説明

配線基板及びその製造方法、及び半導体装置

【課題】接続端子の狭ピッチ化を図ることのできる配線基板及びその製造方法、及び半導体装置を提供する。
【解決手段】配線基板11の表面となる第1の主面と、前記第1の主面とは反対側に位置する第2の主面とを備えた第1の絶縁層14と、前記第1の絶縁層を前記第1の主面側から前記第2の主面側に貫通して設けられた開口部14Aと、前記開口部内から前記開口部の壁面を経由して前記第2の主面上に延出して設けられ、一体に形成された導体層と、前記導体層を被覆して前記第2の主面に設けられた第2の絶縁層21と、前記第2の絶縁層に設けられたビア24と、を有し、前記開口部内に設けられた前記導体層の、前記第1の主面に露出する部分が、接続端子15となり、前記導体層の、前記開口部の壁面を経由して前記第2の主面上に延出して設けられた部分が、配線パターン16となり、前記ビアが、前記第2の主面上に延出した前記配線パターンに接続されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、配線基板及びその製造方法、及び半導体装置に係り、特に半導体チップと接続される接続端子を備えた配線基板及びその製造方法、及び半導体装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年の半導体チップの微細化により、配線基板に設けられる接続端子の配設ピッチは狭く(以下、「狭ピッチ化」という)なってきている。狭ピッチ化された接続端子を有する配線基板を備えた半導体装置としては、例えば、図1に示すようなものがある。
【0003】
図1は、従来の半導体装置を示す断面図であり、図2は、従来の配線基板の平面図である。
【0004】
図1を参照するに、従来の半導体装置100は、配線基板101と、半導体チップ102とを有する。配線基板101は、絶縁層104,106,111と、接続端子105と、ビア107,112と、配線108,113と、外部接続端子114と、ソルダーレジスト115と、アンダーフィル樹脂122とを有する。絶縁層104は、絶縁層104を貫通する開口部104Aを有する。
【0005】
接続端子105は、開口部104Aに設けられている。接続端子105の幅E1,E2は、ビア107の直径D1よりも大きくなるように構成されている(図2参照)。半導体チップ102が接続される側の接続端子105の面105Aは、絶縁層104の面104Bと略面一とされている。
【0006】
このように、半導体チップ102が接続される側の接続端子105の面105Aを絶縁層104の面104Bと略面一とすることにより、接続端子105の側面にはんだ121が流出することがなくなる。これにより、はんだ121により隣接する接続端子105間が短絡することがなくなるので、接続端子105を狭い配設ピッチで設けることができる。
【0007】
また、半導体チップ102が接続される側の接続端子105の面105Aを絶縁層104の面104Bと略面一とすることにより、配線基板101と半導体チップ102との間に設けられたアンダーフィル樹脂122にボイドが発生することを防止できる。これにより、半導体チップ102と配線基板101との間の接続強度を十分に確保することが可能となる。
【0008】
絶縁層106は、絶縁層104の面104Cに設けられている。絶縁層106は、接続部105を露出する開口部106Aを有する。ビア107は、開口部106Aに設けられている。ビア107は、接続端子105と接続されている。ビア107の直径D1は、例えば、50μmとすることができる。配線108は、絶縁層106の面106Bに設けられている。配線108は、ビア107と接続されている。
【0009】
絶縁層111は、ビア107及び配線108を覆うように絶縁層106の面106Bに設けられている。絶縁層111は、開口部111Aを有する。ビア112は、開口部111Aに設けられている。ビア112は、配線108と接続されている。
【0010】
配線113は、絶縁層111の面111Bに設けられている。配線113は、ビア112と接続されている。外部接続端子114は、絶縁層111の面111Bに設けられている。外部接続端子114は、配線113と接続されている。外部接続端子114は、配線113を介して、ビア112と電気的に接続されている。外部接続端子114は、例えば、図示していないマザーボード等の実装基板を接続するためのものである。ソルダーレジスト115は、ビア112及び配線113を覆うように絶縁層111の面111Bに設けられている。ソルダーレジスト115は、外部接続端子114を露出する開口部115Aを有する。
【0011】
半導体チップ102は、電極パッド118を有する。電極パッド118には、スタッドバンプ119が設けられている。スタッドバンプ119は、接続端子105と接触すると共に、はんだ121により接続端子105上に固定されている。半導体チップ102は、接続端子105に対してフリップチップ接続されている。
【0012】
アンダーフィル樹脂122は、配線基板101と半導体チップ102との間を充填するように設けられている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0013】
