように、光源1(図1参照)の光軸1’を中心にブロック3aおよび柱状部3−2a2,3−2a3を図4(A)の反時計回りに240°回転させて複写することにより、ブロック3iおよび柱状部3−2a18,3−2a19が得られる。
【0057】
そのため、第1の実施形態の照明装置100では、図12(B)に示すように、光源1の光軸1’(図6参照)と角度θi2をなして光源1から照射され、ブロック3iの入射面3i1b(図6(C)参照)を透過した光が、反射面3i2aによって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a18によって導光され、柱状部3−2a18の先端部を透過した光L18が、照明装置100の照射方向(図12(B)の上側)に照射される。
【0058】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図12(A)に示すように、光源1の光軸1’(図6参照)と角度θi3をなして光源1から照射され、ブロック3iの入射面3i1b(図6(C)参照)を透過した光が、反射面3i2bによって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a19(図6参照)によって導光され、柱状部3−2a19の先端部を透過した光L19が、照明装置100の照射方向(図12(A)の上側)に照射される。
【0059】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図4(A)、図4(C)、図8(A)および図8(C)に示すように、光源1(図1参照)の光軸1’を中心にブロック3aおよび柱状部3−2a2,3−2a3を図4(A)の反時計回りに120°回転させて複写することにより、ブロック3eおよび柱状部3−2a10,3−2a11が得られる。
【0060】
そのため、第1の実施形態の照明装置100では、図14(B)に示すように、光源1の光軸1’(図8参照)と角度θe2をなして光源1から照射され、ブロック3eの入射面3e1b(図8(C)参照)を透過した光が、反射面3e2aによって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a10によって導光され、柱状部3−2a10の先端部を透過した光L10が、照明装置100の照射方向(図14(B)の上側)に照射される。
【0061】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図14(A)に示すように、光源1の光軸1’(図8参照)と角度θe3をなして光源1から照射され、ブロック3eの入射面3e1b(図8(C)参照)を透過した光が、反射面3e2bによって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a11(図8参照)によって導光され、柱状部3−2a11の先端部を透過した光L11が、照明装置100の照射方向(図14(A)の上側)に照射される。
【0062】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図4(A)、図4(C)、図8(A)および図8(C)に示すように、光源1(図1参照)の光軸1’を中心にブロック3aおよび柱状部3−2a2,3−2a3を図4(A)の反時計回りに300°回転させて複写することにより、ブロック3kおよび柱状部3−2a22,3−2a23が得られる。
【0063】
そのため、第1の実施形態の照明装置100では、図14(B)に示すように、光源1の光軸1’(図8参照)と角度θk2をなして光源1から照射され、ブロック3kの入射面3k1b(図8(C)参照)を透過した光が、反射面3k2aによって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a22によって導光され、柱状部3−2a22の先端部を透過した光L22が、照明装置100の照射方向(図14(B)の上側)に照射される。
【0064】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図14(A)に示すように、光源1の光軸1’(図8参照)と角度θk3をなして光源1から照射され、ブロック3kの入射面3k1b(図8(C)参照)を透過した光が、反射面3k2bによって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a23(図8参照)によって導光され、柱状部3−2a23の先端部を透過した光L23が、照明装置100の照射方向(図14(A)の上側)に照射される。
【0065】
第1の実施形態の照明装置100では、ブロック3c,3e,3g,3i,3kがブロック3aに対して回転および複写の関係を有するように構成されているが、第4の実施形態の照明装置100では、代わりに、ブロック3c,3e,3g,3i,3kのそれぞれをブロック3aに対して無関係に構成することも可能である。
【0066】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図11(A)に示すように、光源1の光軸1’(図5参照)と角度θb3をなして光源1から照射され、ブロック3a(図2参照)に隣接するブロック3bの入射面3b1b(図5参照)を透過した光を光源1の光軸1’の方向に反射する反射面3b2bがブロック3bに形成されている。更に、図4(C)および図5(C)に示すように、ブロック3aの反射面3a2aよりも光源1の光軸1’から近い位置にブロック3bの反射面3b2bが配置されている。詳細には、図5に示すように、光源1の光軸1’を中心に直線または曲線jk(図5(C)参照)を、ブロック3bの中心角θ3b(図1参照)に相当する角度だけ回転させることにより得られる回転面によってブロック3bの反射面3b2bが構成されている。
【0067】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図11(A)に示すように、ブロック3bの反射面3b2bからの光を導光する柱状部3−2a5(図5参照)が導光レンズ3(図2参照)の出射側表面3−2(図2参照)に形成されている。また、図4および図5に示すように、柱状部3−2a2よりも光源1の光軸1’から近い位置に柱状部3−2a5が配置されている。更に、図11(A)に示すように、柱状部3−2a5によって導光され、柱状部3−2a5の先端部3−2a5a(図5参照)の先端面3−2a5a1,3−2a5a2,3−2a5a3,3−2a5a4,3−2a5a5(図16参照)のいずれかを透過した光L5が、照明装置100の照射方向(図11(A)の上側)に照射される。
【0068】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図11(B)に示すように、光源1の光軸1’(図5参照)と角度θb2をなして光源1から照射され、ブロック3bの入射面3b1b(図5参照)を透過した光を光源1の光軸1’の方向に反射する反射面3b2aがブロック3bに形成されている。詳細には、図5に示すように、光源1の光軸1’を中心に直線または曲線を、ブロック3bの中心角θ3b(図1参照)に相当する角度だけ回転させることにより得られる回転面によってブロック3bの反射面3b2aが構成されている。
【0069】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図11(B)に示すように、ブロック3bの反射面3b2aからの光を導光する柱状部3−2a4(図5参照)が導光レンズ3(図2参照)の出射側表面3−2(図2参照)に形成されている。また、柱状部3−2a4によって導光され、柱状部3−2a4の先端部3−2a4a(図5参照)を透過した光L4が、照明装置100の照射方向(図11(B)の上側)に照射される。
【0070】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図5(C)に示すように、導光レンズ3(図2参照)の出射側表面3−2(図2参照)と反射面3b2aとを接続する入射側接続面3b3a1,3b3a2と、反射面3b2aと反射面3b2bとを接続する入射側接続面3b3bと、反射面3b2bと入射面3b1bとを接続する入射側接続面3b3cとがブロック3bの入射側表面3−1(図2参照)に形成されている。
【0071】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図5(C)に示すように、柱状部3−2a1,3−2a4,3−2a5の相互間を接続する出射側接続面3−2bがブロック3bの出射側表面3−2(図2参照)に形成されている。また、柱状部3−2a1の先端部3−2a1aと出射側接続面3−2bとが柱状部3−2a1の側面部3−2a1bによって接続され、柱状部3−2a4の先端部3−2a4aと出射側接続面3−2bとが柱状部3−2a4の側面部3−2a4bによって接続され、柱状部3−2a5の先端部3−2a5aと出射側接続面3−2bとが柱状部3−2a5の側面部3−2a5bによって接続されている。
【0072】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図5(A)および図5(C)に示すように、光源1(図1参照)の光軸1’を中心にブロック3bおよび柱状部3−2a4,3−2a5を図4(A)の反時計回りに180°回転させて複写することにより、ブロック3hおよび柱状部3−2a16,3−2a17が得られる。
【0073】
そのため、第1の実施形態の照明装置100では、図11(B)に示すように、光源1の光軸1’(図5参照)と角度θh2をなして光源1から照射され、ブロック3hの入射面3h1b(図5(C)参照)を透過した光が、反射面3h2aによって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a16によって導光され、柱状部3−2a16の先端部を透過した光L16が、照明装置100の照射方向(図11(B)の上側)に照射される。
【0074】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図11(A)に示すように、光源1の光軸1’(図5参照)と角度θh3をなして光源1から照射され、ブロック3hの入射面3h1b(図5(C)参照)を透過した光が、反射面3h2b(図5参照)によって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a17(図5参照)によって導光され、柱状部3−2a17の先端部を透過した光L17が、照明装置100の照射方向(図11(A)の上側)に照射される。
【0075】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図5(A)、図5(C)、図7(A)および図7(C)に示すように、光源1(図1参照)の光軸1’を中心にブロック3bおよび柱状部3−2a4,3−2a5を図5(A)の反時計回りに60°回転させて複写することにより、ブロック3dおよび柱状部3−2a8,3−2a9が得られる。
【0076】
そのため、第1の実施形態の照明装置100では、図13(B)に示すように、光源1の光軸1’(図7参照)と角度θd2をなして光源1から照射され、ブロック3dの入射面3d1b(図7(C)参照)を透過した光が、反射面3d2aによって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a8(図7参照)によって導光され、柱状部3−2a8の先端部を透過した光L8が、照明装置100の照射方向(図13(B)の上側)に照射される。
【0077】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図13(A)に示すように、光源1の光軸1’(図7参照)と角度θd3をなして光源1から照射され、ブロック3dの入射面3d1b(図7(C)参照)を透過した光が、反射面3d2bによって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a9(図7参照)によって導光され、柱状部3−2a9の先端部を透過した光L9が、照明装置100の照射方向(図13(A)の上側)に照射される。
【0078】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図5(A)、図5(C)、図7(A)および図7(C)に示すように、光源1(図1参照)の光軸1’を中心にブロック3bおよび柱状部3−2a4,3−2a5を図5(A)の反時計回りに240°回転させて複写することにより、ブロック3jおよび柱状部3−2a20,3−2a21が得られる。
【0079】
そのため、第1の実施形態の照明装置100では、図13(B)に示すように、光源1の光軸1’(図7参照)と角度θj2をなして光源1から照射され、ブロック3jの入射面3j1b(図7(C)参照)を透過した光が、反射面3j2aによって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a20(図7参照)によって導光され、柱状部3−2a20の先端部を透過した光L20が、照明装置100の照射方向(図13(B)の上側)に照射される。
【0080】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図13(A)に示すように、光源1の光軸1’(図7参照)と角度θj3をなして光源1から照射され、ブロック3jの入射面3j1b(図7(C)参照)を透過した光が、反射面3j2b(図7参照)によって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a21(図7参照)によって導光され、柱状部3−2a21の先端部を透過した光L21が、照明装置100の照射方向(図13(A)の上側)に照射される。
【0081】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図5(A)、図5(C)、図9(A)および図9(C)に示すように、光源1(図1参照)の光軸1’を中心にブロック3bおよび柱状部3−2a4,3−2a5を図5(A)の反時計回りに120°回転させて複写することにより、ブロック3fおよび柱状部3−2a12,3−2a13が得られる。
【0082】
そのため、第1の実施形態の照明装置100では、図15(B)に示すように、光源1の光軸1’(図9参照)と角度θf2をなして光源1から照射され、ブロック3fの入射面3f1b(図9(C)参照)を透過した光が、反射面3f2aによって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a12(図9参照)によって導光され、柱状部3−2a12の先端部を透過した光L12が、照明装置100の照射方向(図15(B)の上側)に照射される。
【0083】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図15(A)に示すように、光源1の光軸1’(図9参照)と角度θf3をなして光源1から照射され、ブロック3fの入射面3f1b(図9(C)参照)を透過した光が、反射面3f2bによって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a13(図9参照)によって導光され、柱状部3−2a13の先端部を透過した光L13が、照明装置100の照射方向(図15(A)の上側)に照射される。
【0084】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図5(A)、図5(C)、図9(A)および図9(C)に示すように、光源1(図1参照)の光軸1’を中心にブロック3bおよび柱状部3−2a4,3−2a5を図5(A)の反時計回りに300°回転させて複写することにより、ブロック3mおよび柱状部3−2a24,3−2a25が得られる。
【0085】
そのため、第1の実施形態の照明装置100では、図15(B)に示すように、光源1の光軸1’(図9参照)と角度θm2をなして光源1から照射され、ブロック3mの入射面3m1b(図9(C)参照)を透過した光が、反射面3m2aによって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a24(図9参照)によって導光され、柱状部3−2a24の先端部を透過した光L24が、照明装置100の照射方向(図15(B)の上側)に照射される。
