説明

電池モジュール

【課題】ケースが容易に外れない電池モジュールを提供する。
【解決手段】一対のケース11,12の各周縁部11a,12aを重ね合わせて形成されたケース1内部に電池セル2を収納してなる電池モジュールMにおいて、一方のケース11の周縁部11aに壁面の板厚方向に貫通する係合孔13を設け、他方のケース12の周縁部12aの係合孔13と対応する位置に壁面の板厚方向への切り起しによって形成された突起14を設け、一方のケース及び他方のケースがそれぞれ互いに離反する方向に電池セルを介して弾性付勢されたときに、係合孔と突起とが当接して、一方のケースと他方のケースとの位置が固定される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電池モジュールに関するものである。
【背景技術】
【0002】
アッパケースとロアケースとで構成されるケース内に電池セルを収納してなる電池モジュールにおいて、アッパケースとロアケースとを超音波溶着により接合するとケース内部にエネルギー的影響を及ぼす可能性がある。
【0003】
このため、アッパケースとロアケースに一対の嵌合用爪と嵌合用穴とを設け、これらをいわゆるスナップフィット結合させることにより、アッパケースとロアケースを固定する構造が提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−103284号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、リチウムイオン電池等の二次電池を自動車に搭載すると、電池セルを収容する電池モジュールにも車両走行時の衝撃や振動が作用することがある。
【0006】
しかしながら、従来のスナップフィット構造は、アッパケースとロアケースの結合力が弱いという欠点がある。このため、アッパケースとロアケースが外れてしまうおそれがある。
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、ケースが容易に外れない電池モジュールを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、一方のケースの壁面の先端部と他方のケースの壁面の先端部とにはそれぞれ、互いに重なり合う周縁部が形成されて電池セルの側面を覆うとともに、一方のケースの周縁部に壁面の板厚方向に貫通する係合孔を設け、他方のケースの周縁部の前記係合孔と対応する位置に壁面の板厚方向への切り起しによって形成された突起を設け、一方のケース及び他方のケースがそれぞれ互いに離反する方向に電池セルを介して弾性付勢されたときに、係合孔と突起とが当接して、一方のケースと他方のケースとの位置が固定される構成によって、上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、一方のケース及び他方のケースがそれぞれ互いに離反する方向に電池セルを介して弾性付勢されたときに、係合孔と突起とが当接し、一方のケースと他方のケースとの位置が固定されるので、係合孔と突起との当接部位にケースへの弾性付勢力が作用し、ケースが容易に外れない。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の一実施の形態を適用した電池モジュールを示す分解斜視図である。
【図2】図1の弾性突起を示す拡大斜視図である。
【図3A】図1の弾性突起及び係合孔を示す正面図及びX−X線に沿う断面図であって係合前の状態を示す図である。
【図3B】図1の弾性突起及び係合孔を示す正面図及びX−X線に沿う断面図であって係合中の状態を示す図である。
【図3C】図1の弾性突起及び係合孔を示す正面図及びX−X線に沿う断面図であってロック前の状態を示す図である。
【図3D】図1の弾性突起及び係合孔を示す正面図及びX−X線に沿う断面図であってロック後の状態を示す図である。
【図4A】図1のY−Y線に沿う断面概略図である。
【図4B】本発明の他の実施の形態を適用した電池モジュールであって、図1のY−Y線に相当する断面概略図である。
【図5】本発明のさらに他の実施の形態を適用した電池モジュールであって、図3Aに相当するX−X線に沿う正面図及び断面図である。