【特許文献1】特開2001−284783号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
しかしながら、従来の配線基板101では、ビア107の直径D1よりも接続端子105の幅E1,E2を大きくする必要があるため、接続端子105の狭ピッチ化を図ることが困難であるという問題があった。
【0015】
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであり、接続端子の狭ピッチ化を図ることのできる配線基板及びその製造方法、及び半導体装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明の一観点によれば、配線基板の表面となる第1の主面と、前記第1の主面とは反対側に位置する第2の主面と、を備えた第1の絶縁層と、前記第1の絶縁層を前記第1の主面側から前記第2の主面側に貫通して設けられた開口部と、前記開口部内から前記開口部の壁面を経由して前記第2の主面上に延出して設けられ、一体に形成された導体層と、前記導体層を被覆して前記第2の主面に設けられた第2の絶縁層と、前記第2の絶縁層に設けられたビアと、を有し、前記開口部内に設けられた前記導体層の、前記第1の主面に露出する部分が、接続端子となり、前記導体層の、前記開口部の壁面を経由して前記第2の主面上に延出して設けられた部分が、配線パターンとなり、前記ビアが、前記第2の主面上に延出した前記配線パターンに接続されていることを特徴とする配線基板が提供される。
【0017】
本発明によれば、ビアを接続端子から離間させると共に、第1の絶縁層の第2の主面に接続端子とビアとを電気的に接続する配線パターンを設けたことにより、接続端子の幅をビアの直径よりも小さくすることが可能となるため、接続端子の狭ピッチ化を図ることができる。
【0018】
本発明の他の観点によれば、請求項1ないし8のうち、いずれか一項記載の配線基板と、前記接続端子にフリップチップ接続された半導体チップと、前記半導体チップと前記配線基板との間に設けられたアンダーフィル樹脂と、を有することを特徴とする半導体装置が提供される。
【0019】
本発明によれば、ビアを接続端子から離間させると共に、第1の絶縁層の第2の主面に接続端子とビアとを電気的に接続する配線パターンを設けたことにより、接続端子の幅をビアの直径よりも小さくすることが可能となるため、接続端子の狭ピッチ化を図ることができる。
【0020】
本発明のその他の観点によれば、支持基板となる金属板上に、前記金属板と接する第1の主面と、前記第1の主面とは反対側に位置する第2の主面と、を備えた第1の絶縁層を形成する第1の絶縁層形成工程と、前記第1の絶縁層に、前記金属板の上面を露出する開口部を形成する開口部形成工程と、前記開口部内に露出する前記金属板の上面に形成されると共に、前記開口部の壁面を経由して前記第2の主面上に延出する一体に形成された導体層を形成する導体層形成工程と、前記導体層を被覆して前記第2の主面に第2の絶縁層を積層する第2の絶縁層積層工程と、前記第2の絶縁層にビアを形成するビア形成工程と、前記金属板を除去する金属板除去工程と、を有し、前記開口部内に設けられた前記導体層の、前記金属板の上面に形成される部分が、接続端子となり、前記導体層の、前記開口部の壁面を経由して前記第2の主面上に延出して設けられた部分が、配線パターンとなり、前記ビアが、前記第2の主面上に延出した前記配線パターンに接続されることを特徴とする配線基板の製造方法が提供される。
【0021】
本発明によれば、第1の絶縁層に少なくとも2つ以上の接続端子を配設可能な開口部を形成する開口部形成工程を設けることにより、狭ピッチに配置された接続端子を形成することができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、接続端子の狭ピッチ化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】従来の半導体装置を示す断面図である。
【図2】従来の配線基板の平面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の平面図である。
【図4】図3に示す配線基板の平面図である。
【図5】図3に示す接続端子及び配線パターンの平面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る配線基板の製造工程を示す図(その1)である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る配線基板の製造工程を示す図(その2)である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る配線基板の製造工程を示す図(その3)である。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る配線基板の製造工程を示す図(その4)である。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係る配線基板の製造工程を示す図(その5)である。
【図11】本発明の第1の実施の形態に係る配線基板の製造工程を示す図(その6)である。