【0086】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図15(A)に示すように、光源1の光軸1’(図9参照)と角度θm3をなして光源1から照射され、ブロック3mの入射面3m1b(図9(C)参照)を透過した光が、反射面3m2b(図9参照)によって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a25(図9参照)によって導光され、柱状部3−2a25の先端部を透過した光L25が、照明装置100の照射方向(図15(A)の上側)に照射される。
【0087】
第1の実施形態の照明装置100では、ブロック3d,3f,3h,3j,3mがブロック3bに対して回転および複写の関係を有するように構成されているが、第5の実施形態の照明装置100では、代わりに、ブロック3d,3f,3h,3j,3mのそれぞれをブロック3bに対して無関係に構成することも可能である。
【0088】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図17(A)に示すように、光源1の光軸1’(図4参照)と角度θa2aをなして光源1から照射され、ブロック3aの入射面3a1bを透過し、反射面3a2aによって反射された光の一部が、柱状部3−2a2の外径側端部3−2a2boutに入射し、側面部3−2a2bによって反射され、先端部3−2a2aの透過光L2outとなって照明装置100の照射方向(図17(A)の上側)に照射される。
【0089】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図17(B)に示すように、光源1の光軸1’(図4参照)と角度θa2bをなして光源1から照射され、ブロック3aの入射面3a1bを透過し、反射面3a2aによって反射された光の一部が、柱状部3−2a2の内径側端部3−2a2binに入射し、側面部3−2a2bによって反射され、先端部3−2a2aの透過光L2inとなって照明装置100の照射方向(図17(B)の上側)に照射される。
【0090】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図18(A)に示すように、光源1の光軸1’(図5参照)と角度θb3aをなして光源1から照射され、ブロック3bの入射面3b1bを透過し、反射面3b2bによって反射された光の一部が、柱状部3−2a5の外径側端部3−2a5boutに入射し、側面部3−2a5bによって反射され、先端部3−2a5aの透過光L5outとなって照明装置100の照射方向(図18(A)の上側)に照射される。
【0091】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図18(B)に示すように、光源1の光軸1’(図5参照)と角度θb3bをなして光源1から照射され、ブロック3bの入射面3b1bを透過し、反射面3b2bによって反射された光の一部が、柱状部3−2a5の内径側端部3−2a5binに入射し、側面部3−2a5bによって反射され、先端部3−2a5aの透過光L5inとなって照明装置100の照射方向(図18(B)の上側)に照射される。
【0092】
詳細には、第1の実施形態の照明装置100では、図17および図18に示すように、柱状部3−2a2の外径側端部3−2a2boutに入射するために光源1から照射される強い光が光源1の光軸1’(図4参照)となす角度θa2a(図17(A)参照)と、柱状部3−2a2の内径側端部3−2a2binに入射するために光源1から照射される強い光が光源1の光軸1’となす角度θa2b(図17(B)参照)との差分(θa2b−θa2a)が、柱状部3−2a5の外径側端部3−2a5boutに入射するために光源1から照射される弱い光が光源1の光軸1’(図5参照)となす角度θb3a(図18(A)参照)と、柱状部3−2a5の内径側端部3−2a5binに入射するために光源1から照射される弱い光が光源1の光軸1’となす角度θb3b(図18(B)参照)との差分(θb3b−θb3a)よりも小さくなるように、柱状部3−2a2,3−2a5が形成されている。
【0093】
そのため、第1の実施形態の照明装置100によれば、光源1の光軸1’の方向(図17および図18の上側)から導光レンズ3を見た時に、光源1の光軸1’から近い位置に配置され、弱い光が出射する柱状部3−2a5(図18参照)の先端部3−2a5a(図18参照)が、光源1の光軸1’から離れた位置に配置され、強い光が出射する柱状部3−2a2(図17参照)の先端部3−2a2a(図17参照)よりも暗く見えてしまうのを抑制することができる。
【0094】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図16に示すように、柱状部3−2a2の先端部3−2a2a(図4(C)参照)が複数の異なる先端面3−2a2a1,3−2a2a2,3−2a2a3,3−2a2a4,3−2a2a5,3−2a2a6,3−2a2a7,3−2a2a8によって構成されている。また、柱状部3−2a5の先端部3−2a5a(図5(C)参照)が複数の異なる先端面3−2a5a1,3−2a5a2,3−2a5a3,3−2a5a4,3−2a5a5によって構成されている。更に、柱状部3−2a2よりも光源1(図1参照)の光軸1’から近い位置に配置された柱状部3−2a5の先端面3−2a5a1,3−2a5a2,3−2a5a3,3−2a5a4,3−2a5a5の数(例えば5個)が、柱状部3−2a2の先端面3−2a2a1,3−2a2a2,3−2a2a3,3−2a2a4,3−2a2a5,3−2a2a6,3−2a2a7,3−2a2a8の数(例えば8個)よりも少なくされている。
【0095】
そのため、第1の実施形態の照明装置100によれば、光源1の光軸1’の方向(図4(C)および図5(C)の上側)から導光レンズ3を見た時に、柱状部3−2a2の先端部3−2a2aの1個の先端面3−2a2a1,3−2a2a2,3−2a2a3,3−2a2a4,3−2a2a5,3−2a2a6,3−2a2a7,3−2a2a8(図16参照)の明るさと、柱状部3−2a5の先端部3−2a5aの1個の先端面3−2a5a1,3−2a5a2,3−2a5a3,3−2a5a4,3−2a5a5(図16参照)の明るさとが概略等しくなるようにすることができる。
【0096】
第1の実施形態の照明装置100では、図4(C)および図5(C)に示すように、柱状部3−2a2,3−2a3,3−2a4,3−2a5の先端部3−2a2a,3−2a3a,3−2a4a,3−2a5aが凸状に形成されているが、第6の実施形態の照明装置100では、代わりに、柱状部3−2a2,3−2a3,3−2a4,3−2a5によって導光された光が柱状部3−2a2,3−2a3,3−2a4,3−2a5の先端部3−2a2a,3−2a3a,3−2a4a,3−2a5aを透過できるように、柱状部3−2a2,3−2a3,3−2a4,3−2a5の先端部3−2a2a,3−2a3a,3−2a4a,3−2a5aを凹状に形成したり、光源1の光軸1’に垂直な面によって柱状部3−2a2,3−2a3,3−2a4,3−2a5の先端部3−2a2a,3−2a3a,3−2a4a,3−2a5aを構成したりすることも可能である。
【0097】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図4(C)および図5(C)に示すように、柱状部3−2a1の先端部3−2a1aが、柱状部3−2a2,3−2a3,3−2a4,3−2a5の先端部3−2a2a,3−2a3a,3−2a4a,3−2a5aよりも照明装置100の照射方向の側(図4(C)および図5(C)の上側)に突出せしめられている。更に、柱状部3−2a1の先端部3−2a1aが凹状に形成されている。また、図1に示すように、導光レンズ3の周囲にリフレクタ4が配置されている。
【0098】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図10(A)に示すように、光源1の光軸1’(図4(C)参照)と角度θa1をなして光源1から照射され、ブロック3aの入射面3a1a(図4(C)参照)を透過し、柱状部3−2a1(図4(C)参照)によって導光された光が、柱状部3−2a1の先端部3−2a1a(図4(C)参照)によって反射され、柱状部3−2a1の側面部3−2a1b(図4(C)参照)を透過し、リフレクタ4(図1参照)の反射面4aからの反射光L1aとなって、概略光源1の光軸1’の方向(図10(A)の上側)に照射される。また、光源1の光軸1’と角度θg1をなして光源1から照射され、ブロック3gの入射面3g1a(図4(C)参照)を透過し、柱状部3−2a1によって導光された光が、柱状部3−2a1の先端部3−2a1aによって反射され、柱状部3−2a1の側面部3−2a1bを透過し、リフレクタ4の反射面4aからの反射光L1gとなって、概略光源1の光軸1’の方向(図10(A)の上側)に照射される。
【0099】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図11(A)に示すように、光源1の光軸1’(図5(C)参照)と角度θb1をなして光源1から照射され、ブロック3bの入射面3b1a(図5(C)参照)を透過し、柱状部3−2a1(図5(C)参照)によって導光された光が、柱状部3−2a1の先端部3−2a1a(図5(C)参照)によって反射され、柱状部3−2a1の側面部3−2a1b(図5(C)参照)を透過し、リフレクタ4(図1参照)の反射面4aからの反射光L1bとなって、概略光源1の光軸1’の方向(図11(A)の上側)に照射される。更に、光源1の光軸1’と角度θh1をなして光源1から照射され、ブロック3hの入射面3h1a(図5(C)参照)を透過し、柱状部3−2a1によって導光された光が、柱状部3−2a1の先端部3−2a1aによって反射され、柱状部3−2a1の側面部3−2a1bを透過し、リフレクタ4の反射面4aからの反射光L1hとなって、概略光源1の光軸1’の方向(図11(A)の上側)に照射される。
【0100】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図12(A)に示すように、光源1の光軸1’(図6(C)参照)と角度θc1をなして光源1から照射され、ブロック3cの入射面3c1a(図6(C)参照)を透過し、柱状部3−2a1(図6(C)参照)によって導光された光が、柱状部3−2a1の先端部3−2a1a(図6(C)参照)によって反射され、柱状部3−2a1の側面部3−2a1b(図6(C)参照)を透過し、リフレクタ4(図1参照)の反射面4aからの反射光L1cとなって、概略光源1の光軸1’の方向(図12(A)の上側)に照射される。また、光源1の光軸1’と角度θi1をなして光源1から照射され、ブロック3iの入射面3i1a(図6(C)参照)を透過し、柱状部3−2a1によって導光された光が、柱状部3−2a1の先端部3−2a1aによって反射され、柱状部3−2a1の側面部3−2a1bを透過し、リフレクタ4の反射面4aからの反射光L1iとなって、概略光源1の光軸1’の方向(図12(A)の上側)に照射される。
【0101】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図13(A)に示すように、光源1の光軸1’(図7(C)参照)と角度θd1をなして光源1から照射され、ブロック3dの入射面3d1a(図7(C)参照)を透過し、柱状部3−2a1(図7(C)参照)によって導光された光が、柱状部3−2a1の先端部3−2a1a(図7(C)参照)によって反射され、柱状部3−2a1の側面部3−2a1b(図7(C)参照)を透過し、リフレクタ4(図1参照)の反射面4aからの反射光L1dとなって、概略光源1の光軸1’の方向(図13(A)の上側)に照射される。更に、光源1の光軸1’と角度θj1をなして光源1から照射され、ブロック3jの入射面3j1a(図7(C)参照)を透過し、柱状部3−2a1によって導光された光が、柱状部3−2a1の先端部3−2a1aによって反射され、柱状部3−2a1の側面部3−2a1bを透過し、リフレクタ4の反射面4aからの反射光L1jとなって、概略光源1の光軸1’の方向(図13(A)の上側)に照射される。
【0102】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図14(A)に示すように、光源1の光軸1’(図8(C)参照)と角度θe1をなして光源1から照射され、ブロック3eの入射面3e1a(図8(C)参照)を透過し、柱状部3−2a1(図8(C)参照)によって導光された光が、柱状部3−2a1の先端部3−2a1a(図8(C)参照)によって反射され、柱状部3−2a1の側面部3−2a1b(図8(C)参照)を透過し、リフレクタ4(図1参照)の反射面4aからの反射光L1eとなって、概略光源1の光軸1’の方向(図14(A)の上側)に照射される。また、光源1の光軸1’と角度θk1をなして光源1から照射され、ブロック3kの入射面3k1a(図8(C)参照)を透過し、柱状部3−2a1によって導光された光が、柱状部3−2a1の先端部3−2a1aによって反射され、柱状部3−2a1の側面部3−2a1bを透過し、リフレクタ4の反射面4aからの反射光L1kとなって、概略光源1の光軸1’の方向(図14(A)の上側)に照射される。
【0103】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図15(A)に示すように、光源1の光軸1’(図9(C)参照)と角度θf1をなして光源1から照射され、ブロック3fの入射面3f1a(図9(C)参照)を透過し、柱状部3−2a1(図9(C)参照)によって導光された光が、柱状部3−2a1の先端部3−2a1a(図9(C)参照)によって反射され、柱状部3−2a1の側面部3−2a1b(図9(C)参照)を透過し、リフレクタ4(図1参照)の反射面4aからの反射光L1fとなって、概略光源1の光軸1’の方向(図15(A)の上側)に照射される。更に、光源1の光軸1’と角度θm1をなして光源1から照射され、ブロック3mの入射面3m1a(図9(C)参照)を透過し、柱状部3−2a1によって導光された光が、柱状部3−2a1の先端部3−2a1aによって反射され、柱状部3−2a1の側面部3−2a1bを透過し、リフレクタ4の反射面4aからの反射光L1mとなって、概略光源1の光軸1’の方向(図15(A)の上側)に照射される。
【0104】
つまり、第1の実施形態の照明装置100では、光源1の光軸1’の方向(図1(B)の下側、図1(C)の左側)から導光レンズ3およびリフレクタ4を見た時に、導光レンズ3の柱状部3−2a1,3−2a2,3−2a3,3−2a4,3−2a5,3−2a6,3−2a7,3−2a8,3−2a9,3−2a10,3−2a11,3−2a12,3−2a13,3−2a14,3−2a15,3−2a16,3−2a17,3−2a18,3−2a19,3−2a20,3−2a21,3−2a22,3−2a23,3−2a24,3−2a25が光って見えるのみならず、リフレクタ4の反射面4aが光って見える。
【0105】
そのため、第1の実施形態の照明装置100によれば、リフレクタ4が設けられていない場合や、光源1の光軸1’の方向(図1(B)の下側、図1(C)の左側)からリフレクタ4を見た時にリフレクタ4が光って見えない場合よりも、光源1の光軸1’の方向から照明装置100を見た時に、光って見える部分の直径を大きくすることができる。
【0106】
詳細には、第1の実施形態の照明装置100では、柱状部3−2a1の側面部3−2a1bからの光がリフレクタ4の反射面4aによって反射されて照明装置100の照射方向に照射されるのみならず、光源1(図1参照)の発光中心点以外の部分から照射され、導光レンズ3によって導光され、導光レンズ3から漏れ出た光も、リフレクタ4の反射面4aによって反射されて照明装置100の照射方向に照射される。
【0107】
第7の実施形態の照明装置100では、代わりに、リフレクタ4を省略すると共に、柱状部3−2a1によって導光された光が柱状部3−2a1の先端部3−2a1aを透過して照明装置100の照射方向に照射されるように、柱状部3−2a1を形成することも可能である。
【0108】
