説明

並列インバータ装置の誤配線検出装置

【課題】並列インバータ装置において、端子台への未結線や接続の間違い、相順間違い等を確実に検出する。
【解決手段】可変電圧の交流電力を出力する複数台のインバータを並列接続し、各インバータの出力側を結合して単一の電動機に接続してなる並列インバータ装置において、インバータ2a,2bの各相の出力電圧を検出する電圧検出器6a,6bと、インバータを構成する半導体スイッチング素子のオンオフを制御する制御装置5a,5bと、制御装置5aによりインバータ2a内の所定のスイッチング素子をオンさせて当該インバータ2aの任意の2相の間で閉回路を形成したときに、電圧検出器6a,6bにより検出した各相の出力電圧を複数台のインバータ2a,2b間で比較して配線の正誤を判定する配線判定手段と、を備え、この配線判定手段を制御装置5a,5b内のCPU等により実現する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数台のインバータを並列接続して電動機等の負荷を駆動する並列インバータ装置の誤配線を検出する技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
インバータから電動機へ電力を供給するケーブルは、端子台等を介して接続されるため、敷設時の作業において、端子台に誤って接続したり電動機の相順を間違えて結線する、あるいは、結線を忘れる(以下、これらをまとめて誤配線という)場合がある。このように誤配線のままで電動機を駆動すると、例えば電動機に過大な電流が流れて素子や装置の故障や破壊の原因となるので、操作員は、これらの誤配線がないように事前にチェックする必要がある。
【0003】
ここで、誤配線の一種である、インバータと電動機との未結線を検出する従来技術としては、例えば図4,図5に示すものが知られている。
この従来技術は、特許文献1に記載されているものであり、図4は、インバータによる電動機の駆動システムを示す回路図である。図4において、101は三相交流電圧を直流電圧に変換する整流回路、102は平滑コンデンサ、103は半導体スイッチング素子Q〜Qからなるインバータ部、Mはインバータ部103から三相交流電圧が供給される交流電動機、104はインバータ部103の少なくとも二相の出力電流を検出する電流センサ、105は電流検出器、106は電流検出値に基づいて出力電圧指令を演算し、出力するCPU、107は出力電圧指令に従ってスイッチング素子Q〜Qに対する駆動信号を生成し、出力するベースドライブ回路である。
【0004】
図5は、図4の従来技術において、インバータと電動機Mとの未結線状態を検出する動作を示すフローチャートである。
まず、整流回路101を動作させてインバータの主回路電圧(平滑コンデンサ102の電圧)を所定値に充電する(S101)。次に、インバータ部103の2相のスイッチング素子をオンすることにより、インバータの直流回路から電動機Mに至る閉回路を形成する。例えば、スイッチング素子QとQまたはQとQをオンして閉回路を形成し、インバータ部103のU相→V相、V相→U相に電流が流れるか否かを確認する(S102)。
【0005】
同様の動作を、残りの全ての2相の組み合わせについて行い(S103,S104)、全ての2相の組み合わせについて電流が流れていることが確認されれば、インバータの各相出力側に電動機Mが正常に結線されていると判定して終了する(S105Yes)。また、2相の組み合わせのうち何れかについて電流が流れていないことが確認されれば、該当する相の接続箇所につき未結線であると判定する(S105No,S106)。
【0006】
なお、特許文献2には、インバータの2相のスイッチング素子をオンした時の電流を検出してサーボモータがインバータに接続されているか否かを判定するサーボモータの制御装置が記載されている。
また、特許文献3には、三相同期電動機を駆動するインバータの出力電流を少なくとも2相分検出し、これを直交二軸変換して得たq軸電流フィードバック信号と、フィードバック速度信号、及びq軸電流指令に基づいて、電動機の二相誤配線または三相誤配線を検出するようにした三相同期電動機の制御装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平7−20190号公報(段落[0007],[0008]、図1,図2等)
【特許文献2】特許第2797882号公報(段落[0018]〜[0021]、図1,図2等)
【特許文献3】特開2010−213557号公報(段落[0007]〜[0012]、図1,図2等)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1〜3に記載された従来技術は、何れも単一のインバータにより電動機を駆動する場合のものである。
これに対し、複数台のインバータを並列に接続して単一の電動機を駆動する並列インバータ装置では、同じ相でもインバータの並列数分の配線が存在するため、どのインバータが電動機に対して誤配線なのか判らないという問題がある。特に、並列インバータ装置において、インバータ間のインダクタンス成分が小さい時等、誤配線の状態で各インバータを動作させると、通電の仕方によっては短絡状態になってインバータのスイッチング素子に過大な電流が流れてしまい、装置を破壊する恐れもある。