【図12】本発明の第1の実施の形態に係る配線基板の製造工程を示す図(その7)である。
【図13】本発明の第1の実施の形態に係る配線基板の製造工程を示す図(その8)である。
【図14】本発明の第1の実施の形態に係る配線基板の製造工程を示す図(その9)である。
【図15】本発明の第1の実施の形態に係る配線基板の製造工程を示す図(その10)である。
【図16】本発明の第1の実施の形態に係る配線基板の製造工程を示す図(その11)である。
【図17】本発明の第1の実施の形態に係る配線基板の製造工程を示す図(その12)である。
【図18】図7に示す構造体の平面図である。
【図19】図9に示す構造体の平面図である。
【図20】図12に示す構造体の平面図である。
【図21】本発明の第1の実施の形態の変形例に係る配線基板の製造工程を示す図(その1)である。
【図22】本発明の第1の実施の形態の変形例に係る配線基板の製造工程を示す図(その2)である。
【図23】本発明の第1の実施の形態の変形例に係る配線基板の製造工程を示す図(その3)である。
【図24】本発明の第1の実施の形態の変形例に係る配線基板の製造工程を示す図(その4)である。
【図25】本発明の第2の実施の形態に係る配線基板の断面図である。
【図26】本発明の第2の実施の形態に係る配線基板の平面図である。
【図27】本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
次に、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。
【0025】
(第1の実施の形態)
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の平面図である。
【0026】
図3を参照するに、第1の実施の形態の半導体装置10は、配線基板11と、半導体チップ12とを有する。配線基板11は、第1の絶縁層である絶縁層14と、接続端子15と、配線パターン16と、第2の絶縁層である絶縁層21と、ビア24,31と、ビア接続部25と、絶縁層27と、外部接続端子32と、ソルダーレジスト34とを有する。
【0027】
図4は、図3に示す配線基板の平面図である。
【0028】
絶縁層14は、絶縁層14を貫通する開口部14Aを有する。図4を参照するに、開口部14Aは、少なくとも2つ以上の接続端子15を配設可能な形状とされている。絶縁層14としては、熱硬化性樹脂または感光性樹脂を用いることができる。絶縁層14の厚さM1は、例えば、5μm〜10μmとすることができる。
【0029】
このように、開口部14Aの大きさを少なくとも2つ以上の接続端子15を配設可能な形状とすることにより、絶縁層14に開口部14Aを容易に形成することができる。
【0030】
図3及び図4を参照するに、接続端子15は、開口部14Aに配設されている。接続端子15の面15Aには、半導体チップ12に設けられたスタッドバンプ37が接触している。接続端子15の面15Aには、スタッドバンプ37を接続端子15に接続するためのはんだ38が設けられている。接続端子15の面15Aは、第1の絶縁層14の上面14Bと略面一とされている。接続端子15の幅W1は、例えば、20μmとすることができる。また、接続端子15の配設間隔W2は、例えば、20μmとすることができる。接続端子15の長さL1は、例えば、500μmとすることができる。
【0031】
このように、半導体チップ12が接続される側の接続端子15の面15Aを絶縁層14の面14Bと略面一とすることにより、接続端子15の側面にはんだ38が流出することがなくなる。このため、はんだ38により隣接する接続端子15が短絡することがなくなるので、接続端子15を狭い配設ピッチで設けることができる。
【0032】
また、半導体チップ12が接続される側の接続端子15の面15Aを絶縁層14の面14Bと略面一とすることにより、配線基板11と半導体チップ12との隙間を十分に確保することが可能となる。これにより、配線基板11と半導体チップ12との間を充填するアンダーフィル樹脂39にボイドが発生することを防止できる。
【0033】
配線パターン16は、配線部17と、ビア接続部18とを有する。配線部17は、絶縁層14の面14Cに設けられている。配線部17は、接続端子15と接続されている。配線部17は、接続端子15とビア接続部18とを電気的に接続するためのものである。
【0034】
このような配線部17を設けることにより、接続端子15と電気的に接続されるビア接続部18を所定の位置に配置することができる。
【0035】
上記説明した接続端子15と配線パターン16は、開口部14A部分から絶縁層14の面14Cにかけて、接続端子15から配線パターン16が延出するよう、一体に形成されている。
【0036】
ビア接続部18は、絶縁層14の面14Cに設けられている。ビア接続部18は、接続端子15から離間している。また、ビア接続部18は、接続端子15より幅広形状とされている。ビア接続部18は、配線部17と接続されている。ビア接続部18は、配線部17を介して、接続端子15と電気的に接続されている。ビア接続部18には、ビア24が接続されている。
【0037】
図5は、図3に示す接続端子及び配線パターンの平面図である。