【図6】本発明の実施の形態を適用した電池モジュールを積み重ねる場合のメリットを説明するための側面概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0012】
《第1実施形態》
図1は本発明の一実施の形態を適用した電池モジュールMを示す分解斜視図であり、アッパケース11と、ロアケース12と、電池セル2とを備える。図4Aは、図1のY−Y線に沿う断面概略図である。
【0013】
電池セル2は、複数の単電池21を積層し、各単電池21の電極タブを所定の直列又は並列の態様で接続して構成され、正の電極端子22と負の電極端子23と電圧検出用端子24とを有する。なお、本例では電池セル2の具体的構成は特に限定されず、その接続数や電極端子22,23又は電圧検出用端子の導出位置などは適宜変更することができる。
【0014】
アッパケース11とロアケース12は、何れもステンレス、アルミニウム又はプラスチックスなどの適宜材料により構成されている。以下において、これらアッパケース11とロアケース12とをケース1と総称することもある。また、アッパ及びロアなる用語は同図に示す状態の電池モジュールMを便宜的に表現するためのものであって、上下の絶対的位置を表す趣旨ではない。したがって、アッパケース11が下側、ロアケース12が上側に位置するように電池モジュールMを車両に配置する場合や、アッパケース11とロアケース12とが左右に位置するように電池モジュールMを起立させて車両に配置する場合なども含む趣旨である。
【0015】
アッパケース11及びロアケース12のそれぞれは、矩形状の底面と当該底面の各辺から立ち上がる4つの壁面とを有する有底筒状に形成され、4つの壁面の先端部が互いに重なり合うように結合される。以下において、この重なり合う部分をアッパケース11の周縁部11a、ロアケース12の周縁部12aと称する。
【0016】
同図に示す例では、アッパケース11の周縁部11aがロアケース12の周縁部12aの外側になるように重ね合わされる。すなわち、図3A〜図3Dに示すとおり、アッパケース11の周縁部11aの内面がロアケース12の周縁部12aの外面に接するようにアッパケース11の方がロアケース12より大きい開口とされている。なお、アッパケース11の周縁部11aがロアケース12の周縁部12aの内側になるように重ね合わせることもできるが、これについては図5を参照して後述する。
【0017】
なお、アッパケース11の周縁部11a及びロアケース12の周縁部12aの短辺側にそれぞれ形成された3つの切欠部111,121は、上述した電池セル2の電極端子22,23及び電圧検出用端子24をケース1外へ導出するためのものである。
【0018】
本例のアッパケース11及びロアケース12の長辺側のそれぞれには、これらアッパケース11とロアケース12とを重ね合わせたのち固定するための係合孔13と弾性突起14が形成されている。
【0019】
本例では、アッパケース11の長辺側のそれぞれに4つの係合孔13が形成され、ロアケース12の長辺側のそれぞれの、前記係合孔13に対応する位置に4つの弾性突起14が形成されている。図1ではアッパケース11の手前側の長辺に形成された係合孔13のみを図示するが、奥側の長辺にも同じように4つの係合孔13が形成されている。
【0020】
図2は図1の弾性突起14の一つを拡大して示す斜視図、図3は一対の係合孔13と弾性突起14を示す正面図(左図)及びX−X線に沿う断面図(右図)である。
【0021】
本例の係合孔13は、矩形状の開口縁13aを有するようにアッパケース11の周縁部11aに形成された開口であり、本例の弾性突起14は、ロアケース12の周縁部12aからケース外側へ向かってドーム状に突出するように当該ロアケース12の周縁部12aを切り起こすようにして形成された切り起こし片である。そして、係合孔13の開口径は弾性突起14の外周を含み、僅かに大きく形成されている。
【0022】
したがって、本例の弾性突起14は、ステンレス、アルミニウム又はプラスチックスなどのロアケース12を構成する材料による自己弾性によって可撓性を有し、アッパケース11をロアケース12に重ねる際に弾性突起14が弾性変形しつつ係合孔13に係合する。
【0023】
なお、弾性突起14の先端部14aは弾性突起14の全体より狭幅に形成され、弾性突起14の先端部14aを切り起こした周縁部12aには縁部14bが残ることになる。
