電気機器
【課題】ケース本体へのバッテリの着脱操作が容易で、バッテリの電気的、機械的な接続作業がし易い電気機器を提供することを目的とする。
【解決手段】一側面が開口し、電気部品及び端子Cn1が配設されたケース本体4と、前記端子Cn1に機械的及び電気的に接続されるコネクタ82と、ケース本体4の開口部41側からの操作により前記端子Cn1と前記コネクタ82との接続を解除する操作子83aとを上辺側に有する略四角形状のバッテリ8と、このバッテリ8の操作子83a及び左右辺側の少なくとも1箇所に対応し、バッテリ8の側部に直接指が接触するように形成された指掛け用のスペースとS1、S2、S3とを備えた電気機器1である。
【解決手段】一側面が開口し、電気部品及び端子Cn1が配設されたケース本体4と、前記端子Cn1に機械的及び電気的に接続されるコネクタ82と、ケース本体4の開口部41側からの操作により前記端子Cn1と前記コネクタ82との接続を解除する操作子83aとを上辺側に有する略四角形状のバッテリ8と、このバッテリ8の操作子83a及び左右辺側の少なくとも1箇所に対応し、バッテリ8の側部に直接指が接触するように形成された指掛け用のスペースとS1、S2、S3とを備えた電気機器1である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、誘導灯や非常灯などに適用されるバッテリを有する電気機器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種、電気機器として、例えば、誘導灯において、ケース本体の部品収納スペースに電子回路部品としての電子ブロックやバッテリを収納するに際し、機器をコンパクトに構成し、配線作業を容易にするため、バッテリのコネクタを電子ブロックの端子に直接接続し、配線レスとしたものが提案されている(特許文献1参照)。また、この特許文献1に示されたものは、コネクタと端子との接続方向をバッテリの収納方向とし、接続操作をし易くしたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】2007−122947号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のような従来の誘導灯では、例えば、バッテリを交換する場合、ケース本体へのバッテリの着脱にあたっては、作業者は、両手を使ってバッテリを支えながら作業を行なわなければならない。特に、バッテリを取外すときには、着脱レバーの係止を解除するため、片方の手でつまみ部と指掛け部を操作し、もう一方の手でバッテリを支えながら取外し作業を行なう必要がある。したがって、バッテリの着脱操作性に劣り、着脱操作性の向上が望まれていた。
【0005】
本発明は、上記要望を満たそうとするもので、ケース本体へのバッテリの着脱操作が容易で、バッテリの電気的、機械的な接続作業がし易い電気機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の電気機器は、一側面が開口し、電気部品及び端子が配設されたケース本体と;前記端子に機械的及び電気的に接続されるコネクタと、ケース本体の開口部側からの操作により前記端子と前記コネクタとの接続を解除する操作子とを上辺側に有する略四角形状のバッテリと;このバッテリの操作子及び左右辺側の少なくとも1箇所に対応し、バッテリの側部に直接指が接触するように形成された指掛け用のスペースと;を具備することを特徴とする。
【0007】
本発明及び以下の発明において、特に指定しない限り用語の定義及び技術的意味は次による。電気機器としては、誘導灯や非常灯に限らず、バッテリを搭載する機器であれば適用可能である。端子は、例えば、コネクタ形式のものであっても、基板から直接的に端子ピンが立設さるような形式のものであってもよく、格別その形式に限定されるものではない。要は、バッテリのコネクタと機械的、電気的に接続されるようになっていればよい。また、電気部品及び端子は、ケース本体に直接的に配設されていてもよいし、間接的に、例えば、基板を介して配設されるようになっていてもよい。さらに、バッテリの側部とは、バッテリの上辺側に設けられた操作子及び左右辺側の部分を含む主旨である。指掛け用のスペースは、バッテリの周囲が例えば、他の部材等によって囲まれている中で、バッテリの側部に直接指が接触するように形成されたスペースを意味するが、バッテリの全周囲が他の部材等によって囲まれていなくてもよい。
【0008】
請求項2に記載の電気機器は、請求項1に記載の電気機器において、前記バッテリの下辺側に対応して、ケース本体側には、バッテリの自重を支える弾性押上げ手段が設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、バッテリの着脱操作が容易で、バッテリの電気的、機械的な接続作業がし易く、バッテリを取外す場合には、片手でバッテリを保持しつつ取外す操作が容易となる。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、バッテリの自重によるコネクタへの負荷が軽減でき、接続状態の安定性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施形態に係る誘導灯を示す斜視図である。