【0038】
図5を参照するに、ビア接続部18は、平面視円形状とされている。ビア接続部18は、ビア24の直径R1よりも幅広形状とされている。ビア24の直径R1が50μmの場合、ビア接続部18の直径R2は、例えば、130μmとすることができる。
【0039】
このように、接続端子15とビア接続部18とを電気的に接続する配線部17と、ビア24の直径R1よりも幅広形状とされたビア接続部18とを備えた配線パターン16を絶縁層14の面14Cに設けることにより、接続端子15にビア24を直接接続する必要がなくなる。これにより、接続端子15の幅W1及び配設間隔W2を小さくすることが可能となるため、接続端子15を狭ピッチで配設することができる。
【0040】
図3を参照するに、絶縁層21は、接続端子15、ビア接続部18、及び配線部17を覆うように絶縁層14の面14Cに設けられている。絶縁層21は、ビア接続部18の一部を露出する開口部21Aを有する。絶縁層21としては、熱硬化性樹脂または感光性樹脂を用いることができる。
【0041】
ビア24は、開口部21Aに設けられている。ビア24は、ビア接続部18と接続されている。ビア接続部25は、絶縁層21の面21Cに設けられている。ビア接続部25は、ビア24と接続されている。
【0042】
絶縁層27は、ビア24とビア接続部25の一部とを覆うように絶縁層21の面21Cに設けられている。絶縁層27は、ビア接続部25の一部を露出する開口部27Aを有する。絶縁層27としては、熱硬化性樹脂または感光性樹脂を用いることができる。
【0043】
ビア31は、開口部27Aに設けられている。ビア31は、ビア接続部25と接続されている。外部接続端子32は、絶縁層27の面27Bに設けられている。外部接続端子32は、マザーボード等の実装基板と接続するためのものである。ソルダーレジスト34は、ビア31を覆うように絶縁層27の面27Bに設けられている。
【0044】
半導体チップ12は、電極パッド36を有する。電極パッド36には、スタッドバンプ37が設けられている。スタッドバンプ37は、接続端子15の上面15Aと接続されている。これにより、スタッドバンプ37は、接続端子15と電気的に接続されている。また、スタッドバンプ37の周囲は、接続端子15の上面15Aに設けられたはんだ38により覆われている。つまり、半導体チップ12は、接続端子15に対してフリップチップ接続されている。
【0045】
アンダーフィル樹脂39は、配線基板11と半導体チップ12との間を充填するように設けられている。アンダーフィル樹脂39は、半導体チップ12と配線基板11との間の接続強度を向上させると共に、半導体チップ12と配線基板11との間の熱膨張の差により生じる応力を小さくするためのものである。
【0046】
本実施の形態の半導体装置によれば、接続端子15とビア接続部18とを電気的に接続する配線部17と、ビア24の直径R1よりも幅広形状とされたビア接続部18とを備えた配線パターン16を絶縁層14の面14Cに設けることにより、接続端子15とビア24とを直接接続する必要がなくなるため、接続端子15の幅W1及び配設間隔W2を小さくして、接続端子15を狭ピッチで配設することができる。
【0047】
また、半導体チップ12が接続される側の接続端子15の面15Aを絶縁層14の面14Bと略面一とすることにより、接続端子15の側面にはんだ38が流出することがなくなるため、はんだ38を介して、隣接する接続端子15が短絡することがなくなるので、接続端子15を狭ピッチで配設することができる。
【0048】
さらに、半導体チップ12が接続される側の接続端子15の面15Aを絶縁層14の面14Bと略面一とすることにより、配線基板11と半導体チップ12との隙間を十分に確保することが可能となるので、配線基板11と半導体チップ12との間を充填するアンダーフィル樹脂39にボイドが発生することを防止できる。
【0049】
図6〜図17は、本発明の第1の実施の形態に係る配線基板の製造工程を示す図である。図18は、図7に示す構造体の平面図であり、図19は、図9に示す構造体の平面図であり、図20は、図12に示す構造体の平面図である。図6〜図20において、先に説明した配線基板11と同一構成部分には同一符号を付す。
【0050】
始めに、図6に示す工程では、支持板となる金属板43上に絶縁層14を形成する(第1の絶縁層形成工程)。金属板43としては、例えば、Cu板を用いることができる。金属板43の金属板43厚さM2としては、例えば、50μm〜200μmとすることができる。本実施の形態では、支持板として金属板43を用いた場合を例に挙げて説明するが、金属板43の代わりに金属箔(例えば、Cu箔)を用いても良い。また、1枚の金属板43は、配線基板11が形成される配線基板形成領域を複数有しており、1枚の金属板43に複数の配線基板11が同時に形成される。複数の配線基板形成領域は、格子状に配置されている。
【0051】
絶縁層14としては、例えば、熱硬化性樹脂や感光性樹脂等を用いることができる。絶縁層14として熱硬化性樹脂や感光性樹脂を用いた場合、絶縁層14は印刷法により形成することができる。絶縁層14の厚さM1は、例えば、5μm〜10μmとすることができる。
【0052】