また、特許文献2では電動機に接続される相順の間違いを検出可能であるが(段落[0030等)、特許文献1,3では相順の間違いを検出できないという問題もある。
【0009】
そこで、本発明の解決課題は、複数台のインバータからなる並列インバータ装置において、端子台への未結線や接続の間違い等の誤配線を確実に検出することができる誤配線検出装置を提供することにある。また、本発明は、必要に応じて相順の間違いを検出可能にした誤配線検出装置を提供することも目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、請求項1に係る並列インバータ装置の誤配線検出装置は、可変電圧の交流電力を出力する複数台のインバータを並列接続し、各インバータの出力側を結合して単一の負荷に接続してなる並列インバータ装置において、
前記インバータの各相の出力電圧を検出する電圧検出手段と、
前記インバータを構成する半導体スイッチング素子のオンオフを制御する制御手段と、
前記制御手段の動作により1台のインバータ内の所定のスイッチング素子をオンさせて当該インバータの任意の2相の間で閉回路を形成したときに、前記電圧検出手段により検出した各相の出力電圧を、当該インバータを含む複数台のインバータ間で比較して配線の正誤を判定する配線判定手段と、を備えたものである。
【0011】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載した並列インバータ装置の誤配線検出装置において、前記電圧検出手段による出力電圧検出値を複数台のインバータ間で伝送し、共有する手段を備えたものである。
【0012】
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載した並列インバータ装置の誤配線検出装置において、前記配線判定手段により前記インバータとの配線が正常と判定された前記負荷としての多相交流電動機を対象として、回転位置情報を用いずに前記電動機を起動し、前記電動機の速度指令値に基づく回転方向と実際の回転方向とを比較して前記電動機の配線の相順の正誤を検出する相順判定手段を備えたものである。
【0013】
請求項4に係る発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載した並列インバータ装置の誤配線検出装置において、前記配線判定手段または相順判定手段による判定処理の終了時にのみ前記インバータを通常動作させるものである。
【0014】
請求項5に係る発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載した並列インバータ装置の誤配線検出装置において、前記配線判定手段または相順判定手段を、前記制御手段内のCPU等の演算処理装置が実現するものである。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、複数台のインバータを並列に接続した並列インバータ装置において、端子台への未結線や接続の間違い、更には相順の間違いを含む誤配線を確実かつ容易に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の実施形態が適用される並列インバータ装置の構成を示す回路図である。
【図2】本発明の実施形態における誤配線検出動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施形態における誤配線検出動作の他の例を示すフローチャートである。
【図4】インバータによる電動機の駆動システムを示す回路図である。
【図5】図4の従来技術における未結線検出動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。
まず、図1は、本発明の実施形態が適用される並列インバータ装置の構成を示す回路図であり、2台のインバータを並列に接続してその出力を結合し、負荷としての1台の電動機を駆動する場合のものである。
【0018】
図1において、1は三相交流電動機、2a,2bはインバータであり、ここでは、2aをマスターインバータ、2bをスレーブインバータとしてある。電動機1にはパルスエンコーダ等の回転位置検出部3が接続され、電動機1の回転位置情報(回転角度及び回転速度)が得られるようになっている。
【0019】
インバータ2a,2bは、それぞれ、直流電圧が入力される電力変換器4a,4bを備え、これらの電力変換器4a,4bは、直流母線間に直列接続されたコンデンサC1a,C2a及びC1b,C2bと、IGBT等の半導体スイッチング素子Q1a〜Q6a,Q1b〜Q6bと、図示されていないゲート駆動回路と、から構成されている。
上記スイッチング素子Q1a〜Q6a,Q1b〜Q6bは、それぞれ、マイコン(CPU)等の演算処理装置や各種電子回路を含む制御装置5a,5bによって駆動される。なお、上記ゲート駆動回路は制御装置5a,5bに内蔵してもよい。
【0020】
インバータ2a,2bの出力電圧及び電流は、電圧検出器6a,6b及び電流検出器7a,7bにより検出されて制御装置5a,5bに入力されると共に、前記回転位置検出部3からの回転位置情報も制御装置5a,5bに入力される。制御装置5a,5bでは、これらの入力情報に基づいてスイッチング素子Q1a〜Q6a,Q1b〜Q6bのゲート信号を生成し、これらのオンオフ動作により電力変換器4a,4bから出力された交流電力は端子台8a,8bからケーブルを介して結合され、その後、電動機1に供給される。
