説明

車両用ディスクブレーキ

【課題】制動解除時に摩擦パッドをディスクロータから確実に離間させることができ、ライニングがディスクロータに引き摺られることを確実に防止することができる車両用ディスクブレーキを提供する。
【解決手段】摩擦パッド4の反ディスクロータ側に、制動解除時に摩擦パッド4をディスクロータ2から離間させるパッド戻しスプリング14を備えたパッド戻し機構5を設ける。パッド戻し機構5は、キャリパボディ3に設けたシリンダ孔3cのディスク周方向両側に形成したディスク軸方向のスプリング収容孔12と、該スプリング収容孔内に収容されるパッド戻しスプリング14と、パッドガイドピン13とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車や自動二輪車等の車両に用いられる車両用ディスクブレーキに係り、詳しくは、制動解除時の摩擦パッドをディスクロータから強制的に離間させてライニングの引き摺りを防止するようにした車両用ディスクブレーキに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、キャリパボディに形成したシリンダ孔にピストンシールを介して挿入されるピストンと、ディスクロータの両側部に配置された一対の摩擦パッドとを備えた車両用ディスクブレーキにおいて、摩擦パッドのディスクロータ側に、制動解除時に摩擦パッドを前記ディスクロータから離間させるパッド戻し機構を備えたものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開平7−28242号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上述のパッド戻し機構は、摩擦パッドのディスクロータ側に配置されていることから、ディスクロータと干渉しないように、ディスクロータよりも外側に設けなくてはならず、制動解除時に摩擦パッドのディスク半径方向外側を反ディスクロータ側に付勢するようにしている。このため、摩擦パッドのディスク半径方向内側がディスクロータから充分に離間できないことがあり、ディスク半径方向内側のライニングがディスクロータに引き摺られることがあった。
【0005】
そこで本発明は、制動解除時に摩擦パッドをディスクロータから確実に離間させることができ、ライニングがディスクロータに引き摺られることを確実に防止することができる車両用ディスクブレーキを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の車両用ディスクブレーキは、キャリパボディに形成したシリンダ孔にピストンシールを介して挿入されるピストンと、ディスクロータの両側部に配置された一対の摩擦パッドとを備えた車両用ディスクブレーキにおいて、前記摩擦パッドの反ディスクロータ側に、制動解除時に前記摩擦パッドを前記ディスクロータから離間させるパッド戻しスプリングを備えたパッド戻し機構を設けたことを特徴としている。
【0007】
また、前記パッド戻し機構は、前記キャリパボディに設けた前記シリンダ孔のディスク周方向両側に形成したディスク軸方向のスプリング収容孔と、該スプリング収容孔内に収容される前記パッド戻しスプリングとを備えているものでも良い。さらに、前記パッド戻し機構は、前記スプリング収容孔に、先端を前記摩擦パッドに連結したパッドガイドピンの基端側を移動可能に挿入し、該パッドガイドピンの外周側に前記パッド戻しスプリングを配置することもできる。また、前記スプリング収容孔は、摩擦パッド側に開口する小径部と反摩擦パッド側に開口する大径部とを備え、前記パッドガイドピンは、前記小径部に挿通可能な軸部と、該軸部の先端部に設けられた摩擦パッド連結部と、前記軸部の基端部に設けられ、前記大径部に挿入可能で、且つ、前記小径部より大径の大径フランジ部とを備え、前記パッド戻しスプリングは、前記大径部と前記小径部との間に形成される段部に先端部を、前記大径フランジ部に基端部をそれぞれ当接させると好適である。さらに、前記小径部は、制動時に摩擦パッドが移動するディスク周方向に対して長く形成した長孔であると良い。また、前記パッド戻しスプリングの復元力は、前記ピストンと前記ピストンシールとの摺動抵抗よりも小さく設定されていると良く、さらに、前記パッド戻し機構は、前記摩擦パッドのディスク半径方向中央部に連結していると良い。
【発明の効果】
【0008】
本発明の車両用ディスクブレーキによれば、摩擦パッドの反ディスクロータ側にパッド戻し機構を設けたことにより、パッド戻し機構を配置する位置の自由度が上がり、摩擦パッドを極力ディスクロータと平行な状態に保って離間させることができる位置、例えば、摩擦パッドのディスク半径方向中央部にパッド戻し機構を配置することにより、ライニングがディスクロータに引き摺られることを確実に防止することができる。
【0009】