次いで、図7に示す工程では、絶縁層14に少なくとも2つ以上の接続端子15を配設可能な開口部14Aを形成する(開口部形成工程)。開口部14Aは、金属板43の上面43Aを露出するように形成する。絶縁層14として熱硬化性樹脂を用いた場合、開口部14Aは、例えば、レーザを用いて形成する。絶縁層14として感光性樹脂を用いた場合、開口部14Aは、フォトリソ技術により形成する。図18に示すように、開口部14Aは、開口面積の大きい開口部である。開口部14Aの幅W3は、例えば500μmとすることができる。また、開口部14Aの長さL3は、例えば3mmとすることができる。
【0053】
このように、接続端子15を配設する開口部として、少なくとも2つ以上の接続端子15を配設可能な大きさとされた開口部14Aを形成することにより、1つの接続端子15に対応する大きさの開口部を形成する場合と比較して、容易に開口部14Aを形成することができる。
【0054】
次いで、図8に示す工程では、図7に示す構造体の上面側を覆うようにシード層45を形成し、その後、シード層45上に開口部46Aを有したレジスト膜46を形成する。シード層45は、例えば、スパッタ法や無電解めっき法により形成することができる。シード層45としては、例えば、Cu層を用いることができる。開口部46Aは、接続端子15及び配線パターン16の形成領域に対応するシード層45を露出するように形成する。
【0055】
次いで、図9に示す工程では、電解めっき法により、開口部46Aに露出されたシード層45上にめっき膜47を形成する。めっき膜47としては、例えば、Cuめっき膜を用いることができる(図9に示す構造体の平面図は図19参照)。次いで、図10に示す工程では、レジスト膜46を除去する。
【0056】
次いで、図11に示す工程では、めっき膜47に覆われていない不要なシード層45を除去する。これにより、接続端子15と、配線部17及びビア接続部18よりなる配線パターン16とが同時形成される(接続端子形成工程)。接続端子15及び配線パターン16は、シード層45及びめっき膜47から構成されている。接続端子15と配線パターン16は、開口部14A部分から絶縁層14の面14Cにかけて、接続端子15から配線パターン16が延出するよう、一体に形成されている。
【0057】
次いで、図12に示す工程では、図11に示す構造体上に開口部21Aを有した絶縁層21を形成する(図12に示す構造体の平面図は図20参照)。開口部21Aの直径R3は、ビア接続部18の直径R2よりも小さい。開口部21Aの直径R3は、例えば、50μmとすることができる。絶縁層21として熱硬化性樹脂を用いた場合、開口部21Aは、例えば、レーザにより形成する。絶縁層21として感光性樹脂を用いた場合、開口部21Aは、フォトリソ技術により形成する。開口部21Aの直径R3が50μmの場合、ビア接続部18の直径R2は、例えば、130μmとすることができる。
【0058】
次いで、図13に示す工程では、先に説明した図8〜図11に示す工程と同様な手法により、ビア24及びビア接続部25を同時に形成する。ビア24及びビア接続部25は、シード層及びめっき膜により構成されている。ビア24の直径R1は、開口部21Aの直径R3と略等しい。ビア24の直径R1は、例えば、50μmとすることができる。
【0059】
次いで、図14に示す工程では、図13に示す構造体上に開口部27Aを有した絶縁層27を形成する。絶縁層27としては、例えば、熱硬化性樹脂や感光性樹脂等を用いることができる。開口部27Aを有した絶縁層27は、先に説明した図12に示す工程と同様な手法により形成することができる。
【0060】
次いで、図15に示す工程では、先に説明した図8〜図11に示す工程と同様な手法により、ビア31及び外部接続端子32を同時に形成する。ビア31及び外部接続端子32は、シード層とめっき膜とにより構成されている。
【0061】
次いで、図16に示す工程では、図15に示す構造体の上面側を覆うように開口部34Aを有したソルダーレジスト34を形成する。開口部34Aは、外部接続端子32を露出するように形成する。
【0062】
次いで、図17に示す工程では、支持板である金属板43を除去する(金属板除去工程)。その後、配線基板形成領域間に位置する絶縁層14,21,27を切断して、配線基板11を個片化することにより、複数の配線基板11が製造される。なお、図17では、1つの配線基板11のみ図示する。金属板43としてCu箔またはCu板を用いた場合、金属板43はウエットエッチングにより除去することができる。このとき、チップ搭載部の周囲に棒状に金属板43が残るように金属板43を除去してもよい。
【0063】
本実施の形態の配線基板の製造方法によれば、絶縁層14に少なくとも2つ以上の接続端子15を配設可能な開口部14Aを形成することにより、1つの接続端子15の形状に対応する形状の小さい開口部を絶縁層14に形成した場合と比較して、容易に開口部14Aを形成することができる。これにより、配線基板11の製造コストを低減することができる。
【0064】
図21〜図24は、本発明の第1の実施の形態の変形例に係る配線基板の製造工程を示す図である。
【0065】