第8の実施形態では、上述した第1から第7の実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0109】
本発明の照明装置は、例えばヘッドランプ、フロントフォグランプなどのような照らすための車両用灯具ではなく、例えばストップランプ、テールランプ、ターンランプ、リアフォグランプ、デイタイムランニングランプなどのような見せるための車両用灯具、一般照明装置、遊技機用照明装置などに適用可能である。
【符号の説明】
【0110】
1 光源
1’ 光軸
3 導光レンズ
3−1 入射側表面
3−2 入射側表面
3a,3b ブロック
3a1a,3b1a 入射面
3a1b,3b1b 入射面
3a2a,3b2a 反射面
3−2a1,3−2a2,3−2a5 柱状部
3−2a1a,3−2a2a,3−2a5a 先端部
3−2a2bout,3−2a5bout 外径側端部
3−2a2bin,3−2a5bin 内径側端部
100 照明装置
【技術分野】
【0001】
本発明は、導光レンズの入射側表面から導光レンズに入射した光源からの光が、導光レンズの出射側表面に形成された複数の柱状部から出射する照明装置に関する。
【0002】
特に、本発明は、光源の光軸からの距離が互いに異なる位置に導光レンズの複数の柱状部を配置することができる照明装置に関する。
【0003】
更に、本発明は、光源の光軸方向から導光レンズを見た時に、光源の光軸から近い位置に配置され、弱い光が出射する柱状部の先端部が、光源の光軸から離れた位置に配置され、強い光が出射する柱状部の先端部よりも暗く見えてしまうのを抑制することができる照明装置に関する。
【背景技術】
【0004】
従来から、導光レンズの入射側表面から導光レンズに入射した光源からの光が、導光レンズの出射側表面に形成された複数の柱状部から出射する照明装置(灯具)が知られている。この種の照明装置(灯具)の例としては、例えば特許文献1(特開2006−244923号公報)の段落0038、図4および図5に記載されたものがある。
【0005】
特許文献1の段落0038、図4および図5に記載された照明装置(灯具)では、光源の光軸を含む複数の平面によって、導光レンズが6個のブロックに仮想分割されている。更に、光源の光軸と小さい角度をなして光源から照射された光が入射する第1入射面と、第1入射面からの光を出射する第1出射面とが、導光レンズのうち、光源の光軸上の部分に形成されている。また、光源の光軸と大きい角度をなして光源から照射された光が入射する第2入射面が第1入射面の周りに形成されている。
【0006】
詳細には、特許文献1の段落0038、図4および図5に記載された照明装置(灯具)では、第2入射面からの光を6個のブロックの柱状部に導光するための複数の反射面が、それぞれのブロックに形成されている。更に、柱状部によって導光された光を照明装置(灯具)の照射方向に出射する先端面が、各柱状部の先端部に形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2006−244923号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、特許文献1の段落0038、図4および図5に記載された照明装置(灯具)では、導光レンズの複数の柱状部が光源の光軸から等距離の位置に配置されている。仮に、光源の光軸からの距離が互いに異なる位置に複数の柱状部を配置すると、ある柱状部の先端部から出射するために光源から照射された光が光源の光軸となす角度が、他の柱状部の先端部から出射するために光源から照射された光が光源の光軸となす角度よりも大きくなり、その結果、ある柱状部の先端部から弱い光が出射し、他の柱状部の先端部から強い光が出射することになる。
【0009】
つまり、仮に、光源の光軸からの距離が互いに異なる位置に複数の柱状部を配置すると、光源の光軸方向から導光レンズを見た時に、弱い光が出射する柱状部の先端部が、強い光が出射する柱状部の先端部よりも暗く見えてしまうおそれがある。
【0010】
前記問題点に鑑み、本発明は、光源の光軸方向から導光レンズを見た時に、光源の光軸から近い位置に配置され、弱い光が出射する柱状部の先端部が、光源の光軸から離れた位置に配置され、強い光が出射する柱状部の先端部よりも暗く見えてしまうのを抑制することができる照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
請求項1に記載の発明によれば、光源(1)と、導光レンズ(3)とを具備し、
導光レンズ(3)の入射側表面(3−1)から導光レンズ(1)に入射した光源(1)からの光の少なくとも一部分が、導光レンズ(3)の出射側表面(3−2)から出射する照明装置(100)において、
光源(1)から照射される光と光源(1)の光軸(1’)とがなす角度が大きくなるに従って光源(1)から照射される光の光度が低くなる光源(1)を用い、
光源(1)の光軸(1’)を含む複数の平面によって、導光レンズ(3)を第1から第n(nは2以上の整数)のブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)に仮想分割し、
光源(1)の光軸(1’)と第1の角度(θa1,θb1,θc1,θd1,θe1,θf1,θg1,θh1,θi1,θj1,θk1,θm1)をなして光源(1)から照射された光が入射する第1入射面(3a1a,3b1a,3c1a,3d1a,3e1a,3f1a,3g1a,3h1a,3i1a,3j1a,3k1a,3m1a)を各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)に形成し、
各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)の第1入射面(3a1a,3b1a,3c1a,3d1a,3e1a,3f1a,3g1a,3h1a,3i1a,3j1a,3k1a,3m1a)を透過した光源(1)からの光が光源(1)の光軸(1’)に概略平行な光になるように、光源(1)の光軸(1’)を中心に曲線(ab)を360°回転させることにより得られる回転面によって各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)の第1入射面(3a1a,3b1a,3c1a,3d1a,3e1a,3f1a,3g1a,3h1a,3i1a,3j1a,3k1a,3m1a)を構成し、
各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)の第1入射面(3a1a,3b1a,3c1a,3d1a,3e1a,3f1a,3g1a,3h1a,3i1a,3j1a,3k1a,3m1a)からの光の少なくとも一部を導光する第1柱状部(3−2a1)を導光レンズ(3)の出射側表面(3−2)に形成し、
光源(1)の光軸(1’)と第1の角度(θa1,θb1,θc1,θd1,θe1,θf1,θg1,θh1,θi1,θj1,θk1,θm1)より大きい第2の角度(θa2)をなして光源(1)から照射された光、および、光源(1)の光軸(1’)と第2の角度(θa2)より大きい第3の角度(θb3)をなして光源(1)から照射された光が入射する第2入射面(3a1b,3b1b,3c1b,3d1b,3e1b,3f1b,3g1b,3h1b,3i1b,3j1b,3k1b,3m1b)を各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)に形成し、
光源(1)の光軸(1’)を中心に曲線または直線(bc)を360°回転させることにより得られる回転面によって各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)の第2入射面(3a1b,3b1b,3c1b,3d1b,3e1b,3f1b,3g1b,3h1b,3i1b,3j1b,3k1b,3m1b)を構成し、
光源(1)の光軸(1’)と第2の角度(θa2)をなして光源(1)から照射され、第1ブロック(3a)の第2入射面(3a1b)を透過した光を光源(1)の光軸(1’)方向に反射する反射面(3a2a)を第1ブロック(3a)に形成し、
光源(1)の光軸(1’)を中心に直線または曲線(de)を、第1ブロック(3a)の中心角(θ3a)に相当する角度だけ回転させることにより得られる回転面によって第1ブロック(3a)の反射面(3a2a)を構成し、
第1ブロック(3a)の反射面(3a2a)からの光の少なくとも一部を導光する第2柱状部(3−2a2)を導光レンズ(3)の出射側表面(3−2)に形成し、
第2柱状部(3−2a2)によって導光された光を照明装置(100)の照射方向に出射する先端面(3−2a2a1,3−2a2a2,3−2a2a3,3−2a2a4,3−2a2a5,3−2a2a6,3−2a2a7,3−2a2a8)を第2柱状部(3−2a2)の先端部(3−2a2a)に形成し、
光源(1)の光軸(1’)と第3の角度(θb3)をなして光源(1)から照射され、第1ブロック(3a)に隣接する第2ブロック(3b)の第2入射面(3b1b)を透過した光を光源(1)の光軸(1’)方向に反射する反射面(3b2b)を第2ブロック(3b)に形成し、
第1ブロック(3a)の反射面(3a2a)よりも光源(1)の光軸(1’)から近い位置に第2ブロック(3b)の反射面(3b2b)を配置し、
光源(1)の光軸(1’)を中心に直線または曲線(jk)を、第2ブロック(3b)の中心角(θ3b)に相当する角度だけ回転させることにより得られる回転面によって第2ブロック(3b)の反射面(3b2b)を構成し、
第2ブロック(3b)の反射面(3b2b)からの光の少なくとも一部を導光する第3柱状部(3−2a5)を導光レンズ(3)の出射側表面(3−2)に形成し、
第2柱状部(3−2a2)よりも光源(1)の光軸(1’)から近い位置に第3柱状部(3−2a5)を配置し、
第3柱状部(3−2a5)によって導光された光を照明装置(100)の照射方向に出射する先端面(3−2a5a1,3−2a5a2,3−2a5a3,3−2a5a4,3−2a5a5)を第3柱状部(3−2a5)の先端部(3−2a5a)に形成し、
第2柱状部(3−2a2)の外径側端部(3−2a2bout)に入射するために光源(1)から照射される光が光源(1)の光軸(1’)となす角度θa2aと、第2柱状部(3−2a2)の内径側端部(3−2a2bin)に入射するために光源(1)から照射される光が光源(1)の光軸(1’)となす角度θa2bとの差分(θa2b−θa2a)が、
第3柱状部(3−2a5)の外径側端部(3−2a5bout)に入射するために光源(1)から照射される光が光源(1)の光軸(1’)となす角度θb3aと、第3柱状部(3−2a5)の内径側端部(3−2a5bin)に入射するために光源(1)から照射される光が光源(1)の光軸(1’)となす角度θb3bとの差分(θb3b−θb3a)よりも小さくなるように、
第2柱状部(3−2a2)および第3柱状部(3−2a5)を形成したことを特徴とする照明装置(100)が提供される。
【0012】
請求項2に記載の発明によれば、第2柱状部(3−2a2)の先端部(3−2a2a)を複数の異なる先端面(3−2a2a1,3−2a2a2,3−2a2a3,3−2a2a4,3−2a2a5,3−2a2a6,3−2a2a7,3−2a2a8)によって構成し、
第3柱状部(3−2a5)の先端部(3−2a5a)を複数の異なる先端面(3−2a5a1,3−2a5a2,3−2a5a3,3−2a5a4,3−2a5a5)によって構成し、
第2柱状部(3−2a2)よりも光源(1)の光軸(1’)から近い位置に配置された第3柱状部(3−2a5)の先端面(3−2a5a1,3−2a5a2,3−2a5a3,3−2a5a4,3−2a5a5)の数を、第2柱状部(3−2a2)の先端面(3−2a2a1,3−2a2a2,3−2a2a3,3−2a2a4,3−2a2a5,3−2a2a6,3−2a2a7,3−2a2a8)の数よりも少なくしたことを特徴とする請求項1に記載の照明装置(100)が提供される。
【0013】
請求項3に記載の発明によれば、第1柱状部(3−2a1)の先端部(3−2a1a)を第2柱状部(3−2a2)の先端部(3−2a2a)および第3柱状部(3−2a5)の先端部(3−2a5a)よりも突出させ、
第1柱状部(3−2a1)の先端部(3−2a1a)を凹状に形成し、
導光レンズ(3)の周囲にリフレクタ(4)を配置し、
第1柱状部(3−2a1)によって導光された光源(1)からの光の少なくとも一部が、第1柱状部(3−2a1)の先端部(3−2a1a)によって反射され、第1柱状部(3−2a1)の側面部(3−2a1b)を透過し、リフレクタ(4)によって反射され、概略光源(1)の光軸(1’)方向に照射されることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置(100)が提供される。
【発明の効果】
【0014】
請求項1に記載の照明装置(100)では、光源(1)と導光レンズ(3)とが設けられている。更に、導光レンズ(3)の入射側表面(3−1)から導光レンズ(1)に入射した光源(1)からの光の少なくとも一部分が、導光レンズ(3)の出射側表面(3−2)から出射する。
【0015】
詳細には、請求項1に記載の照明装置(100)では、光源(1)から照射される光と光源(1)の光軸(1’)とがなす角度が大きくなるに従って光源(1)から照射される光の光度が低くなる光源(1)が用いられている。また、光源(1)の光軸(1’)を含む複数の平面によって、導光レンズ(3)を第1から第n(nは2以上の整数)のブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)に仮想分割されている。更に、光源(1)の光軸(1’)と第1の角度(θa1,θb1,θc1,θd1,θe1,θf1,θg1,θh1,θi1,θj1,θk1,θm1)をなして光源(1)から照射された光が入射する第1入射面(3a1a,3b1a,3c1a,3d1a,3e1a,3f1a,3g1a,3h1a,3i1a,3j1a,3k1a,3m1a)が各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)に形成されている。
【0016】
また、請求項1に記載の照明装置(100)では、各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)の第1入射面(3a1a,3b1a,3c1a,3d1a,3e1a,3f1a,3g1a,3h1a,3i1a,3j1a,3k1a,3m1a)を透過した光源(1)からの光が光源(1)の光軸(1’)に概略平行な光になるように、光源(1)の光軸(1’)を中心に曲線(ab)を360°回転させることにより得られる回転面によって各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)の第1入射面(3a1a,3b1a,3c1a,3d1a,3e1a,3f1a,3g1a,3h1a,3i1a,3j1a,3k1a,3m1a)が構成されている。更に、各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)の第1入射面(3a1a,3b1a,3c1a,3d1a,3e1a,3f1a,3g1a,3h1a,3i1a,3j1a,3k1a,3m1a)からの光の少なくとも一部を導光する第1柱状部(3−2a1)が導光レンズ(3)の出射側表面(3−2)に形成されている。
【0017】
更に、請求項1に記載の照明装置(100)では、光源(1)の光軸(1’)と第1の角度(θa1,θb1,θc1,θd1,θe1,θf1,θg1,θh1,θi1,θj1,θk1,θm1)より大きい第2の角度(θa2)をなして光源(1)から照射された光、および、光源(1)の光軸(1’)と第2の角度(θa2)より大きい第3の角度(θb3)をなして光源(1)から照射された光が入射する第2入射面(3a1b,3b1b,3c1b,3d1b,3e1b,3f1b,3g1b,3h1b,3i1b,3j1b,3k1b,3m1b)が各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)に形成されている。また、光源(1)の光軸(1’)を中心に曲線または直線(bc)を360°回転させることにより得られる回転面によって各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)の第2入射面(3a1b,3b1b,3c1b,3d1b,3e1b,3f1b,3g1b,3h1b,3i1b,3j1b,3k1b,3m1b)が構成されている。