また、パッド戻し機構は、キャリパボディに設けたピストンのディスク周方向両側に形成したディスク軸方向のスプリング収容孔と、該スプリング収容孔内に収容されるパッド戻しスプリングとを備え、制動解除時に、摩擦パッドの略中央部2箇所で摩擦パッドを反ディスクロータ側に付勢することから、摩擦パッドを良好な状態でディスクロータから離間させることができる。
【0010】
さらに、パッド戻し機構は、スプリング収容孔に、先端を摩擦パッドに連結したパッドガイドピンの基端側を移動可能に挿入し、該パッドガイドピンの外周側に前記パッド戻しスプリングを配置することにより、パッド戻し機構によって、制動解除時の摩擦パッドをディスクロータから確実に離間させることができると共に、パッドガイドピンによって摩擦パッドを支持することができ、従来、キャリパボディやキャリパブラケットに形成されていた摩擦パッドを保持する構造を省略することができ、コストの削減を図ることができる。
【0011】
また、スプリング収容孔は、摩擦パッド側に開口する小径部と反摩擦パッド側に開口する大径部とを備え、パッドガイドピンは、小径部に挿通可能な軸部と、該軸部の先端部に設けられた摩擦パッド連結部と、軸部の基端部に設けられ、大径部に挿入可能で、且つ、小径部より大径の大径フランジ部とを備え、パッド戻しスプリングは、大径部と小径部との間に形成される段部に先端部を、大径フランジ部に基端部をそれぞれ当接させることにより、制動時に、パッドガイドピンは、摩擦パッドと共にパッド戻しスプリングを弾性変形させながらスプリング収容孔内を前進し、制動解除時には、パッド戻しスプリングの復元力によってスプリング収容孔内を後退し、これに伴って摩擦パッドをディスクロータの側面から離間させることができる。また、制動時及び制動解除に摩擦パッドは、パッドガイドピンに支持されながら、ディスク軸方向に良好に移動することができる。
【0012】
さらに、小径部を、制動時に摩擦パッドが移動するディスク周方向に対して長く形成した長孔としたことにより、制動時に摩擦パッドがトルク受け面に当接するまでディスク周方向に移動しても、パッドガイドピンの軸部に負荷が掛かる虞がない。
【0013】
また、パッド戻しスプリングの復元力は、ピストンとピストンシールとの摺動抵抗よりも小さく設定することにより、摩擦パッドのライニングが摩耗した際に、パッド戻しスプリングで摩擦パッドと共にピストンをシリンダ孔内に戻しすぎる虞がなく、ピストンの戻しすぎによるブレーキ操作子のストロークが増大することを抑制することができる。
【0014】
さらに、パッド戻し機構を、摩擦パッドのディスク半径方向中央部に連結することにより、制動解除時に、パッド戻し機構により、ディスクロータと摩擦パッドとを略平行な状態に保って、摩擦パッドをディスクロータから離間させることができることから、ライニングがディスクロータに引き摺られることを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の一形態例を示す車両用ディスクブレーキの要部拡大断面図である。
【図2】図1のII-II断面図である。
【図3】図5のIII-III断面図である。
【図4】図5のIV-IV断面図である。
【図5】同じく車両用ディスクブレーキの正面図である。
【図6】図7のVI−VI断面図である。
【図7】同じく車両用ディスクブレーキの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1乃至図7は本発明の車両用ディスクブレーキの一形態例を示す図で、矢印Aは車両前進時に車輪と一体に回転するディスクロータの回転方向であり、以下で述べるディスク回出側及びディスク回入側とは車両前進時におけるものとする。
【0017】
この車両用ディスクブレーキ1は、図示しない車輪と共に回転するディスクロータ2と、該ディスクロータ2の一側部で車体に支持されるキャリパボディ3と、ディスクロータ2を挟んで対向配置される一対の摩擦パッド4,4とを備え、キャリパボディ3には、制動解除時の摩擦パッド4をディスクロータ2から強制的に離間させるためのパッド戻し機構5が設けられている。
【0018】
キャリパボディ3は、ディスクロータ2の両側部に配設される作用部3a,3aをブリッジ部3bで突き合わせ、接合面に4本の連結ボルト6をそれぞれディスク軸方向に挿通して締結することによって形成され、一方の作用部3aのディスク回入側と回出側とに形成されたディスク半径方向の取付ボルト挿通孔7に挿通された2本の取付ボルトによって車体にボルト止めされる。
【0019】
双方の作用部3a,3aには、シリンダ孔3cがそれぞれ対向して形成され、各シリンダ孔3cにはピストン8がピストンシール9とダストシール10とを介してそれぞれ内挿され、各ピストン8とシリンダ孔3cの底壁との間には、液圧室11がそれぞれ画成されている。ブリッジ部3bの中央には、ディスク半径方向内外に貫通する矩形の天井開口部3dが、摩擦パッド4,4をディスクロータ2の両側部に抜き差し可能な大きさで形成され、天井開口部3dのディスク回入側面とディスク回出側面に連続してトルク受け部3e,3eがそれぞれ設けられている。