始めに、図21に示す工程では、支持板となる金属板43上に金属層51を形成する。金属層51は、金属板43を除去するときに使用するエッチング液にエッチングされにくい金属により構成されている。金属板43、シード層45、及びめっき膜47を構成する金属がCuの場合、金属層51の材料としては、例えば、Niを用いることができる。金属層51の厚さM3は、例えば、5μmとすることができる。
【0066】
次いで、図22に示す工程では、先に説明した図6〜図16に示す工程と同様な手法により、金属層51上に配線基板11に相当する構造体を形成する。
【0067】
次いで、図23に示す工程では、ウエットエッチングにより、金属板43を除去する。ウエットエッチングするときに用いるエッチング液は、金属層51がエッチングされにくいもの(金属層51がエッチングストッパーとなるもの)を使用する。
【0068】
このように、金属板43と接続端子15との間に、金属板43を除去するときのエッチング液にエッチングされにくい金属層51を形成することにより、金属板43を除去する際、接続端子15がエッチングされることを防止できる。
【0069】
次いで、図24に示す工程では、ウエットエッチングにより金属層51を除去する。これにより、配線基板11が製造される。また、金属層51を除去するエッチング液には、接続端子15がエッチングされにくいものを使用する。
【0070】
このように、接続端子15がエッチングされにくいエッチング液を用いて金属層51を除去することにより、エッチング液により接続端子15がエッチングされることを防止できる。
【0071】
本実施の形態の変形例に係る配線基板の製造方法によれば、金属板43と接続端子15との間に、金属板43を除去するときに使用するエッチング液にエッチングされにくい金属層51を形成することにより、金属板43の除去工程において接続端子15がエッチングされることを防止できる。
【0072】
また、接続端子15がエッチングされにくいエッチング液を用いて金属層51を除去することにより、金属層51をエッチングするときに接続端子15がエッチングされることを防止できる。
【0073】
(第2の実施の形態)
図25は、本発明の第2の実施の形態に係る配線基板の断面図であり、図26は、本発明の第2の実施の形態に係る配線基板の平面図である。
【0074】
図25を参照するに、第2の実施の形態の配線基板60は、絶縁層61,68と、接続端子62と、配線63,65と、外部接続端子64,66とを有する。
【0075】
図25及び図26を参照するに、絶縁層61は、開口部69A〜69Cを有する。開口部69Aは、少なくとも2つ以上の接続端子62を配設可能な形状とされている。開口部69Bは、開口部69Aの外側に配置されており、開口部69Aの形成領域を囲むように複数形成されている。開口部69Cは、開口部69Bの外側に配置されており、開口部69Bを囲むように複数形成されている。絶縁層61としては、例えば、熱硬化性樹脂または感光性樹脂等を用いることができる。絶縁層61の厚さM4は、例えば、5μm〜10μmとすることができる。
【0076】
接続端子62は、開口部69Aに配設されている。接続端子62の面62Aには、図示していない半導体チップが接続される。接続端子62の面62Aは、絶縁層61の面61Bと略面一とされている。接続端子62の幅W4は、例えば、20μmとすることができる。また、接続端子62の配設間隔W5は、例えば、20μmとすることができる。接続端子62の長さL2は、例えば、500μmとすることができる。
【0077】
このように、半導体チップが接続される側の接続端子62の面62Aを絶縁層61の面61Bと略面一とすることにより、例えば、半導体チップを接続端子62にフリップチップ接続する際、接続端子62の側面にはんだが流出することがなくなるため、はんだにより隣接する接続端子62が短絡することがなくなるので、接続端子62を狭い配設ピッチで設けることができる。
【0078】
また、半導体チップが接続される側の接続端子62の面62Aを絶縁層61の面61Bと略面一とすることにより、例えば、半導体チップを接続端子62にフリップチップ接続する際、配線基板60と半導体チップとの間に十分な隙間を確保することが可能となるので、配線基板60と半導体チップとの間を充填するアンダーフィル樹脂にボイドが発生することを防止できる。
【0079】
配線63は、絶縁層61の面61Aに設けられている。配線63は、一方の端部が接続端子62と接続されており、他方の端部が外部接続端子64と電気的に接続されている。
【0080】
外部接続端子64は、開口部69Bに設けられている。外部接続端子64は、マザーボード等の実装基板を電気的に接続するためのものである。外部接続端子64は、配線63を介して、接続端子62と電気的に接続されている。外部接続端子64の面64Aは、絶縁層61の面61Bと略面一とされている。つまり、外部接続端子64は、接続端子62と同一平面上に設けられている。
【0081】
配線65は、絶縁層61の面61Aに設けられている。配線65は、一方の端部が接続端子62と接続されており、他方の端部が外部接続端子66と接続されている。
【0082】
外部接続端子66は、開口部69Cに設けられている。外部接続端子66は、マザーボード等の実装基板を電気的に接続するためのものである。外部接続端子66は、配線65を介して、接続端子62と電気的に接続されている。外部接続端子66の面66Aは、絶縁層61の面61Bと略面一とされている。つまり、外部接続端子66は、接続端子62と同一平面上に設けられている。
