説明

セキュリティシステム

【課題】この発明は、信頼性を確保しつつコストを抑えることができるセキュリティシステムを提供することである。
【解決手段】認証判定部15は、カードリーダライタ8によって読み取られた識別情報に基づいて利用者を判定し認証する。顔数検出部16は、カメラ11によって撮影された映像に映っている顔の数を検出する。処理制御部14は、認証判定部15によって利用者が認証され、かつ顔数検出部16によって検出された顔の数が1つである場合に、解錠信号を錠制御装置2に対して発する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えばビル内や敷地内等の通行を管理するセキュリティシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来システムでは、より高いセキュリティを実現するために、暗証番号やICカードのID番号等の識別情報に基づく個人認証だけでなく、利用者の顔を撮影し、撮影された顔画像に基づく個人認証も行う(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開平9−319877号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、顔画像に基づく個人認証を行うために必要な情報量は、ID番号等の識別情報に基づく個人認証を行うために必要な情報量に比べて多い。上記のような従来システムでは、顔画像に基づく個人認証を行うので、大容量の記憶装置が必要となるとともに、演算速度が速い演算装置が必要となり、コストが大きくなっている。
【0005】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、信頼性を確保しつつコストを抑えることができるセキュリティシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係るセキュリティシステムは、利用者によって識別情報が入力される識別情報入力部、識別情報を識別情報入力部に入力する利用者の顔を撮影する顔撮影部、識別情報入力部に入力された識別情報に基づいて利用者を判定し認証する認証判定部、顔撮影部によって撮影された映像に映っている顔の数を検出する顔数検出部、及び利用者が認証判定部によって認証され、かつ顔数検出部によって検出された顔の数が1つである場合に、錠を解錠するための解錠信号を発生する錠制御部を備える。
【発明の効果】
【0007】
この発明のセキュリティシステムによれば、錠制御部は、認証判定部によって利用者が認証され、かつ顔数検出部によって検出された顔の数が1つである場合に解錠信号を発生するので、識別情報に基づく個人認証だけが行われるシステムよりも高い信頼性を確保しつつ、かつ識別情報に基づく個人認証とともに顔画像に基づく個人認証が行われるシステムよりもコストを抑えることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるセキュリティシステムを示すブロック図である。図において、通行可否判定装置1は、錠制御装置2に接続されている。通行可否判定装置1は、通行が管理されている通行管理エリアに通じる出入口を通行しようとする利用者が、その出入口の通行を許可されている利用者であるかどうかを判定するものである。通行管理エリアに通じる出入口には、電気錠3が取り付けられたドア(図示せず)が設けられている。錠制御装置2は、通行可否判定装置1からの情報に基づいて、電気錠3の施錠及び解錠を制御する。
【0009】
通行可否判定装置1には、動作制御部5、通信インターフェース6、人感センサ7、識別情報入力部であるカードリーダライタ8、液晶ディスプレイ9、スピーカ10、及び顔撮影部であるカメラ11が設けられている。なお、通行可否判定装置1の外観は図2に示すようになっている。動作制御部5は、プログラム等の情報が格納されている記憶装置(ROM及びRAM)5a、及び記憶装置5aに格納されている情報に基づいて演算処理を行うCPU5bを有するマイクロコンピュータである。動作制御部5と錠制御装置2との間の情報の送受信は、通信インターフェース6を介して行われる。
【0010】
人感センサ7は、通行可否判定装置1に利用者が接近していることを検出する。人感センサ7としては、例えば赤外線検出センサ等が用いられる。動作制御部5は、利用者の接近が人感センサ7によって検出された際に、カードリーダライタ8、液晶ディスプレイ9、スピーカ10、及びカメラ11を起動する。