【0018】
また、請求項1に記載の照明装置(100)では、光源(1)の光軸(1’)と第2の角度(θa2)をなして光源(1)から照射され、第1ブロック(3a)の第2入射面(3a1b)を透過した光を光源(1)の光軸(1’)方向に反射する反射面(3a2a)が第1ブロック(3a)に形成されている。更に、光源(1)の光軸(1’)を中心に直線または曲線(de)を、第1ブロック(3a)の中心角(θ3a)に相当する角度だけ回転させることにより得られる回転面によって第1ブロック(3a)の反射面(3a2a)が構成されている。
【0019】
更に、請求項1に記載の照明装置(100)では、第1ブロック(3a)の反射面(3a2a)からの光の少なくとも一部を導光する第2柱状部(3−2a2)が導光レンズ(3)の出射側表面(3−2)に形成されている。また、第2柱状部(3−2a2)によって導光された光を照明装置(100)の照射方向に出射する先端面(3−2a2a1,3−2a2a2,3−2a2a3,3−2a2a4,3−2a2a5,3−2a2a6,3−2a2a7,3−2a2a8)が第2柱状部(3−2a2)の先端部(3−2a2a)に形成されている。
【0020】
また、請求項1に記載の照明装置(100)では、光源(1)の光軸(1’)と第3の角度(θb3)をなして光源(1)から照射され、第1ブロック(3a)に隣接する第2ブロック(3b)の第2入射面(3b1b)を透過した光を光源(1)の光軸(1’)方向に反射する反射面(3b2b)が第2ブロック(3b)に形成されている。更に、第1ブロック(3a)の反射面(3a2a)よりも光源(1)の光軸(1’)から近い位置に第2ブロック(3b)の反射面(3b2b)が配置されている。また、光源(1)の光軸(1’)を中心に直線または曲線(jk)を、第2ブロック(3b)の中心角(θ3b)に相当する角度だけ回転させることにより得られる回転面によって第2ブロック(3b)の反射面(3b2b)が構成されている。
【0021】
更に、請求項1に記載の照明装置(100)では、第2ブロック(3b)の反射面(3b2b)からの光の少なくとも一部を導光する第3柱状部(3−2a5)が導光レンズ(3)の出射側表面(3−2)に形成されている。また、第2柱状部(3−2a2)よりも光源(1)の光軸(1’)から近い位置に第3柱状部(3−2a5)が配置されている。
【0022】
つまり、請求項1に記載の照明装置(100)では、光源(1)の光軸(1’)からの距離が互いに異なる位置に複数の柱状部(3−2a2,3−2a5)が配置されている。
【0023】
また、請求項1に記載の照明装置(100)では、第3柱状部(3−2a5)によって導光された光を照明装置(100)の照射方向に出射する先端面(3−2a5a1,3−2a5a2,3−2a5a3,3−2a5a4,3−2a5a5)が第3柱状部(3−2a5)の先端部(3−2a5a)に形成されている。
【0024】
詳細には、請求項1に記載の照明装置(100)では、第2柱状部(3−2a2)の外径側端部(3−2a2bout)に入射するために光源(1)から照射される光が光源(1)の光軸(1’)となす角度θa2aと、第2柱状部(3−2a2)の内径側端部(3−2a2bin)に入射するために光源(1)から照射される光が光源(1)の光軸(1’)となす角度θa2bとの差分(θa2b−θa2a)が、第3柱状部(3−2a5)の外径側端部(3−2a5bout)に入射するために光源(1)から照射される光が光源(1)の光軸(1’)となす角度θb3aと、第3柱状部(3−2a5)の内径側端部(3−2a5bin)に入射するために光源(1)から照射される光が光源(1)の光軸(1’)となす角度θb3bとの差分(θb3b−θb3a)よりも小さくなるように、第2柱状部(3−2a2)および第3柱状部(3−2a5)が形成されている。
【0025】
そのため、請求項1に記載の照明装置(100)によれば、光源(1)の光軸(1’)方向から導光レンズ(3)を見た時に、光源(1)の光軸(1’)から近い位置に配置され、弱い光が出射する第3柱状部(3−2a5)の先端部(3−2a5a)が、光源(1)の光軸(1’)から離れた位置に配置され、強い光が出射する第2柱状部(3−2a2)の先端部(3−2a2a)よりも暗く見えてしまうのを抑制することができる。
【0026】
請求項2に記載の照明装置(100)では、第2柱状部(3−2a2)の先端部(3−2a2a)が複数の異なる先端面(3−2a2a1,3−2a2a2,3−2a2a3,3−2a2a4,3−2a2a5,3−2a2a6,3−2a2a7,3−2a2a8)によって構成されている。また、第3柱状部(3−2a5)の先端部(3−2a5a)が複数の異なる先端面(3−2a5a1,3−2a5a2,3−2a5a3,3−2a5a4,3−2a5a5)によって構成されている。更に、第2柱状部(3−2a2)よりも光源(1)の光軸(1’)から近い位置に配置された第3柱状部(3−2a5)の先端面(3−2a5a1,3−2a5a2,3−2a5a3,3−2a5a4,3−2a5a5)の数が、第2柱状部(3−2a2)の先端面(3−2a2a1,3−2a2a2,3−2a2a3,3−2a2a4,3−2a2a5,3−2a2a6,3−2a2a7,3−2a2a8)の数よりも少なくされている。
【0027】
そのため、請求項2に記載の照明装置(100)によれば、光源(1)の光軸(1’)方向から導光レンズ(3)を見た時に、第2柱状部(3−2a2)の先端部(3−2a2a)の1個の先端面(3−2a2a1,3−2a2a2,3−2a2a3,3−2a2a4,3−2a2a5,3−2a2a6,3−2a2a7,3−2a2a8)の明るさと、第3柱状部(3−2a5)の先端部(3−2a5a)の1個の先端面(3−2a5a1,3−2a5a2,3−2a5a3,3−2a5a4,3−2a5a5)の明るさとが概略等しくなるようにすることができる。
【0028】
請求項3に記載の照明装置(100)では、第1柱状部(3−2a1)の先端部(3−2a1a)が第2柱状部(3−2a2)の先端部(3−2a2a)および第3柱状部(3−2a5)の先端部(3−2a5a)よりも突出せしめられている。更に、第1柱状部(3−2a1)の先端部(3−2a1a)が凹状に形成されている。また、導光レンズ(3)の周囲にリフレクタ(4)が配置されている。更に、第1柱状部(3−2a1)によって導光された光源(1)からの光の少なくとも一部が、第1柱状部(3−2a1)の先端部(3−2a1a)によって反射され、第1柱状部(3−2a1)の側面部(3−2a1b)を透過し、リフレクタ(4)によって反射され、概略光源(1)の光軸(1’)方向に照射される。
【0029】
そのため、請求項3に記載の照明装置(100)によれば、リフレクタ(4)が設けられていない場合や、光源(1)の光軸(1’)方向からリフレクタ(4)を見た時にリフレクタ(4)が光って見えない場合よりも、光源(1)の光軸(1’)方向から照明装置(100)を見た時に、光って見える部分の直径を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】第1の実施形態の照明装置100を概略的に示した図である。
【図2】第1の実施形態の照明装置100の一部を構成する導光レンズ3を説明するための図である。
【図3】第1の実施形態の照明装置100の一部を構成する導光レンズ3を説明するための図である。
【図4】第1の実施形態の照明装置100の一部を構成する導光レンズ3を説明するための図である。
【図5】第1の実施形態の照明装置100の一部を構成する導光レンズ3を説明するための図である。
【図6】第1の実施形態の照明装置100の一部を構成する導光レンズ3を説明するための図である。
【図7】第1の実施形態の照明装置100の一部を構成する導光レンズ3を説明するための図である。
【図8】第1の実施形態の照明装置100の一部を構成する導光レンズ3を説明するための図である。
【図9】第1の実施形態の照明装置100の一部を構成する導光レンズ3を説明するための図である。
【図10】図4(C)に示す断面内における導光レンズ3のブロック3a,3gおよびリフレクタ4の反射面4aによって導光される光源1からの光L1a,L1g,L2,L3,L14,L15の光路を示した図である。
【図11】図5(C)に示す断面内における導光レンズ3のブロック3b,3hおよびリフレクタ4の反射面4aによって導光される光源1からの光L1b,L1h,L4,L5,L16,L17の光路を示した図である。
【図12】図6(C)に示す断面内における導光レンズ3のブロック3c,3iおよびリフレクタ4の反射面4aによって導光される光源1からの光L1c,L1i,L6,L7,L18,L19の光路を示した図である。
【図13】図7(C)に示す断面内における導光レンズ3のブロック3d,3jおよびリフレクタ4の反射面4aによって導光される光源1からの光L1d,L1j,L8,L9,L20,L21の光路を示した図である。
【図14】図8(C)に示す断面内における導光レンズ3のブロック3e,3kおよびリフレクタ4の反射面4aによって導光される光源1からの光L1e,L1k,L10,L11,L22,L23の光路を示した図である。
【図15】図9(C)に示す断面内における導光レンズ3のブロック3f,3mおよびリフレクタ4の反射面4aによって導光される光源1からの光L1f,L1m,L12,L13,L24,L25の光路を示した図である。
【図16】図2(A)の一部を拡大して示した図である。
【図17】導光レンズ3のブロック3aの反射面3a2aおよび柱状部3−2a2を詳細に説明するための図4(C)と同様の断面図である。
【図18】導光レンズ3のブロック3bの反射面3b2bおよび柱状部3−2a5を詳細に説明するための図5(C)と同様の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
図1は第1の実施形態の照明装置100を概略的に示した図である。詳細には、図1(A)は第1の実施形態の照明装置100の正面図である。図1(B)は図1(A)のA−A線に沿った断面図である。図1(C)は図1(A)のB−B線に沿った断面図である。詳細には、図1(B)および図1(C)は光源1の光軸1’を含む第1の実施形態の照明装置100の断面図である。
【0032】
図2〜図9は第1の実施形態の照明装置100の一部を構成する導光レンズ3を説明するための図である。詳細には、図2(A)は導光レンズ3の正面図、図2(B)は導光レンズ3の右側面図、図2(C)は導光レンズ3の後側面図、図3は導光レンズ3の斜視図である。図4(A)導光レンズ3の一部を構成するブロック3a,3gの正面図、図4(B)はブロック3a,3gの後側面図、図4(C)は図4(A)のC−C線に沿った断面図である。図5(A)導光レンズ3の一部を構成するブロック3b,3hの正面図、図5(B)はブロック3b,3hの後側面図、図5(C)は図5(A)のD−D線に沿った断面図である。図6(A)導光レンズ3の一部を構成するブロック3c,3iの正面図、図6(B)はブロック3c,3iの後側面図、図6(C)は図6(A)のE−E線に沿った断面図である。図7(A)導光レンズ3の一部を構成するブロック3d,3jの正面図、図7(B)はブロック3d,3jの後側面図、図7(C)は図7(A)のF−F線に沿った断面図である。図8(A)導光レンズ3の一部を構成するブロック3e,3kの正面図、図8(B)はブロック3e,3kの後側面図、図8(C)は図8(A)のG−G線に沿った断面図である。図9(A)導光レンズ3の一部を構成するブロック3f,3mの正面図、図9(B)はブロック3f,3mの後側面図、図9(C)は図9(A)のH−H線に沿った断面図である。
【0033】
図10は図4(C)に示す断面内における導光レンズ3のブロック3a,3gおよびリフレクタ4(図1参照)の反射面4aによって導光される光源1からの光L1a,L1g,L2,L3,L14,L15の光路を示した図である。図11は図5(C)に示す断面内における導光レンズ3のブロック3b,3hおよびリフレクタ4(図1参照)の反射面4aによって導光される光源1からの光L1b,L1h,L4,L5,L16,L17の光路を示した図である。図12は図6(C)に示す断面内における導光レンズ3のブロック3c,3iおよびリフレクタ4(図1参照)の反射面4aによって導光される光源1からの光L1c,L1i,L6,L7,L18,L19の光路を示した図である。図13は図7(C)に示す断面内における導光レンズ3のブロック3d,3jおよびリフレクタ4(図1参照)の反射面4aによって導光される光源1からの光L1d,L1j,L8,L9,L20,L21の光路を示した図である。図14は図8(C)に示す断面内における導光レンズ3のブロック3e,3kおよびリフレクタ4(図1参照)の反射面4aによって導光される光源1からの光L1e,L1k,L10,L11,L22,L23の光路を示した図である。図15は図9(C)に示す断面内における導光レンズ3のブロック3f,3mおよびリフレクタ4(図1参照)の反射面4aによって導光される光源1からの光L1f,L1m,L12,L13,L24,L25の光路を示した図である。
【0034】
図16は図2(A)の一部を拡大して示した図である。図17は導光レンズ3のブロック3aの反射面3a2aおよび柱状部3−2a2を詳細に説明するための図4(C)と同様の断面図である。図18は導光レンズ3のブロック3bの反射面3b2bおよび柱状部3−2a5を詳細に説明するための図5(C)と同様の断面図である。
【0035】
第1の実施形態の照明装置100では、図1に示すように、光源1から照射される光と光源1の光軸1’とがなす角度が大きくなるに従って光源1から照射される光の光度が低くなる例えばLED光源などのような光源が基板2に実装されている。更に、光源1からの光を導光するための導光レンズ3が設けられている。詳細には、光源1が導光レンズ3の入射側表面3−1(図2参照)に対向して配置され、リフレクタ4の反射面4aが導光レンズ3の出射側表面3−2(図2参照)の周囲に配置されている。
【0036】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図2(A)に示すように、光源1(図1参照)の光軸1’を含む複数の平面によって、導光レンズ3が例えば12個のブロック3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3mに仮想分割されている。第2の実施形態の照明装置100では、代わりに、2以上であって12以外の任意の数のブロック3a,3b,…に導光レンズ3を仮想分割することも可能である。
【0037】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図1(A)および図2(A)に示すように、光源1(図1参照)の光軸1’を中心とする各ブロック3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3mの中心角θ3a,θ3b,θ3c,θ3d,θ3e,θ3f,θ3g,θ3h,θ3i,θ3j,θ3k,θ3m(図1(A)参照)が例えば30°に設定されている。第3の実施形態の照明装置100では、代わりに、各ブロック3a,3b,…の中心角θ3a,θ3b,…を、30°以外の任意の角度に設定したり、互いに異ならせたりすることも可能である。
【0038】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図4に示すように、柱状部3−2a1,3−2a2,3−2a3,3−2a14,3−2a15を除き、図4(C)に示す断面形状を、光源1(図1参照)の光軸1’を中心に30°回転させることにより得られる扇形の回転体を基本としてブロック3a,3gが構成されている。更に、図5に示すように、柱状部3−2a1,3−2a4,3−2a5,3−2a16,3−2a17を除き、図5(C)に示す断面形状を、光源1の光軸1’を中心に30°回転させることにより得られる扇形の回転体を基本としてブロック3b,3hが構成されている。また、図6に示すように、柱状部3−2a1,3−2a6,3−2a7,3−2a18,3−2a19を除き、図6(C)に示す断面形状を、光源1の光軸1’を中心に30°回転させることにより得られる扇形の回転体を基本としてブロック3c,3iが構成されている。更に、図7に示すように、柱状部3−2a1,3−2a8,3−2a9,3−2a20,3−2a21を除き、図7(C)に示す断面形状を、光源1の光軸1’を中心に30°回転させることにより得られる扇形の回転体を基本としてブロック3d,3jが構成されている。また、図8に示すように、柱状部3−2a1,3−2a10,3−2a11,3−2a22,3−2a23を除き、図8(C)に示す断面形状を、光源1の光軸1’を中心に30°回転させることにより得られる扇形の回転体を基本としてブロック3e,3kが構成されている。更に、図9に示すように、柱状部3−2a1,3−2a12,3−2a13,3−2a24,3−2a25を除き、図9(C)に示す断面形状を、光源1の光軸1’を中心に30°回転させることにより得られる扇形の回転体を基本としてブロック3f,3mが構成されている。