【0024】
本例の弾性突起14の先端部14aは、図3Cに示すように無負荷の状態において係合孔13が形成されたアッパケース11の周縁部11aの板厚分だけケース外側に突出して形成されている。これにより、図3Dに示すようにアッパケース11とロアケース12とをロックしたときに弾性突起14の先端部14aが係合孔13の開口縁13aを超えてアッパケース11の周縁部11aの外面に接し、その結果、図3Dの右図の左右方向に対しても強固に固定されることになる。
【0025】
ちなみに、対をなす係合孔13と弾性突起14を複数形成する場合は、図1に示すように対向する一対の辺の周縁部11a,12aの対称位置、換言すれば各辺における等配位置に形成することが望ましい。たとえば、同図に示すように各辺に4つの係合孔13及び弾性突起14を設ける場合は、同図に示すY−Y線に線対称となる各辺の位置に形成することが望ましい。また、この場合において電池モジュールMの中心(Y−Y線の中心点)に対して回転対称となる各辺の位置に形成することがさらに望ましい。
【0026】
なお、図1に示す本例の電池モジュールMでは、長辺側にのみ係合孔13及び弾性突起14を設けたが、短辺側にのみ設けることもでき、さらに長辺側及び短辺側の両方に設けることもできる。
【0027】
さらに本例では、図1に示すようにアッパケース11の中央部にロアケース12に向かって凸状とされた凸状キャンバ部15が形成され、ロアケース12の中央部にもアッパケース11に向かって凸状とされた凸状キャンバ部16が形成されている。これら2つの凸状キャンバ部15,16は、アッパケース11とロアケース12とを重ね合わせたときに、両ケース11,12を互いに離反する方向へ弾性付勢する。このため、電池セル2の厚さに応じて凸状キャンバ部15,16の深さ寸法が設定されている。なお、ケース11,12に形成する凸状キャンバ部15,16はいずれか一方としてもよい。
【0028】
次に作用を説明する。
【0029】
図3A〜図3Dはアッパケース11とロアケース12とを重ね合わせていく状態を示す正面図(左図)及びX−X線に沿う断面図(右図)であり、図3Aは両ケース11,12を重ね合わせる前の状態、図3Bは両ケース11,12を重ね合わせる途中の状態、図3Cは両ケース11,12を重ね合わせた状態であってロックする前の状態、図3Dは両ケース11,12をロックした状態をそれぞれ示す。
【0030】
まず図3Aの矢印方向にアッパケース11とロアケース12とを押圧し、アッパケース11の周縁部11aがロアケース12の周縁部12aの外側になるように重ね合わせていくと、図3A〜図3Bに示すようにアッパケース11の周縁部11aの内面に押されることよって弾性突起14がケース内側へ弾性変形する。
【0031】
このとき、ロアケース12の弾性突起14には縁部14bを有する開口が形成されているので、弾性突起14はこの開口へ退避しつつ弾性変形する。これにより、アッパケース11の周縁部11aの内面と弾性突起14の外面との摺動面に無理な力が作用せず、アッパケース11の周縁部11aや弾性突起14自体の耐久性を向上させることができる。
【0032】
さらに重ね合わせていくと、図3Cに示すようにロアケース12の弾性突起14がアッパケース11の係合孔13に包含される。ここで、弾性突起14は自己復元することによりその先端部14aが係合孔13の開口縁13aのケース外側に位置する。
【0033】
図3Cに示す状態で手を離して押圧力を開放すると、上述したアッパケース11の凸状キャンバ部15及びロアケース12の凸状キャンバ部16による弾性力により、アッパケース11とロアケース12は図3Dに示す矢印方向に互いに離反する。そして、アッパケース11の係合孔13の下辺の開口縁13aと、ロアケース12の弾性突起14の内面とが当接し、これによりアッパケース11とロアケース12の位置が固定される。
【0034】
このとき、同図に示すように弾性突起14の先端部14aが係合孔13の下辺の開口縁13aを越えて寸法Dだけオーバーラップするので、同図の上下方向、すなわちケース1の開放方向だけでなく、同図の左右方向に対してもアッパケース11とロアケース12が強固に固定される。
【0035】