【0011】
通行管理エリアに通じる出入口を通行しようとする利用者は、記録媒体であるICカード12を携帯している。ICカード12には、ID番号等の識別情報が格納されている。動作制御部5は、利用者の接近が人感センサ7によって検出された際に、ICカード12をカードリーダライタ8に近づけるように促す情報を、液晶ディスプレイ9に表示させるとともにスピーカ10から放送する。カードリーダライタ8及びICカード12には、アンテナ(図示せず)が組み込まれている。カードリーダライタ8は、利用者の操作によってICカード12が通信可能エリア内に進入された場合に、ICカード12に対して非接触のままでICカード12から識別情報を読み取る。動作制御部5は、カードリーダライタ8によって読み取られた識別情報を受け取る。
【0012】
カメラ11は、ICカード12の識別情報をカードリーダライタ8に読み取らせる利用者の顔を撮影できるように配置されている。動作制御部5は、カメラ11によって撮影された映像の情報を受け取る。
【0013】
次に、図3は、図1の動作制御部5の機能構成を示すブロック図である。図において、動作制御部5は、錠制御部を含む処理制御部14、認証判定部15、顔数検出部16、及び映像記録部17を有している。
【0014】
処理制御部14は、カードリーダライタ8によって識別情報が読み取られたことを検出した場合に、認証判定部15に認証処理を行わせる。認証判定部15は、読み取られた識別情報に基づいて利用者を認証するかどうかを判定する。具体的には、認証判定部15は、読み取られた識別情報を、記憶装置5aに予め登録されている識別情報と照合することで、利用者を認証するかどうかを判定する。
【0015】
認証判定部15は、読み取られた識別情報と一致する識別情報が記憶装置5aに登録されていないと判定した場合、利用者を認証不正と判断する。処理制御部14は、認証判定部15によって利用者が認証不正となった場合、例えば識別情報を正常に読み取ることができなかったので、識別情報を再度読み取らせて下さい等、再操作を促す情報を液晶ディスプレイ9に表示させるとともにスピーカ10に放送させる。また、処理制御部14は、利用者を認証不正と認証判定部15によって連続して判定された回数が所定回数に達した場合に、映像記録部17に異常時映像記録処理を行わせる。映像記録部17は、異常時映像記録処理が開始される前の所定時間の間にカメラ11によって撮影された画像情報を記憶装置5aに記録する。
【0016】
また、認証判定部15は、読み取られた識別情報と一致する識別情報が記憶装置5aに登録されていると判定した場合、利用者を認証する。処理制御部14は、認証判定部15によって利用者が認証された場合に、カメラ11からの画像情報を顔数検出部16に解析させる。
【0017】
顔数検出部16は、カメラ11によって撮影された映像に映っている利用者の顔を検出する。なお、利用者の顔を検出する方法としては、例えば目、鼻孔、唇の端部等の特徴点のセットを検出する方法等が用いられる。顔数検出部16は、例えば特徴点のセットの数をカウントする等して利用者の数を検出する。
【0018】
処理制御部14は、顔数検出部16によって検出された顔の数が0個及び複数個の場合、1人だけの顔が撮影されるように移動を促す情報を液晶ディスプレイ9に表示させるとともにスピーカ10に放送させる。また、処理制御部14は、画像解析処理が開始されてからの所定時間内に、顔数検出部16によって検出された顔の数が1つにならなかった場合、映像記録部17に異常時映像記録処理を行わせる。
【0019】
また、処理制御部14は、顔数検出部16によって検出された顔の数が所定時間内に1つになった場合、映像記録部17に通常時映像記録処理を行わせる。映像記録部17は、利用者1人だけの顔が撮影されている画像情報を記憶装置5aに記録する。
【0020】
さらに、処理制御部14は、認証判定部15によって利用者が認証され、かつ顔数検出部16によって検出された顔の数が1つである場合に、電気錠3を解錠するための解錠信号を錠制御装置2対して発する。
【0021】
次に、動作について説明する。図4は、図3の処理制御部14によって行われる利用者検出判定動作を示すフローチャートである。通行可否判定装置1の電源が投入されると、人感センサ7によって利用者の接近が検出されるかどうかが判定され(ステップS1)、利用者の接近が検出されたと判定された場合、カードリーダライタ8、液晶ディスプレイ9、スピーカ10、及びカメラ11が起動状態とされるとともに(ステップS2)、利用者の通行可否を判定する通行可否判定動作が行われる(ステップS3)。