なお、制御装置5a,5bには、操作員とのインターフェイスとして操作表示器10a,10bが接続されており、制御装置5a,5b同士は伝送手段9a,9bを用いて内部情報を相互に伝送し、これらの情報をメモリに記憶することにより共有している。
【0021】
次に、この実施形態の動作について説明する。まず、電動機1の定格電流や使用条件に見合うように並列数が決定されたインバータ2a,2bの出力電流は、前述した如く結合されて電動機1に供給される。
始めに、通常時の動作について説明する。マスターインバータ2aでは、制御装置5aにより、電動機1が停止状態から加速して目的の速度まで到達し、条件により減速停止するまでの速度指令値を生成する。そして、この速度指令値と回転位置検出部3により検出した実際の回転速度とから、電動機1が速度指令値に追従するように発生トルク分の電流指令値を算出すると共に、電流検出器7aにより検出した出力電流値と電流指令値とから電圧指令値を算出する。
上記電圧指令値に基づいて電力変換器4aのスイッチング素子Q1a〜Q6aに対するゲート信号が生成され、このゲート信号を用いてスイッチング素子Q1a〜Q6aをオンオフさせることにより、PWM制御された電圧が出力される。
【0022】
一方、スレーブインバータ2bでは、マスターインバータ2aにより演算された電圧指令値を伝送手段9a,9bを介して制御装置5bに取り込み、電力変換器4bは、マスターインバータ2aの電力変換器4aと同様に動作する。また、電流検出器7bにより検出した出力電流は、伝送手段9b,9aを介してマスターインバータ2aの制御装置5aにも伝送される。
なお、インバータ2a,2bの出力同士を結合することによる電圧誤差に応じて、横流または循環電流といわれる電流がインバータ2a,2b間に流れることになるが、それぞれの出力電流値が等しくなるように、マスター側、スレーブ側の制御装置5a,5bが各電圧指令値を補正する横流制御も行われる場合がある。
【0023】
次に、本発明の主要部である誤配線検出動作について説明する。
図2は、この実施形態における誤配線検出動作の全体を示すフローチャートであり、始めに配線判定処理SAを実施し、次に相順判定処理SBを実行する。なお、相順の間違い(インバータの出力側の相順と電動機の入力側の相順との不一致)も一種の誤配線によるものであるが、ここでは、便宜的に相順判定処理SBを配線判定処理SAと区別して説明する。
【0024】
配線判定処理SAでは、まず、マスターインバータ2aの一相(例えばU相)から他の相(例えばV相)に向けて電流を流すように2相の間で閉回路を形成する(ステップS1)。具体的には、制御装置5aにより一定の電流指令値を作成し、電流検出器7aにより検出した電流Iu1が電流指令値に追従するように電圧指令値(Vur,Vvr)を求め、電力変換器4aの2相のスイッチング素子をオンする。ここで、電力変換器4aでは、残りの相(例えばW相)のスイッチング素子はオンさせない。そして、全ての相の出力電圧Vu1,Vv1,Vw1を電圧検出器6aにより検出し、電流検出器7aにて検出した電流iu1,Iv1と共に制御装置5aに取り込む。
【0025】
また、スレーブインバータ2bでは、電力変換器4bにより全ての相のスイッチング素子をオンせずに出力電圧Vu2,Vv2,Vw2を検出して制御装置5bへ取り込むと共に、伝送手段9b,9aを介してマスター側の制御装置5aとお互いの情報を共有する(制御装置5a,5bが、内部のメモリに出力電圧Vu1,Vv1,Vw1,Vu2,Vv2,Vw2を共に記憶し、保持する)。
【0026】
次に、マスターインバータ2aのU相〜V相間の断線の有無を確認する。ここで、断線にはケーブルの切断によるいわゆる断線のほか、端子台等への未結線も含まれる。
断線がなく閉回路が形成されていれば、U相の電流とV相の電流とは極性が逆であるため、Iu1≒−Iv1が成り立つか否かを確認する(S2)。Iu1≒−Iv1が成り立つ場合はステップS3に移行し、成り立たない場合は、断線も一種の誤配線としてステップS11にジャンプする。
【0027】
次いで、配線のインピーダンスが電動機1のインピーダンスに対して十分に小さければ、マスターインバータ2a及びスレーブインバータ2bの誤配線がない場合には、各相がほぼ同じ電位となるはずである。従って、両インバータ2a,2bが共有している各相の出力電圧検出値を比較して、Vu1≒Vu2,Vv1≒Vv2,Vw1≒Vw2となるか否かを確認することにより、誤配線の有無を判定する(S3〜S5,S11)。
また、U相〜V相が閉回路の場合にはVu1≒−Vv1の関係があり、通電しない相(例えばW相)の出力電圧はゼロとなるべきであるから、これらについても同時に確認する(S4,S5,S11)。
【0028】
また、このままでは通電しない相(上記の例ではW相)が接続されていない(端子台に未接続か、または断線している)可能性があるため、スイッチング素子のオンにより閉回路を形成する2相(図2の例ではV〜W相)の組み合わせを変更して、ステップS1〜S5と同様の処理を行う(S6〜S10,S11)。
以上の処理により、配線判定処理SAが完了する。この処理において誤配線と判定された場合(S11)は、操作表示器10a,10bによって誤配線である旨を表示し、操作員に警告する。