【図2】同本体ユニットと表示ユニットとを分解して示す斜視図である。
【図3】同本体ユニットを示す正面図である。
【図4】同じく本体ユニットを示す斜視図である。
【図5】同じく本体ユニットを分解して示す斜視図である。
【図6】同点灯装置ケースを示す斜視図である。
【図7】同じく点灯装置ケースを示す斜視図である。
【図8】同バッテリを示す斜視図である。
【図9】同じくバッテリを示す側面図及び正面図である。
【図10】同バッテリの装着状態を示す模式的側面図である。
【図11】同じくバッテリの取外し状態を示す模式的側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態に係る電気機器としての誘導灯について図1乃至図9を参照して説明する。各図において、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複した説明は省略する。
【0013】
図1及び図2において、誘導灯1は、天井面や垂直な壁面等の設置面に設置されて使用可能なように構成されている。そして、誘導灯1は、本体ユニット2と、この本体ユニット2に装着される表示ユニット3とから構成されている。また、本体ユニット2は、ケース本体4、光源ユニット5、端子台6、点灯装置7及び点灯装置ケース73並びにバッテリ8を備えている。
【0014】
まず、表示ユニット3は、略矩形枠状のユニットケース31の内側に板状のアクリル樹脂製の導光板32が配設されて構成されている。この導光板32の表面側には、誘導表示として人が避難している状態を示すピクトグラムが表示された表示パネル33が設けられており、ユニットケース31は、本体ユニット2に対し、係脱手段34によって着脱可能となっている。
【0015】
図2乃至図5に示すように、本体ユニット2は、正面背面方向の寸法、つまり、厚さ寸法が小さく、一側面を開口し、すなわち、正面側を開口部41とした扁平な箱状のケース本体4を備え、このケース本体4の内側に光源ユニット5、端子台6、点灯装置7等の電気部品が配設されている。図5に代表して示すように、ケース本体4は絶縁性を有する白色の合成樹脂にて一体に形成され、四角形板状の背面部42、上面部43、下面部44及び両側の側面部45を有し、上面部43、下面部44及び両側の側面部45とで四角形枠状に形成されている。
【0016】
上面部43には、円孔状の電源線導入口46が略中央部に位置して形成されているとともに、この電源線導入口46の両側に位置して、ケース本体4を支持し設置面部に取付けるボルト等の取付具が挿通する取付孔47が形成されている。同様に、背面部42の略中央部上側にも円孔状の電源線導入口46が形成されているとともに、この電源線導入口46の両側に位置して、取付孔47が形成されている。これら上面部43及び背面部42に形成した電源線導入口46、取付孔47は、誘導灯1を天井面や壁面等の設置面に選択的に設置するために用いられるものであり、容易に開口可能なノックアウト構造となっている。さらに、背面部42の略中央部には、両側方向に延出する突起状の庇部48が形成されている。また、ケース本体4の内側には、ケース本体4の内側形状に沿い、前記上面部43及び背面部42に形成された電源線導入口46、取付孔47並びに背面部42に形成された庇部48に対応した貫通孔46a、47a、48aが形成された金属板製の補強体49が係合手段によって取付けられている。
【0017】
光源ユニット5は、光源としてLEDチップが用いられ、複数のLEDチップが表面実装された基板と、この基板を保持する基板取付ホルダとを備えている。基板は、細長状に形成されており、LEDチップが実装された面を下方に向けた状態でケース本体4の上部に取付けられている。したがって、LEDチップから出射された光は、導光板32の上端面、すなわち、入射面に入射するようになっている。
【0018】
端子台6は、略四角形の箱状に形成されて背面部42の取付孔47の下側に位置して補強体49に取付けられており、電源線導入口46から導入される外部の電源線や内部の配線コード等の芯線が挿入されて電気的に接続される複数の自己鎖錠形の端子を有している。
【0019】
点灯装置7は、点灯装置ケース73に収納され、基板71にトランスTr、IC、スイッチング素子としてトランジスタQ、電解コンデンサC、基板用端子台T、端子が設けられているコネクタCn1、Cn2等の点灯回路部品72が銅箔等で形成された回路パターンによって接続されて構成されている。この基板71には、その両面に回路部品72が実装されており、表面側には、トランス等の背の高い部品が図示上左側の領域に集約されて配置されている。一方、裏面側には背の低い半導体素子や抵抗素子等Eが表面実装方式により実装されており、したがって、表面側の図示上右側の領域には、実質的に回路部品は実装されておらず、回路パターンのみが配線されて構成されている。また、点灯装置7は、端子台6を介して電源線に接続され、その出力を光源ユニット5のLEDチップに供給し、常用点灯としてLEDチップを点灯制御するとともにバッテリ8を充電し、電源からの電力が遮断された場合には、バッテリ8の電力に切替えて非常点灯としてLEDチップを点灯するようになっている。