【0022】
これに対して、利用者の接近が検出されていないと判定された場合、利用者接近の無検出状態が所定時間継続しているかどうかが判定される(ステップS4)。このとき、無検出状態が所定時間継続していないと判定されると、各機器の起動状態が維持されるとともに、通行可否判定動作が継続される。一方、無検出状態が所定時間継続したと判定された場合、各機器が待機状態とされる(ステップS5)。このとき、通行可否判定動作が行われていれば、その通行可否判定動作は終了される。
【0023】
次に、図5は、図3の処理制御部14によって行われる通行可否判定動作を示すフローチャートである。図において、通行可否判定動作が開始されると、カードリーダライタ8による識別情報の読取回数を示すカウント変数cntがリセットされるとともに(ステップS10)、カードリーダライタ8によって識別情報が読み取られるかどうかが監視される(ステップS11)。このとき、識別情報が読み取られたと判定された場合、カウント変数cntが1加算されるとともに(ステップS12)、認証判定部15による認証処理が行われ(ステップS13)、利用者が認証判定部15によって認証されるかどうかが判定される(ステップS14)。
【0024】
このとき、入力識別情報が有効でないと認証判定部15によって判定されると、カウント変数cntが所定値を超えているかどうかが判定され(ステップS15)、カウント変数cntが所定値を超えていないと判定され場合、再操作を促す情報が液晶ディスプレイ9及びスピーカ10によって報知されるとともに(ステップS16)、カードリーダライタ8によって識別情報が読み取られるかどうかが再度監視される。これに対して、カウント変数cntが所定値を超えていると判定された場合、映像記録部17による異常時映像記録処理が行われ(ステップS17)、異常時映像記録処理が開始される前の所定時間の間にカメラ11によって撮影された画像情報が映像記録部17によって記憶装置5aに記録される。
【0025】
これに対して、利用者が認証判定部15によって認証されたと判定された場合、撮影時間のカウントが開始されるとともに(ステップS18)、顔数検出部16による顔数検出処理が行われる(ステップS19)。
【0026】
その次に、顔数検出部16によって検出された顔の数が1つであるかどうかが(ステップS20)、検出された顔の数が1つでないと判定された場合、撮影時間が所定時間に達しているかどうかが判定され(ステップS21)、撮影時間が所定時間に達していると判定された場合、異常時映像記録処理が行われる。これに対して、撮影時間が所定時間に達していないと判定された場合、利用者1人だけの顔が撮影されるように移動を促す情報が液晶ディスプレイ9及びスピーカ10によって報知されるとともに(ステップS22)、顔数検出部16による顔数検出処理が再度行われる。
【0027】
一方、顔数検出部16によって検出された顔の数が1つであると判定された場合、映像記録部17による通常時映像記録処理が行われるとともに(ステップS23)、解錠信号が錠制御装置2に対して発せられる(ステップS24)。
【0028】
このようなセキュリティシステムでは、処理制御部14は、認証判定部15によって利用者が認証され、かつ顔数検出部16によって検出された顔の数が1つである場合に解錠信号を発生するので、識別情報に基づく個人認証だけが行われるシステムよりも高い信頼性を確保しつつ、かつ識別情報に基づく個人認証とともに顔画像に基づく個人認証が行われるシステムよりもコストを抑えることができる。具体的には、顔画像に基づく個人認証を行うシステムでは、処理する情報量が多いので、処理能力が高いパソコン等の処理装置が必要であるのに対して、実施の形態1のシステムでは、処理する情報量を小さく抑えることができるのでマイクロコンピュータ程度の小規模の処理装置で済ますことができ、コストを抑えることができる。
【0029】
また、従来システムでは、仮に複数の利用者の顔が撮影されていても、出入口の通行が許可されることがあるので、後で記録映像を確認しても通行可否判定装置1を操作した利用者を特定できないことがある。これに対して、処理制御部14は、検出された顔の数が1つでなければ解錠信号を発しないので、映像記録部17によって記録された映像を確認することで、通行可否判定装置1を操作した利用者をより確実に特定でき、セキュリティ性を向上させることができる。
【0030】
実施の形態2.