【0083】
このように、接続端子62及び外部接続端子64,66を同一平面上に設けると共に、絶縁層61の面61Aに設けた配線63により接続端子62と外部接続端子64とを電気的に接続し、絶縁層61の面61Aに設けた配線65により接続端子62と外部接続端子66とを電気的に接続することにより、外部接続端子64,66と接続端子62とを電気的に接続するビアが不要となる。これにより、接続端子62の幅W4及び配設間隔W5を小さくすることが可能となるので、接続端子62を狭ピッチで配設することができる。
【0084】
また、半導体チップが接続される側の接続端子62の面62Aを絶縁層61の面61Bと略面一とすることにより、半導体チップを接続端子62にフリップチップ接続する際、接続端子62の側面にはんだが流出することがなくなるため、はんだにより隣接する接続端子62が短絡することがなくなるので、接続端子62を狭い配設ピッチで設けることができる。
【0085】
さらに、半導体チップが接続される側の接続端子62の面62Aを絶縁層61の面61Bと略面一とすることにより、半導体チップを接続端子62にフリップチップ接続する際、配線基板60と半導体チップとの隙間を十分に確保することが可能となるので、配線基板60と半導体チップとの間を充填するアンダーフィル樹脂にボイドが発生することを防止できる。
【0086】
絶縁層68は、絶縁層61の面61A側に接続端子62、配線63,65、及び外部接続端子64,66を覆うように設けられている。絶縁層68は、配線基板60の強度を補強する補強板の機能を奏する。絶縁層68としては、例えば、ガラスクロス等の補強材を含む樹脂を用いるとよい。具体的には、絶縁層68としては、例えば、プリプレグ樹脂を用いることができる。絶縁層68の厚さM5は、例えば、50μm〜200μmとすることができる。
【0087】
本実施の形態の配線基板によれば、接続端子62と外部接続端子64,66とを同一平面上に設けると共に、絶縁層61の面61Aに設けた配線63により接続端子62と外部接続端子64とを電気的に接続し、絶縁層61の面61Aに設けた配線65により接続端子62と外部接続端子66とを電気的に接続することにより、外部接続端子64,66と接続端子62とを電気的に接続するビアが不要となるため、接続端子62の幅W4及び配設間隔W5を小さくすることが可能となるため、接続端子62を狭ピッチで配設することができる。
【0088】
図27は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の断面図である。図27において、第1の実施の形態の半導体装置10と同一構成部分には同一符号を付す。
【0089】
図27を参照するに、第2の実施の形態の半導体装置75は、配線基板60と、半導体チップ12と、はんだボール76,77とを有する。半導体チップ12は、接続端子62に対してフリップチップ接続されている。はんだボール76は、外部接続端子64に設けられている。はんだボール77は、外部接続端子66に設けられている。外部接続端子64,66は、はんだボール76,77を介して、図示していないマザーボードと電気的に接続される。
【0090】
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0091】
本発明によれば、半導体チップと電気的に接続される接続端子を備えた配線基板及びその製造方法、及び半導体装置に適用できる。
【符号の説明】
【0092】
10,75 半導体装置
11,60 配線基板
12 半導体チップ
14,21,27,61,68 絶縁層
14A,21A,27A,46A,69A〜69C 開口部
14B,14C,15A,21B,21C,27B,61A,61B,62A,64A,66A, 面
15,62 接続端子
16 配線パターン
17 配線部
18,25 ビア接続部
24,31 ビア
25 ビア接続部
31 はんだ
32,64,66 外部接続端子
34 ソルダーレジスト
36 電極パッド
37 スタッドバンプ
38 はんだ
39 アンダーフィル樹脂
43 金属板
43A 上面
45 シード層
46 レジスト膜
47 めっき膜
51 金属層
63,65 配線
76,77 はんだボール
L1〜L3 長さ
M1〜M5 厚さ
R1〜R3 直径
W1,W3,W4 幅
W2,W5 配設間隔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
配線基板の表面となる第1の主面と、前記第1の主面とは反対側に位置する第2の主面と、を備えた第1の絶縁層と、
前記第1の絶縁層を前記第1の主面側から前記第2の主面側に貫通して設けられた開口部と、
前記開口部内から前記開口部の壁面を経由して前記第2の主面上に延出して設けられ、一体に形成された導体層と、
前記導体層を被覆して前記第2の主面に設けられた第2の絶縁層と、
前記第2の絶縁層に設けられたビアと、を有し、
前記開口部内に設けられた前記導体層の、前記第1の主面に露出する部分が、接続端子となり、