【0020】
各摩擦パッド4は、ライニング4aと金属製の裏板4bとから構成され、それぞれのライニング4aをディスクロータ2側に向け、天井開口部3dから挿入され、ディスクロータ2の両側部でトルク受け部3e,3eに挟まれたシリンダ孔3cの前面に配設される。また、裏板4bのディスク半径方向中央部には、パッド戻し機構5を連結する雌ねじ孔4c,4cが形成されている。
【0021】
パッド戻し機構5は、各作用部3aのシリンダ孔3cのディスク周方向両側にそれぞれ設けられ、ディスク軸方向のスプリング収容孔12と、先端を摩擦パッド4の前記雌ねじ孔4cに螺着し、基端側を前記スプリング収容孔12に挿通したパッドガイドピン13と、該パッドガイドピン13の外周側に配置されると共に前記スプリング収容孔12に収容されるパッド戻しスプリング14とを備えている。スプリング収容孔12は、摩擦パッド側に開口する小径部12aと反摩擦パッド側に開口する大径部12bとを備え、小径部12aと大径部12bとの間には段部12cが形成されている。また、小径部12aは、制動時に摩擦パッド4が移動するディスク周方向に対して長い長孔で形成され、該長孔の長半径は、短半径に対して、ディスク回出側面4dとトルク受け面3eとの間の長さよりも長く設定されている。
【0022】
パッドガイドピン13は、前記小径部12aの内径よりも僅かに小径の軸部13aと、軸部13aの先端に形成され、前記裏板4bの雌ねじ孔4cに螺着される雄ねじ部13b(本発明の摩擦パッド連結部)と、軸部13aの基端部に形成され、大径部12bよりも僅かに小径で、且つ、小径部12aより大径の大径フランジ部13cとを備え、大径フランジ部13cの外側面には、工具穴13dが形成されている。パッド戻しスプリング14は、軸部13aよりも大径で、且つ、大径部12bよりも小径に形成され、さらに、パッド戻しスプリング14の復元力は、ピストン8とピストンシール9との摺動抵抗よりも小さく設定されている。
【0023】
パッド戻し機構5の組み付けは、スプリング収容孔12の大径部12bからパッド戻しスプリング14をスプリング収容孔12内に挿入し、パッド戻しスプリング14の先端部を段部12cに当接させ、また、大径部12bからパッドガイドピン13を挿入し、パッド戻しスプリング14の内周側に軸部13aを挿通すると共に、軸部13aの先端側を小径部12aから摩擦パッド4側に突出させ、雄ねじ部13bを裏板4bの雌ねじ孔4cに螺着してパッドガイドピン13と摩擦パッド4とを連結すると共に、パッド戻しスプリング14の基端部を大径フランジ部13cの内側面に当接させる。
【0024】
上述のように形成された車両用ディスクブレーキ1は、制動操作を行うと、昇圧した作動液が2つの液圧室11,11に供給され、ピストン8がピストンシール9を弾性変形させながらシリンダ孔3cを前進し、双方の摩擦パッド4,4を押動させる。摩擦パッド4は、パッドガイドピン13に支持されながらディスクロータ側に移動し、ライニング4a,4aをディスクロータ2の両側面に摺接させることによって制動する。また、パッドガイドピン13の軸部13aが摩擦パッド4と共にスプリング収容孔12を前進するのに伴って、パッド戻しスプリング14が弾性変形する。さらに、この時、摩擦パッド4はディスクロータ2に引き摺られ、裏板4bのディスク回出側面4dがトルク受け部3eに当接するが、スプリング収容孔12の小径部12aが、制動時に摩擦パッド4が移動するディスク周方向に対して長く形成した長孔となっていることにより、パッドガイドピン13の軸部13aに負荷が掛かる虞がない。さらに、裏板4bのディスク回出側面4dがトルク受け部3eに当接した後、回転モーメントにより、摩擦パッド4のディスク回入側が、ディスクロータ外周側に浮き上がろうとするが、摩擦パッド4がパッドガイドピン13によって支持されていることから、この浮き上がりを抑制することができる。
【0025】
一方、制動を解除すると、ピストンシール9の復元力でピストン8がシリンダ孔3cを後退すると共に、パッド戻しスプリング14の復元力により、パッドガイドピン13がスプリング収容孔12を後退し、摩擦パッド4をディスクロータ2から離間させる。この時、摩擦パッド4は、ディスク半径方向中央部の2箇所でパッドガイドピン13に支持されていることから、ディスクロータ2と裏板4bとを略平行な状態に保って、ディスクロータ2から離間することができ、ライニング4aがディスクロータ2に引き摺られることがない。さらに、パッド戻しスプリング14の復元力は、ピストン8とピストンシール9との摺動抵抗よりも小さく設定されていることにより、摩擦パッド4のライニング4aが摩耗した際に、パッド戻しスプリング14の復元力で、パッドガイドピン13を介して摩擦パッド4と共にピストン8をシリンダ孔内に戻しすぎる虞がなく、ピストン8の戻しすぎによるブレーキ操作子のストロークが増大することを抑制することができる。