【0039】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図10(A)に示すように、光源1の光軸1’(図4(C)参照)と角度θa1,θg1をなして光源1から照射された光が入射する入射面3a1a,3g1a(図4(B)および図4(C)参照)がブロック3a,3gに形成されている。また、図11(A)に示すように、光源1の光軸1’(図5(C)参照)と角度θb1,θh1をなして光源1から照射された光が入射する入射面3b1a,3h1a(図5(B)および図5(C)参照)がブロック3b,3hに形成されている。更に、図12(A)に示すように、光源1の光軸1’(図6(C)参照)と角度θc1,θi1をなして光源1から照射された光が入射する入射面3c1a,3i1a(図6(B)および図6(C)参照)がブロック3c,3iに形成されている。また、図13(A)に示すように、光源1の光軸1’(図7(C)参照)と角度θd1,θj1をなして光源1から照射された光が入射する入射面3d1a,3j1a(図7(B)および図7(C)参照)がブロック3d,3jに形成されている。更に、図14(A)に示すように、光源1の光軸1’(図8(C)参照)と角度θe1,θk1をなして光源1から照射された光が入射する入射面3e1a,3k1a(図8(B)および図8(C)参照)がブロック3e,3kに形成されている。また、図15(A)に示すように、光源1の光軸1’(図9(C)参照)と角度θf1,θm1をなして光源1から照射された光が入射する入射面3f1a,3m1a(図9(B)および図9(C)参照)がブロック3f,3mに形成されている。
【0040】
詳細には、第1の実施形態の照明装置100では、図10(A)、図11(A)、図12(A)、図13(A)、図14(A)および図15(A)に示すように、各ブロック3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3mの入射面3a1a,3b1a,3c1a,3d1a,3e1a,3f1a,3g1a,3h1a,3i1a,3j1a,3k1a,3m1aを透過した光源1からの光が光源1の光軸1’に概略平行な光になるように、光源1の光軸1’を中心に曲線ab(図4(C)参照)を360°回転させることにより得られる凸状の回転面によって各ブロック3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3mの入射面3a1a,3b1a,3c1a,3d1a,3e1a,3f1a,3g1a,3h1a,3i1a,3j1a,3k1a,3m1aが構成されている。
【0041】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図10(A)、図11(A)、図12(A)、図13(A)、図14(A)および図15(A)に示すように、各ブロック3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3mの入射面3a1a,3b1a,3c1a,3d1a,3e1a,3f1a,3g1a,3h1a,3i1a,3j1a,3k1a,3m1a(図4、図5、図6、図7、図8および図9参照)からの光を導光する柱状部3−2a1(図4(C)、図5(C)、図6(C)、図7(C)、図8(C)、図9(C)および図16参照)が導光レンズ3(図2参照)の出射側表面3−2(図2参照)に形成されている。
【0042】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図10に示すように、光源1の光軸1’(図4(C)参照)と角度θa2(>θa1),θg2(>θg1)をなして光源1から照射された光、および、光源1の光軸1’と角度θa3(>θa2),θg3(>θg2)をなして光源1から照射された光が入射する入射面3a1b,3g1b(図4(B)および図4(C)参照)がブロック3a,3gに形成されている。また、図11に示すように、光源1の光軸1’(図5(C)参照)と角度θb2(>θb1),θh2(>θh1)をなして光源1から照射された光、および、光源1の光軸1’と角度θb3(>θb2>θa2),θh3(>θh2>θg2)をなして光源1から照射された光が入射する入射面3b1b,3h1b(図5(B)および図5(C)参照)がブロック3b,3hに形成されている。更に、図12に示すように、光源1の光軸1’(図6(C)参照)と角度θc2(>θc1),θi2(>θi1)をなして光源1から照射された光、および、光源1の光軸1’と角度θc3(>θc2),θi3(>θi2)をなして光源1から照射された光が入射する入射面3c1b,3i1b(図6(B)および図6(C)参照)がブロック3c,3iに形成されている。また、図13に示すように、光源1の光軸1’(図7(C)参照)と角度θd2(>θd1),θj2(>θj1)をなして光源1から照射された光、および、光源1の光軸1’と角度θd3(>θd2>θc2),θj3(>θj2>θi2)をなして光源1から照射された光が入射する入射面3d1b,3j1b(図7(B)および図7(C)参照)がブロック3d,3jに形成されている。更に、図14に示すように、光源1の光軸1’(図8(C)参照)と角度θe2(>θe1),θk2(>θk1)をなして光源1から照射された光、および、光源1の光軸1’と角度θe3(>θe2),θk3(>θk2)をなして光源1から照射された光が入射する入射面3e1b,3k1b(図8(B)および図8(C)参照)がブロック3e,3kに形成されている。また、図14に示すように、光源1の光軸1’(図9(C)参照)と角度θf2(>θf1),θm2(>θm1)をなして光源1から照射された光、および、光源1の光軸1’と角度θf3(>θf2>θe2),θm3(>θm2>θk2)をなして光源1から照射された光が入射する入射面3f1b,3m1b(図9(B)および図9(C)参照)がブロック3d,3jに形成されている。
【0043】
詳細には、第1の実施形態の照明装置100では、図4(C)、図5(C)、図6(C)、図7(C)、図8(C)および図9(C)に示すように、光源1(図1参照)の光軸1’を中心に直線bcを360°回転させることにより得られる回転面によって各ブロック3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3mの入射面3a1b,3b1b,3c1b,3d1b,3e1b,3f1b,3g1b,3h1b,3i1b,3j1b,3k1b,3m1bが構成されている。
【0044】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図10(B)に示すように、光源1の光軸1’(図4参照)と角度θa2をなして光源1から照射され、ブロック3aの入射面3a1b(図4(C)参照)を透過した光を光源1の光軸1’の方向に反射する反射面3a2aがブロック3aに形成されている。詳細には、光源1の光軸1’を中心に直線または曲線deを、ブロック3aの中心角θ3a(図1(A)参照)に相当する角度だけ回転させることにより得られる回転面によってブロック3aの反射面3a2aが構成されている。
【0045】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図10(B)に示すように、ブロック3aの反射面3a2aからの光を導光する柱状部3−2a2が導光レンズ3(図2参照)の出射側表面3−2(図2参照)に形成されている。また、柱状部3−2a2によって導光され、柱状部3−2a2の先端部3−2a2a(図4参照)の先端面3−2a2a1,3−2a2a2,3−2a2a3,3−2a2a4,3−2a2a5,3−2a2a6,3−2a2a7,3−2a2a8(図16参照)のいずれかを透過した光L2が、照明装置100の照射方向(図10(B)の上側)に照射される。
【0046】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図10(A)に示すように、光源1の光軸1’(図4参照)と角度θa3をなして光源1から照射され、ブロック3aの入射面3a1b(図4(C)参照)を透過した光を光源1の光軸1’の方向に反射する反射面3a2bがブロック3aに形成されている。詳細には、光源1の光軸1’を中心に直線または曲線を、ブロック3aの中心角θ3a(図1(A)参照)に相当する角度だけ回転させることにより得られる回転面によってブロック3aの反射面3a2bが構成されている。
【0047】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図10(A)に示すように、ブロック3aの反射面3a2bからの光を導光する柱状部3−2a3(図4参照)が導光レンズ3(図2参照)の出射側表面3−2(図2参照)に形成されている。また、柱状部3−2a3によって導光され、柱状部3−2a3の先端部3−2a3a(図4参照)を透過した光L3が、照明装置100の照射方向(図10(A)の上側)に照射される。
【0048】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図4(C)に示すように、導光レンズ3(図2参照)の出射側表面3−2(図2参照)と反射面3a2aとを接続する入射側接続面3a3aと、反射面3a2aと反射面3a2bとを接続する入射側接続面3a3bと、反射面3a2bと入射面3a1bとを接続する入射側接続面3a3cとがブロック3aの入射側表面3−1(図2参照)に形成されている。
【0049】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図4(C)に示すように、柱状部3−2a1,3−2a2,3−2a3の相互間を接続する出射側接続面3−2bがブロック3aの出射側表面3−2(図2参照)に形成されている。また、柱状部3−2a1の先端部3−2a1aと出射側接続面3−2bとが柱状部3−2a1の側面部3−2a1bによって接続され、柱状部3−2a2の先端部3−2a2aと出射側接続面3−2bとが柱状部3−2a2の側面部3−2a2bによって接続され、柱状部3−2a3の先端部3−2a3aと出射側接続面3−2bとが柱状部3−2a3の側面部3−2a3bによって接続されている。
【0050】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図4(A)および図4(C)に示すように、光源1(図1参照)の光軸1’を中心にブロック3aおよび柱状部3−2a2,3−2a3を図4(A)の反時計回りに180°回転させて複写することにより、ブロック3gおよび柱状部3−2a14,3−2a15が得られる。
【0051】
そのため、第1の実施形態の照明装置100では、図10(B)に示すように、光源1の光軸1’(図4参照)と角度θg2をなして光源1から照射され、ブロック3gの入射面3g1b(図4(C)参照)を透過した光が、反射面3a2aによって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a14によって導光され、柱状部3−2a14の先端部を透過した光L14が、照明装置100の照射方向(図10(B)の上側)に照射される。
【0052】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図10(A)に示すように、光源1の光軸1’(図4参照)と角度θg3をなして光源1から照射され、ブロック3gの入射面3g1b(図4(C)参照)を透過した光が、反射面3a2bによって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a15(図4参照)によって導光され、柱状部3−2a15の先端部を透過した光L15が、照明装置100の照射方向(図10(A)の上側)に照射される。
【0053】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図4(A)、図4(C)、図6(A)および図6(C)に示すように、光源1(図1参照)の光軸1’を中心にブロック3aおよび柱状部3−2a2,3−2a3を図4(A)の反時計回りに60°回転させて複写することにより、ブロック3cおよび柱状部3−2a6,3−2a7が得られる。
【0054】
そのため、第1の実施形態の照明装置100では、図12(B)に示すように、光源1の光軸1’(図6参照)と角度θc2をなして光源1から照射され、ブロック3cの入射面3c1b(図6(C)参照)を透過した光が、反射面3c2aによって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a6によって導光され、柱状部3−2a6の先端部を透過した光L6が、照明装置100の照射方向(図12(B)の上側)に照射される。
【0055】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図12(A)に示すように、光源1の光軸1’(図6参照)と角度θc3をなして光源1から照射され、ブロック3cの入射面3c1b(図6(C)参照)を透過した光が、反射面3c2bによって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a7(図6参照)によって導光され、柱状部3−2a7の先端部を透過した光L7が、照明装置100の照射方向(図12(A)の上側)に照射される。
【0056】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図4(A)、図4(C)、図6(A)および図6(C)に示すように、光源1(図1参照)の光軸1’を中心にブロック3aおよび柱状部3−2a2,3−2a3を図4(A)の反時計回りに240°回転させて複写することにより、ブロック3iおよび柱状部3−2a18,3−2a19が得られる。
【0057】
そのため、第1の実施形態の照明装置100では、図12(B)に示すように、光源1の光軸1’(図6参照)と角度θi2をなして光源1から照射され、ブロック3iの入射面3i1b(図6(C)参照)を透過した光が、反射面3i2aによって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a18によって導光され、柱状部3−2a18の先端部を透過した光L18が、照明装置100の照射方向(図12(B)の上側)に照射される。
【0058】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図12(A)に示すように、光源1の光軸1’(図6参照)と角度θi3をなして光源1から照射され、ブロック3iの入射面3i1b(図6(C)参照)を透過した光が、反射面3i2bによって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a19(図6参照)によって導光され、柱状部3−2a19の先端部を透過した光L19が、照明装置100の照射方向(図12(A)の上側)に照射される。
【0059】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図4(A)、図4(C)、図8(A)および図8(C)に示すように、光源1(図1参照)の光軸1’を中心にブロック3aおよび柱状部3−2a2,3−2a3を図4(A)の反時計回りに120°回転させて複写することにより、ブロック3eおよび柱状部3−2a10,3−2a11が得られる。
【0060】