以上のように、本例の電池モジュールMではアッパケース11とロアケース12の開放方向だけでなくこれに垂直な方向に対しても強固に固定されるので、ケース1に捩れ方向の力が作用してもアッパケース11とロアケース12は容易に外れることはない。したがって、車両に搭載する電池モジュールなどに適用して好ましいものとなる。
【0036】
また、対をなす係合孔13及び弾性突起14をケース11,12の長辺に対して対称位置に設けているので、これら係合孔13及び弾性突起14と凸状キャンバ部15,16により内部に収納した電池セル2に対する応力が面内において均一になる。その結果、電池セル2の各単電池21内部で発生するガスを均一に外部へ排出することができる。
【0037】
さらに、アッパケース11とロアケース12とを各周縁部11a,12aに形成した係合孔13及び弾性突起14により固定するので、上下方向に対称な電池モジュールM、すなわち天地を逆にしても同じ又は実質的に同じ形状となる電池モジュールとすることができる。
【0038】
図6に示すように、ロアケース120の上部開口にアッパケース110(蓋体)の外周をカシメ加工して巻き締め部50とすることで両ケースを固定する従来の電池モジュールでは、同図の左図に示すように正の電極端子51と負の電極端子52を連続して接続しようとすると電池モジュールの天地を逆にして積み重ねる必要があり、巻き締め部50を形成した分だけ高さが高くなる。逆に高さを低くしようとすると同図の右図に示すように電極端子51,52の導出位置が異なる2種類の電池モジュール(上下の電池モジュールと中間の電池モジュールとでは電極端子51,52の導出位置が異なる)を用いる必要があり、部品点数が増加する。
【0039】
しかしながら本例の電池モジュールMによれば、同図の右図に示すように2種類の電池モジュールとすることなく、しかも同図の左図に示すように天地を逆に積み重ねても巻き締め部50がない分だけ高さを低くすることができる。
【0040】
《第2実施形態》
図4Bは、本発明の他の実施の形態を適用した電池モジュールであって、図1のY−Y線に相当する断面概略図である。本例の電池モジュールでは、上述した第1実施形態のアッパケース11及びロアケース12のそれぞれに形成した凸状キャンバ部15,16に代えて又はこれに追加して、ケース1の内部の電池セル2とアッパケース11との間に弾性体17を介装するとともに、電池セル2とロアケース12との間に弾性体18を介装している点が相違する。その他の構成は上述した第1実施形態と同じである。
【0041】
弾性体17,18は、アッパケース11とロアケース12とを離反する方向に弾性付勢するものであれば特に限定されず、ケース1内部における電池セル2のがたつきを抑制する緩衝体で共用することもできる。
【0042】
ケース11,12に形成した凸状キャンバ部15,16に代えて弾性体17,18をケース1内部に介装することで、ケース1の外形形状を平坦にすることができ、用途に応じた電池モジュールMを提供することができる。
【0043】
なお、ケース1内部に介装する弾性体17,18はいずれか一方としてもよい。
【0044】
《第3実施形態》
図5は本発明のさらに他の実施の形態を適用した電池モジュールであって、図3Aに相当するX−X線に沿う正面図及び断面図である。
【0045】
本例ではアッパケース11の周縁部11aがロアケース12の周縁部12aの内側になるように重ね合わせる態様であり、この場合の弾性突起14は、同図の右図に示すようにケース1の内部に向かって突出するように形成する。
【0046】
このように弾性突起14をケース1の内側に向かって形成した態様によれば、電池モジュールMの外面に弾性突起14の先端部14aが露出しないので、万が、一弾性突起14の先端部14aに触れてロックを解除してしまうといったことが防止できる。
【0047】
なお、上述した第1〜第3実施形態においてアッパケース11に係合孔13を形成し、ロアケース12に弾性突起14を形成したが、アッパケース11に弾性突起14を形成し、ロアケース12に係合孔13を形成してもよい。
【0048】
また、上述した実施形態では弾性突起14に弾性を付与し、この弾性突起14の自己弾性により係合孔13との係合を行うように構成したが、突起14を剛体とし係合孔13に弾性を付与するように構成してもよい。たとえば、少なくとも係合孔13の周囲を軟性材料から構成したり、係合孔13の開口縁13aに切欠を形成したりすることで弾性を付与することができる。