図6は、この発明の実施の形態2による動作制御部の機能構成を示すブロック図である。実施の形態2のセキュリティシステムの全体的な構成は、実施の形態1のセキュリティシステムと同じである。しかしながら、図6に示すように実施の形態2の動作制御部20は、顔数検出部16の代わりに、顔サイズ判定部21を有している。
【0031】
顔サイズ判定部21は、カメラ11によって撮影された顔画像の大きさを、例えば目、鼻孔、唇の端部等の特徴点間の距離に基づいて求める。また、顔サイズ判定部21は、顔画像の大きさが、所定の大きさよりも大きいかどうかを判定する。処理制御部22は、顔画像の大きさが所定の大きさよりも小さい(映像に顔が映っていない場合を含む)と顔サイズ判定部21によって判定された場合、例えばカメラ11に近づくように等、顔画像の大きさが所定の大きさよりも大きくなるように移動を促す情報を、液晶ディスプレイ9に表示させるとともにスピーカ10から放送する。また、処理制御部22は、利用者が認証判定部15によって認証され、かつ撮影された顔画像が所定の大きさよりも大きいと顔サイズ判定部21によって判定された場合に、錠制御装置2対して解錠信号を発する。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
【0032】
次に、動作について説明する。図7は、図6の処理制御部22によって行われる通行可否判定処理動作を示すフローチャートである。図において、通行可否判定動作が開始されると、カードリーダライタ8による識別情報の読取回数を示すカウント変数cntがリセットされるとともに、カードリーダライタ8によって識別情報が読み取られるかどうかが監視される。このとき、識別情報が読み取られたと判定された場合、カウント変数cntが1加算されるとともに、認証判定部15による認証処理が行われ、利用者が認証判定部15によって認証されるかどうかが判定される。
【0033】
このとき、入力識別情報が有効でないと認証判定部15によって判定されると、カウント変数cntが所定値を超えているかどうかが判定され、カウント変数cntが所定値を超えていないと判定され場合、再操作を促す情報が液晶ディスプレイ9及びスピーカ10によって報知されるとともに、カードリーダライタ8によって識別情報が読み取られるかどうかが再度監視される。これに対して、カウント変数cntが所定値を超えていると判定された場合、映像記録部17による異常時映像記録処理が行われ、異常時映像記録処理が開始される前の所定時間の間にカメラ11によって撮影された画像情報が映像記録部17によって記憶装置5aに記録される。
【0034】
これに対して、利用者が認証判定部15によって認証されたと判定された場合、撮影時間のカウントが開始されるとともに、顔サイズ判定部21による顔サイズ判定処理が行われる(ステップS30)。
【0035】
その次に、撮影された顔画像の大きさが所定の大きさよりも大きいかどうかが判定され(ステップS31)、顔画像の大きさが所定の大きさよりも小さいと判定された場合、撮影時間が所定時間に達しているかどうかが判定され、撮影時間が所定時間に達していると判定された場合、映像記録部17による異常時映像記録処理が行われる。これに対して、撮影時間が所定時間に達していないと判定された場合、顔画像の大きさが所定の大きさよりも大きく撮影されるように移動を促す情報が液晶ディスプレイ9及びスピーカ10によって報知されるとともに(ステップS32)、顔サイズ判定部21による画像解析処理が再度行われる。
【0036】
一方、映像に映っている顔の大きさが所定の大きさよりも大きいと判定された場合、映像記録部17による通常時映像記録処理が行われるとともに、解錠信号が錠制御装置2に対して発せられる。
【0037】
このようなセキュリティシステムでは、処理制御部22は、認証判定部15によって利用者が認証され、かつ撮影された顔画像の大きさが所定の大きさよりも大きいと顔サイズ判定部21によって判定された場合に、解錠信号を発生するので、識別情報に基づく個人認証だけが行われるシステムよりも高い信頼性を確保しつつ、かつ識別情報に基づく個人認証とともに顔画像に基づく個人認証が行われるシステムよりもコストを抑えることができる。