そのため、第1の実施形態の照明装置100では、図14(B)に示すように、光源1の光軸1’(図8参照)と角度θe2をなして光源1から照射され、ブロック3eの入射面3e1b(図8(C)参照)を透過した光が、反射面3e2aによって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a10によって導光され、柱状部3−2a10の先端部を透過した光L10が、照明装置100の照射方向(図14(B)の上側)に照射される。
【0061】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図14(A)に示すように、光源1の光軸1’(図8参照)と角度θe3をなして光源1から照射され、ブロック3eの入射面3e1b(図8(C)参照)を透過した光が、反射面3e2bによって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a11(図8参照)によって導光され、柱状部3−2a11の先端部を透過した光L11が、照明装置100の照射方向(図14(A)の上側)に照射される。
【0062】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図4(A)、図4(C)、図8(A)および図8(C)に示すように、光源1(図1参照)の光軸1’を中心にブロック3aおよび柱状部3−2a2,3−2a3を図4(A)の反時計回りに300°回転させて複写することにより、ブロック3kおよび柱状部3−2a22,3−2a23が得られる。
【0063】
そのため、第1の実施形態の照明装置100では、図14(B)に示すように、光源1の光軸1’(図8参照)と角度θk2をなして光源1から照射され、ブロック3kの入射面3k1b(図8(C)参照)を透過した光が、反射面3k2aによって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a22によって導光され、柱状部3−2a22の先端部を透過した光L22が、照明装置100の照射方向(図14(B)の上側)に照射される。
【0064】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図14(A)に示すように、光源1の光軸1’(図8参照)と角度θk3をなして光源1から照射され、ブロック3kの入射面3k1b(図8(C)参照)を透過した光が、反射面3k2bによって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a23(図8参照)によって導光され、柱状部3−2a23の先端部を透過した光L23が、照明装置100の照射方向(図14(A)の上側)に照射される。
【0065】
第1の実施形態の照明装置100では、ブロック3c,3e,3g,3i,3kがブロック3aに対して回転および複写の関係を有するように構成されているが、第4の実施形態の照明装置100では、代わりに、ブロック3c,3e,3g,3i,3kのそれぞれをブロック3aに対して無関係に構成することも可能である。
【0066】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図11(A)に示すように、光源1の光軸1’(図5参照)と角度θb3をなして光源1から照射され、ブロック3a(図2参照)に隣接するブロック3bの入射面3b1b(図5参照)を透過した光を光源1の光軸1’の方向に反射する反射面3b2bがブロック3bに形成されている。更に、図4(C)および図5(C)に示すように、ブロック3aの反射面3a2aよりも光源1の光軸1’から近い位置にブロック3bの反射面3b2bが配置されている。詳細には、図5に示すように、光源1の光軸1’を中心に直線または曲線jk(図5(C)参照)を、ブロック3bの中心角θ3b(図1参照)に相当する角度だけ回転させることにより得られる回転面によってブロック3bの反射面3b2bが構成されている。
【0067】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図11(A)に示すように、ブロック3bの反射面3b2bからの光を導光する柱状部3−2a5(図5参照)が導光レンズ3(図2参照)の出射側表面3−2(図2参照)に形成されている。また、図4および図5に示すように、柱状部3−2a2よりも光源1の光軸1’から近い位置に柱状部3−2a5が配置されている。更に、図11(A)に示すように、柱状部3−2a5によって導光され、柱状部3−2a5の先端部3−2a5a(図5参照)の先端面3−2a5a1,3−2a5a2,3−2a5a3,3−2a5a4,3−2a5a5(図16参照)のいずれかを透過した光L5が、照明装置100の照射方向(図11(A)の上側)に照射される。
【0068】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図11(B)に示すように、光源1の光軸1’(図5参照)と角度θb2をなして光源1から照射され、ブロック3bの入射面3b1b(図5参照)を透過した光を光源1の光軸1’の方向に反射する反射面3b2aがブロック3bに形成されている。詳細には、図5に示すように、光源1の光軸1’を中心に直線または曲線を、ブロック3bの中心角θ3b(図1参照)に相当する角度だけ回転させることにより得られる回転面によってブロック3bの反射面3b2aが構成されている。
【0069】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図11(B)に示すように、ブロック3bの反射面3b2aからの光を導光する柱状部3−2a4(図5参照)が導光レンズ3(図2参照)の出射側表面3−2(図2参照)に形成されている。また、柱状部3−2a4によって導光され、柱状部3−2a4の先端部3−2a4a(図5参照)を透過した光L4が、照明装置100の照射方向(図11(B)の上側)に照射される。
【0070】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図5(C)に示すように、導光レンズ3(図2参照)の出射側表面3−2(図2参照)と反射面3b2aとを接続する入射側接続面3b3a1,3b3a2と、反射面3b2aと反射面3b2bとを接続する入射側接続面3b3bと、反射面3b2bと入射面3b1bとを接続する入射側接続面3b3cとがブロック3bの入射側表面3−1(図2参照)に形成されている。
【0071】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図5(C)に示すように、柱状部3−2a1,3−2a4,3−2a5の相互間を接続する出射側接続面3−2bがブロック3bの出射側表面3−2(図2参照)に形成されている。また、柱状部3−2a1の先端部3−2a1aと出射側接続面3−2bとが柱状部3−2a1の側面部3−2a1bによって接続され、柱状部3−2a4の先端部3−2a4aと出射側接続面3−2bとが柱状部3−2a4の側面部3−2a4bによって接続され、柱状部3−2a5の先端部3−2a5aと出射側接続面3−2bとが柱状部3−2a5の側面部3−2a5bによって接続されている。
【0072】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図5(A)および図5(C)に示すように、光源1(図1参照)の光軸1’を中心にブロック3bおよび柱状部3−2a4,3−2a5を図4(A)の反時計回りに180°回転させて複写することにより、ブロック3hおよび柱状部3−2a16,3−2a17が得られる。
【0073】
そのため、第1の実施形態の照明装置100では、図11(B)に示すように、光源1の光軸1’(図5参照)と角度θh2をなして光源1から照射され、ブロック3hの入射面3h1b(図5(C)参照)を透過した光が、反射面3h2aによって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a16によって導光され、柱状部3−2a16の先端部を透過した光L16が、照明装置100の照射方向(図11(B)の上側)に照射される。
【0074】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図11(A)に示すように、光源1の光軸1’(図5参照)と角度θh3をなして光源1から照射され、ブロック3hの入射面3h1b(図5(C)参照)を透過した光が、反射面3h2b(図5参照)によって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a17(図5参照)によって導光され、柱状部3−2a17の先端部を透過した光L17が、照明装置100の照射方向(図11(A)の上側)に照射される。
【0075】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図5(A)、図5(C)、図7(A)および図7(C)に示すように、光源1(図1参照)の光軸1’を中心にブロック3bおよび柱状部3−2a4,3−2a5を図5(A)の反時計回りに60°回転させて複写することにより、ブロック3dおよび柱状部3−2a8,3−2a9が得られる。
【0076】
そのため、第1の実施形態の照明装置100では、図13(B)に示すように、光源1の光軸1’(図7参照)と角度θd2をなして光源1から照射され、ブロック3dの入射面3d1b(図7(C)参照)を透過した光が、反射面3d2aによって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a8(図7参照)によって導光され、柱状部3−2a8の先端部を透過した光L8が、照明装置100の照射方向(図13(B)の上側)に照射される。
【0077】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図13(A)に示すように、光源1の光軸1’(図7参照)と角度θd3をなして光源1から照射され、ブロック3dの入射面3d1b(図7(C)参照)を透過した光が、反射面3d2bによって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a9(図7参照)によって導光され、柱状部3−2a9の先端部を透過した光L9が、照明装置100の照射方向(図13(A)の上側)に照射される。
【0078】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図5(A)、図5(C)、図7(A)および図7(C)に示すように、光源1(図1参照)の光軸1’を中心にブロック3bおよび柱状部3−2a4,3−2a5を図5(A)の反時計回りに240°回転させて複写することにより、ブロック3jおよび柱状部3−2a20,3−2a21が得られる。
【0079】
そのため、第1の実施形態の照明装置100では、図13(B)に示すように、光源1の光軸1’(図7参照)と角度θj2をなして光源1から照射され、ブロック3jの入射面3j1b(図7(C)参照)を透過した光が、反射面3j2aによって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a20(図7参照)によって導光され、柱状部3−2a20の先端部を透過した光L20が、照明装置100の照射方向(図13(B)の上側)に照射される。
【0080】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図13(A)に示すように、光源1の光軸1’(図7参照)と角度θj3をなして光源1から照射され、ブロック3jの入射面3j1b(図7(C)参照)を透過した光が、反射面3j2b(図7参照)によって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a21(図7参照)によって導光され、柱状部3−2a21の先端部を透過した光L21が、照明装置100の照射方向(図13(A)の上側)に照射される。
【0081】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図5(A)、図5(C)、図9(A)および図9(C)に示すように、光源1(図1参照)の光軸1’を中心にブロック3bおよび柱状部3−2a4,3−2a5を図5(A)の反時計回りに120°回転させて複写することにより、ブロック3fおよび柱状部3−2a12,3−2a13が得られる。
【0082】
そのため、第1の実施形態の照明装置100では、図15(B)に示すように、光源1の光軸1’(図9参照)と角度θf2をなして光源1から照射され、ブロック3fの入射面3f1b(図9(C)参照)を透過した光が、反射面3f2aによって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a12(図9参照)によって導光され、柱状部3−2a12の先端部を透過した光L12が、照明装置100の照射方向(図15(B)の上側)に照射される。
【0083】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図15(A)に示すように、光源1の光軸1’(図9参照)と角度θf3をなして光源1から照射され、ブロック3fの入射面3f1b(図9(C)参照)を透過した光が、反射面3f2bによって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a13(図9参照)によって導光され、柱状部3−2a13の先端部を透過した光L13が、照明装置100の照射方向(図15(A)の上側)に照射される。
【0084】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図5(A)、図5(C)、図9(A)および図9(C)に示すように、光源1(図1参照)の光軸1’を中心にブロック3bおよび柱状部3−2a4,3−2a5を図5(A)の反時計回りに300°回転させて複写することにより、ブロック3mおよび柱状部3−2a24,3−2a25が得られる。
【0085】
そのため、第1の実施形態の照明装置100では、図15(B)に示すように、光源1の光軸1’(図9参照)と角度θm2をなして光源1から照射され、ブロック3mの入射面3m1b(図9(C)参照)を透過した光が、反射面3m2aによって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a24(図9参照)によって導光され、柱状部3−2a24の先端部を透過した光L24が、照明装置100の照射方向(図15(B)の上側)に照射される。
【0086】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図15(A)に示すように、光源1の光軸1’(図9参照)と角度θm3をなして光源1から照射され、ブロック3mの入射面3m1b(図9(C)参照)を透過した光が、反射面3m2b(図9参照)によって光源1の光軸1’の方向に反射され、次いで、柱状部3−2a25(図9参照)によって導光され、柱状部3−2a25の先端部を透過した光L25が、照明装置100の照射方向(図15(A)の上側)に照射される。
【0087】
第1の実施形態の照明装置100では、ブロック3d,3f,3h,3j,3mがブロック3bに対して回転および複写の関係を有するように構成されているが、第5の実施形態の照明装置100では、代わりに、ブロック3d,3f,3h,3j,3mのそれぞれをブロック3bに対して無関係に構成することも可能である。
【0088】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図17(A)に示すように、光源1の光軸1’(図4参照)と角度θa2aをなして光源1から照射され、ブロック3aの入射面3a1bを透過し、反射面3a2aによって反射された光の一部が、柱状部3−2a2の外径側端部3−2a2boutに入射し、側面部3−2a2bによって反射され、先端部3−2a2aの透過光L2outとなって照明装置100の照射方向(図17(A)の上側)に照射される。
【0089】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図17(B)に示すように、光源1の光軸1’(図4参照)と角度θa2bをなして光源1から照射され、ブロック3aの入射面3a1bを透過し、反射面3a2aによって反射された光の一部が、柱状部3−2a2の内径側端部3−2a2binに入射し、側面部3−2a2bによって反射され、先端部3−2a2aの透過光L2inとなって照明装置100の照射方向(図17(B)の上側)に照射される。