【0020】
なお、以上の点灯装置7の構成においては、基板71の表面側の図示上右側の領域には、回路パターンのみが配線されている場合について説明したが、この領域には、背の低い部品を実装するようにしてもよい。要は、背の高い部品を所定の領域に主として配置するように構成すればよい。さらに、基板71の両面に部品を実装する形式のみならず、片面に部品を実装する形式のものに適用してもよい。
【0021】
点灯装置7を収納する合成樹脂製の点灯装置ケース73は、図5乃至図7に示すように、全体形状が略直方体状に形成され、基板71の背の高い部品が実装された領域をカバーする第1のカバー部73aと、回路パターンのみが配線された領域をカバーする第2のカバー部73bとを備えている。したがって、第1のカバー部73aは、背の高い部品をカバーするため奥行き寸法が深い箱状をなし、第2のカバー部73bは、奥行き寸法が浅く形成されて、双方のカバー部73a、73bの背面側が開口しており、この開口から基板71が取付けられるようになっている。そして、正面視、点灯装置ケース73は、第1のカバー部73aと第2のカバー部73bとで段状をなし段差を形成している。なお、基板71に配設された基板用端子台TやコネクタCn1、Cn2は、配線のため、それぞれケース73に形成された開口Wから表出するようになっている。
【0022】
一方、第2のカバー部73bの前面側には、前記段差が形成されるに伴い収納凹部73cが形成されている。そして、この収納凹部73cの周囲には、上面壁73d、左側面壁73e、右側面壁73f、下面壁73gが包囲するように延出しており、当該収納凹部73cにバッテリ8が配設されるようになっている。さらに、上面壁73dの一端側には、方形状の切欠き73hが形成されており、左側面壁73eの下方側には、直方体形状の窪み73i、右側面壁73fの下方側には、窪み73iと対向するように切欠き73jが形成されている。これら、切欠き73h、窪み73i及び切欠き73jは、詳細を後述する指掛け用のスペースを形成するものである。加えて、下面壁73gには、バッテリ8の自重を支える弾性押上げ手段として、両側にスリット状の切込みが形成され、先端側に突起が設けられた弾性舌片73kが形成されている。
【0023】
なお、金属板製の補強体49と点灯装置7との間には絶縁シート74が介在されており、点灯装置ケース73の第1のカバー部73aの外面には金属板製の補強板75が取付けられている(図5参照)。
【0024】
図8及び図9に示すように、バッテリ8には、充電可能な二次電池を構成する3個の素電池が用いられており、この素電池がバッテリケース81に収納されている。バッテリ8は、正面視、略四角形状の直方体形状をなしており、上辺部には、上辺から突出するようにコネクタ82が設けられている。このコネクタ82は、背面側を接続部とし、上述の基板71に設けられたコネクタCn1(図5参照)の端子ピンが挿入されて接続されるソケット端子82aを有している。また、コネクタ82の上面には、背面側を支点として上方に弾性付勢された係止手段83が設けられている。さらに、係止手段83の先端側には、この係止手段の係止を解除するために操作される操作子83aが突設されている。
【0025】
以上のように構成された誘導灯1において、バッテリ8のコネクタ82は、ケース本体4側に配設されたコネクタCn1に電気的、機械的に接続されて、収納凹部73cに収納され保持される。この状態では、図3及び図4に代表して示すように、バッテリ8の上辺に設けられたコネクタ82と対応する切欠き73hによって指掛け用のスペースS1、バッテリ8の左辺と対応する窪み73iによって指掛け用のスペースS2、バッテリ8の右辺と対応する切欠き73jによって指掛け用のスペースS3が形成されている。つまり、指掛け用のスペースS1を頂点として三角形状の角部に3つの指掛け用のスペースS1、S2、S3が形成されるようになっている。
【0026】
具体的には、指掛け用のスペースS1は、バッテリ8のコネクタ82のコネクタCn1への接続方向と平行する方向である部位において、その一部に少なくとも指が接触できる程度の形態で形成されており、指掛け用のスペースS2、S3は、バッテリ8の高さ寸法の半分より下側であって、かつバッテリ8の左右側面の幅寸法の半分以上が露出するような形態で形成されている。
【0027】
また、バッテリ8は、コネクタ82の機械的な接続によってその自重が支えられることになるが、バッテリ8の下辺側には、弾性舌片73kの突起が当接されるようになっているので、これによっても、バッテリ8の自重が支えられ、コネクタ82へかかる負荷が軽減されるようになっている。
【0028】