【0029】
さて、上述した配線判定処理SAを実行すれば、マスターインバータ2a、スレーブインバータ2bの各相における誤配線の有無を確認することができるが、インバータ2a,2bの三相出力の相順がケーブルを介して電動機1の入力側に正しく接続されているか否かを確認することができない。
そこで、相順判定処理SBにより、電動機1を回転させたときの回転方向の極性から相順の正誤を判定する。
【0030】
図1の回転位置検出部3から得られた回転角度及び回転速度を利用して電動機1を制御した場合、相順が間違っていると過大な電流が流れる恐れがあるため、始めに、回転位置検出部3等の検出器を用いずに電動機1を起動する(S12)。この場合の具体的な駆動制御方式としては、例えば、V/f(電圧/周波数)一定制御やセンサレスベクトル制御等が挙げられる。
【0031】
次に、電動機1を駆動させるときの速度指令値による回転方向と、回転位置検出部3から得られた電動機1の実際の回転方向とを比較し、両者の一致不一致を判断する(S13)。ここで、相順が正しい場合は速度指令値による回転方向と実際の回転方向とが一致するため正常終了とし(S13Yes)、相順が間違っていれば、電動機1は速度指令値による回転方向と逆方向に回転するので、相順不一致と判定し、操作表示器10a,10bにより相順に間違いがある旨を表示して操作員に警告する(S13No,S14)。
【0032】
なお、図3は、本発明の実施形態における誤配線検出動作の他の例を示すフローチャートである。
図3において、まず、図2に示した配線判定処理SA及び相順判定処理SBを実行したことを確認する(ステップS21)。次に、これらの処理が正常に終了したか否かを判断し(S22)、正常に終了した場合は、前述した通常動作(インバータ2a,2bによる電動機1の運転)を許可する処理を実行し(S22Yes,S23)、正常に終了しなかった場合は、通常動作を不許可とする処理を実行する(S22No,S24)。
【0033】
図3に示した誤配線検出動作は、並列インバータ装置を運転する場合に、配線判定処理SA及び相順判定処理SBを実行済みであることを前提にしており、図3によれば、各判定処理SA,SBの結果、配線上の問題がなかった場合にのみ通常動作を許可することになるので、運用後のトラブル発生を未然に防ぐことができる。
【符号の説明】
【0034】
1:三相交流電動機
2a,2b:インバータ
3:回転位置検出部
4a,4b:電力変換器
5a,5b:制御装置
6a,6b:電圧検出器
7a,7b:電流検出器
8a,8b:端子台
9a,9b:伝送手段
10a,10b:操作表示器
1a〜Q6b:半導体スイッチング素子
1a〜C2b:コンデンサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
可変電圧の交流電力を出力する複数台のインバータを並列接続し、各インバータの出力側を結合して単一の負荷に接続してなる並列インバータ装置において、
前記インバータの各相の出力電圧を検出する電圧検出手段と、
前記インバータを構成する半導体スイッチング素子のオンオフを制御する制御手段と、
前記制御手段の動作により1台のインバータ内の所定のスイッチング素子をオンさせて当該インバータの任意の2相の間で閉回路を形成したときに、前記電圧検出手段により検出した各相の出力電圧を、当該インバータを含む複数台のインバータ間で比較して配線の正誤を判定する配線判定手段と、
を備えたことを特徴とする並列インバータ装置の誤配線検出装置。
【請求項2】
請求項1に記載した並列インバータ装置の誤配線検出装置において、
前記電圧検出手段による出力電圧検出値を複数台のインバータ間で伝送し、共有する手段を備えたことを特徴とする並列インバータ装置の誤配線検出装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載した並列インバータ装置の誤配線検出装置において、
前記配線判定手段により前記インバータとの配線が正常と判定された前記負荷としての多相交流電動機を対象として、回転位置情報を用いずに前記電動機を起動し、前記電動機の速度指令値に基づく回転方向と実際の回転方向とを比較して前記電動機の配線の相順の正誤を検出する相順判定手段を備えたことを特徴とする並列インバータ装置の誤配線検出装置。
【請求項4】
請求項1〜3の何れか1項に記載した並列インバータ装置の誤配線検出装置において、
前記配線判定手段または相順判定手段による判定処理の終了時にのみ前記インバータを通常動作させることを特徴とする並列インバータ装置の誤配線検出装置。
【請求項5】
請求項1〜4の何れか1項に記載した並列インバータ装置の誤配線検出装置において、
前記配線判定手段または相順判定手段を、前記制御手段内の演算処理装置が実現することを特徴とする並列インバータ装置の誤配線検出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−113695(P2013−113695A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−259777(P2011−259777)
【出願日】平成23年11月29日(2011.11.29)
【出願人】(000005234)富士電機株式会社 (3,146)
【Fターム(参考)】