【0090】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図18(A)に示すように、光源1の光軸1’(図5参照)と角度θb3aをなして光源1から照射され、ブロック3bの入射面3b1bを透過し、反射面3b2bによって反射された光の一部が、柱状部3−2a5の外径側端部3−2a5boutに入射し、側面部3−2a5bによって反射され、先端部3−2a5aの透過光L5outとなって照明装置100の照射方向(図18(A)の上側)に照射される。
【0091】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図18(B)に示すように、光源1の光軸1’(図5参照)と角度θb3bをなして光源1から照射され、ブロック3bの入射面3b1bを透過し、反射面3b2bによって反射された光の一部が、柱状部3−2a5の内径側端部3−2a5binに入射し、側面部3−2a5bによって反射され、先端部3−2a5aの透過光L5inとなって照明装置100の照射方向(図18(B)の上側)に照射される。
【0092】
詳細には、第1の実施形態の照明装置100では、図17および図18に示すように、柱状部3−2a2の外径側端部3−2a2boutに入射するために光源1から照射される強い光が光源1の光軸1’(図4参照)となす角度θa2a(図17(A)参照)と、柱状部3−2a2の内径側端部3−2a2binに入射するために光源1から照射される強い光が光源1の光軸1’となす角度θa2b(図17(B)参照)との差分(θa2b−θa2a)が、柱状部3−2a5の外径側端部3−2a5boutに入射するために光源1から照射される弱い光が光源1の光軸1’(図5参照)となす角度θb3a(図18(A)参照)と、柱状部3−2a5の内径側端部3−2a5binに入射するために光源1から照射される弱い光が光源1の光軸1’となす角度θb3b(図18(B)参照)との差分(θb3b−θb3a)よりも小さくなるように、柱状部3−2a2,3−2a5が形成されている。
【0093】
そのため、第1の実施形態の照明装置100によれば、光源1の光軸1’の方向(図17および図18の上側)から導光レンズ3を見た時に、光源1の光軸1’から近い位置に配置され、弱い光が出射する柱状部3−2a5(図18参照)の先端部3−2a5a(図18参照)が、光源1の光軸1’から離れた位置に配置され、強い光が出射する柱状部3−2a2(図17参照)の先端部3−2a2a(図17参照)よりも暗く見えてしまうのを抑制することができる。
【0094】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図16に示すように、柱状部3−2a2の先端部3−2a2a(図4(C)参照)が複数の異なる先端面3−2a2a1,3−2a2a2,3−2a2a3,3−2a2a4,3−2a2a5,3−2a2a6,3−2a2a7,3−2a2a8によって構成されている。また、柱状部3−2a5の先端部3−2a5a(図5(C)参照)が複数の異なる先端面3−2a5a1,3−2a5a2,3−2a5a3,3−2a5a4,3−2a5a5によって構成されている。更に、柱状部3−2a2よりも光源1(図1参照)の光軸1’から近い位置に配置された柱状部3−2a5の先端面3−2a5a1,3−2a5a2,3−2a5a3,3−2a5a4,3−2a5a5の数(例えば5個)が、柱状部3−2a2の先端面3−2a2a1,3−2a2a2,3−2a2a3,3−2a2a4,3−2a2a5,3−2a2a6,3−2a2a7,3−2a2a8の数(例えば8個)よりも少なくされている。
【0095】
そのため、第1の実施形態の照明装置100によれば、光源1の光軸1’の方向(図4(C)および図5(C)の上側)から導光レンズ3を見た時に、柱状部3−2a2の先端部3−2a2aの1個の先端面3−2a2a1,3−2a2a2,3−2a2a3,3−2a2a4,3−2a2a5,3−2a2a6,3−2a2a7,3−2a2a8(図16参照)の明るさと、柱状部3−2a5の先端部3−2a5aの1個の先端面3−2a5a1,3−2a5a2,3−2a5a3,3−2a5a4,3−2a5a5(図16参照)の明るさとが概略等しくなるようにすることができる。
【0096】
第1の実施形態の照明装置100では、図4(C)および図5(C)に示すように、柱状部3−2a2,3−2a3,3−2a4,3−2a5の先端部3−2a2a,3−2a3a,3−2a4a,3−2a5aが凸状に形成されているが、第6の実施形態の照明装置100では、代わりに、柱状部3−2a2,3−2a3,3−2a4,3−2a5によって導光された光が柱状部3−2a2,3−2a3,3−2a4,3−2a5の先端部3−2a2a,3−2a3a,3−2a4a,3−2a5aを透過できるように、柱状部3−2a2,3−2a3,3−2a4,3−2a5の先端部3−2a2a,3−2a3a,3−2a4a,3−2a5aを凹状に形成したり、光源1の光軸1’に垂直な面によって柱状部3−2a2,3−2a3,3−2a4,3−2a5の先端部3−2a2a,3−2a3a,3−2a4a,3−2a5aを構成したりすることも可能である。
【0097】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図4(C)および図5(C)に示すように、柱状部3−2a1の先端部3−2a1aが、柱状部3−2a2,3−2a3,3−2a4,3−2a5の先端部3−2a2a,3−2a3a,3−2a4a,3−2a5aよりも照明装置100の照射方向の側(図4(C)および図5(C)の上側)に突出せしめられている。更に、柱状部3−2a1の先端部3−2a1aが凹状に形成されている。また、図1に示すように、導光レンズ3の周囲にリフレクタ4が配置されている。
【0098】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図10(A)に示すように、光源1の光軸1’(図4(C)参照)と角度θa1をなして光源1から照射され、ブロック3aの入射面3a1a(図4(C)参照)を透過し、柱状部3−2a1(図4(C)参照)によって導光された光が、柱状部3−2a1の先端部3−2a1a(図4(C)参照)によって反射され、柱状部3−2a1の側面部3−2a1b(図4(C)参照)を透過し、リフレクタ4(図1参照)の反射面4aからの反射光L1aとなって、概略光源1の光軸1’の方向(図10(A)の上側)に照射される。また、光源1の光軸1’と角度θg1をなして光源1から照射され、ブロック3gの入射面3g1a(図4(C)参照)を透過し、柱状部3−2a1によって導光された光が、柱状部3−2a1の先端部3−2a1aによって反射され、柱状部3−2a1の側面部3−2a1bを透過し、リフレクタ4の反射面4aからの反射光L1gとなって、概略光源1の光軸1’の方向(図10(A)の上側)に照射される。
【0099】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図11(A)に示すように、光源1の光軸1’(図5(C)参照)と角度θb1をなして光源1から照射され、ブロック3bの入射面3b1a(図5(C)参照)を透過し、柱状部3−2a1(図5(C)参照)によって導光された光が、柱状部3−2a1の先端部3−2a1a(図5(C)参照)によって反射され、柱状部3−2a1の側面部3−2a1b(図5(C)参照)を透過し、リフレクタ4(図1参照)の反射面4aからの反射光L1bとなって、概略光源1の光軸1’の方向(図11(A)の上側)に照射される。更に、光源1の光軸1’と角度θh1をなして光源1から照射され、ブロック3hの入射面3h1a(図5(C)参照)を透過し、柱状部3−2a1によって導光された光が、柱状部3−2a1の先端部3−2a1aによって反射され、柱状部3−2a1の側面部3−2a1bを透過し、リフレクタ4の反射面4aからの反射光L1hとなって、概略光源1の光軸1’の方向(図11(A)の上側)に照射される。
【0100】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図12(A)に示すように、光源1の光軸1’(図6(C)参照)と角度θc1をなして光源1から照射され、ブロック3cの入射面3c1a(図6(C)参照)を透過し、柱状部3−2a1(図6(C)参照)によって導光された光が、柱状部3−2a1の先端部3−2a1a(図6(C)参照)によって反射され、柱状部3−2a1の側面部3−2a1b(図6(C)参照)を透過し、リフレクタ4(図1参照)の反射面4aからの反射光L1cとなって、概略光源1の光軸1’の方向(図12(A)の上側)に照射される。また、光源1の光軸1’と角度θi1をなして光源1から照射され、ブロック3iの入射面3i1a(図6(C)参照)を透過し、柱状部3−2a1によって導光された光が、柱状部3−2a1の先端部3−2a1aによって反射され、柱状部3−2a1の側面部3−2a1bを透過し、リフレクタ4の反射面4aからの反射光L1iとなって、概略光源1の光軸1’の方向(図12(A)の上側)に照射される。
【0101】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図13(A)に示すように、光源1の光軸1’(図7(C)参照)と角度θd1をなして光源1から照射され、ブロック3dの入射面3d1a(図7(C)参照)を透過し、柱状部3−2a1(図7(C)参照)によって導光された光が、柱状部3−2a1の先端部3−2a1a(図7(C)参照)によって反射され、柱状部3−2a1の側面部3−2a1b(図7(C)参照)を透過し、リフレクタ4(図1参照)の反射面4aからの反射光L1dとなって、概略光源1の光軸1’の方向(図13(A)の上側)に照射される。更に、光源1の光軸1’と角度θj1をなして光源1から照射され、ブロック3jの入射面3j1a(図7(C)参照)を透過し、柱状部3−2a1によって導光された光が、柱状部3−2a1の先端部3−2a1aによって反射され、柱状部3−2a1の側面部3−2a1bを透過し、リフレクタ4の反射面4aからの反射光L1jとなって、概略光源1の光軸1’の方向(図13(A)の上側)に照射される。
【0102】
更に、第1の実施形態の照明装置100では、図14(A)に示すように、光源1の光軸1’(図8(C)参照)と角度θe1をなして光源1から照射され、ブロック3eの入射面3e1a(図8(C)参照)を透過し、柱状部3−2a1(図8(C)参照)によって導光された光が、柱状部3−2a1の先端部3−2a1a(図8(C)参照)によって反射され、柱状部3−2a1の側面部3−2a1b(図8(C)参照)を透過し、リフレクタ4(図1参照)の反射面4aからの反射光L1eとなって、概略光源1の光軸1’の方向(図14(A)の上側)に照射される。また、光源1の光軸1’と角度θk1をなして光源1から照射され、ブロック3kの入射面3k1a(図8(C)参照)を透過し、柱状部3−2a1によって導光された光が、柱状部3−2a1の先端部3−2a1aによって反射され、柱状部3−2a1の側面部3−2a1bを透過し、リフレクタ4の反射面4aからの反射光L1kとなって、概略光源1の光軸1’の方向(図14(A)の上側)に照射される。
【0103】
また、第1の実施形態の照明装置100では、図15(A)に示すように、光源1の光軸1’(図9(C)参照)と角度θf1をなして光源1から照射され、ブロック3fの入射面3f1a(図9(C)参照)を透過し、柱状部3−2a1(図9(C)参照)によって導光された光が、柱状部3−2a1の先端部3−2a1a(図9(C)参照)によって反射され、柱状部3−2a1の側面部3−2a1b(図9(C)参照)を透過し、リフレクタ4(図1参照)の反射面4aからの反射光L1fとなって、概略光源1の光軸1’の方向(図15(A)の上側)に照射される。更に、光源1の光軸1’と角度θm1をなして光源1から照射され、ブロック3mの入射面3m1a(図9(C)参照)を透過し、柱状部3−2a1によって導光された光が、柱状部3−2a1の先端部3−2a1aによって反射され、柱状部3−2a1の側面部3−2a1bを透過し、リフレクタ4の反射面4aからの反射光L1mとなって、概略光源1の光軸1’の方向(図15(A)の上側)に照射される。
【0104】
つまり、第1の実施形態の照明装置100では、光源1の光軸1’の方向(図1(B)の下側、図1(C)の左側)から導光レンズ3およびリフレクタ4を見た時に、導光レンズ3の柱状部3−2a1,3−2a2,3−2a3,3−2a4,3−2a5,3−2a6,3−2a7,3−2a8,3−2a9,3−2a10,3−2a11,3−2a12,3−2a13,3−2a14,3−2a15,3−2a16,3−2a17,3−2a18,3−2a19,3−2a20,3−2a21,3−2a22,3−2a23,3−2a24,3−2a25が光って見えるのみならず、リフレクタ4の反射面4aが光って見える。
【0105】
そのため、第1の実施形態の照明装置100によれば、リフレクタ4が設けられていない場合や、光源1の光軸1’の方向(図1(B)の下側、図1(C)の左側)からリフレクタ4を見た時にリフレクタ4が光って見えない場合よりも、光源1の光軸1’の方向から照明装置100を見た時に、光って見える部分の直径を大きくすることができる。
【0106】
詳細には、第1の実施形態の照明装置100では、柱状部3−2a1の側面部3−2a1bからの光がリフレクタ4の反射面4aによって反射されて照明装置100の照射方向に照射されるのみならず、光源1(図1参照)の発光中心点以外の部分から照射され、導光レンズ3によって導光され、導光レンズ3から漏れ出た光も、リフレクタ4の反射面4aによって反射されて照明装置100の照射方向に照射される。
【0107】
第7の実施形態の照明装置100では、代わりに、リフレクタ4を省略すると共に、柱状部3−2a1によって導光された光が柱状部3−2a1の先端部3−2a1aを透過して照明装置100の照射方向に照射されるように、柱状部3−2a1を形成することも可能である。
【0108】
第8の実施形態では、上述した第1から第7の実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0109】
本発明の照明装置は、例えばヘッドランプ、フロントフォグランプなどのような照らすための車両用灯具ではなく、例えばストップランプ、テールランプ、ターンランプ、リアフォグランプ、デイタイムランニングランプなどのような見せるための車両用灯具、一般照明装置、遊技機用照明装置などに適用可能である。
【符号の説明】
【0110】
1 光源
1’ 光軸
3 導光レンズ
3−1 入射側表面
3−2 入射側表面
3a,3b ブロック
3a1a,3b1a 入射面
3a1b,3b1b 入射面
3a2a,3b2a 反射面
3−2a1,3−2a2,3−2a5 柱状部
3−2a1a,3−2a2a,3−2a5a 先端部
3−2a2bout,3−2a5bout 外径側端部
3−2a2bin,3−2a5bin 内径側端部
100 照明装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源(1)と、導光レンズ(3)とを具備し、
導光レンズ(3)の入射側表面(3−1)から導光レンズ(1)に入射した光源(1)からの光の少なくとも一部分が、導光レンズ(3)の出射側表面(3−2)から出射する照明装置(100)において、
光源(1)から照射される光と光源(1)の光軸(1’)とがなす角度が大きくなるに従って光源(1)から照射される光の光度が低くなる光源(1)を用い、
光源(1)の光軸(1’)を含む複数の平面によって、導光レンズ(3)を第1から第n(nは2以上の整数)のブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)に仮想分割し、
光源(1)の光軸(1’)と第1の角度(θa1,θb1,θc1,θd1,θe1,θf1,θg1,θh1,θi1,θj1,θk1,θm1)をなして光源(1)から照射された光が入射する第1入射面(3a1a,3b1a,3c1a,3d1a,3e1a,3f1a,3g1a,3h1a,3i1a,3j1a,3k1a,3m1a)を各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)に形成し、