次に、誘導灯1の使用に際しては、天井面や壁面等の設置面に設置される。そして、電源を投入すると、LEDチップが点灯し、その光が導光板32の入射面に入射し、入射した光が表示パネル33を発光させ、誘導表示のピクトグラムが明示されるようになる。また、バッテリ8の交換等のメンテナンスにあたっては、図2に示すように、光源ユニット5等を取外すことなく、本体ユニット2から表示ユニット3を取外すことにより行うことができ、メンテナンスがし易い構成となっている。さらにまた、点灯装置ケース73の段差によって形成された収納凹部73cにバッテリ8を配設したので、本体ユニット2を薄型化でき、コンパクトに構成できるとともに、バッテリ8が発熱部品から熱を受けることを抑制でき、バッテリ8の長寿命化に資することができる。
【0029】
次に、バッテリ8の着脱操作について、図10及び図11を参照して説明する。まず、バッテリ8の取付けにあたっては、図10に示すように、バッテリ8をケース本体4の開口部41側から図示矢印の方向に、コネクタ82がコネクタCn1に挿入し嵌合して、コネクタ82のソケット端子82aとコネクタCn1の端子である端子ピンCnpとが接続されるように配設する。この場合、コネクタ82の上面には、弾性付勢された係止手段83が設けられているので、係止手段83が弾性変形し、コネクタCn1に楔作用を伴って圧入して係止される。したがって、接続が強化され、バッテリ8の電気的、機械的な接続を確実なものとすることができる。さらに、バッテリ8の下辺側は、弾性舌片73kによってその自重が支えられるようになっているので、コネクタ82への負荷が軽減でき、接続状態の安定性を確保でき、安全性を向上することができる。
【0030】
続いて、バッテリ8の取外しにあたっては、図11(a)に示すように、まず、片方の手で、バッテリ8の側部を掴む。具体的には、人差し指で係止手段83の操作子83aを押圧するようにして、その係止を解除し、親指と薬指又は中指でバッテリ8の左右辺側を掴む。次いで、図11(b)に示すように、バッテリ8の下辺側を支点としてケース本体4の開口部41側へ回動操作して取外す。
【0031】
この場合、指掛け用のスペースS1、S2、S3が形成されているため、指を直接バッテリの側部に接触させることが可能で、指が掛け易く、また、3箇所に指を掛けることができるので掴み易く、とりわけ、三角形の角部を形成する位置に指掛け用のスペースS1、S2、S3が形成されているので、片手でバッテリ8を保持しつつ取外す操作が容易となる。また、コネクタ82は、バッテリ8の上辺側、すなわち、係止手段83の操作子83aは、上辺側に配置されているので、人差し指で解除操作を行うことができ、操作がし易いという効果が期待できる。
【0032】
さらに、バッテリ8の上辺側の指掛け用のスペースS1は、少なくともコネクタ82の接続方向と平行する方向である部位の一部に指が接触できる程度に形成されており、バッテリ8の左右辺側の指掛け用のスペースS2、S3は、バッテリ8の半分より下側であって、かつバッテリ8の左右側面が半分以上露出するように形成されている。
【0033】
したがって、バッテリ8の係止手段83における操作子83aの操作、すなわち、解除操作とともに、バッテリ8の下辺側を支点としてケース本体4の開口部41側へ回動操作して取外すことができ、解除操作と回動操作を連動して行うことができ、取外し操作が容易となる。特に、機器の下側から手を伸ばして取外し操作を行なう場合には効果的である。
【0034】
以上のように本実施形態によれば、ケース本体4へのバッテリ8の着脱操作が容易で、バッテリ8の電気的、機械的な接続作業がし易く、特に、バッテリ8を取外す場合には、3箇所に指を掛けることができ、片手でバッテリ8を保持しつつ取外す操作が容易となる。また、コネクタ82には、係止手段83が設けられているので、バッテリ8の電気的、機械的な接続を確実なものとすることができる。さらに、バッテリ8の下辺側は、弾性舌片73kによってその自重が支えられるようになっているので、コネクタ82への負荷が軽減でき、接続状態の安定性を確保できる。
【0035】
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限定されることなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、電気機器としては、誘導灯や非常灯に限らず、バッテリを搭載する機器であれば適用可能である。
【符号の説明】
【0036】
1・・・電気機器(誘導灯)、4・・・ケース本体、8・・・バッテリ、
41・・・開口部、73k・・・弾性押上げ(弾性舌片)、82・・・コネクタ、
83・・・係止手段、83a・・・操作子、Cn1・・・コネクタ、
Cnp・・・端子ピン(端子)、S1、S2、S3・・・指掛け用のスペース
【技術分野】
【0001】