【0049】
上記凸状キャンバ部15,16及び弾性体17,18は本発明に係る弾性手段に相当する。
【符号の説明】
【0050】
M…電池モジュール
1…ケース
11…アッパケース
12…ロアケース
13…係合孔
13a…開口縁
14…弾性突起
14a…先端部
14b…縁部
15,16…凸状キャンバ部
17,18…弾性体
2…電池モジュール
21…単電池

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の単電池を積層した電池セルと、
前記電池セルの積層方向の一方の面に対向する底面と、当該底面の外周縁から前記電池セルに沿って前記積層方向に延在し、前記電池セルを挟んで互いに対向する一対の壁面とを有する一方のケースと、
前記電池セルの積層方向の他方の面に対向する底面と、当該底面の外周縁から前記電池セルに沿って前記積層方向に延在し、前記電池セルを挟んで互いに対向する一対の壁面とを有する他方のケースと、を備え、
前記一方のケースの底面と前記他方のケースの底面との間に前記電池セルを収納してなる電池モジュールにおいて、
前記一方のケースの壁面の先端部と、前記他方のケースの壁面の先端部とにはそれぞれ、互いに重なり合う周縁部が形成されて前記電池セルの側面を覆うとともに、
前記一方のケースの周縁部には、当該一方のケースの壁面の板厚方向に貫通する係合孔が設けられ、
前記他方のケースの周縁部には、前記一方のケースの係合孔と対応する位置に、当該他方のケースの壁面の板厚方向への切り起しによって形成された突起が設けられ、
前記一方のケースと前記他方のケースは、互いに離反する方向に前記電池セルを介して弾性付勢され、
前記一方のケースと前記他方のケースが弾性付勢されたときに、前記係合孔と突起とが当接して、前記一方のケースと前記他方のケースとの位置が固定される電池モジュール。
【請求項2】
請求項1に記載の電池モジュールにおいて、
前記対をなす係合孔及び突起はそれぞれ、前記一方のケース及び前記他方のケースの対向する一対の周縁部の対称位置に複数形成されている電池モジュール。
【請求項3】
請求項1または2に記載の電池モジュールにおいて、
前記係合孔が形成された前記一方のケースの周縁部は、前記突起が形成された前記他方のケースの周縁部に対してケースの外側に重ね合わされる電池モジュール。
【請求項4】
請求項1または2に記載の電池モジュールにおいて、
前記係合孔が形成された前記一方のケースの周縁部は、前記突起が形成された前記他方のケースの周縁部に対してケースの内側に重ね合わされる電池モジュール。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか一項に記載の電池モジュールにおいて、
前記一方のケース及び前記他方のケースは、少なくとも前記一方のケースの底面に形成されて前記電池セルの積層方向の面に当接する凸状キャンバ部によって、前記電池セルを介して互いに離反する方向へ弾性付勢されている電池モジュール。
【請求項6】
請求項1〜4のいずれか一項に記載の電池モジュールにおいて、
前記一方のケース及び前記他方のケースは、前記電池セルの積層方向の面と少なくとも前記一方のケースの底面との間に介装された弾性体によって、前記電池セルを介して互いに離反する方向へ弾性付勢されている電池モジュール。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図3D】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−178370(P2012−178370A)
【公開日】平成24年9月13日(2012.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−139435(P2012−139435)
【出願日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【分割の表示】特願2009−168581(P2009−168581)の分割
【原出願日】平成21年7月17日(2009.7.17)
【出願人】(000003997)日産自動車株式会社 (16,386)
【Fターム(参考)】