【0038】
また、従来システムでは、仮に撮影された顔画像が小さい場合でも、出入口の通行が許可されることがあるので、後で記録映像を確認しても、利用者の顔が小さすぎて通行可否判定装置1を操作した利用者を特定できないことがある。これに対して、処理制御部22は、撮影された顔画像の大きさが所定の大きさよりも大きいと顔サイズ判定部21によって判定されなければ解錠信号を発しないので、映像記録部17によって記録された映像を確認することで、個人認証装置を操作した利用者をより確実に特定でき、セキュリティ性を向上させることができる。
【0039】
なお、実施の形態1,2では、カードリーダライタ8は、ICカード12に格納された識別情報を読み取ると説明したが、例えば液晶ディスプレイ9とともにタッチパネルを設ける等して、利用者に暗証番号(パスワード)を入力させてもよい。つまり、識別情報入力部から入力される識別情報は、ID番号に限定されることなく、例えば暗証番号等の利用者を特定できる情報であればよい。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】この発明の実施の形態1によるセキュリティシステムを示すブロック図である。
【図2】図1の個人認証装置を含むセキュリティシステム全体を示すブロック図である。
【図3】図1の動作制御部の機能構成を示すブロック図である。
【図4】図3の処理制御部によって行われる利用者検出判定動作を示すフローチャートである。
【図5】図3の処理制御部によって行われる通行可否判定動作を示すフローチャートである。
【図6】この発明の実施の形態2による動作制御部の機能構成を示すブロック図である。
【図7】図6の処理制御部によって行われる通行可否判定処理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0041】
8 カードリーダライタ(識別情報入力部)、11 カメラ(顔撮影部)、14,22 処理制御部(錠制御部)、15 認証判定部、16 顔数検出部、17 映像記録部、21 顔サイズ判定部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者によって識別情報が入力される識別情報入力部、
識別情報を上記識別情報入力部に入力する利用者の顔を撮影する顔撮影部、
上記識別情報入力部に入力された識別情報に基づいて利用者を判定し認証する認証判定部、
上記顔撮影部によって撮影された映像に映っている顔の数を検出する顔数検出部、及び
利用者が上記認証判定部によって認証され、かつ上記顔数検出部によって検出された顔の数が1つである場合に、錠を解錠するための解錠信号を発生する錠制御部
を備えていることを特徴とするセキュリティシステム。
【請求項2】
利用者の操作によって識別情報が入力される識別情報入力部、
識別情報を上記識別情報入力部に入力する利用者の顔を撮影するための顔撮影部、
上記識別情報入力部に入力された識別情報に基づいて利用者を判定し認証する認証判定部、
上記顔撮影部によって撮影された顔画像の大きさを判定する顔サイズ判定部、及び
利用者が上記認証判定部によって認証され、かつ撮影された顔画像が所定の大きさよりも大きいと上記顔サイズ判定部によって判定された場合に、錠を解錠するための解錠信号を発生する錠制御部
を備えていることを特徴とするセキュリティシステム。
【請求項3】
上記錠制御部が解錠信号を発生する場合に、上記顔撮影部によって撮影された映像の情報を記録する映像記録部
をさらに備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のセキュリティシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−162369(P2007−162369A)
【公開日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−361373(P2005−361373)
【出願日】平成17年12月15日(2005.12.15)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】