本発明は、誘導灯や非常灯などに適用されるバッテリを有する電気機器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種、電気機器として、例えば、誘導灯において、ケース本体の部品収納スペースに電子回路部品としての電子ブロックやバッテリを収納するに際し、機器をコンパクトに構成し、配線作業を容易にするため、バッテリのコネクタを電子ブロックの端子に直接接続し、配線レスとしたものが提案されている(特許文献1参照)。また、この特許文献1に示されたものは、コネクタと端子との接続方向をバッテリの収納方向とし、接続操作をし易くしたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】2007−122947号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のような従来の誘導灯では、例えば、バッテリを交換する場合、ケース本体へのバッテリの着脱にあたっては、作業者は、両手を使ってバッテリを支えながら作業を行なわなければならない。特に、バッテリを取外すときには、着脱レバーの係止を解除するため、片方の手でつまみ部と指掛け部を操作し、もう一方の手でバッテリを支えながら取外し作業を行なう必要がある。したがって、バッテリの着脱操作性に劣り、着脱操作性の向上が望まれていた。
【0005】
本発明は、上記要望を満たそうとするもので、ケース本体へのバッテリの着脱操作が容易で、バッテリの電気的、機械的な接続作業がし易い電気機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の電気機器は、一側面が開口し、電気部品及び端子が配設されたケース本体と;前記端子に機械的及び電気的に接続されるコネクタと、ケース本体の開口部側からの操作により前記端子と前記コネクタとの接続を解除する操作子とを上辺側に有する略四角形状のバッテリと;このバッテリの操作子及び左右辺側の少なくとも1箇所に対応し、バッテリの側部に直接指が接触するように形成された指掛け用のスペースと;を具備することを特徴とする。
【0007】
本発明及び以下の発明において、特に指定しない限り用語の定義及び技術的意味は次による。電気機器としては、誘導灯や非常灯に限らず、バッテリを搭載する機器であれば適用可能である。端子は、例えば、コネクタ形式のものであっても、基板から直接的に端子ピンが立設さるような形式のものであってもよく、格別その形式に限定されるものではない。要は、バッテリのコネクタと機械的、電気的に接続されるようになっていればよい。また、電気部品及び端子は、ケース本体に直接的に配設されていてもよいし、間接的に、例えば、基板を介して配設されるようになっていてもよい。さらに、バッテリの側部とは、バッテリの上辺側に設けられた操作子及び左右辺側の部分を含む主旨である。指掛け用のスペースは、バッテリの周囲が例えば、他の部材等によって囲まれている中で、バッテリの側部に直接指が接触するように形成されたスペースを意味するが、バッテリの全周囲が他の部材等によって囲まれていなくてもよい。
【0008】
請求項2に記載の電気機器は、請求項1に記載の電気機器において、前記バッテリの下辺側に対応して、ケース本体側には、バッテリの自重を支える弾性押上げ手段が設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、バッテリの着脱操作が容易で、バッテリの電気的、機械的な接続作業がし易く、バッテリを取外す場合には、片手でバッテリを保持しつつ取外す操作が容易となる。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、バッテリの自重によるコネクタへの負荷が軽減でき、接続状態の安定性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施形態に係る誘導灯を示す斜視図である。
【図2】同本体ユニットと表示ユニットとを分解して示す斜視図である。
【図3】同本体ユニットを示す正面図である。
【図4】同じく本体ユニットを示す斜視図である。
【図5】同じく本体ユニットを分解して示す斜視図である。
【図6】同点灯装置ケースを示す斜視図である。
【図7】同じく点灯装置ケースを示す斜視図である。
【図8】同バッテリを示す斜視図である。
【図9】同じくバッテリを示す側面図及び正面図である。
【図10】同バッテリの装着状態を示す模式的側面図である。
【図11】同じくバッテリの取外し状態を示す模式的側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態に係る電気機器としての誘導灯について図1乃至図9を参照して説明する。各図において、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複した説明は省略する。
【0013】
図1及び図2において、誘導灯1は、天井面や垂直な壁面等の設置面に設置されて使用可能なように構成されている。そして、誘導灯1は、本体ユニット2と、この本体ユニット2に装着される表示ユニット3とから構成されている。また、本体ユニット2は、ケース本体4、光源ユニット5、端子台6、点灯装置7及び点灯装置ケース73並びにバッテリ8を備えている。
【0014】
まず、表示ユニット3は、略矩形枠状のユニットケース31の内側に板状のアクリル樹脂製の導光板32が配設されて構成されている。この導光板32の表面側には、誘導表示として人が避難している状態を示すピクトグラムが表示された表示パネル33が設けられており、ユニットケース31は、本体ユニット2に対し、係脱手段34によって着脱可能となっている。