前記導体層の、前記開口部の壁面を経由して前記第2の主面上に延出して設けられた部分が、配線パターンとなり、
前記ビアが、前記第2の主面上に延出した前記配線パターンに接続されていることを特徴とする配線基板。
【請求項2】
前記接続端子は、前記開口部の一部に形成され、
前記開口部内の前記接続端子が形成されていない部分には、前記第2の絶縁層が充填され、
前記開口部内に充填された前記第2の絶縁層は、前記第1の主面に露出している請求項1記載の配線基板。
【請求項3】
前記配線パターンは、前記接続端子の幅よりも幅広形状とされたビア接続部を有することを特徴とする請求項1又は2記載の配線基板。
【請求項4】
前記開口部には、複数の前記接続端子が所定の間隔で配設されていることを特徴とする請求項1ないし3のうち、いずれか一項記載の配線基板。
【請求項5】
前記開口部は細長状に形成され、複数の前記接続端子の各々の対向する2辺は、平面視において、前記開口部の長手方向の対向する2辺に接している請求項4記載の配線基板。
【請求項6】
前記導体層の前記第1の主面に露出する部分は、前記第1の絶縁層の前記第1の主面と略面一であることを特徴とする請求項1ないし5のうち、いずれか一項記載の配線基板。
【請求項7】
前記第1の絶縁層及び前記第2の絶縁層は樹脂からなることを特徴とする請求項1ないし6のうち、いずれか一項記載の配線基板。
【請求項8】
前記導体層がめっき膜を含むことを特徴とする請求項1ないし7のうち、いずれか一項記載の配線基板。
【請求項9】
請求項1ないし8のうち、いずれか一項記載の配線基板と、
前記接続端子にフリップチップ接続された半導体チップと、
前記半導体チップと前記配線基板との間に設けられたアンダーフィル樹脂と、を有することを特徴とする半導体装置。
【請求項10】
支持基板となる金属板上に、前記金属板と接する第1の主面と、前記第1の主面とは反対側に位置する第2の主面と、を備えた第1の絶縁層を形成する第1の絶縁層形成工程と、
前記第1の絶縁層に、前記金属板の上面を露出する開口部を形成する開口部形成工程と、
前記開口部内に露出する前記金属板の上面に形成されると共に、前記開口部の壁面を経由して前記第2の主面上に延出する一体に形成された導体層を形成する導体層形成工程と、
前記導体層を被覆して前記第2の主面に第2の絶縁層を積層する第2の絶縁層積層工程と、
前記第2の絶縁層にビアを形成するビア形成工程と、
前記金属板を除去する金属板除去工程と、を有し、
前記開口部内に設けられた前記導体層の、前記金属板の上面に形成される部分が、接続端子となり、
前記導体層の、前記開口部の壁面を経由して前記第2の主面上に延出して設けられた部分が、配線パターンとなり、
前記ビアが、前記第2の主面上に延出した前記配線パターンに接続されることを特徴とする配線基板の製造方法。
【請求項11】
前記導体層形成工程では、前記開口部の一部に前記接続端子を形成し、
前記第2の絶縁層積層工程では、前記開口部内の前記接続端子が形成されていない部分に前記第2の絶縁層が充填され、
前記開口部内に充填された前記第2の絶縁層は、前記第1の主面に露出する請求項10記載の配線基板の製造方法。
【請求項12】
前記金属板にエッチングストッパー層を設け、その後、前記第1の絶縁層形成工程から前記金属板除去工程を施すことを特徴とする請求項10又は11記載の配線基板の製造方法。
【請求項13】
前記開口部形成工程では、複数の前記接続端子が所定の間隔で配設できるように前記開口部を形成することを特徴とする請求項10ないし12のうち、いずれか一項記載の配線基板の製造方法。
【請求項14】
前記開口部形成工程では、前記開口部を細長状に形成し、
前記導体層形成工程では、複数の前記接続端子の各々の対向する2辺が、平面視において、前記開口部の長手方向の対向する2辺に接するように前記接続端子を形成することを特徴とする請求項13記載の配線基板の製造方法。
【請求項15】
前記第1の絶縁層及び前記第2の絶縁層は樹脂からなることを特徴とする請求項10ないし14のうち、いずれか一項記載の配線基板の製造方法。
【請求項16】
前記導体層形成工程は、
前記開口部内に露出する前記金属板の上面、前記開口部の壁面、及び前記第2の主面上にシード層を形成する工程と、
前記シード層にレジストパターンを形成する工程と、
前記シード層を給電層とする電解めっき法により、前記レジストパターンから露出する前記シード層上にめっき膜を設ける工程と、
前記レジストパターンを除去する工程と、
前記めっき膜から露出する前記シード層を除去する工程と、を有することを特徴とする請求項10ないし15のうち、いずれか一項記載の配線基板の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【公開番号】特開2013−58778(P2013−58778A)
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−244534(P2012−244534)
【出願日】平成24年11月6日(2012.11.6)
【分割の表示】特願2006−209845(P2006−209845)の分割
【原出願日】平成18年8月1日(2006.8.1)
【出願人】(000190688)新光電気工業株式会社 (1,516)
【Fターム(参考)】