各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)の第1入射面(3a1a,3b1a,3c1a,3d1a,3e1a,3f1a,3g1a,3h1a,3i1a,3j1a,3k1a,3m1a)を透過した光源(1)からの光が光源(1)の光軸(1’)に概略平行な光になるように、光源(1)の光軸(1’)を中心に曲線(ab)を360°回転させることにより得られる回転面によって各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)の第1入射面(3a1a,3b1a,3c1a,3d1a,3e1a,3f1a,3g1a,3h1a,3i1a,3j1a,3k1a,3m1a)を構成し、
各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)の第1入射面(3a1a,3b1a,3c1a,3d1a,3e1a,3f1a,3g1a,3h1a,3i1a,3j1a,3k1a,3m1a)からの光の少なくとも一部を導光する第1柱状部(3−2a1)を導光レンズ(3)の出射側表面(3−2)に形成し、
光源(1)の光軸(1’)と第1の角度(θa1,θb1,θc1,θd1,θe1,θf1,θg1,θh1,θi1,θj1,θk1,θm1)より大きい第2の角度(θa2)をなして光源(1)から照射された光、および、光源(1)の光軸(1’)と第2の角度(θa2)より大きい第3の角度(θb3)をなして光源(1)から照射された光が入射する第2入射面(3a1b,3b1b,3c1b,3d1b,3e1b,3f1b,3g1b,3h1b,3i1b,3j1b,3k1b,3m1b)を各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)に形成し、
光源(1)の光軸(1’)を中心に曲線または直線(bc)を360°回転させることにより得られる回転面によって各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)の第2入射面(3a1b,3b1b,3c1b,3d1b,3e1b,3f1b,3g1b,3h1b,3i1b,3j1b,3k1b,3m1b)を構成し、
光源(1)の光軸(1’)と第2の角度(θa2)をなして光源(1)から照射され、第1ブロック(3a)の第2入射面(3a1b)を透過した光を光源(1)の光軸(1’)方向に反射する反射面(3a2a)を第1ブロック(3a)に形成し、
光源(1)の光軸(1’)を中心に直線または曲線(de)を、第1ブロック(3a)の中心角(θ3a)に相当する角度だけ回転させることにより得られる回転面によって第1ブロック(3a)の反射面(3a2a)を構成し、
第1ブロック(3a)の反射面(3a2a)からの光の少なくとも一部を導光する第2柱状部(3−2a2)を導光レンズ(3)の出射側表面(3−2)に形成し、
第2柱状部(3−2a2)によって導光された光を照明装置(100)の照射方向に出射する先端面(3−2a2a1,3−2a2a2,3−2a2a3,3−2a2a4,3−2a2a5,3−2a2a6,3−2a2a7,3−2a2a8)を第2柱状部(3−2a2)の先端部(3−2a2a)に形成し、
光源(1)の光軸(1’)と第3の角度(θb3)をなして光源(1)から照射され、第1ブロック(3a)に隣接する第2ブロック(3b)の第2入射面(3b1b)を透過した光を光源(1)の光軸(1’)方向に反射する反射面(3b2b)を第2ブロック(3b)に形成し、
第1ブロック(3a)の反射面(3a2a)よりも光源(1)の光軸(1’)から近い位置に第2ブロック(3b)の反射面(3b2b)を配置し、
光源(1)の光軸(1’)を中心に直線または曲線(jk)を、第2ブロック(3b)の中心角(θ3b)に相当する角度だけ回転させることにより得られる回転面によって第2ブロック(3b)の反射面(3b2b)を構成し、
第2ブロック(3b)の反射面(3b2b)からの光の少なくとも一部を導光する第3柱状部(3−2a5)を導光レンズ(3)の出射側表面(3−2)に形成し、
第2柱状部(3−2a2)よりも光源(1)の光軸(1’)から近い位置に第3柱状部(3−2a5)を配置し、
第3柱状部(3−2a5)によって導光された光を照明装置(100)の照射方向に出射する先端面(3−2a5a1,3−2a5a2,3−2a5a3,3−2a5a4,3−2a5a5)を第3柱状部(3−2a5)の先端部(3−2a5a)に形成し、
第2柱状部(3−2a2)の外径側端部(3−2a2bout)に入射するために光源(1)から照射される光が光源(1)の光軸(1’)となす角度θa2aと、第2柱状部(3−2a2)の内径側端部(3−2a2bin)に入射するために光源(1)から照射される光が光源(1)の光軸(1’)となす角度θa2bとの差分(θa2b−θa2a)が、
第3柱状部(3−2a5)の外径側端部(3−2a5bout)に入射するために光源(1)から照射される光が光源(1)の光軸(1’)となす角度θb3aと、第3柱状部(3−2a5)の内径側端部(3−2a5bin)に入射するために光源(1)から照射される光が光源(1)の光軸(1’)となす角度θb3bとの差分(θb3b−θb3a)よりも小さくなるように、
第2柱状部(3−2a2)および第3柱状部(3−2a5)を形成したことを特徴とする照明装置(100)。
【請求項2】
第2柱状部(3−2a2)の先端部(3−2a2a)を複数の異なる先端面(3−2a2a1,3−2a2a2,3−2a2a3,3−2a2a4,3−2a2a5,3−2a2a6,3−2a2a7,3−2a2a8)によって構成し、
第3柱状部(3−2a5)の先端部(3−2a5a)を複数の異なる先端面(3−2a5a1,3−2a5a2,3−2a5a3,3−2a5a4,3−2a5a5)によって構成し、
第2柱状部(3−2a2)よりも光源(1)の光軸(1’)から近い位置に配置された第3柱状部(3−2a5)の先端面(3−2a5a1,3−2a5a2,3−2a5a3,3−2a5a4,3−2a5a5)の数を、第2柱状部(3−2a2)の先端面(3−2a2a1,3−2a2a2,3−2a2a3,3−2a2a4,3−2a2a5,3−2a2a6,3−2a2a7,3−2a2a8)の数よりも少なくしたことを特徴とする請求項1に記載の照明装置(100)。
【請求項3】
第1柱状部(3−2a1)の先端部(3−2a1a)を第2柱状部(3−2a2)の先端部(3−2a2a)および第3柱状部(3−2a5)の先端部(3−2a5a)よりも突出させ、
第1柱状部(3−2a1)の先端部(3−2a1a)を凹状に形成し、
導光レンズ(3)の周囲にリフレクタ(4)を配置し、
第1柱状部(3−2a1)によって導光された光源(1)からの光の少なくとも一部が、第1柱状部(3−2a1)の先端部(3−2a1a)によって反射され、第1柱状部(3−2a1)の側面部(3−2a1b)を透過し、リフレクタ(4)によって反射され、概略光源(1)の光軸(1’)方向に照射されることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置(100)。
【請求項1】
光源(1)と、導光レンズ(3)とを具備し、
導光レンズ(3)の入射側表面(3−1)から導光レンズ(1)に入射した光源(1)からの光の少なくとも一部分が、導光レンズ(3)の出射側表面(3−2)から出射する照明装置(100)において、
光源(1)から照射される光と光源(1)の光軸(1’)とがなす角度が大きくなるに従って光源(1)から照射される光の光度が低くなる光源(1)を用い、
光源(1)の光軸(1’)を含む複数の平面によって、導光レンズ(3)を第1から第n(nは2以上の整数)のブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)に仮想分割し、
光源(1)の光軸(1’)と第1の角度(θa1,θb1,θc1,θd1,θe1,θf1,θg1,θh1,θi1,θj1,θk1,θm1)をなして光源(1)から照射された光が入射する第1入射面(3a1a,3b1a,3c1a,3d1a,3e1a,3f1a,3g1a,3h1a,3i1a,3j1a,3k1a,3m1a)を各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)に形成し、
各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)の第1入射面(3a1a,3b1a,3c1a,3d1a,3e1a,3f1a,3g1a,3h1a,3i1a,3j1a,3k1a,3m1a)を透過した光源(1)からの光が光源(1)の光軸(1’)に概略平行な光になるように、光源(1)の光軸(1’)を中心に曲線(ab)を360°回転させることにより得られる回転面によって各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)の第1入射面(3a1a,3b1a,3c1a,3d1a,3e1a,3f1a,3g1a,3h1a,3i1a,3j1a,3k1a,3m1a)を構成し、
各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)の第1入射面(3a1a,3b1a,3c1a,3d1a,3e1a,3f1a,3g1a,3h1a,3i1a,3j1a,3k1a,3m1a)からの光の少なくとも一部を導光する第1柱状部(3−2a1)を導光レンズ(3)の出射側表面(3−2)に形成し、
光源(1)の光軸(1’)と第1の角度(θa1,θb1,θc1,θd1,θe1,θf1,θg1,θh1,θi1,θj1,θk1,θm1)より大きい第2の角度(θa2)をなして光源(1)から照射された光、および、光源(1)の光軸(1’)と第2の角度(θa2)より大きい第3の角度(θb3)をなして光源(1)から照射された光が入射する第2入射面(3a1b,3b1b,3c1b,3d1b,3e1b,3f1b,3g1b,3h1b,3i1b,3j1b,3k1b,3m1b)を各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)に形成し、
光源(1)の光軸(1’)を中心に曲線または直線(bc)を360°回転させることにより得られる回転面によって各ブロック(3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3m)の第2入射面(3a1b,3b1b,3c1b,3d1b,3e1b,3f1b,3g1b,3h1b,3i1b,3j1b,3k1b,3m1b)を構成し、
光源(1)の光軸(1’)と第2の角度(θa2)をなして光源(1)から照射され、第1ブロック(3a)の第2入射面(3a1b)を透過した光を光源(1)の光軸(1’)方向に反射する反射面(3a2a)を第1ブロック(3a)に形成し、
光源(1)の光軸(1’)を中心に直線または曲線(de)を、第1ブロック(3a)の中心角(θ3a)に相当する角度だけ回転させることにより得られる回転面によって第1ブロック(3a)の反射面(3a2a)を構成し、
第1ブロック(3a)の反射面(3a2a)からの光の少なくとも一部を導光する第2柱状部(3−2a2)を導光レンズ(3)の出射側表面(3−2)に形成し、
第2柱状部(3−2a2)によって導光された光を照明装置(100)の照射方向に出射する先端面(3−2a2a1,3−2a2a2,3−2a2a3,3−2a2a4,3−2a2a5,3−2a2a6,3−2a2a7,3−2a2a8)を第2柱状部(3−2a2)の先端部(3−2a2a)に形成し、
光源(1)の光軸(1’)と第3の角度(θb3)をなして光源(1)から照射され、第1ブロック(3a)に隣接する第2ブロック(3b)の第2入射面(3b1b)を透過した光を光源(1)の光軸(1’)方向に反射する反射面(3b2b)を第2ブロック(3b)に形成し、
第1ブロック(3a)の反射面(3a2a)よりも光源(1)の光軸(1’)から近い位置に第2ブロック(3b)の反射面(3b2b)を配置し、
光源(1)の光軸(1’)を中心に直線または曲線(jk)を、第2ブロック(3b)の中心角(θ3b)に相当する角度だけ回転させることにより得られる回転面によって第2ブロック(3b)の反射面(3b2b)を構成し、
第2ブロック(3b)の反射面(3b2b)からの光の少なくとも一部を導光する第3柱状部(3−2a5)を導光レンズ(3)の出射側表面(3−2)に形成し、
第2柱状部(3−2a2)よりも光源(1)の光軸(1’)から近い位置に第3柱状部(3−2a5)を配置し、
第3柱状部(3−2a5)によって導光された光を照明装置(100)の照射方向に出射する先端面(3−2a5a1,3−2a5a2,3−2a5a3,3−2a5a4,3−2a5a5)を第3柱状部(3−2a5)の先端部(3−2a5a)に形成し、
第2柱状部(3−2a2)の外径側端部(3−2a2bout)に入射するために光源(1)から照射される光が光源(1)の光軸(1’)となす角度θa2aと、第2柱状部(3−2a2)の内径側端部(3−2a2bin)に入射するために光源(1)から照射される光が光源(1)の光軸(1’)となす角度θa2bとの差分(θa2b−θa2a)が、
第3柱状部(3−2a5)の外径側端部(3−2a5bout)に入射するために光源(1)から照射される光が光源(1)の光軸(1’)となす角度θb3aと、第3柱状部(3−2a5)の内径側端部(3−2a5bin)に入射するために光源(1)から照射される光が光源(1)の光軸(1’)となす角度θb3bとの差分(θb3b−θb3a)よりも小さくなるように、
第2柱状部(3−2a2)および第3柱状部(3−2a5)を形成したことを特徴とする照明装置(100)。
【請求項2】
第2柱状部(3−2a2)の先端部(3−2a2a)を複数の異なる先端面(3−2a2a1,3−2a2a2,3−2a2a3,3−2a2a4,3−2a2a5,3−2a2a6,3−2a2a7,3−2a2a8)によって構成し、
第3柱状部(3−2a5)の先端部(3−2a5a)を複数の異なる先端面(3−2a5a1,3−2a5a2,3−2a5a3,3−2a5a4,3−2a5a5)によって構成し、
第2柱状部(3−2a2)よりも光源(1)の光軸(1’)から近い位置に配置された第3柱状部(3−2a5)の先端面(3−2a5a1,3−2a5a2,3−2a5a3,3−2a5a4,3−2a5a5)の数を、第2柱状部(3−2a2)の先端面(3−2a2a1,3−2a2a2,3−2a2a3,3−2a2a4,3−2a2a5,3−2a2a6,3−2a2a7,3−2a2a8)の数よりも少なくしたことを特徴とする請求項1に記載の照明装置(100)。
【請求項3】
第1柱状部(3−2a1)の先端部(3−2a1a)を第2柱状部(3−2a2)の先端部(3−2a2a)および第3柱状部(3−2a5)の先端部(3−2a5a)よりも突出させ、
第1柱状部(3−2a1)の先端部(3−2a1a)を凹状に形成し、
導光レンズ(3)の周囲にリフレクタ(4)を配置し、
第1柱状部(3−2a1)によって導光された光源(1)からの光の少なくとも一部が、第1柱状部(3−2a1)の先端部(3−2a1a)によって反射され、第1柱状部(3−2a1)の側面部(3−2a1b)を透過し、リフレクタ(4)によって反射され、概略光源(1)の光軸(1’)方向に照射されることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置(100)。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【公開番号】特開2012−119267(P2012−119267A)
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−270499(P2010−270499)
【出願日】平成22年12月3日(2010.12.3)
【出願人】(000002303)スタンレー電気株式会社 (2,684)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年12月3日(2010.12.3)
【出願人】(000002303)スタンレー電気株式会社 (2,684)
【Fターム(参考)】
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