【0015】
図2乃至図5に示すように、本体ユニット2は、正面背面方向の寸法、つまり、厚さ寸法が小さく、一側面を開口し、すなわち、正面側を開口部41とした扁平な箱状のケース本体4を備え、このケース本体4の内側に光源ユニット5、端子台6、点灯装置7等の電気部品が配設されている。図5に代表して示すように、ケース本体4は絶縁性を有する白色の合成樹脂にて一体に形成され、四角形板状の背面部42、上面部43、下面部44及び両側の側面部45を有し、上面部43、下面部44及び両側の側面部45とで四角形枠状に形成されている。
【0016】
上面部43には、円孔状の電源線導入口46が略中央部に位置して形成されているとともに、この電源線導入口46の両側に位置して、ケース本体4を支持し設置面部に取付けるボルト等の取付具が挿通する取付孔47が形成されている。同様に、背面部42の略中央部上側にも円孔状の電源線導入口46が形成されているとともに、この電源線導入口46の両側に位置して、取付孔47が形成されている。これら上面部43及び背面部42に形成した電源線導入口46、取付孔47は、誘導灯1を天井面や壁面等の設置面に選択的に設置するために用いられるものであり、容易に開口可能なノックアウト構造となっている。さらに、背面部42の略中央部には、両側方向に延出する突起状の庇部48が形成されている。また、ケース本体4の内側には、ケース本体4の内側形状に沿い、前記上面部43及び背面部42に形成された電源線導入口46、取付孔47並びに背面部42に形成された庇部48に対応した貫通孔46a、47a、48aが形成された金属板製の補強体49が係合手段によって取付けられている。
【0017】
光源ユニット5は、光源としてLEDチップが用いられ、複数のLEDチップが表面実装された基板と、この基板を保持する基板取付ホルダとを備えている。基板は、細長状に形成されており、LEDチップが実装された面を下方に向けた状態でケース本体4の上部に取付けられている。したがって、LEDチップから出射された光は、導光板32の上端面、すなわち、入射面に入射するようになっている。
【0018】
端子台6は、略四角形の箱状に形成されて背面部42の取付孔47の下側に位置して補強体49に取付けられており、電源線導入口46から導入される外部の電源線や内部の配線コード等の芯線が挿入されて電気的に接続される複数の自己鎖錠形の端子を有している。
【0019】
点灯装置7は、点灯装置ケース73に収納され、基板71にトランスTr、IC、スイッチング素子としてトランジスタQ、電解コンデンサC、基板用端子台T、端子が設けられているコネクタCn1、Cn2等の点灯回路部品72が銅箔等で形成された回路パターンによって接続されて構成されている。この基板71には、その両面に回路部品72が実装されており、表面側には、トランス等の背の高い部品が図示上左側の領域に集約されて配置されている。一方、裏面側には背の低い半導体素子や抵抗素子等Eが表面実装方式により実装されており、したがって、表面側の図示上右側の領域には、実質的に回路部品は実装されておらず、回路パターンのみが配線されて構成されている。また、点灯装置7は、端子台6を介して電源線に接続され、その出力を光源ユニット5のLEDチップに供給し、常用点灯としてLEDチップを点灯制御するとともにバッテリ8を充電し、電源からの電力が遮断された場合には、バッテリ8の電力に切替えて非常点灯としてLEDチップを点灯するようになっている。
【0020】
なお、以上の点灯装置7の構成においては、基板71の表面側の図示上右側の領域には、回路パターンのみが配線されている場合について説明したが、この領域には、背の低い部品を実装するようにしてもよい。要は、背の高い部品を所定の領域に主として配置するように構成すればよい。さらに、基板71の両面に部品を実装する形式のみならず、片面に部品を実装する形式のものに適用してもよい。
【0021】
点灯装置7を収納する合成樹脂製の点灯装置ケース73は、図5乃至図7に示すように、全体形状が略直方体状に形成され、基板71の背の高い部品が実装された領域をカバーする第1のカバー部73aと、回路パターンのみが配線された領域をカバーする第2のカバー部73bとを備えている。したがって、第1のカバー部73aは、背の高い部品をカバーするため奥行き寸法が深い箱状をなし、第2のカバー部73bは、奥行き寸法が浅く形成されて、双方のカバー部73a、73bの背面側が開口しており、この開口から基板71が取付けられるようになっている。そして、正面視、点灯装置ケース73は、第1のカバー部73aと第2のカバー部73bとで段状をなし段差を形成している。なお、基板71に配設された基板用端子台TやコネクタCn1、Cn2は、配線のため、それぞれケース73に形成された開口Wから表出するようになっている。
【0022】