【0026】
また、摩擦パッド4をパッドガイドピン13で支持することから、キャリパボディ3に摩擦パッドを保持する保持部を形成する必要がなくなり、キャリパボディ3の構造がシンプルになり、コストの削減を図ることができる。さらに、摩擦パッド4を交換する際には、パッドガイドピン13に形成された工具穴13dに挿入した工具により、パッドガイドピン13を回転させてパッドガイドピン13を取り外すことにより、天井開口部3dから摩擦パッド4を簡単に取り外すことができ、また、摩擦パッド4を組み付ける際は、天井開口部3dから摩擦パッド4をディスクロータ2の両側部に挿入し、パッドガイドピン13を裏板4bの雌ねじ孔4cに螺着するだけで簡単に組み付けることができる。
【0027】
尚、本発明は上述の形態例に限るものではなく、多ポットピストン対向型のディスクブレーキにも適用でき、パッド戻し機構を配置する位置や数は任意である。また、ピンスライドタイプのディスクブレーキにも適用でき、パッド戻し機構をブラケットに設けることもできる。さらに、摩擦パッドをハンガーピンに吊持させるものにも適用できる。
【符号の説明】
【0028】
1…車両用ディスクブレーキ、2…ディスクロータ、3…キャリパボディ、3a…作用部、3b…ブリッジ部、3c…シリンダ孔、3d…天井開口部、3e…トルク受け部、4…摩擦パッド、4a…ライニング、4b…裏板、4c…雌ねじ孔、4d…ディスク回出側面、5…パッド戻し機構、6…連結ボルト、7…取付ボルト挿通孔、8…ピストン、9…ピストンシール、10…ダストシール、11…液圧室、12…スプリング収容孔、12a…小径部、12b…大径部、12c…段部、13…パッドガイドピン、13a…軸部、13b…雄ねじ部、13c…大径フランジ部、13d…工具穴、14…パッド戻しスプリング

【特許請求の範囲】
【請求項1】
キャリパボディに形成したシリンダ孔にピストンシールを介して挿入されるピストンと、ディスクロータの両側部に配置された一対の摩擦パッドとを備えた車両用ディスクブレーキにおいて、前記摩擦パッドの反ディスクロータ側に、制動解除時に前記摩擦パッドを前記ディスクロータから離間させるパッド戻しスプリングを備えたパッド戻し機構を設けたことを特徴とする車両用ディスクブレーキ。
【請求項2】
前記パッド戻し機構は、前記キャリパボディに設けた前記シリンダ孔のディスク周方向両側に形成したディスク軸方向のスプリング収容孔と、該スプリング収容孔内に収容される前記パッド戻しスプリングとを備えていることを特徴とする請求項1記載の車両用ディスクブレーキ。
【請求項3】
前記パッド戻し機構は、前記スプリング収容孔に、先端を前記摩擦パッドに連結したパッドガイドピンの基端側を移動可能に挿入し、該パッドガイドピンの外周側に前記パッド戻しスプリングを配置したことを特徴とする請求項2記載の車両用ディスクブレーキ。
【請求項4】
前記スプリング収容孔は、摩擦パッド側に開口する小径部と反摩擦パッド側に開口する大径部とを備え、前記パッドガイドピンは、前記小径部に挿通可能な軸部と、該軸部の先端部に設けられた摩擦パッド連結部と、前記軸部の基端部に設けられ、前記大径部に挿入可能で、且つ、前記小径部より大径の大径フランジ部とを備え、前記パッド戻しスプリングは、前記大径部と前記小径部との間に形成される段部に先端部を、前記大径フランジ部に基端部をそれぞれ当接させることを特徴とする請求項3記載の車両用ディスクブレーキ。
【請求項5】
前記小径部は、制動時に摩擦パッドが移動するディスク周方向に対して長く形成した長孔であることを特徴とする請求項4記載の車両用ディスクブレーキ。
【請求項6】
前記パッド戻しスプリングの復元力は、前記ピストンと前記ピストンシールとの摺動抵抗よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の車両用ディスクブレーキ。
【請求項7】
前記パッド戻し機構は、前記摩擦パッドのディスク半径方向中央部に連結していることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載の車両用ディスクブレーキ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−202528(P2012−202528A)
【公開日】平成24年10月22日(2012.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−69870(P2011−69870)
【出願日】平成23年3月28日(2011.3.28)
【出願人】(000226677)日信工業株式会社 (840)
【Fターム(参考)】