一方、第2のカバー部73bの前面側には、前記段差が形成されるに伴い収納凹部73cが形成されている。そして、この収納凹部73cの周囲には、上面壁73d、左側面壁73e、右側面壁73f、下面壁73gが包囲するように延出しており、当該収納凹部73cにバッテリ8が配設されるようになっている。さらに、上面壁73dの一端側には、方形状の切欠き73hが形成されており、左側面壁73eの下方側には、直方体形状の窪み73i、右側面壁73fの下方側には、窪み73iと対向するように切欠き73jが形成されている。これら、切欠き73h、窪み73i及び切欠き73jは、詳細を後述する指掛け用のスペースを形成するものである。加えて、下面壁73gには、バッテリ8の自重を支える弾性押上げ手段として、両側にスリット状の切込みが形成され、先端側に突起が設けられた弾性舌片73kが形成されている。
【0023】
なお、金属板製の補強体49と点灯装置7との間には絶縁シート74が介在されており、点灯装置ケース73の第1のカバー部73aの外面には金属板製の補強板75が取付けられている(図5参照)。
【0024】
図8及び図9に示すように、バッテリ8には、充電可能な二次電池を構成する3個の素電池が用いられており、この素電池がバッテリケース81に収納されている。バッテリ8は、正面視、略四角形状の直方体形状をなしており、上辺部には、上辺から突出するようにコネクタ82が設けられている。このコネクタ82は、背面側を接続部とし、上述の基板71に設けられたコネクタCn1(図5参照)の端子ピンが挿入されて接続されるソケット端子82aを有している。また、コネクタ82の上面には、背面側を支点として上方に弾性付勢された係止手段83が設けられている。さらに、係止手段83の先端側には、この係止手段の係止を解除するために操作される操作子83aが突設されている。
【0025】
以上のように構成された誘導灯1において、バッテリ8のコネクタ82は、ケース本体4側に配設されたコネクタCn1に電気的、機械的に接続されて、収納凹部73cに収納され保持される。この状態では、図3及び図4に代表して示すように、バッテリ8の上辺に設けられたコネクタ82と対応する切欠き73hによって指掛け用のスペースS1、バッテリ8の左辺と対応する窪み73iによって指掛け用のスペースS2、バッテリ8の右辺と対応する切欠き73jによって指掛け用のスペースS3が形成されている。つまり、指掛け用のスペースS1を頂点として三角形状の角部に3つの指掛け用のスペースS1、S2、S3が形成されるようになっている。
【0026】
具体的には、指掛け用のスペースS1は、バッテリ8のコネクタ82のコネクタCn1への接続方向と平行する方向である部位において、その一部に少なくとも指が接触できる程度の形態で形成されており、指掛け用のスペースS2、S3は、バッテリ8の高さ寸法の半分より下側であって、かつバッテリ8の左右側面の幅寸法の半分以上が露出するような形態で形成されている。
【0027】
また、バッテリ8は、コネクタ82の機械的な接続によってその自重が支えられることになるが、バッテリ8の下辺側には、弾性舌片73kの突起が当接されるようになっているので、これによっても、バッテリ8の自重が支えられ、コネクタ82へかかる負荷が軽減されるようになっている。
【0028】
次に、誘導灯1の使用に際しては、天井面や壁面等の設置面に設置される。そして、電源を投入すると、LEDチップが点灯し、その光が導光板32の入射面に入射し、入射した光が表示パネル33を発光させ、誘導表示のピクトグラムが明示されるようになる。また、バッテリ8の交換等のメンテナンスにあたっては、図2に示すように、光源ユニット5等を取外すことなく、本体ユニット2から表示ユニット3を取外すことにより行うことができ、メンテナンスがし易い構成となっている。さらにまた、点灯装置ケース73の段差によって形成された収納凹部73cにバッテリ8を配設したので、本体ユニット2を薄型化でき、コンパクトに構成できるとともに、バッテリ8が発熱部品から熱を受けることを抑制でき、バッテリ8の長寿命化に資することができる。
【0029】
次に、バッテリ8の着脱操作について、図10及び図11を参照して説明する。まず、バッテリ8の取付けにあたっては、図10に示すように、バッテリ8をケース本体4の開口部41側から図示矢印の方向に、コネクタ82がコネクタCn1に挿入し嵌合して、コネクタ82のソケット端子82aとコネクタCn1の端子である端子ピンCnpとが接続されるように配設する。この場合、コネクタ82の上面には、弾性付勢された係止手段83が設けられているので、係止手段83が弾性変形し、コネクタCn1に楔作用を伴って圧入して係止される。したがって、接続が強化され、バッテリ8の電気的、機械的な接続を確実なものとすることができる。さらに、バッテリ8の下辺側は、弾性舌片73kによってその自重が支えられるようになっているので、コネクタ82への負荷が軽減でき、接続状態の安定性を確保でき、安全性を向上することができる。
【0030】
続いて、バッテリ8の取外しにあたっては、図11(a)に示すように、まず、片方の手で、バッテリ8の側部を掴む。具体的には、人差し指で係止手段83の操作子83aを押圧するようにして、その係止を解除し、親指と薬指又は中指でバッテリ8の左右辺側を掴む。次いで、図11(b)に示すように、バッテリ8の下辺側を支点としてケース本体4の開口部41側へ回動操作して取外す。
【0031】
この場合、指掛け用のスペースS1、S2、S3が形成されているため、指を直接バッテリの側部に接触させることが可能で、指が掛け易く、また、3箇所に指を掛けることができるので掴み易く、とりわけ、三角形の角部を形成する位置に指掛け用のスペースS1、S2、S3が形成されているので、片手でバッテリ8を保持しつつ取外す操作が容易となる。また、コネクタ82は、バッテリ8の上辺側、すなわち、係止手段83の操作子83aは、上辺側に配置されているので、人差し指で解除操作を行うことができ、操作がし易いという効果が期待できる。
【0032】
さらに、バッテリ8の上辺側の指掛け用のスペースS1は、少なくともコネクタ82の接続方向と平行する方向である部位の一部に指が接触できる程度に形成されており、バッテリ8の左右辺側の指掛け用のスペースS2、S3は、バッテリ8の半分より下側であって、かつバッテリ8の左右側面が半分以上露出するように形成されている。
【0033】
したがって、バッテリ8の係止手段83における操作子83aの操作、すなわち、解除操作とともに、バッテリ8の下辺側を支点としてケース本体4の開口部41側へ回動操作して取外すことができ、解除操作と回動操作を連動して行うことができ、取外し操作が容易となる。特に、機器の下側から手を伸ばして取外し操作を行なう場合には効果的である。
【0034】
以上のように本実施形態によれば、ケース本体4へのバッテリ8の着脱操作が容易で、バッテリ8の電気的、機械的な接続作業がし易く、特に、バッテリ8を取外す場合には、3箇所に指を掛けることができ、片手でバッテリ8を保持しつつ取外す操作が容易となる。また、コネクタ82には、係止手段83が設けられているので、バッテリ8の電気的、機械的な接続を確実なものとすることができる。さらに、バッテリ8の下辺側は、弾性舌片73kによってその自重が支えられるようになっているので、コネクタ82への負荷が軽減でき、接続状態の安定性を確保できる。
【0035】
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限定されることなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、電気機器としては、誘導灯や非常灯に限らず、バッテリを搭載する機器であれば適用可能である。
【符号の説明】
【0036】
1・・・電気機器(誘導灯)、4・・・ケース本体、8・・・バッテリ、
41・・・開口部、73k・・・弾性押上げ(弾性舌片)、82・・・コネクタ、
83・・・係止手段、83a・・・操作子、Cn1・・・コネクタ、
Cnp・・・端子ピン(端子)、S1、S2、S3・・・指掛け用のスペース
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一側面が開口し、電気部品及び端子が配設されたケース本体と;
前記端子に機械的及び電気的に接続されるコネクタと、ケース本体の開口部側からの操作により前記端子と前記コネクタとの接続を解除する操作子とを上辺側に有する略四角形状のバッテリと;
このバッテリの操作子及び左右辺側の少なくとも1箇所に対応し、バッテリの側部に直接指が接触するように形成された指掛け用のスペースと;
を具備することを特徴とする電気機器。
【請求項2】
前記バッテリの下辺側に対応して、ケース本体側には、バッテリの自重を支える弾性押上げ手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
【請求項1】
一側面が開口し、電気部品及び端子が配設されたケース本体と;
前記端子に機械的及び電気的に接続されるコネクタと、ケース本体の開口部側からの操作により前記端子と前記コネクタとの接続を解除する操作子とを上辺側に有する略四角形状のバッテリと;
このバッテリの操作子及び左右辺側の少なくとも1箇所に対応し、バッテリの側部に直接指が接触するように形成された指掛け用のスペースと;
を具備することを特徴とする電気機器。
【請求項2】
前記バッテリの下辺側に対応して、ケース本体側には、バッテリの自重を支える弾性押上げ手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2010−192188(P2010−192188A)
【公開日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−33704(P2009−33704)
【出願日】平成21年2月17日(2009.2.17)
【出願人】(000003757)東芝ライテック株式会社 (2,710)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年2月17日(2009.2.17)
【出願人】(000003757)東芝ライテック株式会社 (2,710)
【Fターム(参考)】
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